JPH11118649A - 圧力発信器 - Google Patents

圧力発信器

Info

Publication number
JPH11118649A
JPH11118649A JP28188897A JP28188897A JPH11118649A JP H11118649 A JPH11118649 A JP H11118649A JP 28188897 A JP28188897 A JP 28188897A JP 28188897 A JP28188897 A JP 28188897A JP H11118649 A JPH11118649 A JP H11118649A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
lead
pressure
hole
pressure transmitter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP28188897A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3924361B2 (ja
Inventor
Katsumi Shimizu
勝見 清水
Kenji Nagasawa
健二 長澤
Hiroshi Wakabayashi
宏誌 若林
Takayuki Yokoyama
崇之 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nagano Keiki Co Ltd
Original Assignee
Nagano Keiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nagano Keiki Co Ltd filed Critical Nagano Keiki Co Ltd
Priority to JP28188897A priority Critical patent/JP3924361B2/ja
Publication of JPH11118649A publication Critical patent/JPH11118649A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3924361B2 publication Critical patent/JP3924361B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Fluid Pressure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 測定環境が過酷な場合でも、フィルタの通気
性を確保でき、かつ、通気路によるケースの強度低下を
抑制できる圧力発信器を提供する。 【解決手段】 圧力センサをケース20に収納した圧力
発信器において、電線49を貫通させるためにケース2
0の内側に膨出して設けられた導出部40に、ケース2
0内外を連通する通気路4A,4Bを設け、ケース20
の内部空間側の内側開口部441に通気性および防水性
を有するフィルタ45を装着する。これにより、通気路
4A,4Bを比較的長く形成できるので、ゴミの付着等
によるフィルタ45の目詰まりを防止できるから、通気
性を維持できるうえ、肉厚の導出部40に通気路4A,
4Bを設けるのでケース20の強度低下を抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧力発信器に関
し、詳しくは、被検知圧力および大気圧の圧力差を検出
して電気信号に変換する圧力センサと、この圧力センサ
が収納されるケースとを備えた圧力発信器に関する。
【0002】
【背景技術】流体圧力の測定には、被検知圧力および大
気圧の圧力差を検出して電気信号に変換する圧力センサ
をケースに収納した圧力発信器が用いられている。圧力
発信器の圧力センサとしては、ダイアフラムを用いた構
造のものが知られている。すなわち、ダイアフラムの一
方の面を被検知圧力を受ける感圧面とするとともに、他
方の面を大気圧を受ける大気圧受圧面とし、感圧面に測
定対象となる流体のみを導入して、大気圧受圧面はケー
スの内部空間に開放している。これにより、被検知圧力
および大気圧の圧力差によってダイアフラムが変形する
ようになっている。この種の圧力センサとしては、例え
ば、ダイアフラムの変形を歪みゲージにより電気信号に
変換する歪みゲージ型圧力センサや、ダイアフラムの変
形を静電容量として検出する静電容量型圧力センサ等が
知られている。
【0003】また、圧力発信器の設置される測定環境が
過酷な場合等には、圧力センサを保護するために、ケー
スを密閉構造にして防水性や防塵機能の向上を図るよう
にしている。しかし、ケースを密閉すると、温度変化や
ダイアフラムの変形によってケース内の圧力が変動し、
大気圧受圧面にかかる圧力が大気圧と同一でなくなるた
め、正確な計測ができなくなる。
【0004】このような問題を解消するために、ケース
に大気開放用孔を形成して通気路とし、この大気開放用
孔をケースの内側から撥水布からなるフィルタで覆い、
ケース内への水等の浸入を防ぐとともに、ケース内外の
