JPH11121797A - チップ型半導体発光装置 - Google Patents

チップ型半導体発光装置

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JPH11121797A
JPH11121797A JP28331697A JP28331697A JPH11121797A JP H11121797 A JPH11121797 A JP H11121797A JP 28331697 A JP28331697 A JP 28331697A JP 28331697 A JP28331697 A JP 28331697A JP H11121797 A JPH11121797 A JP H11121797A
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JP
Japan
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light emitting
substrate
type
crystal substrate
type layer
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JP28331697A
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Hiroshi Murata
博志 村田
Toshiro Kitazono
俊郎 北園
Tomio Inoue
登美男 井上
Masami Nei
正美 根井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector
    • H01L2224/161Disposition
    • H01L2224/16151Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
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    • H01L2224/16225Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation
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    • H01L33/00Semiconductor devices having potential barriers specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof
    • H01L33/48Semiconductor devices having potential barriers specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof characterised by the semiconductor body packages
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発光素子自体の厚さを薄くしないでもワイヤ
ーが占めていた分の厚さ方向の嵩を実質的に零としてリ
ード側に導通接続した薄型のチップ型半導体発光装置を
提供する。 【解決手段】 結晶基板1aと対向する同一の面にn側
電極2及びp側電極3を備えた発光素子1をリード基板
6に搭載する半導体発光装置において、結晶基板1aを
光透過性とし、n側及びp側電極2,3のそれぞれの上
にはマイクロバンプ4,5を形成し、結晶基板1aをリ
ード基板6に対して上下反転した姿勢としてマイクロバ
ンプ4,5をチップ基板1aに形成したリード7a,7
bに接続し、n側及びp側の電極2,3に対してワイヤ
ーボンディングすることなく、結晶基板1aの上面を光
取出し面とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば青色発光
ダイオード等の光デバイスに利用される窒化ガリウム系
化合物を利用したチップ型の半導体発光装置に係り、特
に発光装置の厚みをさらに薄く形成できるようにしたチ
ップ型半導体発光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】GaN,GaAlN,InGaN及びI
nAlGaN等の窒化ガリウム系化合物半導体は、可視
光発光デバイスや高温動作電子デバイス用の半導体材料
として多用されるようになり、青色発光ダイオードの分
野での展開が進んでいる。
【0003】この窒化ガリウム系化合物の半導体の製造
では、その表面において半導体膜を成長させるための結
晶基板として、一般的には絶縁性のサファイアが利用さ
れる。このサファイアのような絶縁性の結晶基板を用い
る場合では、結晶基板側から電極を出すことができない
ので、半導体層に設けるp,nの電極は結晶基板と対向
する側の一面に形成されることになる。これに対して、
