JPH11118231A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH11118231A
JPH11118231A JP9278619A JP27861997A JPH11118231A JP H11118231 A JPH11118231 A JP H11118231A JP 9278619 A JP9278619 A JP 9278619A JP 27861997 A JP27861997 A JP 27861997A JP H11118231 A JPH11118231 A JP H11118231A
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JP
Japan
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indoor
indoor fan
air conditioner
mode
stopped
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JP9278619A
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English (en)
Inventor
Mototsugu Kikukawa
川 元 嗣 菊
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/70Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 室内ファンを含めた室内機内部のかびの発生
を防止するに当たり、かびの発生する運転状況に限って
室内ファンを継続運転することにより、使用者が不快感
を覚えたり、操作の誤解を招く機会を最小に留めること
のできる空気調和機を提供する。 【解決手段】 冷房モード及びドライモードの少なくと
も一方のモードで運転することが可能な制御部を有する
空気調和機において、室温及び室内熱交換器温度をそれ
ぞれ検出する温度センサを備え、制御部は冷房モード又
はドライモードでの運転停止時に、室内熱交換器の温度
に対して室温が所定値以上高いとき、所定時間だけ室内
ファンを継続運転することを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷房モード及び除
湿モードの少なくとも一方のモードで運転することが可
能な制御部を有するスプリット形の空気調和機に係り、
特に、室内ファンを含めた室内機に発生しやすいかびの
抑制に関する。
【0002】
【従来の技術】スプリット形の空気調和機を冷房運転す
ると、室内機の内部温度は10〜15℃になる。一方、
冷房運転停止時の室内温度は24℃〜28℃であること
が多い。従って、冷房運転終了時に室内機の内部に結露
することがある。一方、高速で回転する室内ファンに
は、その回転中に「ハウスダスト」と称される埃が付着
し、結露と重なってかびが発生する。このかびの発生は
室内ファンに限らず、室内機の内面にも発生することが
あった。
【0003】また、近年の空気調和装置は、静音化を実
現するために風量を抑制したり、フィルタの目詰まり、
吹出しグリル位置の変更等による送風負荷の変化に関係
なく室内ファンを定速制御することによる風量不足が発
生したり、あるいは、室内機をコンパクト化したことに
よって不自然な送風系となって吹出し口の両端から空気
が直接吸い込まれたりするので、ますますかびが発生し
やすくなっている。なお、かびの発生は冷房運転に限ら
ず、除湿運転(以下、除湿をドライと略称する)におい
ても発生することがあった。
【0004】この対策として、運転停止時にルーバを閉
じて低温部位に接触する空気の温度上昇を抑えたり、あ
るいは、一定時間、例えば数分程度、室内ファンのみを
継続運転したりしていた。
【0005】図9はこのうちのルーバを閉じる場合の制
御部の処理手順を示すフローチャートである。すなわ
ち、ステップ101 にて運転指令が有るか否かを判定し、
運転指令が有ればステップ102 で運転モードを判別し、
ここで、冷房モード又はドライモードと判定した場合に
はステップ103 にて冷房又はドライの制御を実行し、こ
れ以外の運転モードと判定した場合にはステップ104 で
他の運転モードの制御を実行する。ここで、冷房または
