JPH10187144A - ディスクオルゴール - Google Patents

ディスクオルゴール

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JPH10187144A
JPH10187144A JP8351386A JP35138696A JPH10187144A JP H10187144 A JPH10187144 A JP H10187144A JP 8351386 A JP8351386 A JP 8351386A JP 35138696 A JP35138696 A JP 35138696A JP H10187144 A JPH10187144 A JP H10187144A
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JP
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music box
disc
rotation
turn plate
music
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Pending
Application number
JP8351386A
Other languages
English (en)
Inventor
Norihiko Nakamura
徳彦 中村
Hideyuki Tanaka
秀之 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rhythm Watch Co Ltd
Original Assignee
Rhythm Watch Co Ltd
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Publication date
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Priority to TW086202467U priority patent/TW331964U/zh
Priority to US08/931,290 priority patent/US5962796A/en
Publication of JPH10187144A publication Critical patent/JPH10187144A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10FAUTOMATIC MUSICAL INSTRUMENTS
    • G10F5/00Details or accessories
    • G10F5/04Tune barrels, sheets, rollers, spools, or the like
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10FAUTOMATIC MUSICAL INSTRUMENTS
    • G10F1/00Automatic musical instruments
    • G10F1/06Musical boxes with plucked teeth, blades, or the like

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転駆動機構の簡易化、回転駆動の確実化が
なされ、オルゴールディスクの回転スタート時の位置決
めや、オルゴールディスクの1回転後の停止が確実に行
える構造のディスクオルゴールを提供すること。 【構成】 演奏用の凸部又は孔部による係合駆動部6,
6を備えたオルゴールディスク1をモータMで回転させ
るとともに、係合駆動部6に案内されて回転するスター
ホイール26によりオルゴール弁27aを弾いてメロデ
ィを奏でるディスクオルゴール20であって、オルゴー
ルディスク1は、該オルゴールディスクの中央部が配置
されるターンプレート23によって回転駆動するもので
あって、ターンプレート23とモータMとの間に伝達機
構を設けて、ターンプレートにモータの回転駆動力が伝
達される構成のディスクオルゴールである。また、オル
ゴールディスクの未装着時にオルゴール演奏動作の停止
を指示する安全スイッチ機構を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の演奏パター
ンに複数の演奏係合部を設けたオルゴールディスクを、
モータにより回転駆動し、所定の演奏タイミングで、ス
ターホイールを演奏係合部が係合して回転させ、スター
ホイールよりオルゴール弁を弾いて、メロディを奏でる
ディスクオルゴールに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、時計等の報知に用いられる発音
手段としては、発音回路及びスピーカ等を用いて無機的
な電子音を得るものに限らず、機械的なオルゴール装置
を用いて柔らかく古風なオルゴール音を得るようにした
ものが知られている。
【0003】このようなオルゴール装置は、所定の曲目
をオルゴール演奏する場合が多く、この音程に応じた複
数の発音部分を備えた長板状の発音体と、この発音体に
対向配置され所定の演奏タイミングで発音体の発音部分
を爪弾く突起が突設されたドラム体と、このドラム体を
一定速度で回転駆動する駆動部とから構成されたものが
一般的である。
【0004】すなわち、この発音体は、略長板状の金属
板を、音階数に応じた所定数の発音部分であるクシ歯状
に形成され、これらクシ歯部分(オルゴール弁)は、所