通気を確保する方法が提案されている(実開平2−13
5838号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この方法では、大気開
放用孔(通気路)の長さをケースの厚さ分程度しか確保
できず、ゴミや水等がフィルタまで到達しやすい。この
ため、測定環境が悪い場合等には、ゴミや泥等の付着に
よりフィルタに目詰まりが生じて通気性が失われるおそ
れがある。また、大気開放用孔を、ケースにおける通常
の肉厚の部分に形成するので、大気開放孔の大きさや形
状によっては、ケースの強度が低下する場合が考えられ
る。
【0006】本発明の目的は、測定環境が過酷な場合で
も、フィルタの通気性を継続して確保でき、かつ、通気
路を形成したことによるケースの強度低下を抑制できる
圧力発信器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、被測定部の被
検知圧力を受ける感圧面および大気圧を受ける大気圧受
圧面を有しかつ前記被検知圧力および大気圧の圧力差を
検出して電気信号に変換する圧力センサと、この圧力セ
ンサが収納されるケースとを備えた圧力発信器であっ
て、ケースには、当該ケースの内部からその外部に引き
出される導出部材を貫通させるための導出部が内側に膨
出して設けられ、この導出部には、ケースの内部と外部
とを連通する通気路が設けられ、この通気路は、通気性
および防水性を有するフィルタにより封口され、このフ
ィルタは、通気路のうちケースの内部空間側の内側開口
部に装着されていることを特徴とする。
【0008】本発明では、ケース内外を連通する通気路
は、ケースの内側に膨出した導出部に設けられているの
で、ケースのうち膨出していない他の部分に設けた場合
よりも通気路を比較的長く形成できる。この比較的長い
通気路の内側開口部がフィルタによって封口されている
ため、ケース外のゴミや泥等がフィルタまで達すること
がほとんどなくなり、フィルタの目詰まりや損傷を確実
に防止でき、測定環境が過酷な場合でも通気性を継続し
て確保できる。また、ケースの内側に膨出した導出部
は、ケースの他の部分よりも肉厚になっているので、通
気路を形成したことによるケースの強度低下を抑制でき
る。さらに、導出部材用の導出部を利用して通気路を構
成することで、既存のケースに対しても簡単に通気路を
形成できる。
【0009】そして、前記通気路は、上下方向に延びる
部分を有して構成されていることが好ましく、これによ
ると、ゴミや水等が通気路の内側開口部まで到達しにく
くなるので、フィルタの目詰まりや損傷をより確実に防
止できる。
【0010】以上において、導出部には、導出部材が挿
通される導出孔と、この導出孔と交差してケースの内部
空間に通じる通気孔とが設けられ、前記通気路は、通気
孔と、導出孔および導出部材の間の隙間とを含んで構成
されていてもよい。
【0011】このように、互いに交差する導出孔および
通気孔により通気路を構成した場合、この交差部分で通
気路が屈曲するので、この屈曲部分でゴミや水等が阻止
されてフィルタまで到達しにくくなるから、フィルタの
目詰まりや損傷を効果的に防止できる。また、通気路を
屈曲させることで、その全長を、通気路を直線的に形成
した場合よりも長くできるので、フィルタをゴミ等から
一層確実に保護できる。さらに、導出孔と導出部材との
間の隙間を利用して通気路を構成することで、導出部の
構造を簡略化できるので、通気路を簡単に形成できる。
【0012】そして、この導出孔は、ケースの外部へ下
向きに開口していることが好ましく、これによると、導
出孔から入り込むゴミや水等の量を少なくできる。
【0013】また、導出孔のうち、通気孔と交差する部
分よりもケースの内部空間側の部分には、当該導出孔と
導出部材との間の隙間を塞ぐシール部材が設けられてい
ることが望ましい。
【0014】このようなシール部材を設けて導出孔を遮
断することで、ケース内外を通気路のみで連通させるこ
とができるので、ケース内外の通気を全て通気路、つま
り、フィルタを介して行えるから、ゴミや水等の浸入を
確実に阻止できる。
【0015】この場合、シール部材は、導出孔に突設さ
れた係止部と、導出部材に外挿されて当該導出孔に螺入
された筒状のねじ部材との間に配置され、このねじ部材
を締め付けることにより、シール部材が弾性変形して導
出部材および導出孔の内面に密着している構造としても
よい。この構造では、ねじ部材を締め付けるだけで導出
孔を閉塞できるので、ケースを容易に密閉できる。
【0016】一方、前記ケースの少なくとも一面が、設
置場所の被取付面に当接される取付面とされている場
合、前記通気路は、ケースの内部空間から延びて取付面
に開口する通気孔により構成してもよい。
【0017】このように、通気孔をケースの取付面に開
口させると、ゴミや水等が被取付面に阻止されて通気孔
に入りにくくなるから、ゴミ等がフィルタまで達するこ
とがほとんどなくなり、フィルタの目詰まりや損傷を確
実に防止できる。
【0018】この場合、取付面には、被取付面と離間す
るへこみ部が設けられ、通気孔は、このへこみ部に開口
していることが好ましい。このようにすると、被取付面
によって通気孔への空気の出入りが妨げられることがな
