JPH11245725A - クラッチ機構 - Google Patents

クラッチ機構

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JPH11245725A
JPH11245725A JP10056389A JP5638998A JPH11245725A JP H11245725 A JPH11245725 A JP H11245725A JP 10056389 A JP10056389 A JP 10056389A JP 5638998 A JP5638998 A JP 5638998A JP H11245725 A JPH11245725 A JP H11245725A
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JP
Japan
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rotation
inner race
lock
release lever
clutch mechanism
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JP10056389A
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English (en)
Inventor
Masayuki Dobashi
正幸 土橋
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Ichikoh Industries Ltd
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Ichikoh Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ミラー本体を格納位置または使用位置に正確
に位置決めすることができるクラッチ機構を提供する。 【解決手段】 円環状のアウターレース17と同軸上に
ギヤ部材18が配置され、ギヤ部材18には凸部23a
を有するリリースレバー23が3個所に固定されてい
る。アウターレース17の円環内部にはインナーレース
19が配置され、このインナーレース19の外壁には凸
部23aに周方向の遊びを持って係合する凹部19bが
形成されている。コロ20,21は、スプリング部材2
2で付勢されてアウターレース17とインナーレース1
9との間に食い込み、インナーレース19が不用意に回
転するのを防いでいる。上記構成において、凸部23a
の位置をスリット25とセンサ26を用いて検出する。
そして回転停止直後に、リリースレバー23を逆回転さ
せると共に、センサ26からの検出信号に基づいて凸部
23aが凹部19b中央に位置するよう位置制御を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクラッチ機構に係
り、特に、車両用アウターミラー装置等に用いられるク
ラッチ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば車両用アウターミラー装置
には、駐車時には邪魔にならないようにモータ駆動によ
ってミラー本体を使用位置から格納位置へと回動させて
おき、走行時に格納位置から使用位置へと回動させる電
動式のものが知られている。
【0003】一方、ミラー本体は、使用位置にあるとき
には車体振動や突風などによって不用意に回転すること
がないようにその位置に強固に固定する必要があり、ま
た、回動時には小さなモータの駆動力で回動できるよう
にすることが要求されている。
【0004】このような要求を満足させるために、電磁
クラッチや摩擦クラッチを用いて、ミラー本体を使用位
置もしくは格納位置にロックするようにした車両用アウ
ターミラー装置が知られている。
【0005】しかし、電磁クラッチを用いた場合、モー
タ配線とは別に電磁クラッチ用の配線が必要で、システ
ムが複雑となって高価なものになってしまう。しかも、
ミラー本体の固定力を確保するには電磁クラッチ本体が
大型化してしまうという問題がある。
【0006】また、摩擦クラッチを用いた場合は、クラ
ッチ板に押し圧荷重を付与したり、その押し圧荷重に抗
してクラッチ板を移動させたりするための機構が必要
で、この場合も、システムが複雑となって高価なものと
なってしまうという問題がある。
【0007】そこで近年では、例えば図3に示したよう
なクラッチ機構が提案されている。図3の一部を拡大し
て示したのが図4である。図3及び図4において、円環
状のアウターレース17はベースに固定されており回転
しない。このアウターレース17の上側(図の紙面上面
側)には円盤状のギヤ部材がアウターレース17と同軸
