JPH11122360A - コールバックシステム及び通信装置 - Google Patents

コールバックシステム及び通信装置

Info

Publication number
JPH11122360A
JPH11122360A JP29319397A JP29319397A JPH11122360A JP H11122360 A JPH11122360 A JP H11122360A JP 29319397 A JP29319397 A JP 29319397A JP 29319397 A JP29319397 A JP 29319397A JP H11122360 A JPH11122360 A JP H11122360A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal device
communication
public network
communication device
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29319397A
Other languages
English (en)
Inventor
直人 ▲高▼橋
Naoto Takahashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP29319397A priority Critical patent/JPH11122360A/ja
Publication of JPH11122360A publication Critical patent/JPH11122360A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Meter Arrangements (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信不成立時における再発呼の手間を縮減す
ると共に料金を低減することができるコールバックシス
テム及び通信装置を提供する。 【解決手段】 第1の端末装置1が第2の端末装置6と
の通信を要求した場合に第2の端末装置6がビジー状態
であるときは、その旨が第1の端末装置1に通知され
(ステップS410)、第2の通信装置4では、記憶さ
れている第2の端末装置6の電話番号に基づき第2の端
末装置6が所定時間毎に再発呼されることにより、第2
の端末装置6のビジー状態からの復帰が監視される(ス
テップS411〜S413)。第2の端末装置6がビジ
ー状態から復帰すると、第1の通信装置3にその旨が通
知され、第1の端末装置1に発呼がなされ、通信が成立
する(ステップS414〜S417)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、公衆網に接続され
たゲートウェイ等の通信装置同士を専用線網を介して互
いに接続した通信システムにおいて、各公衆網に接続さ
れた端末装置を互いに通信可能とするコールバックシス
テム及び通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、公衆網に接続された通信装置
同士を専用線網を介して互いに接続した通信システムに
おいて、各公衆網に接続された端末装置を互いに通信可
能とするコールバックシステムが知られている。このよ
うな接続形態はいわゆる「公−専−公接続」と呼ばれて
いる。このシステムでは、特に遠距離間の通信料金が安
いという利点がある。
【0003】図8は、従来のコールバックシステムの全
体構成を示すブロック図である。
【0004】従来のコールバックシステムでは、第1の
端末装置101が接続線107を介して第1の公衆網1
02に通信可能に接続され、第1の公衆網102はさら
に、接続線108を介して第1の通信装置103に通信
可能に接続されている。一方、第2の端末装置106が
接続線111を介して第2の公衆網105に通信可能に
接続され、第2の公衆網105はさらに、接続線110
を介して第2の通信装置104に通信可能に接続されて
いる。さらに、第1の通信装置103と第2の通信装置
104とは、専用線網109により通信可能に接続され
ている。このように各装置や公衆網が接続されて、コー
ルバックシステムが構成される。
【0005】図9は、従来のコールバックシステムにお
ける第1の通信装置103の構成を示すブロック図であ
る。
【0006】第1の通信装置103は、CPU(中央演
算部)134にデータバス132を介して発着信部13
1、専用線網データ送受信部133、メモリ135、ビ
ジートーン送出部136、セカンドダイアルトーン送出
部137、及びPBレシーバ138が接続されて構成さ
れている。
【0007】CPU134は第1の通信装置103全体
の動作を制御する。発着信部131は、第1の公衆網1
02を介して第1の端末装置101の発呼を行うと共
に、第1の端末装置101の着呼の確認を行う。セカン
ドダイアルトーン送出部137は、発着信部131が第
1の公衆網102を介して第1の端末装置101の着呼
を確認した場合に、第1の公衆網102を介してセカン
ドダイアルトーンを第1の端末装置101に送出する。
PBレシーバ138は、第1の端末装置101から第1
の公衆網102を介して受容される。第1、第2の端末
装置105、106の各電話番号をPB(プッシュボタ
ン)信号として受信し、メモリ135は、これら受信さ
れた電話番号を記憶する。専用線網データ送受信部13
3は、専用線網109を介して第2の通信装置104と
のデータの送受信を行う。ビジートーン送出部136
は、通信要求先の端末装置が通信不能の場合等に、第1
の公衆網102を介してビジートーンを第1の端末装置
101に送出する。
【0008】なお、第2の通信装置104は第1の通信
装置103と同様に構成される(図示せず)。
【0009】かかる構成において、第1の端末装置10
1が第2の端末装置106との通信を要求する場合、各
装置及び各構成要素は次のように動作する。
【0010】第1の端末装置101は、第1の公衆網1
02を介して第1の通信装置103に対して発呼を行
う。第1の通信装置103の発着信部131が着呼を確
認すると、セカンドダイアルトーン送出部137が第1
の公衆網102を介して第1の端末装置101にセカン
ドダイアルトーンを送出し、このセカンドダイアルトー
ンを第1の端末装置101が確認する。そして、第1の
端末装置101のユーザが通信を希望する相手側の端末
装置(ここでは第2の端末装置106)の電話番号をP
B信号で入力すると、第1の通信装置103のPBレシ
ーバ138がこのPB信号を受信する。
【0011】第1の通信装置103のCPU134は、
第2の端末装置106の電話番号を専用線網データ送受
信部133から専用線網109を介して第2の通信装置
104に伝送する。
【0012】次いで第2の通信装置104では、第2の
通信装置104のCPUが、上記伝送された第2の端末
装置106の電話番号をメモリに一旦記憶し、発着信部
により第2の端末装置106に対して発呼を行う。その
際、第2の端末装置106が応答した場合は通信が成立
