JP4699340B2 - フィルタユニット - Google Patents

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Description

本発明は、フィルタユニットに関し、詳しくは、バグフィルタ、掃除機、空気清浄機等に用いられるフィルタユニットに関する。本発明はまた、当該フィルタユニットに使用するフィルタ濾材、および当該フィルタユニットの製造方法に関する。
従来より、バグフィルタ、掃除機、空気清浄機等に用いられるフィルタユニットは、谷折と山折とが繰り返された形状(連続したW字形状)にプリーツ加工された、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)多孔質膜を含むフィルタ濾材が、ホットメルト、接着剤などで接着されて、またはインサート成形によって、不織布、樹脂または金属製の枠などに収納された構造を有している(例えば、特許文献1および2参照)。
このようなフィルタユニットにおいては、フィルタ濾材に集塵したごみ等を、下流側から叩く・引っかく(並んだプリーツ山を順に弾く)等により衝撃を与え、濾材より剥離させて除塵するということが行われている。しかし、フィルタ濾材は、下流側の折部(谷部)がV字形状(特に鋭角)に折れ曲っているために、集塵されたごみなどが谷部に挟まれ、押し固められてごみが落ちにくいという問題を有していた。ごみが落ちないと、圧力損失が上昇し、フィルタを搭載する設備の機能などの低下へ繋がる。また、フィルタ濾材は除塵時の衝撃に耐える必要があり、従来のフィルタ濾材では、長期間にわたって衝撃を受けた場合に、変形したり、摩耗するという問題を有していた。
これらの問題に対し、特許文献2には、除塵性および除塵時の耐衝撃性を向上させたフィルタユニットとして、フィルタ濾材のプリーツ形状の谷部に平面部を設け、当該平面部を樹脂で覆ったフィルタユニットが開示されている。
特開2005−279503号公報 特開2005−279505号公報
しかし特許文献2に記載のフィルタユニットは、その量産にあたり、フィルタ濾材に、谷部に平面部を設けたプリーツ加工を施すには、特殊なプリーツ加工機を設計して導入する必要がある。また、谷部が平面部を有するような特殊な形状を設けるには、まず、フィルタ濾材にはっきりと折り目をつける必要があり、製造時に折り目にダメージが発生して歩留まりが低下するおそれがある。このため、特許文献2に記載のフィルタユニットは、工業生産には適するものではなかった。
そこで本発明は、集塵を目的とし、プリーツ加工されたフィルタ濾材を有するフィルタユニットにおいて、ごみの除塵性に優れ、除塵のための衝撃に対して耐久性があり、かつ工業生産に適したフィルタユニットを提供することを目的とする。本発明はまた、当該フィルタユニットに使用するフィルタ濾材、および当該フィルタユニットの製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、山部および谷部を有するようにプリーツ加工された、PTFE多孔質膜に通気性支持材を積層したフィルタ濾材、および前記フィルタ濾材を支持する枠体を有するフィルタユニットであって、前記谷部の稜線に直交する断面において、前記谷部の先端部が丸みを帯びた形状を有し、前記谷部の先端部の外側の表面が、谷部の稜線方向に沿ってフィルタ濾材の一方の端部から他方の端部まで樹脂で覆われて、当該谷部の先端部を覆う樹脂が枠体と接続しており、前記PTFE多孔質膜が積層されている面が、気体の流れの上流側に露出して配置され、前記谷部の先端部の外側の表面が、気体の流れの下流側にあるフィルタユニットを提供する。
