JPH1111419A - 物品挾持装置 - Google Patents

物品挾持装置

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JPH1111419A
JPH1111419A JP18307297A JP18307297A JPH1111419A JP H1111419 A JPH1111419 A JP H1111419A JP 18307297 A JP18307297 A JP 18307297A JP 18307297 A JP18307297 A JP 18307297A JP H1111419 A JPH1111419 A JP H1111419A
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Takamasa Okazaki
剛政 岡崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の物品を一列に並べ一対の保持板によって
挾持する際に、物品がずれて脱落しないようにする。 【解決手段】物品挾持手段は二段の保持部6,7を有し
ている。各保持部は、固定プレート6a,7aと可動プ
レート6b,7bとから成り、これら両保持部間に仕切
プレート20が設けられている。第一保持部6の、固定
プレート6aの仕切プレート20寄り端部6anと、可
動プレート6bの仕切プレート20寄り端部6bnとの
距離が、固定プレート6aの仕切プレート20から遠い
側の端部6afと、可動プレート6bの仕切プレート2
0から遠い側の端部6bfとの間の距離よりも大きくな
っている。また、第二の保持部7でも同様になってい
る。なお、第三保持部8も同様に構成されている。 【効果】固定プレートと可動プレートとの間にワーク1
2を把持すると、ワーク12は仕切プレート20に近い
側を突出させた扇状になって保持されるので、固定プレ
ートと可動プレートの間から脱落してしまうおそれがな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は物品挾持装置に係
り、特に、一列に並べられた多数の物品を、開閉可能な
一対の保持板によって前後から挟んで同時に挾持する物
品挾持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】開閉可能な一対の保持板によって、多数
の物品を同時に挟んで保持する物品挾持装置は従来から
広く知られている。このような物品挾持装置で保持する
物品が、小箱のように形状が一定で、しかも安定してい
る場合には、多数の物品を一列に並べ、その両端部の物
品を各保持板によって押圧することにより安定して保持
することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、保持す
る物品が、例えば、医薬品の錠剤を多数個シート状にパ
ックしたPTPシート等のようなものである場合には、
これら物品自体に伸縮性があるため、形状が必ずしも一
定でなく、しかも、力を加えると変形してしまうので、
このような物品を多数個積層した状態で、各保持板によ
って両端に位置する物品を押圧して保持しようとする
と、中間に位置する物品が横にずれて脱落してしまうお
それがあった。
【0004】本発明は前記課題を解決するためになされ
たもので、PTPシートのような不安定な形状の物品で
も確実に保持することができる物品挾持装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る物品把持装
置は、少なくとも一方がスライドして互いに接近、離隔
可能な一対の保持板を備えており、これら両保持板によ
って複数の物品を両側から挾持するものであって、特
に、前記両保持板の側部に支持プレートを配置するとと
もに、前記両保持板の支持プレート側の端部間の距離
を、支持プレートから遠い側の端部間の距離よりも大き
くしたものである。
【0006】本発明に係る物品挾持装置では、一対の保
持板によって複数の物品を両側から挾持すると、両保持
板の端部間の距離が異なっているので、挾持された物品
は、その中央部が支持プレート側へ押出されて扇状に広
がる。物品が押出される側には支持プレートが配置され
