JPH1111876A - ブームヘッド脱着装置 - Google Patents

ブームヘッド脱着装置

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JPH1111876A
JPH1111876A JP18574997A JP18574997A JPH1111876A JP H1111876 A JPH1111876 A JP H1111876A JP 18574997 A JP18574997 A JP 18574997A JP 18574997 A JP18574997 A JP 18574997A JP H1111876 A JPH1111876 A JP H1111876A
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JP
Japan
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boom
sheaves
boom head
rope
pair
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JP18574997A
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English (en)
Inventor
Akira Hatano
明 波多野
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Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
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Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一対のロープを用いてブームヘッドを吊り上
げる従来のブームヘッド脱着装置では、各ロープの長さ
が等しく調整されていないと、ブームヘッドが傾いて吊
られて容易にブーム先端部に取り付けられない。 【解決手段】 ロープ13Bがロープ13Aよりも長さ
が短い場合に、油圧シリンダ21が伸ばされてブームヘ
ッド12が吊り上げられると、ブームヘッド12はブラ
ケット16に設けられたストッパ51に片当たりする。
この状態でさらに油圧シリンダ21が伸ばされると、一
対の第3のシーブ22A,Bは長いロープ13Aから短
いロープ13Bに向かうC方向に回動する。従って、第
2および第3の各シーブ19A,22A間の距離は、第
2および第3の各シーブ19B,22B間の距離よりも
長くなり、各ロープ長さの相違はこの距離の相違によっ
て相殺され、ブームヘッド12の傾きは補正される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クレーン等のブー
ムの先端部にブームヘッドを脱着するブームヘッド脱着
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のブームヘッド脱着装置と
しては、本出願人による別途の特許出願(特願平7−2
40513号)で提案されているブームヘッド脱着装置
がある。このブームヘッド脱着装置では図5から図9の
側面図に示すようにして、オールテレーンクレーンのブ
ーム先端にブームヘッドが装着される。なお、これら各
図において同一部分には同一符号を付している。
【0003】つまり、図5に示す第1の油圧シリンダ2
1を縮めた状態で一対のワイヤロープ13が引き出さ
れ、地上にあるブームヘッド12にワイヤロープ13の
一端13aが取り付けられる。ワイヤロープ13の他端
13bはピン15によってクレーンのボックスブーム先
端部のブーム基部11に接続されている。ブームヘッド
12には主巻き上げロープが巻回されるシーブ30、お
よび作業用アッタチメントが取り付けられるジブ受部3
3が設けられている。
【0004】次に、ピン20によってブーム基部11に
チューブ端が固定された第1の油圧シリンダ21に送油
され、遊動するロッド端が図6に示すように伸ばされ
る。第1の油圧シリンダ21を伸ばすことにより、ピン
