JP2003047809A - フィルターエレメント - Google Patents

フィルターエレメント

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JP2003047809A
JP2003047809A JP2001234287A JP2001234287A JP2003047809A JP 2003047809 A JP2003047809 A JP 2003047809A JP 2001234287 A JP2001234287 A JP 2001234287A JP 2001234287 A JP2001234287 A JP 2001234287A JP 2003047809 A JP2003047809 A JP 2003047809A
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filtration medium
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Atsushi Sakamoto
厚志 坂本
Naoyuki Kataoka
尚幸 片岡
Hajime Hiranaga
一 平永
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 濾過流体中の粒子状物質とゲル状物質を効果
的に捕捉し、長期間に亘って使用することができる、フ
ィルターエレメントを提供する。 【解決手段】 マイクロ濾過とウルトラ濾過とナノ濾過
のうちの少なくとも一つの濾過作用に適した、第1の濾
過媒体Aと、ゲル状物質や粒子状物質を濾過流体から分
離するための第2の濾過媒体Bと、流路材又はサポート
材に適した流体透過性材料で構成されたシート状部材C
とを重ね合わせ、更に、シート状部材Cの上に、濾過孔
径aを有する第2の濾過媒体Ba、シート状部材C、濾
過孔径bを有する第2の濾過媒体Bbを重ね合わせて構
成することができる。第2の濾過媒体Ba、Bbと、こ
れらの濾過媒体Ba、Bbの間に配置されたシート状部
材Cとは、プレ濾過層を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、濾過流体からゲル状物
質を効果的に除去すると共に、フィルターの濾過寿命を
増大させることができる、フィルターエレメントに関す
るものである。更に詳細に述べれば、半導体製造工程に
おいて生じるレジスト等の濾過流体から不純物を濾過す
るのに適したフィルターエレメントに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、技術の高度化及び複雑化に伴い、
濾過流体中から濾過すべき粒子状物質の粒子径が微細化
し、粒子状物質を濾過するためのフィルター技術は、マ
イクロ濾過、ウルトラ濾過、ナノ濾過等と呼称される高
精度濾過技術として発達した。微細な粒子状物質を捕捉
するためには、捕捉すべき粒子状物質の粒子径を考慮し
て決定された、極微細なフィルターマトリックスを有す
る濾過媒体が使用される。
【0003】他方において、濾過流体中にコロイド状の
物質である、所謂、ゲル状物質が包含される場合があ
る。例えば、半導体製造装置においてウエハを洗浄した
後の洗浄液には粒子状物質の他にゲル状物質が含まれ
る。このような濾過流体を高精度濾過用の濾過媒体で濾
過すると、ゲル状物質は濾過媒体を通過することなく濾
過媒体の表面に付着し、濾過媒体の開口を閉塞する。こ
の結果、濾過媒体の有効な濾過面積が急速に減少し、フ
ィルターの使用可能期間を極端に短縮させることにな
る。濾過媒体の濾過面積を増大させ、フィルターの使用
期間を延長させるため、濾過媒体を襞状に折り曲げて一
方向に傾斜させ、隣り合う襞同士を重ね合わせて構成さ
れた、所謂、レイドオーバー型のプリーツフィルターが
提供されている。しかし、濾過流体中にゲル状物質が含
まれる場合には、このようなプリーツフィルターにおい
ても短期間に目詰りを生じる。
