JPH11114729A - ボスの加熱装置 - Google Patents

ボスの加熱装置

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JPH11114729A
JPH11114729A JP27458297A JP27458297A JPH11114729A JP H11114729 A JPH11114729 A JP H11114729A JP 27458297 A JP27458297 A JP 27458297A JP 27458297 A JP27458297 A JP 27458297A JP H11114729 A JPH11114729 A JP H11114729A
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JP
Japan
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boss
hole
boss hole
sheave
brake drum
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Application number
JP27458297A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Yamamoto
諭 山本
Kenichi Fujitani
健一 藤谷
Masamitsu Yamaki
正光 八巻
Isao Yoshida
勲 吉田
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Hitachi Mito Engineering Co Ltd
Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Mito Engineering Co Ltd
Hitachi Building Systems Co Ltd
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  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 狭い据付場所でも焼き嵌めるのに必要な温度
にボスを加熱でき、工場と同等の電気炉を備えることを
要せずに済むボスの加熱装置の提供。 【解決手段】 ボス孔13の内部にこのボス孔13の下
部半円周面に沿って複数のヒータ19を配置して、上記
のボス孔13の両端を薄金属板21、22で覆うことに
よりボス孔13を密閉し、鋳抜き孔23の両端を別の薄
金属板24、25で覆うことにより鋳抜き孔23を密閉
して、上記のヒータ19から発せられる輻射熱によっ
て、ボス孔13の下部半円周面を加熱するとともに、密
閉状態にあるボス孔13内の加熱された空気が対流現象
で上昇することにより、ボス孔13の上部半円周面も加
熱する。これにより、ボス12全体を均一にかつ少ない
熱量で加熱できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボスに形成したボ
ス孔を軸に嵌入させるため嵌入前にボスを加熱するボス
の加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にエレベータにおいて、ベース上に
電動機を設置し、この電動機の回転軸の一端を延長して
なる延長部に巻上げシーブおよびブレーキドラムを装着
し、電動機の両端をそれぞれ軸受装置により支持するよ
うにしたギヤレス巻上げ機が提案されている。なお、こ
の種の従来技術と関連するものとして、例えば特開昭5
0−306号公報、実開昭61−101577号公報お
よび実開昭62−179281号公報に記載されている
ものが挙げられる。
【0003】上記のようなギヤレス巻上げ機の基本的な
組立てを行なうに際しては、工場にて回転子軸の延長部
が上部に位置するように回転子軸を立設して支持固定す
るとともに、シーブおよびブレーキドラムを電気炉で加
熱することにより、これらのシーブおよびブレーキドラ
ムの軸孔の内径を回転子軸の外径より十分に大きくした
後、天井クレーンを使用してシーブおよびブレーキドラ
ムを電気炉より取出して、シーブおよびブレーキドラム
の軸孔を回転子軸の延長部に係合させ、シーブおよびブ
レーキドラムを自重により鉛直方向に下降させて回転子
軸にシーブおよびブレーキドラムを装着させていた。