本発明のフィルタユニットは、フィルタ濾材のプリーツ形状の谷部において、谷部の稜線に直交する断面を見た場合に、谷部の先端部が、丸みを帯びることによって幅が広くなった形状を有しているために、除塵性に優れる。また、当該形状は、谷部に折り目を有していないため、製造時にフィルタ濾材に上記のダメージを与えるおそれがない。また、フィルタ濾材の谷部の外側の表面が樹脂で覆われているために、除塵のための衝撃に対し、高い耐衝撃性および耐摩耗性を有する。そして、従来のインサート成形による製造方法に対し、金型を変更するだけで製造することが可能であり、工業生産に適する。
本発明に用いられるフィルタ濾材は、PTFE多孔質膜を含むものであり、公知のPTFE多孔質膜を含むフィルタ濾材およびそれと同等以上のフィルタ特性を有するものを、フィルタユニットの用途に合わせて適宜選択して使用すればよい。
PTFE多孔質膜を含むフィルタ濾材の具体例としては、PTFE多孔質膜に通気性支持材を積層したものが挙げられる。通気性支持材としては、例えば、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、レーヨン等の単一材料またはこれらの複合繊維等の、不織布、メッシュ(網目状ネット)、多孔質膜等を用いることができる。PTFE多孔質膜に通気性支持材を積層した濾材では、PTFE多孔質膜の捕集効率および除塵性を発揮させるために、PTFE多孔質膜を最表面に配置(すなわち表面に露出させて配置)し、PTFE多孔質膜が積層されている面を、気体の流れの上流側に使用することが好ましい(すなわち、PTFE多孔質膜を最上流側に配置することが好ましい)。
本発明において、フィルタ濾材は、山部および谷部を有するようにプリーツ加工が施されたものである。そして、フィルタ濾材は、谷部の先端部が丸みを帯びることによってその幅が広くなった形状を有する、プリーツ形状を有していることが本発明の特徴の一つである。本発明において、山部および谷部とは、それぞれ、フィルタ濾材の上流側および下流側の折部のことをいい、フィルタ濾材の上流側および下流側とは、それぞれ、本発明のフィルタユニットの使用態様に照らして、空気等の気体の流れに対しての上流側および下流側を意味する。
本発明では、谷部の稜線に直交する断面において、谷部の先端部が丸みを帯びた形状を有している。従って、当該断面での谷部の形状は、例えば、図1に示すような、略U字形状(2本の縦方向の線が、プリーツの開き角度に応じて上部が広がるように傾いており、それらが丸みを帯びた曲線(好ましくは円弧)により接続された形状)となる。本発明において、谷部の稜線に直交する断面を見た場合に、谷部の先端部の曲率半径は、谷部の内側(上流側)の表面の最も曲率半径が小さい点において(すなわち、谷部の先端部の曲率が最も大きい点における、その曲率の逆数が)、0.5〜10mmであることが好ましく、1〜3mmであることがより好ましい。0.5mmよりも小さいと、谷部の先端部の幅が十分に広くならず、除塵性の向上効果が小さくなる。10mmよりも大きいと、製造時に谷部の先端部の形状を安定させることが難しくなる。従来の多くのフィルタユニットでは、プリーツ加工されたフィルタ濾材の谷部は、V字状の断面形状を有しているため、集塵したごみが、押し固められた状態でV字形状の先端部に挟まって、除塵性が悪いものであった。しかし、本発明のフィルタユニットにおける上記形状は、谷部は、その先端部が丸みを帯びており、略U字状の断面形状をしているため、ごみが挟まりにくく、除塵性に極めて優れるものである。また、特許文献2に記載のフィルタ濾材の平面部を有する谷部においては、折り目をはっきりとつけて製造する必要があることから、製造時に折り目部においてフィルタ濾材にダメージが発生するおそれがあったが、本発明においては、谷部の先端部は、丸みを帯びており、はっきりとした折り目をつける必要がなく、このようなダメージが発生するおそれがない。
フィルタ濾材の、上記の谷部の形状以外のプリーツ形状については特に限定はなく、フィルタユニットの用途に応じて適宜設計すればよい。例えば、図2(a)に示すような、谷部のみの先端部が丸みを帯びた形状であってもよく、図2(b)に示すような、山部の先端部も丸みを帯びた形状であってもよい。また、プリーツ形状の山高さとしては、10〜50mmが好ましく、10〜20mmがより好ましい。プリーツの開き角度としては、10〜100度が好ましく、30〜70度がより好ましい。なお、プリーツの開き角度は、プリーツの谷部の断面形状はU字形状をしているが、U字の2本の縦方向の線を延長し、これらの線が交わる角度から求めればよい。
また、前記フィルタ濾材の谷部の先端部の外側(下流側)の表面の少なくとも一部が樹脂で覆われていることが、本発明のもう一つの特徴である。谷部の先端部の外側の表面が樹脂で覆われることにより、フィルタ濾材の谷部の形状安定性、耐衝撃性および耐摩耗性が著しく向上する。また、耐衝撃性が向上すると、除塵の際、従来よりも強い衝撃を与えることができるために、除塵性能をより向上できる。
樹脂で覆われる谷部の先端部の外側の表面の範囲については、除塵のために衝撃を与える部位を含む範囲であって、かつ谷部の先端部の丸みを帯びた形状を樹脂により保持できる範囲であればよく、フィルタ濾材の通気性(通気面積の確保)を考慮して、適宜範囲を決定すればよい。谷部の先端部の形態安定性の観点からは、谷部の先端部が樹脂で覆われ、さらに谷部の先端部の少し上方の部分まで樹脂で覆われているのがよい。また、谷部の稜線方向に沿って、フィルタ濾材の一方の端部から他方の端部まで谷部の先端部が樹脂で覆われることにより、当該谷部の先端部を覆う樹脂が枠体と接続していることが好ましい。当該好ましい態様では、谷部の先端部を覆う樹脂が枠体に接続しているため、フィルタ濾材の谷部の形状安定性により優れる。また、耐衝撃性にもより優れる。さらに、連続して並ぶ谷部を引っかくようにして衝撃を与えるだけで、効率よく除塵することができる。
前記谷部の先端部を覆う樹脂の例としては、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリカーボネート樹脂等が挙げられ、枠体が樹脂製であった場合には、インサート成形により谷部の先端部を覆う樹脂部と枠体とを同時に形成できることから、枠体と同種の樹脂であることが好ましい。
枠体の形状は、公知の通常のフィルタユニットに適用される形状と同様のものでよい。枠体の材質としては、不織布、樹脂、紙、金属などが挙げられ、本発明のフィルタユニットの製造方法にはインサート成形が適していることから、樹脂が好ましく、樹脂の具体例としては、ABS樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリカーボネート樹脂等が挙げられる。
以下、添付の図を参照しながら本発明のフィルタユニットの構成例について説明する。図3は本発明のフィルタユニットが四角枠のフィルタタイプである場合の例について、下流側を見た斜視図である。縦横同寸法に裁断され、プリーツ形状を有するフィルタ濾材1の外周に枠体2が取り付けられ、枠体2はフィルタ濾材1を支持している。谷部3の稜線方向に沿ってフィルタ濾材1の一方の端部から他方の端部まで、フィルタ濾材の谷部3の先端部が樹脂7で覆われており、樹脂7は、谷部3の両端において枠体2と接続している。谷部3の稜線に直交する断面を見た場合には、谷部3の先端部は、丸みを帯びた形状を有している。一方で、図4は、当該フィルタユニットの上流側を見た斜視図である。フィルタ濾材の山部4はV字状の断面形状を有しており、樹脂に覆われてはいない。
図5は、本発明のフィルタユニットが円形フィルタタイプである場合の例について、下流側から見た図である。プリーツ形状を有し、中央に穴の開いた円形のフィルタ濾材1が、フィルタ濾材1の内側および外側に位置する枠体2により支持されており、フィルタ濾材1の一方の端部から他方の端部まで、その稜線方向に沿って先端部が樹脂7で覆われたプリーツ形状の谷部3が、放射線状に延在している。谷部3の先端部を覆う樹脂7は、フィルタ濾材1の内側および外側にある枠体と接続している。谷部3の稜線に直交する断面を見た場合には、谷部3の先端部は、丸みを帯びた形状を有している。中央の開口部5は、掃除機等の円筒状の突起に挿入してフィルタユニットを固定するために設けられている。
