JPH11118618A - サーミスタ取付構造 - Google Patents

サーミスタ取付構造

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JPH11118618A
JPH11118618A JP9288201A JP28820197A JPH11118618A JP H11118618 A JPH11118618 A JP H11118618A JP 9288201 A JP9288201 A JP 9288201A JP 28820197 A JP28820197 A JP 28820197A JP H11118618 A JPH11118618 A JP H11118618A
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JP
Japan
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thermistor
temperature
temperature sensing
cylinder
sensitive
Prior art date
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Pending
Application number
JP9288201A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Takechi
久史 武市
Nobuhiro Imada
信宏 今田
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11118618A publication Critical patent/JPH11118618A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーミスタと感温筒の感温部との接触面積を
増大させて該感温部の温度変化に対するサーミスタの温
度検知の応答性を高める。 【解決手段】 感温筒2の胴部21を、多角形の断面形
状をもつ角筒体とし、この感温筒2内に丸軸状の外観形
態をもつサーミスタ1を嵌挿配置する。かかる構成とす
ることで、上記感温筒2の感温部となる上記胴部21と
上記サーミスタ1とが、該サーミスタ1の周方向の少な
くとも2以上の点において線接触し、例えば従来のよう
に上記感温筒2が円筒状の外観形態をもつ場合に比し
て、該感温筒2の感温部と上記サーミスタ1との接触面
積、即ち、熱伝導面積が倍増し、それだけ該感温部の温
度変化に対する上記サーミスタ1の温度検知の応答性が
向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、感温筒内挿入型
のサーミスタの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、空気調和機においては、冷媒回
路内を循環する冷媒(ガス冷媒)の温度を検出する手段
の一つとして、感温筒内挿型のサーミスタを用いること
が知られている。即ち、図4〜図6に示すように、冷媒
管34の管壁を貫通してその内部(即ち、被温度検知環
境内)に臨ましめた状態で鍔付有底筒状の感温筒32を
配置するとともに、外部に臨む該感温筒32の開口端か
らその内部に、取付バネ33を介してサーミスタ31を
嵌挿配置し、該サーミスタ31の感温部において上記感
温筒32の感温面、即ち、胴部32aの温度を検知する
ことで上記冷媒温度を間接的に検出するようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図6に示す
ように、上記サーミスタ31は感温の指向性を排除する
等の観点から、一般的形態として丸軸状の外観形態をも
っている。これに対して、上記感温筒32は、上記サー
ミスタ31の形態との対応性及び制作容易性等の観点か
ら、円筒状の外観形態をもつものが従来一般的であっ
た。
【0004】ところが、このように丸軸状の外観形態を
もつサーミスタ31と円筒状の外観形態をもつ感温筒3
2との組み合わせによれば、図4に示すように上記感温
筒32内に上記サーミスタ31を嵌挿配置した状態にお
いては、図5に示すようにこれら両者は円周上の一点に
おいて線接触することになり、その接触面積が小さい。
このようにサーミスタ31と感温筒32との接触面積が
小さいということは、該感温筒32側からサーミスタ3
1側への熱伝導に関与する熱伝導面積が小さいというこ
とであり、その結果、例えば、上記感温筒32の感温部
の温度が変化した場合における上記サーミスタ31の温
度検知の応答性が悪く、冷媒温度の変化に即応した空気
調和機の空調制御ができないということになる。
【0005】そこで本願発明は、サーミスタと感温筒の
感温部との接触面積を増大させて該感温部の温度変化に
対するサーミスタの温度検知の応答性を高めるようにし