する。しかし、第2の端末装置106が通信不能(ビジ
ー)状態である場合、第2の通信装置104は、第2の
通信装置104の専用線網データ送受信部からその旨を
第1の通信装置103に通知する。すると、第1の通信
装置103は、第2の端末装置106がビジーである旨
を、ビジートーン送出部136により第1の端末装置1
01にビジートーンを送出することにより通知する。
【0013】通知を受けた第1の端末装置101では、
そのユーザは通信のための動作を一旦終了し、しばらく
してから同様の動作を再度行うことにより、通信の成立
を要求するのが通常である。
【0014】かかる「公−専−公接続」の接続形態で
は、遠距離通信の料金が低減されるという利点がある。
すなわち、上記従来のコールバックシステムでは、通信
料金は、第1の公衆網102、専用線網109(定額
制)、及び第2の公衆網105のそれぞれについて課さ
れるが、第1の端末装置101と第2の端末装置106
とが遠距離であれば、通常の公衆網のみで通信する場合
よりも低額で済むことが多い。
【0015】例えば、第1の端末装置101と第1の通
信装置103が共に市内通話エリア内にあり、また、第
2の端末装置106と第2の通信装置104も共に他の
市内通話エリア内にある場合は、第1の端末装置101
と第2の端末装置106とが遠距離であればあるほど、
通常の公衆網のみを利用した場合に比べて、通信料金が
安くなる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のコールバックシステムでは、相手先の端末装置(第
2の端末装置106)が通信不能(ビジー)状態である
場合、その通信不能状態の回復を発呼側の端末装置(第
1の端末装置101)では把握することができないた
め、結果として通信要求動作を通信が成立するまで何回
も繰り返さなければならい。また、発呼側の公衆網(第
1の公衆網102)を使用して発呼側の通信装置(第1
の通信装置103)に発呼する動作は、通信要求を繰り
返す度になされ、しかも、通信料金が各公衆網及び専用
線網でそれぞれ独立して課されるため、たとえ通信が成
立しなくても、第1の公衆網102の使用料金は通信要
求動作毎に請求される。
【0017】このように、上記従来のコールバックシス
テムでは、相手先の端末装置と通信ができなかった場合
には、何回も通信要求を行わなければならず、手間がか
かるという問題があった。また、通信要求を繰り返すこ
とにより相手先の端末装置との通信が成立しなくても発
呼側の公衆網からは料金が請求され、料金面で不利であ
るという問題もあった。
【0018】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたものであり、その目的通信不成立時におけ
る再発呼の手間を縮減すると共に料金を低減することが
できるコールバックシステム及び通信装置を提供するこ
とにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1のコールバックシステムは、第1の
公衆網に接続された第1の通信装置と、第2の公衆網に
接続され且つ専用線網を介して前記第1の通信装置と接
続された第2の通信装置とを備え、前記第1の公衆網に
接続された第1の端末装置と前記第2の公衆網に接続さ
れた第2の端末装置とが、前記第1の公衆網、前記専用
線網及び前記第2の公衆網を介して通信可能に構成され
たコールバックシステムにおいて、前記第2の通信装置
は、前記第1の端末装置が前記第2の端末装置との通信
を要求した場合に該第2の端末装置が通信不能であると
きは、該第2の端末装置の通信可能な状態への復帰を監
視する監視手段と、該監視手段により前記第2の端末装
置が通信可能な状態へ復帰したことが確認された場合
は、前記第1の通信装置にその復帰の旨を通知する復帰
通知手段とを備え、前記第1の通信装置は、前記復帰通
知手段から前記復帰の旨の通知を受けた場合は前記第1
の端末装置を発呼する発呼手段を備えたことを特徴とす
る。
【0020】同じ目的を達成するため本発明の請求項2
のコールバックシステムは、上記請求項1記載の構成に
おいて、前記第2の通信装置は、前記第1の端末装置が
前記第2の端末装置との通信を要求した場合に該第2の
端末装置が通信不能であるときは、その旨を前記第1の
通信装置を介して前記第1の端末装置に通知する不通通
知手段を備えたことを特徴とする。
【0021】同じ目的を達成するため本発明の請求項3
のコールバックシステムは、上記請求項1または2記載
の構成において、前記第2の通信装置は、前記第1の通
信装置から前記第2の端末装置を特定するための特定情
報を受容すると共に該受容した特定情報を記憶する第2
端末記憶手段を備え、前記監視手段は、該第2端末記憶
手段により記憶された特定情報に基づいて前記第2の端
末装置を再発呼する再発呼手段を備えたことを特徴とす
る。
【0022】同じ目的を達成するため本発明の請求項4
のコールバックシステムは、上記請求項3記載の構成に
おいて、前記再発呼手段による再発呼は、所定時間毎に
繰り返されることを特徴とする。
【0023】同じ目的を達成するため本発明の請求項5
のコールバックシステムは、上記請求項1〜4のいずれ
か1項に記載の構成において、前記第1の通信装置は、
前記第1の端末装置から該第1の端末装置を特定するた
めの特定情報を受容すると共に該受容した特定情報を記
憶する第1端末記憶手段を備え、前記発呼手段による前
記第1の端末装置の発呼は、前記第1端末記憶手段によ
り記憶された特定情報に基づいてなされることを特徴と
する。
【0024】同じ目的を達成するため本発明の請求項6
のコールバックシステムは、第1の公衆網に接続された
第1の通信装置と、第2の公衆網に接続され且つ専用線
網を介して前記第1の通信装置と接続された第2の通信
装置とを備え、前記第1の公衆網に接続された第1の端
末装置と前記第2の公衆網に接続された第2の端末装置
とが、前記第1の公衆網、前記専用線網及び前記第2の
公衆網を介して通信可能に構成されたコールバックシス
テムにおいて、前記第1の通信装置は、前記第1の端末
装置が前記第2の端末装置との通信を要求した場合に前
記専用線網が不通状態であるときは、前記専用線網の不
通状態からの復帰を監視する監視手段と、該監視手段に
より前記専用線網が不通状態から通信可能な状態へ復帰
したことが確認された場合は、前記第1の端末装置を発
呼する発呼手段とを備えたことを特徴とする。
【0025】同じ目的を達成するため本発明の請求項7
のコールバックシステムは、上記請求項6記載の構成に
おいて、前記第1の通信装置は、前記第1の端末装置が
前記第2の端末装置との通信を要求した場合に前記専用
線網が不通状態であるときは、その旨を前記第1の端末
装置に通知する不通通知手段を備えたことを特徴とす
る。
【0026】同じ目的を達成するため本発明の請求項8
のコールバックシステムは、上記請求項6または7記載
の構成において、前記第1の通信装置は、前記第1の端
末装置から該第2の端末装置を特定するための特定情報
を受容すると共に該受容した特定情報を記憶する第2端
末記憶手段を備え、前記監視手段は、前記第2端末記憶
手段により記憶された特定情報を前記第2の通信装置に