20によってブーム基部11に固定された一対の第2の
シーブ19と、ロッド端に取り付けられた一対の第3の
シーブ22との間の距離は長くなる。よって、ブーム基
部11およびブームヘッド12間につながれた各ワイヤ
ロープ13は、これらシーブ19,22間に張る長さが
長くなる。
【0005】従って、第1のシーブ18およびブームヘ
ッド12間に張るロープ長さは相対的に短くなり、ブー
ムヘッド12は一対の第1のシーブ18を介して吊り上
げられる。この際、ピン24によってブーム基部11に
取り付けられた第2の油圧シリンダ23にも送油され、
第2の油圧シリンダ23のロッドも伸ばされ、ロッド端
のフック部材25の係合部25aがブーム基部11の先
端部から突出させられる。
【0006】第1の油圧シリンダ21のロッドがさらに
伸ばされることにより、ブームヘッド12はさらに吊り
上げられてブーム基部11の先端部に近付き、ブームヘ
ッド12のブラケット26間に設けられたピン27が図
7に示すようにフック部材25に当接する。この状態で
第2の油圧シリンダ23のロッドを縮ませることによ
り、第2の油圧シリンダ23のロッド端に設けられた係
合部25aは図の右方へ移動し、ブームヘッド12のピ
ン27と図8に示すように係合する。
【0007】従って、第2の油圧シリンダ12のロッド
をさらに縮ませることにより、ブームヘッド12はブー
ム基部11の先端部に引き寄せられる。この状態で第1
の油圧シリンダ21がさらに伸ばされることにより、ブ
ームヘッド12はピン14を吊点として上方に引っ張ら
れ、ピン27を中心に回動する。この回動操作により、
ブームヘッド12のピン27が設けられた一側面は、ブ
ーム基部11の先端部に対向配置される。
【0008】さらに、第1および第2の各油圧シリンダ
21,23が交互に操作されて各シリンダ長が調節され
ることにより、ブームヘッド12はブーム基部11のブ
ラケット16間に引き込まれる。この際、ブームヘッド
12の位置決めストッパ28がブーム基部11の先端部
下部に当接して、ブームヘッド12のブーム基部11へ
の取り付け位置が案内される。
【0009】この位置案内によってブームヘッド12の
ピン挿入穴29と第1のシーブ18を回転自在に支持す
る円筒状ピン17の軸穴とが一致され、これら各穴にヘ
ッドカプラピン31が図9に示すように挿入される。こ
のヘッドカプラピン31の挿入によってブームヘッド1
2の上端がブラケット16に固定され、ブームヘッド1
2のブーム基部11への装着が完了する。
【0010】一方、このブームヘッド脱着装置を用いた
ブームヘッドの取り外し操作は、上述した装着操作の逆
の手順によって行われる。
【0011】このようなブームヘッド脱着装置によれ
ば、ブームヘッド12は、従来のように補助クレーンを
用いることなく、自力でブームの先端部に脱着される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構造をしたブームヘッド脱着装置においては、一対の
ロープ13を用いてブームヘッド12を吊り上げると
き、一対の各ロープ13の長さが等しくないと、ブーム
ヘッド12のピン挿入穴29と円筒状ピン17の軸穴と
の位置合わせ作業が容易に行えない。
【0013】つまり、ブームヘッド12の左側にあるロ
ープ13の長さと、ブームヘッド12の右側にあるロー
プの長さが異なると、短いロープ13で吊られる側のブ
ームヘッド12は、長いロープ13で吊られる側のブー
ムヘッド12よりも高く吊り上げられてしまう。従っ
て、ブームヘッド12は左側面または右側面が高く吊り
上げられ、傾いた状態でブーム基部11の先端のブラケ
ット16間に引き込まれる。このため、ブームヘッド1
2のピン挿入穴29の中心は傾き、地面に対して水平に
保たれている円筒状ピン17の軸穴の中心に一致しなく
なる。
【0014】従って、上記従来のブームヘッド脱着装置
においては、一対の各ロープ13の長さを等しく揃える
必要があり、ブームヘッド脱着の作業効率は必ずしも良
いものとは言えなかった。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するためになされたもので、ブームおよびブーム
ヘッド間につながれる一対のロープと、これらロープが