【0004】ところで、上記のギヤレス巻上げ機が高層
ビル用のエレベータに設置される場合には、高速のもの
が多く、しかも輸送力の増大化のために乗かごが大形と
なっていることから、乗かごを吊上げる主索の外径が大
きくなる傾向にある。しかしながら、建築基準法により
シーブ径は主索の40倍以上と規制されており、この種
のギヤレス巻上げ機に使用される主索径は18mmのも
のが多いため、シーブ径は750〜900mm程度に設
定されている。さらに、上記の主索は8本掛けのものが
多く、しかも主索とシーブとの面圧力を高めるために主
索がシーブに2度巻付く方式、いわゆるフルラップ方式
が採用されているので、主索溝の本数は主索の本数の2
倍となるとともに、シーブとブレーキドラムとが一体成
形されているのが一般的であることから、シーブ幅は6
00mm程度に設定されている。
【0005】このように構成されたギヤレス巻上げ機で
は、エレベータ据付後、経年的にシーブ溝が摩耗した場
合、安全確保のために所定の摩耗量に達したときにシー
ブを取替える必要がある。そこで従来、既設のシーブお
よびブレーキドラムを回転子軸より引抜いた後、新品の
シーブおよびブレーキドラムを回転子軸に装着するの
に、上述したようにシーブおよびブレーキドラムを電気
炉で加熱した後、天井クレーンで吊上げたシーブおよび
ブレーキドラムを回転子軸に装着させる方法が用いられ
ていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術にあっては、エレベータ機械室などにギヤレス巻
上げ機が設置された場合、このギヤレス巻上げ機の外に
これらを個々に制御する制御盤などが所狭しと並べられ
ており、上述したような電気炉などの設備を設置可能な
場所を確保できず、すなわち上記の方法を適用できない
という問題があった。
【0007】本発明はこのような従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、工場と同等の電
気炉を備えることを要せずに、狭い据付場所でも焼き嵌
めるのに必要な温度にボスを加熱することのできるボス
の加熱装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に係わる発明は、ボスに形成した
ボス孔を軸に嵌入させるため、この嵌入前に上記ボスを
加熱することにより、上記ボス孔の内径を上記軸の外径
より一旦、大きくする処理を行なうボスの加熱装置にお
いて、上記ボス孔の内部にヒータを配置するとともに、
上記ボス孔を遮蔽する遮蔽手段を設けた構成にしてあ
る。
【0009】上記のように構成した本発明の請求項1に
係わる発明では、ボスに形成したボス孔を遮蔽手段によ
り遮蔽することによりボス孔の内部を密閉した状態で、
このボス孔の内部に配置したヒータにより加熱する。こ
れにより、狭い据付場所でも焼き嵌めるのに必要な温度
にボスを加熱でき、工場と同等の電気炉を備えることを
要せずに済む。
【0010】また、上記目的を達成するため、本発明の
請求項2に係わる発明は、請求項1に係わる発明におい
て、上記ヒータを、上記ボス孔内の熱の対流効率を考慮
して配置した構成にしてある。
【0011】上記のように構成した本発明の請求項2に
係わる発明では、ボス孔内の熱の対流効率が向上するた
め、ボス全体を均一にかつ少ない熱量で加熱でき、小形
の加熱装置が得られる。
【0012】特に、本発明の請求項3に係わる発明は、
請求項2に係わる発明において、上記ヒータを、上記ボ
ス孔の下部半円周面に沿って配置した構成にしてある。
【0013】上記のように構成した本発明の請求項3に
係わる発明では、ボス孔の下部半円周面に沿って配置し
たヒータの輻射熱により、ボス孔の下部半円周面を加熱
するとともに、加熱した空気が対流現象で上昇すること
によりボス孔の上部半円周面を加熱する。これにより、
上記のようにボス孔内の熱の対流効率を向上させること
ができる。
【0014】また、本発明の請求項4に係わる発明は、
請求項1〜3のいずれかに係わる発明において、上記ボ
スが、エレベータの巻上げ機に備えられロープが巻回さ
れるシーブに設けられた構成にしてある。
【0015】上記のように構成した本発明の請求項4に
係わる発明では、エレベータが建物に据付られた後、上
記のシーブを狭い機械室内で交換することができ、すな
わち、エレベータの据付場所にて容易にシーブ交換作業
を行なえる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明のボスの加熱装置の