伝送する伝送手段を備えたことを特徴とする。
【0027】同じ目的を達成するため本発明の請求項9
のコールバックシステムは、上記請求項8記載の構成に
おいて、前記伝送手段による伝送は、所定時間毎に繰り
返されることを特徴とする。
【0028】同じ目的を達成するため本発明の請求項1
0のコールバックシステムは、上記請求項6〜9のいず
れか1項に記載の構成において、前記第1の通信装置
は、前記第1の端末装置から該第1の端末装置を特定す
るための特定情報を受容すると共に該受容した特定情報
を記憶する第1端末記憶手段を備え、前記発呼手段によ
る前記第1の端末装置の発呼は、前記第1端末記憶手段
により記憶された特定情報に基づいてなされることを特
徴とする。
【0029】同じ目的を達成するため本発明の請求項1
1の通信装置は、第1の公衆網に接続された他の通信装
置に専用線網を介して接続され、且つ第2の公衆網に接
続され、前記第1の公衆網に接続された第1の端末装置
と前記第2の公衆網に接続された第2の端末装置との、
前記第1の公衆網、前記専用線網及び前記第2の公衆網
を介した通信を制御する通信装置において、前記第1の
端末装置が前記第2の端末装置との通信を要求した場合
に該第2の端末装置が通信不能であるときは、該第2の
端末装置の通信可能な状態への復帰を監視する監視手段
と、該監視手段により前記第2の端末装置が通信可能な
状態へ復帰したことが確認された場合は前記他の通信装
置を介して前記第1の端末装置を発呼する発呼手段とを
備えたことを特徴とする。
【0030】同じ目的を達成するため本発明の請求項1
2の通信装置は、上記請求項11記載の構成において、
前記第1の端末装置が前記第2の端末装置との通信を要
求した場合に該第2の端末装置が通信不能であるとき
は、その旨を前記第1の通信装置を介して前記第1の端
末装置に通知する不通通知手段を備えたことを特徴とす
る。
【0031】同じ目的を達成するため本発明の請求項1
3の通信装置は、上記請求項11または12記載の構成
において、前記第1の通信装置から前記第2の端末装置
を特定するための特定情報を受容すると共に該受容した
特定情報を記憶する第2端末記憶手段を備え、前記監視
手段は、該第2端末記憶手段により記憶された特定情報
に基づいて前記第2の端末装置を再発呼する再発呼手段
を備えたことを特徴とする。
【0032】同じ目的を達成するため本発明の請求項1
4の通信装置は、第1の公衆網に接続され、且つ第2の
公衆網に接続された他の通信装置に専用線網を介して接
続され、前記第1の公衆網に接続された第1の端末装置
と前記第2の公衆網に接続された第2の端末装置との、
前記第1の公衆網、前記専用線網及び前記第2の公衆網
を介した通信を制御する通信装置において、前記第1の
端末装置が前記第2の端末装置との通信を要求した場合
に前記専用線網が不通状態であるときは、前記専用線網
の不通状態からの復帰を監視する監視手段と、該監視手
段により前記専用線網が不通状態から通信可能な状態へ
復帰したことが確認された場合は前記第1の端末装置を
発呼する発呼手段とを備えたことを特徴とする。
【0033】同じ目的を達成するため本発明の請求項1
5の通信装置は、上記請求項14記載の構成において、
前記第1の端末装置が前記第2の端末装置との通信を要
求した場合に前記専用線網が不通状態であるときは、そ
の旨を前記第1の端末装置に通知する不通通知手段を備
えたことを特徴とする。
【0034】同じ目的を達成するため本発明の請求項1
6の通信装置は、上記請求項14または15記載の構成
において、前記第1の端末装置から該第2の端末装置を
特定するための特定情報を受容すると共に該受容した特
定情報を記憶する第2端末記憶手段を備え、前記監視手
段は、前記第2端末記憶手段により記憶された特定情報
を前記第2の通信装置に伝送する伝送手段を備えたこと
を特徴とする。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0036】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施の形態に係るコールバックシステムの全体構成
を示すブロック図である。
【0037】このコールバックシステムでは、第1の端
末装置1が接続線7を介して第1の公衆網2に通信可能
に接続され、第1の公衆網2はさらに、接続線8を介し
て第1の通信装置(ゲートウェイ)3に通信可能に接続
されている。一方、第2の端末装置6が接続線111を
介して第2の公衆網5に通信可能に接続され、第2の公
衆網5はさらに、接続線10を介して第2の通信装置
(ゲートウェイ)4に通信可能に接続されている。さら
に、第1の通信装置3と第2の通信装置4とは、専用線
網9により通信可能に接続されている。このように各装
置や公衆網が接続されて、本第1の実施の形態に係るコ
ールバックシステムが構成される。
【0038】図2は、本第1の実施の形態に係るコール
バックシステムにおける第1の通信装置3の構成を示す
ブロック図である。
【0039】第1の通信装置3は、CPU(中央演算
部)34にデータバス32を介して発着信部(公衆網イ
ンターフェイス)31、専用線網データ送受信部33、
メモリ35、ビジートーン送出部36、セカンドダイア
ルトーン送出部37、PBレシーバ38及び発信者番号
機能制御部39が接続されて構成されている。
【0040】CPU34は第1の通信装置3全体の動作
を制御する。発着信部31は、第1の公衆網2を介して
第1の端末装置1の発呼を行うと共に、第1の端末装置
1の着呼の確認を行う。セカンドダイアルトーン送出部
37は、発着信部31が第1の公衆網2を介して第1の
端末装置1の着呼を確認した場合に、第1の公衆網2を
介してセカンドダイアルトーンを第1の端末装置1に送
出する。PBレシーバ38は、第1の端末装置1から第
1の公衆網2を介して受容される第1、第2の端末装置
1、6を特定するための特定情報としての各電話番号を
PB(プッシュボタン)信号として受信し、発信者番号
機能制御部39は、第1の端末装置1の電話番号をメモ
リ35に記憶させる。メモリ35はさらに、受信された
第2の端末装置6の電話番号を記憶する。専用線網デー
タ送受信部33は、専用線網9を介して第2の通信装置
4とのデータの送受信を行う。ビジートーン送出部36
は、通信要求先の端末装置が通信不能の場合等に、第1
の公衆網2を介してビジートーンを第1の端末装置1に
送出する。
【0041】図3は、本第1の実施の形態に係るコール
バックシステムにおける第2の通信装置4の構成を示す
ブロック図である。
【0042】第2の通信装置4は、CPU44にデータ
バス42を介して発着信部(公衆網インターフェイス)
41、専用線網データ送受信部43、メモリ45、音声
メモリ46及び8ビジートーン検出部47が接続されて
構成されている。
【0043】CPU44は第2の通信装置4全体の動作
を制御する。発着信部41は、第2の公衆網5を介して
第2の端末装置6の発呼を行うと共に、第2の端末装置
6の着呼の確認を行う。メモリ45は、発呼先である第
2の端末装置6の電話番号を一旦記憶する。音声メモリ
46は、第1の端末装置1の電話番号や所定のメッセー