【0004】このような不具合を解消するため、濾過流
体からゲル状物質を除去するため機能を備えた積層プリ
ーツフィルターが提案されている。例えば、特開平11
-319427号公報に開示された積層プリーツフィル
ターは、通常の濾過フィルターの役割をする内層のプリ
ーツフィルターの外周部に、主としてゲル状物質を除去
する外層のプリーツフィルターを重ね合わせて積層し、
外層のプリーツフィルターは、圧力損失が0.3MPa
(0.3kg/cm2)以下で、かつ、プリーツの谷部
斜面にゲル状物質を除去するための起毛若しくは繊毛部
を有する。ゲル状物質は物理的な力を受けると容易に分
割されるので、分割された小容積のゲル状物質は、一時
的に形状を変えて濾過媒体を通過する場合がある。この
ため、上記積層プリーツフィルターにおいては、圧力損
失を0.3MPa(0.3kg/cm2)以下とし、ゲ
ル状物質が分割されて濾過媒体を通過することを防止す
る。更に、上記積層プリーツフィルターは圧力損失を比
較的低めに設定したため、濾過媒体に一旦は付着したゲ
ル状物質が、濾過流体の流れ方向の変化等の原因によっ
て濾過媒体から遊離し、濾過流体中を浮遊する虞があ
る。そこで、プリーツの谷部斜面に起毛若しくは繊毛部
を形成し、これらの起毛や繊毛部によってゲル状物質を
物理的に係止し、ゲル状物質が濾過媒体から遊離するこ
とを防止する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
積層プリーツフィルターは比較的低い差圧で使用される
から、粒子状物質の濾過層の濾過寿命を十分に高めるこ
とができない。例えば、ゲル状物質を捕捉する外層のプ
リーツフィルターを多層化しても、ゲル状物質の大きさ
に応じて捕捉された層が、上流側から下流側に向かって
層の厚みの途中に形成されるので、結局は、一層のプリ
ーツフィルターにしたことと実質的に同じになるから、
フィルター全体の寿命はこれに支配されることになる。
従って、ゲル状物質の濾過層と粒子状物質の濾過層の濾
過寿命のバランスが、依然として十分に良好とは言え
ず、フィルターの全ての濾過層が目詰まりに到るまでの
濾過寿命を、十分に長くすることができるフィルターを
提供することができるまでには到っていない。更に、積
層プリーツフィルターの各プリーツを一方向に傾けて、
隣り合うプリーツを互いに重ね合わせ、折り畳んだ状態
で使用する場合には、プリーツの谷部斜面に形成された
起毛や繊毛がプリーツの谷部に挟み込まれて傾き、この
結果、十分に起毛しない虞がある。
【0006】そこで、本発明の目的は、高い差圧で使用
することができ、且つ、ゲル濾過層の有効面積を限られ
た空間の中で飛躍的に増大させることができる、フィル
ターエレメントであって、濾過流体中の粒子状物質とゲ
ル状物質を効果的に捕捉することを可能にすると共に、
全ての濾過層が閉塞するまで、長期間に亘って使用する
ことができる、フィルターエレメントを提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のフィルターエレ
メントは、マイクロ濾過とウルトラ濾過とナノ濾過のう
ちの少なくとも一つの濾過作用に適した第1の濾過媒体
と、ゲル状物質や粒子状物質を濾過流体から分離するた
めの第2の濾過媒体と、流路材又はサポート材に適した
流体透過性材料で構成されたシート状部材とを有し、第
2の濾過媒体は第1の濾過媒体の上流側に配置され、シ
ート状部材は、第2の濾過媒体が第1の濾過媒体とシー
ト状部材の間に挟まれるように、第2の濾過媒体の上流
側に配置され、第1の濾過媒体と第2の濾過媒体とシー
ト状部材は重ね合わされた状態でプリーツ状に折り畳ま
れていることを特徴とする。
【0008】本発明のフィルターエレメントは、上述の
ように、内周部に絶対定格の除去性能を有する第1の濾
過媒体を配置し、第1の濾過媒体の上流側にゲル状物質
又は比較的形状の大きな粒子状物質を除去するための第
2の濾過媒体を配置し、更に、第2の濾過媒体の上流側