くなるので、通気路において良好な空気の流通状態を確
保できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に基づいて説明する。図1および図2には、船舶内に
設置された配管の内部圧力等の被検知圧力を計測する本
実施形態の圧力発信器1が示されている。この圧力発信
器1は、被検知圧力および大気圧の圧力差を検出して電
気信号に変換する検出部10と、この検出部10が収納
される略直方体形状の箱形のケース20と、このケース
20を配管等の被測定部に接続するための継手30とを
備えている。
【0020】検出部10は、被検知圧力を受ける感圧面
11Aおよび大気圧を受ける大気圧受圧面11Bを備え
た圧力センサ11と、この圧力センサ11からの電気信
号を処理する回路を搭載した回路基板12と、この回路
基板12と電線を介して接続された端子13Aを搭載し
た端子台13とを含んで構成されている。
【0021】圧力センサ11は、図示しないが、ダイア
フラムと、ダイアフラムの変形を検出して電気信号に変
換する変換手段とを有するものであり、ダイアフラムの
両面がそれぞれ感圧面11Aおよび大気圧受圧面11B
となっている。この圧力センサ11としては、例えば、
ダイアフラムの大気圧受圧面11Bに歪みゲージを設け
た歪みゲージ型圧力センサ、或いは、ダイアフラムと電
極とを対向配置し、ダイアフラムの変位を感圧面11A
の電極とこの感圧面11Aと対向する電極との間の静電
容量の変化として検出する静電容量型圧力センサ等を採
用できる。
【0022】このような圧力センサ11は、段付きにな
った筒状のホルダ14内にゴム製のパッキン141を介
して保持され、その上には、リング状の樹脂製押さえ部
材17が配置されている。ホルダ14の上面には、中央
部が開口した金属製の押さえ板15がねじ固定され、そ
の上に、前述した回路基板12が積層配置されている。
また、圧力センサ11に重ねられた押さえ部材17に
は、当該押さえ部材17、押さえ板15および回路基板
12を貫通する筒状の通気部17Aが立設され、この通
気部17Aを通じて圧力センサ11の大気圧受圧面11
Bがケース20内の空間に開放されている。これらの圧
力センサ11、回路基板12、押さえ板15および押さ
え部材17は、アルミ製のシールド材16により覆われ
ている。このシールド材16は、ケース20の背面に沿
って立ち上がる立上部16Aを備え、この立上部16A
に、樹脂製のカバー131で覆われた端子台13が固定
されている。
【0023】ケース20は、正面の下部と背面の上部を
通る面で分割された斜め半割りの最中状に形成されてい
る。具体的には、検出部10が組み込まれたアルミ製の
本体ケース部21と、この本体ケース部21の蓋となる
アルミ製の蓋ケース部22と、これらのケース部21,
22の間に介装されたパッキン材23とを有して構成さ
れ、このパッキン材23により、ケース部21,22が
互いに密着するようになっている。
【0024】本体ケース部21および蓋ケース部22
は、正面下端側の角部を軸に回動させて開閉するように
接合されている。すなわち、本体ケース部21の正面側
の下端部および蓋ケース部22の正面側の下端部には、
それぞれ一対の接合片211,221が突設され、互い
に当接している。これらの接合片211,221には、
ばねピン24が挿入され、このばねピン24を軸に各ケ
ース部21,22が回動自在に連結されている。このよ
うなケース部21,22は、背面側上端部で互いにねじ
25固定されて閉塞される。
【0025】また、本実施形態の圧力発信器1では、本
体ケース部21の背面が、設置場所の被取付面99(図
3参照)に固定される取付面21Cとされている。この
ような圧力発信器1を被測定部に設置するにあたって
は、この取付面21Cを被取付面99に当接させて固定
する。
【0026】本体ケース部21の下面のうち、圧力セン
サ11の下面(感圧面11A)に対応した部分には、継
手30を挿入するための筒状の保持部21Bを備えた開
口21Aが形成されている。この保持部21Bと継手3
0との間には、継手30の軸心と直交する一対のばねピ
ン26(一方のみ図示)が挿入され、これにより、本体
ケース部21と継手30とが互いに連結されている。ま
た、保持部21Bと継手30との間には、防水性および
気密性を確保するためのOリング27が介装されてい
る。
【0027】継手30は、一端に本体ケース部21に接
続される取付部30Aを有し、他端に配管等の被測定部
に螺合して固定するためのねじ部30Bを備え、その内
部には、軸心に沿って流体を流通させるための流通孔3
0Cが形成されている。取付部30Aの端面は、ホルダ
14の下面に溶接固定され、流通孔30Cと、ホルダ1
4内の感圧面11A側の空間とが連通されている。これ
により、被測定部からの流体は、流通孔30Cを通じて
圧力センサ11の感圧面11A側の空間に導かれ、感圧
面11Aに被検知圧力が加わるようになっている。
【0028】また、本体ケース部21には、端子13A
に接続された電線49が挿通される導出部40が設けら
れている。この導出部40は、ケース20の内部からそ
の外部に引き出される導出部材を貫通させるための部分