定の長さ且つ厚さに形成され、このオルゴール弁の先端
が爪弾かれた場合には、分担する音階のオルゴール音が
発生するようにしている。また、ドラム体は、少なくと
も発音体より長い円筒状に形成され、発音体の発音部位
に対峙して回転可能に配設され、発音体の発音部分に対
応した外周には、曲目に合わせて間歇的な突起が形成さ
れている。そして、駆動部が、ドラム体を一定方向に所
定スピードで回転駆動することにより、所定のタイミン
グでドラム体の各突起が、発音体の各発音部位を爪弾く
ことにより、曲目をオルゴール演奏している。
【0005】また、このようなドラム体の替わりに、特
定の曲目パターンが形成された円盤状のオルゴールディ
スクを用いるとともに、このオルゴールディスクを交換
可能に構成することにより、任意の曲目をオルゴール演
奏できるようにしたオルゴールも、提案されている。
【0006】このオルゴールディスクは、円盤状に形成
され、該オルゴールディスクの一面を発音体のオルゴー
ル弁に応じて複数トラックに区画し、そのトラックが分
担した音階の演奏タイミングに応じた周方向の箇所に係
合駆動部を形成した構成とされ、これらの係合駆動部
は、オルゴールディスクの一面から突出した突起により
構成したり、所定径の孔により構成されている。そし
て、このような係合駆動部を用いて、発音体の所定部位
を爪弾きオルゴール演奏が行われる。
【0007】このオルゴールディスクを用いるオルゴー
ルは、多数の係合駆動部を備えた円板状のオルゴールデ
ィスクを装着してオルゴール演奏するものであって、オ
ルゴールディスクはオルゴール本体部の駆動機構により
回転駆動され、他方、オルゴール本体部には、発音体の
オルゴール弁を弾くスターホイールを、スターホイール
軸に回転可能に装着している。そして、駆動機構により
オルゴールディスクを回転させると、オルゴールディス
クの係合駆動部が該係合駆動部に対応するスターホイー
ルの爪を引っ掛けて該スターホイールを回転させ、この
回転するスターホイールに後続する他の爪でオルゴール
弁を弾いてオルゴール音を生成し、メロディを奏でる形
式のオルゴールである。
【0008】また、このディスクオルゴールは、スター
ホイールに対向する部位のオルゴールディスクを、押え
ローラを備えたオルゴールディスク押えアームで片側面
から押圧して保持することにより、比較的に薄い厚さの
オルゴールディスクを用いることができるものである。
従って、異なる曲目パターンが形成されたオルゴールデ
ィスクを、多数、廉価に制作することができるととも
に、オルゴールディスク自体が薄板円盤状なので、収
納、保管も容易に行え、効率的に輸送することができ
る。
【0009】更に、このようにオルゴールディスク自体
の取扱が容易なので、オルゴールに着脱することも簡易
に行え、短時間にオルゴールディスク交換できる。従っ
て、予め異なる曲目のオルゴールディスクを複数枚、用
意しておき、これらのオルゴールディスクから任意の曲
目を選択してオルゴールディスク交換することにより、
オルゴール演奏する曲目変更を迅速且つ容易に行うこと
ができる。
【0010】このように、ディスクオルゴールは、ドラ
ム固定型の1曲専用のオルゴールに比べて、複数のオル
ゴールディスクから任意のオルゴールディスクを選択し
て簡単に装着できるので、曲目の変更が柔軟且つ容易に
行える利点を有している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このようなディスクオ
ルゴールにおいて、前述したように、スターホイールに
対向する部位のオルゴールディスクを、押えローラを備
えたオルゴールディスク押えアームで片側面から押圧し
て保持することにより、比較的に薄い厚さのオルゴール
ディスクを用いることができる利点を有している反面、
オルゴールディスク押えアームの押えローラの一部に駆
動ローラを備えて、オルゴールディスクの回転をオルゴ
ールディスク押えアームで行うものであるため、この回
転駆動機構の簡易化及び、回転駆動の確実化の点で解決
すべき課題も残されている。
【0012】更に、前記ディスクオルゴールにおいて
は、オルゴールディスクの回転スタート時の位置決め
や、オルゴールディスクの1回転後の停止構造に係る機
構が十分でない。
【0013】そこで、本発明は、この種のディスクオル
ゴールにおいて、回転駆動機構の簡易化及び回転駆動の
確実化がなされ、また、オルゴールディスクの回転スタ
ート時の位置決めや、オルゴールディスクの1回転後の
停止が確実に行える構造のディスクオルゴールを提案す
るものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本願第1請求項の発明
は、演奏用の凸部又は孔部による係合駆動部を備えたオ
ルゴールディスクをモータで回転させるとともに、前記
係合駆動部に案内されて回転するスターホイールにより
オルゴール弁を弾いてメロディを奏でるディスクオルゴ
ールであって、前記オルゴールディスクは、該オルゴー
ルディスクの中央部が配置されるターンプレートによっ
て回転駆動するものであって、前記ターンプレートと前
記モータとの間に伝達機構を設けて、ターンプレートに
モータの回転駆動力が伝達される構成のディスクオルゴ
ールである。
【0015】従って、オルゴールディスクはその中央部
が回転付勢されることになり、オルゴールディスクの回
転がむらなく行われる。その結果、オルゴールディスク
の中心部より遠い部分も正確な回転を行うので、オルゴ
ールディスク周縁部から取り出される回転情報も正確な
ものになり、この回転情報を他のアクチューエータの駆
動に利用することが可能になる。
【0016】本願第2請求項の発明は、前記請求項1の
発明において、前記オルゴールディスクの未装着時にオ
ルゴール演奏動作の停止を指示する安全スイッチ機構を
設けた構成のディスクオルゴールである。
【0017】従って、オルゴールディスク未装着時の誤
動作を防止できるとともに、オルゴール演奏途中でも、
何等かの理由でオルゴールディスクの装着が解除された
場合も、オルゴール演奏動作を停止することができ、各
種の損傷や人的な事故等を未然に防止することが可能と
なり、安全性を向上することができる。
【0018】本願第3請求項の発明は、前記請求項1又
は2の発明において、前記ターンプレートに切欠き部等
の係合部を設けるとともに、該ターンプレートが1回転
したときに該係合部と係合するスイッチを設けた構成の
ディスクオルゴールである。
【0019】従って、このスイッチから1回転終了の検
出信号が出力され、この検出信号に基づきオルゴールデ
ィスクの回転駆動を停止することができ、オートストッ
プ機構を実現することができる。
【0020】本願第4請求項の発明は、前記請求項1な
いし3のいずれかの発明において、前記オルゴールディ
スクの演奏用の係合駆動部の一部を1回転検出用の係合
部に用い、該オルゴールディスクが1回転したときに該
係合部と係合するスイッチを設けた構成のディスクオル
ゴールである。
【0021】従って、前記同様にオートストップ機構を
実現することができる。この場合は、オルゴールディス
クの演奏用の係合駆動部の一部を1回転検出用の係合部
に用いているので、別途に1回転検出用の係合部を形成
しなくてすむので、省力化を図ることができる。
【0022】本願第5請求項の発明は、前記請求項1な
いし4のいずれかの発明において、前記オルゴールディ
スクの演奏用の係合駆動部とは別に1回転検出用の係合
部を形成し、該オルゴールディスクが1回転したときに
該係合部と係合するスイッチを設けたこと構成のディス
クオルゴールである。
【0023】従って、前記同様にオートストップ機構を
実現することができる。この場合は、オルゴールディス
クの演奏用の係合駆動部とは別に1回転検出用の係合部
を形成するので、適宜所望の位置に1回転検出用の係合
部を形成でき、設計の自由度を向上させることができ
る。
【0024】本願第6請求項の発明は、前記請求項1な
いし5のいずれかの発明において、前記ターンプレート
を組み込むときに位置合わせピンにより該ターンプレー
トの位置決めを行うための位置決め孔を、当該ターンプ
レートとディスクオルゴール固定側部材に形成した構成
のディスクオルゴールである。
【0025】ターンプレートには通常オルゴールディス
ク装着の位置決め箇所が設けられており、ターンプレー
トとオルゴールディスクとの装着は正確になされる。そ
して、従来は、ターンプレートの初期組み込み位置のズ
レによりオルゴールディスク自体の装着ずれを生じるこ
とがあったが、このような位置決め孔をターンプレート
とディスクオルゴール固定側部材に形成することによ
り、オルゴールディスクの装着ずれを解消することがで
きる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る具体例を図
1ないし図6に基づいて説明する。
【0027】図1及び図2に示すように、本例の本例の
ディスクオルゴール20は、容易且つすばやく交換する
ことの可能なオルゴールディスク1を用いて、オルゴー
ル演奏するものである。以下、説明の便宜上、オルゴー
ルディスク1から詳述する。
【0028】本例のディスクオルゴールに用いるオルゴ
ールディスク1は、アルミ素材等の軽金属を用いて所定
の剛性強度を備えた円盤形状に形成され、その裏面に曲
目パターンに応じた複数の演奏用係合部3が設けられて
いる。更に図3に示すように、オルゴールディスク1
は、その中心に所定の内径を備えた円形状の装着孔2が
設けられ、この装着孔2の近傍且つ演奏パターンに応じ
た角度位置には、オルゴールディスク回転駆動制御に用
いられる駆動孔4が設けられている。この駆動孔4を用
いて行うオルゴールディスク回転駆動制御については後
述する。
【0029】また、このオルゴールディスク1の裏面
は、後述するオルゴール20のオルゴール発音体27の
オルゴール弁27aに相応して、径方向に複数トラック
に区画されており、各トラックが分担した音階の演奏タ
イミングに応じた周方向の箇所には、演奏用係合部3が
形成され、これらの演奏用係合部3により、所定の演奏
パターンを構成している。
【0030】また、この演奏用係合部3は、本例におい
ては、突起タイプのものが用いられており、金属製オル
ゴールディスク1の該当箇所を切り起こして突起6を形
成し、この突起6を発音動作用の係合部駆動2としてい
る。すなわち、略長方形のコ字形状に切り込み6aを形
成し(図4(1))、この切り込み6aを押圧して切り
起こし部6bに成形し(図4(2))、更にこの切り起
こし部6bを中間で折り曲げて、所定高さにオルゴール
ディスク1背面から突出した突起6を形成している(図
4(3))。また、このような演奏用係合部3は、自動
的な加工機械により、オルゴールディスク1の内周側か
ら外周側に向って、順次、形成されている。従って、こ
のように演奏用係合部3を形成しているので、簡易な製
作治具、製作工程で容易に、多数のオルゴールディスク
1を製作することができる。
【0031】このようなオルゴールディスク1を用いる
ディスクオルゴール20は、所定の平面形状の略平板状
に形成されたベース台21と、このベース台21上に立
設された中心軸22に回転可能に遊嵌されたターンプレ
ート23と、このターンプレート23にオルゴールディ
スク1を脱着可能に保持する保持アーム25と、ターン
プレート23を回転駆動する駆動機構24と、このター
ンプレート23に同行して回転駆動されるオルゴールデ
ィスク1の各演奏用係合部3により、対応したスターホ
イール26を介して、発音駆動されるオルゴール発音体
27とから構成されている。
【0032】このベース台21は、剛性強度が高い素材
を用いて、少なくとも、オルゴールディスク1半径の長
さより長く形成され、その長手方向の一端に、オルゴー
ルディスク1を保持するターンプレート23を立設して
回転可能に軸支する一方、他端に、駆動機構24のモー
タMを配設するとともに、これらの間に、オルゴール演
奏時にモータ回転駆動力をターンプレート23に減速し
て伝達する駆動機構24の伝達軸及び歯車を配設して構
成されている。また、このベース台21の所定箇所に
は、ディスクオルゴール20を時計等に取付けるねじ孔
が設けられている。
【0033】このターンプレート23は、ベース台21
に立設された金属製の中心軸22に遊嵌されるととも
に、ターンプレート23の先端側には、Eリングが嵌着
されて抜け止めが図られている。
【0034】また、このターンプレート23は、合成樹
脂を用いて、厚板円盤状に形成され、その先端側には、
オルゴールディスク1の内径に応じた外径の装着部23
aが、中間には、この装着部23aよりも大径でオルゴ
ールディスク1の下面を支持する支持部23bが、ま
た、基端側には、駆動機構の出力歯車に噛合された歯車
部23cが、それぞれ設けられており、更に、オルゴー
ルディスク1の前記駆動孔4に対応する位置のターンプ
レート23には、駆動突起部23dが突設されている。
尚、図中、29は支持部材で、オルゴールディスク1の
外周側の下面を支持して、オルゴールディスク1を安定
化する部材である。
【0035】更に、ターンプレート23は、駆動機構2
4に接続され、この駆動機構24により、オルゴール演
奏時には、ターンプレート23を、一定回転方向に一定
速度で回転駆動するようにしている。
【0036】この駆動機構24は、図5に示すように、
ターンプレート23にオルゴールディスク1が装着され
たときに該オルゴールディスク1の外側に位置するモー
タMと、このモータ回転出力をターンプレート23に減
速しつつ伝達する第1入力歯車32、伝達軸33、第1
出力歯車34、第2歯車35とから構成されている。以
下、各部を詳述する。
【0037】モータMは、DCモータが用いられ、オル
ゴールディスク1の外方に、そのモータ軸を、ベース台
21の平面と平行に、且つ、保持アーム25の長手方向
と直交して、ベース台21の固定されている。従って、
モータMをベース台21の平面に、安定して保持できる
とともに、ほぼ最小限、モータ径程度の高さに、ディス
クオルゴール20の厚さを収めることができるので、薄
型化を図ることができる。
【0038】また、このモータMの接続端子は、図示を
省略したモータ駆動回路に接続され、このモータ駆動回
路から、供給される駆動電流により、動作するように構
成されている。また、このモータMは、後述するよう
に、安全スイッチ機構37により、保持アーム25の未
ロック時には、動作しないように設定されている。
【0039】モータMの出力軸には、ウォームギア31
が固着され、このウォームギア31には、第1入力歯車
32が噛合している。この第1入力歯車32は、このモ
ータ出力軸の長手方向と直交し、且つスターホイール軸
26Aと平行に軸支された伝達軸33の一端に固着さ
れ、この伝達軸33の他端には、第1出力歯車34が固
着されている。この第1出力歯車34は、第2歯車35
の入力歯車部35aに噛合し、この第2歯車35に一体
に形成された出力歯車部35bは、ターンプレート23
の基端に一体に形成された歯車部23cに噛合してい
る。
【0040】前記第2歯車35は、互いに直交する回転
面を有する入力歯車部35a,出力歯車部35bを一体
に備えており、その入力歯車部35aが、略円板上の外
周縁を軸方向に突設するとともに、この突設された端面
に歯部が刻設されて形成され、第1出力歯車34に噛合
している。また、この第2歯車35の出力歯車部35b
は、入力歯車部35aと同軸且つ内周に、所定外径の外
歯状に形成され、ターンプレート23の基端に一体に形
成された歯車部23cに、噛合している。従って、第1
入出力歯車の回転を、該回転軸に直交する方向に、ベー
ス台21上に設けられたターンプレート23に減速しつ
つ伝達するようにしている。
【0041】更に、これらの互いに噛合する各歯車3
1,32,34,34,23c間には、所定の減速比が
設定されている。
【0042】従って、この駆動機構24により、モータ
Mの回転駆動力は、所定速度に減速されつつターンプレ
ート23に伝達され、このターンプレート23に装着さ
れたオルゴールディスク1を所定の回転速度で回転させ
る。
【0043】また、再び図1及び図2に示すように、保
持アーム25は、少なくとも前記オルゴールディスク1
の半径長さよりも長い略長板形状に形成され、その基端
がベース台21に軸支され、先端が同ベース台21に立
設された中心軸22に、係合ロック可能に構成され、装
着したオルゴールディスク1を、ベース台21側のスタ
ーホイール26に回転しながら押圧するローラ25aを
備えている。
【0044】すなわち、中心軸22先端の保持アーム2
5が係合する箇所には、切欠き部22aが設けられる一
方、この切欠き部22aに応じて、保持アーム25の該
当箇所には、所定形状のロックアーム25bが設けら
れ、このロックアーム25bは、その先端が、切欠き部
22aに係合するようにバネ付勢されている。
【0045】従って、使用者がロックアーム25bの係
合を解除する操作を行わない限り、オルゴールディスク
1は確実にオルゴール20に装着されて保持され、オル
ゴール20自体の姿勢に拘らず、オルゴールディスク1
を安定保持して、オルゴール演奏できるようにしてい
る。他方、このような保持アーム25のロックを解除
し、保持アーム25をスイングして起立させることによ
り、迅速且つ容易に、オルゴールディスク1の交換を行
うことができる。
【0046】更に、本例においては、保持アーム25を
ロックしたか否かを確認する安全スイッチ機構37が設
けられている。
【0047】すなわち、図2に示すように、安全スイッ
チ機構37は、保持アーム25のオルゴールディスク1
よりも外側で、該オルゴールディスク1の方向に対峙し
た箇所に設けた突起部38と、これに対応して、ベース
台21の所定箇所に設けられた起倒式スイッチレバー3
9aを有したマイクロスイッチ39とから構成され、こ
のマイクロスイッチ39は、電気的に、オルゴール演奏
を開始させる起動信号を伝達する信号線に、直列接続さ
れている。
【0048】また、このマイクロスイッチ39は、突起
部38に対応して、ベース台21に固定されており、そ
の上部には、一般的な起倒式スイッチレバー39aを、
基部には、電気的なスイッチ接続端子を備えている。
【0049】すなわち、このスイッチレバー39aは、
上方に起立するようにバネ等で付勢され、この起立した
場合には、スイッチとして、電気的にオフ遮断状態とな
るとともに、スイッチレバー39aが倒された場合に
は、オン接続状態となるように構成されている。
【0050】従って、保持アーム25を開放状態にした
時には、保持アーム25に設けた突起部38がマイクロ
スイッチ39から離れ、マイクロスイッチ39のスイッ
チレバー39aは起立して、スイッチが遮断状態とな
り、オルゴール20の動作が抑制される。他方、保持ア
ーム25をロック状態にした時には、保持アーム25の
突起部38がマイクロスイッチ39に接近し、そのスイ
ッチレバー39aを倒して、スイッチ39を接続状態と
し、オルゴール20の動作が可能となる。
【0051】尚、これに加えて、オルゴールディスク1
のセット状態も、同時に判別するように構成できる。す
なわち、保持アーム25のオルゴールディスク1に対峙
した箇所に、同様に、スイッチレバー39aをオルゴー
ルディスク1側に所定量、突出させたマイクロスイッチ
39を設け、このマイクロスイッチ39を制御回路に接
続してもよい。従って、この場合には、同様に、保持ア
ーム25を開放状態にした時には、マイクロスイッチ3
9のスイッチレバー39aは、起立状態となり、オルゴ
ールの動作が抑制されるとともに、オルゴールディスク
未装着時に、保持アーム25をロックしても、スイッチ
レバー39aは起立状態となり、オルゴール20の動作
が抑制される。
【0052】従って、このような安全スイッチ機構37
を設けているので、オルゴールディスク未装着時の誤動
作を防止できるとともに、オルゴール演奏途中でも、何
等かの理由で、又は、使用者の任意に保持アーム25の
ロックが解除された場合にも、オルゴール演奏動作を停
止することができ、各種の損傷や人的な事故等を未然に
防止することが可能となり、安全性を向上することがで
きる。
【0053】図1及び図2において、オルゴール発音動
作するオルゴール発音体27は、金属素材を用いて長板
形状に形成され、ベース台21にオルゴールディスク1
と平行になるように配設されている。オルゴール発音体
27の一端側の先端は、クシ歯状形成されたオルゴール
弁部27aが設けられ、オルゴール弁部27a側の端部
が、保持アーム25に対応したオルゴールディスク1の
半径方向に揃うように、他端側の基端が、ベース台21
に設けられた台座部に固定されている。また、これらの
オルゴール弁部27a,27aは、発音する音階数に応
じた所定数が設けられ、それぞれが、音階に応じた所定
の厚さ及び長さに形成され、これらのオルゴール弁部2
7a,27aの先端が弾かれると、所定の音階/音程の
オルゴール音を生成するように設けられている。
【0054】そして、保持アーム25に対応したオルゴ
ールディスク1下面側の箇所には、オルゴールディスク
1の音階トラック数に応じた複数のスターホイール26
が、スターホイール軸26Aにより、回転可能に軸支さ
れている。
【0055】このスターホイール26は、どのような回
転位置でも、オルゴールディスク1の係合突部に係合で
きるように、8つの爪部が設けられており、これらの爪
部の回転方向における前側は、鋭角なスロープ面に形成
される一方、後側は、回転方向に直交する面に形成され
て、オルゴールディスク1の係合突部との係合を確実に
行えるように設けられている。
【0056】従って、演奏係合部として、穴を設けたタ
イプに比べて、全てのスターホイールの爪を一列に揃え
る整列動作や、穴に確実に係合するように回転方向にス
ターホイールを回転付勢する必要が無くなり、構成的に
簡素化することができる。
【0057】また、各スターホイール26に対峙したベ
ース台21の箇所には、摩擦を低減できる合成樹脂を用
いて、スターホイール26と同数に所定幅の間隙部を有
した離間部材が設けられ、各スターホイール26のスタ
ーホイール軸長手方向に沿った所定の間隔に保持するよ
うにしている。従って、各スターホイール26は、それ
ぞれ、回転可能に、対応したオルゴール発音体27のオ
ルゴール弁部27aに、常に対峙した位置を維持できる
ようにしている。
【0058】そして、ベース台21に、任意に選択した
オルゴールディスク1を装着し、図示を省略した制御回
路から正時等に起動信号が出力されたり、同様に図示を
省略したモニタースイッチを使用者がオン操作すると、
駆動機構24によりオルゴールディスク1が回転駆動さ
れ、曲目の音階に応じたオルゴール弁部27aが、所定
のタイミングで、スターホイール26の爪部26aによ
り爪弾かれ、オルゴール演奏がなされる。
【0059】すなわち、オルゴールディスク1の各演奏
用係合部3の突起が、該演奏用係合部3に対応するスタ
ーホイール26の爪部26aを引っ掛けて、該スターホ
イール26を強制的に回転させ、この回転するスターホ
イール26の後続する他の爪部26aにより、最終的に
オルゴール弁部27aが弾かれ、オルゴール音が発生す
る。
【0060】図6に示すように、オルゴールディスク1
が回転駆動され(図6(1))、演奏用係合部3がスタ
ーホイール26の爪部26aのうち、例えば爪部26a
と係合する(図6(2))と、該爪部26aは演奏用係
合部3の突起6により強制的に移動され、スターホイー
ル26が回転させられる。このとき、スターホイール2
6の爪部26aに後続する爪部26aがオルゴール弁部
27aと当接し(図6(3))、更に回転移動してオル
ゴール弁部27aを爪弾いて(図6(4))、この結
果、当該オルゴール弁部27aの固有な音階のオルゴー
ル音が発生する。
【0061】更に、本例では、からくり時計等で用いる
ことができるように、1曲を演奏するオルゴールディス
ク1の1回転で自動的にオルゴール演奏を停止するオー
トストップ機構41が設けられている(図1参照)。
【0062】オートストップ機構41は、ターンプレー
ト23に設けられた検出用の切欠き部42と、ベース台
21の所定箇所に配設された検出用のマイクロスイッチ
43とから構成されている。
【0063】また、このオートストップ機構41を可能
にするために、マイクロスイッチ43による1回転検出
位置に、ターンプレート23の回転位置を位置決めし
て、組み込むための位置決め孔44,45が、ベース台
21及びターンプレート23に設けられている。
【0064】すなわち、ターンプレート23に設けた駆
動突起部23bに、オルゴールディスク1の駆動孔4を
係合させて、オルゴールディスク1をターンプレート2
3に装着しているので、常に、ターンプレート23に対
して、同一な回転角度位置で、オルゴールディスク1が
装着されることになる。従って、ターンプレート23に
装着したオルゴールディスク1のベース台21に対する
演奏スタート位置は、常に一定になり、両者の関係位置
が僅かにずれても、オルゴール演奏開始及び終了が正常
に行えなくなる。
【0065】つまり、ターンプレート23が回転駆動さ
れ、ターンプレート23の切欠き部42が、マイクロス
イッチ43による検出位置に到達すると、ターンプレー
ト23の駆動突起部23bにより回転規制されるオルゴ
ールディスク1の回転位置が、常に演奏終了位置になる
ようにする必要がある(以下、回転基準位置)。
【0066】すなわち、再び図1及び図2に示すよう
に、このオートストップ機構41は、ターンプレート2
3の支持部23bの外周に、周方向に所定長さに設けた
切欠き部42と、ディスクオルゴール固定側部材たるベ
ース台21の所定箇所に設けたマイクロスイッチ43と
から構成されるので、ベース台21及びターンプレート
23に設けた位置決め孔44,45にピンを係合させな
がら、ターンプレート23を組み込むことにより、当該
ターンプレート23を適正な回転基準位置に設けること
ができることになる。
【0067】尚、マイクロスイッチ43を設置する位置
と、切欠き部42を設ける位置とは、ターンプレート2
3に設けた駆動突起部23bの位置を基準として、互い
に上下に一致した場合に、駆動突起部23bによるオル
ゴールディスク1の回転位置が、スタート又は演奏終了
位置になるように設定されている。
【0068】また、マイクロスイッチ43とターンプレ
ート23の支持部23bの下面との距離は、そのスイッ
チレバー43aの全長よりも短く、つまり、オルゴール
の演奏途中の回転位置では、スイッチレバー43aが、
支持部23bの下面に当接して倒される距離に設定され
ている。更に、このマイクロスイッチ43は、通常とは
逆転動作し、スイッチレバー43aが倒された場合に、
オフ信号を出力する一方、スイッチレバー43aが起立
した場合に、オフ信号を出力するように構成されてい
る。尚、これに限らず、通常設定のマイクロスイッチ4
3を逆転回路を介して用いるようにしてもよい。
【0069】更に、ターンプレート23の支持部23b
に設けられた切欠き部42は、支持部23bの外周で且
つ前述した条件を満たす位置において、検出を確実にす
るように周方向に所定の長さを有して形成されている。
【0070】従って、オルゴール演奏時に、ターンプレ
ート23つまりオルゴールディスク1が回転駆動され、
1回転して演奏を終了する基準回転位置に到達した場合
には、ターンプレート23の支持部23bに設けた切欠
き部42が、マイクロスイッチ43の直上に位置してス
イッチレバー43が起立し、マイクロスイッチ43から
オン状態の検出信号が出力され、この検出信号に基づき
制御回路により、オルゴールディスク1の回転駆動を停
止することができ、オートストップ機構41を実現する
ことができる。
【0071】また、オルゴールディスク1自体に1回転
位置検出用の爪部や孔部等の成形部を形成せずに、ター
ンプレート23で検出しているので、多数生産するオル
ゴールディスク1自体の製作が容易となるとともに、該
成形部を形成した場合にこれが損傷したときの回転停止
不良等を防止することができる。
【0072】尚、前記位置決め孔44,45は、貫通孔
のほか、袋孔や切欠き溝等、適宜のものを用いることが
できる。尚、本明細書では、これら貫通孔、袋孔や切欠
き溝等、前述した位置決めに供される係合部一般を位置
決め孔と指称している。
【0073】また、このように、一度組込んでしまえ
ば、ターンプレート23は、前述した駆動機構24に噛
合されるので、互いの関係つまり回転位置がずれること
を、確実に回避できる。
【0074】このように、本例のように所謂センタード
ライブ方式を採り且つオルゴールディスクの演奏開始位
置並びに演奏停止が確実に行われ、更にオルゴールディ
スクが所定の回転速度で確実に回転させ得る結果、オル
ゴールディスクの回転に伴う出力情報が正確に得られる
ようになる。そこで、ターンプレート23に検出用の切
欠き部42を設ける代わりに、オルゴールディスク1自
体の外周所定位置に、1回転位置検出用の爪部を設ける
とともに、これに対応して、ベース台21にマイクロス
イッチ46を設けて(図2参照)、オルゴールディスク
回転停止制御の精度の向上を図ることや、他の出力情報
を得るようにすることができる。すなわち、オルゴール
ディスク外周側の方が、1回転する際の周方向の長さ
が、内周側よりも、十分に長くなるので、回転角度位置
の検出精度を向上できる。また、ベース台21のマイク
ロスイッチ43を設ける位置や、オルゴールディスク1
の爪部を設ける位置の許容誤差範囲も拡大できるととも
に、オルゴールディスク内周の演奏係合部を形成するオ
ルゴールディスク用の加工機械を転用でき、オルゴール
ディスク1の製作も容易となる。
【0075】また、図1に示すように、オルゴール発音
体27のオルゴール弁27aに並べて、オルゴールディ
スク1の係合突起6と係合するスイッチ47を設けても
よい。この場合は、スターホイール26の回転によりオ
ンオフするものであり、従って、このスイッチ用に別途
と係合突起6を形成することも考えられる。本例では、
スターホイール26と同等の精度で組み立てることがで
きて、加工性及び組み立て性が向上する。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本願第1請求項の
発明は、演奏用の凸部又は孔部による係合駆動部を備え
たオルゴールディスクをモータで回転させるとともに、
前記係合駆動部に案内されて回転するスターホイールに
よりオルゴール弁を弾いてメロディを奏でるディスクオ
ルゴールであって、前記オルゴールディスクは、該オル
ゴールディスクの中央部が配置されるターンプレートに
よって回転駆動するものであって、前記ターンプレート
と前記モータとの間に伝達機構を設けて、ターンプレー
トにモータの回転駆動力が伝達される構成のディスクオ
ルゴールである。
【0077】従って、オルゴールディスクはその中央部
が回転付勢されることになり、オルゴールディスクの回
転がむらなく行われる。その結果、オルゴールディスク
の中心部より遠い部分も正確な回転を行うので、オルゴ
ールディスク周縁部から取り出される回転情報も正確な
ものになり、この回転情報を他のアクチューエータの駆
動に利用することが可能になる。
【0078】本願第2請求項の発明は、前記請求項1の
発明において、前記オルゴールディスクの未装着時にオ
ルゴール演奏動作の停止を指示する安全スイッチ機構を
設けた構成のディスクオルゴールである。
【0079】従って、オルゴールディスク未装着時の誤
動作を防止できるとともに、オルゴール演奏途中でも、
何等かの理由でオルゴールディスクの装着が解除された
場合も、オルゴール演奏動作を停止することができ、各
種の損傷や人的な事故等を未然に防止することが可能と
なり、安全性を向上することができる。
【0080】本願第3請求項の発明は、前記請求項1又
は2の発明において、前記ターンプレートに切欠き部等
の係合部を設けるとともに、該ターンプレートが1回転
したときに該係合部と係合するスイッチを設けた構成の
ディスクオルゴールである。
【0081】従って、このスイッチから1回転終了の検
出信号が出力され、この検出信号に基づきオルゴールデ
ィスクの回転駆動を停止することができ、オートストッ
プ機構を実現することができる。
【0082】本願第4請求項の発明は、前記請求項1な
いし3のいずれかの発明において、前記オルゴールディ
スクの演奏用の係合駆動部の一部を1回転検出用の係合
部に用い、該オルゴールディスクが1回転したときに該
係合部と係合するスイッチを設けた構成のディスクオル
ゴールである。
【0083】従って、前記同様にオートストップ機構を
実現することができる。この場合は、オルゴールディス
クの演奏用の係合駆動部の一部を1回転検出用の係合部
に用いているので、別途に1回転検出用の係合部を形成
しなくてすむので、省力化を図ることができる。
【0084】本願第5請求項の発明は、前記請求項1な
いし4のいずれかの発明において、前記オルゴールディ
スクの演奏用の係合駆動部とは別に1回転検出用の係合
部を形成し、該オルゴールディスクが1回転したときに
該係合部と係合するスイッチを設けたこと構成のディス
クオルゴールである。
【0085】従って、前記同様にオートストップ機構を
実現することができる。この場合は、オルゴールディス
クの演奏用の係合駆動部とは別に1回転検出用の係合部
を形成するので、適宜所望の位置に1回転検出用の係合
部を形成でき、設計の自由度を向上させることができ
る。
【0086】本願第6請求項の発明は、前記請求項1な
いし5のいずれかの発明において、前記ターンプレート
を組み込むときに位置合わせピンにより該ターンプレー
トの位置決めを行うための位置決め孔を、当該ターンプ
レートとディスクオルゴール固定側部材に形成した構成
のディスクオルゴールである。
【0087】ターンプレートには通常オルゴールディス
ク装着の位置決め箇所が設けられており、ターンプレー
トとオルゴールディスクとの装着は正確になされる。そ
して、従来は、ターンプレートの初期組み込み位置のズ
レによりオルゴールディスク自体の装着ずれを生じるこ
とがあったが、このような位置決め孔をターンプレート
とディスクオルゴール固定側部材に形成することによ
り、オルゴールディスクの装着ずれを解消することがで
きる。
【0088】このように、本発明によれば、センタード
ライブ方式を採り且つオルゴールディスクの演奏開始位
置並びに演奏停止が確実に行われ、更にオルゴールディ
スクが所定の回転速度で確実に回転させ得る結果、オル
ゴールディスクの回転に伴う出力情報が正確に得られる
等の利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスクオルゴールの具体例に係り、
全体構成を示す正面図である。
【図2】本発明のディスクオルゴールの具体例に係り、
概略全体構成を示す側面図である。
【図3】オルゴールディスクに係り、概略全体構成を示
す外観斜視図である。
【図4】本例のオルゴールディスクの係合駆動部である
突起の形成過程を示し、(1)はオルゴールディスクに
切り込みを入れた状態の斜視図、(2)はこの切り込み
を押圧して切り起こし部を形成した状態の斜視図、
(3)は更にこの切り起こし部を中間で折り曲げて突起
を形成した状態の斜視図である。
【図5】本例のオルゴールディスクの駆動機構を示す一
部省略した斜視図である。
【図6】本例のオルゴールディスクの発音動作を説明
し、(1)は、発音準備状態を示し、(2)は、オルゴ
ールディスクの演奏穴にスターホイールの爪が係合した
初期状態を示し、(3)は、スターホイールの爪により
オルゴール弁が弾かれた発音状態を示し、(1)は、発
音準備に復帰した状態を示す。
【符号の説明】
1 オルゴールディスク 2 装着孔 3 演奏用係合部 4 回転駆動用の駆動孔 5 タイトル表示用マーク部 6 係合突起 20 ディスクオルゴール 21 ベース台 22 中心軸 22a アームロック用切欠き部 23 ターンプレート 23a オルゴールディスク装着部 23b 支持部 23c 歯車部 23d 駆動突起部 24 駆動機構 25 保持アーム 25a オルゴールディスク中間上面用の押圧ローラ 25b ロックアーム 26 スターホイール 26A スターホイール軸 27 オルゴール発音体 27a オルゴール弁 29 固定支持部材 31 ウォームギア 32 第1入力歯車 33 伝達軸 34 第1出力歯車 35 第2歯車 35a 入力歯車部 35b 出力歯車部 37 安全スイッチ機構 38 突起部 39 マイクロスイッチ 41 オートストップ機構 42 切欠き部 43 マイクロスイッチ 43a スイッチレバー 44 位置決め孔 45 位置決め孔 46 マイクロスイッチ 47 スイッチ M オルゴールディスク駆動用モータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 演奏用の凸部又は孔部による係合駆動部
    を備えたオルゴールディスクをモータ駆動により回転さ
    せるとともに、前記係合駆動部に案内されて回転するス
    ターホイールによりオルゴール弁を弾いてメロディを奏
    でるディスクオルゴールであって、 前記オルゴールディスクは、該オルゴールディスクの中
    央部が配置されるターンプレートによって回転駆動する
    ものであって、前記ターンプレートと前記モータとの間
    に伝達機構を設けて、ターンプレートにモータの回転駆
    動力が伝達されることを特徴とするディスクオルゴー
    ル。
  2. 【請求項2】 前記オルゴールディスクの未装着時にオ
    ルゴール演奏動作の停止を指示する安全スイッチ機構を
    設けたことを特徴とする請求項1記載のディスクオルゴ
    ール。
  3. 【請求項3】 前記ターンプレートに切欠き部等の係合
    部を設けるとともに、該ターンプレートが1回転したと
    きに該係合部と係合するスイッチを設けたことを特徴と
    する請求項1又は2記載のディスクオルゴール。
  4. 【請求項4】 前記オルゴールディスクの演奏用の係合
    駆動部の一部を1回転検出用の係合部に用い、該オルゴ
    ールディスクが1回転したときに該係合部と係合するス
    イッチを設けたことを特徴とする請求項1ないし3のい
    ずれか記載のディスクオルゴール。
  5. 【請求項5】 前記オルゴールディスクの演奏用の係合
    駆動部とは別に1回転検出用の係合部を形成し、該オル
    ゴールディスクが1回転したときに該係合部と係合する
    スイッチを設けたことを特徴とする請求項1ないし4の
    いずれか記載のディスクオルゴール。
  6. 【請求項6】 前記ターンプレートを組み込むときに位
    置合わせピンにより該ターンプレートの位置決めを行う
    ための位置決め孔を、当該ターンプレートとディスクオ
    ルゴール固定側部材に形成したことを特徴とする請求項
    1ないし5のいずれか記載のディスクオルゴール。
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