JPH11114975A - 中空容器の口バリカット装置 - Google Patents
中空容器の口バリカット装置Info
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- JPH11114975A JPH11114975A JP28086997A JP28086997A JPH11114975A JP H11114975 A JPH11114975 A JP H11114975A JP 28086997 A JP28086997 A JP 28086997A JP 28086997 A JP28086997 A JP 28086997A JP H11114975 A JPH11114975 A JP H11114975A
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- JP
- Japan
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- hollow container
- mouth
- cutter
- burr
- cut
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C49/00—Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
- B29C49/42—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C49/72—Deflashing outside the mould
- B29C49/74—Deflashing the neck portion
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 中空容器の口部を変形させずに且つカットし
た口バリを落下させることなく綺麗にカットすることが
でき、小型で安価な中空容器の口バリカット装置を提供
することにある。 【解決手段】 ブロー成形後における中空容器1の口部
2にある口バリ3をカッター4によって切り落とす中空
容器の口バリカット装置において、上記中空容器1を垂
直に立てた状態で上記カッター4によってカットする位
置の近傍部をクランプして該中空容器1を把持位置決め
するクランプ手段と、該カッター4が該口部2に対して
垂直に上下動し且つ水平に前後動すると共に水平面内に
おいて回転する、少なくとも1つの該カッター4からな
るカッター手段とを有している。
た口バリを落下させることなく綺麗にカットすることが
でき、小型で安価な中空容器の口バリカット装置を提供
することにある。 【解決手段】 ブロー成形後における中空容器1の口部
2にある口バリ3をカッター4によって切り落とす中空
容器の口バリカット装置において、上記中空容器1を垂
直に立てた状態で上記カッター4によってカットする位
置の近傍部をクランプして該中空容器1を把持位置決め
するクランプ手段と、該カッター4が該口部2に対して
垂直に上下動し且つ水平に前後動すると共に水平面内に
おいて回転する、少なくとも1つの該カッター4からな
るカッター手段とを有している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばボトル等の
如き中空容器をブロー成形した後に、該中空容器の口部
にある口バリをカッターによって切り落とす、中空容器
の口バリカット装置に関する。
如き中空容器をブロー成形した後に、該中空容器の口部
にある口バリをカッターによって切り落とす、中空容器
の口バリカット装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ボトル等の如き中空容器をブロ
ー成形すると、その製造工程上どうしても口部には口バ
リが形成される。このため、これまでは、口バリは、カ
ッターによって一つずつ作業者によって切り落とされて
いた。しかしながら、それでは生産性が悪いため、専用
の機械装置によって切り落とすことが行われている。
ー成形すると、その製造工程上どうしても口部には口バ
リが形成される。このため、これまでは、口バリは、カ
ッターによって一つずつ作業者によって切り落とされて
いた。しかしながら、それでは生産性が悪いため、専用
の機械装置によって切り落とすことが行われている。
【0003】上記口バリを切り落とす装置としては、例
えば特開昭62−128715号公報に開示されるよう
に、容器の受け渡しや取出し等を行う3種類からなるロ
ボットと、中空容器を収容して位置決め保持する容器ホ
ルダと、中空容器の口部にある口バリを切り落とすカッ
ター機構とを備えている。
えば特開昭62−128715号公報に開示されるよう
に、容器の受け渡しや取出し等を行う3種類からなるロ
ボットと、中空容器を収容して位置決め保持する容器ホ
ルダと、中空容器の口部にある口バリを切り落とすカッ
ター機構とを備えている。
【0004】この装置では、成形後に搬送路を搬送され
てきた中空容器を第1のロボットによって吸着保持させ
ながら所定位置まで移送させた後、該中空容器を第2の
