JPH11114382A - カートリッジフィルタ - Google Patents
カートリッジフィルタInfo
- Publication number
- JPH11114382A JPH11114382A JP9281924A JP28192497A JPH11114382A JP H11114382 A JPH11114382 A JP H11114382A JP 9281924 A JP9281924 A JP 9281924A JP 28192497 A JP28192497 A JP 28192497A JP H11114382 A JPH11114382 A JP H11114382A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
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- outer cylinder
- membrane
- width
- filter membrane
- Prior art date
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- Pending
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- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Filtration Of Liquid (AREA)
Abstract
良されたメンブレンフィルタを提供する。 【解決手段】 外筒と内筒の間の空間に折り畳まれて組
み込まれた折り畳み構造のフィルタ膜またはフィルタシ
ートを有するカートリッジタイプのフィルタにおいて、
折り畳みひだの幅を一ひだ毎に外筒と内筒の間の距離と
ほぼ等しく、残りを外筒側に前記距離の1/3〜2/3
に留めたカートリッジフィルタ。
Description
に於いて用いられる薬液用メンブレンフィルタに用いら
れるフィルタエレメントに関する。
膜分離技術を用いた水や薬品等の超清浄化技術が食品、
医薬品および半導体分野等の各分野に幅広く利用されて
いる。特に半導体集積回路製造プロセスに於ける微細加
工分野で必要とされる薬液の清浄化用として、フッ素樹
脂等の膜を用いたプリーツ状フィルターエレメントが開
発されている。特に半導体分野では、ウエハの大口径化
が行われる一方、クリーンルームのスペースの問題等で
洗浄機本体のコンパクト化、言い換えれば使用部材のコ
ンパクト化が強く要求されてきている。これらのコンパ
クト化に反し、一方ではメモリの高集積化に伴い薬液フ
ィルタへの要求は厳しく、より高い除粒子性能、流量特
性と孔が小さく濾過面積の大きいフィルタが望まれてい
る。したがって、現状のフィルタには、コンパクト化と
性能向上とを同時に満足させるものが求められている。
されたカートリッジタイプフィルタにおいて、除粒子性
能を落とすことなく、濾過流量の改良されたフィルタエ
レメントを提供しようとするものである。
間の空間に折り畳まれて組み込まれた折り畳み構造のフ
ィルタ膜またはフィルタシートを有するカートリッジタ
イプのフィルタにおいて、折り畳みひだの幅を一ひだ毎
に外筒と内筒の間の距離とほぼ等しく、残りを外筒側に
前記距離の1/3〜2/3に留めたカートリッジフィル
タに関する。
は、例えば特開昭61−149219号公報に記載され
ているごとく、フィルタ膜の両面を多孔支持シートでサ
ンドイッチ状に挟んだフィルタシートをプリーツ状に折
り曲げて円筒状にし、、その両面に通液性の内筒および
外筒を装着した形態のものを言う。フィルタ膜は液圧が
加わった場合にそれ自体プリーツ形状を維持できる強度
を有するものであれば多孔支持シートで支持する必要は
ない。本発明に於いて折り畳み構造とは、フィルタ膜を
液の流路内に設置してフィルタ膜により液を濾過するに
当たり、濾過面積を大きくするために平面状フィルタ膜
またはフィルタシート(以下、単にフィルタ膜で代表的
に述べる)をジグザクに折り畳んだ構造をいう。
み構造メンブレンフィルタは、典型的には図1に示すよ
うに、フィルタ膜がカートリッジの外筒と内筒の間の空
間に折り畳まれて組み込まれており、一般には内筒から
流入してきた薬液は内外筒の間にあるフィルタ膜を通っ
て濾過処理され、外筒の外へ出て行くようになってい
る。本発明は、限られた容積内で濾過面積をより多くす
るためになされたものであり、外筒に近い領域に残され
たスペースを利用してより広い面積のフィルタ膜を組み
込んだものであり、これにより同じスペースにより高い
フィルタ膜表面積を確保することができる。即ち図1に
示すように、従来の折り畳み構造である図1(b)に対
して、本発明の折り畳み構造(セミプリーツ構造)は図
1(a)に示すように、ひだの幅を、一ひだ毎に外筒と
内筒の間の距離(L)とほぼ等しく、通常L〜0.7L
とし、残りのひだ幅を、外筒側からL/3〜2L/3に
留めたものである。これにより外筒側からL/3〜2L
/3の空間部分には従来よりも2倍量のフィルタ膜を組
み込むことが可能になった。即ち組み込まれるフィルタ
膜の表面積は従来の4/3〜5/3倍に増加することが
できた(本明細書ではこのような構造のプリーツをセミ
プリーツ構造と言う)。
は、従来のプリーツ構造メンブレンの製造装置をそのま
ま用いて製造することができる。また一折れおきのセミ
プリーツの幅は、使用するフィルタ膜の厚さ、加える液
圧等の条件によって、流量が最大になるようにL/3〜
2L/3の範囲で任意に選ぶことができる。この幅が2
L/3より大きいとカートリッジ内に充填されるメンブ
