JPH1111762A - ローラ表面の異物除去装置 - Google Patents

ローラ表面の異物除去装置

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Publication number
JPH1111762A
JPH1111762A JP16022797A JP16022797A JPH1111762A JP H1111762 A JPH1111762 A JP H1111762A JP 16022797 A JP16022797 A JP 16022797A JP 16022797 A JP16022797 A JP 16022797A JP H1111762 A JPH1111762 A JP H1111762A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
adhesive
foreign matter
matting agent
pass
Prior art date
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Pending
Application number
JP16022797A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakazu Osada
正和 長田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ローラ表面に付着した異物を効率よく除去する
ことができるローラ表面の異物除去装置を提供する。 【解決手段】パスローラ16に付着したマット剤を除去
する際には、第1の粘着ローラ24を回転中のパスロー
ラ16に当接させる。すると第1の粘着ローラ24は、
パスローラ16に転接しながら回転し、パスローラ16
に付着したマット剤が、第1の粘着ローラ24の粘着力
によって第1の粘着ローラ24に付着する。これによっ
て、マット剤が効率よくパスローラ16から除去され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ローラ表面の異物
除去装置に係り、特に帯状体である感光性印刷版の製造
工程において感光性印刷版の搬送に使用されるパスロー
ラに付着したマット剤をパスローラから除去するローラ
表面の異物除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】感光性印刷版の製造工程には、連続走行
中の感光性印刷版の表面にマット剤を塗布して微小パタ
ーンを形成する工程がある。このマット剤が帯状感光性
印刷版の搬送中にパスローラに付着すると、パスローラ
表面の摩擦力が低下して感光性印刷版に擦り傷が生じる
ため、パスローラに付着したマット剤を除去する必要が
ある。
【0003】従来のマット剤の除去方法には、感光性印
刷版の搬送を停止してパスローラの掃除や研磨を行う方
法、パスローラに付着したマット剤をエアによって吹き
飛ばす方法、更に、パスローラの表面形状を変更してそ
の保持力によってマット剤を除去する方法がある。ま
た、米国特許3017618号には、パスローラ表面に
薄いブレードを押し付けてマット剤を除去する方法が開
示され、特公昭41─7196号公報には、繊維質ウエ
ブ機によって感光ドラムの清掃を行う方法が開示されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、感光性
印刷版の搬送を停止して行う除去方法では、マット剤を
除去するたびに感光性印刷版の搬送を停止しなくてはな
らず、装置の稼働率が低下する欠点がある。エアによっ
てマット剤を吹き飛ばす除去方法では、吹き飛ばされた
マット剤が再びパスローラ等に付着するという問題があ
り、パスローラの表面形状を変更して除去する方法で
は、感光性印刷版に塗布されたマット剤を潰してしま
い、製品の精度が悪化するという欠点がある。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、ローラ表面に付着した異物を効率よく除去す
ることができるローラ表面の異物除去装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、帯状体の搬送に使用されるローラの表面
に付着した異物を除去するローラ表面の異物除去装置に
於いて、第1の粘着ローラを前記ローラに転接可能に配
置し、該第1の粘着ローラの粘着力によって前記ローラ
から前記異物を除去することを特徴とする。
【0007】請求項1の発明によれば、回転中のローラ
に第1の粘着ローラを転接させ、その粘着力によって異
物を前記ローラから除去する。これにより、本発明はロ
ーラの回転を停止させないで異物を除去できるので、前
記異物を効率よく除去することができる。請求項2の発
明によれば、異物除去中の第1の粘着ローラに第2の粘
着ローラを転接させ、その粘着力によって異物を前記第
1の粘着ローラから除去する。これにより、本発明は第
1の粘着ローラの粘着力の低下を防止することができる
ので、ローラの表面に付着した異物をさらに効率よく除
去することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って、本発明に
係るローラ表面の異物除去装置の好ましい実施の形態に
ついて詳説する。図1は、本実施の形態のローラ表面の
異物除去装置が適用された感光性印刷版製造装置の一部
を示す説明図である。
【0009】感光性印刷版10は、その製造工程におい
てマット剤塗布装置12に搬送され、その両面にマット
剤が塗布される。マット剤が塗布された感光性印刷版1
0は、複数のパスローラ14、16、18を介して搬送
されて図示しない巻取ロールに巻き取られる。前記パス
ローラ16の図中下方には、本実施の形態の異物除去装
置であるマット剤除去装置20が設けられ、マット剤除
去装置20は、エアシリンダ機構22と第1の粘着ロー
ラ24と第2の粘着ローラ26とから構成される。
【0010】エアシリンダ機構22は、シリンダ28と
ロッド30と支持板32とから構成される。支持板32
はシリンダ28のロッド30の先端に取り付けられ、ロ
ッド30が伸縮することによってパスローラ16に対し
て進退運動する。第1の粘着ローラ24は、粘着性の高
い材質で形成され、前記支持板32の図中上部に回転自
在に支持されている。このため、第1の粘着ローラ24
は、前記ロッド30が伸長するとパスローラ16に当接
する。
【0011】第2の粘着ローラ26は、前記支持板32
に第1の粘着ローラ24に対して転接可能に支持されて
いる。第2の粘着ローラ26は、第1の粘着ローラ24
よりも粘着性が高い材質で形成される。なお、第1の粘
着ローラ24と第2の粘着ローラ26とは、支持板32
に対して着脱自在に設けられ、粘着力が低下した時に交
換可能となっている。
【0012】次に、上記の如く構成されたマット剤除去
装置の作用について説明する。パスローラ16に付着し
たマット剤を除去する際には、ロッド30を図中上方向
に作動させ、第1の粘着ローラ24を図中反時計方向に
回転するパスローラ16に当接させる。すると第1の粘
着ローラ24は、パスローラ16に転接しながら図中時
計方向に回転する。この時、パスローラ16に付着した
マット剤は、第1の粘着ローラ24の粘着力によってパ
スローラ16から除去されて、第1の粘着ローラ24に
付着する。このように、第1の粘着ローラ24がパスロ
ーラ16に転接することにより、パスローラ16を停止
させなくともマット剤を効率よくパスローラ16から除
去することができる。
【0013】第1の粘着ローラ24が図中時計方向に回
転することにより、第2の粘着ローラ26は第1の粘着
ローラ24に転接しながら図中反時計方向に回転する。
この時、第2の粘着ローラ26は第1の粘着ローラ24
よりも粘着性が高いため、第1の粘着ローラ24に付着
したマット剤は、第1の粘着ローラ24から除去され
て、第2の粘着ローラ26に付着する。このように、第
2の粘着ローラ26が第1の粘着ローラ24に転接する
ことにより、第1の粘着ローラ24の粘着力の低下を防
止することができ、マット剤をさらに効率よくパスロー
ラ16から除去することができる。
【0014】ところで、第1の粘着ローラ24や第2の
粘着ローラ26は、その表面がマット剤によって汚れる
ので、定期的に洗浄等のメンテナンスを行う必要があ
る。メンテナンス時には、ロッド30を収縮させて第1
の粘着ローラ24をパスローラ16から退避させた後
に、これらの粘着ローラ24、26を支持台32から取
り外して行われる。
【0015】尚、本実施の形態では、一つのパスローラ
16にマット剤除去装置20を設けたが、これに限られ
るものではなく、全てのパスローラ14〜18に設けて
もよく、他のパスローラ14、18に設けてもよい。
【0016】
【実施例】前述の実施の形態で説明したマット剤除去装
置20を用いてパスローラ16に付着したマット剤を除
去した時の実施例について説明する。感光性印刷版10
は0.2t ×1300mmであり、72m/minの速
度で搬送される。パスローラ14、16、18の面長は
各々1725mmである。
【0017】第1の粘着ローラ24の面長は1725m
m、直径はφ50〜φ70(自重10〜14kg)、粘
着力は5〜50HPaであり、硬度は10〜40°であ
る。第2の粘着ローラ26の面長は1725mm、直径
はφ80〜φ120(自重16〜24kg)、粘着力は
60〜135HPaであり、硬度は10〜40°であ
る。
【0018】シリンダ28の直径はφ50、エア圧は
0.7〜1.5kg/cm2 であり、ストロークは10
0mmである。本実施例において、パスローラ16に付
着したマット剤を効率よく除去できることが確認でき
た。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るロー
ラ表面の異物除去装置によれば、第1の粘着ローラをロ
ーラに転接可能に配置して、第1の粘着ローラの粘着力
によってローラから異物を除去するようにしたので、ロ
ーラを停止させなくとも、ローラの表面に付着した異物
を効率よく除去することができる。
【0020】請求項2の発明によれば、第2の粘着ロー
ラを第1の粘着ローラに転接し、第2の粘着ローラの粘
着力によって第1の粘着ローラから異物を除去するよう
にしたので、ローラの表面に付着した異物をさらに効率
よく除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のローラ表面の異物除去装置が適
用された感光性印刷版製造装置の一部を含む説明図
【符号の説明】
10…感光性印刷版 12…マット剤塗布装置 14、16、18…パスローラ 20…マット剤除去装置 22…シリンダ機構 24…第1の粘着ローラ 26…第2の粘着ローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯状体の搬送に使用されるローラの表面に
    付着した異物を除去するローラ表面の異物除去装置に於
    いて、 第1の粘着ローラを前記ローラに転接可能に配置し、該
    第1の粘着ローラの粘着力によって前記ローラから前記
    異物を除去することを特徴とするローラ表面の異物除去
    装置。
  2. 【請求項2】前記第1の粘着ローラよりも粘着力が高い
    第2の粘着ローラを、第1の粘着ローラに転接可能に配
    置し、該第2の粘着ローラの粘着力によって第1の粘着
    ローラに付着した前記異物を第1の粘着ローラから除去
    することを特徴とする請求項1記載のローラ表面の異物
    除去装置。
JP16022797A 1997-06-17 1997-06-17 ローラ表面の異物除去装置 Pending JPH1111762A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16022797A JPH1111762A (ja) 1997-06-17 1997-06-17 ローラ表面の異物除去装置

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JP16022797A JPH1111762A (ja) 1997-06-17 1997-06-17 ローラ表面の異物除去装置

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JPH1111762A true JPH1111762A (ja) 1999-01-19

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JP16022797A Pending JPH1111762A (ja) 1997-06-17 1997-06-17 ローラ表面の異物除去装置

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JP (1) JPH1111762A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016053643A (ja) * 2014-09-03 2016-04-14 日東電工株式会社 偏光子の製造方法
US9764057B2 (en) 2007-06-06 2017-09-19 Innotere Gmbh Hydraulic cement-based implant material and use thereof

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US9764057B2 (en) 2007-06-06 2017-09-19 Innotere Gmbh Hydraulic cement-based implant material and use thereof
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