ロボットに受け渡す。そして、この第2のロボットによ
って、中空容器を水平方向にほぼ60度旋回させた後、
該中空容器をカッター機構の上方に移送させる。次に、
この中空容器を第3のロボットによって受け取り、口部
を下向きとして該中空容器を容器ホルダに挿入させる。
そして、容器ホルダに挿入され位置決め保持された中空
容器の口部にある口バリを、先端がテーパ状且つ口部付
近と嵌合する切欠部を有した二股形状のカッターによっ
て切り落とす。
てきた中空容器を第1のロボットによって吸着保持させ
ながら所定位置まで移送させた後、該中空容器を第2の
ロボットに受け渡す。そして、この第2のロボットによ
って、中空容器を水平方向にほぼ60度旋回させた後、
該中空容器をカッター機構の上方に移送させる。次に、
この中空容器を第3のロボットによって受け取り、口部
を下向きとして該中空容器を容器ホルダに挿入させる。
そして、容器ホルダに挿入され位置決め保持された中空
容器の口部にある口バリを、先端がテーパ状且つ口部付
近と嵌合する切欠部を有した二股形状のカッターによっ
て切り落とす。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記装置で
は、中空容器を搬送させるのに3種類のロボットを使用
しているため、該中空容器の受け渡しのスペース及びそ
のための機構が必要になり大型化が避けられない。ま
た、この装置のカッター機構は、カッターとテーパ面の
押し当てによる口バリ落としなので、切り口がダレたり
するなど不安定となり易い。
は、中空容器を搬送させるのに3種類のロボットを使用
しているため、該中空容器の受け渡しのスペース及びそ
のための機構が必要になり大型化が避けられない。ま
た、この装置のカッター機構は、カッターとテーパ面の
押し当てによる口バリ落としなので、切り口がダレたり
するなど不安定となり易い。
【0006】従って、本発明の目的は、中空容器の口部
を変形させずに且つカットした口バリを落下させること
なく綺麗にカットすることができ、小型で安価な中空容
器の口バリカット装置を提供することにある。
を変形させずに且つカットした口バリを落下させること
なく綺麗にカットすることができ、小型で安価な中空容
器の口バリカット装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ブロー成形後における中空容器の口部にある口バリをカ
ッターによって切り落とす中空容器の口バリカット装置
において、上記中空容器を垂直に立てた状態で上記カッ
ターによってカットする位置の近傍部をクランプして該
中空容器を把持位置決めするクランプ手段と、該カッタ
ーが該口部に対して垂直に上下動し且つ水平に前後動す
ると共に水平面内において回転する、少なくとも1つの
該カッターからなるカッター手段とを有していることを
特徴とする中空容器の口バリカット装置を提供すること
により、上記の目的を達成したものである。
ブロー成形後における中空容器の口部にある口バリをカ
ッターによって切り落とす中空容器の口バリカット装置
において、上記中空容器を垂直に立てた状態で上記カッ
ターによってカットする位置の近傍部をクランプして該
中空容器を把持位置決めするクランプ手段と、該カッタ
ーが該口部に対して垂直に上下動し且つ水平に前後動す
ると共に水平面内において回転する、少なくとも1つの
該カッターからなるカッター手段とを有していることを
特徴とする中空容器の口バリカット装置を提供すること
により、上記の目的を達成したものである。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の中
空容器の口バリカット装置において、上記クランプ手段
は、開閉自在とされた少なくとも一対のアームからな
り、上記口部に形成されたねじ部の段差部をクランプす
ることを特徴とする中空容器の口バリカット装置を提供
することにより、上記の目的を達成したものである。
空容器の口バリカット装置において、上記クランプ手段
は、開閉自在とされた少なくとも一対のアームからな
り、上記口部に形成されたねじ部の段差部をクランプす
ることを特徴とする中空容器の口バリカット装置を提供
することにより、上記の目的を達成したものである。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1記載の中
空容器の口バリカット装置において、上記カッターが円
盤形状のカッターであることを特徴とする中空容器の口
バリカット装置を提供することにより、上記の目的を達
成したものである。
空容器の口バリカット装置において、上記カッターが円
盤形状のカッターであることを特徴とする中空容器の口
バリカット装置を提供することにより、上記の目的を達
成したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した具体的な
実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は中空容器の口バリカット装置全体を示す断面図、
図2はカット部分の断面図、図3はカット部分の要部拡
