JPH11117448A - 天井構造 - Google Patents
天井構造Info
- Publication number
- JPH11117448A JPH11117448A JP9293468A JP29346897A JPH11117448A JP H11117448 A JPH11117448 A JP H11117448A JP 9293468 A JP9293468 A JP 9293468A JP 29346897 A JP29346897 A JP 29346897A JP H11117448 A JPH11117448 A JP H11117448A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ceiling
- field
- channel steel
- plate
- lower chord
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 型鋼材からなる梁やトラスの軸組部材を再利
用可能な状態で解体できるプレハブ建築の天井構造を提
供する。 【解決手段】 Ｈ型鋼からなる梁１のフランジ１ａ下面
には、リップ溝形鋼で形成した野縁受け２を梁１と直交
して配設する。野縁受け２は、係止金具８を用いて梁１
に吊下固定する構成であって、この係止金具８は、コの
字状板体８ａに締結ボルト８ｂを螺合するものである。
コの字状板体８ａの両側板８ｃ，８ｃの端部には梁１の
フランジ１ａを挿入係止するための切込部８ｄが形成さ
れている。野縁受け２を係止金具８に挿入して下方より
締結ボルト８ｂを捻じ込むと、野縁受け２はフランジ１
ａ及び両側板８ｃ，８ｃに拘束されて梁１に固定され
る。
用可能な状態で解体できるプレハブ建築の天井構造を提
供する。 【解決手段】 Ｈ型鋼からなる梁１のフランジ１ａ下面
には、リップ溝形鋼で形成した野縁受け２を梁１と直交
して配設する。野縁受け２は、係止金具８を用いて梁１
に吊下固定する構成であって、この係止金具８は、コの
字状板体８ａに締結ボルト８ｂを螺合するものである。
コの字状板体８ａの両側板８ｃ，８ｃの端部には梁１の
フランジ１ａを挿入係止するための切込部８ｄが形成さ
れている。野縁受け２を係止金具８に挿入して下方より
締結ボルト８ｂを捻じ込むと、野縁受け２はフランジ１
ａ及び両側板８ｃ，８ｃに拘束されて梁１に固定され
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、型鋼材からなる
梁やトラスにリップ溝形鋼の野縁受けを固定するプレハ
ブ建築の天井構造に関する。
梁やトラスにリップ溝形鋼の野縁受けを固定するプレハ
ブ建築の天井構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】軸組が型鋼材等で構成されるプレハブ建
築物は、仮設的に使用されることも多く構築後所定の年
数が経過すると解体される場合がある。その際、軸組部
材はできるだけ再利用可能な状態で解体することが望ま
れるが、従来、プレハブ建築の天井下地の一部を構成す
る野縁受けは、梁又はトラスに溶接で固定する施工方法
が一般的であった。
築物は、仮設的に使用されることも多く構築後所定の年
数が経過すると解体される場合がある。その際、軸組部
材はできるだけ再利用可能な状態で解体することが望ま
れるが、従来、プレハブ建築の天井下地の一部を構成す
る野縁受けは、梁又はトラスに溶接で固定する施工方法
が一般的であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら溶接で
固着された部材を分離する作業は容易ではなかった。特
に天井板や野縁等の荷重が作用する野縁受けは、梁やト
ラスに強固に固定する必要があったため、野縁受けと梁
を分離して再利用可能な状態で回収することは事実上困
難であった。
固着された部材を分離する作業は容易ではなかった。特
に天井板や野縁等の荷重が作用する野縁受けは、梁やト
ラスに強固に固定する必要があったため、野縁受けと梁
を分離して再利用可能な状態で回収することは事実上困