実施の形態を図に基づいて説明する。図1は本発明の一
実施形態に係わるボスの加熱装置を備えたエレベータ用
巻上げ機の斜視図、図2は図1の巻上げ機に備えられる
シーブとブレーキドラムの構成を示す図、図3は本実施
形態の加熱装置に備えられる制御部を説明するブロック
図、図4は加熱電流およびシーブ温度のそれぞれの推移
を示す図である。なお、図2の(a)および(b)はそ
れぞれシーブとブレーキドラムの正面図および縦断面図
である。
【0017】図1に示すギヤレス巻上げ機は、図示しな
いエレベータ機械室に設置されるベース1と、このベー
ス1の上にボルト2により着脱可能に載置される電動機
3と、この電動機3の回転子軸4の一端を延長してなる
延長部4aに装着される巻上げ用シーブ5およびブレー
キドラム6と、ボルト7により着脱可能にベース1に取
付けられ、回転子軸4を回転可能に支持する一対の軸受
装置8とを備えている。なお、図1は一対の軸受装置8
のうちの一方を取外して本実施形態の加熱装置9を装着
した状態を示すとともに、一対の支持装置10によりシ
ーブ5およびブレーキドラム6を支持し、一対の回転子
軸支持装置11により回転子軸4を支持する状態を示し
ており、これらの支持装置10、11のそれぞれは回転
子軸4の両側方に配置されている。さらに、シーブ5お
よびブレーキドラム6のボス12には、延長部4aに嵌
合されるボス孔13が形成されている。
【0018】上記の支持装置10は、ベース1上に載置
され、ボルト14により締結される他のベース15と、
このベース15上に装着され、回転子軸4に沿って延設
されるガイド部16と、このガイド部16に移動可能に
設けられ、シーブ5およびブレーキドラム6を受ける受
け台17とを備えている。上記の回転子軸支持装置11
は、回転子軸4を回転可能に支持する当接部18を有
し、ベース15の端部に図示しないボルトを介して着脱
可能に取付けられている。
【0019】そして、本実施形態の加熱装置9は、ボス
孔13の内部に配置される例えば4つのヒータ19と、
これらのヒータ19の加熱温度を制御する図3の制御部
20と、ボス孔13を遮蔽する遮蔽手段、例えばボス孔
13の両端をそれぞれ塞ぐように設けられる図2の薄金
属板21、22と、ボス孔13の周囲に位置する複数の
鋳抜き孔23を閉塞する別の遮蔽手段、例えば鋳抜き孔
23の両端をそれぞれ塞ぐように設けられる薄金属板2
4、25とから構成されている。
【0020】上記のヒータ19は、図2の(a)および
(b)に示すように、ボス孔13内の熱の対流効率を考
慮してボス孔12の下部半円周面に沿って配置されてい
る。
【0021】上記の制御部19は、図3に示すように、
所定の加熱パターンを記憶する加熱パターン記憶手段2
6と、ボス12の近傍に配置される温度センサ27から
出力されるセンサ出力値と上記の加熱パターンとを比較
し、センサ出力値が加熱パターンに近付くように補正電
流指令を出力する比較手段28と、補正電流指令に応じ
てヒータ19の加熱電流を制御する電流制御手段29と
からなっている。
【0022】上記の薄金属板21、22は、図2の
(a)および(b)に示すように、ボス孔13に挿通さ
れるロッド30により互いに連結されており、一方の薄
金属板21の内側に複数のヒータ19が取付けられてい
る。同様に、別の薄金属板24、25も、鋳抜き孔23
に挿通されるロッド31により互いに連結されている。
【0023】この実施形態にあっては、図1のギヤレス
巻上げ機のシーブ5およびブレーキドラム6に回転子軸
4を装着する場合、この回転子軸4を回転子軸支持装置
11により支持するとともに、シーブ5およびブレーキ
ドラム6を支持装置10により支持し、ボス孔13内に
複数のヒータ19を挿入してボス孔13の両端を薄金属
板21、22で覆い、これらの薄金属板21、22をロ
ッド30を介して互いに連結する。また、複数の鋳抜き
孔23の両端をそれぞれ薄金属板24、25で覆い、こ
れらの薄金属板24、25をロッド31を介して互いに
連結する。
【0024】このようにしてボス孔13および鋳抜き孔
23をそれぞれ密閉した状態で複数のヒータ19の通電
を開始すると、これらのヒータ19がそれぞれ発熱し始
める。これにより、ボス孔13の下部半円周面はヒータ
19の近傍に位置するため、ヒータ19から発せられる
輻射熱によって加熱される。一方、ボス孔13の上部半
円周面はヒータ19との距離が長いため、ヒータ19か
