JP2007189639A - デジタルカメラ - Google Patents

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Michiko Morita
美智子 森田
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Abstract

【課題】高いフレームレートでデジタルカメラの液晶モニタに明るい画像を表示する。
【解決手段】所定の露光時間で画像を撮像し、画素ごとの画素データを出力する撮像部と、相前後して撮像される複数の画像における互いに対応する画素データが、合計が1より大きくなる所定の重み付けで加算された加算画素データを出力する加算部と、上記加算画素データに基づく画像を順次モニタに表示させる表示制御部とを備える。複数の画像の画素データが加算された加算画素データに基づく画像がモニタに表示されるので、1回の露光時間が短くても表示される画像は明るくなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、被写体や、その位置、撮影範囲を確認するために用いられるモニタを備えたデジタルカメラに関し、より詳細には、低照度環境で撮像した画像をモニタに表示する技術に関する。
デジタルカメラには、光学ファインダに加え、またはそれに代えて、被写体の位置や撮影範囲を認識するための液晶モニタが備えられるのが一般的である。このような液晶モニタでは、低照度環境においては表示される画像が暗くなってユーザーが被写体を認識できなくなりがちである。特に、近年、カメラ本体の小型化や液晶モニタの大型化に伴って、光学ファインダーを搭載していないデジタルスチルカメラが多く普及しているが、そのようなカメラでは、さらに、低照度環境においてもユーザーが被写体を認識できるように液晶モニタに十分明るい画像を表示させることの必要性が高まっている。そこで、低照度環境においては、露光時間を長くすることによって、十分明るい画像を液晶ディスプレイに表示させる技術が提案されている(特許文献1参照。)。
特開2002−290803号公報 特開平5−53168号公報
しかしながら、上記のように、低照度環境において露光時間を長くすると、液晶モニタに表示される画像は明るくなるが、表示される画像の更新にかかる時間が長くなり、フレームレートが低くなっていたので、使い勝手が悪くなっていた。
本発明は、上記の点に鑑み、高いフレームレートで液晶モニタに明るい画像を表示することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1の発明は、
順次撮像される画像を表示するモニタを有するデジタルカメラであって、
所定の露光時間で画像を撮像し、画素ごとの画素データを出力する撮像部と、
相前後して撮像される複数の画像における互いに対応する画素データが、合計が1より大きくなる所定の重み付けで加算された加算画素データを出力する加算部と、
上記加算画素データに基づく画像を順次モニタに表示させる表示制御部と、
を備えたことを特徴とする。
これにより、複数の画像の画素データが加算された加算画素データに基づく画像がモニタに表示されるので、1回の露光時間が短くても表示される画像は明るくなる。
請求項2の発明は、
請求項1のデジタルカメラであって、
上記表示制御部は、上記加算画素データに基づく画像を順次モニタに表示させる加算モードと、上記撮像部により出力される各画像の画素データに基づく画像を順次モニタに表示させる通常モードとを切替可能に構成されていることを特徴とする。
これにより、加算モードと通常モードとを切り替えることによって、明るいときは通常の表示が行われるようにし、暗い時は複数の画像の画素データが加算された加算画素データに基づく画像がモニタに表示されるようにすることができる。
請求項3の発明は、
請求項2のデジタルカメラであって、
上記表示制御部は、入射光量が所定以下である場合に、上記加算モードに切り替えるように構成されていることを特徴とする。
これにより、入射光量が所定以下の場合、すなわち暗い時に、自動的に加算モードに切り替わって、複数の画像の画素データが加算された加算画素データに基づく画像がモニタに表示される。
請求項4の発明は、
請求項2のデジタルカメラであって、
上記表示制御部は、ユーザーの操作に応じて、上記2つのモードを切り替えるように構成されていることを特徴とする。
これにより、ユーザーが手動で、加算モードに切り替えることによって、複数の画像の画素データが加算された加算画素データに基づく画像がモニタに表示されるようにしたり、通常モードに切り替えることによって、撮像部により出力される各画像の画素データに基づく画像がモニタに表示されるようにすることができる。
請求項5の発明は、
請求項1のデジタルカメラであって、
さらに、上記加算画素データを、所定の値にリセットするリセット部を有していることを特徴とする。
これにより、加算によって大きくなった加算画素データをリセットによって小さな値にすることができ、モニタに表示される画面の白飛びを防止したり、白飛びした画面を見やすい明るさの画面にすることができる。
請求項6の発明は、
請求項5のデジタルカメラであって、
上記リセット部は、上記加算部から出力された上記加算画素データの値が所定の閾値以上の場合に、次に出力される上記加算画素データに対して、上記リセットを行うように構成されていることを特徴とする。
これにより、上記加算部から出力された上記加算画素データの値が所定の閾値以上の場合に、次に出力される加算画素データが自動的に所定の値にリセットされる。
請求項7の発明は、
請求項5のデジタルカメラであって、
上記リセット部は、ユーザーの操作に応じて、上記リセットを行うように構成されていることを特徴とする。
これにより、ユーザーが手動で、上記リセット部に加算画素データのリセットをさせることができる。
請求項8の発明は、
請求項5のデジタルカメラであって、
上記加算部は、画素データを加算する画像の数を順次増加させるとともに、
上記リセット部によってリセットされたときに、画素データを加算する画像の数を減少させることを特徴とする。
請求項9の発明は、
請求項8のデジタルカメラであって、
上記加算部は、出力する加算画素データを順次記憶する画像記憶部を備え、
画像記憶部に記憶された加算画素データと新たに入力された画素データとを加算して次の加算画素データとして出力するように構成されていることを特徴とする。
請求項10の発明は、
請求項8のデジタルカメラであって、
さらに、撮像される各画像の画素データをそれぞれ記憶する撮像画像記憶部を備え、
上記加算部は、上記撮像画像記憶部に記憶された画素データを加算するように構成されていることを特徴とする。
これらにより、リセット時までは、画素データを加算する画像の数が増加して、加算部が出力する加算画素データが大きくなっていくが、リセット時に加算する画像の数が減少するので、加算部が出力する加算画素データが小さくなって、明るすぎる表示が防止される。
請求項11の発明は、
請求項1のデジタルカメラであって、
上記加算部が、相前後して撮像される複数の画像における互いに対応する画素データを、それぞれ1の重み付けで加算し、加算画素データを出力するように構成されていることを特徴とする。
請求項12の発明は、
請求項1のデジタルカメラであって、
上記加算部は、FIRフィルタを用いて構成されていることを特徴とする。
これらにより、加算部を容易に構成することができる。
請求項13の発明は、
順次撮像される画像を表示するモニタを有するデジタルカメラであって、
入射光量に応じた露光時間で画像を撮像し、画素ごとの画素データを出力する撮像部と、
相前後して撮像される複数の画像における互いに対応する画素データを、合計が1である所定の重み付けで加算し、加算画素データを出力する加算部と、
上記加算画素データに基づく画像を順次モニタに表示させる表示制御部と、
を備えたことを特徴とする。
これにより、入射光量が少ない場合は、露光時間が長くなり、モニタに表示される画像が明るくなる。また、複数の画像における互いに対応する画素データが、合計が1である所定の重み付けで加算されるので、モニタに表示される画像のノイズが目立たなくなる。
請求項14の発明は、
請求項13のデジタルカメラであって、
上記加算部は、IIRフィルタを用いて構成されていることを特徴とする。
請求項15の発明は、
請求項1のデジタルカメラであって、
上記撮像部は、所定の露光時間で画像を撮像し、画素ごとの画素データを出力する固定露光時間モードと、入射光量に応じた露光時間で画像を撮像し、画素ごとの画素データを出力する可変露光時間モードとを有し、上記2つのモードが切替可能に構成され、
上記加算部は、
上記固定露光時間モードにおいては、相前後して撮像される複数の画像における互いに対応する画素データを、合計が1より大きくなる所定の重み付けで加算し、加算画素データを出力し、
上記可変露光時間モードにおいては、相前後して撮像される複数の画像における互いに対応する画素データを、合計が1である所定の重み付けで加算し、加算画素データを出力するように構成されていることを特徴とする。
本発明によると、高いフレームレートで液晶モニタに明るい画像を表示することができる。これにより、ユーザーが低照度環境においてもストレスを感じることなく液晶モニタによって被写体の位置や撮影範囲を認識できるようになる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態において、他の実施形態と同様の機能を有する構成要素については同一の符号を付して説明を省略する。
《発明の実施形態1》
図1は、本発明の実施形態1に係るデジタルカメラの主としてモニタ表示に関する部分の構成を示すブロック図である。同図に示すように、デジタルカメラは、CCDイメージセンサ101(Charge Coupled Device Image Sensor)(撮像部の一部)、A/D変換器102(撮像部の一部)、タイミングジェネレータ103(撮像部の一部)、画像前処理部104(撮像部の一部)、画像加算部105(加算部の一部)、画像記憶部106(加算部の一部)、画像表示処理部107(表示制御部)、画像表示部108(モニタ)、画像レベル判別リセット部109、スイッチリセット部110、スイッチ111、およびシーケンス制御部112を有している。
CCDイメージセンサ101は、画像1枚分毎に、CCDイメージセンサ101に入射した光の強さに応じてフォトダイオードに信号電荷を蓄積し、蓄積した信号電荷に対して垂直転送、および水平転送を行い、信号電荷をアナログ連続信号に変換して出力するようになっている。CCDイメージセンサ101は、後述するタイミングジェネレータ103から入力されるタイミング信号のあるパルスが立ち上がると、1画像の露光を開始し、一定の露光時間が経過すると、それまでに蓄積した信号電荷をアナログ連続信号に変換して出力するようになっている。
A/D変換器102は、アナログ連続信号をデジタル信号に変換して出力するようになっている。
タイミングジェネレータ103は、CCDイメージセンサ101を動作させる駆動パルス信号であるタイミング信号を出力するようになっている。
画像前処理部104は、A/D変換器102から出力されたデジタル信号に対して、色分離処理等によるRGB(Red、Green、Blue)データ(赤輝度データ、緑輝度データ、青輝度データ)への変換やキズ補正等の処理を行って、画素データとして出力するようになっている。また、画像前処理部104は、上記出力する画素データを記憶する記憶部(撮像画像記憶部)を備えている。記憶部は、最近に画像前処理部104が出力した2枚分の画像の画素データを記憶するようになっている。画像前処理部104は、例えば、ハードウェアによって構成してもよいし、DSP(Digital Signal Processor)を用いて構成してもよい。
画像加算部105は、画像前処理部104から入力される1枚分の画像全体の画素データの平均が所定の最低閾値を超えている場合、すなわち、入射光量が所定を超えている場合は、画像加算部105に入力される画素データをそのまま出力する通常モードの動作を行うようになっている。一方、所定の最低閾値を超えていない場合、すなわち、入射光量が所定以下である場合は、入力される画素データに、その画素データに対応する画像記憶部106に記憶されている前回出力した画素データを加算して出力する加算モードの動作を行うようになっている。つまり、暗い場合、撮像された画像は、前回出力した画素データと加算されることによって明るい画像となって表示される。加算されて出力される画素データは、撮像された複数の画像における互いに対応する画素データが、それぞれ例えば1の重み付けで加算された画素データとなる。ただし、画像加算部105は、加算モードの動作時にリセット信号が入力されると、画像前処理部104の記憶部に記憶された2枚分の画像の画素データを加算して出力するようになっている。リセット信号は、後述する画像レベル判別リセット部109とスイッチリセット部110から出力される。ここで、画像加算部105は、画素データを加算するための構成として、例えばFIRフィルタを備えてもよい。
画像記憶部106は、メモリ回路等で構成され、画像加算部105から出力された画素データ、およびその他の各種データを記憶するようになっている。
画像表示処理部107は、画像記憶部106から出力された画素データに対して、カラーマトリクス処理等、RGBデータ(RAWデータ)から表示用YCデータ(輝度色差信号)に変換する画像処理を行い、画像表示部108に出力して順次表示させるようになっている。なお、画像表示処理部107は、中央演算素子に備えられてもよい。
画像表示部108は、画像表示処理部107から出力されたデータに基づく画像をモニタ表示するようになっている。
画像レベル判別リセット部109は、画像記憶部106に記憶された1枚分の画像全体の画素データの平均が所定のリセット閾値を超えているどうかを判別し、超えている場合、画像加算部105にリセット信号を出力するようになっている。
スイッチリセット部110は、スイッチ111にユーザーによって所定の入力操作がされると、画像加算部105にリセット信号を出力するようになっている。なお、スイッチ111への入力は、スイッチが押されることに限らず、例えば、画像表示部に表示されたメニューからリセットを指示する項目が選択されることであってもよい。また、画像レベル判別リセット部109とスイッチリセット部110は、必ずしも両方備えられる必要はなく、どちらか一方だけ備えられてもよい。
シーケンス制御部112は、CCDイメージセンサ101、A/D変換器102、タイミングジェネレータ103、画像前処理部104、画像加算部105、画像記憶部106、画像表示処理部107、画像表示部108、画像レベル判別リセット部109、スイッチリセット部110、およびスイッチ111のシーケンス制御やタイミング制御を行うようになっている。
次に、シーケンス制御部112により制御される上記構成部分の動作について、図2と図3を参照して説明する。図2は、順次撮像された画像A〜画像Jの各画素データに対して行われる処理を示す説明図である。図3は、図2に示される処理中の画像加算部105の入出力画素データ(画面全体の平均値)を示す説明図である。なお、本実施形態では、タイミング信号は、信号VideoOutと同期するように一定の周期でタイミングジェネレータ103から出力される。
まず、レンズを通ってCCDイメージセンサ101に光が入射すると、タイミングジェネレータ103から出力されるタイミング信号のあるパルスの立ち上がりから一定の露光時間で1画面分の露光が行われ、その光の強さに応じたアナログ連続信号が出力される。CCDイメージセンサ101から出力されたアナログ連続信号は、A/D変換器102でデジタル信号に変換される。そして、A/D変換器102から出力されたデジタル信号は、画像前処理部104でRGB形式の画素データに変換され、画像前処理部104の記憶部に記憶される。
画像前処理部104の記憶部に記憶された画素データは、画像加算部105に入力されて、後述する加算処理が行われる。画像加算部105から出力された画素データは画像表示処理部107で表示用YCデータに変換されて、画像表示部108に表示される。
次に、画像加算部105で行われる加算処理について説明する。画像加算部105は、画像前処理部104から入力された1画面分の各画素データの平均が所定の最低閾値を超えている場合には通常モードになり、入力された画素データはそのまま出力されて画像記憶部106に記憶される。例えば、図2と図3の例では、画像Bの各画素データの平均は所定の最低閾値を超えているので、画像Bの各画素データが、他の画像の画素データと加算されることなく画像加算部105から出力される。一方、画像加算部105に入力された1画面分の各画素データの平均が所定の最低閾値を超えていない場合には画像加算部105は加算モードになり、各画素データは、画像記憶部106に記憶されている前回出力された画像の各画素データと加算されて、画像加算部105から出力される。図2と図3の例では、画像Dの各画素データの平均は所定の最低閾値を超えていないので、画像Dの各画素データが、画像記憶部106に記憶されている画像Bと画像Cの画素データが加算された各画素データと加算されて画像加算部105から出力される。このように、短い露光時間でも、長時間露光するのと同じような画素データが得られるので、タイミング信号の周期を変えずに、画像表示部108に表示される画像を明るくすることができる。
また、画像レベル判別リセット部109は、画像記憶部106に記憶された1枚分の画像の各画素データの平均が所定のリセット閾値を超えていると判定すると、画像加算部105にリセット信号を出力する。画像加算部105は、そのリセット信号に応じて、画像前処理部104の記憶部に記憶された2枚分の画像の各画素データを合計して出力する。例えば、図2と図3に、画像B〜Fの各画素データが合計された画像全体の各画素データの平均がリセット閾値を超えていると判定され、画像加算部105が、画像前処理部104の記憶部に記憶された画像Fと画像Gの各画素データを合計した画像を出力する例が示されている。このような動作により、画像表示部108に表示された白飛びした画面が、見やすい明るさの画面になる。
また、スイッチ111にユーザーによって所定の入力がされた場合も、スイッチリセット部110によって、画像加算部105にリセット信号が出力される。そして、そのリセット信号に応じて、画像加算部105は、画像前処理部104の記憶部に記憶された2枚分の画像の各画素データを合計した画像を出力する。このように、ユーザーは所定の入力を行うことによって、画像表示部108に表示された白飛びした画面を、見やすい明るさの画面にすることができる。
−実施形態1の効果−
上記のように、画像加算部105で、画像前処理部104から入力される画素データに、その画素データの属する画像よりも前に撮像された画像の画素データが加算されるように構成することによって、タイミング信号の周期を変えずに、画像表示部108に表示される画像を明るくすることができる。
《発明の実施形態2》
図4は、本発明の実施形態2に係るデジタルカメラの主としてモニタ表示に関する部分の構成を示すブロック図である。同図に示すように、実施形態2に係るデジタルカメラは、実施形態1のデジタルカメラの構成に加えて、露光時間設定部213(撮像部の一部)を備えている。また、画像加算部105に代えて、画像加算部205を備えている。画像加算部205(加算部の一部)は、入力される画素データに、その画素データに対応する画像記憶部106に記憶されている前回出力した画素データを、単に加算するのではなく、合計が1となる重み付けで加算する点が、実施形態1に係る画像加算部105と異なっている。具体的には、例えば、入力される画素データと画像記憶部106に記憶されている画素データとが平均される(各画素データが1/2の重み付けで加算される)。
本実施形態のCCDイメージセンサ101は、タイミングジェネレータ103から入力されるタイミング信号のあるパルスが立ち上がってから、次のパルスが立ち上がるまでの期間に、1画像の露光を行うようになっている。すなわち、パルスの立ち上がりで、それまでに蓄積した信号電荷をアナログ連続信号に変換して出力するようになっている。
画像加算部205は、画像加算部205に入力される画素データと、その画素データに対応する画像記憶部106に記憶されている前回出力した画素データとを合計が1となる重み付けで加算するようになっている。ここで、画素データを加算するための構成として、画像加算部205は、例えばIIRフィルタを備えてもよい。また、重み付けの値は、内部固定値であってもよいし、レジスタに設定される値であってもよい。
露光時間設定部213は、CCDイメージセンサ101が出力するアナログ連続信号のレベルに応じて露光時間をレジスタに設定し、タイミング信号の連続するパルスの立ち上がりの間隔が設定された露光時間となるように、タイミングジェネレータ103にタイミングパルスを出力させるようになっている。なお、CCDイメージセンサ101が常に所定レベル以上のアナログ連続信号を出力する場合、すなわち常に所定以上の入射光量が得られる場合は、露光時間が常に所定の最短露光時間となるように、一定周期のタイミング信号が出力される。
次に、シーケンス制御部112により制御される上記構成部分の動作について、図5を参照して説明する。図5は、順次撮像された画像A〜画像Dの各画素データに対して行われる処理を示す説明図である。
タイミングジェネレータ103は、露光時間設定部213の制御により、タイミング信号の連続するパルスの立ち上がりの間隔が設定された露光時間となるようにタイミング信号を出力する。
画像加算部205は、画像前処理部104の記憶部に記憶された画素データと画像記憶部106に記憶されている前回出力した画素データとを、合計が1となる重み付けで加算して出力する。例えば、図5に、画像Bが前回出力された画像αと、画像Bが20%(重み付け0.2)、画像αが80%(重み付け0.8)の比率で加算されて画像加算部205から出力される例が示されている。
−実施形態2の効果−