難であった。
【０００４】この発明は上記課題を解決し、型鋼材から
なる梁やトラスの軸組部材を再利用可能な状態で解体で
きるプレハブ建築の天井構造を提供することを目的とし
ている。
なる梁やトラスの軸組部材を再利用可能な状態で解体で
きるプレハブ建築の天井構造を提供することを目的とし
ている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明の天井構造は、型鋼材からなる梁のフラン
ジ下部にリップ溝形鋼で形成した野縁受けを直交に固定
すると共にこの野縁受けより吊下金具を用いて野縁を固
定して天井下地を構成し、この天井下地に天井板を取付
ける天井構造において、前記野縁受けは、係止金具を用
いて梁に吊下固定する構成であって、この係止金具は、
リップ溝形鋼を挿入するコの字状板体の両側板端部に前
記梁の下フランジを挿入係止する切込部を形成し、両側
板を連結する底板に締結ボルトを螺合することを特徴と
するものである。なおリップ溝形鋼は下フランジと両側
板に密着し、下方より締結ボルトを押圧することで固定
される。
め、この発明の天井構造は、型鋼材からなる梁のフラン
ジ下部にリップ溝形鋼で形成した野縁受けを直交に固定
すると共にこの野縁受けより吊下金具を用いて野縁を固
定して天井下地を構成し、この天井下地に天井板を取付
ける天井構造において、前記野縁受けは、係止金具を用
いて梁に吊下固定する構成であって、この係止金具は、
リップ溝形鋼を挿入するコの字状板体の両側板端部に前
記梁の下フランジを挿入係止する切込部を形成し、両側
板を連結する底板に締結ボルトを螺合することを特徴と
するものである。なおリップ溝形鋼は下フランジと両側
板に密着し、下方より締結ボルトを押圧することで固定
される。
【０００６】又溝部を上に配置するリップ溝形鋼の下弦
材に野縁受けを架設する場合には、Ｌ字状のクリップ板
体を用いて下弦材に載置固定する構成であって、クリッ
プ板体は、一端部に野縁受け頂部を抱持固定する折曲片
を形成し、他端部に下弦材溝部に挿入して両側リップに
係止する係止片を形成するものである。クリップ板体
は、係止片に連結する板面を野縁受けに密着させ、野縁
受け頂部にかかる板面の先端に切欠部を設けて折り曲げ
易くする。
材に野縁受けを架設する場合には、Ｌ字状のクリップ板
体を用いて下弦材に載置固定する構成であって、クリッ
プ板体は、一端部に野縁受け頂部を抱持固定する折曲片
を形成し、他端部に下弦材溝部に挿入して両側リップに
係止する係止片を形成するものである。クリップ板体
は、係止片に連結する板面を野縁受けに密着させ、野縁
受け頂部にかかる板面の先端に切欠部を設けて折り曲げ
易くする。
【０００７】
【発明の実施の形態】次にこの発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。図１は本発明の天井構造を示
す斜視図である。Ｈ型鋼からなる梁１のフランジ１ａ下
面には、リップ溝形鋼で形成した野縁受け２を梁１と直
交して配設し、この野縁受け２には吊下金具３を係止す
る。
に基づき詳細に説明する。図１は本発明の天井構造を示
す斜視図である。Ｈ型鋼からなる梁１のフランジ１ａ下
面には、リップ溝形鋼で形成した野縁受け２を梁１と直
交して配設し、この野縁受け２には吊下金具３を係止す
る。
【０００８】吊下金具３は、吊ボルト３ａを螺合して高
さ調整を行うハンガー３ｂにＣ型チャンネル４を抱持す
るものであって、Ｃ型チャンネル４にクリップ５を取り
付けて野縁６を所定間隔で固定し天井下地を構成する。
このようにして構成される天井下地の野縁６の下面には
石膏ボード等からなる天井板７を図示しないビス等によ
って貼着する。
さ調整を行うハンガー３ｂにＣ型チャンネル４を抱持す
るものであって、Ｃ型チャンネル４にクリップ５を取り
付けて野縁６を所定間隔で固定し天井下地を構成する。
このようにして構成される天井下地の野縁６の下面には
石膏ボード等からなる天井板７を図示しないビス等によ
って貼着する。
【０００９】野縁受け２は、係止金具８を用いて梁１に
吊下固定する構成であって、この係止金具８は、コの字
状板体８ａに締結ボルト８ｂを螺合するものである。コ
の字状板体８ａの両側板８ｃ，８ｃの端部には梁１のフ
ランジ１ａを挿入係止するための切込部８ｄが形成され
ている。野縁受け２のリップ溝形鋼を係止金具８に挿入
して下方より締結ボルト８ｂを捻じ込むと、野縁受け２
はフランジ１ａ及び両側板８ｃ，８ｃに拘束されて梁１
に固定される。
吊下固定する構成であって、この係止金具８は、コの字
状板体８ａに締結ボルト８ｂを螺合するものである。コ
の字状板体８ａの両側板８ｃ，８ｃの端部には梁１のフ
ランジ１ａを挿入係止するための切込部８ｄが形成され
ている。野縁受け２のリップ溝形鋼を係止金具８に挿入
して下方より締結ボルト８ｂを捻じ込むと、野縁受け２
はフランジ１ａ及び両側板８ｃ，８ｃに拘束されて梁１
に固定される。
【００１０】次に軸組部材にトラスを用いる場合の天井
構造の実施形態を図２及び図３に基づき説明する。な
お、図２において図１と同様な構成・作用を示す部材は
同一の符号を付して説明を省略する。トラス１０は上弦
材１０ａ、下弦材１０ｂ、斜材１０ｃから構成される
が、野縁受け２は下弦材１０ｂに載置してこれを固定す
るものである。
構造の実施形態を図２及び図３に基づき説明する。な
お、図２において図１と同様な構成・作用を示す部材は
同一の符号を付して説明を省略する。トラス１０は上弦
材１０ａ、下弦材１０ｂ、斜材１０ｃから構成される
が、野縁受け２は下弦材１０ｂに載置してこれを固定す
るものである。
【００１１】下弦材１０ｂにはリップ溝形鋼を用い、野
縁受け２にもリップ溝形鋼を使用する。溝部を上に配置
するリップ溝形鋼の下弦材１０ｂに野縁受け２を架設す
る場合には、Ｌ字状のクリップ板体１１を用いて固定す
る。クリップ板体１１は、図３に示すように、一端部に
切込みを設けて野縁受け頂部２ａを抱持固定する折曲片
１１ａを形成し、他端部に下弦材１０ｂの溝部に挿入し
て両側リップ１０ｄ，１０ｄに係止する係止片１１ｂを
備える。
縁受け２にもリップ溝形鋼を使用する。溝部を上に配置
するリップ溝形鋼の下弦材１０ｂに野縁受け２を架設す
る場合には、Ｌ字状のクリップ板体１１を用いて固定す
る。クリップ板体１１は、図３に示すように、一端部に
切込みを設けて野縁受け頂部２ａを抱持固定する折曲片
１１ａを形成し、他端部に下弦材１０ｂの溝部に挿入し
て両側リップ１０ｄ，１０ｄに係止する係止片１１ｂを
備える。
【００１２】係止片１１ｂの先端部は互いに異なる方向
に折り曲げ、その間隔を下弦材１０ｂの内空幅に一致さ
せる。これによりクリップ板体１１を回転させながら下
弦材１０ｂに挿入係止することができる。野縁受け２を
抱持固定する場合には、下弦材１０ｂに挿入係止したク
リップ板体１１の係止片１１ｂに連結する側部板面１１
ｃを野縁受け２に密着させ、野縁受け頂部２ａにかかる
上部板面１１ｄの折曲片１１ａを折り曲げる。
に折り曲げ、その間隔を下弦材１０ｂの内空幅に一致さ
せる。これによりクリップ板体１１を回転させながら下
弦材１０ｂに挿入係止することができる。野縁受け２を
抱持固定する場合には、下弦材１０ｂに挿入係止したク
リップ板体１１の係止片１１ｂに連結する側部板面１１
ｃを野縁受け２に密着させ、野縁受け頂部２ａにかかる
上部板面１１ｄの折曲片１１ａを折り曲げる。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の天井構
造は、リップ溝形鋼の野縁受けを係止金具を用いて梁に
吊下固定する構成であるため、両者の溶接が不要とな
る。又、請求項２記載の天井構造も、溝部を上に配置す
るリップ溝形鋼の下弦材にＬ字状のクリップ板体を用い
て野縁受けを載置固定する構成であるため、これも溶接
が不要となる。従って、型鋼材からなる梁やトラスの軸
組部材を再利用可能な状態で解体することができる。
造は、リップ溝形鋼の野縁受けを係止金具を用いて梁に
吊下固定する構成であるため、両者の溶接が不要とな
る。又、請求項２記載の天井構造も、溝部を上に配置す
るリップ溝形鋼の下弦材にＬ字状のクリップ板体を用い
て野縁受けを載置固定する構成であるため、これも溶接
が不要となる。従って、型鋼材からなる梁やトラスの軸
組部材を再利用可能な状態で解体することができる。
【図１】天井構造を示す斜視図である。
【図２】別の実施形態の天井構造を示す斜視図である。
【図３】クリップ板体の斜視図である。
１ 梁 ２ 野縁受け ３ 吊下金具 ６ 野縁 ７ 天井板 ８ 係止金具 ８ａ コの字状板体 ８ｂ 締結ボルト ８ｃ 側板 ８ｄ 切込部
Claims (2)
- 【請求項１】 型鋼材からなる梁のフランジ下部にリッ
プ溝形鋼で形成した野縁受けを直交に固定すると共にこ
の野縁受けより吊下金具を用いて野縁を固定して天井下
地を構成し、この天井下地に天井板を取付ける天井構造
において、前記野縁受けは、係止金具を用いて梁に吊下
固定する構成であって、この係止金具は、リップ溝形鋼
を挿入するコの字状板体の両側板端部に前記梁の下フラ
ンジを挿入係止する切込部を形成し、両側板を連結する
底板に締結ボルトを螺合することを特徴とする天井構
造。 - 【請求項２】 トラスの下弦材にリップ溝形鋼で形成し
た野縁受けを架設すると共にこの野縁受けより吊下金具
を用いて野縁を固定して天井下地を構成し、この天井下
地に天井板を取付ける天井構造において、前記下弦材
は、溝部を上に配置するリップ溝形鋼であり、前記野縁
受けは、Ｌ字状のクリップ板体を用いてこの下弦材に載
置固定する構成であって、クリップ板体は、一端部に野
縁受け頂部を抱持固定する折曲片を形成し、他端部に下
弦材溝部に挿入して両側リップに係止する係止片を形成
することを特徴とする天井構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9293468A JPH11117448A (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | 天井構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9293468A JPH11117448A (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | 天井構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11117448A true JPH11117448A (ja) | 1999-04-27 |
Family
ID=17795147
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9293468A Pending JPH11117448A (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | 天井構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11117448A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101030736B1 (ko) * | 2008-10-27 | 2011-04-26 | 박준석 | 목재다리의 상부지지구조체 |
| CN109680958A (zh) * | 2018-09-27 | 2019-04-26 | 上海市建筑装饰工程集团有限公司 | 大面积屋面桁架吊顶模块、转换层、组装支架安装方法 |
-
1997
- 1997-10-09 JP JP9293468A patent/JPH11117448A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101030736B1 (ko) * | 2008-10-27 | 2011-04-26 | 박준석 | 목재다리의 상부지지구조체 |
| CN109680958A (zh) * | 2018-09-27 | 2019-04-26 | 上海市建筑装饰工程集团有限公司 | 大面积屋面桁架吊顶模块、转换层、组装支架安装方法 |
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