に、流路材としてのシート状部材を配置し、これら三つ
の構成要素を一体としてプリーツ状に折り畳むことによ
って構成される。このような構成を採ることにより、隣
り合うプリーツの間にシート状材料が介在するから、シ
ート状材料がプリーツ同士の密着を防止すると共に、濾
過流体は流路材としてのシート状材料を通過する際に、
濾過媒体の表面に対して広く分散する。
【0009】第1の濾過媒体をPTFE製の微多孔膜で
構成し、第2の濾過媒体をフッ素樹脂製不織布で構成
し、シート状部材をPFA製の粗メッシュ流路保持材で
構成することにより、フィルター寿命を大幅に延長する
ことができる。
【0010】なお、シート状部材は網状材料や織物材料
によって構成することができる。また、フィルターエレ
メントは、その設置スペースを小さくするため、全体と
して筒状の形態を有することが有利である。更に、筒状
の形態を有する前記フィルターエレメントは、フィルタ
ーエレメントの中央部に配置された筒状の芯材によって
支持され、フィルターエレメントのプリーツの外側縁部
までの直径に対するフィルターエレメントの内径の比
は、1.8よりも大きい値であることが好ましい。更
に、一般に、懸濁粒子は負の電荷を有するように帯電し
ているため、第2の濾過媒体は静電気による吸着を行う
ように正の電荷を有するように荷電されていると有利で
ある。もっとも、吸着すべき懸濁粒子が正に帯電してい
る場合には、第2の濾過媒体は負に荷電されるべきであ
る。
【0011】また、本発明のフィルターエレメントは、
マイクロ濾過とウルトラ濾過とナノ濾過のうちの少なく
とも一つの濾過作用に適した第1の濾過媒体と、ゲル状
物質や粒子状物質を濾過流体から分離するための第2の
濾過媒体と、濾過流体からゲル状物質や粒子状物質を濾
過するための少なくとも一つの濾過媒体を有するプレ濾
過層と前記プレ濾過層の各濾過媒体を支持して実質的に
ゲル状物質を捕捉せずに濾過流体の流路を確保する流路
材とを有し、第2の濾過媒体は第1の濾過媒体の上流側
に配置され、プレ濾過層は、第2の濾過媒体が第1の濾
過媒体とプレ濾過層の間に挟まれるように、第2の濾過
媒体の上流側に配置され、プレ濾過層は濾過流体からゲ
ル状物質や粒子状物質を濾過するための第3の濾過媒体
を有し、前記流路材は、前記プレ濾過層の各濾過媒体の
間及び前記プレ濾過層と前記第2の濾過媒体との間にそ
れぞれ配置され、第3の濾過媒体は、濾過流体を第2の
濾過媒体に分散させるために、少なくとも一つの開口を
有するように構成することができる。
【0012】かかる構成のフィルターエレメントによれ
ば、第3の濾過媒体に形成された開口によって濾過流体
の分散化が促進されゲル濾過層の濾過面積が飛躍的に増
大するから、ゲル状物質や粒子状物質の捕捉性能が向上
すると共に、フィルター寿命は更に延長する。
【0013】第1の濾過媒体をPTFE微多孔膜で構成
し、第2の濾過媒体と第3の濾過媒体をフッ素樹脂製不
織布で構成し、流路材をPFA製異型流路保持材で構成
することにより、フィルター寿命を大幅に延長すること
ができる。
【0014】以上のような構成のフィルターエレメント
によれば、濾過媒体を通過する濾過流体の濾過流速は濾
過媒体全体に亘って均等化されるから、フィルターエレ
メントの濾過寿命を飛躍的に向上させることができる。
【0015】なお、第2の濾過媒体と第3の濾過媒体は
フィルターエレメントに着脱可能に取り付けられている
と有利である。これらの濾過媒体を交換することによっ
て、フィルターエレメントの再利用が可能になるからで
ある。
【0016】また、上述のフィルターエレメントは、そ
の設置スペースを小さくするため、全体として円筒状の
形態を有することが好ましい。更に、第2の濾過媒体と
第3の濾過媒体は正又は負の電荷を有するように荷電さ
れることにより、その反対の電荷を有するように帯電し
た懸濁粒子を吸着するから、ゲル状物質の除去に有利で
ある。
【0017】また、第3の濾過媒体に形成された開口の
平均直径は0.5mm以上であることが好ましい。更