大断面図、図4は中空容器をクランプ手段によってクラ
ンプする状態を示す平面図、図5は中空容器をクランプ
手段によってクランプした状態を示す正面図、図6はカ
ッターヘッドが口バリカット位置に下降した状態を示す
正面図、図7は口バリをカットする状態を示す正面図、
図8はカットした口バリをブローして排出する状態を示
す正面図である。
実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は中空容器の口バリカット装置全体を示す断面図、
図2はカット部分の断面図、図3はカット部分の要部拡
大断面図、図4は中空容器をクランプ手段によってクラ
ンプする状態を示す平面図、図5は中空容器をクランプ
手段によってクランプした状態を示す正面図、図6はカ
ッターヘッドが口バリカット位置に下降した状態を示す
正面図、図7は口バリをカットする状態を示す正面図、
図8はカットした口バリをブローして排出する状態を示
す正面図である。
【0011】初めに、本実施形態の中空容器の口バリカ
ット装置の構成について説明する。本実施形態の中空容
器の口バリカット装置は、図1ないし図4に示すよう
に、ブロー成形後における中空容器1の口部2にある口
バリ3をカッター4によって切り落とす中空容器の口バ
リカット装置において、上記中空容器1を垂直に立てた
状態で上記カッター4によってカットする位置の近傍部
をクランプして該中空容器1を把持位置決めするクラン
プ手段と、該カッター4が該口部2に対して垂直に上下
動し且つ水平に前後動すると共に水平面内において回転
する、少なくとも1つの該カッター4からなるカッター
手段とを有している。
ット装置の構成について説明する。本実施形態の中空容
器の口バリカット装置は、図1ないし図4に示すよう
に、ブロー成形後における中空容器1の口部2にある口
バリ3をカッター4によって切り落とす中空容器の口バ
リカット装置において、上記中空容器1を垂直に立てた
状態で上記カッター4によってカットする位置の近傍部
をクランプして該中空容器1を把持位置決めするクラン
プ手段と、該カッター4が該口部2に対して垂直に上下
動し且つ水平に前後動すると共に水平面内において回転
する、少なくとも1つの該カッター4からなるカッター
手段とを有している。
【0012】上記中空容器1は、金型に配置されたパリ
ソンに高圧ガスを吹き込むことによりブロー成形されて
形成されたもので、未だ完全に固まっていない状態にあ
る。そして、この中空容器1の口部2には、ブロー成形
することにより形成される口バリ3を有している。本実
施形態の装置は、この口バリ3をカットするものであ
る。
ソンに高圧ガスを吹き込むことによりブロー成形されて
形成されたもので、未だ完全に固まっていない状態にあ
る。そして、この中空容器1の口部2には、ブロー成形
することにより形成される口バリ3を有している。本実
施形態の装置は、この口バリ3をカットするものであ
る。
【0013】ブロー成形された中空容器1は、図1及び
図4に示すように、口部2を上向きとして垂直に立てた
状態でベルトコンベアー5により、本実施形態の口バリ
カット装置へと順次搬送される。そして、この中空容器
1は、周面の数カ所に切り欠かれた容器取出し部6を有
した略円盤状のスターホイル7によって、上記ベルトコ
ンベアー5から回転テーブル8上へと移される。スター
ホイル7は、図1に示すように、中空容器1の口部付近
及び底部付近にそれぞれ接触するように、高さ方向に所
定間隔を置いて一対設けられている。
図4に示すように、口部2を上向きとして垂直に立てた
状態でベルトコンベアー5により、本実施形態の口バリ
カット装置へと順次搬送される。そして、この中空容器
1は、周面の数カ所に切り欠かれた容器取出し部6を有
した略円盤状のスターホイル7によって、上記ベルトコ
ンベアー5から回転テーブル8上へと移される。スター
ホイル7は、図1に示すように、中空容器1の口部付近
及び底部付近にそれぞれ接触するように、高さ方向に所
定間隔を置いて一対設けられている。
【0014】上記中空容器1がスターホイル7によって
回転テーブル8上に乗り移される際には、開閉自在とさ
れた一対のアーム9,9からなるクランプ手段によりク
ランプされるようになされている。クランプ手段は、図
4に示すように、開閉自在とされる一対のアーム9,9
と、口部2をクランプする把持部10,10とからなっ
ている。
回転テーブル8上に乗り移される際には、開閉自在とさ
れた一対のアーム9,9からなるクランプ手段によりク
ランプされるようになされている。クランプ手段は、図
4に示すように、開閉自在とされる一対のアーム9,9
と、口部2をクランプする把持部10,10とからなっ
ている。
【0015】上記アーム9,9は、基端部に設けられた
回動軸11,11によって回動自在とされている。把持
部10,10は、上記アーム9,9の先端部に設けられ
ており、上記中空容器1の口部2を両側より把持してク
ランプするようになっている。かかる把持部10,10
は、図2ないし図4に示すように、口部2の形状に合わ
せて円弧状とされ、上記カッター4によってカットする
位置の近傍部をクランプするようになっている。具体的
