JPH11117957A - クラッチ機構 - Google Patents

クラッチ機構

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JPH11117957A
JPH11117957A JP9280071A JP28007197A JPH11117957A JP H11117957 A JPH11117957 A JP H11117957A JP 9280071 A JP9280071 A JP 9280071A JP 28007197 A JP28007197 A JP 28007197A JP H11117957 A JPH11117957 A JP H11117957A
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JP
Japan
Prior art keywords
rotation
driven member
rollers
rotation driven
outer race
Prior art date
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Pending
Application number
JP9280071A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Dobashi
正幸 土橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
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Publication date
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  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)
  • One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】装置全体の小型化を維持したまま組み付け作業
の容易化、製品の安定化を図ることができるクラッチ機
構を提供する。 【解決手段】モータ7の駆動を受けて回転するギヤ部材
9にアウターレース10を係合して同期して回転可能と
し、アウターレース10の回転を支持する固定シャフト
部8aとアウターレース10との間に複数のリリースレ
バー9aを介装し、リリースレバー9aの両端に環状部
13aで一体に連結されたスプリング部13bを有する
スプリング部材13によって付勢される複数組みのコロ
11,12を介装すると共にスプリング部13bをアウ
ターレース10に位置決め保持させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動手段を用いた
所望の回転を許容すると共に駆動手段以外の外力による
不測の回転を防止するクラッチ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、車両用アウターミラーに
は、モーター駆動によって駐車時には邪魔にならないよ
うにミラー本体を使用位置から格納位置へと回動させ、
走行時には格納位置から使用位置へと回動させる電動式
のものが知られている。
【0003】一方、ミラー本体は、その使用位置並びに
格納位置にあるときには車体振動や突風などによって不
測に回動することがないようにその位置に強固に固定す
る必要があり、また、回動時には小さなモーターの駆動
力で回動できるようにすることが望ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、電磁クラッチ
を用いてミラー本体を使用位置若しくは格納位置にロッ
クする構成が考えられるが、電磁クラッチを用いた場
合、モーター配線とは別に電磁クラッチ用の配線が必要
であるばかりでなく、システムも複雑で高価になってし
まう。しかも、ミラー本体の固定力を確保するには電磁
クラッチ本体が大型化してしまう問題がある。
【0005】また、面摩擦力を利用する摩擦クラッチを
用いてミラー本体を使用位置若しくは格納位置にロック
する構成も考えられるが、摩擦クラッチを用いた場合、
固定力(面摩擦力)を確保するための押し圧荷重と、摩
擦クラッチによる面摩擦力を無くして回動の容易性を確
保するために押し圧荷重に抗してクラッチ板を移動させ
る大きな反力とが必要となる。このため、クラッチ部が
大型化してしまうという問題がある。
【0006】そこで、駆動手段の駆動を受けて回転する
回転駆動部材に回転従動部材を係合して同期して回転可
能とし、回転従動部材の回転を支持する軸部材と回転従
動部材との間に複数のリリースレバーを介装し、このリ
リースレバーの両端に位置するように回転従動部材と軸
部材との間に複数組みのコロを介装し、この複数組みの
コロを付勢手段で付勢して常時は回転従動部材と軸部材
との間で挟持させてその楔効果によって回転従動部材の
回転を阻止し、リリースレバーでコロを付勢手段の付勢
に抗して変位させて回転従動部材と軸部材との間の挟持
を解除した後に駆動手段の駆動によって回転従動部材の
任意の一方向への回転を許容するクラッチ機構が考えら
れる。
【0007】しかしながら、このような複数組みのコロ
を用い、常時は付勢手段の付勢による楔効果で回転従動
部材の回転を阻止し、リリースレバーを操作して付勢手
段の付勢による楔効果を解除して回転従動部材の回転を
許容する構成とした場合、コロの組み数は多いほど回転
従動部材のロックを確実とすることができるが、その組
み数が多いほど付勢手段の個数が多くなるため組み付け
コストが高騰するといった問題が生じる。
【0008】また、付勢手段が個々に独立しているた
め、その取付位置などの組み付け誤差によってばらつき
が発生するといった問題も生じていた。
【0009】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
もので、装置全体の小型化を維持したまま、組み付け作
業の容易化、製品の安定化を図ることができるクラッチ