窒化ガリウム系以外のGaAsやGaP等の半導体基板
を利用する発光素子では、たとえば下層をn型層及び上
層をp型層としてこれらのn型層及びp型層のそれぞれ
にn側電極及びp側電極を設けることができる。
【0004】このように、半導体膜を成長させる結晶基
板によって、n側及びp側の電極の配列の態様が異なる
が、いずれにおいても少なくとも一方の電極については
ワイヤーボンディングによってリードに接続することに
ついては共通である。すなわち、導電性の半導体基板を
用いるものでは、この半導体基板をたとえばこれをn型
層に導通させてリードに接続するとともに、p型層につ
いてはその電極をワイヤーボンディングによって別系統
のリードに接続すればよい。また、青色発光ダイオード
のように絶縁性のサファイアを用いるものでは、n側及
びp側の電極のそれぞれにワイヤーボンディングを施す
ことになる。
【0005】図4は導電性の基板を用いた従来のチップ
型の発光ダイオードの概略であって、同図の(a)はそ
の縦断面図、同図の(b)は平面図である。
【0006】図において、絶縁性の基板21にリード2
2a,22bが形成され、一方のリード22aの上に発
光ダイオードの発光素子23が搭載されて銀等をフィラ
ーとして主剤中に混入した導電性ペースト22cによっ
て固定保持されている。
【0007】発光素子23は最も簡単な例として下層を
n型層及び上層をp型層としてp−n接合されたものと
すると、下端に位置するn側電極23aをリード22a
に導通させ、上端のp側電極23bにはAu等を素材と
するワイヤー24を他方のリード22bとの間にボンデ
ィングして導通させることで、発光素子23は電気的に
接続される。そして、発光素子23及びワイヤー24の
全体を含んでボンディングエリアの全体も含めて透明な
エポキシ樹脂25によって封止されている。
【0008】このような発光素子23を用いるチップ型
の発光装置の分野では、リード22a,22bから透明
なエポキシ樹脂25の上端までの厚さTを薄くすること
が、薄型化による実装容積の低減の点から、発光ダイオ
ードの分野では重要な課題として残されている。現在で
は、この厚さTは300〜400μm程度までに抑え込
まれるまでになり、たとえば直径が3〜5mm程度のL
EDランプに比べると格段に小型化されたといえる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】発光装置の厚さTをよ
り短くして更に薄型化するためには、発光素子23自体
の厚みを小さくするか、図示のようにワイヤー24の上
向きの嵩張りを抑えるか、もしくはこれらの両方とする
かが有効な手段として考えられる。
【0010】しかしながら、図示の例からも判るよう
に、発光素子23の全体の厚さとワイヤー24がp側電
極23bから上に突き出る長さは殆ど変わらないこと、
及び発光素子23には多様な種類のものがあって結晶基
板に積層する半導体薄膜の種類と積層形態を様々に変え
て発光効率等の向上を図るためにはその積層厚さに下限
があることから、ワイヤー24の嵩張りを排除するほう
が一般的には対処しやすい。
【0011】このようなワイヤー24による全体の厚さ
方向への嵩張りを抑えるには、たとえば同図の(a)に
おいて一点鎖線で示すように、ワイヤー24をp側電極
23bから立ち上げないでその接続点から直にリード2
2b側に曲げるようなワイヤーボンディングとすること
が一つの方法として挙げられる。このようなワイヤー2
4の配線であれば、厚さ方向の嵩が無くなるのでこの分
に相当して厚さTを小さくすることが可能である。
【0012】ところが、一点鎖線で示すようなワイヤー
24のボンディングでは、透明なエポキシ樹脂25によ
って樹脂封止する工程での撓み変形や経時後の機械的ま
たは熱的な応力負荷によって、ワイヤー24が発光素子
23の表面とくに上端側の角部分に接触してしまう恐れ
がある。そして、このような発光素子23へのワイヤー
24の接触が発生すると短絡を起こすことになり、発光
素子23の損傷や発光表示不良の事態を招くことにな
る。
【0013】このようなことから、ワイヤー24と発光
素子23との間の短絡を防止するには、図示のようにp
側電極23bから一旦立ち上げてからリード22b側に
曲げるというワイヤーボンディングとするしかない。そ
して、このようなワイヤー24のボンディングについて
の制約は、チップ型だけではなくLEDランプでも同様
である。
【0014】以上のように、発光装置における厚さTを
決める因子である発光素子23及びワイヤー24のいず
れについても、厚さTを小さくすることには、もはや何
ら貢献することはできない。したがって、新たな形態の
発光素子の開発を待たなければ、発光装置の厚さTを3
00μm以下にまで引き下げることができないというの
が現状である。
【0015】そして、窒化ガリウム系化合物の半導体に
おいて絶縁性のサファイアを結晶基板とする場合にp側
及びn側の電極を同じ面に設ける必要がある発光素子に
おいても、これらの2個の電極のそれぞれにワイヤーを