には、上記把持部10,10は、口部2に形成されたね
じ部12の段差部13、つまりねじ部12を形成する凸
条部間の凹部に先端部10aを臨ませてクランプするよ
うになっている。先端部10aの形状は、段差部13の
形状に応じた形状とされている。
回動軸11,11によって回動自在とされている。把持
部10,10は、上記アーム9,9の先端部に設けられ
ており、上記中空容器1の口部2を両側より把持してク
ランプするようになっている。かかる把持部10,10
は、図2ないし図4に示すように、口部2の形状に合わ
せて円弧状とされ、上記カッター4によってカットする
位置の近傍部をクランプするようになっている。具体的
には、上記把持部10,10は、口部2に形成されたね
じ部12の段差部13、つまりねじ部12を形成する凸
条部間の凹部に先端部10aを臨ませてクランプするよ
うになっている。先端部10aの形状は、段差部13の
形状に応じた形状とされている。
【0016】このように、本実施形態の装置では、中空
容器1のカット位置から非常に近い位置をクランプして
いるので、ボトル収縮等からの寸法のばらつきを抑える
ことができる。また、把持部10,10によって中空容
器1の高さを矯正しているため、収縮や金型のばらつ
き、冷却時間に左右され難く、中空容器1の高さの影響
を受けない。
容器1のカット位置から非常に近い位置をクランプして
いるので、ボトル収縮等からの寸法のばらつきを抑える
ことができる。また、把持部10,10によって中空容
器1の高さを矯正しているため、収縮や金型のばらつ
き、冷却時間に左右され難く、中空容器1の高さの影響
を受けない。
【0017】上記カッター手段は、図1及び図2に示す
ように、口バリ3のセンター保持を行う口バリ固定ピン
14と該口バリ3をカットする少なくとも1つのカッタ
ー4を備えた、カッターヘッド15を有している。カッ
ターヘッド15は、図示しないヘッド昇降カムにより、
図2中矢印Yで示すように昇降自在とされている。
ように、口バリ3のセンター保持を行う口バリ固定ピン
14と該口バリ3をカットする少なくとも1つのカッタ
ー4を備えた、カッターヘッド15を有している。カッ
ターヘッド15は、図示しないヘッド昇降カムにより、
図2中矢印Yで示すように昇降自在とされている。
【0018】上記口バリ固定ピン14は、上記口部2に
挿入し易いように、その先端がテーパ状とされており、
上記カッターヘッド15を支えるシャフト16の先端に
固定されている。かかる口バリ固定ピン14は、口バリ
3をカットする前に先行して口部2に挿入され、該口バ
リ3のセンター保持を行うようになっている。
挿入し易いように、その先端がテーパ状とされており、
上記カッターヘッド15を支えるシャフト16の先端に
固定されている。かかる口バリ固定ピン14は、口バリ
3をカットする前に先行して口部2に挿入され、該口バ
リ3のセンター保持を行うようになっている。
【0019】上記カッター4は、円盤形状をなすカッタ
ーからなり、カッターアーム17の先端に設けられたカ
ッター取付部材23にボルトにより固定され、該カッタ
ーアーム17と共に水平面内において回転するようにな
されている。そして、カッターアーム17は、図2に示
すように、図示しないカットカムにより上下動されるヘ
ッドカム18によって、図2中矢印X方向に移動自在と
されている。
ーからなり、カッターアーム17の先端に設けられたカ
ッター取付部材23にボルトにより固定され、該カッタ
ーアーム17と共に水平面内において回転するようにな
されている。そして、カッターアーム17は、図2に示
すように、図示しないカットカムにより上下動されるヘ
ッドカム18によって、図2中矢印X方向に移動自在と
されている。
【0020】すなわち、上記カッターアーム17は、カ
ッターヘッド15に設けられた水平軸19に移動自在に
取り付けられており、該カッターアーム17と該水平軸
19の先端に設けられたブロック20との間に掛けられ
た圧縮コイルばね21によって常に該ブロック20側に
付勢されている。従って、上記ヘッドカム18が下降す
ると、カッターアーム17の基端部に設けられた当接部
材22がヘッドカム18と接触し、該カッターアーム1
7は圧縮コイルばね21の弾発力に抗して互いに近接す
る方向に移動せしめられる。逆に、上記ヘッドカム18
が上昇すると、カッターアーム17は圧縮コイルばね2
1によってブロック20側に引き寄せられる。
ッターヘッド15に設けられた水平軸19に移動自在に
取り付けられており、該カッターアーム17と該水平軸
19の先端に設けられたブロック20との間に掛けられ
た圧縮コイルばね21によって常に該ブロック20側に
付勢されている。従って、上記ヘッドカム18が下降す
ると、カッターアーム17の基端部に設けられた当接部
材22がヘッドカム18と接触し、該カッターアーム1
7は圧縮コイルばね21の弾発力に抗して互いに近接す
る方向に移動せしめられる。逆に、上記ヘッドカム18
が上昇すると、カッターアーム17は圧縮コイルばね2
1によってブロック20側に引き寄せられる。
【0021】次に、上述のように構成された中空容器の
