JPH11118697A - インライン粒度分布測定装置 - Google Patents
インライン粒度分布測定装置Info
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Abstract
うことができるインライン粒度分布測定装置を提供する
こと 【解決手段】一対の測定ヘッド2(2a、2b)は、流
動層処理装置18内に突設され、各測定ヘッド2a、2
bは、レーザ光10と直交するように配置された遮蔽透
明ガラス3(3a、3b)と、該遮蔽透明ガラス3より
も開放伝送路12側に延設された外筒部4(4a、4
b)と、該外筒部の先端16から半径方向内側に回り込
んで遮蔽透明ガラス3側に接近するように延設された内
筒部4(4a、4b)により構成された円環状の中空部
13(13a、13b)と、外筒部4に形成された少な
くとも一つのエアー流入孔15(15a、15b)と、
から構成されて、前記内筒部5内に、遮蔽透明ガラス3
の前面から前記開放伝送路12へ向かう空気層流14を
形成する。
Description
技術に関するものであり、更に詳細には、流動処理装置
又は空気輸送パイプに取り付けられて、流動層内又は空
気輸送パイプ中の粉体の粒度分布をリアルタイムで、か
つ、正確に測定することができるインライン粒度分布測
定装置に関する。
等に代表される粉粒体の粒径を合わせる際に行われる粒
度分布測定においては、その都度流動層内又は空気輸送
パイプ中から粉粒体をサンプリングし、検査室等に設置
されたレーザ光式粒径センサーで計測し、計測後の粉粒
体は再び流動層処理装置に戻すという方法が採られてい
る。
が面倒であるだけでなく、リアルタイムに流動層内の粒
度分布を把握できないという大きな問題があった。
に、インライン方式で粒度分布測定装置の計測部を取り
付けて、流動状態又は輸送状態にある粉粒体を直接的に
計測する技術が考えられている。
ンライン方式を採用した場合は、流動層又は空気輸送パ
イプ中を流動又は移動する粉粒体が、計測部に設けられ
た遮蔽ガラスに付着して汚れてしまうため、レーザ光の
散乱状態に影響が及び、測定誤差の大きな要因となると
いう大きな問題が生じる。
蔽ガラスに対する粉粒体の付着による汚れを防止して、
精度の高い粒度分布測定をリアルタイムに行うことがで
きるインライン粒度分布測定装置を提供することを目的
とする。
に、本発明は、以下の手段を採用する。請求項1では、
まず、レーザ光発生装置から出力されたレーザ光が通過
する一対の対向する筒型の測定ヘッドが設けられ、該測
定ヘッド間に形成された開放伝送路中に入った粉粒体に
よって発生する散乱光を集光し、散乱角を検知して、粉
粒体の粒度を測定する粒度分布測定装置とし、前記一対
の測定ヘッドを流動層処理装置内部に突設する。そし
て、各測定ヘッドは、レーザ光と直交するように配置さ
れた遮蔽透明ガラスと、該遮蔽透明ガラスの前方を取り
囲むように開放伝送路側に延びる外筒部と該外筒部先端
から半径方向内側に回り込んで遮蔽透明ガラス側に接近
するように延びる内筒部とから構成された円環状の中空
部と、該外筒部に形成された少なくとも一つのエアー流
入孔と、から構成されて、前記内筒部内に遮蔽透明ガラ
スの前面から前記開放伝送路へ向かう空気層流を形成す
る。即ち、エアー流入孔から所定方法により送り込まれ
るエアーは、測定ヘッド内に円環状に設けられた中空部
で滞流しつつ、前記内筒部先端と前記遮蔽透明ガラスの
間の隙間を通り抜けて吹き出し、遮蔽透明ガラス表面に
対して全円周方向から均等に吹きわたり、遮蔽透明ガラ
スから開放伝送路へ向かう空気層流を形成する。この空
気層流は、開放伝送路に入り込んだ粉粒体の測定ヘッド
への侵入を防止するとともに、遮蔽透明ガラス表面に空
気の渦をつくらないので、粉粒体の吹き溜まりを形成す
ることがない。請求項2では、レーザ光発生装置から出
力されたレーザ光が通過する一対の対向する筒型の測定
ヘッドが設けられ、該測定ヘッド間に形成された開放伝
送路中に入った粉粒体によって発生する散乱光を集光
し、散乱角を検知して、粉粒体の粒度を測定する粒度分
布測定装置とし、前記開放伝送路が粉体輸送路を横断す
るように測定ヘッドを粉体輸送パイプに取り付ける。そ
して、各測定ヘッドの構成を請求項1と同様の構成とし
て、前記内筒部内に遮蔽透明ガラスの前面から前記開放
伝送路へ向かう空気層流を形成する。この手段を採用す
ることにより、粉体輸送路内を移動する粉粒体が、開放
伝送路を通過する際に、測定ヘッドへ侵入することがな
く、遮蔽透明ガラス表面に粉粒体が付着することがなく
なる。請求項3では、測定ヘッド内に光伝送路を形成す
る内筒部が、遮蔽透明ガラスから開放伝送路側に向かう
ほど口径が狭くなるテーパー状に形成されたことを特徴
とする請求項1又は請求項2記載のインライン粒度分布
測定装置手段である。この手段により、空気層流の速度
が、遮蔽透明ガラスから開放伝送路側に向かうほどおお
きくなり、開放伝送路に入ってくる粉粒体が測定ヘッド
内へ侵入するのをより確実に防いで、粒度分布の測定精
度をより高める。請求項4では、エアー流入孔が、周方
向等間隔に複数箇所設けられたことを特徴とする請求項
1、請求項2、請求項3のいずれかに記載のインライン
粒度分布測定装置手段である。この手段により、前記内
筒部先端と前記遮蔽透明ガラスの間の隙間を通り抜けて
吹き出すエアーが、遮蔽透明ガラス表面に対して、全円
周方向からより均等に吹きわたり、遮蔽透明ガラス表面
に空気の渦をつくらず、粉粒体の吹き溜まりを形成する
ことがない。請求項5では、粉粒体により発生するレー
ザ光の散乱光を受光センサに集光して散乱角を検知し、
該受光センサに自動焦点機構を設けたことを特徴とする
請求項1、請求項2、請求項3,請求項4のいずれかに
記載のインライン粒度分布測定装置手段である。この手
段により、レーザ光に光伝送路中に使用するミラーや反
射プリズムのズレにより生ずる集光レンズの後の焦点の
ズレを、簡単に光軸調整し、容易に焦点合わせを行うこ
とができる。請求項6では、自動焦点機構が、リアルタ
イム測定中に自動的に焦点合わせができるようにプログ
ラムされたソフトウエアーを備えたことを特徴とする請
求項5に記載のインライン粒度分布測定装置手段を採用
する。この手段では、流動層処理装置内において、リア
ルタイム測定中に温度変化や振動で生じうる光軸のズレ
による焦点ズレを自動的に修正する。
いて添付図面を参照して説明する。図1は、本発明に係
る第1の実施例の全体概略図、図2は、同実施例の要部
である測定ヘッド部の断面図、図3は、同実施例の発光
部及び受光部を示すブロック図、図4は、同実施例の受
光センサのチャンネルの構造を示す図、図5は、同実施
例の自動焦点機構の手順を示すフロー図、図6は、同機
構の測定中の手順を示すフロー図、図7は、同実施例の
変形例を示す全体概略図、図8は、本発明に係る第2の
実施例の全体概略図である。
は、レーザ光散乱法に基づく粒度分布測定装置であっ
て、インライン方式、即ち、流動層処理装置等の中に計
測部となる測定ヘッド2を設ける方式の装置であり、具
体的には、粉粒体20によりレーザー光10が散乱する
場所となる開放伝送路12(図1等参照)を流動層処理
装置18内に設けた装置である。
体1内に配置されたレーザ発光装置8(He−Neレー
ザ)から発射されて、コリメータ9を経たレーザ光10
が、流動層処理装置18内で流動する粉粒体20により
散乱し、この散乱したレーザ光10を受光し、その強さ
等から散乱物質である粉粒体20の粒径をリアルタイム
に測定するものである。
の実施例の構成について説明する。本実施例は、流動層
処理装置18内に、開放伝送路12を備えた測定ヘッド
2(2a、2b)が突き出して設けられ、流動層処理装
置18内で流動する粉粒体20に直接レーザ光10を照
射して、その粒径をリアルタイムに測定できるように工
夫されている装置である。
18内から測定時に流動層処理装置18内から粉粒体2
0を都度サンプリングして、測定室等に持ち帰って測定
する不便が一気に解消されるだけでなく、リアルタイム
で、粒径の変化を継続して測定できる。
8(He−Neレーザ)から発射されたレーザ光10
は、コリメータ9で直径が約14mmのきれいな円形の
平行ビームとなり、第一の反射プリズム6aで、直角に
反射し、続いて、第二の反射プリズム6bで直角に反射
して、測定ヘッド2aに向かう。
の反射プリズム6a側の端部位置に、レーザ光伝送路
(レーザ光10が通過する道筋をいう。)と直交するよ
うに配置され、遮蔽透明ガラス3aを通過し、測定ヘッ
ド2a内部の光伝送路を経て、流動層処理装置18に開
口している開放伝送路12に進行する。
8内に完全に解放された光伝送路であり、流動装置によ
り流動している粉粒体20が入り込んで来る部分であっ
て、粉粒体20による散乱光発生場所、即ち、粒径測定
個所となる。
を含むレーザ光10は、測定ヘッド2aに対向するもう
一方の測定ヘッド2b内部に形成されている光伝送路を
経て、遮蔽透明ガラス3bを通過する。そして、この遮
蔽透明ガラス3bを通過したレーザ光10は、集光レン
ズ7により集光し、受光センサ21に向かって進行す
る。
によって生じた散乱パターンがすべて合わさったもの
で、この散乱パターンは粒子の大きさによってどのよう
なパターンによるかを計算できる。即ち、開放伝送路1
2中に様々な大きさの粒子がある場合には、レーザ光1
0は各粒子によって散乱パターンを前方に生じさせる。
そして、この散乱パターンの合わさった散乱光を前方の
集光レンズ7で集光し、多重リング状に形成された受光
センサ21(後述)によって散乱角に対応した散乱光強
度分布として測定し、この散乱角に対応した散乱光強度
分布から、粒度分布を算出する。
ル)で検出した微妙なアナログ信号は、高速データ処理
部27(図3参照)で電気信号に変換されて増幅器(図
示せず)で増幅された後、AD変換器(図示せず)によ
ってデジタル値に変換され、データ処理装置・転送装置
(図示せず)を経由してパソコン26に送られ、粒度分
布が算出されるという構成である。
の要部である測定ヘッド2(2a、2b)の構成につい
て詳細に説明する。該測定ヘッド2(2a、2b)は、
全体として略円筒形状をなし、左右方向の中央部に設け
られた開放伝送路12を形成する空間を挟んで対向する
ように配置されている。
(6a、6b)(図1参照)側の端部付近には、遮蔽透
明ガラス3(3a、3b)が、光伝送路と直交するよう
に配置されている。この遮蔽透明ガラス3は、装置本体
1と流動層処理装置18内とを隔成する隔壁として機能
し、粒体20の侵入を防止する役割を果たしている。
b)が、開放伝送路12に入り込んでくる測定粉粒体2
0が付着して汚れると、測定に誤差が生じ、測定精度が
低くなるので、常にクリアな状態に保持されている必要
がある。即ち、本実施例は、流動装置内部18で流動す
る粉粒体20を直接測定するインライン方式の粒度分布
測定装置であるため、遮蔽透明ガラス3(3a、3b)
の汚れの問題を解決することが必須となる。
2(2a、2b)に、以下のような工夫を施している。
即ち、各測定ヘッド2a、2bには、それぞれの遮蔽透
明ガラス3a、3bよりも開放伝送路12側に延設して
外筒部4a、4bを形成する。そして、該外筒部4a、
4bの開放伝送路12の空間に臨むそれぞれの先端部分
16を半径方向内側に直角に屈曲させ、更に遮蔽透明ガ
ラス3a、3b側に接近するように延設して、内筒部5
a、5bを形成する。
伝送路を測定ヘッド2a、2bそれぞれの内部に形成す
るとともに、この光伝送路の周りに外筒部4aと内筒部
5a及び外筒部4bと内筒部5bに囲まれた円環状の中
空部13a、13bを形成する。
は、各中空部13a、13bに臨むエアー流入孔15
(15a、15b)が形成されており、該エアー流入孔
15からは、図示しないコンプレッサーから供給される
エアー(圧搾空気)が噴出して中空部13a、13bに
流入する。
は、中空部13a、13b内で滞流しながら、内筒部5
a、5bの遮蔽透明ガラス3a、3bに対向する端部2
2(22a、22b)と遮蔽透明ガラス3a、3bの間
に形成された隙間23(23a、23b)から吹き出
す。
bの全円周方向から半径方向内側に向かう比較的に速度
の遅い均等な空気層流14を形成することができる。こ
のため、遮蔽透明ガラス3a、3bの表面に空気の渦を
形成することがなく、そのまま内筒部5a、5bに沿っ
て、開放伝送路12へ向かうスムーズな空気層流14が
形成されて、粉粒体20の測定ヘッド2a、2b内への
侵入が阻止される。
空気の渦をつくらないため、粉粒体20の侵入による吹
き溜まりを一切形成することがなく、常に、遮蔽透明ガ
ラス3a、3b表面をクリアな状態に保持することがで
きる。
向等間隔に複数箇所設ければ、遮蔽透明ガラス3a、3
bの全円周方向から半径方向内側に向かう速度の遅い、
より均等な空気層流14を形成することができる。
3a、3bから開放伝送路12側に向かうほど口径が狭
くなるテーパー状に形成してあるため、この空気層流1
4は、開放伝送路12側に向かうほどその流速が大き
く、開放伝送路に臨む位置では最大となる。これによ
り、粉粒体20が飛散して、遮蔽透明ガラス3a、3b
側へ侵入することをより有効に防ぐことができる。
施例の受光部及び自動焦点機構の構成について説明す
る。まず、受光部について説明すると、レーザ発光装置
8(He−Neレーザ)から発射されて、コリメータ9
を経た平行なレーザ光10は、集光レンズ7を通過して
その先で焦点24を結ぶ。この焦点距離Fに合わせて受
光センサ21を設置する。この受光センサ21には、複
数のチャンネルから構成されるセンサが設けられてい
る。
1チャンネル(半径90ミクロン程度のもの)21aが
あり、その外側には同心円状の第2チャンネルのセンサ
21bが形成され、さらにその外側には半同心円状の第
3チャンネルのセンサ21c(同様に21d、21e,
21fと続く)という構成で、外側に広がる多重リング
状に交互に計32チャンネルのセンサが設けられてい
る。このセンサー25の値は、パソコン26からのセン
サー値読み込みのコマンドによって、計32チャンネル
のセンサ値が、該パソコン26に送られて解析される。
動焦点機構11は、X軸およびY軸の移動ステージ11
aと、該ステージを1ステップにつき20ミクロンずつ
前後に動かすことができるステッピングモータ11bと
から構成されている。
は、前記した受光センサ25の中心の第1チャンネル2
5aに集中すると、その値が最大にになり、その外側の
第2チャンネルの値が最小になった状態が、焦点24が
合った状態となることから、パソコン26に予め組み込
まれたプログラムで、焦点24を第1チャンネルに移動
させる。
参照して、上記した自動焦点合わせの手順を説明する。
まず、ステップ1(以下「S1」という。)では、ステ
ッピングモータ11bにより移動ステージ11aを上下
左右に動かして各地点でのセンサ値を読み込む。S2で
は、最も焦点24に近い位置にセンサを移動させ、続い
てS3では、再び、移動ステージ11aを上下左右に移
動して各地点でのセンサ値を読み込む。そして、S4で
は、現在地が最も焦点に近い点か否かを予め入力されて
いる最大値と比較判断し、YESの場合は、S5で自動
焦点合わせを終了し、NOの場合は、再びS2に戻って
焦点合わせを行う。
実施例では、散乱光をセンサ25に集光して散乱角を検
知する受光センサ21に自動焦点機構11を設けること
により、焦点合わせを測定前に行うことができる。
ンズ7や反射プリズム6を使用しているため、測定中の
温度変化や振動によって、これらの部材のわずかなズレ
が生じると、光軸がずれて、受光部の焦点24のズレを
引き起こしてしまう。従って、リアルタイム測定中にお
いても、自動的に焦点合わせを行うことができれば、イ
ンライン方式の粒度分布測定において、安定したリアル
タイム測定が可能となる。
れているか否かは、受光センサ21のどの部分にレーザ
光10が焦点24を結んでいるかを測定することにより
判断することができる(受光センサ21の中心にレーザ
光10が、焦点24を結んでいるときに焦点が合ってい
る。)。
て焦点24が合わなくなった場合に、自動的に自動焦点
機構11を作動させるようにプログラムを組んだソフト
ウエアで自動焦点機構11を制御する構成とすることに
より、リアルタイム測定中の自動焦点合わせを行う。
6に基づいて説明する。まず、S10では、測定間隔T
秒と測定回数N回を設定し、続くS11で、自動焦点合
わせを行って装置を測定可能な状態にした後、S12で
連続測定を開始する。そして、S13で焦点が合ってい
るか否かを判断し、YESの場合は、S14で粉粒体2
0の粒度分布測定を開始し、S15で粒度分布の計算を
行う。
定回数が所定のN回に達しているかを判断して、N回に
達している場合は、S17自動焦点合わせを終了する。
一方、S13での判断がNOの場合、即ち焦点が合って
いない場合は、S18で再び前記S1からS5同様の自
動焦点合わせを行った後、S14、S15へと進む。
していない場合は、S19で所定の測定間隔T秒が経過
しているかを判断して、経過している場合には、再びS
13に戻って、上記同様に進行する。一方、測定間隔が
T秒に達していない場合には、再度T秒経過しているか
の判断を繰り返し、T秒経過後にS13に戻って上記同
様に進行する。
上記手順で行っているが、必ずしも当該手順に限定した
ものではなく、焦点合わせのアルゴリズムは適宜選択す
ることが可能である。
を説明する。上記した実施例と異なる点は、流動装置1
8内部に突設された測定ヘッド2(2a、2b)の配置
の仕方にある。即ち、図1に示す実施例においては、測
定ヘッド2a、2b間の光伝送路が流動層装置18の側
壁18aと直交するように構成されているのに対して、
本変形例では、測定ヘッド2(2a、2b)間の光伝送
路が流動層処理装置18の側壁18aに沿う方向となる
ように構成されている点で相違している。
ザ)から発射されて、コリメータ9を経たレーザ光10
が、図1に示す実施例においては、第一の反射プリズム
6aで、直角に反射し、続いて、第二の反射プリズム6
bで直角に反射して、測定ヘッド2a、2bのを光伝送
路を通過し集光レンズ7に向かう構成であるのに対し
て、本変形例では、第一の反射プリズム6aで直角に反
射し、続いて、測定ヘッド2a、2b内の光伝送路を通
過した後、第二の反射プリズム6bで直角に反射して、
集光レンズ7に向かう構成である点においても相違して
いる。
施例と同様の構成である。該変形例と上記実施例を考慮
すれば、流動層処理装置18内部の構造等によって、適
宜に測定ヘッド2の配置方法を選択することが可能であ
る。
例について説明する。図4に示す符号17は、パイプ等
からなる粉体輸送路を示している。本実施例において
は、粉体輸送路17の途中に、該輸送路17を挟むよう
に測定ヘッド2aと2bを対向配置し、粉体輸送路17
を直交して横切るレーザ光10伝送路を設けている。
体輸送路17の空間部分19が、開放伝送路12の役割
を果たして、輸送中の粉粒体20にレーザ光10が照射
され、散乱光が発生する構成となっている。
造については、前記第1実施例で示す構造と同一であ
り、同一の符号を付すことによりその説明は省略する。
また、自動焦点機構11の構成及びその焦点合わせの手
順についても同様である。これにより、空気輸送中の粉
粒体20の粒度分布をリアルタイムで測定することがで
きるので、トナー等の粉粒体20の粒度分布測定にも好
適である。
して説明すれば、以下の通りである。 (1)一対の測定ヘッドを流動層処理装置内部に突設
し、該測定ヘッドに設けたエアー流入孔から所定方法に
より送り込むエアーが、測定ヘッド内に円環状に設けら
れた中空部で滞流しつつ、前記内筒部先端と前記遮蔽透
明ガラスの間の隙間を通り抜けて吹き出し、遮蔽透明ガ
ラス表面に対して全円周方向から均等に吹きわたるとと
もに、遮蔽透明ガラスから開放伝送路へ向かう空気層流
を形成するので、開放伝送路に入り込んだ粉粒体の測定
ヘッドへの侵入を防止し、かつ、遮蔽透明ガラス表面に
粉粒体の吹き溜まりを形成することがない。従って、遮
蔽透明ガラス表面を常にクリアな状態に保持することが
でき、測定誤差のない高精度のリアルタイムの粒度分布
測定を行うことができる。
ように測定ヘッドを粉体輸送パイプに取り付け、(1)
同様の空気層流を測定ヘッド内に発生させることによ
り、測定ヘッド内への粉粒体の侵入を防止し、かつ、遮
蔽透明ガラス表面に粉粒体の吹き溜まりを形成しないよ
うにしたため、粉体輸送路内を移動する粉粒体の粒度分
布をリアルタイムで正確に測定できる。
が、遮蔽透明ガラスから開放伝送路側に向かうほど口径
が狭くなるテーパー状に形成したことにより、空気層流
の速度が、遮蔽透明ガラスから開放伝送路側に向かうほ
ど大きくなり、開放伝送路に入ってくる粉粒体が測定ヘ
ッド内へ侵入するのをより確実に防いで、粒度分布の測
定精度をより高めることができる。
に周方向等間隔に複数箇所設けたことにより、遮蔽透明
ガラスの全円周方向から、より均等なエアーを遮蔽透明
ガラスに吹き付けることができるので、さらに測定精度
を高めることができる。
乱光を受光センサに集光して散乱角を検知し、該受光セ
ンサに、自動的に自動焦点機構を作動させるようにプロ
グラムを組んだソフトウエアにより制御された自動焦点