ボンディングするので、同様の問題を生じることにな
る。また、このタイプの発光素子ではp型層が光取出し
面となるが、この光取出し面の一部をワイヤーボンディ
ングのためのボンディングパッドが占めるので、その面
積に相当して光取出し面積が減少してしまい、このこと
が発光効率の低下を招くことにもなる。
【0016】このように、従来のチップ型の発光装置で
は、発光素子及びワイヤーの形状や嵩の最適化を図って
も全体の厚さについては下限があり、薄型化に向けての
対策が待たれている。
【0017】本発明において解決すべき課題は、発光素
子自体の厚さを小さくしないでもワイヤーが占めていた
分の厚さ方向の嵩を実質的に零としてリード側に導通接
続した薄型のチップ型半導体発光装置を提供することに
ある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、結晶基板の上
に少なくともn型層及びp型層を成長させた積層構造を
持ち且つ結晶基板と対向する同一の面にn側電極及びp
側電極を備えた発光素子をリード基板に搭載するチップ
型の半導体発光装置であって、結晶基板を光透過性とす
るとともに、n側電極及びp側電極のそれぞれの上には
導電性材料からなるマイクロバンプを形成し、結晶基板
をリード基板に対して上下反転した姿勢としてマイクロ
バンプをリード基板に形成したリードに接続し、結晶基
板の上面を光取出し面としてなることを特徴とする。
【0019】このような構成では、p側及びn側のいず
れの電極に対してもワイヤーボンディングによるリード
側との電気的接続が不要となるので、ワイヤーの発光素
子からの立ち上がりに相当する嵩がなくなり、発光素子
の薄型化が可能となる。また、結晶基板は電極を備えて
いない側の面の全体を発光観測面として与えるので、ボ
ンディング用のパッド等の介在がなく、発光効率の向上
が図られる。
【0020】また、結晶基板を透明のn型GaP基板と
するとともに、n型層をGaAsP系化合物の半導体薄
膜により形成し、n型層表面近傍の一部に亜鉛拡散を行
なうことによりp型層を形成させ、n型層及びp型層の
それぞれにn側電極及びp側電極を形成したフリップチ
ップ型の発光素子についても、n側電極及びp側電極の
それぞれにマイクロバンプを形成して結晶基板の上面を
光取出し面となるようにリード基板のリードにこれらの
マイクロバンプを接続する構成としてもよい。
【0021】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、結晶基
板の上に少なくともn型層及びp型層を成長させた積層
構造を持ち且つ結晶基板と対向する同一の面にn側電極
及びp側電極を備えた発光素子をリード基板に搭載する
チップ型の半導体発光装置であって、結晶基板を光透過
性とするとともに、n側電極及びp側電極のそれぞれの
上には導電性材料からなるマイクロバンプを形成し、結
晶基板をリード基板に対して上下反転した姿勢としてマ
イクロバンプをリード基板に形成したリードに接続し、
結晶基板の上面を光取出し面としてなるものであり、p
側及びn側のいずれの電極に対してもワイヤーボンディ
ングによるリード側との電気的接続が不要となるので、
ワイヤーの発光素子からの立ち上がりに相当する嵩がな
くなり、発光装置の薄型化が可能となる。また、結晶基
板は電極を備えていない側の面の全体を発光観測面とし
て与えるので、ボンディング用のパッド等の介在がな
く、発光効率の向上が図られる。
【0022】請求項2に記載の発明は、結晶基板を絶縁
性のサファイアとするとともに、n型層及びp型層を窒
化ガリウム系化合物の半導体薄膜によって形成し、p型
層の一部を除去してn型層を露出させ、p型層及び露出
したn型層のそれぞれに電極を形成してなるものであ
り、輝度の高い青色及び緑色の発光が得られるという作
用を有する。
【0023】請求項3に記載の発明は、結晶基板を透明
のn型GaP基板とするとともに、n型層をGaAsP
系化合物の半導体薄膜により形成し、n型層表面近傍の
一部に亜鉛拡散を行なうことよりp型層を形成させ、n
型層及びp型層のそれぞれにn側電極及びp側電極を形
成した発光素子をリード基板に搭載するチップ型の半導
体発光装置であって、n側電極及びp側電極のそれぞれ
の上には導電性材料からなるマイクロバンプを形成し、
結晶基板をリード基板に対して上下反転した姿勢として
マイクロバンプをリード基板に形成したリードに接続
し、結晶基板の上面を光取出し面としてなるものであ
り、フリップチップ型とした発光素子のn側電極及びp
側電極を形成した後に発光素子の厚みを薄くする製造が
可能なので、発光装置をより一層薄型化できるという作
用を有する。
【0024】以下に、本発明の実施の形態の具体例を図
面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施の形
態による窒化ガリウム系化合物半導体発光素子を備える
チップ型発光ダイオードの概要であって、同図の(a)
は縦断面図、同図の(b)は平面図である。そして、窒