ジ情報等を記憶する。ビジートーン検出部47は、発呼
先である第2の端末装置6の通信可否状況を記憶する。
専用線網データ送受信部43は、専用線網9を介して第
1の通信装置3とのデータの送受信を行う。
【0044】本第1の実施の形態において、CPU44
が監視手段、復帰通知手段、不通通知手段、再発呼手段
の一部を構成し、CPU34が発呼手段の一部を構成す
る。また、メモリ35が第1端末記憶手段に、メモリ4
5が第2端末記憶手段に、それぞれ相当する。
【0045】かかる構成において、通信処理は以下のよ
うに行われる。
【0046】図4及び図5は、本第1の実施の形態に係
るコールバックシステムによる通信処理の手順を示すフ
ローチャートを示す図である。ステップS401〜S4
05、S416、S417の処理は第1の通信装置3に
より実行され、ステップS406〜S415の処理は第
2の通信装置4により実行される。
【0047】まず、第1の通信装置3は第1の公衆網2
を介して第1の端末装置1からの発呼を受け、発着信部
31が着呼を確認し(ステップS401)、発信者番号
機能制御部39により第1の端末装置1の電話番号をメ
モリ35に記憶させる(ステップS402)。これによ
り、後に第1の端末装置1を発呼する上で第1の端末装
置1との通信を維持する必要がなくなる。
【0048】次いで、CPU34は、メモリ35に記憶
された第1の端末装置1の電話番号が既に登録されてい
る電話番号であるか否かを確認すると共に、既に登録さ
れている電話番号である場合には、セカンドダイアルト
ーン送出部37により第1の公衆網2を介して第1の端
末装置1にセカンドダイアルトーンを送出する(ステッ
プS403)。なお、その際、第1の端末装置1の電話
番号が未登録である場合は通信を拒否する旨を第1の端
末装置1に通知して本処理を終了するようにしてもよ
い。
【0049】次いで、セカンドダイアルトーンを受けた
第1の端末装置1に、ユーザが通信を希望する相手先で
ある第2の端末装置6の電話番号がPB(プッシュボタ
ン)信号で入力されるのを待ち、このPB信号が入力さ
れると、第1の通信装置3では、これをPBレシーバ3
8により受信し、第2の端末装置6の電話番号をメモリ
35に記憶する(ステップS404)。次いで、CPU
34は、第1の端末装置1の電話番号及び第2の端末装
置6の電話番号を、専用線網データ送受信部33から専
用線網9を介して第2の通信装置4に伝送する(ステッ
プS405)。
【0050】次いで、第2の通信装置4では、CPU4
4が、上記伝送された第1の端末装置1の電話番号を音
声メモリ46に記憶すると共に、上記伝送された第2の
端末装置6の電話番号をメモリ45に記憶する(ステッ
プS406)。これにより、後に第2の端末装置6を再
発呼する上で第1の端末装置1との通信を維持する必要
がなくなる。
【0051】次いで、この記憶された第2の端末装置6
の電話番号に基づき発着信部41により第2の端末装置
6に対して発呼動作を行い(ステップS407)、第2
の通信装置4のCPU44は、第2の端末装置6が通信
不能な状態(ビジー)状態であるか否かを判別する(図
5のステップS408)。第2の端末装置6がビジー状
態であるか否かは、例えば発呼に対して応答があるか否
かにより、あるいはビジートーン検出部47に記憶され
た第2の端末装置6の通信可否状況の情報に基づき判別
される。その判別の結果、第2の端末装置6がビジー状
態でない、すなわちアイドル状態である場合は、第2の
端末装置6が着呼を受け、これを第2の通信装置4が確
認することにより、第1の端末装置1と第2の端末装置
6との通信を成立させて(ステップS409)、本処理
を終了する。一方、第2の端末装置6が使用中等により
ビジーである場合は、第2の通信装置4の専用線網デー
タ送受信部43から専用線網9を介して第1の通信装置
3の専用線網データ送受信部33にその旨(第2の端末
装置6が不通である旨)を通知する(ステップS41
0)。
【0052】なお、これを受けた第1の通信装置3で
は、ビジートーン送出部36により第1の端末装置1に
対してビジートーンが送出されるので、第1の端末装置
1のユーザは通常、この時点で一旦オフフックし、第2
の端末装置6がビジー状態から復帰して第1の通信装置
3から発呼される(後述するステップS416)のを待
つ。これにより、再発呼を繰り返す必要がなくなるだけ
でなく、オフフックしてから発呼を受けるまでの間、第
1の公衆網2の使用を継続する必要がなくなる。
【0053】次いで、第2の通信装置4では、所定時間
経過後に発着信部41により第2の端末装置6に対して
再び発呼動作を行う(ステップS411)。これにより
第1の端末装置1による再発呼の手間が軽減される。こ
の再発呼動作は、メモリ45に記憶された第2の端末装
置6の電話番号を参照してなされる。
【0054】次いで、第2の端末装置6がビジー状態で
あるか否かを再び判別し(ステップS412)、その判
別の結果、第2の端末装置6がビジー状態である場合は
一旦発呼動作を終了し(ステップS413)、前記ステ
ップS410に戻る。従って、第2の端末装置6がビジ
ー状態から復帰するまでは再発呼が繰り返されるが、こ
の処理の繰り返し回数を数回に限定するようにしてもよ
い。
【0055】一方、前記ステップS412の判別の結
果、第2の端末装置6がビジー状態から復帰した場合
は、第2の端末装置6が着呼を受けるので、発着信部4
1により音声メモリ46の内容、すなわち第1の端末装
置1の電話番号及び所定のメッセージを第2の端末装置
6に送出する(ステップS414)。所定のメッセージ
は、例えば次のようなものである。
【0056】「先程、***−***−****(第1
の端末装置1の電話番号)の○○様(発呼者名(ユーザ
名))から電話がありました。おつなぎいたしますので
少しお待ち下さい」。
【0057】次いで、第2の端末装置6がビジー状態か
ら復帰し、通信接続することができたこと(復帰通知)
を専用線網データ送受信部43により専用線網9を介し
て第1の通信装置3のCPU34に通知する(ステップ
S415)。
【0058】これを受けた第1の通信装置3では、第1
の端末装置1の電話番号をメモリ35から読み出し、発
着信部31から第1の端末装置1に対して発呼動作を行
って(ステップS416)、第1の端末装置1がこれに
応答して着呼を受け、これを第1の通信装置3が確認す
ることにより、第1の端末装置1と第2の端末装置6と
の通信を成立させて(ステップS417)、本処理を終
了する。
【0059】本第1の実施の形態によれば、第1の端末
装置1が第2の端末装置6との通信を要求した場合に第
2の端末装置6がビジー状態であるときは、その旨が第
1の端末装置1に通知され、第2の端末装置6のビジー
状態からの復帰が第2の通信装置4により監視される。
そして、第2の端末装置6がビジー状態から復帰する
と、第1の端末装置1に発呼がなされ、通信が成立す
る。
【0060】従って、第1の端末装置1のユーザは、通
信不成立時に再発呼を何回も繰り返す必要がなくなるた
め、手間が省けるだけでなく、再発呼に伴う第1の公衆
網2の使用を少なくすることができ、第1の公衆網2の
使用料金を低減することができる。
【0061】また、第2の端末装置6が不通の旨の通知
を受け、オフフックした後は、第2の端末装置6がビジ
ー状態から復帰して第1の通信装置3から発呼を受ける
までの間、第1の公衆網2が使用されないため、無駄な
料金が課されるのを防止することができる。
【0062】(第2の実施の形態)本第2の実施の形態
に係るコールバックシステムの全体構成は第1の実施の
形態のものと同様であり、図1の通りである。また、第
1の通信装置3及び第2の通信装置4の構成も第1の実
施の形態のものと同様であり、図2、図3の通りであ
る。
【0063】本第2の実施の形態において、CPU34
が監視手段、発呼手段、不通通知手段、伝送手段の一部
を構成する。また、メモリ35が第1端末記憶手段及び
第2端末記憶手段に相当する。
【0064】図6及び図7は、本第2の実施の形態に係
るコールバックシステムによる通信処理の手順を示すフ
ローチャートを示す図である。なお、ステップS501
〜S510、S515、S516の処理は第1の通信装
置3により実行され、ステップS511〜S514の処
理は第2の通信装置4により実行される。
【0065】まず、第1の通信装置3では、ステップS
501〜S505で図4のステップS401〜S405
と同様の処理を実行し、次いで、専用線網9が正常に通
信可能か否かを判別する(図7のステップS506)。
専用線網9が正常に通信可能か否かは、前記ステップS
505で第1、第2の端末装置1、6の各電話番号の伝
送が正常に行われたか否かで判別される。その判別の結
果、専用線網9が正常に通信可能である場合は、第2の
通信装置4による第2の端末装置6の発呼等の処理を経
て、第1の端末装置1と第2の端末装置6との通信を成
立させて(ステップS507)、本処理を終了する。一
方、専用線網9が正常に通信可能でない場合(不通状
態)は、専用線網9が何らかのトラブルにより接続不能
であり、この場合はビジートーン送出部36から第1の
端末装置1に対してビジートーンを送出することにより
(ステップS508)、専用線網9が不通状態である旨
を通知する。
【0066】なお、これを受けた端末装置1では、その
ユーザは通常、この時点で一旦オフフックし、専用線網
9が不通状態から復帰して第1の通信装置3から発呼さ
れる(後述するステップS515)のを待つ。これによ
り、再発呼を繰り返す必要がなくなるだけでなく、オフ
フックしてから発呼を受けるまでの間、第1の公衆網2
の使用を継続する必要がなくなる。
【0067】次いで、CPU34は、所定時間経過後
に、第1の端末装置1の電話番号及び第2の端末装置6
の電話番号を、専用線網データ送受信部33から第2の
通信装置4に伝送する処理を再度行う(ステップS50
9)。これにより第1の端末装置1による再発呼の手間
が軽減される。次いで、専用線網9が正常に通信可能か
否かを判別し(ステップS510)、その判別の結果、
専用線網9が正常に通信可能でなく、不通状態である場
合は、前記ステップS508に戻る一方、専用線網9が
正常に通信可能である場合はステップS511に進む。
【0068】続くステップS511では、第2の通信装
置4のCPU44が、上記伝送された第1の端末装置1
の電話番号を音声メモリ46に記憶すると共に、上記伝
送された第2の端末装置6の電話番号をメモリ45に記
憶する(ステップS511)。これにより、後に第2の
端末装置6を再発呼する上で第1の端末装置1との通信
を維持する必要がなくなる。そして、この記憶された第
2の端末装置6の電話番号に基づき発着信部41により
第2の端末装置6に対して発呼動作を行う(ステップS
512)。
【0069】次いで、発着信部41により音声メモリ4
6の内容、すなわち第1の端末装置1の電話番号及び所
定のメッセージを第2の端末装置6に送出する(ステッ
プS513)。所定のメッセージは、例えば第1の実施
の形態のものと同様である。次いで、第2の通信装置4
が第2の端末装置6と通信接続されると、その旨を第1
の通信装置3のCPU34に通知する(ステップS51
4)。
【0070】これを受けた第1の通信装置3では、第1
の端末装置1の電話番号をメモリ35から読み出し、発
着信部31から第1の端末装置1に対して発呼動作を行
い(ステップS515)、第1の端末装置1がこれに応
答して着呼を受け、これを第1の通信装置3が確認する
ことにより、第1の端末装置1と第2の端末装置6との
通信を成立させて(ステップS516)、本処理を終了
する。
【0071】本第2の実施の形態によれば、第1の端末
装置1が第2の端末装置6との通信を要求した場合に専
用線網9が不通状態であるときは、その旨が第1の端末
装置1に通知され、専用線網9の不通状態からの復帰が
第1の通信装置3により監視される。そして、専用線網
9が不通状態から復帰すると、第1の端末装置1に発呼
がなされ、通信が成立する。従って、第1の実施の形態
と同様の効果を奏することができる。
【0072】なお、本第2の実施の形態に第1の実施の
形態を組み合わせてもよい。すなわち、図7のステップ
S506またはステップS510で専用線網9が正常で
あると判別された後、図4のステップS406以下と同
様の処理を実行するようにしてもよい。
【0073】なお、第1、第2の実施の形態において、
第1の通信装置3に第2の通信装置4の構成要素をさら
に設けると共に、第2の通信装置4に第1の通信装置3
の構成要素をさらに設けるようにすれば、第2の端末装
置6から第1の端末装置1を発呼する場合等、いずれの
方向の通信についても本発明を適用することができる。
【0074】なお、第1、第2の実施の形態において、
第1、第2の公衆網2、5はISDN網である場合にも
本発明を同様に適用することができる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
のコールバックシステムによれば、第1の公衆網に接続
された第1の通信装置と、第2の公衆網に接続され且つ
専用線網を介して前記第1の通信装置と接続された第2
の通信装置とを備え、前記第1の公衆網に接続された第
1の端末装置と前記第2の公衆網に接続された第2の端
末装置とが、前記第1の公衆網、前記専用線網及び前記
第2の公衆網を介して通信可能に構成されたコールバッ
クシステムにおいて、前記第2の通信装置は、前記第1
の端末装置が前記第2の端末装置との通信を要求した場
合に該第2の端末装置が通信不能であるときは、該第2
の端末装置の通信可能な状態への復帰を監視する監視手
段と、該監視手段により前記第2の端末装置が通信可能
な状態へ復帰したことが確認された場合は、前記第1の
通信装置にその復帰の旨を通知する復帰通知手段とを備
え、前記第1の通信装置は、前記復帰通知手段から前記
復帰の旨の通知を受けた場合は前記第1の端末装置を発
呼する発呼手段を備えたので、通信不成立時における再
発呼の手間を縮減すると共に料金を低減することができ
る。
【0076】請求項2のコールバックシステムによれ
ば、前記第2の通信装置は、前記第1の端末装置が前記
第2の端末装置との通信を要求した場合に該第2の端末
装置が通信不能であるときは、その旨を前記第1の通信