図6は、本発明のフィルタユニットがバグフィルタタイプである場合の例である。プリーツ形状を有するフィルタ濾材1が、円筒状に丸められており、円筒の上面および底面に枠体2が設けられ、フィルタ濾材1を支持している。上面の枠体2の開口部6より、空気が入り込むために、円筒状のフィルタの外側に露出している方の表面が下流側となる。フィルタ濾材の谷部3の先端部は、谷部3の稜線方向に沿ってフィルタ濾材1の一方の端部から他方の端部まで樹脂7で覆われており、樹脂7は円筒の上面および底面にある枠体2と接続している。谷部3の稜線に直交する断面を見た場合には、谷部3の先端部は、丸みを帯びた形状を有している。
本発明のフィルタユニットは、例えば、PTFE多孔質膜を含み、山部および谷部を有するようにプリーツ加工されたフィルタ濾材、および前記フィルタ濾材を支持する枠体を有するフィルタユニットの製造方法であって、フィルタ濾材を装填した際に、フィルタ濾材の谷部の先端部が、前記谷部の稜線に直交する断面において丸みを帯びた形状となるように固定される形状を有し、かつフィルタ濾材の前記谷部の先端部の外側の表面の少なくとも一部に樹脂の流路を有する金型を用いてインサート成形することを含む方法により製造することができる。
具体的には、まずフィルタ濾材を、山部および谷部を有するようにプリーツ加工する工程を行う。当該工程は、公知方法に準じて行うことができ、レシプロ式、ロータリー式のいずれの方法も採用することができる。ここで、山折と谷折とが繰り返されるが、谷部となる折り目については、はっきりと折り目をつけなくてもよい。
フィルタ濾材が、フィルタ濾材を巻き取ったロール形態であった場合には、フィルタ濾材を適切なサイズに裁断する必要があるが、プリーツ加工前に、裁断を容易にするためのミシン目を設ける工程を設けたり、プリーツ加工後に、フィルタ濾材を適切な大きさに裁断する工程を設けるとよい。
次に、上記の特殊な金型を用いて、インサート成形を行う。上記金型は、フィルタ濾材を装填した際にフィルタ濾材の谷部の先端部が、上記断面において丸みを帯びた形状となるよう(谷部の上記断面での形状がU字形状になるよう)、プリーツ山のピッチに対応し、かつ先端部が丸みを帯びた凸部群を有する金型片Aと、金型片Aの凸部群を収容でき、かつ凸部の高さよりも深さの大きい凹部形状とすることによって樹脂の流路が設けられている凹部群を有する金型片Bと、からなる。ここで凹部において、凸部の高さよりも深さの大きい部分は、凹部の一部のみであってもよい。
図7に、上記金型片Aおよび金型片Bにプリーツ加工されたフィルタ濾材を装填した際の様子を示す。金型片A12の凸部群が、フィルタ濾材11のプリーツ山のピッチに対応して並んでおり、フィルタ濾材11の谷部が金型片A12の凸部群に当接し、フィルタ濾材11の谷部の先端部が、丸みを帯びて固定されている。また、金型片B13の凹部の深さが、金型片A12の凸部の高さよりも大きいために、フィルタ濾材11の谷部の先端部の外側に、樹脂の流路14が形成されている。ここへ樹脂を注入すると、樹脂がフィルタ濾材の谷部の先端部の外側の表面を覆い、フィルタ濾材の谷部の先端部が、丸みを帯びた形状で固定されることになる。
インサート成形工程では、フィルタ濾材を装填した金型内に溶融樹脂を注入し、樹脂を冷却してフィルタ濾材と樹脂とを一体化させる。インサート成形の具体的な条件については、射出する樹脂の種類および射出量を考慮し、公知方法の条件に準じて適宜決定すればよい。
また、フィルタユニットには、枠体が設けられるが、インサート成形の後、ホットメルト、接着剤などで枠体をフィルタ濾材に接着する工程を実施してフィルタ濾材に枠体を取り付けてもよいし、上記金型に枠体用の樹脂の流路を設けて、インサート成形時にフィルタ濾材と一体化した枠体を形成してもよい。