ら発せられる輻射熱は拡散されて弱くなるが、ボス孔1
3内が密閉状態にあることから加熱された空気が対流現
象でボス孔13内を上昇することにより、ボス孔13の
上部半円周面も加熱される。
【0025】これに伴って、シーブ5およびブレーキド
ラム6、特にボス13の温度が上昇するので、このボス
12の近傍に配置される温度センサ27により温度を測
定してセンサ出力値を比較手段28へ出力する。次い
で、この比較手段28では、上記のセンサ出力値を加熱
パターン記憶手段26に記憶される所定の加熱パターン
と比較し、上記のセンサ出力値が加熱パターンに近付く
ように補正電流指令を出力し、この補正電流指令に応じ
て電流制御手段29により、図4の(a)に示すように
ヒータ19の加熱電流を制御する。その結果、ボス13
の温度が図4の(b)の近似曲線を描いて次第に上昇す
るので、ボス13が膨張してボス孔13の内径が回転子
軸4の延長部4aの外径より大きくなる。
【0026】次いで、ボス孔13の両端から薄金属板2
1、22を取外し、ボス孔13内から複数のヒータ19
を取出すとともに、複数の鋳抜き孔23の両端から薄金
属板24、25を取外した後、シーブ5およびブレーキ
ドラム6を支持装置10のガイド部16に沿って電動機
3の方向へ押圧することにより、シーブ5およびブレー
キドラム6のボス孔13が回転子軸4の延長部4aに嵌
入する。
【0027】このようにして回転子軸4にシーブ5およ
びブレーキドラム6を装着した後、ボルト14をゆるめ
て支持装置10および回転子軸支持装置11をベース1
から撤去するようになっている。
【0028】このように構成した実施形態では、ボス孔
13を薄金属板21、22により遮蔽することによりボ
ス孔13の内部を密閉した状態で、このボス孔13の内
部に配置したヒータ19により加熱するので、狭い据付
場所でも焼き嵌めるのに必要な温度にボス12を加熱で
き、工場と同等の電気炉を備えることを要せずに済む。
【0029】また、本実施形態では、ボス孔13の下部
半円周面に沿って配置したヒータ19の輻射熱により、
ボス孔13の下部半円周面を直接加熱するとともに、加
熱した空気が密閉状態にあるボス孔13内を対流現象で
上昇することによりボス孔13の上部半円周面を加熱す
るので、ボス12全体を均一にかつ少ない熱量で加熱で
きる。なお、本出願人が実験により確認したところ、上
記のようにヒータを配列するとともに、ボス孔の両端を
塞ぐようにして従来技術で記載したようなシーブおよび
ブレーキドラムを加熱すると、ボス孔の周辺を均一に、
しかもボス孔の内径を必要な大きさに膨張可能な温度ま
で加熱できるという結果を得ている。
【0030】また、本実施形態では、制御部20の制御
により所定の加熱パターンに応じてシーブ5およびブレ
ーキドラム6の温度が次第に上昇するので、シーブ5お
よびブレーキドラム6に対する熱応力の影響を緩和する
ことができる。
【0031】なお、上記実施形態では、ボス孔13の周
囲に位置する複数の鋳抜き孔23を閉塞する別の遮蔽手
段として、図2の(a)および(b)に示すように薄金
属板24、25を備えたが、これらの薄金属板24、2
5の代わりに、図5の(a)および(b)に示すよう
に、鋳抜き孔23に挿入される布32を備えてもよい。
【0032】さらに、上記実施形態では、ボス孔13の
上方部分に特別に何も備えてないが、本発明はこれに限
られず、図6の(a)および(b)に示すように、ボス
孔13の上方部分の加熱を抑制するための平板状の間仕
切り33を設けてもよく、この平板状の間仕切り33に
代えて、図7の(a)および(b)に示すように、曲面
状の間仕切り34を設けてもよい。
【0033】さらに、上記実施形態では、ボス12がエ
レベータの巻上げ機に備えられるシーブ5およびブレー
キドラム6に設けられる場合を例示したが、本発明はこ
れに限られず、図8の(a)および(b)に示すような
軸35に焼き嵌めされるボス孔36を有するボス37に
適用してもよい。
【0034】
【発明の効果】以上のように構成したので、本発明の請
求項1に係わる発明は、狭い据付場所でも焼き嵌めるの
に必要な温度にボスを加熱でき、工場と同等の電気炉を
備えることを要せずに済み、したがって、ギヤレス巻上
げ機のシーブおよびブレーキドラムに回転子軸を装着す
る際の作業効率を向上できるという効果がある。
【0035】また、本発明の請求項2に係わる発明は、
ボス孔内の熱の対流効率が向上して、ボス全体を均一に
かつ少ない熱量で加熱できるため、小形の加熱装置が得
られるという効果がある。また特に、本発明の請求項3
に係わる発明は、ヒータをボス孔の下部半円周面に沿っ
て配置したため、上記のようにボス孔内の熱の対流効率
を向上させることができる。
【0036】また、本発明の請求項4に係わる発明は、
ボスがエレベータの巻上げ機に備えられるシーブに設け
られるため、エレベータが建物に据付られた後、上記の
シーブを狭い機械室内で交換することができ、すなわち
エレベータの据付場所にて容易にシーブ交換作業を行な
えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わるボスの加熱装置を
備えたエレベータ用巻上げ機の斜視図である。
【図2】図1の巻上げ機に備えられるシーブとブレーキ
ドラムの構成を示す図である。
【図3】本実施形態の加熱装置に備えられる制御部を説
明するブロック図である。
【図4】加熱電流およびシーブ温度のそれぞれの推移を
示す図である。
【図5】鋳抜き孔を閉塞する別の遮蔽手段の変形例を備
えたシーブおよびブレーキドラムの構成を示す図であ
る。
【図6】ボス孔の上方部分に平板状の間仕切りを備えた
シーブおよびブレーキドラムの構成を示す図である。
【図7】ボス孔の上方部分に曲面状の間仕切りを備えた
シーブおよびブレーキドラムの構成を示す図である。
【図8】一般的な軸に焼き嵌めされるボス孔を有するボ
スに適用する他の例を示す図である。
【符号の説明】
4 回転子軸(軸) 4a 延長部 5 シーブ 6 ブレーキドラム 9 加熱装置 12 ボス 13 ボス孔 19 ヒータ 20 制御部 21、22 薄金属板(遮蔽手段) 23 鋳抜き孔 23、24 薄金属板(別の遮蔽手段) 26 加熱パターン記憶手段 27 温度センサ 28 比較手段 29 電流制御手段 30、31 ロッド 32 布(遮蔽手段) 33、34 間仕切り 35 軸 36 ボス孔 37 ボス
フロントページの続き (72)発明者 八巻 正光 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステム内 (72)発明者 吉田 勲 茨城県ひたちなか市堀口832番地の2 日 立システムプラザ勝田 日立水戸エンジニ アリング株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボスに形成したボス孔を軸に嵌入させる
    ため、この嵌入前に上記ボスを加熱することにより、上
    記ボス孔の内径を上記軸の外径より一旦、大きくする処
    理を行なうボスの加熱装置において、 上記ボス孔の内部にヒータを配置するとともに、上記ボ
    ス孔を遮蔽する遮蔽手段を設けたことを特徴とするボス
    の加熱装置。
  2. 【請求項2】 上記ヒータを、上記ボス孔内の熱の対流
    効率を考慮して配置したことを特徴とする請求項1記載
    のボスの加熱装置。
  3. 【請求項3】 上記ヒータを、上記ボス孔の下部半円周
    面に沿って配置したことを特徴とする請求項2記載のボ
    スの加熱装置。
  4. 【請求項4】 上記ボスが、エレベータの巻上げ機に備
    えられロープが巻回されるシーブに設けられたことを特
    徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のボスの加熱装
    置。
  5. 【請求項5】 上記遮蔽手段が薄金属板から成ることを
    特徴とする請求項1記載のボスの加熱装置。
  6. 【請求項6】 上記ボスの鋳抜き孔を閉塞する別の遮蔽
    手段を設けたことを特徴とする請求項1記載のボスの加
    熱装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114310150A (zh) * 2021-12-17 2022-04-12 上海钧正机械设备有限公司 一种过盈配合工件的加热装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114310150A (zh) * 2021-12-17 2022-04-12 上海钧正机械设备有限公司 一种过盈配合工件的加热装置
CN114310150B (zh) * 2021-12-17 2024-05-07 上海钧正机械设备有限公司 一种过盈配合工件的加热装置

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