機構を設けたことにより、リアルタイム測定中の温度変
化や振動に起因するレーザ光伝送路中に使用するミラー
や反射プリズムのズレにより生ずる光軸のズレを、自動
的に調整して焦点合わせを行うことができるので、イン
ライン方式の粒度分布装置の高精度のリアルタイム測定
を長時間連続して安定して行うことができる。
す図
Claims (6)
- 【請求項1】 レーザ光発生装置から出力されたレーザ
光が通過する一対の対向する筒型の測定ヘッドが設けら
れ、該測定ヘッド間に形成された開放伝送路中に入った
粉粒体によって発生する散乱光を集光し、散乱角を検知
して、粉粒体の粒度を測定する粒度分布測定装置であっ
て、 前記一対の測定ヘッドは、流動層処理装置内部に突設さ
れるとともに、 各測定ヘッドは、レーザ光と直交するように配置された
遮蔽透明ガラスと、 該遮蔽透明ガラスの前方を取り囲むように前記開放伝送
路側にびる外筒部と該外筒部先端から半径方向内側に回
り込んで遮蔽透明ガラス側に接近するように延設された
内筒部とから構成された円環状の中空部と、 該外筒部に形成された少なくとも一つのエアー流入孔
と、から構成されて、 前記内筒部内には、遮蔽透明ガラスの前面から、前記開
放伝送路へ向かう空気層流が形成されたことを特徴とす
るインライン粒度分布測定装置。 - 【請求項2】レーザ光発生装置から出力されたレーザ光
が通過する一対の対向する筒型の測定ヘッドが設けら
れ、該測定ヘッド間に形成された開放伝送路中に入った
粉粒体によって発生する散乱光を集光し、散乱角を検知
して、粉粒体の粒度を測定する粒度分布測定装置であっ
て、 前記開放伝送路が、粉体輸送路を横断するように設けら
れるとともに、 各測定ヘッドは、レーザ光と直交するように配置された
遮蔽透明ガラスと、 該遮蔽透明ガラスの前方を取り囲むように開放伝送路側
に延びる外筒部と該外筒部先端から半径方向内側に回り
込んで遮蔽透明ガラス側に接近するように延びる内筒部
とから構成された円環状の中空部と、 該外筒部に形成された少なくとも一つのエアー流入孔
と、から構成されて、 前記内筒部内には、遮蔽透明ガラスの前面から、前記開
放伝送路へ向かう空気層流が形成されたことを特徴とす
るインライン粒度分布測定装置。 - 【請求項3】前記内筒部は、遮蔽透明ガラスから開放伝
送路側に向かうほど口径が狭くなるテーパー状に形成さ
れたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のイン
ライン粒度分布測定装置。 - 【請求項4】前記エアー流入孔が、周方向等間隔に複数
箇所設けられたことを特徴とする請求項1、請求項2、
請求項3のいずれかに記載のインライン粒度分布測定装
置。 - 【請求項5】前記散乱光を受光センサに集光して散乱角
を検知し、該受光センサには、自動焦点機構が設けられ
たことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3,請
求項4のいずれかに記載のインライン粒度分布測定装
置。 - 【請求項6】前記自動焦点機構が、リアルタイム測定中
に自動的に焦点合わせができるようにプログラムされた
ソフトウエアーを備えたことを特徴とする請求項5に記
載のインライン粒度分布測定装置。
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JP2001281127A (ja) * | 2000-03-31 | 2001-10-10 | Tonichi Computer Applications Kk | 粒度分布測定装置及び粒度分布測定方法 |
KR20200026378A (ko) * | 2018-08-30 | 2020-03-11 | 한국기계연구원 | 먼지농도 측정장치 |
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1997
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- 1998-10-06 JP JP10283895A patent/JPH11190691A/ja active Pending
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