であり、本体ケース部21の内側に膨出して設けられて
いる。なお、電線49は、本発明における導出部材であ
り、信号伝達や電源供給等に用いられる任意の電線を採
用できる。
【0029】導出部40には、図3に示すように、電線
49を挿通するための導出孔41が形成されている。こ
の導出孔41は、上下方向に延びて設けられ、本体ケー
ス部21の下面に下向きに開口している。この導出孔4
1には、当該導出孔41と電線49との間の隙間を塞ぐ
シール部材としてのグランドパッキン42が設けられて
いる。このグランドパッキン42は、筒状に形成された
ゴム製のシール部材であり、一対のリング状の金属板4
21,422に挟持されている。
【0030】グランドパッキン42および金属板42
1,422は、導出孔41の径方向内側に突設された係
止部41Aと、当該導出孔41に螺入されたねじ部材と
してのケーブルグランド部材43との間に配置されてい
る。ケーブルグランド部材43は、挿通孔43Aを有し
て筒状に形成され、この挿通孔43Aに電線49を挿通
した状態で導出孔41に螺入できるようになっている。
【0031】このような構造では、導出孔41におい
て、電線49をケーブルグランド部材43の挿通孔43
A、グランドパッキン42および金属板421,422
に挿通した状態で、ケーブルグランド部材43を締め付
けると、グランドパッキン42が係止部41Aに押圧さ
れ、扁平に弾性変形して導出孔41の内面および電線4
9にそれぞれ圧接されて密着し、これにより、導出孔4
1が密閉される。このように、本実施形態では、圧力発
信器1の防水性および気密性を確保しつつ電線49を導
出孔41からケース20外に引き出せるようになってい
る。
【0032】この導出部40には、ケース20の内部と
外部とを連通する通気路4A,4Bが設けられている。
すなわち、導出部40には、導出孔41と直交する通気
孔44A,44Bが形成されている。これらの通気孔4
4A,44Bは、導出孔41において、当該通気孔44
A,44Bと導出孔41との交差部分よりも、前述した
グランドパッキン42がケース20の内部空間側となる
位置に形成されている。これにより、通気孔44A,4
4Bは、グランドパッキン42に封口されることなく、
金属板422と金属製のケーブルグランド部材43との
間に形成された隙間を通じて、導出孔41と連通され
る。また、金属製のケーブルグランド部材43と導出部
40(導出孔41)との螺合部分には、大気に通じる隙
間(図示省略)が形成され、この隙間も通気孔44A,
44Bおよび導出孔41と連通されている。
【0033】二つの通気孔44A,44Bのうち、一方
の通気孔44Aは、導出孔41から延びてケース20の
内部空間に開口し、他方の通気孔44Bは、導出孔41
から延びて取付面21Cのへこみ部21Dに開口してい
る。このへこみ部21Dは、被取付面99と離間した部
分であり、取付面21Cのうち導出部40に対応した部
分に形成されている。
【0034】本実施形態の通気路4Aは、一方の通気孔
44Aと、上下方向に延びる導出孔41および電線49
の間の隙間48とを含んで構成されている。また、通気
路4Bは、通気孔44A,44Bと、導出孔41および
電線49の間の隙間48とを有して構成されている。こ
こで、導出孔41および電線49の間の隙間48は、具
体的には、ケーブルグランド部材43の挿通孔43Aと
電線49との間の隙間、ケーブルグランド部材43と金
属板422との間の隙間(図示省略)、ケーブルグラン
ド部材43と導出孔41の内周面との間の隙間(図示省
略)、および、金属板422とグランドパッキン42と
の間の隙間(図示省略)を含む。
【0035】各通気路4A,4Bの空気が集合する一方
の通気孔44Aは、通気性および防水性を有する円盤状
のフィルタ45によって封口されている。このフィルタ
45は、通気孔44Aのうちケース20の内部空間側の
内側開口部441に装着されている。具体的には、フィ
ルタ45は、平座金46とともに内側開口部441の段
付きになった部分にはめ込まれ、当該フィルタ45を平
座金46により押圧した状態でかしめて固定されてい
る。フィルタ45は、空気を通す通気性と、水分を通さ
ない防水性とを兼ね備えたものであり、例えば、多孔質
のフッ素樹脂系材料からなるものである。
【0036】本実施形態の圧力発信器1では、ケース2
0の内部が外部の大気よりも低圧になると、図3中矢印
で示すように、ケース20外の大気が、通気路4A,4
Bを通じてケース20内に導入される。つまり、大気
は、取付面21Cのへこみ部21Dに開口した通気孔4
4Bと、導出孔41および電線49の間の隙間48、具
体的には、挿通孔43Aおよび電線49の間の隙間と、
ケーブルグランド部材43および導出孔41の螺合部分
の隙間とから導入され、通気孔44Aからフィルタ45
を介してケース20内に取り込まれる。フィルタ45に
おいては、水分やゴミ等は除去され、空気のみが通過す
るため、大気とともにゴミや水等がケース20の内部に
入り込むことはない。大気が取り込まれたケース20内
の空間は、通気部17Aを介して圧力センサ11の大気
圧受圧面11Bと連通しているので、大気圧受圧面11
Bには、ケース20外部の大気と同圧の大気圧が加わる