本発明のフィルタユニットがバグフィルタであった場合には、フィルタ濾材をプリーツ加工する工程、インサート成形する工程、および枠体をフィルタ濾材に接着する工程を実施する製造方法が適している。本発明のフィルタユニットが、枠体とフィルタ濾材が一体化したフィルタであった場合には、枠体用の樹脂の流路を有する金型を用い、フィルタ濾材をプリーツ加工する工程およびインサート成形する工程を実施する製造方法が適している。インサート成形時に枠体を形成する場合には、当該方法は、従来方法に特殊な金型を適用するだけで、本発明のフィルタユニットを製造することができ、追加の工程が不要であるため、工業的な実施が容易である。
本発明のフィルタユニットは、除塵性、除塵のための衝撃に対する耐久性に優れるものであり、掃除機用フィルタユニット、空気清浄機ユニット、バグフィルタなどの集塵用フィルタユニットとして公知方法に準じて好適に使用することができる。
以下、実施例および比較例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に制限されるものではない。
実施例1
PTFE多孔質膜、接着層(ポリエチレンテレフタレート/ポリエチレン芯鞘型複合繊維の不織布)および通気性支持材(ポリエチレンテレフタレートサーマルボンド不織布)からなり、PTFE多孔質膜が最上流側に配置されているフィルタ濾材を、幅150mm、山高さ20mm、開き角度54度でひだ状にプリーツ加工した。図7に示したような金型を用い、フィルタ濾材の谷部の先端部の曲率半径(谷部の稜線に直交する断面での、谷部の内側の表面における最小値、以下の実施例および比較例において同じ)が3mmとなるように、フィルタ濾材の谷部の先端部の外側の表面および枠体部分に樹脂を流し込んでインサート成形を行い、フィルタ濾材のプリーツの開き角度が54度、谷部の丸みの先端部の曲率半径が3mmであり、フィルタ濾材の谷部の先端部の外側の表面が樹脂で覆われた150mm×150mm×15山の、図3および図4に示すタイプのフィルタユニットを得た。
実施例2
実施例1で用いたのと同じフィルタ濾材を、幅150mm、山高さ20mm、開き角度54度でひだ状にプリーツ加工した。図7に示したような金型を用い、フィルタ濾材の谷部の先端部の曲率半径が8mmとなるように、フィルタ濾材の谷部の先端部の外側の表面および枠体部分に樹脂を流し込んでインサート成形を行い、フィルタ濾材のプリーツの開き角度が54度、谷部の丸みの先端部の曲率半径が8mmであり、フィルタ濾材の谷部の先端部の外側の表面が樹脂で覆われた150mm×150mm×15山の、図3および図4に示すタイプのフィルタユニットを得た。
実施例3
実施例1で用いたのと同じフィルタ濾材を、幅150mm、山高さ20mm、開き角度74度でひだ状にプリーツ加工した。図7に示したような金型を用い、フィルタ濾材の谷部の先端部の曲率半径が3mmとなるように、フィルタ濾材の谷部の先端部の外側の表面および枠体部分に樹脂を流し込んでインサート成形を行い、フィルタ濾材のプリーツの開き角度が74度、谷部の丸みの先端部の曲率半径が3mmであり、フィルタ濾材の谷部の先端部の外側の表面が樹脂で覆われた150mm×150mm×15山の、図3および図4に示すタイプのフィルタユニットを得た。
比較例1
実施例1で用いたのと同じフィルタ濾材を、幅150mm、山高さ20mm、開き角度74度でひだ状にプリーツ加工した。通常の金型(谷部がV字形状、フィルタ濾材の谷部の先端部の外側の表面に樹脂の流路なし)を用い、枠体部分に樹脂を流し込んでインサート成形を行い、フィルタ濾材のプリーツの開き角度が54度、谷部の先端部が通常のV字形状であり、フィルタ濾材の谷部の先端部の外側の表面が樹脂で覆われていない150mm×150mm×15山の、四角枠のフィルタタイプのフィルタユニットを得た。