上に配置されている。ギヤ部材は図3及び図4には示さ
れてないが、このギヤ部材上には3個のリリースレバー
23が設けられ、ギヤ部材をモータ等で回転させたと
き、リリースレバー23も回転する。各リリースレバー
23には半径方向内側に向けて突出した凸部23aが形
成されている。
【0008】また、アウターレース17の円環内部に
は、シャフト13が固定されたインナーレース19が配
置され、このインナーレース19の外周壁にはリリース
レバー23の各凸部23aに係合する凹部19bが形成
されている。凹部19bの周方向の幅は凸部23aの周
方向の幅よりも大きくなっており、凹部19bと凸部2
3aは周方向の遊びを持って係合している。
【0009】さらに、インナーレース19の平面部19
d,19eとアウターレース17との間にはコロ20,
21及びスプリング部材22が設けられ、コロ20,2
1はスプリング部材22によってリリースレバー23側
へ付勢されている。平面部19d,19eとアウターレ
ース17との間隔はリリースレバー23側では狭く形成
されており、コロ20,21は、スプリング部材22で
付勢されることにより、平面部19d、19eとアウタ
ーレース17との間に食い込み、インナーレース17の
回転をロックしている。
【0010】モータ等によりギヤ部材を介してリリース
レバー23を回転させると、リリースレバー23の一側
が例えば図5のようにコロ20に突き当たり、スプリン
グ部材22の付勢力に抗してコロ20を移動させる。こ
れにより、インナーレース19の回転ロックが解除され
る。そして、引き続きリリースレバー23を回転させる
ことで、凸部23aから凹部19bの壁面に回転力が伝
達され、インナーレース19を継続的に回転させること
が可能となっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、リリースレバー23の回転を停止させたと
きに、本来はコロ20が図5の破線で示した位置にくる
べきであるのに、移動角度θだけずれて、実線で示した
位置に留まってしまうという欠点がある。
【0012】このようにコロ20の位置が移動角度θだ
けずれてしまうと、コロ20がインナーレース19の平
面部19dとアウターレース17との間に食い込んでい
ないために、インナーレース19の回転はロックされて
いない状態となる。その結果、ミラー本体に外部から荷
重が加わったりすると、移動角度θ分だけインナーレー
ス19が更に回転(図5では右回転)してしまい、ミラ
ー本体を格納位置または使用位置に正確に位置決めする
ことができないという問題が生じる。
【0013】本発明の目的は、ミラー本体を格納位置ま
たは使用位置に正確に位置決めすることができるクラッ
チ機構を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、ベースに固定された円環
状部材と、該円環状部材と同軸上に配置され駆動源から
の回転駆動力により回転すると共に、半径方向内側に向
けて突出した複数個の凸部を有する回転駆動部材と、前
記円環状部材の円環内部に配置され、前記凸部に周方向
の遊びを持って係合する凹部を有する回転従動部材と、
前記円環状部材と前記回転従動部材との間に設けられ、
前記回転従動部材の回転をロック・アンロックさせるロ
ック部材とを備え、前記回転駆動部材の回転開始時に
は、前記凸部が前記凹部内で移動して前記ロック部材を
変位させることにより、前記ロック部材による前記回転
従動部材の回転ロックが解除され、その後の前記凸部と
前記凹部との係合により前記回転駆動部材から前記回転
従動部材へ回転力が伝達され、前記回転駆動部材の回転
停止時には、前記ロック部材が前記回転従動部材と前記
円環状部材との間に食い込むことにより、前記回転従動
部材の回転をロックするクラッチ機構において、前記回
転駆動部材の回転停止直後に、前記回転駆動部材を逆回
転させ、前記凸部が前記凹部中央に位置するよう位置制
御を行う制御手段を設けたことを特徴としている。
【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1におい
て、前記凸部が前記凹部内のどこに位置しているかを検
出する検出手段が設けられ、前記制御手段は前記検出手
段からの検出情報に基づいて前記位置制御を行うことを
特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明のクラッチ機構の実
施の形態を、車両用電動格納式ミラーに適用し、図面に
基づいて説明する。図1は車両用電動格納式ミラーの斜
視図、図2はその分解斜視図である。なお、図2ではミ
ラー本体は省略されている。図1及び図2において、車
両用電動格納式ミラー10は、ミラー11を保持したハ
ウジング12並びにハウジング12を支持したシャフト
13を備えたミラー本体14と、ミラー本体14を回動
並びに固定するクラッチ機構部15と、クラッチ機構部
15を駆動させるモータ16と、円板状のベース17a
上に固定された円環状のアウターレース17とを備えて
いる。なお、ベース17aには、シャフト13が貫通す
ると共にクラッチ機構部15並びにモータ16を覆う蓋
体(図示せず)が装着され、モータ16は、この蓋体に
保持されている。
【0017】クラッチ機構部15は、モータ16の出力
軸に固定された駆動ギヤ16aと噛み合うギヤ部材18
と、ギヤ部材18が重畳されるインナーレース19と、
インナーレース19の外壁に設けられた複数の組のコロ
20,21並びにスプリング部材22とを備えている。
なお、クラッチ機構部15の基本的構成は前述の図3〜
図5と同じである。
【0018】ギヤ部材18は円盤状をなし、その中央部
に貫通孔18aが形成されている。またギヤ部材18の
端面には円周3等分点の位置にリリースレバー23が突
設されている。各リリースレバー23には、図3に示す
ように、その中央に係合凸部23aが形成され、これら
の係合凸部23aが半径方向内側を向くようにリリース
レバー23は配置されている。
【0019】インナーレース19の中央部には貫通孔1
9aが形成され、ギヤ部材18の貫通孔18aを挿通し
たミラー本体14のシャフト13が、貫通孔19a内に
嵌合され固定されている。なお、インナーレース19と
シャフト13とは一体に成形しても良い。
【0020】インナーレース19の外壁には、リリース
レバー23の係合凸部23aと係合する係合凹部19b
と、先端部がアウターレース17の内周面に沿った形状
に形成された突出部19cとが等間隔で交互に設けられ
ている。係合凹部19bと突出部19cとの間には、図
4に拡大して示すように、平面部19d,19eが形成
されている。これらの平面部19d,19eは、インナ
ーレース19の中心Oを通る半径方向の直線に垂直に交
わるように形成されている。平面部19dとアウターレ
ース17との間にはコロ20及びスプリング部材22が
設けられ、平面部19eとアウターレース17との間に
はコロ21及びスプリング部材22が設けられている。
また、係合凹部19bの周方向の幅は係合凸部23aの
周方向の幅よりも広く設定されており、係合凸部23a
は遊びを持って係合凹部19bに係合している。
【0021】スプリング部材22は略N字状に折り曲げ
られ、一面側がインナーレース19の突出部19cで支
持され、自由端である他面側がコロ20又は21に接し
ている。コロ20が設けられた部分においては、アウタ
ーレース17の内周壁とインナーレース19の平面部1
9dとの間隔が、突出部19c側とリリースレバー23
側では狭く、中央部が僅かに広くなっている。同様に、
コロ21が設けられた部分においては、アウターレース
17の内周壁とインナーレース19の平面部19eとの
間隔が、突出部19c側とリリースレバー23側では狭
く、中央部が僅かに広くなっている。
【0022】このように、中央部よりもリリースレバー
23側の方が間隔が狭くなっているので、コロ20,2
1は、スプリング部材22によってリリースレバー23
側へ付勢されたとき、アウターレース17の内周壁とイ
ンナーレース19の平面部19dもしくは19eとの間
に食い込み、そのときの楔効果によってインナーレース
19の回転をロックすることができる。
【0023】なお、図4に示すように、スプリング部材
22の付勢力によって、コロ20,21がアウターレー
ス17の内周壁とインナーレース19の平面部19dも
しくは19eとの間に食い込んでいる状態では、リリー
スレバー23とコロ20,21との間にバックラッシュ
防止用の隙Lが形成されている。
【0024】また、図1及び図2に示すように、シャフ
ト13の側面には縦方向にスリット25が形成されてい
る。一方、ギヤ部材18の上面にはセンサ26が設けら
れ、スリット25はセンサ26により検出される。セン
サ26は、例えば光学反射式のフォトカプラ等で構成さ
れ、センサ26から光を照射したときの、シャフト13
側面での反射光を受光するようになっている。そして、
センサ26は受光量に応じた信号を出力する。
【0025】図6は、センサ26からの出力信号に基づ
いて、ミラー本体14を位置決め制御するための制御ブ
ロック図である。図6に示すように、電源(車載バッテ
リ)27からの電力は制御回路28を介してモータ16
に供給される。また、制御回路28にはセンサ26と操
作スイッチ(SW)29が接続されている。ミラー本体
14を格納位置から使用位置へ、もしくは使用位置から
格納位置へ回動させる際には、操作スイッチ29が操作
される。
【0026】なお、上記構成において、アウターレース
17は円環状部材を、ギヤ部材18とリリースレバー2
3は回転駆動部材を、インナーレース19とシャフト1
3は回転従動部材を、コロ20,21とスプリング部材
22はロック部材を、制御回路28は制御手段を、スリ
ット25とセンサ26は検出手段をそれぞれ構成してい
る。
【0027】次に、上記構成の車両用電動格納式ミラー
において、ミラー本体14を格納位置から使用位置へ、
もしくは使用位置から格納位置へ回動させる際の作用に
ついて説明する。
【0028】ミラー本体14が格納位置または使用位置
にあるときは、図4に示すように、コロ20はインナー
レース19の平面部19dとアウターレース17との間
に、コロ21はインナーレース19の平面部19eとア
ウターレース17との間にそれぞれ食い込んで、インナ
ーレース19は回転がロックされ、ミラー本体14の回
動は阻止されている。
【0029】ここで、例えば、ミラー本体14を格納位
置から使用位置へ回動させるために、モータ16を一方
向に回転駆動させると、それに伴って駆動ギヤ16aが
回転し、さらに、駆動ギヤ16aに噛み合わされたギヤ
部材18が回転して、リリースレバー23が回転(変
位)する。
【0030】リリースレバー23が例えば図5に示すよ
うに右回転すると、係合凸部23aがインナーレース1
9の係合凹部19bの壁面に当接する。同時に、リリー
スレバー23の一側がコロ20に突き当たり、コロ20
をスプリング部材22の付勢力に抗してスプリング部材
22側に移動させる。そうすると、コロ20は平面部1
9dとアウターレース17との間に食い込んでいた状態
から解放されて転動自在な状態となる。このとき、コロ
21については、リリースレバー23を右回転させる
と、その回転方向が、平面部19eとアウターレース1
7との間に食い込んでいたコロ21を解放する方向であ
るので、コロ21は自然に転動自在な状態となる。これ
によって、インナーレース19の回転ロックが解除され
る。
【0031】そして、リリースレバー23の係合凸部2
3aがインナーレース19の係合凹部19bの壁面に当
接しているので、リリースレバー23を引き続いて右回
転させることにより、リリースレバー23からインナー
レース19へ回転力が継続的に伝達され、ミラー本体1
4は格納位置から使用位置へと回動する。
【0032】ミラー本体14が使用位置まで回動した
ら、モータ16の駆動を停止させる。この停止時におい
て、コロ20は図5の実線で示した位置に留まる。すな
わち、リリースレバー23はギヤ部材18を介してモー
タ16に連結されており、しかもスプリング部材22の
付勢力はあまり大きくないので、モータ16の駆動を停
止した時には、リリースレバー23はその係合凸部23
aがインナーレース19の係合凹部19bの壁面に当接
した状態で止まり、これにより、コロ20も実線の位置
に停止する。ところが、このようにコロ20が実線の位
置に停止すると、コロ20による楔効果が得られず、イ
ンナーレース19の回転がロックされないことになる。
【0033】そこで、本実施の形態では、モータ16の
駆動を停止してインナーレース19の回転を止めた時
に、モータ16を逆回転させることにより、リリースレ
バー23を図5で左回転させ、リリースレバー23の係
合凸部23aがインナーレース19の係合凹部19bの
略中央にくるように位置制御を行う。
【0034】上記の位置制御は図6の制御回路28によ
り図7のような手順で実行される。図7において、t1
で車両のメインスイッチが入れられると、電源27から
制御回路28へ電力供給可能な状態となる。そして、ミ
ラー本体14を格納位置から使用位置へ回動させるため
にt2で操作スイッチ29を操作すると、制御回路28
はt3において電源27からの電力をモータ16に供給
し、モータ16を回転駆動させる。操作スイッチ29を
操作している間は、モータ16に電力が供給されてい
る。そして、ミラー本体14が任意の使用位置まで回動
してt4において操作スイッチ29の操作を止めたとき
に、制御回路28はモータ16を逆回転させる。この場
合、制御回路28は、センサ26からの出力信号(つま
り、スリット25が形成されたシャフト13側面での反
射光量の信号)を取り込んで、その出力信号に基づいて
モータ16の駆動を制御する。例えば、センサ26から
の出力信号がt5で最小となったとき(スリット25の
中心にセンサ26がきたときは反射光量は最小にな
る)、t6でモータ16へ電力供給を停止する。これに
よって、リリースレバー23が逆回転させられ、その係
合凸部23aがインナーレース19の係合凹部19bの
略中央にくるよう位置制御される。
【0035】また、ミラー本体14を使用位置から格納
位置へ回動させた場合も、その回動停止時に、モータ1
6を逆回転させるようにする。例えば、図7において、
t7で操作スイッチ29を操作すると、制御回路28は
t8で電源27からの電力をモータ16に供給し、モー
タ16を回転駆動させる。そして、ミラー本体14が格
納位置まで回動してt9で操作スイッチ29の操作を止
めたときに、制御回路28はモータ16を逆回転させ、
センサ26からの出力信号がt10で最小となったと
き、t11でモータ16へ電力供給を停止する。これに
よって、リリースレバー23が逆回転させられ、その係
合凸部23aがインナーレース19の係合凹部19bの
略中央にくるよう位置制御される。
【0036】なお、シャフト13の側面にスリット25
の代わりに細長い反射板を縦方向に貼り付けても良い。
この場合は、リリースレバー23の係合凸部23aがイ
ンナーレース19の係合凹部19bの略中央にきたとき
に、反射板からの反射光量が最も大きくなるので、セン
サ26からの出力信号が最大となったら、モータ16へ
電力供給を停止するように制御する。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
回転駆動部材の回転停止直後に、回転駆動部材を逆回転
させ、回転駆動部材の凸部が回転従動部材の凹部中央に
位置するように位置制御が行われるので、ロック部材が
回転従動部材と円環状部材との間に確実に食い込むこと
になる。その結果、回転従動部材の回転を確実にロック
することができ、ミラー本体を格納位置または使用位置
に正確に位置決めすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクラッチ機構が適用された車両用電動
格納式ミラーの斜視図である。
【図2】図1の車両用電動格納式ミラーの分解斜視図で
ある。
【図3】本発明のクラッチ機構の要部断面図である。
【図4】図3の一部を拡大して示した図である。
【図5】クラッチ機構の回転駆動時または回転停止直後
の様子を示した図である。
【図6】本発明のクラッチ機構を制御するための制御ブ
ロック図である。
【図7】本発明のクラッチ機構を制御するためのタイム
チャートである。
【符号の説明】
10 車両用電動格納式ミラー 14 ミラー本体 15 クラッチ機構部 16 モータ 17 アウターレース 17a ベース 18 ギヤ部材 19 インナーレース 19a インナーレースの凹部 20,21 コロ 22 スプリング部材 23 リリースレバー 23a リリースレバーの凸部 25 スリット 26 センサ 28 制御回路 29 操作スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースに固定された円環状部材と、該円
    環状部材と同軸上に配置され駆動源からの回転駆動力に
    より回転すると共に、半径方向内側に向けて突出した複
    数個の凸部を有する回転駆動部材と、前記円環状部材の
    円環内部に配置され、前記凸部に周方向の遊びを持って
    係合する凹部を有する回転従動部材と、前記円環状部材
    と前記回転従動部材との間に設けられ、前記回転従動部
    材の回転をロック・アンロックさせるロック部材とを備
    え、 前記回転駆動部材の回転開始時には、前記凸部が前記凹
    部内で移動して前記ロック部材を変位させることによ
    り、前記ロック部材による前記回転従動部材の回転ロッ
    クが解除され、その後の前記凸部と前記凹部との係合に
    より前記回転駆動部材から前記回転従動部材へ回転力が
    伝達され、前記回転駆動部材の回転停止時には、前記ロ
    ック部材が前記回転従動部材と前記円環状部材との間に
    食い込むことにより、前記回転従動部材の回転をロック
    するクラッチ機構において、 前記回転駆動部材の回転停止直後に、前記回転駆動部材
    を逆回転させ、前記凸部が前記凹部中央に位置するよう
    位置制御を行う制御手段を設けたことを特徴とするクラ
    ッチ機構。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のクラッチ機構におい
    て、 前記凸部が前記凹部内のどこに位置しているかを検出す
    る検出手段が設けられ、前記制御手段は前記検出手段か
    らの検出情報に基づいて前記位置制御を行うことを特徴
    とするクラッチ機構。
JP10056389A 1998-03-09 1998-03-09 クラッチ機構 Abandoned JPH11245725A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002100684A1 (es) * 2001-06-11 2002-12-19 Fico Mirrors S.A. Mecanismo de abatimiento de un espejo retrovisor exterior
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