化ガリウム系化合物の半導体を用いた発光素子としては
各種の態様のものがあるが、その一例を図2に示す。
【0025】図2の(a)は発光素子1の平面図、同図
の(b)は(a)のA−A線矢視による縦断面図であ
る。
【0026】図2の(a)及び(b)において、発光素
子1は、絶縁性であって光を透過可能なサファイアを用
いた結晶基板1aの表面に複数の半導体薄膜層を従来周
知の有機金属気相成長法によって成膜したものである。
この薄膜の積層体は、下から順にGaNバッファ層1
b,n型GaN層1c,InGaN活性層1d,p型A
lGaN層1e及びp型GaN層1fとしたものであ
り、ダブルヘテロ構造となっている。
【0027】n型GaN層1cの一つのコーナー部の上
面はエッチングによって段差状に除去され、この除去さ
れた部分にTi及びAuの積層膜とその上にNiとAu
の積層膜とを重ねたn側電極2を蒸着法によって形成し
ている。また、エッチングによる切除部分を除いた最上
層のp型GaN層1fの上面には、NiとAuの積層膜
から成るp側電極3が同様に蒸着法によって形成されて
いる。
【0028】発光素子1を組み込むチップ型の発光ダイ
オードは、従来例で示したものと同様に、絶縁性のリー
ド基板6に形成されたリード7a,7bを備え、これら
のリード7a,7bに発光素子1を電気的に接続して透
明なエポキシ樹脂8によって封止したものである。
【0029】発光素子1は、図1に示すように、結晶基
板1aを発光観測面とする姿勢すなわちn側及びp側電
極2,3をリード基板6側に向けてマイクロバンプ4,
5をそれぞれリード7a,7bに接続して固定されてい
る。そして、結晶基板1aを透明としておくことによっ
て、p−n接合による発光域から図において上向き方向
に発光させることができる。
【0030】このようにリード7a,7bにマイクロバ
ンプ4,5を直に接続することによって、ワイヤーボン
ディングによるワイヤー接続が不要となる。このため、
図4に示したようなワイヤー24の上向きの立ち上がり
がない構造体となり、この立ち上がり分に相当する嵩を
含まない厚さにすることができる。たとえば、従来のチ
ップ型の発光ダイオードでは厚さが300〜400μm
程度であったのが、200〜300μm程度まで薄くす
ることができる。
【0031】また、発光素子1の光取出し面はサファイ
ヤを用いた透明の結晶基板1aの表面すなわち図1の
(a)において結晶基板1aの上端面となるので、従来
のワイヤーボンディングするものに比べると発光の輝度
の向上も可能となる。これは、ワイヤーボンディングす
る場合ではボンディングパッドが光取出し面の一部を占
めることになるので、その占有面積に相応して光取出し
面積が絞られるのに対し、本発明では上下反転した姿勢
の結晶基板1aにはボンディングパッド等の遮蔽物がな
いことによる。
【0032】以上の例では、絶縁性の結晶基板1aを用
いた場合であってn側及びp側の電極2,3が結晶基板
1aと対向する一面側に設けたものであって、青色LE
Dとして提供できるものである。このようにn側及びp
側の電極の位置が規制されたものだけでなく、導電性の
結晶基板を持つものでもn側及びp側のそれぞれの電極
を同一面に配置する構成とすることができる。したがっ
て、結晶基板としては絶縁性でも導電性のいずれでもよ
く、p側及びn側の電極が結晶基板に対して対向する同
一面に含まれるものでありさえすればよい。
【0033】図3はこのようなp側及びn側の電極が結
晶基板に対して対向する面に形成されるフリップチップ
型の発光素子であって、請求項3に記載の発光装置を対
象とする発光素子の構成を示す図である。
【0034】図3に示す発光素子11は、透明のn型G
aPの結晶基板11aとして、その上にn型GaAsP
グレード層11b及びn型GaAsPコンスタント層1
1cの積層によりGaAsPのn型層を形成したもので
ある。
【0035】n型GaAsPコンスタント層11cの表
面には、製造プロセスにおける亜鉛拡散操作により、上
端面に選択的にp型GaAsP層11dが形成されてい
る。そして、n型GaAsPコンスタント層11c及び
p型GaAsP層11dのそれぞれの上面には、n側電
極12及びp側電極13を形成し、これらの電極12,
13には先の例と同様にマイクロバンプ14,15を形
成している。
【0036】なお、発光素子11の形成方法は、図2に
示した発光素子とほぼ同様の手法とすることができる。
【0037】ここで、図4の従来のチップ型の発光ダイ
オードに用いたGaAsP系の発光素子23では、n側
電極23bを形成する前に発光素子23の厚みを薄くす
る必要がある。GaPの結晶基板11aはサファイアの
結晶基板1aに比べて割れやすいため、発光素子23を
薄くする場合、電極形成途中のハンドリング等で発光素
子23の割れによる歩留り低下が発生し、発光素子23
の薄型化は150〜200μmが限界である。
【0038】図3の発光素子11では、n側電極12及
びp側電極13を形成する際の発光素子11の厚みは3
00〜400μmと厚いために発光素子11の割れの問