口バリカット装置の動作について説明する。ベルトコン
ベアー5によって搬送されてきたブロー成形後の中空容
器1は、図4及び図5に示すように、スターホイル7に
よって該ベルトコンベアー5から回転テーブル8上に移
される。この際、一対のアーム9,9が回動し、該アー
ム9,9の先端部に設けられた把持部10,10によっ
て、上記中空容器1の口部2がクランプされる。
口バリカット装置の動作について説明する。ベルトコン
ベアー5によって搬送されてきたブロー成形後の中空容
器1は、図4及び図5に示すように、スターホイル7に
よって該ベルトコンベアー5から回転テーブル8上に移
される。この際、一対のアーム9,9が回動し、該アー
ム9,9の先端部に設けられた把持部10,10によっ
て、上記中空容器1の口部2がクランプされる。
【0022】その結果、中空容器1は、カット位置から
非常に近い位置で垂直に立てた状態でクランプされる。
また、このとき、回転テーブル8は停止した状態にある
ことから、中空容器1がベルトコンベアー5から回転テ
ーブル8上に移される際に倒れるようなことはない。
非常に近い位置で垂直に立てた状態でクランプされる。
また、このとき、回転テーブル8は停止した状態にある
ことから、中空容器1がベルトコンベアー5から回転テ
ーブル8上に移される際に倒れるようなことはない。
【0023】次に、図6に示すように、図示しないヘッ
ド昇降カムによりカッターヘッド15が口バリ3のカッ
ト位置に下降される。そして、図7に示すように、やは
り図示しないカットカムによりヘッドカム18が下降せ
しめられ、カッターアーム17がクランプされた中空容
器1へと近づく。そして、カッター取付部材23に固定
されたカッター4を水平面内において回転させて、上記
中空容器1の口部2に設けられる口バリ3をカットす
る。口バリ3をカットするに際しては、カッター4のみ
が回転し回転テーブル8自体は停止した状態にある。
ド昇降カムによりカッターヘッド15が口バリ3のカッ
ト位置に下降される。そして、図7に示すように、やは
り図示しないカットカムによりヘッドカム18が下降せ
しめられ、カッターアーム17がクランプされた中空容
器1へと近づく。そして、カッター取付部材23に固定
されたカッター4を水平面内において回転させて、上記
中空容器1の口部2に設けられる口バリ3をカットす
る。口バリ3をカットするに際しては、カッター4のみ
が回転し回転テーブル8自体は停止した状態にある。
【0024】このように、カッター4を回転させ、口部
2の形状を利用して中空容器1をクランプすることで、
カット位置が変化せず、中空容器1の斜め把持防止とな
り、切り口が平行且つ口バリ3が容器に残ることなく綺
麗にカティングできる。
2の形状を利用して中空容器1をクランプすることで、
カット位置が変化せず、中空容器1の斜め把持防止とな
り、切り口が平行且つ口バリ3が容器に残ることなく綺
麗にカティングできる。
【0025】次に、口バリ3をカットし終えると、カッ
トカムによりヘッドカム18が上がりカッターアーム1
7が開く(図6と同じ状態となる)。そして、図8に示
すように、ヘッド昇降カムによりカッターアーム17を
上昇させた後、口バリ3をエアーブローにより吹き飛ば
して排出させる。このようにすれば、口バリ3が落下し
て装置に挟まるようなことが起こらない。
トカムによりヘッドカム18が上がりカッターアーム1
7が開く(図6と同じ状態となる)。そして、図8に示
すように、ヘッド昇降カムによりカッターアーム17を
上昇させた後、口バリ3をエアーブローにより吹き飛ば
して排出させる。このようにすれば、口バリ3が落下し
て装置に挟まるようなことが起こらない。
【0026】以上のように、本実施形態の装置によれ
ば、クランプにより中空容器を強制位置決めするため、
口バリの偏芯、寸法変動に対応できる。また、カッター
を口部に対して垂直且つ水平に前後動させると共に水平
面内において回転させるようにしているため、口バリを
カットするに際しての切込み量の変動に対応できる。ま
た、カット位置とクランプ位置を非常に近くすることに
よって、中空容器の寸法変動を緩和できる。また、本実
施形態の装置によれば、ブロー成形後の中空容器をスタ
ーホイルによって連続してカット部に供給し得るので、
生産性良く口バリをカットすることができると共に、装
置の小型化並びに低コスト化が図れる。
ば、クランプにより中空容器を強制位置決めするため、
口バリの偏芯、寸法変動に対応できる。また、カッター
を口部に対して垂直且つ水平に前後動させると共に水平
面内において回転させるようにしているため、口バリを
カットするに際しての切込み量の変動に対応できる。ま
た、カット位置とクランプ位置を非常に近くすることに
よって、中空容器の寸法変動を緩和できる。また、本実
施形態の装置によれば、ブロー成形後の中空容器をスタ
ーホイルによって連続してカット部に供給し得るので、
生産性良く口バリをカットすることができると共に、装
置の小型化並びに低コスト化が図れる。
【0027】以上、本発明を適用した具体的な実施形態
について説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限
されることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変
更が可能である。上述の実施形態では、カッター4を1
つとしたが、各カッターアーム17の先端にそれぞれカ
ッター4を設けるようにしても構わない。
について説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限
されることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変
更が可能である。上述の実施形態では、カッター4を1
つとしたが、各カッターアーム17の先端にそれぞれカ
ッター4を設けるようにしても構わない。
【0028】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明によれば、中空容器の口部を変形させずに且つカット
した口バリを落下させることなく綺麗にカットすること
ができ、小型で安価な中空容器の口バリカット装置を提
供することができる。
明によれば、中空容器の口部を変形させずに且つカット
した口バリを落下させることなく綺麗にカットすること
ができ、小型で安価な中空容器の口バリカット装置を提
供することができる。
【図1】中空容器の口バリカット装置全体を示す断面図
である。
である。
【図2】カット部分の断面図である。
【図3】カット部分の要部拡大断面である。
【図4】中空容器をクランプ手段によってクランプする
状態を示す平面図である。
状態を示す平面図である。
【図5】中空容器をクランプ手段によってクランプした
状態を示す正面図である。
状態を示す正面図である。
【図6】カッターヘッドが口バリカット位置に下降した
状態を示す正面図である。
状態を示す正面図である。
【図7】口バリをカットする状態を示す正面図である。
【図8】カットした口バリをブローして排出する状態を
示す正面図である。
示す正面図である。
1 中空容器 2 口部 3 口バリ 4 カッター 7 スターホイル 9 アーム 10 把持部 15 カッターヘッド 17 カッターアーム 18 ヘッドカム
Claims (3)
- 【請求項1】 ブロー成形後における中空容器の口部に
ある口バリをカッターによって切り落とす中空容器の口
バリカット装置において、 上記中空容器を垂直に立てた状態で上記カッターによっ
てカットする位置の近傍部をクランプして該中空容器を
把持位置決めするクランプ手段と、該カッターが該口部
に対して垂直に上下動し且つ水平に前後動すると共に水
平面内において回転する、少なくとも1つの該カッター
からなるカッター手段とを有していることを特徴とする
中空容器の口バリカット装置。 - 【請求項2】 上記クランプ手段は、開閉自在とされた
少なくとも一対のアームからなり、上記口部に形成され
たねじ部の段差部をクランプすることを特徴とする請求
項1記載の中空容器の口バリカット装置。 - 【請求項3】 上記カッターが円盤形状のカッターであ
ることを特徴とする請求項1記載の中空容器の口バリカ
ット装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28086997A JPH11114975A (ja) | 1997-10-14 | 1997-10-14 | 中空容器の口バリカット装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28086997A JPH11114975A (ja) | 1997-10-14 | 1997-10-14 | 中空容器の口バリカット装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11114975A true JPH11114975A (ja) | 1999-04-27 |
Family
ID=17631101
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28086997A Pending JPH11114975A (ja) | 1997-10-14 | 1997-10-14 | 中空容器の口バリカット装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11114975A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1997
- 1997-10-14 JP JP28086997A patent/JPH11114975A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040907 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041105 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050405 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |