JP3546129B2 - ディスクオルゴールのオートチェンジ機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定の演奏パターンに複数の演奏係合部を設けたオルゴールディスクを、モータにより回転駆動し、所定の演奏タイミングで、スターホイールを演奏係合部が係合して回転させ、スターホイールによりオルゴール弁を弾いて、メロディを奏でるディスクオルゴールに関し、使用者が、複数のオルゴールディスクから任意に選択可能とし、各曲毎に正確に演奏開始、停止が行えるようにした。
【0002】
【従来の技術】
一般に、時計等の報知に用いられる発音手段としては、発音回路及びスピーカ等を用いて、無機的な電子音を得るものに限らず、機械的なオルゴールを用いて、柔らかく古風なオルゴール音を得るようにしたものが知られている。
【0003】
このようなオルゴールは、単一の曲目をオルゴール演奏するものが一般的であり、この音程に応じた複数の発音部分を備えた長板状の発音体と、この発音体に対向配置された所定の演奏タイミングで発音体の発音部分を爪弾く突起が突設されたドラム体と、このドラム体を一定速度で回転駆動する駆動部とから構成されている。
【0004】
すなわち、この発音体は、略長板状の金属板を、音階数に応じた所定数の発音部分であるクシ歯状に形成され、これらのクシ歯部分(オルゴール弁)は、所定の長さ且つ厚さに形成され、このオルゴール弁の先端が爪弾かれた場合には、分担する音階のオルゴール音を発生するようにしている。また、ドラム体は、少なくとも発音体より長い円筒状に形成され、発音体の発音部位に対峙して回転可能に配設され、発音体の発音部分に対応した外周には、曲目に合せて間歇的な突起が形成されている。そして、駆動部が、ドラム体を一定方向に所定スピードで回転駆動することにより、所定のタイミングでドラム体の各突起が、発音体の各発音部位を爪弾くことにより、曲目をオルゴール演奏している。
【0005】
また、このように予め組込まれたドラム体の替わりに、異なる曲目が記録された複数のオルゴールディスクを、交換可能に構成し、任意の曲目をオルゴール演奏できるようにしたオルゴールも、提案されている。
【0006】
このオルゴールディスクは、円盤状に形成され、該オルゴールディスクの一面を発音体のオルゴール弁に応じて複数トラックに区画し、そのトラックが分担した音階の演奏タイミングに応じた周方向の箇所に演奏用係合部を形成した構成とされ、これらの演奏用係合部は、オルゴールディスクの所定箇所に設けた突起や所定径の孔により構成されている。そして、このような演奏用係合部を用いて、発音体の所定部位を、爪弾くことによって、オルゴール演奏が行われる。
【0007】
すなわち、このオルゴールディスクを用いるオルゴールは、多数の演奏用係合部を備えた円板状のオルゴールディスクを装着してオルゴール演奏するものであって、オルゴールディスクはオルゴール本体部の駆動機構により回転駆動され、他方、オルゴール本体部には、発音体のオルゴール弁を弾くスターホイールを、スターホイール軸に回転可能に装着している。そして、駆動機構によりオルゴールディスクを回転させると、オルゴールディスクの演奏用係合部が該演奏用係合部に対応するスターホイールの爪を引っ掛けて該スターホイールを回転させ、この回転するスターホイールを後続する他の爪により、所定のタイミングで所定音階のオルゴール弁を弾いてオルゴール音を生成し、メロディを奏でることができる。
【0008】
また、このディスクオルゴールは、スターホイールに対向する部位のオルゴールディスクを、押えローラを備えたオルゴールディスク押えアームで片側面から押圧して保持することにより、比較的に薄い厚さのオルゴールディスクを用いることができる。従って、異なる曲目パターンが形成されたオルゴールディスクを、多数、廉価に制作することができるとともに、オルゴールディスク自体が薄板円盤状なので、CDサイズのメディアと同様に、収納、保管も容易に行え、効率的に輸送することができ、効率的な商品流通が図れる。
【0009】
更に、このようにオルゴールディスク自体の取扱が容易なので、オルゴールに着脱することも簡易に行え、短時間にオルゴールディスク交換できる。従って、予め異なる曲目のオルゴールディスクを複数枚、用意しておき、これらのオルゴールディスクから任意の曲目を選択してオルゴールディスクを交換することにより、オルゴール演奏する曲目の変更を迅速且つ容易に行うことができる。
【0010】
このように、ディスクオルゴールは、ドラム固定型の1曲専用のオルゴールに比べて、複数のオルゴールディスクから任意のオルゴールディスクを選択した簡単に装着できるので、曲目の変更が柔軟且つ容易に行える利点を有している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
このような、ディスクオルゴールにオルゴールディスクの自動交換機構を設けようとした場合は、その交換が確実にでき、機構自体が簡易であり、交換動作に信頼性のある機構が要請される。
【0012】
ところで、従来、レコード盤を複数収納して、所謂ピックアップ機構により適宜のレコード盤を演奏に供するジュークボックスにおいて、レコード盤の自動交換機構が用いられている。この自動交換機構は、レコード盤の演奏はレコード盤を水平にして行う一方で、レコード盤の収納はレコード盤を縦置きするのが一般的であり、従って、縦置きのレコード盤を横置きの演奏位置に転換するといった複雑な搬送軌跡を辿る駆動を余儀なくされ、大型化やコスト高を招いていた。
【0013】
また、近時においては、CDプレイヤーにCDディスクの自動交換機構を設けたものが多用され始めている。この種の自動交換機構は、前述のレコード盤の場合と相違して、横置きのCDディスクを移動して、横置きのまま読み出し装置で出力するようになっているが、この機構をオルゴールディスク自動交換機構に転用するには、例えば縦置きディスクを縦置きで演奏する場合は困難である。また、ディスクはディスク表面が平滑に形成され、発音体を共鳴させるための突設する爪が形成されているオルゴールディスクのような凸部を有するものには、転用することができない。更に、CDプレイヤーの読取りヘッド部分は軽量小型化され、容易且つ迅速な移動操作が可能に構成され、この特質を用いて自動交換化しているのに対して、ディスクオルゴールは、良質な発音動作を行わせるために、オルゴール発音体にある程度の大きさと重さが必要なので、比較的に移動困難であり、CDプレイヤーの自動交換機構をそのまま転用することはできない。
【0014】
そこで、本発明は、この種のディスクオルゴールについて、選択動作が簡易且つ確実な機構を用いて、任意のオルゴールディスクを選択することが可能なディスクのオートチェンジ機構を提案するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本願第1請求項に記載された発明は、演奏動作を行うオルゴールと、オルゴールディスクを複数枚収納可能である収納部を備え、前記収納部に複数枚収納されたオルゴールディスクを前記オルゴールへ移送する移送機構を設けたディスクオルゴールのオートチェンジ機構において、前記収納部は、オルゴールの保持方向と同方向に立設して収納するものであり、また、前記移送機構は、収納部に収納されたオルゴールディスクを移送機構に保持する保持機構と、前後移動及び回動移動する駆動機構と、保持されたオルゴールディスクを回転駆動して、演奏動作を開始する演奏機構とを備え、前記収納部に保持された任意のオルゴールディスクを選択保持して、オルゴールにセットし、前記演奏機構によって、オルゴールディスクの演奏動作を行い、演奏終了後には、再び、収納部に移送するものであり、前記オルゴールディスクは、中央に装着孔を有するものを用い、更に、前記保持機構は、前記オルゴールディスクを装着して該オルゴールディスクの前記装着孔を係止保持及び装着解除する装着部材を備え、
前記移送機構がオルゴールセット位置並びにオルゴール収納位置にあるときに、前記保持機構の装着部材により前記オルゴールディスクの係止保持及び装着解除がなされる構成のディスクオルゴールのオートチェンジ機構である。
【0016】
このように、本発明のオートチェンジ機構に設けた移送機構は、オルゴールディスクの任意選択及びオルゴールディスクを保持する保持機構、オルゴールディスクをオルゴールにセットし、演奏動作を行う演奏機構を同時に備えるものであり、オルゴールディスクの保持、移送及び演奏の一連の動作を、安定に行うことができる。また、前記収納部は、複数枚数のオルゴールディスクを前記オルゴールの保持方向と同方向に立設して収納するので、移送機構の動きを前後及び回転駆動の可及的単純な動作で賄うことができる。また、前記オルゴールディスクは、中央に装着孔を有するものを用い、更に、前記保持機構は、前記オルゴールディスクを装着して該オルゴールディスクの前記装着孔を係止保持及び装着解除する装着部材を備え、そして、前記移送機構がオルゴールセット位置並びにオルゴール収納位置にあるときに、前記保持機構の装着部材により前記オルゴールディスクの係止保持及び装着解除がなされるので、オルゴールディスクが、比較的単純な動作で移送機構に安定に保持され、移送動作の信頼性が向上する。
【0019】
本願第請求項に記載した発明は、前記請求項1記載のディスクオルゴールのオートチェンジ機構において、前記演奏機構は、駆動機構に備えられたモータ駆動を前記保持機構の歯車体に連動する所定の歯車体及び伝達軸を備え、オルゴールセット時にオルゴールディスクを回転して、所定位置から所定速度で演奏動作を行う構成のオルゴールディスクのオートチェンジ機構である。
【0020】
このように、移送機構には、オルゴールディスクの演奏動作を行う演奏機構が備えられているため、オルゴールディスクを保持機構に保持したまま演奏動作を行うことができ、移送動作から演奏動作への移行がスムーズとなる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のディスクオルゴールに係る第1具体例を図1乃至図8に基づいて説明する。
【0022】
図1及び図2に示すように、本例のディスクオルゴールのオートチェンジ機構10は、ケース11内部に、オルゴールディスク(以下、ディスク1と称する)を用いたディスクオルゴール(以下、オルゴール20と称する)を配設するとともに、下側に、複数枚のディスク1を収納する収納部12と、ディスク1をオルゴール20に移送する移送機構13を備えた構成とされ、このオルゴール20によるオルゴール演奏動作やオートチェンジ機構10によるディスク効果動作を、外部から視認できるように設けられ、演出効果や装飾効果を十分に発揮できるようにして、商品価値を高めるようにしている。
【0023】
すなわち、ディスク1は、前記移送機構13によって任意に選択され、オルゴール20に移送されるとともに、前記移送機構13の駆動機構によってディスク1を回転させ、自動的にディスク交換及び安定したオルゴール演奏を行えるようにしたものである。
【0024】
尚、本例のオートチェンジ機構10は、時計と組合せて用いることも可能であり、その場合は、文字盤を備えた時計が配置され、時計の時報動作として、オルゴール演奏がなされるようにしている。
【0025】
また、後述するが、本例のディスク1自体は、基本的に従来構成と同様に、演奏用の係合部3(係合突起3A)を設けたオルゴールディスクであり、そして以下記載する構成のオルゴール20に用いられている。
【0026】
まず、ディスク1を説明した後、オートチェンジ機構10及びオルゴール20の演奏動作について説明する。
【0027】
図3乃至図5に示すように、このディスク1は、ステンレス等の軽金属を用いて所定の剛性強度を備えた円盤形状に形成され、その裏面に曲目パターンに応じて複数の演奏用係合部3が設けられている。
【0028】
また、ディスク1は、その中心に所定の内径を備えた円形状の装着孔2Aが貫設され、この装着孔2Aの近傍且つ曲目パターンの開始位置に応じた角度位置には、略四角形状の位置決め孔2Bが貫設されている。
【0029】
また、このディスク1の裏面は、前述したオルゴール20のオルゴール発音体27のオルゴール弁27aに相応して、径方向に複数トラックに区画されており、各トラックが分担した音階の発音タイミングに応じた周方向の箇所には、演奏用係合部3が形成され、これらの演奏用係合部3により、所定の曲目パターンを構成している。
【0030】
また、この演奏用係合部3は、本例においては、突起タイプのものが用いられており、金属製ディスク1の該当箇所を切り起こして突起3Aを形成し、この突起3Aを発音動作用の係合駆動部3としている。すなわち、略長方形のコ字形状に切り込み3aを形成し(図4(1))、この切り込み3aを押圧して切り起こし部3bに成形し(図4(2))、更にこの切り起こし部3bを中間で折り曲げて、所定高さにディスク1背面から突出した突起3Aを形成している(図4(3))。また、このような演奏用係合部3は、自動的な加工機械により、ディスク1の内周側から外周側に向って、順次、形成されている。従って、このように演奏用係合部3を形成しているので、簡易な製作治具、製作工程で容易に、多数のディスク1を製作することができる。
【0031】
更に、このディスク1には、後述する移送機構の駆動部が装着される装着孔2Aと、同ディスク1の位置決め孔2Bが形成されている。
【0032】
次に、前記オルゴール20にディスク1を自動交換するオートチェンジ機構10を説明する。
【0033】
このオートチェンジ機構10は、再び図1及び図2に示すように、所定枚数のディスク1を立設して収納する収納部12と、この収納部12に収納されたディスク1を、オルゴール20に移送してセットするとともに、演奏終了したディスク1を、オルゴール20から収納部12に移送して元の収納箇所に戻す移送機構13と、各機構の動作を判別するセンサ群とから構成されている。
【0034】
この収納部12は、ケース11の上側に配設されたオルゴール20に応じて、ケース11の下側且つ中央に配設され、ケース11の前後方向に、複数枚のディスク1を所定間隔を設けて、格納できるようにしている。
【0035】
すなわち、この収納部12は、各ディスクの回転中心を単一直線上に揃えて、ディスク1を収納するとともに、この収納したディスク1の装着孔2A中心に対して、ケース11左右方向の垂下線上に揃うように、配設されている。そして、前記収納部12に隣接してオートチェンジ機構10が設置されている。
【0036】
従って、このように、移送機構13と収納部12に収納されたディスクの位置関係を設定しているので、移送機構13の前後及び回動駆動の2次元的な移動動作のみで、収納部12からオルゴール20へのディスク・セット動作及び、オルゴール20から収納部12への収納動作を行えるようにしている。
【0037】
そして、この収納部12は、その上面にディスクの外周よりも僅かに小さい半径の円弧状の切欠き部15が、ケース11の前後方向に沿って、設けられるとともに、この切欠き部15には、同様にケース11の前後方向に沿って、ディスク1が互いに接触しない程度の間隔を設けて、ディスク1外周半径に応じた深さの溝部16が設けられている。
【0038】
従って、このような収納部12の各溝部16内に、各ディスク1は、その下側外周の略中央を遊嵌させることにより、そのディスク面を垂直に、安定して支持されるとともに、互いに、干渉しないように収納部12に収納することができる。また、このようなディスク1は、そのディスク1の表面を、ケース11前面に向けて、収納されるので、外観性や、収納したディスク1の識別性を良好に確保することができる。
【0039】
尚、本例においては、ケース11前面から見てディスクが単一に重なるように収納したが、これに限らず、ケース11内のスペース的に余裕があれば、切欠き部に僅かに勾配を付けて、背面側に後続するディスクが高くなるように設けて、収納部12へのディスク出し入れや、収納したディスクの視認性、デザイン性を向上させてもよい。
【0040】
また、この収納部12には、各ディスクの収納状態を判別する収納センサが配設され、収納部12の各溝部内のディスクの有無を個別に判別できるようにしている。
【0041】
すなわち、本例のおいては、図示を省略した各溝部内に、スイッチレバーが突出されて配設されたマイクロスイッチを用いており、このマイクロスイッチの出力端子は、制御回路面に接続されている。
【0042】
また、移送機構13は、モータ駆動を他の機構に伝える駆動機構30と、ディスク1を保持する保持機構40と、ディスク1をオルゴール20にセットした場合に所定位置からディスク1を回転し、オルゴールの演奏動作を行う演奏機構50から構成されている。
【0043】
この駆動機構30は、図1及び図2に示すように、内部に前後移動用モータが収納されたモータブロック31Aと、回動移動用モータ、カム駆動用モータ及び演奏用モータが収納されたモータブロック31Bと、ケース前後方向に亘って設けられたラック32と、前記モータブロック31Aの下部に設けられ、前記ラック32と噛合ピニオン33から構成されている。、前記モータブロック31Bは、モータブロック31Aの前面に装着されている。
【0044】
すなわち、モータブロック31Aは、前記前後移動用モータ駆動によってピニオン33が回転し、ラック32に沿って前後方向の移動動作を行う。また、モータブロック31Bは、回動移動用モータ駆動により、図示を省略した円弧状ラックに沿って90度の回動動作を行う。
【0045】
また、モータブロック31A及び31Bは、このモータブロック31Bに一体に形成される保持アーム41が、収納部12に収納されたディスク1の装着孔2Aに対応する位置と平行となるように、収納部12に隣接する台座34上に設置されている。
【0046】
また、保持機構40は、図5及び図6に示すようにモータブロック31Bからディスク1方向に突出する保持アーム41と、保持アーム41の先端に設けられたホルダー42と、前記ホルダー42内部に設けられ、ディスク1に装着されて、ホルダー42にディスク1を安定に保持する装着部材43から構成されている。
【0047】
前記ホルダー42は、ディスク1の支持部となる外周支持部42Aと、底部42Bを有し、前記底部42Bには、演奏動作時にディスクの回転中心となる中心軸44が立設され、保持アーム41と一体に形成されている。
【0048】
前記装着部材43は、相互に一致する複数の溝部45b,46bが設けられた第1及び第2のロケーションディスク45,46と、前記2枚のロケーションディスクの溝部45b,46bに嵌着されるピン47を設けたピンプレート48と、保持されたディスク1の回転動作を行う歯車体49によって構成されている。
【0049】
前記2枚のロケーションディスク45,46及びピンプレート48は、前記歯車体49内部に設置され、前記歯車体49は、ホルダー42の内部に設置される。
【0050】
第1のロケーションディスク45は、矩形状の3つの溝部45bが形成され、中央には、中心軸44が挿通される軸挿通部45aが形成されている。この軸挿通部45aは、その内径がホルダーに立設された中心軸の外径とほぼ同一径に形成されている。
【0051】
また、第2のロケーションディスク46は、前記第1のロケーションディスク45の矩形状の溝部45bと合致する長円状の溝部46bが形成され、また、第1のロケーションディスク45と同様に、軸挿通部46aが形成されている。
【0052】
ピンプレート48に形成されたピン47はそれぞれ、前記第1及び第2のロケーションディスク45,46に形成された溝部45b,46bに挿通可能な位置に立設され、ピン47の先端部には、ディスク1を係止保持する係止部47Aが形成されている。また、ピンプレート48においても、前記第1及び第2のロケーションディスク45,46と同様に、軸挿通部48aが形成されている。
【0053】
また、前記歯車体49は、比較的に大径の円筒状に形成され、この外周には、所定の歯数の歯車部49Cと、ディスク1の下面に当接するとともに、ディスク1の前記位置決め孔2Bと係合する突起部49Dと、ディスク回転位置検出用の切欠き部49Bを備えた支持部49Aとが一体成形により設けられている。
すなわち、これらの装着部材43は、先ず、第1及び第2のロケーションディスク45,46の各溝部45b,46bにピンプレート48のピン47が挿通され、円筒状の歯車体49内部に前記第1及び第2のロケーションディスク45,46及びピンプレート48を保持し、更に、前記中心軸44が、各部材の軸挿通部45a,46a,48aに挿通されて、これらの部材45,46,48及び歯車体49をホルダー42内部に支持される。
【0054】
次に、保持機構40によってディスク1がホルダー42に保持される動作を説明する。
【0055】
前記保持機構40は、モータブロック31に設けられたカム36の駆動が連動軸37を介して、前記第1及び第2のロケーションディスク45,46に伝えられ、前記各ロケーションディスク45,46を左右方向に回動し、ピン47がスライド移動してディスク1の装着孔2Aに挿通されて係止部47Aにより、ディスク1を係止保持する構成となっている。
【0056】
すなわち、第1及び第2のロケーションディスク45,46が回動し、複数の前記ピン47が各溝部45b,46b内をスライド移動して係止部47Aを中心軸44方向に集め、係止部47Aをディスク1の装着孔2Aに挿入する。その後、再び、第1及び第2のロケーションディスク45,46を前記回動方向と反対の方向に回動し、ピン47及びピンプレート48は、弾性を有する部材によって構成されているため、ピン47の係止部47Aを外周方向に移動する。従って、前記係止部47Aがディスク1の装着孔2Aの外周に沿ってディスク1を係止し、ディスク1がホルダー42に保持される。
【0057】
また、第1のロケーションディスク45の支持面45A、歯車体の支持部49Aの支持面がディスク1に当接し、更に、ホルダー42の外周支持部42Aの支持面が当接して、ディスク1が挟持される。
【0058】
このように、ディスク1は、係止部47A及び各支持面42A,45A,49Aによって、安定にホルダー42に保持される。
【0059】
また、ディスク1のホルダー装着を解除する場合には、再び、カム36の駆動が連動軸37を介して、第1及び第2のロケーションディスク45,46に伝達され、ピン47の係止部47Aを中心軸44方向に集合させて、係止部47Aをディスク1の装着孔2Aから、抜き出すことにより、ディスク1をホルダーから容易に取り外すことができる。
【0060】
次に、保持機構40によって、移送機構13に保持されたディスク1をオルゴール20にセットする動作について説明する。
【0061】
すなわち、保持アーム41先端に一体に形成されたホルダー42にディスク1が装着されると、モータブロック31Bが、90度回転し、オルゴール20と平行位置となるようにディスク1を移動する。更に、ラック32に沿って、ピニオン33が回動し、前記モータブロック31Aが前後に移動し、ケース背面上部に設けられたオルゴール20にディスク1を演奏可能にセットする。
【0062】
次に、ホルダーに装着されたディスク1の演奏動作を行う演奏機構50について説明する。
【0063】
この演奏機構50は、図6に示すように、ディスク1がホルダーに装着され、更に、オルゴール20にセットされた場合に、オルゴールディスク1を回動駆動する演奏用のモータMと、このモータ回転出力を保持機構40に備えられた歯車体49に減速しつつ伝達する第1入力歯車52、伝達軸53、第1出力歯車54、第2歯車55とから構成されている。
【0064】
この演奏機構50のモータMは、DCモータが用いられ、モータMは、オートチェンジ機構のモータブロック内に設けられている。
【0065】
また、このモータMの電源端子は、図示を省略したモータ駆動回路に接続され、このモータ駆動回路から、供給される駆動電流により、動作するように構成されている。
【0066】
更に、このモータMの出力軸には、ウォームギア51が固着され、このウォームギア51には、第1入力歯車52が噛合している。この第1入力歯車52は、このモータ出力軸の長手方向と直交し、且つスターホイール軸26Aと平行に軸支された伝達軸53に一体に固着され、この伝達軸53の他端には、第1出力歯車54が固着されている。この第1出力歯車54は、第2歯車55の入力歯車部55aに噛合し、この第2歯車55に一体に形成された出力歯車部55bは、ディスク・セット時には、該ディスク1を装着したホルダー42内部の歯車体49に形成された歯車部49Cに噛合できるようにしている。
【0067】
すなわち、この第2歯車55は、互いに直交する回転面を有する入力歯車部55a、出力歯車部55bを一体に備えており、その入力歯車部55aが、略円板上の外周縁を軸方向に突設するとともに、この突設された端面に歯部が刻設されて形成され、この歯部が、第1出力歯車54に噛合している。また、この第2歯車55の出力歯車部55bは、入力歯車部55aと同軸且つ内周に、比較的に小径な外歯状歯車に形成され、ディスク・セット時には、この出力歯車部55bが、ディスク1に装着された歯車体の歯車部に噛合するように設けられている。従って、第1入出力歯車の回転を、該回転軸に直交する方向に装着された歯車体に、減速しつつ伝達するようにしている。
【0068】
更に、これらの互いに噛合する各歯車51,52,54,55a,55b間には、所定の減速比が設定されている。
【0069】
このように構成された演奏機構50により、モータMの回転駆動力は、所定速度に減速されつつ歯車体49に伝達され、この歯車体49に装着されたディスク1を所定の回転速度で回転させるようにしている。
【0070】
また、オルゴール音を発生するオルゴール発音体27は、金属素材を用いて長板形状に形成され、セットされたディスク1と平行になるように、ケース背面板上に配設されている。このオルゴール発音体27の一端側の先端は、クシ歯状に形成されたオルゴール弁部27aが設けられ、オルゴール弁部27a側の端部が、ディスク1の半径方向に揃うように、他端側の基端が台座部21に固定されている。また、これらのオルゴール弁部27a,27aは、発音する音階数に応じた所定数が設けられ、それぞれが、音階に応じた所定の厚さ及び長さに形成され、これらのオルゴール弁部27a,27aの先端が弾かれると、所定の音階/音程のオルゴール音を生成するように設けられている。
【0071】
そして、保持アームに対応したディスク1下面側の箇所には、ディスク1の音階トラック数に応じた複数のスターホイール26が、スターホイール軸26Aにより、回転可能に軸支されている。
【0072】
このスターホイール26は、どのような回転位置でも、ディスク1の係合突部に係合できるように、8つの爪部が設けられており、これらの爪部の回転方向における前側は、鋭角なスロープ面に形成される一方、後側は、回転方向に直交する面に形成されて、ディスク1の係合突部との係合を確実に行えるようにしている。
【0073】
また、各スターホイール26に対峙した箇所には、摩擦を低減できる合成樹脂を用いてスターホイール26と同数に所定幅の間隙部を有した離間部材が設けられ、各スターホイール26を、スターホイール軸長手方向に沿った所定の間隔に維持できるようにしている。
【0074】
従って、各スターホイール26は、回転可能に、それぞれ、対応したオルゴール発音体27のオルゴール弁部27aに、常に対峙した位置であり、且つ、ディスク1に設けられた演奏用係合部3の回転軌跡に、常に対峙した位置で保持されるようになっている。
【0075】
そして、オルゴール20に、任意に選択したディスク1が移送機構によってセットされると、図示を省略した制御回路から正時に起動信号が出力されたり、同様に図示を省略したモニタースイッチを使用者がオン操作すると、駆動機構24によりディスク1が回転駆動され、曲目の音階に応じたオルゴール弁部27aが、所定のタイミングでスターホイール26の爪部26aによる爪弾かれ、オルゴール演奏が行われる。
【0076】
すなわち、ディスク1の各演奏用係合部3の突起が、該演奏用係合部3に対応するスターホイール26の爪部26aを引っ掛けて、該スターホイール26を強制的に回転させ、この回転するスターホイール26の後続する他の爪部26aにより、最終的にオルゴール弁部27aが弾かれ、オルゴール音が発生する。
【0077】
これは、ディスク1が回転駆動され(図7(1))、演奏用係合部3がスターホイール26の爪部26aのうち、例えば爪部26aと係合する(図7(2))と、該爪部26aは演奏用係合部3の突起3Aにより強制的に移動され、スターホイール26が回転させられる。このとき、スターホイール26の爪部26aに後続する爪部26aがオルゴール弁部27aと当接し(図7(3))、更に回転移動してオルゴール弁部27aを爪弾いて(図7(4))、この結果、当該オルゴール弁部27aの固有な音階のオルゴール音が発生する。
【0078】
次に、演奏開始及び演奏終了の位置の検出手段、及び、ディスク1の1回転検出手段について説明する。
【0079】
前述するように、ディスク1の位置決め孔2Bは、予めディスク1の曲目パターンの開始位置に応じた角度位置に設けられ、同様に、この位置決め用孔2Bに応じた角度位置に歯車体49側の支持部49Aに突起部49Dが設けられ、更に、同様に、この突起部49Dに応じた角度位置に、支持部49の切欠き部49Bが設けられている。
【0080】
従って、保持機構40に装着されたディスク1に対して、そのディスク1の演奏開始及び演奏終了位置は、常に一定となり、保持機構40側の切欠き部49Bを検出することにより、この演奏開始及び終了位置を判別することができる。
【0081】
そして、本例においては、切欠き部49Bの検出手段として、簡易なマイクロスイッチ61をディスクオルゴール側に固定設置して用い、ディスク回転位置検出手段60を構成している。
【0082】
すなわち、歯車体49の支持部49Aに設けた切欠き部49Bの位置と、ホルダー42内部にマイクロスイッチ61を設置する位置とは、互いに上下方向に一致した場合に、ディスク1の回転位置が、その開始曲の演奏開始及び演奏終了位置なるように設置されている。
【0083】
このマイクロスイッチ61は、図8(1)に示すように、スイッチ61本体の上部に、ピン状のスイッチレバー61aを備え、このスイッチレバー61aは、その基端にスイッチ本体に回転可能に支持されるとともに、その先端が上方に向くようにバネ等により、付勢されている。
【0084】
また、マイクロスイッチ61と歯車体49の支持部49Aの下面との距離は、そのスイッチレバー61aの全長よりも短く、つまり、オルゴールの演奏途中の回転位置では、スイッチレバー61aが、支持部49の下面に当接して倒される距離に設定されている。
【0085】
そして、このマイクロスイッチ61内部には、スイッチレバー61aに連動して、検出信号を送出する接点構造等が収納されている。
【0086】
また、このマイクロスイッチ61は、通常とは逆転動作し、スイッチレバー61aが倒された場合に、オフ信号を出力する一方、スイッチレバー61aが起立した場合に、オフ信号を出力するように設定されている。尚、これに限らず、通常設定のマイクロスイッチ61を配置し、このスイッチの出力信号を逆転回路を介して用いる構成としても良い。
【0087】
従って、ディスク1の1回転途中、つまり、オルゴール曲の演奏途中の場合には、図8(2)に示すように、マイクロスイッチ61のスイッチレバー61aは、歯車体の支持部下面に当接して倒立され、オフ状態の信号が出力される。
【0088】
そして、図8(3)に示すように、歯車体49に設けた切欠き部49Bが、スイッチレバー61aの直上方位置に到達すると、この切欠き部49Bにスイッチレバー61aが入り込み、スイッチレバー61aが上方に起立するので、マイクロスイッチ61からオン状態の検出信号が出力され、これに基づき、ディスク1の回転駆動を停止し、オルゴール演奏を終了することができる。
【0089】
尚、このようにディスクの回転位置検出手段を構成しているので、これを用いて、従来と同様に、ディスク1のセット時に、自動的にディスク1をオルゴール演奏開始位置に設定する自動設定機構を容易に実現することができる。
【0090】
以上説明したように、本例のディスクオルゴールのオートチェンジ機構10によれば、収納部12に複数枚格納したディスクを、適宜、任意に選択交換して、自動的にオルゴール演奏することができる。
【0091】
すなわち、収納部12に積層して格納したディスク1を、その格納姿勢のまま、オルゴールにセットするようにしているので、スペースの利用効率が良く、時計等に容易に組込むことができ、利用範囲が広い。
【0092】
また、移送機構13は、前後駆動と、90度の回動の2つの駆動機構を組み合わせた簡素な構成によって、ディスク・セットすることができるため、動作の信頼性や耐久性を十分に確保でき、コスト的にも有利である。
【0093】
また、任意選択したディスクを保持するホルダーが一体として移送機構に組込まれ、更に、この移送機構に演奏動作を行う演奏機構も備えられているため、移送動作から演奏動作への移行がスムーズとなる。
【0094】
また、ディスクの1回転位置検出を、ディスク自体に、該検出用の爪部や孔部等からなる被検出部を設けずに、ディスクに装着したホルダー自体に被検出部が設けられているため、多数生産するディスク自体の製作が容易となるとともに、該被検出部の損傷等によるディスク回転位置の制御不良等を防止することができ、ディスクの取扱が容易となる。
【0095】
このように、本例のディスクオルゴールのオートチェンジ機構によれば、ディスクの交換動作及びオルゴール演奏動作を、外部に視認させた構成とすることにより、からくり的な装飾性として見た目の楽しさを提供することができ、商品購買力を喚起することができる。
【0096】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、演奏動作を行うオルゴールと、オルゴールディスクを複数枚収納可能である収納部を備え、前記収納部に複数枚収納されたオルゴールディスクを前記オルゴールへ移送する移送機構を設けたディスクオルゴールのオートチェンジ機構において、前記収納部は、オルゴールの保持方向と同方向に立設して収納するものであり、また、前記移送機構は、収納部に収納されたオルゴールディスクを移送機構に保持する保持機構と、前後移動及び回動移動する駆動機構と、保持されたオルゴールディスクを回転駆動して、演奏動作を開始する演奏機構とを備え、前記収納部に保持された任意のオルゴールディスクを選択保持して、オルゴールにセットし、前記演奏機構によって、オルゴールディスクの演奏動作を行い、演奏終了後には、再び、収納部に移送するものであり、前記オルゴールディスクは、中央に装着孔を有するものを用い、更に、前記保持機構は、前記オルゴールディスクを装着して該オルゴールディスクの前記装着孔を係止保持及び装着解除する装着部材を備え、前記移送機構がオルゴールセット位置並びにオルゴール収納位置にあるときに、前記保持機構の装着部材により前記オルゴールディスクの係止保持及び装着解除がなされる構成のディスクオルゴールのオートチェンジ機構である。
【0097】
このように、本発明のオートチェンジ機構に設けた移送機構は、オルゴールディスクの任意選択及びオルゴールディスクを保持する保持機構、オルゴールディスクをオルゴールにセットし、演奏動作を行う演奏機構を同時に備えるものであり、オルゴールディスクの保持、移送及び演奏の一連の動作を、安定に行うことができる。また、前記収納部は、複数枚数のオルゴールディスクを前記オルゴールの保持方向と同方向に立設して収納するので、移送機構の動きを前後及び回転駆動の可及的単純な動作で賄うことができる。また、前記オルゴールディスクは、中央に装着孔を有するものを用い、更に、前記保持機構は、前記オルゴールディスクを装着して該オルゴールディスクの前記装着孔を係止保持及び装着解除する装着部材を備え、そして、前記移送機構がオルゴールセット位置並びにオルゴール収納位置にあるときに、前記保持機構の装着部材により前記オルゴールディスクの係止保持及び装着解除がなされるので、オルゴールディスクが、比較的単純な動作で移送機構に安定に保持され、移送動作の信頼性が向上する。
【0098】
従って、従来においては、オートチェンジ機構を用いることが困難であった、オルゴール弁を爪弾くための突起が形成されているオルゴールディスクであっても、任意に好みの曲を選択するオートチェンジ機構を設けることができる。
【0101】
本願第請求項に記載した発明は、前記請求項1記載のディスクオルゴールのオートチェンジ機構において、前記演奏機構は、駆動機構に備えられたモータ駆動を前記保持機構の歯車体に連動する所定の歯車体及び伝達軸を備え、オルゴールセット時にオルゴールディスクを回転して、所定位置から所定速度で演奏動作を行う構成のオルゴールディスクのオートチェンジ機構である。
【0102】
このように、移送機構には、オルゴールディスクの演奏動作を行う演奏機構が備えられているため、オルゴールディスクを保持機構に保持したまま演奏動作を行うことができ、移送動作から演奏動作への移行がスムーズとなる。
【0103】
このように、本発明によれば、ディスク交換が確実で、交換動作に信頼性があり、且つ、ディスク回転の安定性を確保できるディスクオルゴールのオートチェンジ機構を得ることができる。
【0104】
また、オートチェンジ機構を外部から視認することができるようにすると、突起のあるオルゴールディスクをデザイン的に見せることができ、また、オートチェンジ機構をからくり動作的に見せることができるため、見た目の楽しさを提供して商品購買力を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスクオルゴールのオートチェンジ機構に係り、全体構成を示す正面図である。
【図2】図1に示す、ディスクオルゴールのオートチェンジ機構の側面図である。
【図3】本発明のオルゴールディスクの概略全体構成を示す斜視図である。
【図4】本例のオルゴールディスクの演奏用係合部である突起の形成過程を示し、(1)はオルゴールディスクに切り込みを入れた状態の斜視図、(2)はこの切り込みを押圧して切り起こし部を形成した状態の斜視図、(3)は更にこの切り起こし部を中間で折り曲げて突起を形成した状態の斜視図である。
【図5】本例のオルゴールディスクに係り、オルゴールディスク及び保持機構の概略構成を示す分解斜視図である。
【図6】本例のオルゴールディスクに係り、オルゴールディスク及び移送機構の概略構成を示す斜視図である。
【図7】本例のオルゴールディスクの発音動作を説明し、(1),(2)は発音準備状態を示し、(3)はオルゴールディスクの演奏用係合部にスターホイールの爪が係合した初期状態を示し、(4)はスターホイールの爪によりオルゴール弁が弾かれた発音状態を示す。
【図8】本例に係り、(1)はマイクロスイッチを示す側面図、(2)及び(3)はマイクロスイッチと歯車体の係合状態を示す図である。
【符号の説明】
1 オルゴールディスク
2A 装着孔
2B 回転駆動用の位置決め孔
3 演奏用係合部
3A 係合突起
10 オートチェンジ機構
11 ケース
12 収納部
15 切欠き部
16 溝部
20 オルゴール
21 台座部
26 スターホイール
26A スターホイール軸
27 発音体
27a オルゴール弁
30 駆動機構
31A モータブロック
31B モータブロック
32 ラック
33 ピニオン
34 台座
40 保持機構
41 保持アーム
42 ホルダー
42A 外周支持部
43 装着部材
44 中心軸
45 第1のロケーションディスク
45a 軸挿通部
45b 溝部
45A 支持面
46 第2のロケーションディスク
46a 軸挿通部
46b 溝部
47 ピン
47A 係止部
48 ピンプレート
48a 軸挿通部
49 歯車体
49A 支持部
49B 切欠き部
49C 歯車部
49D 突起部
50 演奏機構
51 ウォームギア
52 第1入力歯車
53 伝達軸
54 第1出力歯車
55 第2歯車
55a 入力歯車部
55b 出力歯車部
60 ディスク回転位置検出手段
61 マイクロスイッチ
61a スイッチレバー
M オルゴールディスク駆動用モータ

Claims (2)

  1. 演奏動作を行うオルゴールと、オルゴールディスクを複数枚収納可能である収納部を備え、前記収納部に複数枚収納されたオルゴールディスクを前記オルゴールへ移送する移送機構を設けたディスクオルゴールのオートチェンジ機構において、
    前記収納部は、オルゴールの保持方向と同方向に立設して収納するものであり、また、前記移送機構は、収納部に収納されたオルゴールディスクを移送機構に保持する保持機構と、前後移動及び回動移動する駆動機構と、保持されたオルゴールディスクを回転駆動して、演奏動作を開始する演奏機構とを備え、前記収納部に保持された任意のオルゴールディスクを選択保持して、オルゴールにセットし、前記演奏機構によって、オルゴールディスクの演奏動作を行い、演奏終了後には、再び、収納部に移送するものであり、
    前記オルゴールディスクは、中央に装着孔を有するものを用い、
    更に、前記保持機構は、前記オルゴールディスクを装着して該オルゴールディスクの前記装着孔を係止保持及び装着解除する装着部材を備え、
    前記移送機構がオルゴールセット位置並びにオルゴール収納位置にあるときに、前記保持機構の装着部材により前記オルゴールディスクの係止保持及び装着解除がなされるものであることを特徴とするディスクオルゴールのオートチェンジ機構。
  2. 前記演奏機構は、駆動機構に備えられたモータ駆動を前記保持機構の歯車体に連動する所定の歯車及び伝達軸を備え、オルゴールセット時にオルゴールディスクを回転して、所定位置から所定速度で演奏動作を行うものであることを特徴とする前記請求項1記載のオルゴールディスクのオートチェンジ機構。
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