に、第2の濾過媒体と第3の濾過媒体の厚さは0.8m
m以上であることが有利である。
【0018】そして、第2の濾過媒体と第3の濾過媒体
の濾過孔径を、それぞれ、上流側から下流側まで次第に
小さくなるようにテーパ状に構成すれば、より高い差圧
をかけて濾過を行うことができる。
【0019】また、フィルターエレメントのプレ濾過層
は複数のプレ濾過媒体を有し、複数のプレ濾過媒体は第
2の濾過媒体の上流側に配置され、複数のプレ濾過媒体
は、それぞれのプレ濾過媒体の第3の濾過媒体に開口を
有し、プレ濾過媒体の開口は互いに重なり合わないよう
に配置することが好ましい。
【0020】なお、第2の濾過媒体が懸濁粒子を静電気
によって吸着するように荷電されていると、ゲル状物質
の除去効率が向上することになる。以下、本発明の実施
例を比較例と比較しつつ説明する。
【0021】
【実施例】図1は、筒状の形態を有するフィルターエレ
メント1を円筒形状のケージ2内に収容した状態の斜視
図である。フィルターエレメント1は複数の襞1aを有
するプリーツ型フィルターエレメントであり、フィルタ
ーエレメント1は合成樹脂製のコア部材3の周囲に固定
されている。コア部材3には複数の開口3aが形成さ
れ、濾過流体が開口3aを介してコア部材3の内部に流
入し、或いは、濾過流体が開口3aを介してコア部材3
の外部に流出することができるように構成されている。
ケージ2の上下端は蓋部材2a、2bで密封されてい
る。ケージ2と蓋部材2a、2bとコア部材3とは、公
知のものである。ケージ2の周面には、複数の開口2c
が形成され、濾過流体が開口2cを介してケージ2の内
部に流入し、或いは、ケージ2の外部に流出することが
できるように構成されている。
【0022】フィルターエレメント1を収容したケージ
2は、図2又は図3に示すように、ケージ4の内部に配
置され、ゲル状物質や粒子状物質を濾過するゲル濾過用
フィルターエレメントはケージ4に対して同心状に配置
される。ケージ4は、全体として、中空の円筒体形状を
有し、ケージ4の周面には大きな開口4aが複数形成さ
れている。ゲル濾過用フィルターエレメントは、ケージ
4に配置されている。ゲル濾過用フィルターエレメント
は、同図に示すように、複数の彎曲部を有する星形の断
面形状を有し、中間コア部材2mとケージ4の間に位置
して、ゲル状物質を主に捕捉し、ゲル状物質や粒子状物
質を濾過する。
【0023】中間コア部材2mとケージ4は、フッ素樹
脂等の合成樹脂材料や耐腐食性の金属材料等の適当な材
料で構成される。また、濾過流体は、ケージ4の開口4
aと、ゲル濾過用フィルターエレメント5と、中間コア
部材2mの開口2cとを通って、粒子捕捉用フィルター
エレメント1pに達し、フィルターエレメント1で濾過
された後、コア部材3の開口3aからコア部材3の中央
室3bに流出するように構成することができる。これと
は反対に、ゲル濾過用フィルターエレメントと粒子捕捉
用フィルターエレメントの配置を逆向きにして、即ち濾
過流体の流れに対しては同じになるように入替えて、濾
過流体を、コア部材3の中央室3bから、コア部材3の
開口3aを通ってケージ4内に流出するように構成する
こともできる。
【0024】本発明の図1におけるフィルターエレメン
ト1の一実施例は、図4に示すように、マイクロ濾過と
ウルトラ濾過とナノ濾過のうちの少なくとも一つの濾過
作用に適した、第1の濾過媒体Aと、ゲル状物質や粒子
状物質を濾過流体から分離するための第2の濾過媒体B
と、流路材又はサポート材に適した流体透過性材料で構
成されたシート状部材Cとを有する。第2の濾過媒体B
は、第1の濾過媒体Aの上流側に配置される。シート状
部材Cは、第2の濾過媒体Bが第1の濾過媒体Aとシー
ト状部材Cの間に挟まれるように、第2の濾過媒体Bの
上流側に配置される。図2において粒子捕捉用フィルタ
ーエレメント1pは、濾過媒体Aの下流側にサポート材
に適した流体透過性材料で構成されたシート状部材Dが
配置される。第1の濾過媒体Aと濾過媒体Aよりも濾過
孔径が大きな濾過媒体Acとシート状部材C、Dとは、