題は発生しない。発光素子11の厚みを薄くする工程
は、n側電極12及びp側電極13を形成した後に実施
するために、図2に示す窒化ガリウム系化合物の発光素
子1と同等の90μm程度の薄型化が可能となり、従来
の発光素子に比べ格段に薄くすることができる。また、
電極形成途中の発光素子11の厚みは厚く、発光素子1
1を薄型化した後は電極形成を行なわないため、発光素
子11の割れを防止できる。したがって、発光素子11
の製造においても歩留りを高く維持することができる。
【0039】
【発明の効果】請求項1の発明では、p側及びn側のい
ずれの電極に対してもワイヤーボンディングによるリー
ド側との電気的接続が不要となるので、ワイヤーの発光
素子からの立ち上がりに相当する嵩をなくすことがで
き、発光装置の薄型化によってその利用分野の拡大した
展開が可能となる。また、結晶基板の光取出し面にはボ
ンディング用のパッド等の遮蔽物が一切ないので、光取
出し面の全体からの光放出が可能となり、輝度の高い発
光が得られる。
【0040】請求項2の発明では、輝度の高い青色の発
光が得られるので、発光性に優れた青色発光ダイオード
を提供することができる。
【0041】請求項3の発明では、フリップチップ型と
した発光素子のn側電極及びp側電極を形成した後に発
光素子の厚みを薄くする製造が可能なので、発光装置を
より一層薄型化でき、しかも電極形成過程での結晶基板
の割れも防止できるので製品の歩留りも向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による窒化ガリウム系化
合物半導体発光素子を含むチップ型発光ダイオードであ
って、 (a)はその概略縦断面図 (b)はその平面図
【図2】発光素子の詳細であって、 (a)はその平面図 (b)は(a)のA−A線矢視による縦断面図
【図3】請求項3に記載の発光装置に備える発光素子の
概略構成図であって、 (a)はその平面図 (b)は(a)のB−B線矢視による縦断面図
【図4】従来のチップ型発光ダイオードの例であって、 (a)はその概略縦断面図 (b)はその平面図
【符号の説明】
1 発光素子 1a 結晶基板 1b GaNバッファ層 1c n型GaN層 1d InGaN活性層 1e p型AlGaN層 1f p型GaN層 2 n側電極 3 p側電極 4,5 マイクロバンプ 6 リード基板 7a,7b リード 8 エポキシ樹脂 11 発光素子 11a 結晶基板 11b n型GaAsPグレード層 11c n型GaAsPコンスタント層 11d p型GaAsP層 12 n側電極 13 p側電極 14,15 マイクロバンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 根井 正美 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工業 株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結晶基板の上に少なくともn型層及びp
    型層を成長させた積層構造を持ち且つ結晶基板と対向す
    る同一の面にn側電極及びp側電極を備えた発光素子を
    リード基板に搭載するチップ型の半導体発光装置であっ
    て、結晶基板を光透過性とするとともに、n側電極及び
    p側電極のそれぞれの上には導電性材料からなるマイク
    ロバンプを形成し、結晶基板をリード基板に対して上下
    反転した姿勢としてマイクロバンプをリード基板に形成
    したリードに接続し、結晶基板の上面を光取出し面とし
    てなるチップ型半導体発光装置。
  2. 【請求項2】 結晶基板を絶縁性のサファイアとすると
    ともに、n型層及びp型層を窒化ガリウム系化合物の半
    導体薄膜によって形成し、p型層の一部を除去してn型
    層を露出させ、p型層及び露出したn型層のそれぞれに
    電極を形成してなる請求項1記載のチップ型半導体発光
    装置。
  3. 【請求項3】 結晶基板を透明のn型GaP基板とする
    とともに、n型層をGaAsP系化合物の半導体薄膜に
    より形成し、n型層表面近傍の一部に亜鉛拡散を行なう
    ことによりp型層を形成させ、n型層及びp型層のそれ
    ぞれにn側電極及びp側電極を形成した発光素子をリー
    ド基板に搭載するチップ型の半導体発光装置であって、
    n側電極及びp側電極のそれぞれの上には導電性材料か
    らなるマイクロバンプを形成し、結晶基板をリード基板
    に対して上下反転した姿勢としてマイクロバンプをリー
    ド基板に形成したリードに接続し、結晶基板の上面を光
    取出し面としてなるチップ型半導体発光装置。
JP28331697A 1997-10-16 1997-10-16 チップ型半導体発光装置 Pending JPH11121797A (ja)

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