掛けられてブームヘッドが吊り下げられる,ブームの先
端部に取り付けられた一対の第1のシーブと、これら第
1のシーブに掛けられた各ロープの掛け回し方向を変え
る,ブームに取り付けられた一対の第2のシーブと、ブ
ームに一端が固定され他端が遊動する,一対の第2のシ
ーブ間に位置するシリンダと、第2のシーブで方向が変
えられた各ロープが掛け回されてその各端部がブームに
固定される,シリンダの他端の両側部に取り付けられた
一対の第3のシーブとを備えて構成されたブームヘッド
脱着装置において、一対の第3のシーブが、いずれか一
方のロープから他方のロープに向かう方向において回動
自在に、シリンダの他端に取り付けられていることを特
徴とするものである。
【0016】このような構成において、一対の各ロープ
の長さが違い、吊られたブームヘッドがブーム先端部に
片当たりした場合に、さらに油圧シリンダが伸ばされる
と、一対の第3のシーブは長いロープから短いロープに
向かう方向に回動する。従って、短いロープが掛けられ
た方の第3のシーブは第2のシーブに近づき、一方、長
いロープが掛けられた方の第3のシーブは第2のシーブ
から遠ざかる。よって、長いロープが掛けられた側の第
2および第3の各シーブ間の距離は、短いロープが掛け
られた側の第2および第3の各シーブ間の距離よりも長
くなる。すなわち、長いロープは第2および第3の各シ
ーブ間に長い分だけより長く張ることになり、各ロープ
長さの相違はこの第2および第3の各シーブ間の距離の
相違によって相殺される。
【0017】例えば、一対の第3のシーブを軸の両側部
に取り付け、この軸の中心部に一方のロープから他方の
ロープに向かう方向に直交する方向にピンを立設し、シ
リンダの他端を、このピンを中心に回動自在に取り付け
ることにより、ロープ長さの相違は上記のように吸収さ
れる。
【0018】つまり、各ロープ長さが相違すると、一対
の第3のシーブはシリンダの他端との係合部にあるピン
を中心に、長いロープから短いロープに向かう方向に軸
と共に回動する。この回動により、第3の各シーブと第
2の各シーブとの間の距離が調整され、ロープ長さの相
違が相殺される。
【0019】また、シリンダの他端とピンとの係合部の
周囲を覆い、上記軸が所定角度回動するとシリンダの他
端に当接して上記軸の回動角度を規制するブラケットを
備え、このブラケットとシリンダ他端との距離を調整す
ることにより、第3のシーブの回動角度を所望の角度に
設定し、第2および第3の各シーブ間の距離を所望の距
離に調整することが出来る。つまり、ロープ長さの相違
に応じてブラケットとシリンダ他端との距離を調整する
ことにより、様々なロープ長さの相違に対応することが
可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明によるブームヘッド
脱着装置を前述したオールテレーンクレーンに適用した
一実施形態について説明する。
【0021】図1(a)は本実施形態によるブームヘッ
ド脱着装置の側面図、同図(b)はその平面図である。
なお、同図において図5から図9と同一または相当する
部分には同一符号を付す。
【0022】オールテレーンクレーンのボックスブーム
先端部のブーム基部11とブームヘッド12との間に
は、一対のワイヤロープ13A,13Bがつながれてい
る。つまり、各ワイヤロープ13A,Bの各一端13a
はピン14によってブームヘッド12に接続されてお
り、各ワイヤロープ13A,Bの各他端13bはブーム
基部11の先端上部に元付け15によって接続されてい
る。ブームヘッド12には主巻き上げロープが巻回され
るシーブ30およびブームヘッド12をブーム基部11
に取り付けるためのピン挿入穴29が設けられている。
【0023】また、ブーム基部11の先端部の左右には
ブラケット16が設けられている。このブラケット16
の内側にはストッパ51が設けられており、ロープ13
に吊られたブームヘッド12はこのストッパ51によ
り、ブラケット16間におけるその収納位置がガイドさ
れる。また、各ブラケット16には、円筒状のピン17
を軸として一対の第1のシーブ18A,Bが取り付けら
れている。この第1のシーブ18A,Bにはワイヤロー