重ね合わされた状態でプリーツ状に折り畳まれたプリー
ツ層、所謂、レイドオーバープリーツ(LOP)層を形
成する。
【0025】レイドオーバープリーツ状に折り畳まれた
プリーツ層を有する粒子捕捉用フィルターエレメント1
pは、図2に示すように、隣り合う襞1aを重ね合わせ
た状態で、コア部材3とケージ2の間の空隙に配置され
る。この粒子捕捉用フィルターエレメント1pは、ま
た、図3に示すように、隣り合う襞を重ね合わせない星
形の形態で、コア部材3とケージ2の間の空隙に配置す
ることもできる。
【0026】図1に示すフィルターエレメント1は、図
5に示すように、マイクロ濾過とウルトラ濾過とナノ濾
過のうちの少なくとも一つの濾過作用に適した、第1の
濾過媒体Aと、ゲル状物質や粒子状物質を濾過流体から
分離するための第2の濾過媒体Bと、流路材又はサポー
ト材に適した流体透過性材料で構成されたシート状部材
Cとを重ね合わせ、更に、シート状部材Cの上に、濾過
孔径aを有する第2の濾過媒体Ba、シート状部材C、
濾過孔径bを有する第2の濾過媒体Bbを重ね合わせて
構成することができる。濾過孔径aを有する第2の濾過
媒体Baと、濾過孔径bを有する第2の濾過媒体Bbと
は、ゲル状物質や粒子状物質を濾過流体から分離するた
めの濾過媒体である。また、濾過媒体Baと濾過媒体B
bの間に配置されたシート状部材Cは、流路材又はサポ
ート材に適した流体透過性材料で構成され、ゲル状物質
を捕捉しない流路材又はサポート材である。
【0027】図1に示すフィルターエレメント1は、更
に、図6に示すように、マイクロ濾過とウルトラ濾過と
ナノ濾過のうちの少なくとも一つの濾過作用に適した、
第1の濾過媒体Aと、ゲル状物質や粒子状物質を濾過流
体から分離するための第2の濾過媒体Bと、流路材又は
サポート材に適した流体透過性材料で構成されたシート
状部材Cと、サポート材に適した流体透過性材料で構成
されたシート状部材Dとを重ね合わせ、更に、シート状
部材Cの上に、濾過孔径aを有する第2の濾過媒体B
a、シート状部材C、濾過孔径bを有する第2の濾過媒
体Bb、更に、もう一枚のシート状部材Cを重ね合わせ
て構成することもできる。濾過孔径aを有する第2の濾
過媒体Baと、濾過孔径bを有する第2の濾過媒体Bb
とは、ゲル状物質や粒子状物質を濾過流体から分離する
ための濾過媒体である。また、濾過媒体Baと濾過媒体
Bbの間に配置されたシート状部材Cと、濾過媒体Bb
の上に配置されたシート状部材Cとは、流路材又はサポ
ート材に適した流体透過性材料で構成され、ゲル状物質
を捕捉しない流路材又はサポート材である。
【0028】実施例図2及び図3において、ゲル捕捉用
フィルターエレメント5の構成は、図5及び図6から粒
子捕捉用濾過媒体としての機能を有する第1の濾過媒体
A或は/及びシート状部材Dを除外した構成と同一であ
る。ゲル捕捉用の濾過媒体Bb,Ba,Bは同一の濾過
孔径とするが、上流から下流に向かって濾過孔径を小さ
くする連続的或は階段状に傾斜構造の関係としてもよ
い。
【0029】シート状部材Cは、シート状部材Cの下流
側に配置された第2の濾過媒体Ba又はBbに、濾過流
体を分散して供給するために配置され、シート状部材C
自体はゲル状物質を捕捉することのない流路材として機
能する。
【0030】第2の濾過媒体Baに形成された少なくと
も一つの開口aは、第2の濾過媒体Baの下流側のシー
ト状部材Cと共働して、第2の濾過媒体Bに、ゲル状物
質を含む濾過流体を分散して供給するために形成され
る。また、第2の濾過媒体Bbに形成された少なくとも
一つの開口bは、第2の濾過媒体Bbの下流側のシート
状部材Cと共働して、第2の濾過媒体Baに、ゲル状物
質を含む濾過流体を分散して供給するために形成され
る。濾過流体の分散を効果的に行うために、第2の濾過
媒体Baの開口aと、第2の濾過媒体Bbの開口bと
は、位置をずらして配置されるのが好ましい。これらの
開口a、bの平均直径は0.5mm以上であることが好
ましい。
【0031】なお、粒子捕捉用フィルターエレメント1
pは、レイドオーバープリーツ形や星形とすることがで
きるが、この外に、図1におけるフィルターエレメント
1又は図2或は図3のゲル捕捉用フィルターエレメント
5をディスク形にすることもできる。ディスク形のフィ
ルターエレメント1においては、最も上流側に配置され
たシート状部材Cを省くこともできる。また、レイドオ
ーバープリーツ形のフィルターエレメント1に、前述の
プレ濾過層を渦巻き状に巻き付け、或いは、同フィルタ
ーエレメント1の外周部又は内周部に前述のプレ濾過層
を同心状に配置する場合には、コア部材3を使用しない
でフィルターエレメント1を所定位置に配置することも
できる。
【0032】かかる構成を有する本発明の図1のフィル
ターエレメント1と、従来のフィルターエレメントとを
使用し、その結果を比較してみると、図7のような結果
を得た。同図中、実施例とは本発明のフィルターエレメ
ント1を実施した場合の実施例を示し、また、比較例-
1及び比較例-2はそれぞれ従来のフィルターエレメン
トを示す。比較例-1及び比較例-2の差は、前者がスタ
ンダードプリーツのフィルターエレメントであるのに対
し、後者がレイドオーバー型のプリーツを有するフィル
ターエレメントである点のみである。これらの比較例と
本発明の実施例を実施した結果、同図に示すように、比
較例-1のフィルターライフを1とした場合、比較例-2
のフィルターライフは0.85であり、これに対して本
発明の実施例のフィルターライフは2倍であることが実
証された。
【0033】図8に示すように、実験後に比較例-1の
フィルターエレメントと本発明の実施例のフィルターエ
レメントを分解して見ると、捕捉された粒子は、比較例
-1のフィルターエレメントでは主としてプリーツの間
隙部分にのみ存在しているのに対し、本発明の実施例で
はフィルターエレメントを構成する各濾過媒体がそれら
の厚さ方向に満遍なく汚染されていることが解る。すな
わち、本発明のフィルターエレメントによれば、各濾過
媒体の全域が濾過に使用されていたことになる。
【0034】このような結果が得られるのは、本発明の
フィルターエレメント1によれば濾過流体中のゲル状物
質が濾過媒体の一部の表面を閉塞することなく、濾過媒
体の広い範囲に分散され、濾過媒体が長期間に亘って濾
過能力を低下させていないからである。図9は、本発明
の実施例と比較例-1との「濾過膜単位面積当たりのラ
イフ試験」の結果を示し、図10は、本発明の実施例と
比較例-1を1次圧0.05MPa(0.5kgf/c
2)で実施した場合のフィルターライフを示す。図9
から解るように、本発明の実施例では流速が殆ど変化し
ないのに対し、比較例-1のフィルターエレメントでは
実験開始時点から直ちに流速が低下を始め、総濾過量3
500cc付近において10%程度の流速低下が見られ
る。また、図10から解るように、本発明のフィルター
エレメントの透水性は実験開始から総濾過量600cc
付近まで略一定の値を示すのに対し、比較例-1の場合
には、総濾過量600cc付近における透水性は40%
程度の低下が見られる。
【0035】
【発明の効果】以上、実施例で述べた本発明のフィルタ
ーエレメントの明らかな優位性は、本発明のフィルター
エレメントが0.3乃至0.5MPa程度の高い差圧に
おいても有効に機能すること、最下流側のゲル状物質用
の濾過層に開口を設けないことによって、ゲル状物質に
よる粒子状物質用の濾過層が汚染されないこと、そし
て、ゲル状物質が濾過層の一部に堆積してフィルターに
目詰りを生じないことによって得られると考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 筒状の形態を有するフィルターエレメントを
カートリッジ内に収容した状態の斜視図である。
【図2】 レイドオーバー形のフィルターエレメントを
カートリッジ内に収容した状態の横断面図である。
【図3】 星形のフィルターエレメントをカートリッジ
内に収容した状態の横断面図である。