機構を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】その目的を達成するため
請求項1に記載の発明は、駆動手段の駆動を受けて回転
する回転駆動部材と、該回転駆動部材と係合して同期し
て回転する回転従動部材と、該回転従動部材の回転を支
持する軸部材と、前記回転従動部材と前記軸部材との間
に介装された複数のリリースレバーと、該リリースレバ
ーの両端に位置するように前記回転従動部材と前記軸部
材との間に介装され且つ前記回転従動部材と前記軸部材
との間で遊動することで前記回転従動部材の回転を許容
する非ロック位置と前記回転従動部材と前記軸部材との
間で挟持されることで前記回転従動部材の回転を阻止す
るロック位置とに変位可能な複数組みのコロと、該複数
組みのコロを常時はロック位置へと位置させる複数の付
勢部材とを備え、前記リリースレバーで前記コロを前記
付勢手段の付勢に抗して非ロック位置へと変位させるこ
とによって前記駆動手段の駆動を受けて前記回転従動部
材の任意の一方向への回転が許容されるクラッチ機構に
おいて、前記複数の付勢部材は、連結部材を介して一体
に連結されていると共に、前記回転従動部材に位置決め
保持されていることを要旨とする。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明のクラッチ機構の実
施の形態を、車両用電動格納式ミラーに適用し、図面に
基づいて説明する。
【0012】図6〜図4において、車両用電動格納式ミ
ラー1は、ミラー2を保持したハウジング3並びにハウ
ジング3を支持したシャフト4を備えたミラー本体5
と、ミラー本体5を回動並びに固定するクラッチ機構部
6と、クラッチ機構部6を駆動させる駆動手段としての
モータ7と、表面から円柱状の固定シャフト部8aを一
体に突出させた固定ベース8とを備えている。尚、固定
ベース8にはシャフト4が貫通すると共にクラッチ機構
部6並びにモータ7を覆う蓋体(図示せず)が装着さ
れ、モータ7は、この蓋体に保持されている。
【0013】クラッチ機構部6は、モータ7の出力軸7
aに固定された駆動ギヤ7bと噛み合うギヤ部材9と、
ギヤ部材9に重畳されるアウターレース10と、アウタ
ーレース10内に設けられた複数の組のコロ11,12
並びにスプリング部材13とを備えている。
【0014】ギヤ部材9の表面には、その3等分点位置
から略凸形状のリリースレバー9aが突出形成されてい
る。
【0015】アウターレース10にはネジ14を介して
シャフト4が固定される。尚、アウターレース10とシ
ャフト4とは一体に成形しても良い。また、アウターレ
ース10の内周壁には、図1に示すように、リリースレ
バー9aの略中央から外側に向けて突出した係合凸部9
bと係合する係合凹部10aが形成されている。さら
に、アウターレース10の内周壁はリリースレバー9a
の両端にコロ11,12が位置すると共に内周壁と固定
シャフト部8aとの間で転動する凹陥部10b,10c
が形成されている。尚、図2に示すように、係合凹部1
0aの周方向の幅は係合凸部9bの周方向の幅よりも広
く設定されており、これにより、モータ7が駆動した際
にはリリースレバー9bが所定角度θ分だけ回転するま
でギヤ部材9のみが回転し、それ以降、ギヤ部材9とア
ウターレース10とが一体に回転するため、モータ7の
駆動時の負荷が軽減されている。
【0016】凹陥部10bに位置する内周壁はリリース
レバー9aに向かう程に固定シャフト部8aとの対向間
隔が狭くなる第1ロック壁面10dとなっており、同様
に凹陥部10cに位置する内周壁はリリースレバー9a
に向かう程に固定シャフト部8aとの対向間隔が狭くな
る第2ロック壁面10eとなっている。
【0017】スプリング部材13は、固定シャフト部8
aが貫通する環状部13aと、この環状部13aと一体
に形成されたスプリング部13bとを備えている。
【0018】スプリング部13bは、その中央がアウタ
ーレース10に形成された挿入溝部10fに位置するこ
とによって位置決めされている。また、スプリング部1
3bの両端は隣接するコロ11,12をリリースレバー
9aに向けて押し出し、これにより常時はコロ11,1
2が固定シャフト部8aと第1ロック壁面10d及び第
2ロック壁面10eとに弾接し、この弾接によってコロ
11,12に楔効果が発生してアウターレース10の回
転が防止されている。
【0019】尚、図3に示すように、スプリング部13
bの付勢によってコロ11,12が固定シャフト部8a
と第1ロック壁面10d若しくは第2ロック壁面10e
とに弾接している状態では、リリースレバー9aとコロ
11,12との間にバックラッシュ防止用の隙Lが形成
されている。
【0020】上記の構成において、モータ7が駆動する
と、その駆動に伴って駆動ギヤ7bが回転する。この駆
動ギヤ7bの回転、ギヤ部材9との噛み合いによってギ
ヤ部材9へと伝達され、ギヤ部材9の回転と同時にリリ
ースレバー9bが回転方向に回転(変位)する。
【0021】リリースレバー9bは、例えば、図2に示
す方向に所定角度θ分だけ回転すると係合凹部10aの
壁面に当接すると略同時にコロ11に当接し、それ以降
の回転によってコロ11をスプリング部13bの付勢に
抗して変位させて固定シャフト部8aと第1ロック壁面
10dとの当接状態、即ち、アウターレース10の回転
ロック状態を解除する。この際、コロ12はアウターレ
ース10の回転方向が固定シャフト部8aと第2ロック
壁面10eとの係合が解除される関係にあるため、アウ
ターレース10の回転ロック状態が自然と解除される。
【0022】そして、アウターレース10の回転ロック
が解除されると、ギヤ部材9の回転と一体にアウターレ
ース10、シャフト4、ミラー2が回転する。
【0023】そして、格納位置から使用位置、或いは、
使用位置から格納位置への所定角度の回転が完了してモ
ータ7の駆動が停止すると、スプリング部材13bの付
勢によって再びコロ11,12が固定シャフト部8aと
第1ロック壁面10d及び第2ロック壁面10eとに弾
接して楔効果によるアウターレース10の回転が防止さ