CCDイメージセンサ101が、出力するアナログ連続信号の値が所定の目標値となるまで露光を続けるように構成されることにより、画像表示部108に表示される画像を明るくすることができる。これにより、低照度環境においても、露光時間が長くされることによって、画像表示部108に表示される画像が明るくなり、ユーザーが被写体を認識することができるようになる。
画像加算部205が入力される画素データと前回出力した画素データとを合計が1となる重み付けで加算するように構成することによって、画像表示部108に表示される画像のノイズを目立たなくすることができる。合計が1となる重み付け比率で加算するため、明るくはならないが、特に、本実施形態のように、低照度環境において露光時間を長くすることによって画像表示部108に表示される画像を明るくする構成においては、露光時間が長くされることによってノイズデータの値が大きくなるため、ノイズを目立たなくする必要性が高い。
《発明の実施形態3》
図6は、本発明の実施形態3に係るデジタルカメラの主としてモニタ表示に関する部分の構成を示すブロック図である。実施形態3に係るデジタルカメラは、撮像した画像が実施形態1で説明した処理によって画像表示部108に表示される固定露光時間モードと、撮像した画像が実施形態2で説明した処理によって画像表示部108に表示される可変露光時間モードとを有し、それらのモードが切り替えられるように構成されている。
処理方式選択部314は、画像加算部105により出力されるデータと画像加算部205により出力されるデータとを切り替えて出力するようになっている。いずれのデータが出力されるかは、ユーザーによる入力によって決定されてもよいし、制御プログラムによってレジスタに設定された値に応じて決定されるようにしてもよい。
CCDイメージセンサ101は、固定露光時間モードが選択された場合は、タイミングジェネレータ103から入力されるタイミング信号のあるパルスが立ち上がってから、一定の露光時間が経過するまでの期間に、1画像の露光を行うようになっている。一方、可変露光時間モードが選択された場合は、タイミングジェネレータ103から入力されるタイミング信号のあるパルスが立ち上がってから、次のパルスが立ち上がるまでの期間に、1画像の露光を行うようになっている。
また、露光時間設定部213は、固定露光時間モードが選択された場合は、タイミングジェネレータ103に一定周期のタイミング信号を出力させ、可変露光時間モードが選択された場合は、CCDイメージセンサ101が出力するアナログ連続信号のレベルに応じて露光時間をレジスタに設定し、タイミング信号の連続するパルスの立ち上がりの間隔が設定された露光時間となるように、タイミングジェネレータ103にタイミング信号のタイミングパルスを出力させるようになっている。
図6に示される構成部分の動作としては、固定露光時間モードが選択されている場合は、実施形態1で説明した動作が行われ、可変露光時間モードが選択されている場合は、実施形態2で説明した動作が行われる。
−実施形態3の効果−
固定露光時間モードと可変露光時間モードのいずれが選択された場合であっても、画像表示部108に表示される画像を明るくすることができ、低照度環境においても、ユーザーが被写体を認識することができるようになる。
《その他の実施形態》
実施形態1と実施形態3において、画像加算部105が、通常モードと加算モードのどちらの動作をするのかが、画像前処理部104から入力される1枚分の画像全体の各画素データの平均値が所定の最低閾値を超えているかどうかに応じて画像加算部105で決定される例を示したが、ユーザーの操作によって決定されるようにしてもよい。例えば、ユーザーによるスイッチへの入力やメニューからの選択によって、通常モードと加算モードとが切り替えられるようにしてもよい。
また、実施形態1と実施形態3において、画像加算部105が通常モードと加算モードのどちらの動作をするのかが、画像前処理部104から入力される1枚分の画像全体の各画素データの平均値が所定の最低閾値を超えているかどうかに応じて決定される例を示したが、決定に用いられるのは必ずしも各画素データの平均値でなくてもよい。例えば、1枚分の画像全体の各画素データの合計値の最低閾値が設定され、その最低閾値と画像前処理部104から入力される1枚分の画像全体の各画素データの合計値とが比較されるようにしてもよい。
また、実施形態1と実施形態3において、画像加算部105は、入力される画素データに、画像記憶部106に記憶されている前回出力した画素データを加算することによって、複数の撮像画像の画素データが累積的に加算されるようになっていたが、必ずしも累積的に加算されなくてもよい。例えば、画像前処理部104の記憶部が最近に画像前処理部104から出力された所定枚数分の画像の画素データをそれぞれ記憶し、それらの画像の画素データが画像加算部105で加算されるようにしてもよい。
また、明るくする効果を得るためには、各画像の画素データに1以外の値で重み付けした加算をする場合でも、重み付けの値の合計が1以上であればよい。
また、実施形態1において、画像前処理部104の記憶部に2枚分の画像の画素データが記憶され、画像加算部105は、出力がそれらの画素データを合計したデータになるようにリセットされるようになっていたが、画素データが記憶されて合計される画像の枚数は2枚には限らず、1枚であっても、3枚以上であってもよい。
また、上記画素データが記憶されて合計される画像の枚数は、必ずしも固定値でなくてもよく、例えば、画像レベル判別リセット部109やスイッチリセット部110に設けられたレジスタに設定されるようにしてもよい。
さらに、画像加算部105は、画素データに基づくデータに限らず、出力があらかじめ定められた所定の値のデータとなるようにリセットされるようにしてもよい。例えば、画像加算部105を、図7に示すように、リセット信号が入力されると0を出力するように構成しても、画面の白飛びを防止できる。なお、1枚以上の画像の画素データを合計した画像を出力するようにしたり、0より大きくしたりすると、画面が真っ暗になることがない。
また、画像加算部105に上記のようにリセットされたデータを出力させる代わりに、画像記憶部106に同様のデータが記憶されるように画像記憶部106が書き換えられるようにしてもよい。つまり、結果的に表示される画像が上記同様のデータに基づくものとなればよい。
また、実施形態1〜3では、CCDイメージセンサ101による露光と画像加算部105による画像生成とが並行して行われる例を示したが、例えば、図8のように交互に行われるようにしてもよい。
本発明に係るデジタルカメラは、高いフレームレートで液晶モニタに明るい画像を表示することにより、ユーザーが低照度環境においてもストレスを感じることなく液晶モニタによって被写体の位置や撮影範囲を認識できるようになるという効果を有し、例えば、被写体や、その位置、撮影範囲を確認するために用いられるモニタを備えたデジタルカメラや低照度環境で撮像した画像をモニタに表示する技術等として有用である。
本発明の実施形態1に係るデジタルカメラの主としてモニタ表示に関する部分の構成を示すブロック図である。 同、順次撮像された画像A〜画像Jの各画素データに対して行われる処理を示す説明図である。 同、図2に示される処理中の画像加算部105の出力画像全体の画素データの平均値を示す説明図である。 本発明の実施形態2に係るデジタルカメラの主としてモニタ表示に関する部分の構成を示すブロック図である。 同、順次撮像された画像A〜画像Dの各画素データに対してどのような処理が行われるかを示す説明図である。 本発明の実施形態3に係るデジタルカメラの主としてモニタ表示に関する部分の構成を示すブロック図である。 同、画像加算部105の出力が所定枚数分の画像の画素データを合計したデータになるように画像加算部105がリセットされる場合の、画像記憶部106に記憶された1枚分の画像全体の各画素データの平均を示す説明図である。 CCDイメージセンサ101による露光と画像加算部105による画像生成とが交互に行われるように制御された場合の処理の例を示す説明図である。
符号の説明
101 CCDイメージセンサ
102 A/D変換器
103 タイミングジェネレータ
104 画像前処理部
105 画像加算部
106 画像記憶部
107 画像表示処理部
108 画像表示部
109 画像レベル判別リセット部
110 スイッチリセット部
111 スイッチ
112 シーケンス制御部
205 画像加算部
213 露光時間設定部
314 処理方式選択部

Claims (15)

  1. 順次撮像される画像を表示するモニタを有するデジタルカメラであって、
    所定の露光時間で画像を撮像し、画素ごとの画素データを出力する撮像部と、
    相前後して撮像される複数の画像における互いに対応する画素データが、合計が1より大きくなる所定の重み付けで加算された加算画素データを出力する加算部と、
    上記加算画素データに基づく画像を順次モニタに表示させる表示制御部と、
    を備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 請求項1のデジタルカメラであって、
    上記表示制御部は、上記加算画素データに基づく画像を順次モニタに表示させる加算モードと、上記撮像部により出力される各画像の画素データに基づく画像を順次モニタに表示させる通常モードとを切替可能に構成されていることを特徴とするデジタルカメラ。
  3. 請求項2のデジタルカメラであって、
    上記表示制御部は、入射光量が所定以下である場合に、上記加算モードに切り替えるように構成されていることを特徴とするデジタルカメラ。
  4. 請求項2のデジタルカメラであって、
    上記表示制御部は、ユーザーの操作に応じて、上記2つのモードを切り替えるように構成されていることを特徴とするデジタルカメラ。
  5. 請求項1のデジタルカメラであって、
    さらに、上記加算画素データを、所定の値にリセットするリセット部を有していることを特徴とするデジタルカメラ。
  6. 請求項5のデジタルカメラであって、
    上記リセット部は、上記加算部から出力された上記加算画素データの値が所定の閾値以上の場合に、次に出力される上記加算画素データに対して、上記リセットを行うように構成されていることを特徴とするデジタルカメラ。
  7. 請求項5のデジタルカメラであって、
    上記リセット部は、ユーザーの操作に応じて、上記リセットを行うように構成されていることを特徴とするデジタルカメラ。
  8. 請求項5のデジタルカメラであって、
    上記加算部は、画素データを加算する画像の数を順次増加させるとともに、
    上記リセット部によってリセットされたときに、画素データを加算する画像の数を減少させることを特徴とするデジタルカメラ。
  9. 請求項8のデジタルカメラであって、
    上記加算部は、出力する加算画素データを順次記憶する画像記憶部を備え、
    画像記憶部に記憶された加算画素データと新たに入力された画素データとを加算して次の加算画素データとして出力するように構成されていることを特徴とするデジタルカメラ。
  10. 請求項8のデジタルカメラであって、
    さらに、撮像される各画像の画素データをそれぞれ記憶する撮像画像記憶部を備え、
    上記加算部は、上記撮像画像記憶部に記憶された画素データを加算するように構成されていることを特徴とするデジタルカメラ。
  11. 請求項1のデジタルカメラであって、
    上記加算部が、相前後して撮像される複数の画像における互いに対応する画素データを、それぞれ1の重み付けで加算し、加算画素データを出力するように構成されていることを特徴とするデジタルカメラ。
  12. 請求項1のデジタルカメラであって、
    上記加算部は、FIRフィルタを用いて構成されていることを特徴とするデジタルカメラ。
  13. 順次撮像される画像を表示するモニタを有するデジタルカメラであって、
    入射光量に応じた露光時間で画像を撮像し、画素ごとの画素データを出力する撮像部と、
    相前後して撮像される複数の画像における互いに対応する画素データを、合計が1である所定の重み付けで加算し、加算画素データを出力する加算部と、
    上記加算画素データに基づく画像を順次モニタに表示させる表示制御部と、
    を備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
  14. 請求項13のデジタルカメラであって、
    上記加算部は、IIRフィルタを用いて構成されていることを特徴とするデジタルカメラ。
  15. 請求項1のデジタルカメラであって、
    上記撮像部は、所定の露光時間で画像を撮像し、画素ごとの画素データを出力する固定露光時間モードと、入射光量に応じた露光時間で画像を撮像し、画素ごとの画素データを出力する可変露光時間モードとを有し、上記2つのモードが切替可能に構成され、
    上記加算部は、
    上記固定露光時間モードにおいては、相前後して撮像される複数の画像における互いに対応する画素データを、合計が1より大きくなる所定の重み付けで加算し、加算画素データを出力し、
    上記可変露光時間モードにおいては、相前後して撮像される複数の画像における互いに対応する画素データを、合計が1である所定の重み付けで加算し、加算画素データを出力するように構成されていることを特徴とするデジタルカメラ。
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