プ13A,Bがそれぞれ掛けられ、ブームヘッド12が
吊り下げられる。
【0024】また、ワイヤロープ端13bが接続された
元付け15の下部のブーム基部11には、一対の第2の
シーブ19A,Bがピン20によって取り付けられてい
る。この第2のシーブ19A,Bは、第1のシーブ18
A,Bに掛けられたワイヤロープ13A,Bの掛け回し
方向を変えている。
【0025】また、第2のシーブ19A,Bを回転自在
に支持するこのピン20により、油圧シリンダ21のチ
ューブ端が固定されている。この油圧シリンダ21の遊
動する他端には軸41が直交して取り付けられており、
この軸41の両側部に一対の第3のシーブ22A,Bが
取り付けられている。この第3のシーブ22A,Bには
第2のシーブ19A,Bで方向が変えられたワイヤロー
プ13A,Bが掛け回され、各ロープ端13bは元付け
15に固定されている。
【0026】第3のシーブ22は、油圧シリンダ21の
伸縮により、図の左右方向に移動する。これら第1,第
2,第3のシーブ18,19,22はボックスブーム中
心の左右にそれぞれ対になって設けられており、油圧シ
リンダ21はボックスブーム中心に設けられている。ま
た、第2,第3のシーブ19,22および油圧シリンダ
21はボックスブーム内に設けられている。
【0027】一対の第3のシーブ22A,Bは、いずれ
か一方のロープ13Aまたは13Bから他方のロープ1
3Bまたは13Aに向かう図示のC方向において、回動
自在に油圧シリンダ21の遊動端に取り付けられてい
る。図2は図1(b)に示される油圧シリンダ21の遊
動端部分を拡大して示す平面図であり、同図において図
1と同一部分には同一符号を付す。つまり、軸41の中
心部にはC方向に直交する方向にピン42が立設されて
おり、油圧シリンダ21の遊動端はこのピン42を中心
に回動自在に取り付けられている。
【0028】また、油圧シリンダ21の他端とピン42
との係合部の周囲を「コ」の字状に覆うブラケット43
が軸41に設けられている。軸41がC方向において所
定角度回動すると、このブラケット43は軸41と共に
回動して油圧シリンダ21の他端に当接する。従って、
軸41の回動角度はこのブラケット43によって規制さ
れる。ブラケット43の両端部にはスペーサ44が取り
付けられており、このスペーサ44の厚さによってブラ
ケット43と油圧シリンダ21の先端部との間の隙間L
の大きさが調整される。
【0029】このような構造において、本実施形態によ
るブームヘッド脱着装置を用いたブームヘッドの装着操
作について以下に説明する。
【0030】まず、第1の油圧シリンダ21が縮められ
た状態で、ワイヤロープ13A,Bの各一端13aが地
上にあるブームヘッド12の各ピン14に取り付けられ
る。次に、油圧シリンダ21に送油されてロッドが伸ば
される。このロッドの伸長によって第2および第3のシ
ーブ19,22間の距離は長くなり、ブーム基部11お
よびブームヘッド12間につながれたワイヤロープ13
は、これらシーブ19,22間に張る長さが長くなる。
従って、第1のシーブ18およびブームヘッド12間に
張るロープ長さは相対的に短くなり、ブームヘッド12
は第1のシーブ18を介して吊り上げられる。
【0031】ここで、一対の各ロープ13A,Bの長さ
に調整誤差があり、ロープ13Bはロープ13Aよりも
長さが短いものとする。この場合に、油圧シリンダ21
が伸ばされてブームヘッド12がさらに吊り上げられ
と、図3に示すように、ブームヘッド12はブラケット
16に設けられたストッパ51に片当たりする。なお、
同図(a)はブーム基部11を前方から見た正面図であ
り、同図(b)はその側面図である。同図において図1
と同一部分には同一符号を付してその説明は省略する。
【0032】つまり、短いロープ13Bで吊られる側の
ブームヘッド12は、長いロープ13Aで吊られる側の
ブームヘッド12よりも高く吊り上げられ、ブームヘッ
ド12は左側面が高く吊り上げられ、傾いた状態でブー
ム基部11の先端のブラケット16間に引き込まれる。
このため、ブーム中心線52に対してブームヘッド中心
線53が図示するように傾き、ブームヘッド12の左側
面側だけがストッパ51に当たり、右側面側はまだスト
