JPH11115629A - 車両の床 - Google Patents

車両の床

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Publication number
JPH11115629A
JPH11115629A JP9299328A JP29932897A JPH11115629A JP H11115629 A JPH11115629 A JP H11115629A JP 9299328 A JP9299328 A JP 9299328A JP 29932897 A JP29932897 A JP 29932897A JP H11115629 A JPH11115629 A JP H11115629A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cabin
light
floor
vehicle
luminous
Prior art date
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Pending
Application number
JP9299328A
Other languages
English (en)
Inventor
Megumi Takei
恵 武井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
Priority to JP9299328A priority Critical patent/JPH11115629A/ja
Publication of JPH11115629A publication Critical patent/JPH11115629A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バスが夜間走行するとき、車室内を歩行する
乗客の足もとを照らし、その乗客が容易に歩行できるよ
うにしたバスの床を提案する。 【解決手段】 バスの床板7上に多数の発光物質10を
塗布し、夜間走行時に、車室内の通路を歩行する乗客の
足もとを、その発光物質10からの光で照らす。これに
より、乗客は楽に歩行することができる。また発光物質
10の光によって、車室内の装飾性も高められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の床に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】鉄道車両やバスなどの車両が夜間走行す
るとき、車室内を明るくしすぎると、運転の邪魔とな
り、また睡眠中の乗客の邪魔となるため、車室内をあま
り明るくすることはできない。ところが、このように車
室内が暗いと、特に高齢者が車室内を歩行するとき歩き
ずらく、歩行者に不便をかけることが少なくない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した新規
な認識に基づきなされたものであり、その目的とすると
ころは、運転の邪魔となったり、睡眠中の乗客に邪魔と
なることなく、しかも車室内の歩行者に不便をかけるこ
とのない車両の床を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、車室内にて目視できる光を発生する発光手
段を設けたことを特徴とする車両の床を提案する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に従って詳細に説明する。
【0006】図1は、車両の一例であるバスの車室内を
示す概略平面図であり、その車室内の床1上に多数の乗
客席2が配列されている。図1における符号Xはバスの
前後方向を示している。図1のII−II線拡大断面図であ
る図2から判るように、床1は、その左右の部位に配置
された床フレーム3,4と、その下部のフランジ部5,
6上に載置されて両床フレーム3,4に架橋された床板
7と、床フレーム3,4及び床板7の上面に敷設された
例えば軟質樹脂シートより成る床材8とから構成されて
いる。左右の床フレーム3,4上に、図1に示した左右
の各乗客席2が固定配置され、中央の床板7が、車室内
9で乗客が歩行するときの通路を構成する。
【0007】上述の如きバスが夜間走行するとき、車室
内9を明るくしすぎると、その明りが運転の邪魔とな
り、また睡眠中の乗客の邪魔となる。このため、車室内
9をあまり明るくすることはできない。ところが、車室
内9がこのように暗いと、乗客が車室内の通路を歩行す
る際、歩き難く、特に高齢者に不便をかける欠点を免れ
ない。
【0008】そこで、本例の車両の床1には、車室内9
にて目視できる光を発生する発光手段が設けられてい
る。この発光手段としては、床1の適所に塗布される蛍
光体や蓄光塗料などの発光物質、或いはEL(エレクト
ロルミネセンス)素子、ELパネル、発光ダイオード、
光源と光ファイバ、或いはフィラメントを加熱して光を
発生させる通常のランプなどを適宜用いることができ
る。
【0009】図2に示した例では、床板7の車室内9を
向いた側の面に蓄光塗料又は蛍光体より成る多数の発光
物質10が塗布され、これらの発光物質10が図3に示
すように分散して配置されている。しかもその床板7の
上に敷設された床材8が、透明又は半透明な透光性の樹
脂シートによって構成されている。
【0010】バスが夜間走行するとき、その車室内9の
照明の照度は下げられ、薄暗い状態となるが、このとき
床板7に塗布された各発光物質10が発光し、その光が
図3に示すように透光性の床材8を通して車室内9内に
達する。このため、車室内の通路を歩行する乗客の足も
とが明るくなり、乗客が車室内9を楽に歩行することが
できる。しかも発光物質10からの光の強さは、運転の
邪魔となったり、乗客の睡眠の邪魔となる程強いもので
はなく、車室内全体を明るくしたときのような不具合は
発生しない。
【0011】また図3に示した例では、発光物質10が
分散状態に配列されているので、これらが暗がり中にて
浮かび上がるように発光し、車室内9の装飾性、すなわ
ちその意匠性が高められ、乗客に快さを与えることがで
きる。
【0012】図3のように多数の発光物質10を分散し
て配列する代りに、その発光物質を例えば帯状に長く延
ばし、或いはらせん状に延ばすこともでき、さらには通
路の全体、すなわち床板7の上面全体に発光物質を塗布
し、その全体が発光するように構成することもできる。
【0013】また図4に示すように、床材8を局部的に
上方に膨出させて多数の突出部15を形成し、その内部
空間に発光物質10を収容したり、図5に示すように、
その突出部15の上部を切除して発光物質10の上部を
車室内9に露出させても、上述したところと同様の作用
効果を奏することができる。しかも床材8の突出部15
によって歩行者に対するすべり止め効果も得られる。
【0014】さらに、図6に示すように床板7に、車体
の前後方向に長く延びる溝11を形成し、この溝内に、
EL素子、ELパネル又は発光ダイオードなどの固体ラ
ンプ13、又はまめ電球などの通常のランプを配置し、
少なくともそのランプ13に対向した床材8の部分12
を透明又は半透明の透光性材料、例えば硬質ガラスによ
って構成し、ランプ13からの光をその床材8の部分1
2を通して車室内9に出射させるようにしても、上述し
たところと同様な作用効果を奏することができる。但
し、この場合にはランプ用の電源が必要となるので、コ
ストが多少上昇する。
【0015】また図7に示すように、上述した溝11内
に多数の光ファイバ113を車体の前後方向Xに通し、
その数本ずつを束ね、その端部14を車室内9に向けて
配置し、図示していない光源からの光を各光ファイバ1
13を通して導き、その各端部14から光を出射させ、
これを透明又は半透明な透光性の床材8の部分12を通
して車室内9に導くようにしても、前述したところと同
様な効果を奏することができる。
【0016】以上、本発明をバスの床に適用した例を説
明したが、本発明はバスの床に限らず、例えば鉄道車両
などの床にも広く適用できるものである。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、運転の邪魔となった
り、睡眠中の乗客の邪魔となることなく、車室内を歩行
する乗客の歩き難くさを解消することができる。しかも
車室内の装飾効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バスの車室内を示す概略平面図である。
【図2】図1のII−II線拡大断面図である。
【図3】図1及び図2に示した床の部分断面斜視図であ
る。
【図4】床材に突出部を形成し、その内部空間に発光物
質を収容した例を示す断面図である。
【図5】図3に示した突出部の上部を切除して発光物質
の上部を車室内に露出させた例を示す断面図である。
【図6】床板に形成した溝に固体ランプを配置した例を
示す断面図である。
【図7】溝に多数の光ファイバを収容した例を示し、図
1のVII−VII線に沿って切断した図に相当する断面図で
ある。
【符号の説明】
1 床 9 車室内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内にて目視できる光を発生する発光
    手段を設けたことを特徴とする車両の床。
JP9299328A 1997-10-16 1997-10-16 車両の床 Pending JPH11115629A (ja)

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JP9299328A JPH11115629A (ja) 1997-10-16 1997-10-16 車両の床

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JP9299328A JPH11115629A (ja) 1997-10-16 1997-10-16 車両の床

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JPH11115629A true JPH11115629A (ja) 1999-04-27

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ID=17871131

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JP9299328A Pending JPH11115629A (ja) 1997-10-16 1997-10-16 車両の床

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