装置を介して前記第1の端末装置に通知する不通通知手
段を備えたので、通信不能の旨が通知された後は、再発
呼を繰り返す手間が省けると共に、無駄な料金が課され
るのを早期に防止することができる。
【0077】請求項3のコールバックシステムによれ
ば、前記第2の通信装置は、前記第1の通信装置から前
記第2の端末装置を特定するための特定情報を受容する
と共に該受容した特定情報を記憶する第2端末記憶手段
を備え、前記監視手段は、該第2端末記憶手段により記
憶された特定情報に基づいて前記第2の端末装置を再発
呼する再発呼手段を備えたので、第2の通信装置と第1
の端末装置との通信を維持することなく第2の端末装置
を監視することができる。
【0078】請求項4のコールバックシステムによれ
ば、前記再発呼手段による再発呼は、所定時間毎に繰り
返されるので、簡単な構成にて第2の端末装置を監視す
ることができる。
【0079】請求項5のコールバックシステムによれ
ば、前記第1の通信装置は、前記第1の端末装置から該
第1の端末装置を特定するための特定情報を受容すると
共に該受容した特定情報を記憶する第1端末記憶手段を
備え、前記発呼手段による前記第1の端末装置の発呼
は、前記第1端末記憶手段により記憶された特定情報に
基づいてなされるので、第1の通信装置と第1の端末装
置との通信を維持することなく第2の端末装置を監視す
ることができる。
【0080】請求項6のコールバックシステムによれ
ば、第1の公衆網に接続された第1の通信装置と、第2
の公衆網に接続され且つ専用線網を介して前記第1の通
信装置と接続された第2の通信装置とを備え、前記第1
の公衆網に接続された第1の端末装置と前記第2の公衆
網に接続された第2の端末装置とが、前記第1の公衆
網、前記専用線網及び前記第2の公衆網を介して通信可
能に構成されたコールバックシステムにおいて、前記第
1の通信装置は、前記第1の端末装置が前記第2の端末
装置との通信を要求した場合に前記専用線網が不通状態
であるときは、前記専用線網の不通状態からの復帰を監
視する監視手段と、該監視手段により前記専用線網が不
通状態から通信可能な状態へ復帰したことが確認された
場合は、前記第1の端末装置を発呼する発呼手段とを備
えたので、通信不成立時における再発呼の手間を縮減す
ると共に料金を低減することができる。
【0081】請求項7のコールバックシステムによれ
ば、前記第1の通信装置は、前記第1の端末装置が前記
第2の端末装置との通信を要求した場合に前記専用線網
が不通状態であるときは、その旨を前記第1の端末装置
に通知する不通通知手段を備えたので、通信不能の旨が
通知された後は、再発呼を繰り返す手間が省けると共
に、無駄な料金が課されるのを早期に防止することがで
きる。
【0082】請求項8のコールバックシステムによれ
ば、前記第1の通信装置は、前記第1の端末装置から該
第2の端末装置を特定するための特定情報を受容すると
共に該受容した特定情報を記憶する第2端末記憶手段を
備え、前記監視手段は、前記第2端末記憶手段により記
憶された特定情報を前記第2の通信装置に伝送する伝送
手段を備えたので、第1の端末装置との通信を維持する
ことなく専用線網を監視することができる。
【0083】請求項9のコールバックシステムによれ
ば、前記伝送手段による伝送は、所定時間毎に繰り返さ
れるので、簡単な構成にて専用線網を監視することがで
きる。
【0084】請求項10のコールバックシステムによれ
ば、前記第1の通信装置は、前記第1の端末装置から該
第1の端末装置を特定するための特定情報を受容すると
共に該受容した特定情報を記憶する第1端末記憶手段を
備え、前記発呼手段による前記第1の端末装置の発呼
は、前記第1端末記憶手段により記憶された特定情報に
基づいてなされるので、第1の端末装置との通信を維持
することなく専用線網を監視することができる。
【0085】請求項11の通信装置によれば、第1の公
衆網に接続された他の通信装置に専用線網を介して接続
され、且つ第2の公衆網に接続され、前記第1の公衆網
に接続された第1の端末装置と前記第2の公衆網に接続
された第2の端末装置との、前記第1の公衆網、前記専
用線網及び前記第2の公衆網を介した通信を制御する通
信装置において、前記第1の端末装置が前記第2の端末
装置との通信を要求した場合に該第2の端末装置が通信
不能であるときは、該第2の端末装置の通信可能な状態
への復帰を監視する監視手段と、該監視手段により前記
第2の端末装置が通信可能な状態へ復帰したことが確認
された場合は前記他の通信装置を介して前記第1の端末
装置を発呼する発呼手段とを備えたので、通信不成立時
における再発呼の手間を縮減すると共に料金を低減する
ことができる。
【0086】請求項12の通信装置によれば、前記第1
の端末装置が前記第2の端末装置との通信を要求した場
合に該第2の端末装置が通信不能であるときは、その旨
を前記第1の通信装置を介して前記第1の端末装置に通
知する不通通知手段を備えたので、通信不能の旨が通知
された後は、再発呼を繰り返す手間が省けると共に、無
駄な料金が課されるのを早期に防止することができる。
【0087】請求項13の通信装置によれば、前記第1
の通信装置から前記第2の端末装置を特定するための特
定情報を受容すると共に該受容した特定情報を記憶する
第2端末記憶手段を備え、前記監視手段は、該第2端末
記憶手段により記憶された特定情報に基づいて前記第2
の端末装置を再発呼する再発呼手段を備えたので、第1
の端末装置との通信を維持することなく第2の端末装置
を監視することができる。
【0088】請求項14の通信装置によれば、第1の公
衆網に接続され、且つ第2の公衆網に接続された他の通
信装置に専用線網を介して接続され、前記第1の公衆網
に接続された第1の端末装置と前記第2の公衆網に接続
された第2の端末装置との、前記第1の公衆網、前記専
用線網及び前記第2の公衆網を介した通信を制御する通
信装置において、前記第1の端末装置が前記第2の端末
装置との通信を要求した場合に前記専用線網が不通状態
であるときは、前記専用線網の不通状態からの復帰を監
視する監視手段と、該監視手段により前記専用線網が不
通状態から通信可能な状態へ復帰したことが確認された
場合は前記第1の端末装置を発呼する発呼手段とを備え
たので、通信不成立時における再発呼の手間を縮減する
と共に料金を低減することができる。
【0089】請求項15の通信装置によれば、前記第1
の端末装置が前記第2の端末装置との通信を要求した場
合に前記専用線網が不通状態であるときは、その旨を前
記第1の端末装置に通知する不通通知手段を備えたの
で、通信不能の旨が通知された後は、再発呼を繰り返す
手間が省けると共に、無駄な料金が課されるのを早期に
防止することができる。
【0090】同じ目的を達成するため本発明の請求項1
6の通信装置によれば、前記第1の端末装置から該第2
の端末装置を特定するための特定情報を受容すると共に
該受容した特定情報を記憶する第2端末記憶手段を備
え、前記監視手段は、前記第2端末記憶手段により記憶
された特定情報を前記第2の通信装置に伝送する伝送手
段を備えたので、第1の端末装置との通信を維持するこ