ドライの制御を実行した場合、ステップ105 にて運転停
止の指令が有るか否かを判定し、停止指令が無ければ冷
房又はドライ制御を継続する。そして、停止指令が有れ
ばステップ106 で冷凍サイクルの運転を停止し、ステッ
プ107 で室内ファンを停止し、ステップ108 でルーバを
閉じ、ステップ109 で室内ファンを含めて全停止の状態
にする。これによって冷たい部位に接触する空気を暖ま
り難くすることができる。
【0006】図10は一定時間だけ室内ファンのみを継
続運転する場合の制御部の処理手順を示すフローチャー
トである。同図において、ステップ111 〜116 では図9
に示したステップ101 〜106 と全く同様な処理を実行す
る。そして、ステップ116 にて冷凍サイクルの運転を停
止した後、ステップ117 で室内ァンの運転時間を設定し
たタイマをスタートさせ、ステップ116 で室内ファンを
継続運転する。そして、ステップ119 にてタイマがタイ
ムアップしたか否かを判定し、タイムアップしたと判定
すればステップ120 で室内ファンを含めて全停止の状態
にする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、運転
停止時にルーバを閉じる制御をしたとしても、空気の吸
込み口は塞ぎ得ないので、室温と室内熱交換器(以下、
室内熱交ともいう)の温度差が大きい場合にはかびの発
生を防ぎきれなかった。これに対して、冷凍サイクルの
運転停止後、所定の時間だけ室内ファンを運転すればか
びの発生を防止できるが、この方法ではかびの発生し難
い状況でも室内ファンが運転されるため、使用者が不快
感を覚えたり、あるいは、運転停止操作をしたにも拘ら
ず室内フアンが回転しているために、実際にはその操作
をしなかったというような誤解を生じることがあった。
【0008】なお、室内ファンにかびが発生することを
防止する対策として、ファン材料に約5%の防かび材を
練り込む方法もある。しかし、ファン材料自体に防かび
特性を持たせたとしても、その表面に埃が付着すると防
かびの効果が弱まり、かびの発生を防ぐ確実な方法では
なかった。
【0009】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたもので、第1の目的は、室内ファンを含めた室内
機内部のかびの発生を防止するに当たり、かびの発生す
る運転状況に限って室内ファンを継続運転することによ
り、使用者が不快感を覚えたり、操作の誤解を招く機会
を最小に留めることのできる空気調和機を提供すること
にある。
【0010】第2の目的は、室内ファンを継続運転した
ことによる使用者の不快感を緩和する空気調和機を提供
することにある。
【0011】第3の目的は、室内ファンを継続運転した
ことによって使用者が不快感を覚えたとき、その不快感
を自発的に解消することのできる空気調和機を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
冷房モード及びドライモードの少なくとも一方のモード
で運転することが可能な制御部を有する空気調和機にお
いて、室温及び室内熱交換器温度をそれぞれ検出する温
度センサを備え、制御部は冷房モード又はドライモード
での運転停止時に、室内熱交換器の温度に対して室温が
所定値以上高いとき、所定時間だけ室内ファンを継続運
転することを特徴とするものである。
【0013】請求項2に係る発明は、冷房モード及びド
ライモードの少なくとも一方のモードで運転することが
可能な制御部を有する空気調和機において、室内熱交換
器温度を検出する温度センサを備え、制御部は冷房モー
ド又はドライモードでの運転停止時に、室内熱交換器の
温度が所定値以下のとき、所定時間だけ室内ファンを継
続運転することを特徴とするものである。
【0014】請求項3に係る発明は、冷房モード及びド
ライモードの少なくとも一方のモードで運転することが
可能で、かつ、空調負荷に応じて圧縮機を能力制御する
ことが可能な制御部を有する空気調和機において、制御
部は冷房モード又はドライモードでの運転停止時に、圧
縮機を駆動する電源周波数が所定値以上のとき、所定時
間だけ室内ファンを継続運転することを特徴とするもの
である。
【0015】請求項4に係る発明は、冷房モード及びド
ライモードの少なくとも一方のモードで運転することが
可能な制御部を有する空気調和機において、制御部は冷
房モード又はドライモードでの運転時間を積算し、運転