れる。
【0024】このように、本発明のクラッチ機構にあっ
ては、電磁クラッチや面摩擦クラッチを用いることなく
モータ7の駆動によるアウターレース10の所望の回転
を許容すると共に、外力による不測な回転を防止するこ
とができ、しかも、アウターレース10を回転させるた
めのモータ7をロック解除用として兼用することによっ
て、コロ11固有のロック解除用手動レバー等の専用解
除機構を設けることなくロック解除を自動で行うことが
できる。
【0025】尚、ギヤ部材9の3等分点位置から略凸形
状のリリースレバー9aを突出形成し、このリリースレ
ーバー9aに対応してコロ11,12、スプリング部材
13等からなるロック機構を3つ以上の奇数対としたこ
とにより、同一方向の保持力を得るためのコロ11,1
2が回転中心を通る一直線上に対向することがなく、シ
ャフト4に外力が加わった場合の荷重がバランス良く分
散し、コロ11,12が固定シャフト部8aやロック壁
面10d,10eに食い込んでシャフト4が固着するこ
とを防止することができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のクラッチ
機構にあっては、複数の付勢部材は、連結部材を介して
一体に連結されていると共に、回転従動部材に位置決め
保持されていることにより、装置全体の小型化を維持し
たまま組み付け作業の容易化、製品の安定化を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係わるクラッチ機構を
示し、要部の断面図である。
【図2】同じく、一方向に回転を許容した状態の要部の
拡大断面図である。
【図3】同じく、双方向の回転を防止した状態の要部の
拡大断面図である。
【図4】同じく、要部の正面図である。
【図5】同じく、車両用電動格納式ミラーの分解斜視図
である。
【図6】同じく、車両用電動格納式ミラーの外観斜視図
である。
【符号の説明】
6…クラッチ機構 7…モータ(駆動手段) 8…固定ベース 8a…固定シャフト部(軸部材) 9…ギヤ部材(回転駆動部材) 9a…リリースレバー 9b…係合凸部(係合部) 10…アウターレース(回転従動部材) 11…コロ 12…コロ 13…スプリング部材(付勢手段) 13a…環状部(連結部材) 13b…スプリング部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動手段の駆動を受けて回転する回転駆動
    部材と、該回転駆動部材と係合して同期して回転する回
    転従動部材と、該回転従動部材の回転を支持する軸部材
    と、前記回転従動部材と前記軸部材との間に介装された
    複数のリリースレバーと、該リリースレバーの両端に位
    置するように前記回転従動部材と前記軸部材との間に介
    装され且つ前記回転従動部材と前記軸部材との間で遊動
    することで前記回転従動部材の回転を許容する非ロック
    位置と前記回転従動部材と前記軸部材との間で挟持され
    ることで前記回転従動部材の回転を阻止するロック位置
    とに変位可能な複数組みのコロと、該複数組みのコロを
    常時はロック位置へと位置させる複数の付勢部材とを備
    え、前記リリースレバーで前記コロを前記付勢手段の付
    勢に抗して非ロック位置へと変位させることによって前
    記駆動手段の駆動を受けて前記回転従動部材の任意の一
    方向への回転が許容されるクラッチ機構において、 前記複数の付勢部材は、連結部材を介して一体に連結さ
    れていると共に、前記回転従動部材に位置決め保持され
    ていることを特徴とするクラッチ機構。
JP9280071A 1997-10-14 1997-10-14 クラッチ機構 Pending JPH11117957A (ja)

Priority Applications (1)

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JP9280071A JPH11117957A (ja) 1997-10-14 1997-10-14 クラッチ機構

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JP9280071A JPH11117957A (ja) 1997-10-14 1997-10-14 クラッチ機構

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Publication Number Publication Date
JPH11117957A true JPH11117957A (ja) 1999-04-27

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ID=17619903

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JP9280071A Pending JPH11117957A (ja) 1997-10-14 1997-10-14 クラッチ機構

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JP (1) JPH11117957A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006046471A (ja) * 2004-08-04 2006-02-16 Hama International:Kk 移動装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006046471A (ja) * 2004-08-04 2006-02-16 Hama International:Kk 移動装置
JP4597604B2 (ja) * 2004-08-04 2010-12-15 有限会社浜インターナショナル 移動装置

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