【図4】 本発明のフィルターエレメントの構成を表す
斜視図である。
【図5】 本発明のフィルターエレメントの他の構成を
表す断面図である。
【図6】 本発明のフィルターエレメントの更に他の構
成を表す断面図である。
【図7】 発明のフィルターエレメントと、従来のフィ
ルターエレメントのフィルターライフを比較した表であ
る。
【図8】 発明のフィルターエレメント1と、従来のフ
ィルターエレメントとを使用し、その汚染状態を比較し
た写真である。
【図9】 本発明の実施例と比較例-1との「濾過膜単
位面積当たりのライフ試験」の結果を示す。
【図10】 本発明の実施例と比較例-1を1次圧0.
05MPa(0.5kgf/cm2)で実施した場合の
フィルターライフを示す。
【符号の説明】
1 フィルターエレメント 1a 襞 1p粒子捕捉用フィルターエレメント 2 ケージ 2m 中間コア部材 3 コア部材 4 ケージ 5 ゲル捕捉用フィルターエレメント A 第1の濾過媒体 B 第2の濾過媒体B C シート状部材 Ba 濾過孔径aを有する第2の濾過媒体 Bb 濾過孔径bを有する第2の濾過媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片岡 尚幸 茨城県稲敷郡阿見町大字香澄の里46 日本 ポール株式会社 筑波工場内 (72)発明者 平永 一 茨城県稲敷郡阿見町大字香澄の里46 日本 ポール株式会社 筑波工場内 Fターム(参考) 4D019 AA03 BB02 BB10 BC01 BC20 BD01 CA02 CA03

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロ濾過とウルトラ濾過とナノ濾過
    のうちの少なくとも一つの濾過作用に適した第1の濾過
    媒体と、ゲル状物質や粒子状物質を濾過流体から分離す
    るための第2の濾過媒体と、流路材又はサポート材に適
    した流体透過性材料で構成されたシート状部材とを有す
    る、フィルターエレメントにおいて、前記第2の濾過媒
    体は前記第1の濾過媒体の上流側に配置され、前記シー
    ト状部材は、前記第2の濾過媒体が前記第1の濾過媒体
    と前記シート状部材の間に挟まれるように、前記第2の
    濾過媒体の上流側に配置され、前記第1の濾過媒体と前
    記第2の濾過媒体と前記シート状部材は重ね合わされた
    状態でプリーツ状に折り畳まれていることを特徴とす
    る、フィルターエレメント。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のフィルターエレメント
    において、前記シート状部材は網状材料又は織物材料に
    よって構成された、前記フィルターエレメント。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のフィルターエレ
    メントにおいて、前記フィルターエレメントは全体とし
    て筒状の形態を有する、前記フィルターエレメント。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のフィルターエレメント
    において、前記筒状の形態を有する前記フィルターエレ
    メントは、前記フィルターエレメントの中央部に配置さ
    れた筒状の芯材によって支持され、前記フィルターエレ
    メントの前記プリーツの外側縁部までの直径に対する前
    記フィルターエレメントの前記内径の比は、1.8より
    も大きな値である、前記フィルターエレメント。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のうちのいずれか一項に
    記載のフィルターエレメントにおいて、前記第2の濾過
    媒体は正又は負の電荷を有するように荷電されている、
    前記フィルターエレメント。
  6. 【請求項6】 マイクロ濾過とウルトラ濾過とナノ濾過