ッパ51に到達しない図示の状態となる。この結果、ブ
ームヘッド12のピン挿入穴29の中心は傾き、地面に
対して水平に保たれている円筒状ピン17の軸穴の中心
に一致しなくなる。
【0033】しかし、この状態でさらに油圧シリンダ2
1が伸ばされると、一対の第3のシーブ22A,Bは、
図4(c)の平面図に示すように、長いロープ13Aか
ら短いロープ13Bに向かうC方向に回動する。つま
り、一対の第3のシーブ22A,Bはピン42を中心に
C方向に軸41と共に回動する。
【0034】従って、短いロープ13Bが掛けられた方
の第3のシーブ22Bは第2のシーブ19Bに近づき、
一方、長いロープ13Aが掛けられた方の第3のシーブ
22Aは第2のシーブ19Aから遠ざかる。よって、長
いロープ13Aが掛けられた側の第2および第3の各シ
ーブ19A,22A間の距離は、短いロープ13Bが掛
けられた側の第2および第3の各シーブ19B,22B
間の距離よりも長くなる。すなわち、長いロープ13A
は第2および第3の各シーブ19A,22A間に長い分
だけより長く張ることになり、各ロープ長さの相違はこ
の第2および第3の各シーブ19,22間の距離の相違
によって相殺される。
【0035】この結果、第1のシーブ18Aとピン14
との間にだぶついていた、ロープ13Bよりも長い分の
ロープ13Aは、第2および第3の各シーブ19A,2
2A間に引っ張られて移動する。よって、ブームヘッド
12には図4(a)に示すD方向の力が働き、その傾き
が補正される。
【0036】このため、ブームヘッド12のピン挿入穴
29の中心は水平になり、ブーム基部11側にある円筒
状ピン17の軸穴の中心に一致する。従って、ブームヘ
ッド12のピン挿入穴29と円筒状ピン17の軸穴との
位置合わせ作業は容易に行えるようになり、ヘッドカプ
ラピン31を用いてブームヘッド12をブーム基部11
に容易に取り付け固定することが可能となる。
【0037】また、本実施形態においては、ロープ長さ
の相違に応じて油圧シリンダ21の遊動端とブラケット
43との間の隙間Lを調整することにより、様々なロー
プ長さの相違に対応することが可能となる。つまり、隙
間Lを調整することにより、油圧シリンダ21の遊動端
にブラケット43が当接する角度が調整される。
【0038】スペーサ44の厚さを薄くして隙間Lを大
きく設定すると、ブラケット43は大きく回動した場合
に油圧シリンダ21の遊動端に当接する。一方、スペー
サ44の厚さを厚くして隙間Lを小さく設定すると、ブ
ラケット43は小さく回動しただけで油圧シリンダ21
の遊動端に当接する。従って、ロープ長さの相違に応じ
てスペーサ44の厚さを調整することにより、第3のシ
ーブ22A,Bの回動角度を所望の角度に規制すること
が出来、第2および第3の各シーブ19,22間に張る
ロープ長を所望の長さに設定することが出来る。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、一
対の各ロープの長さが違い、吊られたブームヘッドがブ
ーム先端部に片当たりした場合に、さらに油圧シリンダ
が伸ばされると、一対の第3のシーブは長いロープから
短いロープに向かう方向に回動する。従って、短いロー
プが掛けられた方の第3のシーブは第2のシーブに近づ
き、一方、長いロープが掛けられた方の第3のシーブは
第2のシーブから遠ざかる。よって、長いロープが掛け
られた側の第2および第3の各シーブ間の距離は短いロ
ープ掛けられた側の第2および第3の各シーブ間の距離
よりも長くなる。
【0040】すなわち、一対の第3のシーブを可動式に
することにより、各ロープ長さの相違は第2および第3
の各シーブ間において吸収されるようになる。このた
め、ブームヘッド脱着装置の組立作業および脱着作業は
簡易に行えるようになる。
【0041】また、第3のシーブの回動角度を規制する
ブラケットを備え、このブラケットとシリンダ他端との
距離を調整することにより、第2および第3の各シーブ
間の距離を所望の距離に調整することが出来、様々なロ
ープ長さの相違に対応することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるブームヘッド脱着装
置を用いたブームヘッド装着操作の第1の過程を示す図
である。
【図2】図1(b)に示す油圧シリンダの遊動端部分を
拡大して示す平面図である。
【図3】本実施形態によるブームヘッド脱着装置を用い
たブームヘッド装着操作の第2の過程を示す図である。
【図4】本実施形態によるブームヘッド脱着装置を用い
たブームヘッド装着操作の第3の過程を示す図である。
【図5】従来のブームヘッド脱着装置を用いたブームヘ
ッド装着操作の第1の過程を示す側面図である。
【図6】従来のブームヘッド脱着装置を用いたブームヘ
ッド装着操作の第2の過程を示す側面図である。
【図7】従来のブームヘッド脱着装置を用いたブームヘ
ッド装着操作の第3の過程を示す側面図である。
【図8】従来のブームヘッド脱着装置を用いたブームヘ
ッド装着操作の第4の過程を示す側面図である。
【図9】従来のブームヘッド脱着装置を用いてブームヘ
ッドがブーム先端部に装着された状態を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
11…ブーム基部 12…ブームヘッド 13A,13B…ワイヤロープ 13a,13b…ワイヤロープ端 14…ピン 15…ワイヤロープ元付け 17…円筒状ピン 18A,18B…第1のシーブ 19A,19B…第2のシーブ 20…ピン 21…油圧シリンダ 22A,22B…第3のシーブ 29…ピン挿入穴 30…シーブ 31…ヘッドカプラピン 41…軸 42…ピン 43…ブラケット 44…スペーサ 51…ストッパ 52…ブーム中心線 53…ブームヘッド中心線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブームおよびブームヘッド間につながれ
    る一対のロープと、これらロープが掛けられて前記ブー
    ムヘッドが吊り下げられる,前記ブームの先端部に取り
    付けられた一対の第1のシーブと、これら第1のシーブ
    に掛けられた前記各ロープの掛け回し方向を変える,前
    記ブームに取り付けられた一対の第2のシーブと、前記
    ブームに一端が固定され他端が遊動する,前記一対の第
    2のシーブ間に位置するシリンダと、前記第2のシーブ
    で方向が変えられた前記各ロープが掛け回されてその各
    端部が前記ブームに固定される,前記シリンダの他端の
    両側部に取り付けられた一対の第3のシーブとを備えて
    構成されたブームヘッド脱着装置において、 前記一対の第3のシーブは、いずれか一方の前記ロープ
    から他方の前記ロープに向かう方向において回動自在
    に、前記シリンダの他端に取り付けられていることを特
    徴とするブームヘッド脱着装置。
  2. 【請求項2】 前記一対の第3のシーブは軸の両側部に
    取り付けられ、この軸の中心部には前記方向に直交する
    方向にピンが立設され、前記シリンダの他端は、このピ
    ンを中心に回動自在に取り付けられていることを特徴と
    する請求項1記載のブームヘッド脱着装置。
  3. 【請求項3】 前記シリンダの他端と前記ピンとの係合
    部の周囲を覆い、前記軸が所定角度回動すると前記シリ
    ンダの他端に当接して前記軸の回動角度を規制するブラ
    ケットを備えたことを特徴とする請求項2記載のブーム
    ヘッド脱着装置。
JP18574997A 1997-06-26 1997-06-26 ブームヘッド脱着装置 Pending JPH1111876A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006335495A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Aichi Corp ブーム作業機

Cited By (1)

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JP2006335495A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Aichi Corp ブーム作業機

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