停止時の積算時間が所定値を超えるとき、所定時間だけ
室内ファンを継続運転することを特徴とするものであ
る。
【0016】請求項5に係る発明は、請求項1乃至4の
いずれかに記載の空気調和機において、吹出し空気の方
向を調節するルーバを備えるとき、制御部は室内ファン
を継続運転する間、吹出し空気流がショートサーキット
するようにルーバ角度を変更することを特徴とするもの
である。
【0017】請求項6に係る発明は、請求項1乃至5の
いずれかに記載の空気調和機において、運転、停止等を
制御するリモコン装置を備えるとき、運転停止後に継続
運転される室内ファンを途中で停止させることが可能な
スイッチをリモコン装置に設けたことを特徴とするもの
である。
【0018】請求項7に係る発明は、請求項1乃至5の
いずれかに記載の空気調和機において、運転停止後に継
続運転された室内ファンを途中で停止させることが可能
なスイッチを室内機に設けたことを特徴とするものであ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を好適な実施形態に
基づいて詳細に説明する。図1は本発明を適用する空気
調和機の冷凍サイクル系統図である。同図において、冷
房モードで運転したとき、四方弁2は矢印で示した流路
を形成し、圧縮機1から吐出された冷媒は四方弁2→室
外熱交換器3→膨張弁4→室内熱交換器5→四方弁2→
圧縮機1の経路で循環する。この場合、室外熱交換器3
の熱交換を促進するために室外ファン6が設けられ、室
内熱交換器5の熱交換を促進するために室内ファン7が
設けられている。膨張弁4はその開度を変えることによ
って室内熱交換器5の出側における冷媒の過熱度の制御
を可能にするものである。また、室内ファン7によって
室内機から吐出される風の向を制御するためにルーバ8
が設けられている。
【0020】この空気調和機の制御系統は、図2のブロ
ック図で示すように、それぞれマイクロコンピュータを
含んでなる室内制御部10、室外制御部20及びリモコ
ン装置30を備え、室内制御部10及び室外制御部20
は制御に必要な信号を授受する信号線(場合によって電
源線を使用する)で接続され、リモコン装置30は制御
信号を赤外線に変換して室内制御部10に送信する構成
になっている。このうち、室内制御部10は予め定めた
種々の時間を設定するタイマ手段11を内蔵し、この室
内制御部10に対して室内ファン7、ルーバ8、室温セ
ンサ12及び室内熱交換器の温度を検出する室内熱交温
度センサ13が接続されている。また、室外制御部20
には圧縮機1、四方弁2、膨張弁4及び室外ファン6が
接続されている。
【0021】一方、リモコン装置30は運転、停止を指
令する運転・停止スイッチ31、運転モードを設定する
運転モード設定スイッチ32、室温を設定する室温設定
スイッチ33及び室内ファンのみの継続運転中に、その
運転を自発的に停止させる室内ファン停止スイッチ34
等を備えている。
【0022】上記のように構成された本実施形態の動作
について、最初に全体的な動作を概略説明した後、本発
明に関係する部分の動作を詳しく説明する。先ず、全体
的な動作について説明する。リモコン装置30を用い
て、運転・停止スイッチ31を運転側に、運転モード設
定スイッチ32によつて冷房、暖房、ドライのいずれか
のモードに設定し、室温設定スイッチ33によって室温
を設定すると、これらの信号がシリアル信号に変換され
て室内制御部10に送信される。室内制御部10はこれ
らの信号を受信すると共に、室温センサ12及び室内熱
交温度センサ13の温度検出信号を取込み、所定の演算
を実行することによって圧縮機1を運転する電源周波数
(以下、圧縮機周波数とも言う)を演算し、運転モード
信号と併せて室外制御部20に送信する。また、室内制
御部10は室内ファン7及びルーバ8を駆動して、運転
モードに対応した方向に調和空気を吐出させる。
【0023】一方、室外制御部20においては、室内制
御部10から送信された運転モード信号に応じて四方弁
2を切替え制御すると共に、圧縮機周波数に従って圧縮
機1を能力制御し、室内熱交換器温度に基づいて膨張弁
4の開度を制御し、さらに、室外ファン6を駆動する。
これによって、室温センサ12の検出温度を室温設定ス
イッチ33の設定温度に追随させる制御が実行される。
【0024】その後、リモコン装置30の運転・停止ス
イッチ31が停止側に操作されると、停止指令を含んだ