    のうちの少なくとも一つの濾過作用に適した第1の濾過
    媒体と、ゲル状物質や粒子状物質を濾過流体から分離す
    るための第2の濾過媒体と、前記濾過流体からゲル状物
    質や粒子状物質を濾過するための少なくとも一つの濾過
    媒体を有するプレ濾過層と、前記プレ濾過層の各濾過媒
    体を支持して実質的にゲル状物質を捕捉せずに濾過流体
    の流路を確保するための流路材又はサポート材とを有す
    る、フィルターエレメントにおいて、前記第2の濾過媒
    体は前記第1の濾過媒体の上流側に配置され、前記プレ
    濾過層は、前記第2の濾過媒体が前記第1の濾過媒体と
    前記プレ濾過層の間に挟まれるように、前記第2の濾過
    媒体の上流側に配置され、前記プレ濾過層は前記濾過流
    体からゲル状物質や粒子状物質を濾過するための第3の
    濾過媒体を有し、前記排水層は、前記プレ濾過層の各濾
    過媒体の間及び前記プレ濾過層と前記第2の濾過媒体と
    の間に、それぞれ配置され、前記第3の濾過媒体は、前
    記濾過流体を前記第2の濾過媒体に分散させて供給する
    ために、少なくとも一つの開口を有することを特徴とす
    る、フィルターエレメント。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のフィルターエレメント
    において、前記第2の濾過媒体と前記第3の濾過媒体は
    前記フィルターエレメントに着脱可能に取り付けられて
    いる、前記フィルターエレメント。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7に記載のフィルターエレ
    メントにおいて、前記フィルターエレメントは全体とし
    て円筒状の形態を有する、前記フィルターエレメント。
  9. 【請求項9】 請求項6乃至8のうちのいずれか一項に
    記載のフィルターエレメントにおいて、前記第2の濾過
    媒体と前記第3の濾過媒体は正又は負の電荷を有するよ
    うに荷電されている、前記フィルターエレメント。
  10. 【請求項10】 請求項6乃至9のうちのいずれか一項
    に記載のフィルターエレメントにおいて、前記第3の濾
    過媒体に形成された前記開口の平均直径は0.5mm以
    上である、前記フィルターエレメント。
  11. 【請求項11】 請求項6乃至10のうちのいずれか一
    項に記載のフィルターエレメントにおいて、前記第2と
    前記第3の濾過媒体の厚さは0.8mm以上である、前
    記フィルターエレメント。
  12. 【請求項12】 請求項6乃至11のうちのいずれか一
    項に記載のフィルターエレメントにおいて、前記第2の
    濾過媒体と前記第3の濾過媒体の濾過孔径は、それぞ
    れ、前記上流側から前記下流側まで次第に小さくなるよ
    うに構成した、前記フィルターエレメント。
  13. 【請求項13】 請求項6乃至12のうちのいずれか一
    項に記載のフィルターエレメントにおいて、前記フィル
    ターエレメントは複数の前記プレ濾過層を有し、前記複
    数のプレ濾過層は前記第2の濾過媒体の前記上流側に配
    置され、前記複数のプレ濾過層は、それぞれの前記プレ
    濾過層の前記第3の濾過媒体に開口を有し、前記プレ濾
    過層の前記開口は互いに重なり合わないように配置され
    た、前記フィルターエレメント。
  14. 【請求項14】 請求項6乃至13のうちのいずれか一
    項に記載のフィルターエレメントにおいて、前記第2と
    前記第3の濾過媒体は正又は負の電荷を有するように荷
    電されている、前記フィルターエレメント。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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