となく第2の端末装置を監視することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るコールバック
システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】同形態に係るコールバックシステムにおける第
1の通信装置の構成を示すブロック図である。
【図3】同形態に係るコールバックシステムにおける第
2の通信装置の構成を示すブロック図である。
【図4】同形態に係るコールバックシステムによる通信
処理の手順を示すフローチャートを示す図である。
【図5】同処理の図4の続きのフローチャートを示す図
である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係るコールバック
システムによる通信処理の手順を示すフローチャートを
示す図である。
【図7】同処理の図6の続きのフローチャートを示す図
である。
【図8】従来のコールバックシステムの全体構成を示す
ブロック図である。
【図9】従来のコールバックシステムにおける第1の通
信装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 第1の端末装置 2 第1の公衆網 3 第1の通信装置 4 第2の通信装置 5 第2の公衆網 6 第2の端末装置 9 専用線網 31 発着信部 33 専用線網データ送受信部 34 CPU 35 メモリ 36 ビジートーン送出部 41 発着信部 43 専用線網データ送受信部 44 CPU 45 メモリ 46 音声メモリ 47 ビジートーン検出部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の公衆網に接続された第1の通信装
    置と、第2の公衆網に接続され且つ専用線網を介して前
    記第1の通信装置と接続された第2の通信装置とを備
    え、前記第1の公衆網に接続された第1の端末装置と前
    記第2の公衆網に接続された第2の端末装置とが、前記
    第1の公衆網、前記専用線網及び前記第2の公衆網を介
    して通信可能に構成されたコールバックシステムにおい
    て、 前記第2の通信装置は、前記第1の端末装置が前記第2
    の端末装置との通信を要求した場合に該第2の端末装置
    が通信不能であるときは、該第2の端末装置の通信可能
    な状態への復帰を監視する監視手段と、該監視手段によ
    り前記第2の端末装置が通信可能な状態へ復帰したこと
    が確認された場合は、前記第1の通信装置にその復帰の
    旨を通知する復帰通知手段とを備え、 前記第1の通信装置は、前記復帰通知手段から前記復帰
    の旨の通知を受けた場合は前記第1の端末装置を発呼す
    る発呼手段を備えたことを特徴とするコールバックシス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記第2の通信装置は、前記第1の端末
    装置が前記第2の端末装置との通信を要求した場合に該
    第2の端末装置が通信不能であるときは、その旨を前記
    第1の通信装置を介して前記第1の端末装置に通知する
    不通通知手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の
    コールバックシステム。
  3. 【請求項3】 前記第2の通信装置は、前記第1の通信
    装置から前記第2の端末装置を特定するための特定情報
    を受容すると共に該受容した特定情報を記憶する第2端
    末記憶手段を備え、前記監視手段は、該第2端末記憶手
    段により記憶された特定情報に基づいて前記第2の端末
    装置を再発呼する再発呼手段を備えたことを特徴とする
    請求項1または2記載のコールバックシステム。
  4. 【請求項4】 前記再発呼手段による再発呼は、所定時
    間毎に繰り返されることを特徴とする請求項3記載のコ
    ールバックシステム。
  5. 【請求項5】 前記第1の通信装置は、前記第1の端末
    装置から該第1の端末装置を特定するための特定情報を
    受容すると共に該受容した特定情報を記憶する第1端末
    記憶手段を備え、前記発呼手段による前記第1の端末装
    置の発呼は、前記第1端末記憶手段により記憶された特
    定情報に基づいてなされることを特徴とする請求項1〜
    4のいずれか1項に記載のコールバックシステム。
  6. 【請求項6】 第1の公衆網に接続された第1の通信装
    置と、第2の公衆網に接続され且つ専用線網を介して前
    記第1の通信装置と接続された第2の通信装置とを備
    え、前記第1の公衆網に接続された第1の端末装置と前
    記第2の公衆網に接続された第2の端末装置とが、前記
    第1の公衆網、前記専用線網及び前記第2の公衆網を介
    して通信可能に構成されたコールバックシステムにおい
    て、 前記第1の通信装置は、前記第1の端末装置が前記第2
    の端末装置との通信を要求した場合に前記専用線網が不
    通状態であるときは、前記専用線網の不通状態からの復
    帰を監視する監視手段と、該監視手段により前記専用線
    網が不通状態から通信可能な状態へ復帰したことが確認
    された場合は、前記第1の端末装置を発呼する発呼手段
    とを備えたことを特徴とするコールバックシステム。
  7. 【請求項7】 前記第1の通信装置は、前記第1の端末
    装置が前記第2の端末装置との通信を要求した場合に前
    記専用線網が不通状態であるときは、その旨を前記第1
    の端末装置に通知する不通通知手段を備えたことを特徴
    とする請求項6記載のコールバックシステム。
  8. 【請求項8】 前記第1の通信装置は、前記第1の端末
    装置から該第2の端末装置を特定するための特定情報を
    受容すると共に該受容した特定情報を記憶する第2端末
    記憶手段を備え、前記監視手段は、前記第2端末記憶手
    段により記憶された特定情報を前記第2の通信装置に伝
    送する伝送手段を備えたことを特徴とする請求項6また
    は7記載のコールバックシステム。
  9. 【請求項9】 前記伝送手段による伝送は、所定時間毎
    に繰り返されることを特徴とする請求項8記載のコール
    バックシステム。
  10. 【請求項10】 前記第1の通信装置は、前記第1の端
    末装置から該第1の端末装置を特定するための特定情報
    を受容すると共に該受容した特定情報を記憶する第1端
    末記憶手段を備え、前記発呼手段による前記第1の端末
    装置の発呼は、前記第1端末記憶手段により記憶された
    特定情報に基づいてなされることを特徴とする請求項6
    〜9のいずれか1項に記載のコールバックシステム。
  11. 【請求項11】 第1の公衆網に接続された他の通信装
    置に専用線網を介して接続され、且つ第2の公衆網に接
    続され、前記第1の公衆網に接続された第1の端末装置
    と前記第2の公衆網に接続された第2の端末装置との、
    前記第1の公衆網、前記専用線網及び前記第2の公衆網
    を介した通信を制御する通信装置において、 前記第1の端末装置が前記第2の端末装置との通信を要
    求した場合に該第2の端末装置が通信不能であるとき
    は、該第2の端末装置の通信可能な状態への復帰を監視
    する監視手段と、 該監視手段により前記第2の端末装置が通信可能な状態
    へ復帰したことが確認された場合は前記他の通信装置を
    介して前記第1の端末装置を発呼する発呼手段とを備え
    たことを特徴とする通信装置。
  12. 【請求項12】 前記第1の端末装置が前記第2の端末
    装置との通信を要求した場合に該第2の端末装置が通信
    不能であるときは、その旨を前記第1の通信装置を介し
    て前記第1の端末装置に通知する不通通知手段を備えた
    ことを特徴とする請求項11記載の通信装置。
  13. 【請求項13】 前記第1の通信装置から前記第2の端
    末装置を特定するための特定情報を受容すると共に該受
    容した特定情報を記憶する第2端末記憶手段を備え、前
    記監視手段は、該第2端末記憶手段により記憶された特
    定情報に基づいて前記第2の端末装置を再発呼する再発
    呼手段を備えたことを特徴とする請求項11または12
    記載の通信装置。
  14. 【請求項14】 第1の公衆網に接続され、且つ第2の
    公衆網に接続された他の通信装置に専用線網を介して接
    続され、前記第1の公衆網に接続された第1の端末装置
    と前記第2の公衆網に接続された第2の端末装置との、
    前記第1の公衆網、前記専用線網及び前記第2の公衆網
    を介した通信を制御する通信装置において、 前記第1の端末装置が前記第2の端末装置との通信を要
    求した場合に前記専用線網が不通状態であるときは、前
    記専用線網の不通状態からの復帰を監視する監視手段
    と、 該監視手段により前記専用線網が不通状態から通信可能
    な状態へ復帰したことが確認された場合は前記第1の端
    末装置を発呼する発呼手段とを備えたことを特徴とする
    通信装置。
  15. 【請求項15】 前記第1の端末装置が前記第2の端末
    装置との通信を要求した場合に前記専用線網が不通状態
    であるときは、その旨を前記第1の端末装置に通知する
    不通通知手段を備えたことを特徴とする請求項14記載
    の通信装置。
  16. 【請求項16】 前記第1の端末装置から該第2の端末
    装置を特定するための特定情報を受容すると共に該受容
    した特定情報を記憶する第2端末記憶手段を備え、前記
    監視手段は、前記第2端末記憶手段により記憶された特
    定情報を前記第2の通信装置に伝送する伝送手段を備え
    たことを特徴とする請求項14または15記載の通信装
    置。
JP29319397A 1997-10-13 1997-10-13 コールバックシステム及び通信装置 Pending JPH11122360A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29319397A JPH11122360A (ja) 1997-10-13 1997-10-13 コールバックシステム及び通信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29319397A JPH11122360A (ja) 1997-10-13 1997-10-13 コールバックシステム及び通信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11122360A true JPH11122360A (ja) 1999-04-30

Family

ID=17791628

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29319397A Pending JPH11122360A (ja) 1997-10-13 1997-10-13 コールバックシステム及び通信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11122360A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2006048925A1 (ja) * 2004-11-02 2008-05-22 富士通株式会社 通信中継方法、通信中継プログラムおよび通信中継装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2006048925A1 (ja) * 2004-11-02 2008-05-22 富士通株式会社 通信中継方法、通信中継プログラムおよび通信中継装置
JP4627760B2 (ja) * 2004-11-02 2011-02-09 富士通株式会社 通信中継方法、通信中継プログラムおよび通信中継装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0963093B1 (en) Method and device for device-to-device enablement of camp-on capability
JP2762957B2 (ja) 災害用電話システム、及び交換機、電話機
JPH11122360A (ja) コールバックシステム及び通信装置
JP4906823B2 (ja) 呼制御方法、通信システムおよび情報処理装置
JP2718491B2 (ja) ファクシミリ装置
JP3174686B2 (ja) 電話装置
JP2827853B2 (ja) コールウェイティング着信制御方式
JP3141750B2 (ja) ボタン電話装置
JP2526791B2 (ja) ファクシミリ通信における呼び出し信号の自動送信停止制御方法および制御システム
JPH0738661A (ja) 電話交換機
EP0869689A2 (en) Communication system for emergency calls
JP2982686B2 (ja) 構内交換機
JP3688893B2 (ja) 停電機能付ボタン電話機
JP3397719B2 (ja) 電気通信網による呼の保留・接続方法
JP3911786B2 (ja) Isdn用端末アダプタ装置
JP3000893B2 (ja) 通信方法および通信端末装置
JPS63312762A (ja) 通信可能通報装置
JPH05227562A (ja) 電話交換装置
JPH11205832A (ja) 発信時着信番号変換装置
JPH1188515A (ja) 転送接続方式及び転送接続機能を有する構内交換機
JP2008211505A (ja) ボタン電話システムの停電対応方法およびその電話端末
JPH0865391A (ja) 発呼者番号通知サービス機能を備えた交換装置
JPH02234555A (ja) 予約再呼び出し方式の電話交換機
JPH0795296A (ja) 構内自動交換機
JPH0514548A (ja) フリーダイヤル端末装置