信号が室内制御部10に送信され、室内制御部10及び
室外制御部20は冷凍サイクルの運転を停止する。な
お、室内制御部10は所定の条件が満たされた場合に限
り、所定時間だけ室内ファン7を継続運転する。
【0025】次に、本発明に関係するかびの発生を防止
する場合の動作について説明する。前述したとおり、空
気調和機を冷房モード又はドライモードで運転し、その
運転終了時における室内機の内部温度が低く室内温度が
高いこと、並びに、埃の付着によってかびが発生する。
このかびの発生を抑えるために、空調動作の停止後も所
定時間だけ室内ファンを継続運転していた。本実施形態
は冷房モード又はドライモードでの運転終了時に、常時
室内ファンを継続するのではなく、かびの発生が予測さ
れる状況に限って室内ファンを継続運転するものであ
る。
【0026】発明者等はかびの発生条件を確かめる実験
を通して、室温と室内熱交換器温度との差が約5deg
を超えるか否かによりかび発生の有無が左右され、簡易
的には、運転停止時の室温が略一定であるとして運転停
止時の室内熱交換器の温度が約20℃よりも低いか否
か、運転停止直前の圧縮機周波数が約40Hz を超える
か否か、冷房又はドライモードでの積算運転時間が約2
0時間を超えたか否かによりかびが発生したり、発生し
なかったりすることが分かった。
【0027】図3はこれらの実験結果に基づき、室温と
室内熱交換器温度との差が一定値A(約5deg)以上
である場合に限って、空調運転の停止時に室内ファンを
所定時間だけ継続運転する場合の制御部(本明細書では
室内制御部10及び室外制御部20を含めた意味で用い
る)の具体的な処理手順を示すフローチャートである。
【0028】この場合、ステップ121 にて運転指令が有
るか否かを判定し、運転指令が有ればステップ122 で運
転モードを判別し、ここで、冷房モード又はドライモー
ドと判定した場合にはステップ123 にて冷房又はドライ
の制御を実行し、これ以外の運転モードと判定した場合
にはステップ124 で他の運転モードの制御を実行する。
ここで、冷房またはドライの制御を実行した場合、ステ
ップ125 で運転停止の指令が有るか否かを判定し、停止
指令が無ければ冷房又はドライ制御を継続する。そし
て、停止指令が有ればステップ126 にて冷凍サイクルの
運転を停止し、ステップ127 にて室温センサ12による
検出室温Ta と室内熱交温度センサ13による検出温度
Tc との差が閾値A以上か否か、すなわち、Ta −Tc
≧Aか否かを判定し、閾値A以上である場合にはステッ
プ128 でタイマ手段11をスタートさせ、次のステップ
129 で室内ファン7を継続運転する。続いて、タイマ手
段11の設定時間が経過した時点、すなわち、タイマが
タイムアップしたとき室内ファン7を停止させて空気調
和機を全停止状態として制御を終了する。
【0029】一方、ステップ127 にて検出室温Ta と室
内熱交温度センサ13による検出温度Tc との差が閾値
Aより少ない場合には、ステップ123 にて室内ファン7
の運転をも停止し、ステップ133 でルーバ8を閉じた
後、ステップ131 の全停止の処理に進む。
【0030】以上の処理を実行することにより、室内フ
ァンを含めた室内機内部のかびの発生を防止するに当た
り、かびの発生する運転状況に限って室内ファンを継続
運転するため、使用者が不快感を覚えたり、操作の誤解
を招く機会を最小に留めることができる。
【0031】なお、リモコン装置30に設けた室内ファ
ン停止スイッチ34は、室内ファン7の継続運転中、そ
の騒音が耳障りである場合に使用者がこのスイッチを操
作して室内ファン7を停止させるものである。この室内
ファン停止スイッチ34の操作信号は周知の光通信によ
って室内制御部10に伝達され、室内制御部10が室内
ファン7を即時に停止させる。これによって、室内ファ
ンを継続運転したことによって使用者が不快感を覚えた
とき、その不快感を解消することができる。
【0032】図4は室温と室内熱交温度との差が予め定
めた閾値以上か否かを判定する代わりに、室内熱交温度
Tc が予め定めた閾値以下か否かを判定して室内ファン
7を継続運転したり、そのまま停止したりする第2の実
施形態に係る制御部の具体的な処理手順を示すフローチ
ャートである。この実施形態のハードウェアは図2と同
様であるため、その構成説明を省略する。
【0033】図4に示した処理手順のうち、ステップ14