ているので、突出した中央寄りの物品がこの支持プレー
トによって支持され、物品全体が安定して挾持される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態によ
り本発明を説明する。図1は本発明の一実施の形態に係
る物品挾持装置を備えたロボットハンド1が取付けられ
ている箱詰めロボット4の側面図、図2ないし図4は、
前記ロボットハンド1を拡大して示す図であり、それぞ
れ平面図、右側面図および左側面図である。このロボッ
トハンド1は、平行な三段の物品保持部6,7,8を有
する物品保持手段2、およびこの物品保持手段2を反転
させる反転手段としてのロータリアクチュエータ3とを
備えており、ワークコンベヤ10によって搬送されてき
たワーク12(この実施例では多数の錠剤をシート状に
パックしたPTPシート)を、所定の枚数ずつ各保持部
6,7,8でそれぞれ掴んだ後、ケースコンベヤ14に
よって搬送されてきたケース16内に同時に充填する。
【0008】ロボットハンド1に設けられた物品保持手
段2は、図2ないし図4に示すように、第一保持部6、
第二保持部7および第三保持部8の三段の保持部を有し
ており、これら各保持部6,7,8は、それぞれ、両側
に保持板としての二枚のプレート6a,6b,7a,7
b,8a,8bを備えている。一方のプレート(図2の
左側に位置するプレート)6a,7a,8aはブラケッ
ト16を介してロボットハンド1の本体18に固定され
ており(以下、このプレート6a,7a,8aを固定プ
レートと呼ぶ)、他方のプレート6b,7b,8bはそ
れぞれエアシリンダ6c,7c,8cによって進退動で
きるようになっている(以下、このプレート6b,7
b,8bを可動プレートと呼ぶ)。これら可動プレート
6b,7b,8bが固定プレート6a,7a,8aに接
近または離隔することにより、各保持部6,7,8がそ
れぞれ開閉する。
【0009】図2の右側に位置する可動プレート6b,
7b,8bがエアシリンダ6c,7c,8cによって同
図の左側に位置する固定プレート6a,7a,8a側に
接近したときに(図2に二点鎖線で示す位置参照)、前
記ワークコンベヤ10によって搬送されてきた一定数量
のワーク12を両側から挟んで保持する。また、可動プ
レート6b,7b,8bがシリンダ6c,7c,8cに
よって後退して固定プレート6a,7a,8aから遠ざ
かったときに(図2に実線で示す位置)、保持していた
ワーク12を解放する。
【0010】ロボットハンド1の物品保持手段2が有す
る三段の保持部6,7,8の、第一段目6と第二段目7
との間には、これら両保持部6,7を仕切る仕切プレー
ト20が設けられている。本実施例の各保持部6,7,
8は、両側のプレート6a,6b,7a,7b,8a,
8bを開閉させてワーク12を把持するようになってい
るので、この仕切プレート20は、第二段目の保持部7
がワーク12をすでに保持している状態で、第一段目の
保持部6がワーク12を新たに把持しようとする際に、
第一段目のワーク12と第二段目のワーク12とが干渉
することを防止するために設けられている。
【0011】前記ロボットハンド1は、後に説明するよ
うに、各保持部6,7,8の両プレート6a,6b,7
a,7b,8a,8bを開閉してワーク12の把持およ
び解放を行なうとともに、前記ロータリアクチュエータ
3の作動により反転できるようになっており、これらの
開閉および反転を所定の順序で行なうことにより、第一
ないし第三の保持部6,7,8のすべてにワーク12を
保持することができる。そして、すべての保持部6,
7,8にワーク12を保持させるために、一度掴んだワ
ーク12を一時的に離して載せておく仮置き台22が、
ワークコンベヤ10の近くに設けられている。
【0012】この仮置き台22と、前記三段の保持部
6,7,8のすべてにワーク12を順次保持させるため
に必要な補助装置ついて、図5ないし図8により説明す
る。仮置き台22は、ワークコンベヤ10のフレーム1
0aの上端に取付け板24を介して固定されている。前
述のようにPTPシート(ワーク12)は、安定して立
てておくことはできず、しかも、複数枚積重ねた状態で
両側から押圧すると圧縮され、逆に、その押圧する力を