比較例2
ポリプロピレンメルトブローン不織布を、幅150mm、山高さ20mm、開き角度54度でひだ状にプリーツ加工した。図7に示したような金型を用い、フィルタ濾材の谷部の先端部の最曲率半径が3mmとなるように、フィルタ濾材の谷部の先端部の外側の表面および枠体部分に樹脂を流し込んでインサート成形を行い、フィルタ濾材のプリーツの開き角度が54度、谷部の丸みの先端部の曲率半径が3mmであり、フィルタ濾材の谷部の先端部の外側の表面が樹脂で覆われた150mm×150mm×15山のフィルタユニットを得た。
実施例および比較例で得られたフィルタユニットについて、下記の条件で圧力損失を測定しながら塵離れ試験を行った。圧力損失の結果を表1に、塵離れ試験の結果を表2に示す。
(試験条件)
塵離れ試験機に実施例および比較例で得られたフィルタユニットを設置し、1.5m3/分で関東ローム8種を約5g負荷させる。負荷後、上流側の面を下に向けて、高さ30cmから3回落下させ、それを10回繰り返す。そのときの塵離れ量と圧力損失を測定する。なお、ここで塵離れ量は、負荷後のフィルタ重量とフィルタユニットを3回落下させた後の重量との差であり、10回の平均値とする。
Figure 0004699340
Figure 0004699340
上記の結果より、比較例のフィルタユニットよりも、各実施例のフィルタユニットの方が塵離れ量が多く、除塵性に優れていることがわかる。また、実施例のフィルタユニットは、フィルタ濾材谷部の先端部が樹脂で覆われているため、除塵時に衝撃を受ける谷部の耐久性に優れる。さらに、実施例のフィルタユニットは、従来の製造方法に特殊な金型を適用するのみで、容易に製造することができた。
本発明のフィルタユニットは、掃除機用フィルタユニット、空気清浄機ユニット、バグフィルタ等の集塵用フィルタユニットとして好適に使用できる。
本発明のフィルタユニットのフィルタ濾材の、谷部の稜線に直交する断面においての、プリーツ形状の谷部の先端部の形状の例を示す断面図である。 本発明のフィルタユニットのフィルタ濾材のプリーツ形状を示す断面図である。 本発明のフィルタユニットが四角枠のフィルタタイプである場合の例において、下流側を見た斜視図である。 本発明のフィルタユニットが四角枠のフィルタタイプである場合の例において、上流側を見た斜視図である。 本発明のフィルタユニットが円形フィルタタイプである場合の例において、下流側を見た斜視図である。 本発明のフィルタユニットが、バグフィルタタイプである場合の例の斜視図である。 本発明の製造方法に用いられる金型の一例に、フィルタ濾材を装填した場合の金型の断面図である。
符号の説明
1 フィルタ濾材
2 枠体
3 フィルタ濾材の谷部
4 フィルタ濾材の山部
5 開口部
6 開口部
7 樹脂
11 フィルタ濾材
12 金型片A
13 金型片B
14 樹脂の流路

Claims (2)

  1. 山部および谷部を有するようにプリーツ加工された、ポリテトラフルオロエチレン多孔質膜に通気性支持材を積層したフィルタ濾材、および前記フィルタ濾材を支持する枠体を有するフィルタユニットであって、
    前記谷部の稜線に直交する断面において、前記谷部の先端部が丸みを帯びた形状を有し、
    前記谷部の先端部の外側の表面が、谷部の稜線方向に沿ってフィルタ濾材の一方の端部から他方の端部まで樹脂で覆われて、当該谷部の先端部を覆う樹脂が枠体と接続しており、
    前記ポリテトラフルオロエチレン多孔質膜が積層されている面が、気体の流れの上流側に露出して配置され、前記谷部の先端部の外側の表面が、気体の流れの下流側にあるフィルタユニット。
  2. 前記断面において、前記谷部の先端部の曲率半径が、前記谷部の内側の表面の最も曲率半径が小さい点において、1〜10mmである請求項1に記載のフィルタユニット
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