たサーミスタ取付構造を提案することを目的としてなさ
れたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として次のような構成を採
用している。
【0007】本願の第1の発明では、有底筒状形態を有
するとともに感温部となるその胴部21と底壁部22と
を被温度検知環境内に露出させた状態で配置される感温
筒2の内部に、丸軸状の外観形態をもつサーミスタ1
を、取付バネ3を介して嵌挿配置し、該サーミスタ1の
外周面1aを上記感温筒2の胴部21の内周面21aに
押圧接触させるようにしたサーミスタ取付構造におい
て、上記感温筒2の上記胴部21を、多角形の断面形状
をもつ角筒体としたことを特徴としている。
【0008】本願の第2の発明では、上記第1の発明に
かかるサーミスタ取付構造において、上記感温筒2の底
壁部22を該感温筒2の軸方向に略直交する平面とする
とともに、該底壁部22に上記サーミスタ1の先端面1
bを接触させたことを特徴としている。
【0009】
【発明の効果】本願発明ではかかる構成とすることによ
り次のような効果が得られる。 本願の第1の発明にかかるサーミスタ取付構造によ
れば、感温筒2の胴部21を、多角形の断面形状をもつ
角筒体とし、この感温筒2内に丸軸状の外観形態をもつ
サーミスタ1を嵌挿配置するようにしているので、該感
温筒2の感温部となる上記胴部21と上記サーミスタ1
とが、該サーミスタ1の周方向の少なくとも2以上の点
において線接触し、例えば従来のように上記感温筒2が
円筒状の外観形態をもつ場合に比して、該感温筒2の感
温部と上記サーミスタ1との接触面積、即ち、熱伝導面
積が倍増し、それだけ該感温部の温度変化に対する上記
サーミスタ1の温度検知の応答性が向上し、例えばこの
サーミスタ1が空気調和機において冷媒温度の検知用に
供せられるものである場合には冷媒温度の変化に即応し
た最適な空調制御が可能となるものである。
【0010】 本願の第2の発明にかかるサーミスタ
取付構造によれば、上記感温筒2の底壁部22、即ち、
該感温筒2においてその感温部の一つとして有効に機能
し得る部位を該感温筒2の軸方向に略直交する平面と
し、該底壁部22に上記サーミスタ1の先端面1bを接
触させるようにしているので、該底壁部22とサーミス
タ1の先端面1bとの面接触による接触面積だけ、上記
第1の発明におけるサーミスタ取付構造の場合よりも熱
伝導面積が増加し、感温部の温度変化に対する上記サー
ミスタ1の温度検知の応答性がさらに向上するものであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本願発明を好適な実施形態
に基づいて具体的に説明する。図1及び図2には、本願
発明の実施形態にかかるサーミスタ取付構造を示してお
り、同各図において符号1は丸軸状の外観形態をもつサ
ーミスタである。このサーミスタ1は、例えば空気調和
機の冷媒管路4内を循環するガス冷媒の温度を検出する
ために使用されるものであって、その先端面1b寄りの
内部には例えば金属酸化物系の半導体でなる感温部が設
けられるとともに、基端面1cにはリード線5が備えら
れている。そして、このサーミスタ1は、次述の感温筒
2内に取付バネ3を介して取り付けられる。
【0012】上記感温筒2は、例えば銅等の良導材によ
り鍔付有底筒状に一体成形されたものであって、六角形
の断面形状をもつ所定長さの筒体でなる胴部21と、該
胴部21の先端側においてその軸方向に略直交する方向
に延びる平面でなる底壁部22と、上記胴部21の基端
側に設けられた鍔部23とを備えている。そして、この
感温筒2は、冷媒管路4の管壁を貫通して取り付けら
れ、その胴部21と底壁部22は該冷媒管路4内に位置
している。従って、上記胴部21と底壁部22は、共
に、上記冷媒管路4内を循環するガス冷媒の温度変化に
応じてその温度が変化する「感温部」として機能する。
【0013】尚、上記胴部21の口径は、上記サーミス
タ1の外径よりも所定寸法だけ大きく設定され、該胴部
21の内部に上記サーミスタ1を嵌挿した状態において
該胴部21の内周面と上記サーミスタ1の外周面との間
に次述する取付バネ3の嵌装スペースが確保されるよう
になっている。
【0014】上記取付バネ3は、例えば適度の弾性をも
つ樹脂材により略ヘヤピン状に形成され、その一方の板
部3aと他方の板部3bとの間においてその接離方向へ
所定の弾性復元力を発生し得るように構成されている。
また、上記一方の板部3aの端部には鉤状の係止部3c
が、また他方の板部3bの端部には上記サーミスタ1の
端面に当接する当接部3dが、それぞれ設けられてい
る。
【0015】ここで、上記サーミスタ1の取り付け手順
について説明すると、先ず、上記冷媒管路4側に固定さ
れた上記感温筒2の胴部21内にその開口端側から上記
サーミスタ1を挿入する。次に、上記感温筒2の胴部2
1と上記サーミスタ1との間隙部に上記取付バネ3を弾
圧挿入し、上記一方の板部3aと他方の板部3bとの間
の弾圧復元力によって上記サーミスタ1の外周面1aを
上記胴部21の内周面21aに押圧付勢してこれら両者
を接触させる。また、上記取付バネ3は、その係止部3
cを上記感温筒2の鍔部23に係止することで、該取付
バネ3自身の脱落を防止するとともに、上記当接部3d
により上記サーミスタ1の基端面1cに所定の押圧力を
かけて該サーミスタ1の先端面1bを上記底壁部22に
面接触させ且つ保持する。以上で、上記感温筒2への上
記サーミスタ1の取り付けが完了する。
【0016】このサーミスタ1の取付完了状態において
は、上記感温筒2の胴部21が六角形の断面形状をもつ
角筒体とされているので、該胴部21の内周面21a
と、その内部に嵌装され且つ上記取付バネ3によって径
方向の一方側に付勢された上記サーミスタ1の外周面1
aとは、図2に示すように、点P1,P2の二点において
線接触することになる。また、上述のように、上記サー
ミスタ1の先端面1bも上記感温筒2の底壁部22に面
接触している。従って、上記感温筒2の感温部と上記サ
ーミスタ1との接触面積、即ち、これら両者間の伝熱に
関与する伝熱面積は、上記二つの線接触部分の面積と面
接触部分の面積との和となり、例えば従来のように上記
感温筒が円筒状とされ且つその筒壁部分のみを感温部と
して利用し、該感温部とサーミスタとをその周方向の一
点においてのみ線接触させる構成の場合に比して、格段
に大きくなる。この結果、上記接触面積の増加分だけ、
上記感温筒2の感温部の温度変化に対する上記サーミス
タ1の温度検知の応答性が向上し、例えばこのサーミス
タ1が空気調和機において冷媒温度の検知用に供せられ
るものである場合には冷媒温度の変化に即応した最適な
空調制御が可能となるものである。
【0017】尚、上記実施形態においては、上記感温筒
2の胴部21を六角形の断面形状をもつ角筒状としてい
るが、本願発明はかかる構成に限定されるものではな
く、要するに上記胴部21の断面形状が多角形であれば
良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明にかかるサーミスタ取付構造を示す断
面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】図1に示した感温筒及びサーミスタの斜視図で
ある。
【図4】従来のサーミスタ取付構造を示す断面図であ
る。
【図5】図4のV−V断面図である。
【図6】図4に示した感温筒及びサーミスタの斜視図で
ある。
【符号の説明】
1はサーミスタ、2は感温筒、3は取付バネ、4は冷媒
管路、21は感温筒の胴部、22は底壁部、23は鍔部
である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底筒状形態を有するとともに感温部と
    なるその胴部(21)と底壁部(22)とを被温度検知
    環境内に露出させた状態で配置される感温筒(2)の内
    部に、丸軸状の外観形態をもつサーミスタ(1)を、取
    付バネ(3)を介して嵌挿配置し、該サーミスタ(1)
    の外周面(1a)を上記感温筒(2)の胴部(21)の
    内周面(21a)に押圧接触させるようにしたサーミス
    タ取付構造であって、 上記感温筒(2)の上記胴部(21)が、多角形の断面
    形状をもつ角筒体とされていることを特徴とするサーミ
    スタ取付構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記感温筒(2)の底壁部(22)が該感温筒(2)の
    軸方向に略直交する平面とされるとともに、該底壁部
    (22)に上記サーミスタ(1)の先端面(1b)が接
    触していることを特徴とするサーミスタ取付構造。
JP9288201A 1997-10-21 1997-10-21 サーミスタ取付構造 Pending JPH11118618A (ja)

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JP (1) JPH11118618A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005121643A (ja) * 2003-09-24 2005-05-12 Sumitomo Chemical Co Ltd 測温センサ
JP2012127263A (ja) * 2010-12-15 2012-07-05 Nissan Motor Co Ltd オイルパン
JP2014214923A (ja) * 2013-04-24 2014-11-17 株式会社コロナ ミスト発生装置

Cited By (3)

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