1 〜146 の処理は図3に示したステップ121 〜126 の処
理と同一であり、さらに、ステップ148 〜151 の処理も
図3に示したステップ128 〜131 の処理と同一であるの
でそれらの説明を省略する。そして、ステップ147 の処
理だけが図3と異なっている。このステップ147 では室
内熱交の温度Tc が予め定めた閾値B(約20℃)以下
か否かを判定し、閾値B以下であればステップ148 以降
の処理を実行し、閾値B以下でないときにはステップ15
2 以降の処理を実行する。
【0034】しかして、図4に示した第2の実施形態に
よれば、図3に示した第1の実施形態と比較して簡易的
な処理により、室内ファンを含めた室内機のかびの防止
に当たり、かびの発生する運転状況に限って室内ファン
を継続運転するので、使用者が不快感を覚えたり、操作
の誤解を招く機会を最小に留めることができる。
【0035】図5は室温と室内熱交温度との差が予め定
めた閾値以上か否かを判定する代わりに、運転停止直前
の圧縮機周波数Hz が予め定めた閾値以上か否かを判定
して室内ファン7を継続運転したり、そのまま停止した
りする第3の実施形態の制御部の具体的な処理手順を示
すフローチャートである。この実施形態のハードウェア
は図2と同様であるため、その構成説明を省略する。
【0036】図5に示した処理手順のうち、ステップ16
1 〜166 の処理は図3に示したステップ121 〜126 の処
理と同一であり、さらに、ステップ168 〜171 の処理も
図3に示したステップ128 〜131 の処理と同一であるの
でそれらの説明を省略する。そして、ステップ167 の処
理だけが図3と異なっている。このステップ167 では運
転を停止する直前の圧縮機周波数Hz が予め定めた閾値
C(約40H)以上か否かを判定し、閾値C以上であれ
ばステップ168 以降の処理を実行し、閾値C以上でない
ときにはステップ172 以降の処理に進む。
【0037】しかして、図5に示した第3の実施形態に
よれば、第2の実施形態と同様、簡易的な処理により、
室内ファンを含めた室内機内部のかびの発生を防止する
に当たり、かびの発生する運転状況に限って室内ファン
を継続運転するので、使用者が不快感を覚えたり、操作
の誤解を招く機会を最小に留めることができる。
【0038】図6は室温と室内熱交温度との差が予め定
めた閾値以上か否かを判定する代わりに、冷房又はドラ
イの運転モードでの積算運転時間が予め定めた閾値以上
か否かを判定して室内ファン7を継続運転したり、その
まま停止したりする第4の実施形態の制御部の具体的な
処理手順を示すフローチャートである。この実施形態の
ハードウェアは図2と同様であるため、その構成説明を
省略する。
【0039】この場合、ステップ181 で運転指令が有る
か否かを判定し、運転指令が有ればステップ182 にて運
転モードを判別し、ここで、冷房モード又はドライモー
ドと判定した場合にはステップ183 で運転時間の計測動
作を開始し、ステップ185 で冷房又はドライの制御を実
行し、これ以外の運転モードと判定した場合にはステッ
プ184 にて他の運転モードの制御を実行する。ここで、
冷房またはドライの制御を実行した場合、ステップ186
で運転停止の指令が有るか否かを判定し、停止指令が無
ければ冷房又はドライ制御を継続する。そして、停止指
令が有ればステップ187 で冷凍サイクルの運転を停止
し、ステップ188 で冷房又はドライの積算運転時間が閾
値D(約20時間)以上か否かを判定し、閾値D以上で
ある場合にはステップ189 にてタイマ手段11をスター
トさせ、次のステップ130 で室内ファン7を継続運転す
る。続いて、ステップ199 ではタイマ手段11がタイム
アップしたか否かを判別し、タイムアップしたときステ
ップ192 で室内ファン7を停止させて空気調和機を全停
止状態にして制御を終了する。一方、ステップ188 で積
算運転時間が閾値Dよりも少ないと判定した場合には、
ステップ193 にて室内ファン7の運転をも停止し、ステ
ップ194 でルーバ8を閉じた後、ステップ192の全停止
の処理に進む。
【0040】かくして、図6に示した第4の実施形態に
よれば、第2の実施形態と同様、簡易的な処理により、
室内ファンを含めた室内機内部のかびの発生を防止する
に当たり、かびの発生する運転状況に限って室内ファン
を継続運転するので、使用者が不快感を覚えたり、操作
の誤解を招く機会を最小に留めることができる。
【0041】図7は本発明の第5の実施形態における制
御部の具体的処理手順を示すフローチャートである。こ
の実施形態のハードウェアは図2と同一であるため、そ
の構成説明を省略する。これは室内ファン7を継続運転
する間、ルーバ角度を変更して、吐出空気流ができるだ
け多く吸込み口に到達するように、すなわち、ショート
サーキットするようにするものである。そこで、ステッ
プ201 〜206 まで、図3に示すステップ121 〜126 と全
く同様な処理を実行する。その後、ステップ207 でタイ
マをスタートさせ、ステップ208 でルーバの角度を変更
して吐出空気流をショートサーキットさせる状態を作
り、ステップ209 で室内ファン7を継続運転する。次
に、ステップ210 でタイマがタイムアップしたか否かを
判別し、タイムアップと判定すればステップ211 で室内
ファンを停止し、ステップ213 で全停止の処理を実行す
る。
【0042】この第5の実施形態によれば、空調動作を
停止した後に室内ファン7を運転しても、人の居住空間
まで吐出空気流が届き難いため、室内ファンを継続運転
したことによる使用者の不快感を緩和することができ
る。
【0043】なお、かびの発生を防止するために室内フ
ァン7を継続運転する間、ルーバの角度を変更して吐出
空気をショートサーキットさせることは、図2乃至図6
を用いて説明した第1乃至第4の実施形態にも適用する
ことができる。
【0044】図8は本発明の第6の実施形態の構成を示
すブロック図であり、図中、図2と同一の要素には同一
の符号を付してその説明を省略する。この実施形態はリ
モコン装置30に設けた室内ファン停止スイッチ34を
除去し、その代わりに同一の機能を有する室内ファン停
止スイッチ14を室内機に設け、室内制御部10に接続
した点が図2と構成を異にしている。この構成によれ
ば、室内ファン7の継続運転中、その騒音が耳障りであ
る場合に使用者が室内ファン停止スイッチ14を操作す
ることによって室内制御部10が室内ファン7を即時に
停止させるため、室内ファンを継続運転したことによっ
て使用者が不快感を覚えたとき、その不快感を自発的に
解消することができる。
【0045】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、請
求項1に係る発明によれば、室温及び室内熱交換器温度
をそれぞれ検出し、冷房モード又はドライモードでの運
転停止時に、室内熱交換器の温度に対して室温が所定値
以上高いとき、所定時間だけ室内ファンを継続運転する
ようにしたので、かびの発生する運転状況に限って室内
ファンを継続運転することにより、使用者が不快感を覚
えたり、操作の誤解を招く機会を最小に留めることがで
きる。
【0046】請求項2に係る発明によれば、かびの発生
を防止する室内ファンの継続運転を、室内熱交換器の温
度が所定値以下のときに限って行うので、使用者が不快
感を覚えたり、操作の誤解を招く機会を最小に留める制
御が簡易化される。
【0047】請求項3に係る発明によれば、かびの発生
を防止する室内ファンの継続運転を、圧縮機を駆動する
電源周波数が所定値以上のときに限って行うので、使用
者が不快感を覚えたり、操作の誤解を招く機会を最小に
留める制御が簡易化される。
【0048】請求項4に係る発明によれば、かびの発生
を防止する室内ファンの継続運転を、冷房モード又はド
ライモードでの積算運転時間が所定値を超えるときに限
定したので、使用者が不快感を覚えたり、操作の誤解を
招く機会を最小に留める制御が簡易化される。
【0049】請求項5に係る発明によれば、室内ファン
を継続運転する間、吹出し空気流がショートサーキット
するようにルーバ角度を変更するので、室内ファンを継
続運転したことによる使用者の不快感を緩和する効果も
得られる。
【0050】請求項6に係る発明によれば、継続運転さ
れる室内ファンを途中で停止させることが可能なスイッ
チをリモコン装置に設けたので、使用者が不快感を覚え
たとき、その不快感を自発的に解消することができると
いう効果も得られる。
【0051】請求項7に係る発明によれば、運転停止後
に継続運転された室内ファンを途中で停止させることが
可能なスイッチを室内機に設けたので、使用者が不快感
を覚えたとき、その不快感を自発的に解消することがで
きるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する空気調和機の冷凍サイクル系
統図。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る制御装置の構成
を示すブロック図。
【図3】本発明の第1の実施形態の具体的な処理手順を
示すフローチャート。
【図4】本発明の第2の実施形態の具体的な処理手順を
示すフローチャート。
【図5】本発明の第3の実施形態の具体的な処理手順を
示すフローチャート。
【図6】本発明の第4の実施形態の具体的な処理手順を
示すフローチャート。
【図7】本発明の第5の実施形態の具体的な処理手順を
示すフローチャート。
【図8】本発明の第6の実施形態に係る制御装置の構成
を示すブロック図。
【図9】従来の空気調和機の制御方法を説明するための
フローチャート。
【図10】従来の空気調和機のもう一つの制御方法を説
明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1 圧縮機 2 四方弁 3 室外熱交換器 4 膨張弁 5 室内熱交換器 6 室外ファン 7 室内ファン 8 ルーバ 10 室内制御部 11 タイマ手段 12 室温センサ 13 室内熱交温度センサ 14 室内ファン停止スイッチ 20 室外制御部 30 リモコン装置 31 運転・停止スイッチ 32 運転モード設定スイッチ 33 室温設定スイッチ 34 室内ファン停止スイッチ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷房モード及び除湿モードの少なくとも一
    方のモードで運転することが可能な制御部を有する空気
    調和機において、 室温及び室内熱交換器温度をそれぞれ検出する温度セン
    サを備え、前記制御部は冷房モード又は除湿モードでの
    運転停止時に、室内熱交換器の温度に対して室温が所定
    値以上高いとき、所定時間だけ室内ファンを継続運転す
    ることを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】冷房モード及び除湿モードの少なくとも一
    方のモードで運転することが可能な制御部を有する空気
    調和機において、 室内熱交換器温度を検出する温度センサを備え、前記制
    御部は冷房モード又は除湿モードでの運転停止時に、室
    内熱交換器の温度が所定値以下のとき、所定時間だけ室
    内ファンを継続運転することを特徴とする空気調和機。
  3. 【請求項3】冷房モード及び除湿モードの少なくとも一
    方のモードで運転することが可能で、かつ、空調負荷に
    応じて圧縮機を能力制御することが可能な制御部を有す
    る空気調和機において、 前記制御部は冷房モード又は除湿モードでの運転停止時
    に、前記圧縮機を駆動する電源周波数が所定値以上のと
    き、所定時間だけ室内ファンを継続運転することを特徴
    とする空気調和機。
  4. 【請求項4】冷房モード及び除湿モードの少なくとも一
    方のモードで運転することが可能な制御部を有する空気
    調和機において、 前記制御部は冷房モード又は除湿モードでの運転時間を
    積算し、運転停止時の積算時間が所定値を超えるとき、
    所定時間だけ室内ファンを継続運転することを特徴とす
    る空気調和機。
  5. 【請求項5】吹出し空気の方向を調節するルーバを備え
    るとき、前記制御部は前記室内ファンを継続運転する
    間、吹出し空気流がショートサーキットするようにルー
    バ角度を変更することを特徴とする請求項1乃至4のい
    ずれかに記載の空気調和機。
  6. 【請求項6】運転、停止等を制御するリモコン装置を備
    えるとき、運転停止後に継続運転される前記室内ファン
    を途中で停止させることが可能なスイッチを前記リモコ
    ン装置に設けたことを特徴とする請求項1乃至5のいず
    れかに記載の空気調和機。
  7. 【請求項7】運転停止後に継続運転される前記室内ファ
    ンを途中で停止させることが可能なスイッチを室内機に
    設けたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記
    載の空気調和機。
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