レンフィルタ膜の量が過多となり、カートリッジ内での
圧損が大き過ぎて、かえって流量が低下する。一方、L
/3より小さいと流量が十分増加する程の効果が得られ
ない。
の孔径および膜厚は、処理液の種類および濾過目的によ
って任意に選定すればよいが、通常孔径が0.01〜1
0μm、膜厚が50〜200μmのものを使用する。使
用できるメンブレンの材質は特に限定されるものではな
く、本発明の用途に使用されているいずれの材質でもよ
い。特に、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)樹
脂、ポリビニリデンフルオライド(PVDF)樹脂、四
フッ化エチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル
共重合樹脂(PFA)樹脂、エチレン-クロロトリフル
オロエチレン(ECTFE)樹脂、テトラフルオロエチ
レン-ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)樹
脂、、エチレン-テトラフルオロエチレン(ETFE)
樹脂、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)
樹脂等のフッ素樹脂やポリプロピレン、ポリエチレンな
どのポリオレフィン樹脂が例示される。
明する。実施例 1 外筒の内径が77mm、内筒の内径が43mm、長さが
250mmのPFA樹脂製カートリッジにPTFE樹脂
製の孔径0.1μm、厚さ40μmのフィルタ膜を図1
(a)のようにセミプリーツ構造として組み込んだ。全
折り数は218(N)個であり、一ひだ毎のひだ幅は、
カートリッジの内筒と外筒の間の距離Lの1/2倍とし
た。このカートリッジタイプメンブレンフィルタに純水
を一定差圧の条件で流した場合、通常折り数109個
(N/2)の場合に比べ、流量が約1.4倍に向上し
た。
タにおいて、フィルタ膜の折り畳み構造を本発明のセミ
プリーツ構造とすることにより、除粒子性能を保持しつ
つ、流量すなわち薬液の処理量を著しく向上することが
できる。
タ(a)と従来のプリーツ構造メンブレンフィルタ
(b)の模式図。
Claims (1)
- 【請求項1】 外筒と内筒の間の空間に折り畳まれて組
み込まれた折り畳み構造のフィルタ膜またはフィルタシ
ートを有するカートリッジタイプのフィルタにおいて、
折り畳みひだの幅を一ひだ毎に外筒と内筒の間の距離と
ほぼ等しく、残りを外筒側に前記距離の1/3〜2/3
に留めたカートリッジフィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9281924A JPH11114382A (ja) | 1997-10-15 | 1997-10-15 | カートリッジフィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9281924A JPH11114382A (ja) | 1997-10-15 | 1997-10-15 | カートリッジフィルタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11114382A true JPH11114382A (ja) | 1999-04-27 |
Family
ID=17645851
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9281924A Pending JPH11114382A (ja) | 1997-10-15 | 1997-10-15 | カートリッジフィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11114382A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008126097A (ja) * | 2006-11-16 | 2008-06-05 | Nitto Denko Corp | フィルタユニットおよびその製造方法ならびにフィルタ濾材 |
JP2008238003A (ja) * | 2007-03-26 | 2008-10-09 | Kurabo Ind Ltd | カートリッジフィルタ及びそれを用いた濾過装置 |
-
1997
- 1997-10-15 JP JP9281924A patent/JPH11114382A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008126097A (ja) * | 2006-11-16 | 2008-06-05 | Nitto Denko Corp | フィルタユニットおよびその製造方法ならびにフィルタ濾材 |
JP4699340B2 (ja) * | 2006-11-16 | 2011-06-08 | 日東電工株式会社 | フィルタユニット |
JP2008238003A (ja) * | 2007-03-26 | 2008-10-09 | Kurabo Ind Ltd | カートリッジフィルタ及びそれを用いた濾過装置 |
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Legal Events
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A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
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