ようになる。
【0037】逆に、ケース20の内部が外部の大気より
も高圧になると、前述した空気の流れと逆方向に、ケー
ス20内の空気が通気路4A,4Bを流通してケース2
0外に排出される。これにより、大気圧受圧面11Bに
は、常時ケース20外の大気と同じ大気圧が加わるよう
になる。
【0038】一方、配管等の流体は、被測定部から継手
30の流通孔30Cを通じて圧力センサ11の感圧面1
1A側の空間に導入され、感圧面11Aには、流体の圧
力、つまり、被検知圧力が加わるようになる。
【0039】このように、圧力センサ11の感圧面11
Aおよび大気圧受圧面11Bでは、それぞれ被検知圧力
と大気圧とを受けるため、両圧力の差によりダイアフラ
ムが変位し、この変位が検出されて電気信号に変換され
る。この電気信号は回路基板12の電子回路等において
処理され、電線49を介して表示装置や制御装置等の外
部の装置に送られる。
【0040】このような本実施形態によれば、以下のよ
うな効果がある。すなわち、ケース20内外を連通する
通気路4A,4Bは、ケース20の内側に膨出した導出
部40に設けられているので、ケース20のうちで膨出
していない他の部分に設けた場合よりも通気路4A,4
Bを比較的長く形成できる。この比較的長い通気路4
A,4Bの内側開口部441がフィルタ45によって封
口されているため、ケース20外のゴミ等がフィルタ4
5まで達することがほとんどなくなり、フィルタ45の
目詰まりや損傷を確実に防止でき、測定環境が過酷な場
合でも通気性および防水性を継続して確保できる。
【0041】従って、圧力センサ11の大気圧受圧面1
1Bを通気路4A,4Bを介して大気に確実に連通させ
ることができるから、測定精度の向上を図ることができ
る。また、フィルタ45の破損を防止でき、その防水性
を維持できるので、圧力センサ11や電子回路等への水
の付着および結露を確実に防止できる。そして、風雨に
晒される屋外等で測定を行った場合等、仮に、水や粉塵
等が内側開口部441まで到達したとしても、フィルタ
45によって確実に阻止できるので、ケース20内の部
品を確実に保護できる。
【0042】また、ケース20の内側に膨出した導出部
40は、ケース20の他の部分よりも肉厚になっている
ので、通気路4A,4Bを形成したことによるケース2
0の強度低下を抑制できる。加えて、導出部40は、ケ
ース20の内側に膨出しているため、圧力発信器1の小
型化を図ることができるうえ、ケース20内の空間を有
効利用できる。さらに、導出部材49用の導出部40を
利用して通気路4A,4Bを構成しため、既存の構造の
ケースに対しても簡単に通気路4A,4Bを形成でき
る。
【0043】そして、通気路4Aは、上下方向に延びる
導出孔41と電線49の間の隙間48を含んで構成され
ているので、ゴミや水等が通気路4A,4Bの内側開口
部441まで到達しにくくなるので、フィルタ45の目
詰まりや損傷を確実に防止できる。
【0044】さらに、通気路4Aは、導出孔41と直交
してケース20の内部空間に通じる通気孔44Aと、導
出孔41および電線49の間の隙間48とを含んで構成
されているので、通気孔44Aおよび隙間48の交差部
分で通気路4Aが屈曲するので、この屈曲部分でゴミや
水等が阻止されてフィルタ45まで到達しにくくなるか
ら、フィルタ45の目詰まりや損傷を効果的に防止でき
る。また、通気路4Aを屈曲させることで、その全長を
長くできるので、フィルタ45をゴミ等から一層確実に
保護できる。さらに、導出孔41と電線49との間の隙
間48を利用して通気路4A,4Bを構成することで、
導出部40の構造を簡略化できるので、通気路4A,4
Bを簡単に形成できる。
【0045】そして、導出孔41は、ケース20の外部
へ下向きに開口しているので、導出孔41から通気路4
Aに入り込むゴミや水等の量を少なくできる。
【0046】また、グランドパッキン42を、導出孔4
1のうち、通気孔44A,44Bと交差する部分よりも
ケース20の内部空間側の部分に設けて、導出孔41を
閉塞したので、ケース20内外を通気路4A,4Bのみ
で連通させることができるので、ケース20内外の通気
を全て通気路4A,4B、つまり、フィルタ45を介し
て行えるから、ゴミや水等の浸入を確実に阻止できる。
【0047】さらに、ケーブルグランド部材43の締め
付けにより、グランドパッキン42を弾性変形させて導
出孔41を閉塞する構造とされているので、ケーブルグ
ランド部材43を締め付けるだけでケース20を容易に
密閉できる。
【0048】そして、通気孔44Bは、ケース20の取
付面21Cに開口しているので、ゴミや水等が通気孔4
4Bに入りにくくなり、ゴミ等がフィルタ45まで達す
ることがほとんどなくなるから、フィルタ45の目詰ま
りや損傷を確実に防止できる。
【0049】とくに、通気孔44Bは、取付面21Cの
へこみ部21Dに開口しているため、被取付面99によ
って通気孔44Bへの空気の出入りが妨げられることが
なくなるから、通気路4Bにおいて良好な空気の流通状
態を確保できる。
【0050】そして、導出孔41と電線49との間の隙
間48は、ケーブルグランド部材43の挿通孔43Aと
電線49との間の隙間、ケーブルグランド部材43と金