解放すると元の状態に広がるので、保持部6,7,8に
よって保持したワーク12を仮置き台22上にそのまま
置くと広がって倒れてしまう。そこで、仮置き台22の
両端に保持爪22aを設けて、この仮置き台22上に置
かれたワーク12を安定して保持するようになってい
る。また、仮置き台22は、前面側(図5の左側)がや
や上方へ向けて傾斜するとともに、その後端側には上方
へ折曲げた支持部22bが形成されており、前記ロボッ
トハンド1の保持部6によって載せられたワーク12が
落下したりずれたりしないようになっている。
【0013】仮置き台22の後方側(図5の右側)に
は、仮置き台22の上方に向かって進退動可能なスライ
ドプレート26が設けられている。このスライドプレー
ト26は、ほぼ水平(前記仮置き台22の傾斜と同一の
僅かな傾斜を有している)に配置された進退動用シリン
ダ28の作動ロッド28aに取付けられており、仮置き
台22の上方に重なり合う前進位置(図5に実線で示す
位置)と、仮置き台22の上方から外れた後退位置(図
5に想像線で示す位置)との間で進退動する。
【0014】前記スライドプレート26を進退動させる
進退動用シリンダ28はベース30上に取付けられ、さ
らにこのベース30は垂直な取付板31に固定されてい
る。ワークコンベヤ10のフレーム10aの上端にはス
ライダ33がが固定されており、前記垂直な取付板31
はこのスライダ33に沿って昇降可能になっている。進
退動用シリンダ28が固定されているベース30は、そ
の下方に垂直に配置された昇降用シリンダ32の作動ロ
ッド32aに連結されている。この昇降用シリンダ32
は、前記ワークコンベヤ10のフレーム10aの側面に
ブラケット35を介して固定された型替用シリンダ37
の作動ロッド37aにブラケット39を介して固定され
ており、進退動用シリンダ28とスライドプレート26
は、この昇降用シリンダ32の作動によって昇降され
る。
【0015】前記スライドプレート26は、第二段目の
保持部7がすでにワーク12を保持している状態で、第
三段目の保持部8が仮置き台22上に載せられているワ
ーク12を把持しようとする際に、これらワーク12が
互いに干渉しないように、各段のワーク12,12間に
挿入されるようになっている。しかしながら、スライド
プレート26を同じ高さのままでワーク12が載った仮
置き台22上に前進させると、このスライドプレート2
6の先端が仮置き台22上のワーク12に干渉してしま
うので、前記昇降用シリンダ32によって僅かに上昇さ
せた状態で前進させるようになっている。
【0016】ここで、進退動用シリンダ28と昇降用シ
リンダ32の作動の順序について説明すると、先ず、昇
降用シリンダ32によってスライドプレート26および
進退動用シリンダ28を上昇させ、次に、進退動用シリ
ンダ28によってスライドプレート26を仮置き台22
の上方へ向かって前進させ、その後、昇降用シリンダ3
2によってスライドプレート26を下降させて、図5に
実線で示すように、仮置き台22上のワーク12に被せ
た状態にする。続いて第二段目の保持部7によってすで
にワーク12を保持しているロボットハンド1が、仮置
き台22上に移動して第三段目の保持部8によって仮置
き台22上のワーク12を保持した後、進退動用シリン
ダ28によってスライドプレート26を後退させて、こ
れら二段(第二段目と第三段目)のワーク12の間を仕
切っていたスライドプレート26を抜取る。
【0017】なお、前記型替用シリンダ37は、異なる
高さのワーク12を取扱う際に、前記昇降用シリンダ3
2の位置を変更するために用いられる。
【0018】前記進退動用シリンダ28が固定されてい
るベース30上には、仮置き台22の後端に設けられて
いる支持部22bの上方に延びる押え板34が設けられ
ている。この押え板34は、前記ロボットハンド1の第
二段目の保持部7がすでにワーク12を保持している状
態で、第三段目の保持部8が仮置き台22上のワーク1
2を掴んだ後、スライドプレート26を後退させる際
に、前記第二段目の保持部8が保持しているワーク12
がずれてしまわないようにその端部を支持するようにな
っている。
【0019】さらに、この実施例では、仕切プレート2
0を挟んで両側に配置されている第一段目の保持部6と
第二段目の保持部7は、両側に設けられた保持板として
のプレート6a,6b,7a,7bがそれぞれ平行では
なく、やや傾斜した状態で取付けられている。すなわ
ち、図20に示すように、第一の保持部6では、固定プ
レート6aの仕切プレート20寄りの端部6anと,可
動プレート6bの仕切プレート20寄りの端部6bnと
の距離が、固定プレート6aの仕切プレート20から遠
い側の端部6afと、可動プレート6bの仕切プレート
20から遠い側の端部6bfとの間の距離よりも大きく
なっている。また、第二の保持部7でも同様に、固定プ
レート7aの仕切プレート20寄りの端部7anと,可
動プレート7bの仕切プレート20寄りの端部7bnと
の距離が、固定プレート7aの仕切プレート20から遠
い側の端部7afと、可動プレート7bの仕切プレート
20から遠い側の端部7bfとの間の距離よりも大きく
なっている。
【0020】従って、これらの固定プレート6a,7a
と可動プレート6b,7bとの間にワーク12を挾持す
ると、ワーク12は仕切プレート20に近い側を突出さ
せた扇状になって保持されるので、仕切プレート20が
ワーク12を支持する支持プレートとして作用し、これ
らワーク12が固定プレート6a,7aと可動プレート
6b,7bとの間から脱落してしまうおそれがない。な
お、図20では、第一保持部6と第2保持部7の両プレ
ート6a,6b,7a,7bが前記のように傾斜してワ
ーク12を挾持する構成について示したが、第三の保持
部8の両プレート8a,8bも同様に傾斜した状態でワ
ーク12を保持するようになっている。この第三支持部
8の側方には仕切プレート20が設けられていないが、
この保持部8によって保持されたワーク12は、隣の第
二保持部7によって保持されているワーク12によって
支持される。
【0021】以上の構成に係るロボットハンド1の作動
について説明する。図9に示すように、ケース16を連
続的に搬送するケースコンベヤ14と、前記ケース16
内に挿入されるワーク12(この実施例ではPTPシー
ト)を搬送するワークコンベヤ10とが平行に配置さ
れ、ワークコンベヤ10によって搬送されてきたワーク
12を、前記ロボット4の動作およびロボットハンド1
の物品保持手段2とロータリアクチュエータ(反転手
段)3の作動によって、ロボットハンド1の物品保持手
段2が有する三段の保持部6,7,8にそれぞれ所定枚
数ずつ保持して同時にケース16内に挿入する。この実
施例では、ワーク12を複数枚(例えば10枚)ずつ束
にして、上下に積重ねた状態で搬送してきたものを、ロ
ボットハンド1によって把持する前に立ち上がらせて前
後に積層した状態にし、ロボットハンド1の各保持部
6,7,8がこれらを複数束(例えば10束)ずつ前後
から把持する。
【0022】前記ロボットハンド1の三段の保持部6,
7,8がそれぞれ前記複数束のワーク12を保持するた
めの工程について図10ないし図19により順次説明す
る。先ず、所定枚数(例えば、10束×10枚で計10
0枚)のワーク12が一群としてワーク保持位置P(図
9および図10参照)に搬送される。ロボットハンド1
は、第一保持部6を下に向け、かつ、シリンダ6c,7
c,8cによって各保持部6,7,8の可動プレート6
b,7b,8bを後退させて開放した状態にしてワーク
保持位置Pに移動する(図10参照)。
【0023】ワーク保持位置Pに移動したロボットハン
ド1が、第一保持部6を下に向けた状態で下降し、ワー
クコンベヤ10上の前記一群のワーク12(12A)を
前後から把持する。前述のようにワーク12は、多数の
PTPシートを積層した束であり、可動プレート6bを
固定プレート6a側に移動させてこれら両プレート6
a,6b間に把持すると、これらのワーク12は、図1
0の状態から図11に示すように圧縮される。このよう
に第一保持部6の両プレート6a,6bによってワーク
12を挾持すると、図20の上部に示すように、両プレ
ート6a,6bが互いに逆方向に傾斜しており、仕切プ
レート(支持プレート)20側の間隔が大きくなってい
るので、ワーク12は仕切プレート20側へ扇状に湾曲
し、仕切プレート20によって安定して支持される。
【0024】第一保持部6によってワーク12(12
A)を保持したロボットハンド1は、そのまま上昇し、
仮置き台22の上方へ移動した後、可動プレート6bを
開いて仮置き台22上にワーク12(12A)を載置す
る(図12参照)。各保持部6,7,8がワーク12を
保持していない状態になったロボットハンド1は、その
後、ロータリアクチュエータ3の作動により保持部6,
7,8の上下を反転され、第一保持部6が上方に、そし
て第三保持部8が下方に位置する(図13参照)。
【0025】前記のように反転して第三保持部8が下方
を向いたロボットハンド1は、そのまま下降して、中間
の第二保持部7により前記仮置き台22上に載置されて
いるワーク12(12A)を把持する(図14参照)。
第二保持部7によってワークを保持している間に、前記
ワークコンベヤ10のワーク保持位置Pに次の一群のワ
ーク12(12B)が搬送される。第二保持部7にワー
ク12(12A)を保持しているロボットハンド1は、
前記仮置き台22上からワーク保持位置Pへと移動する
とともに再度反転して第一保持部6を下方に向ける。こ
の状態でロボットハンド1が下降して、第一保持部6
が、前記ワーク保持位置Pに搬送されてきた次のグルー
プのワーク12(12B)を把持する(図15参照)。
【0026】第一保持部6と第二保持部7との間には、
仕切プレート20が設けられているので、第一保持部6
の可動プレート6bが固定プレート6a側に接近しワー
ク12(12B)を把持して圧縮する際に、このワーク
コンベヤ2上のワーク12(12B)が、上方の第二保
持部7に保持されているワーク12(12A)に干渉す
ることを防止することができる。また、前述のように、
第一保持部6および第二保持部7とも、両プレート6
a,6b,7a,7bが逆方向に傾斜しているので、各
保持部6,7に保持されたワーク12(12A,12
B)は、それぞれ扇状に湾曲して突出した中央部が仕切
プレート(支持プレート)20によって支持され、安定
した状態で挾持される。
【0027】第一および第二の両保持部6,7にワーク
12(12A,12B)を保持したロボットハンド1
は、仮置き台22の上方へ移動し、第一保持部6の可動
プレート6bを後退させて両プレート6a,6bを開放
し、第一保持部6が保持していたワーク12(12A)
を仮置き台22上に載置する(図16参照)。下側の第
一保持部6が把持していたワーク12(12B)を離し
て、中間の第二保持部7だけがワーク12(12A)を
保持している状態になると、このロボットハンド1は上
昇した後、反転して第一保持部6を上方に、そして第三
保持部8を下方に向けた状態にする(図17の上部に示
すロボットハンド1参照)。
【0028】続いて、仮置き台22上に載置されている
ワーク12(12B)の上方にスライドプレート26を
前進させてこのワーク12(12B)上に被せる(図1
7参照)。このとき、スライドプレート26の後退位置
からそのまま前進させると、スライドプレート26の先
端が、仮置き台22上に載置されているワーク12(1
2B)の上端部に干渉してしまうので、先ず、昇降用シ
リンダ32によってスライドプレート26および進退動
用シリンダ28をやや上昇させ、この高さで進退動用シ
リンダ28を作動させてスライドプレート26をワーク
12(12B)の上方へ前進させた後、昇降用シリンダ
32によって下降させることにより、スライドプレート
26を図5に実線で示す位置に移動させる。
【0029】仮置き台22上に載ったワーク12(12
B)の上端に接してスライドプレート26を位置させた
後、ロボットハンド1を下降させ、最も下方に位置して
いる第三保持部8によって前記仮置き台22上のワーク
12(12B)を把持する(図18参照)。仮置き台2
2上のワーク12(12B)は、把持される際に圧縮さ
れるが、すでに第二保持部7に把持されているワーク1
2(12A)と、今回第三保持部8に把持されるワーク
12(12B)との間にスライドプレート26が介在し
ているので、上下のワーク12(12A,12B)が干
渉することなくスムーズに把持することができる。第三
保持部8がワーク12(12B)を把持して第二保持部
7に保持されているワーク12(12A)と同様に圧縮
した後、前記進退動用シリンダ28によってスライドプ
レート26を後退させて、上下のワーク12(12A,
12B)間から抜取る。このスライドプレート26を抜
取るとき、第三段目の保持部8によって保持された仮置
き台22上のワーク12(12B)は、仮置き台22の
後端の支持部22bによって、また、第二段目の保持部
7に保持されているワーク12(12A)は、押え板3
4によってそれぞれ支持されるので、これらのワーク1
2(12A,12B)の姿勢が崩れてしまうことがな
い。
【0030】第三保持部8によってワーク12(12
B)を保持している間に、ワークコンベヤ10のワーク
保持位置Pには、次の一群のワーク12(12C)が搬
送されてくる。第二および第三の保持部7,8がワーク
12(12A,12B)を保持しているロボットハンド
1が反転し、まだワーク12を保持していない第一保持
部6を下方に向けるとともに、ロボットハンド1をワー
ク保持位置Pに移動させる。この位置でロボットハンド
1を下降させて第一保持部6によりワーク12(12
C)を把持する(図19参照)。
【0031】ロボットハンド1の前記動作により、三段
の保持部6,7,8のすべてにワーク12(12A,1
2B,12C)が保持されると、ロボットハンド1はケ
ースコンベヤ14方向へ移動され、このコンベヤ14に
よって搬送されてきた空のケース16内にワーク12
(12A,12B,12C)を一度に挿入し、各保持部
6,7,8を開放してワーク12をケース16内に収容
する。以上の工程を繰り返すことにより、連続して搬送
されてくるケース14内に、所定個数のワーク12を挿
入する。この実施例では、PTPシートのような不安定
な形状のワーク12でも確実に保持して、ケース14内
にスムーズに収納することができる。しかも、段積み集
積をする必要がないので、装置全体の構造が簡単であ
り、コストダウンを図ることができる。さらに前記実施
例では、ロボットハンド1を交換することにより各種サ
イズのワーク12に対応することができるので、極めて
兼用性が高い。
【0032】なお、前記実施例では、ロボットハンド1
の物品保持手段2が三段の保持部6,7,8を有し、そ
のうちの第一段目の保持部6と第二段目の保持部7との
間に仕切プレート20を設けた例(図20参照)につい
て説明したが、必ずしも複数段の保持部6,7,8を有
する必要はなく、図21に示すように単一の保持部10
6と、この保持部106に隣接して設けられた仕切プレ
ート(支持プレート)120を有するものであっても良
い。この場合も、固定プレート106aの仕切プレート
120寄りの端部106anと,可動プレート106b
の仕切プレート120寄りの端部106bnとの距離
を、固定プレート106aの仕切プレート120から遠
い側の端部106afと、可動プレート106bの仕切
プレート120から遠い側の端部106bfとの間の距
離よりも大きくすれば、固定プレート106aと可動プ
レート106bとの間にワーク112を挾持した場合
に、ワーク112は仕切プレート120に近い側を突出
させた扇状になって保持されるので、固定プレート10
6aと可動プレート106bとの間から脱落してしまう
おそれがなく確実に保持することができる。
【0033】図22は他の実施例を示すもので、図20
に示す第一の実施例では、各プレート6a,6b,6
c,6dのワーク12に当接する面がそれぞれ傾斜する
とともに、外側の面は平行な構成を有しており、これら
両プレート6a,6bの外側の面が平行な状態を維持し
たまま、可動プレート6bが固定プレート6aに向かっ
て進退動するようになっていたが、この実施例では、両
側の第一および第二プレート206a,206bは均一
な厚さを有しており、それぞれ、仕切りプレート220
から遠い位置に設けた支点250,252を中心に揺動
できるようになっている。この構成では、両プレート2
06a,206bが外側から内側へ揺動して接近し、第
一プレート206aの仕切プレート220寄りの端部2
06anと、第二プレート206bの仕切りプレート2
20寄りの端部206bnとの距離が、第一プレート2
06aの仕切りプレート220から遠い側の端部206
afと、第二プレート206bの仕切りプレート220
から遠い側の端部206bfとの距離よりも大きい状態
の間、すなわち、両プレート206a,206bが支点
250,252間の距離よりも接近しない状態でワーク
212を挾持する。この実施例でも前記実施例と同様
に、ワーク212を仕切プレート220に近い側を突出
させた扇状にして保持するので、両プレート206a,
206bの間から脱落してしまうおそれがなく確実に保
持することができる。
【0034】なお、図22の構成では両側のプレート2
06a,206bをともに回転可能に構成したが、いず
れか一方だけを回転させるようにしても良い。また、こ
の実施例のような均一厚さのプレートを傾斜した状態に
して配置し、その状態のまま平行移動させるようにして
も良い。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、少な
くとも一方がスライドすることにより互いに接近し、ま
たは離隔可能な一対の保持板を備え、これら両保持板に
よって複数の物品を両側から挾持する物品挾持装置にお
いて、前記両保持板の側部に支持プレートを配置すると
ともに、前記両保持板の支持プレート側の端部間の距離
を、支持プレートから遠い側の端部間の距離よりも大き
くしたことにより、形状が不安定で、変形しやすい物品
であっても安定した状態で確実に保持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る物品挾持装置が取付け
られた箱詰めロボットの正面図である。
【図2】ロボットハンドの平面図である。
【図3】図2の右側面図である。
【図4】図2の左側面図である。
【図5】仮置き台およびワークを把持する際の補助装置
を示す側面図である。
【図6】図5の平面図である。
【図7】図5の右側面図である。
【図8】図5の左側面図である。
【図9】ワークコンベヤとケースコンベヤの配置を説明
する平面図である。
【図10】前記物品挾持装置を備えたロボットハンドの
動作を順次説明する図である。
【図11】前記物品挾持装置を備えたロボットハンドの
動作を順次説明する図である。
【図12】前記物品挾持装置を備えたロボットハンドの
動作を順次説明する図である。
【図13】前記物品挾持装置を備えたロボットハンドの
動作を順次説明する図である。
【図14】前記物品挾持装置を備えたロボットハンドの
動作を順次説明する図である。
【図15】前記物品挾持装置を備えたロボットハンドの
動作を順次説明する図である。
【図16】前記物品挾持装置を備えたロボットハンドの
動作を順次説明する図である。
【図17】前記物品挾持装置を備えたロボットハンドの
動作を順次説明する図である。
【図18】前記物品挾持装置を備えたロボットハンドの
動作を順次説明する図である。
【図19】前記物品挾持装置を備えたロボットハンドの
動作を順次説明する図である。
【図20】物品挾持装置の構成の一例を示す図である。
【図21】物品挾持装置の他の例を示す図である。
【図22】物品挾持装置のさらに他の例を示す図であ
る。
【符号の説明】
6a 保持板(固定プレート) 6af 保持板の支持プレートから遠い側の端部 6an 保持板の支持プレート側端部 6b 保持板(可動プレート) 6bf 保持板の支持プレートから遠い側の端部 6bn 保持板の支持プレート側端部 7a 保持板(固定プレート) 7af 保持板の支持プレートから遠い側の端部 7an 保持板の支持プレート側端部 7b 保持板(可動プレート) 7bf 保持板の支持プレートから遠い側の端部 7bn 保持板の支持プレート側端部 12 物品(PTPシート) 20 支持プレート(仕切プレート)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一方が移動して互いに接近、
    離隔可能な一対の保持板を備え、これら両保持板によっ
    て複数の物品を両側から挾持する物品挾持装置におい
    て、 前記両保持板の側方に支持プレートを配置するととも
    に、前記両保持板の支持プレート側の端部間の距離を、
    支持プレートから遠い側の端部間の距離よりも大きくし
    た状態で物品を挾持することを特徴とする物品挾持装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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