属板422との間の隙間、導出孔41の内周面およびケ
ーブルグランド部材43野良合部分の隙間、および、金
属板422とグランドパッキン42との間の隙間を含む
複数系統となるため、仮に、ゴミや水等によって一つの
系統に目詰まり等が生じても、他の系統を通じて大気を
流通させることができるから、通気路4A,4Bが遮断
されることがなくなる。
【0051】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を
含み、以下に示すような変形なども本発明に含まれる。
すなわち、前記実施形態では、導出孔41を利用して通
気路4A,4Bを構成したが、例えば、図4に示すよう
に、導出部40に、ケース20の内部空間から延びて取
付面21Cに開口する通気孔81を形成し、この通気孔
81のうちケース20の内部空間側の内側開口部811
にフィルタ45を取り付けて、この通気孔81により通
気路8を構成してもよい。このようにすれば、通気路8
を比較的長くできるうえ、通気路8は、被取付面99に
当接される取付面21Cに開口しているので、ゴミや水
等が通気路8に入りにくくなる。従って、ゴミ等が、通
気路8の内側開口部811の端部に設けたフィルタ45
まで達することがなくなるから、フィルタ45の目詰ま
りや損傷を確実に防止できる。
【0052】また、通気孔81を上下方向に延びる部分
を有して構成し、導出部40の上面に開口させること
で、ケース20内にゴミや水等が入り込みにくい構造に
することができる。さらに、通気孔81を取付面21C
から水平方向に延びて上方に屈曲したL字状に形成する
ことで、屈曲部分でゴミ等の侵入を効果的に阻止でき
る。
【0053】前記実施形態の導出部40には、取付面2
1Cに開口する通気孔44Bを設けて通気路4Bを構成
したが、この通気孔44Bは省略してもよく、通気路4
Aのみとしてもよい。また、前記実施形態では、ケース
20の取付面21Cを被取付面99に当接させて固定し
たが、圧力発信器を被取付面のない場所に設置する場合
等には、取付面21Cが露出した状態で圧力発信器を設
置してもよい。この場合、ゴミや水分等が通気路に入り
込むのを防ぐために、通気孔44Bは形成しない方が好
ましい。
【0054】前記実施形態の導出孔41は、上下方向に
延びた構造を有していたが、これに限定されず、水平方
向や斜め方向等の他の方向に延びて形成されていてもよ
い。また、通気孔は、導出孔と直交するものに限定され
ず、導出孔と交差するものであればその形状や方向は任
意である。
【0055】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
ケース内外を連通する通気路を、ケースの内側に膨出し
た導出部に設けることで、通気路を比較的長く形成でき
る。この通気路の内側開口部をフィルタによって封口す
ることで、ケース外のゴミ等がフィルタまで達すること
がほとんどなくなり、フィルタの目詰まりや損傷を確実
に防止でき、測定環境が過酷な場合でも通気性を維持・
確保できる。また、ケースの内側に膨出した導出部は、
ケースの他の部分よりも肉厚になっているので、通気路
を形成したことによるケースの強度低下を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す斜視図。
【図2】前記実施形態の圧力発信器を示す断面図。
【図3】前記実施形態の通気路を示す拡大断面図。
【図4】本発明の圧力発信器の他の通気路を示す拡大断
面図。
【符号の説明】
1 圧力発信器 4A,4B,8 通気路 11 圧力センサ 11A 感圧面 11B 大気圧受圧面 20 ケース 21C 取付面 21D へこみ部 40 導出部 41 導出孔 41A 係止部 42 グランドパッキン(シール部材) 43 ケーブルグランド部材(ねじ部材) 44A,44B,81 通気孔 45 フィルタ 49 電線(導出部材) 99 被取付面 441,811 内側開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横山 崇之 東京都大田区東馬込1−30−4 長野計器 株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定部の被検知圧力を受ける感圧面お
    よび大気圧を受ける大気圧受圧面を有しかつ前記被検知
    圧力および大気圧の圧力差を検出して電気信号に変換す
    る圧力センサと、この圧力センサが収納されるケースと
    を備えた圧力発信器であって、 前記ケースには、当該ケースの内部からその外部に引き
    出される導出部材を貫通させるための導出部が内側に膨
    出して設けられ、 この導出部には、前記ケースの内部と外部とを連通する
    通気路が設けられ、 この通気路は、通気性および防水性を有するフィルタに
    より封口され、 このフィルタは、前記通気路のうち前記ケースの内部空
    間側の内側開口部に装着されていることを特徴とする圧
    力発信器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した圧力発信器におい
    て、 前記通気路は、上下方向に延びる部分を有して構成され
    ていることを特徴とする圧力発信器。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載した圧力
    発信器において、 前記導出部には、前記導出部材が挿通される導出孔と、
    この導出孔と交差して前記ケースの内部空間に通じる通
    気孔とが設けられ、 前記通気路は、前記通気孔と、前記導出孔および前記導
    出部材の間の隙間とを含んで構成されていることを特徴
    とする圧力発信器。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載した圧力発信器におい
    て、 前記導出孔は、前記ケースの外部へ下向きに開口してい
    ることを特徴とする圧力発信器。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4に記載した圧力
    発信器において、 前記導出孔のうち、前記通気孔と交差する部分よりも前
    記ケースの内部空間側の部分には、当該導出孔と前記導
    出部材との間の隙間を塞ぐシール部材が設けられている
    ことを特徴とする圧力発信器。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載した圧力発信器におい
    て、 前記シール部材は、前記導出孔に突設された係止部と、
    前記導出部材に外挿されて当該導出孔に螺入された筒状
    のねじ部材との間に配置され、 このねじ部材を締め付けることにより、前記シール部材
    が弾性変形して前記導出部材および前記導出孔の内面に
    密着していることを特徴とする圧力発信器。
  7. 【請求項7】 請求項1または請求項2に記載した圧力
    発信器において、 前記ケースの少なくとも一面は、設置場所の被取付面に
    当接される取付面とされ、 前記通気路は、前記ケースの内部空間から延びて前記取
    付面に開口する通気孔からなることを特徴とする圧力発
    信器。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載した圧力発信器におい
    て、 前記取付面には、前記被取付面と離間するへこみ部が設
    けられ、 前記通気孔は、このへこみ部に開口していることを特徴
    とする圧力発信器。
JP28188897A 1997-10-15 1997-10-15 圧力発信器 Expired - Fee Related JP3924361B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28188897A JP3924361B2 (ja) 1997-10-15 1997-10-15 圧力発信器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28188897A JP3924361B2 (ja) 1997-10-15 1997-10-15 圧力発信器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11118649A true JPH11118649A (ja) 1999-04-30
JP3924361B2 JP3924361B2 (ja) 2007-06-06

Family

ID=17645374

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28188897A Expired - Fee Related JP3924361B2 (ja) 1997-10-15 1997-10-15 圧力発信器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3924361B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016076208A1 (ja) * 2014-11-12 2016-05-19 株式会社東海理化電機製作所 ニュートラルスタートスイッチ
GB2568917A (en) * 2017-11-30 2019-06-05 Cniguard Ltd Monitor for underground infrastructure
US10684031B2 (en) 2016-03-31 2020-06-16 Novinium, Inc. Smart system for manhole event suppression system
CN112050999A (zh) * 2020-11-02 2020-12-08 南京沃天科技股份有限公司 一种用于石油输送的压力变送器
US10962253B2 (en) 2015-06-05 2021-03-30 Novinium, Inc. Systems for circulating air inside a manhole vault
US11060754B2 (en) 2015-06-05 2021-07-13 Novinium, Inc. Ventilation system for manhole vault
WO2022102358A1 (ja) * 2020-11-12 2022-05-19 株式会社Sumco 差圧測定装置および差圧測定方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016076208A1 (ja) * 2014-11-12 2016-05-19 株式会社東海理化電機製作所 ニュートラルスタートスイッチ
US10962253B2 (en) 2015-06-05 2021-03-30 Novinium, Inc. Systems for circulating air inside a manhole vault
US11060754B2 (en) 2015-06-05 2021-07-13 Novinium, Inc. Ventilation system for manhole vault
US11561023B2 (en) 2015-06-05 2023-01-24 Novinium, Llc Ventilation system for manhole vault
US10684031B2 (en) 2016-03-31 2020-06-16 Novinium, Inc. Smart system for manhole event suppression system
US11346566B2 (en) 2016-03-31 2022-05-31 Novinium, Inc. Smart system for manhole event suppression system
GB2568917A (en) * 2017-11-30 2019-06-05 Cniguard Ltd Monitor for underground infrastructure
CN112050999A (zh) * 2020-11-02 2020-12-08 南京沃天科技股份有限公司 一种用于石油输送的压力变送器
WO2022102358A1 (ja) * 2020-11-12 2022-05-19 株式会社Sumco 差圧測定装置および差圧測定方法
TWI805006B (zh) * 2020-11-12 2023-06-11 日商Sumco股份有限公司 壓差測量裝置以及壓差測量方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3924361B2 (ja) 2007-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7024937B2 (en) Isolated pressure transducer
JP2000121474A (ja) 自動車用センサの取付け構造及び半導体圧力センサ
JP2000337987A (ja) 圧力センサ装置
CN214621575U (zh) 一种防水压力变送器
JPH11118649A (ja) 圧力発信器
JPH11148880A (ja) 圧力発信器
JP4753681B2 (ja) 防水秤
US7665365B2 (en) Pressure sensor and attachment structure of pressure sensor
US6278659B1 (en) Sensor mounting structure and electronics and watch having the structure
US7143650B2 (en) Pressure sensor
JP2000346737A (ja) 圧力センサ
CN218781934U (zh) 一种表压传感器
CN218822918U (zh) 一种表压传感器
CN218781935U (zh) 一种表压传感器
JP3482583B2 (ja) 圧力検知機の防水構造
JP2601216Y2 (ja) セキュリティ機能を備えたフルイディック式ガスメータ
JP2569863B2 (ja) 半導体圧力センサ
JP4224224B2 (ja) 変換器のケース構造
CN216719859U (zh) 一种防水保险丝组件
WO2017098797A1 (ja) 圧力センサ
JP2677707B2 (ja) カメラケース防水機構
JP4878508B2 (ja) 流量メータ用超音波センサ取付部材
JPH08184519A (ja) 圧力センサ
JPH036435A (ja) 差圧・圧力発信器
JP2513765Y2 (ja) 配線接続装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040614

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060629

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061031

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130302

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160302

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees