JPH11113733A - カーテン開閉装置 - Google Patents

カーテン開閉装置

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JPH11113733A
JPH11113733A JP9296399A JP29639997A JPH11113733A JP H11113733 A JPH11113733 A JP H11113733A JP 9296399 A JP9296399 A JP 9296399A JP 29639997 A JP29639997 A JP 29639997A JP H11113733 A JPH11113733 A JP H11113733A
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curtain
curtain rail
closing device
opening
runner
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Kazue Kobayashi
一衛 小林
Hiroyuki Hagiwara
弘之 萩原
Shigeru Ozawa
滋 小澤
Ryuhei Wada
隆平 和田
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Tachikawa Blind Manufacturing Co Ltd
Nippo Sangyo Co Ltd
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Nippo Ltd
Tachikawa Blind Manufacturing Co Ltd
Nippo Sangyo Co Ltd
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存のカーテンに取付可能で、しかもその取
付が容易なカーテン開閉装置を提供する。 【解決手段】 カーテンレール3にスライド移動可能に
配置されたランナー部材4a,4bに、吊り下げ手段を
兼用した付勢手段としてのコイルスプリング26,26
を吊り下げることによって、カーテンレール走行装置1
は回転部材14をカーテンレール3の当接面16に押し
付けながら吊り下げられている。そして、カーテンレー
ル走行装置1は、モータ駆動源35により回転部材14
を回転させることによりカーテンレール3をスライド移
動しカーテンの開閉動作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ駆動源を用
いてカーテンを開閉させるカーテン開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、カーテンレール上をモータの
駆動力によって自走するカーテンレール走行装置が種々
提案されている。例えば、実開昭49−64220号公
報記載のカーテン開閉装置61は、図12に示すよう
に、駆動輪62を有する電動機63と誘導輪64,64
を有するランナー65とがヒンジ66,66により係合
し、その駆動輪62及び誘導輪64,64が、スプリン
グ67の弾性力によりそれぞれレール68に圧着されて
いる。そして、電動機63の駆動力で駆動輪62を回転
させることによって、ランナー65がレール68に嵌合
しながら走行するようになっている。
【0003】なお、レール68には、電流が流れるよう
になっており、電動機63は、ランナー65から突出さ
せた集電子69をレール68に敷設された給電片70と
接触させることにより、レール68より給電されるよう
になっている。また、ランナー65が走行して所定の位
置に達すると、集電子69のうちの1個が制限子71に
より給電片70との電気的接触を断たれようになってお
り、これによってランナー65の走行が停止するように
なっている。
【0004】さらに、カーテン開閉装置61には、ラン
ナー65を手動で移動させるための引紐72が設けられ
ている。すなわち、この引紐72を引くと、駆動輪62
及び誘導輪64,64のレール68との圧着が解かれ
る。したがって、駆動輪62からのモータ駆動力は、レ
ール68へ伝達されないこととなり、ランナー65を手
動で任意の位置に移動出来るようになっている。
【0005】また、例えば、実用新案登録第30231
52号公報記載のカーテン開閉装置81は、図13に示
すように、カーテンレール82に沿ってスライド移動可
能な第1ケース83に、駆動モータ85やゴムローラー
87を設け、第2ケース84にソレノイドプランジャー
86を格納している。そして、ソレノイドプランジャー
86に通電すると、第2ケース84と第1ケース83が
持ち上がりゴムローラー87がカーテンレール82に摺
接する。ソレノイドプランジャー88への通電と同時に
駆動モータ85へも通電されるので、カーテン開閉装置
81がカーテンレール82に沿ってスライド移動する。
【0006】また、他の例としては、図14に示すよう
なカーテン開閉装置91がある(実公平4−37516
号公報参照)。このカーテン開閉装置91は、カーテン
レール92にスライド移動可能に吊り下げたカーテンレ
ール走行装置93に、カーテン部材94の一端を係合さ
せて、カーテンレール走行装置93と共にカーテン部材
94をスライド移動させることによってカーテンの開閉
動作を行うものとなっている。
【0007】カーテンレール走行装置93の内部には、
図15に示すような駆動モータ95が格納され、駆動モ
ータ95の回転力をウォーム96及びウォーム係合歯車
97を介して駆動車98,98に伝達して、駆動車9
8,98を回転させるものとなっている。この駆動車9
8,98は、カーテンレール走行装置93の外部に突出
されており、駆動車98,98が、カーテンレール92
の走行部99,99と係合しながら回転することによっ
て、カーテンレール走行装置93はカーテンレール92
に沿ってスライド移動するようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たカーテン開閉装置61は、給電片70を敷設した特殊
なレール68から電動機63に給電して、電動機63を
駆動する構成となっている。したがって、カーテン開閉
装置61を窓枠等に取り付ける際には、既設のカーテン
レールを利用することが出来ないので、既設のカーテン
レールが無駄になってしまうと共に、装置自体のコスト
が高くなるという問題が生じる。
【0009】これに対し、実用新案登録第302315
2号公報記載のカーテン開閉装置81は、既設のカーテ
ンレール82に駆動部分を吊り下げた構成となってい
る。また、カーテン開閉装置91も同様に、既設のカー
テンレール92にカーテンレール走行装置93を吊り下
げた構成となっている。
【0010】しかしながら、カーテン開閉装置81は、
カーテンレール82に第1ケース83及び第2ケース8
4にそれぞれ一体的に設けられた誘導用の滑車を嵌合さ
せることによって、カーテンレール82に案内されなが
らスライド移動する構成となっている。そのため、第1
ケース83及び第2ケース84をカーテンレール82に
吊り下げる際に、カーテンレール82の端部から車止め
としてのストッパーを外して滑車を嵌合させるようにし
なくてはならず、取り付けが困難であるという問題が生
じる。なお、カーテン開閉装置91でも同様の問題が生
じている。
【0011】本発明は、上記問題に鑑みて、既設のカー
テンレールに取付可能で、しかもその取り付けが容易な
カーテン開閉装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載のカーテン開閉装置は、カーテンレー
ルに沿って移動するカーテンレール走行装置をカーテン
の所定位置に取り付けてカーテンの開閉を行わせるカー
テン開閉装置において、カーテンレール走行装置は、カ
ーテンレールの下方面に当接してカーテンレール走行装
置を駆動させる回転部材と、回転部材を駆動するモータ
駆動源と、カーテンレール内を移動可能に配置された第
1ランナー及び第2ランナーに着脱自在に吊り下げられ
た吊り下げ手段とを有している。
【0013】また、請求項2記載のカーテン開閉装置
は、長尺状のカーテンレールにスライド移動可能に配置
されたカーテン吊り下げ用の複数のランナー部材のうち
任意のものに着脱自在に吊り下げるための吊り下げ手段
と、カーテンレールの下方面に当接しながら回転するこ
とによってランナー部材と共にカーテンレールに沿って
スライド移動させるための回転部材と、この回転部材を
回転駆動するモータ駆動源とを備えたカーテンレール走
行装置を有している。
【0014】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載のカーテン開閉装置において、吊り下げ手段は、複数
のランナー部材のうちの任意の2つにそれぞれ着脱自在
な把持部を備えている。さらに、請求項4記載の発明で
は、請求項1,2または3記載のカーテン開閉装置にお
いて、回転部材をカーテンレールに押し付ける方向に付
勢する付勢手段を設けている。
【0015】また、請求項5記載の発明は、請求項4記
載のカーテン開閉装置において、付勢手段は、吊り下げ
手段を兼用したコイルスプリングで構成されている。ま
た、請求項6記載の発明は、請求項1,2,3,4また
は5記載のカーテン開閉装置において、モータ駆動源
は、双方向回転可能なモータで構成されている。
【0016】さらに、請求項7記載の発明は、請求項6
記載のカーテン開閉装置において、モータと回転部材と
の間には、モータの出力軸と一体的に回転するウォーム
歯車と、このウォーム歯車と係合する中間歯車と、この
中間歯車に係合しその中間歯車の回転方向によって回転
部材に択一的に係脱自在となる1対の遊星歯車からなる
歯車輪列が設けられている。
【0017】また、請求項8記載の発明は、請求項1か
ら7のうちいずれか1項記載のカーテン開閉装置におい
て、回転部材は、カーテンレールとの当接面が弾性のあ
る材質で形成されたローラーで構成すると共にその当接
面の幅をカーテンレールの幅の1.2倍以上としてい
る。
【0018】また、請求項9記載のカーテン開閉装置
は、請求項1から8のうちいずれか1項記載のカーテン
開閉装置において、カーテンを、複数のランナー部材の
うちの任意の数点に把持されることによりカーテンレー
ルに吊り下げられた布部材から構成し、布部材の開閉動
作を行うようにしている。
【0019】また、請求項10の発明は、請求項9記載
のカーテン開閉装置において、モータ駆動源を起動させ
るための電源と、電源に接続されるリード線とを設け、
布部材の任意の数ヶ所の位置に、リード線を係止してい
る。
【0020】本発明のカーテン開閉装置は、カーテンレ
ールにスライド移動可能なランナー部材に着脱自在に吊
り下げられる。そして、モータ駆動源によって回転部材
を回転させることにより、カーテンレールに沿ってスラ
イド移動するようになっている。このカーテン開閉装置
は、カーテン吊り下げ用のランナー部材に吊り下げるた
めの吊り下げ手段によってカーテンレールに取り付ける
ようになっている。このため、既設のカーテンレールに
吊り下がっているランナー部材をそのまま利用でき、ラ
ンナー部材やカーテンレール等の部材を取り外したりす
る必要が生じない。この結果、特別な知識がない人や、
工具の取り扱いに慣れていない人等でも本装置を容易に
取り付けることが可能となる。
【0021】また、回転部材をカーテンレールに押し付
ける方向に付勢する付勢手段を設けると、回転部材が確
実にカーテンレールに摺接するので、カーテンレール走
行装置のスライド移動が確実に行われることとなる。さ
らに、付勢手段を吊り下げ手段と兼用させたコイルスプ
リングで構成すると、部品点数が減少し組立も容易とな
る。また、カーテンレール走行装置をカーテンレールに
吊り下げる際に、コイルスプリングを伸ばしながらラン
ナー部材に取り付けるようにすれば、取付作業も簡単な
ものとなる。
【0022】また、モータ駆動源と回転部材との間に、
モータ駆動源の回転方向によって回転部材に対し択一的
に係脱自在となる1対の遊星歯車を含む歯車輪列を配置
すると、ランナー部材に取り付けたカーテンを手動で引
っ張った場合に、モータ駆動源の駆動力が回転部材に伝
わらないように構成できるため、手動への対応も可能と
なる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態にお
けるカーテン開閉装置を図1から図11に基づき説明す
る。
【0024】カーテン開閉装置2は、図1に示すよう
に、主に、長尺状のカーテンレール3と、カーテンレー
ル3にスライド移動可能に配置された複数のランナー部
材4と、複数のランナー部材4に吊り下げられた布部材
5と、自走式のカーテンレール走行装置1と、カーテン
レール走行装置1の駆動制御を行うコントローラー6
と、このコントローラー6に赤外線光線によって命令信
号を送信するリモートコントローラー7から構成されて
いる。
【0025】カーテンレール3は、図1及び図2に示す
ように、下面に開放溝8を有する断面略楕円形の長尺状
部材で形成されており、上面部9と、上面部9の両側端
より緩やかに折曲された側面部10,10と、両側面部
10,10の下端からそれぞれ中心方向に向かって湾曲
された下面部11,11とを有している。そして、カー
テンレール3は、各ランナー部材4の一部分を内部に侵
入させた状態で各ランナー部材4を支承し、その他の部
分を開放溝8より下側に突出させるようになっている。
【0026】なお、下面部11,11の上側の面は、後
述するランナー部材4の車輪12,12を走行させるた
めのレール面13,13となっており、下側の面は、カ
ーテンレール走行装置1の駆動ローラー14及び補助ロ
ーラー15を当接させる当接面16となっている。ま
た、カーテンレール3の長手方向の両端部には、それぞ
れランナー部材4がカーテンレール3から脱落するのを
防止する車止めとしてのレールキャップ17,17が被
せられている。
【0027】複数のランナー部材4は、各々、図2及び
図3に示すように、プラスチック等の部材で形成された
基部18と、基部18に回転自在に支承された車軸19
と、車軸19の両端に固定された車輪12,12とから
構成されている。基部18は、カーテンレール3の開放
溝8内に配置されており、上側部分がカーテンレール3
の内部に侵入していると共に、下側部分がカーテンレー
ル3の下側に突出している。
【0028】基部18の上側部分には、車輪12,12
を固定した車軸19を挿通させるための挿通孔20が形
成されている。この挿通孔20内に車軸19を挿通させ
ることによって、車輪12,12は基部18に回転自在
に支承されている。車輪12,12が回転してカーテン
レール3のレール面13を走行すると、ランナー部材4
はカーテンレール3に沿ってスライド移動することとな
る。
【0029】また、基部18の下側部分には、布部材5
に係止してある留め金21の引掛け部21aを挿入する
ように形成された係止孔22が設けられている。この係
止孔22に留め金21を引っ掛けることによって、布部
材5はランナー部材4に吊り下げられることとなる。な
お、布部材5は、ランナー部材4と同数の留め金21を
上端部分に等間隔に配置させて、全てのランナー部材4
に吊り下げられるようにしてもよいが、本発明では、先
頭側(図1において左側)から2番目と3番目の2つの
ランナー部材4a,4bには、留め金21を係止しない
ようにしている。そして、このランナー部材4a,4b
には、カーテンレール走行装置1が吊り下げられること
となる。
【0030】なお、本発明では、カーテンレール走行装
置1は、ランナー部材4のうち任意に隣接している2つ
を用いて、これに吊り下げるだけで良いものとなってお
り、その取り付けが容易なものとなっている。この結
果、既存のカーテンレール3及びランナー部材4を利用
して、通常のカーテンを自動開閉機構を持たせたカーテ
ン開閉装置とすることができるものとなっている。以下
に、カーテンレール走行装置1の構成について説明す
る。
【0031】カーテンレール走行装置1は、図4、図5
及び図6に示すように、ケース半体となっている第1ハ
ウジング23及び第2ハウジング24を突き合わせて固
定した箱型のケース体25で形成されている。このケー
ス体25の幅Wは、本実施の形態においては42mmと
している。なお、この幅Wは、2重カーテン、すなわち
カーテンレール3が2列となっているものに採用する場
合は、45mm以内、好ましくは40mm以内とすると
良い。
【0032】すなわち、ケース体25の底面25a側に
は、図4に示すように、第1ハウジング23に2つの係
合突起23aが形成されている。一方、第2ハウジング
24には、第1ハウジング23側に延出し2つの係合突
起23aとそれぞれ係合するように形成された2つのU
字型係合片24aが設けられている。そして、それぞれ
のU字型係合片24aが各係合突起23aに引っ掛かか
って係合することにより、第1ハウジング23と第2ハ
ウジング24との固定が行われる。また、第1ハウジン
グ23には、リード線45を導出案内するためのリード
線案内溝23bが案内突起部23cに設けられている。
【0033】一方、図5に示すように、ケース体25の
上面25b側には、第1ハウジング23に2つの係合溝
23dが形成されており、この係合溝23d内にそれぞ
れ係合突起23eが設けられている。一方、第2ハウジ
ング24には、それぞれ係合溝23d内に収まるように
形成された2つのU字型係合片24bが設けられてい
る。そして、それぞれU字型係合片24bを各係合溝2
3dに嵌めることにより、U字型係合片24bが係合突
起23eに引っ掛かかり、この結果、第1ハウジング2
3と第2ハウジング24との固定が行われる。
【0034】なお、ケース体25の上面25bは、図6
に示すように、カーテンレール走行装置1がカーテンレ
ール3に吊り下げられた状態では、カーテンレール3の
当接面16と対向する位置にくる。この上面25bに
は、ケース体25内部に回転自在に配置された駆動ロー
ラー14を所定量突出させるための切欠部25cが形成
されている。なお、駆動ローラー14は、カーテンレー
ル走行装置1本体をカーテンレール3に沿ってスライド
移動させるための回転部材となっており、切欠部25c
から突出し、カーテンレール3の当接面16に当接す
る。
【0035】また、上面25bには、ケース体25内部
に回転自在に配置された補助ローラー15を所定量突出
させるための切欠き部25dも形成されている。この補
助ローラー15も駆動ローラー14と同様、当接面16
に当接する。なお、駆動ローラー14と補助ローラー1
5との間に駆動伝達輪を設けて、駆動ローラー14の回
転力を補助ローラー15に伝えるようにしても良い。こ
のようにすると、カーテンレール走行装置1の走行時、
補助ローラー15のカーテンレール3との当接がしっか
りし好ましい。
【0036】また、ケース体25の側面部25e,25
eには、それぞれ吊り下げ手段を兼用した付勢手段とし
てのコイルスプリング26,26の一端を係止するため
の係止部27,27がそれぞれ形成されている。各係止
部27は、各側面部25eに一端が固定され他端が外側
に延出するように形成された台座部28と、この台座部
28からカーテンレール3側へ延出するように形成され
た係合部29と、係合部29に形成された係合孔30か
ら構成されている。各コイルスプリング26は、一端に
形成された引掛け部31を係合孔30に挿通させること
によって係止部27に一端を係止するようになってい
る。
【0037】なお、各コイルスプリング26の他端に
は、図7に示すように、引掛け部31と同形状の引掛け
部32がそれぞれ設けられている。各引掛け部32は、
それぞれC型金具33に吊り下げられたO型金具34に
引っ掛けられている。このC型金具33及びO型金具3
4は、コイルスプリング26をランナー部材4a,4b
に対して着脱自在とするための把持部となっている。
【0038】すなわち、各コイルスプリング26の一端
をケース体25の係止部27に係止させると共に、他端
側のC型金具33,33をそれぞれランナー部材4a,
4bに設けられた係止孔22,22に引っ掛けることに
より、ケース体25がランナー部材4a,4bに吊り下
げられることとなる。また、ケース体25をランナー部
材4a,4bから取り外す場合には、C型金具33を係
止孔22から取り外すことによって、容易に取り外すこ
とが可能となっている。
【0039】なお、上述したようにランナー部材4は、
元来、カーテン部材5を吊り下げてカーテンレール3の
レール面13,13上をスライド移動するものとなって
いるが、本発明のカーテンレール走行装置1は、このよ
うなランナー部材4に容易に着脱することが可能となっ
ている。
【0040】このようにして、ケース体25をランナー
部材4a,4bに吊り下げた際に、コイルスプリング2
6は、図1において矢示M方向に伸ばされることとな
る。したがって、コイルスプリング26には、縮もうと
する付勢力が働くこととなる。この結果、ケース体25
は、カーテンレール3側に付勢されることとなる。な
お、布部材5の端が引っ張られたとき、その布部材5の
動きに影響されてケース体25が下方向に引っ張られる
等、何等かの方法によってケース体25を下方向に引っ
張れば、コイルスプリング26が伸びて、ケース体25
がカーテンレール3と離れることとなる。
【0041】上述したように構成されたケース体25の
内部には、駆動源としてのDCモータ35と、DCモー
タ35の回転駆動力を減速して伝達する歯車輪列36
と、駆動ローラー14及び補助ローラー15が配置され
ている。なお、歯車輪列36は、モータ出力軸37と、
このモータ出力軸37と一体的に回転するウォーム歯車
38と、ウォーム歯車38に係合する中間歯車39と、
この中間歯車39に係合し駆動ローラー14の係合歯車
14aに対して択一的に係脱自在となる1対の遊星歯車
40,41から構成されている。
【0042】また、中間歯車39は、ウォーム歯車38
の回転速度を1/50に減速して遊星歯車40,41に
伝達するものとなっている。そして、遊星歯車40,4
1は、この中間歯車39の小径部39bの歯数と同数の
歯数からなる歯車となっている。さらに、駆動ローラー
14の係合歯車14aも歯数が同数の歯車となってい
る。なお、カーテン開閉装置2のカーテンの開閉スピー
ドは、15m/分としているが、10〜20m/分程
度、見た目上及びDCモータ35への負荷を考慮すると
13〜15m/分が好ましい。
【0043】DCモータ35は、双方向回転可能なモー
タである。このDCモータ35は、ケース体25の底面
25aで横向きに、第1ハウジング23に形成されたモ
ータ固定部42に嵌め込まれると共に、底部25aに立
設されたモータ固定板43にねじ44によってねじ止め
固定されている。このDCモータ35のモータ端子(図
示省略)には、一端をコントローラー6に接続されたリ
ード線45の他端が接続されており、DCモータ35は
コントローラー6によって通電可能とされている。
【0044】このコントローラー6は、図1に示すよう
に、家庭用電源AC100Vにコンセント6aによって
接続されていると共に、リモートコントローラー7から
の赤外線光線を受光する受光部6bを有している。ま
た、リモートコントローラー7には、電源としての電池
(図示省略)が格納されると共に、赤外線光線を発光す
る発光部7aが設けられている。そして、カーテンレー
ル走行装置1内のDCモータ35は、リモートコントロ
ーラー7によって起動されるようになっている。
【0045】なお、リード線45は、ケース体25内に
形成されたリード線案内ピン46,46に案内され、底
面25aに設けられたリード線挿通孔47からケース体
25の外部に引き出され、リード線案内溝23bに沿っ
て導出されている。そして、リード線45は、図1に示
すように、ケース体25とコントローラー6との間で
は、布部材5に数ヶ所に設けられたマジックテープから
なる係止部48によって着脱自在に係止される。なお、
各係止部48は、布部材5を完全に伸ばした状態、すな
わちカーテンを閉じた状態においてリード線45が多少
余裕を持って撓むことが出来るような位置に、任意に設
けられている。
【0046】DCモータ35のモータ出力軸37には、
ウォーム歯車38が一体回転するように固定されてい
る。このウォーム歯車38の一端側には、モータ出力軸
37を嵌合固定するための嵌合孔38aが設けられてい
る。また、ウォーム38の他端側は、ケース体25に設
けられた軸受49に回転自在に支承されている。
【0047】このウォーム歯車38には、中間歯車39
が直交するように係合している。すなわち、中間歯車3
9は、ケース体25内にウォーム歯車38と直交する方
向に突き立てられた固定軸50に回転自在に支承されて
いる。この中間歯車39は、ウォーム歯車38と係合し
ている大径部39aと、2つの遊星歯車40,41と係
合している小径部39bとを有している。そして、ウォ
ーム歯車38の回転を50分の1に減速して遊星歯車4
0,41に伝達するようになっている。
【0048】なお、固定軸50には、図6及び図8に示
すように、軸方向に離れた位置同士で重なるように配置
された2枚組のY字型平板状部材51a,51bと、こ
れらのY字型平板状部材51a,51bに挟持されたピ
ン52,53とで形成された首振り部51が中間歯車3
9と僅かな摩擦係合があるものの基本的にはフリーな状
態で回動可能に支承されている。なお、ピン52,53
は、首振り部51のY字の2つの先端部分にそれぞれ配
置されている。そして、このピン52,53には、それ
ぞれ遊星歯車40,41が回転自在に支承されている。
【0049】遊星歯車40,41は、上述したように中
間歯車39の小径部39bと常時係合している。一方、
遊星歯車40,41は、首振り部51によって、中間歯
車39の周囲を移動可能となっている。そのため、遊星
歯車40,41は、中間歯車39の回転方向によって、
図6において矢示AもしくはB方向に移動することとな
る。
【0050】この遊星歯車40,41は、首振り部51
の位置によって駆動ローラー14の係合歯車14aと係
合あるいは離脱するようになっている。すなわち、首振
り部51が、図6において矢示A方向に移動すると、左
側に配置された遊星歯車40が係合歯車14aと係合す
る。このとき、遊星歯車41は、係合歯車14aと離脱
している。一方、首振り部51が、矢示B方向に移動す
ると、右側に配置された遊星歯車41が係合歯車14a
と係合する。このとき、遊星歯車40は、係合歯車14
aと離脱している。
【0051】駆動ローラー14は、ケース体25に立設
された固定軸54に回転自在に支承されている。駆動ロ
ーラー14は、中心部に固定軸54を挿通するための挿
通孔14bを有するゴム製の円柱状部材で構成されてお
り、外周部分が切欠部25cよりケース体25の外部へ
所定量突出するように配置されている。そして、駆動ロ
ーラー14の突出する部分が、カーテンレール3の当接
面16と当接するようになっている。なお、駆動ローラ
ー14の幅は、カーテンレール3の幅より大きく形成さ
れており、具体的には2倍程度となっている。但し、補
助ローラー15の幅に比べると、係合歯車14aの厚さ
分だけ小さくなっている(図5参照)。
【0052】なお、上述したようにケース体25全体
が、コイルスプリング26の弾性力によってカーテンレ
ール3側に付勢されているので、駆動ローラー14はカ
ーテンレール3の当接面16に確実に当接されることと
なる。このとき、駆動ローラー14の材質は、弾性を有
するゴム製で形成されているので、駆動ローラー14は
カーテンレール3に対して少し食い込むようにして当接
することとなる。この食い込みを考慮すると、駆動ロー
ラー14の幅は、カーテンレール3の幅の2倍以上とす
るのが好ましい。
【0053】また、駆動ローラー14から少し離れた位
置には、補助ローラー15が固定軸55に回転自在に支
承されている。この補助ローラー15は、中心部に固定
軸55を挿通するための挿通孔15aを有するゴム製の
円柱状部材で構成されており、外周部分が切欠部25d
よりケース体25の外部へ所定量突出するように配置さ
れている。この補助ローラー15の外径は、駆動ローラ
ー14とほぼ同じ径で構成されている。なお、補助ロー
ラー15は、駆動ローラー14の回転駆動を安定させる
ための補助的なローラーで、この実施の形態では駆動源
としてのDCモータ35には動力的には連結されていな
いが、動力的に連結するようにしても良い。
【0054】なお、ケース体25全体がカーテンレール
3側に付勢されていることに伴い、補助ローラー15は
カーテンレール3の当接面16に確実に当接されること
となる。このとき、補助ローラー15の材質は、弾性を
有するゴム製で形成されているので、補助ローラー15
はカーテンレール3に対して少し食い込むようにして当
接することとなる。この食い込みを考慮すると、駆動ロ
ーラー14と同様にカーテンレール3の少なくとも1.
2倍以上の幅とするのが好ましい。
【0055】次に、上述したカーテンレール走行装置1
及びカーテン開閉装置2の動作について説明する。な
お、複数のランナー部材4のうち、2番目と3番目に隣
接しているランナー部材4a,4bに、カーテンレール
走行装置1が吊り下げられているものとする。また、カ
ーテンレール走行装置1とリード線45によって接続さ
れているコントローラー6は、家庭用電源AC100V
に接続されていると共に、スイッチがONとなっている
ものとする。
【0056】リモートコントローラー7からの赤外線光
線による命令信号が、コントローラー6の受光部6bに
受光されると、コントローラー6はその命令の内容に合
わせてカーテンレール走行装置1内のDCモータ35を
駆動制御するようになっている。
【0057】例えば、リモートコントローラー7の「閉
じる」ボタン(図示省略)を押すとする。すると、カー
テン開閉装置2に閉め動作を行う命令信号が、赤外線光
線でリモートコントローラー7の発光部7aから発信さ
れる。この命令信号をコントローラー6の受光部6aが
受光すると、コントローラー6からリード線45を介し
てカーテンレール走行装置1のDCモータ35に命令信
号が入力される。
【0058】DCモータ35に閉め動作を行う命令信号
が入力されると、DCモータ35は所定方向、例えば正
方向に回転し、モータ出力軸37及びウォーム歯車38
も正方向に一体的に回転する。ウォーム歯車38が回転
すると、ウォーム歯車38に直交方向に係合している中
間歯車39が、ウォーム歯車38の回転を90°変えて
回転する。なお、このときの中間歯車39の回転方向
は、図6において矢示C方向となる。
【0059】このように中間歯車39が矢示C方向に回
転すると、遊星歯車40,41が共に反時計方向に回転
しようとする。これによって、遊星歯車40,41は、
矢示A方向の力を中間歯車39から受ける。このため、
遊星歯車40,41を支承している首振り部51が矢示
E方向に回動する。
【0060】このように首振り部51が矢示E方向に回
動すると、遊星歯車40が駆動ローラー14に係合する
こととなる。したがって、DCモータ35の回転駆動力
は、中間歯車39より遊星歯車40を介して駆動ローラ
ー14へ伝達されることとなる。このときの駆動ローラ
ー14の回転方向は、矢示H方向となる。
【0061】駆動ローラー14が矢示H方向に回転する
と、この駆動ローラー14はカーテンレール3の当接面
16に多少食い込んだ状態で当接しているので、駆動ロ
ーラー14とカーテンレール3との間に大きな摩擦力が
生じ、カーテンレール走行装置1は矢示S方向へ駆動さ
れることとなる。
【0062】このようにカーテンレール走行装置1が矢
示S方向へ駆動されると、カーテンレール走行装置1を
吊り下げているランナー部材4a,4bもカーテンレー
ル走行装置1に引っ張られてカーテンレール3に沿って
矢示S方向にスライド移動する。このとき、ランナー部
材4a,4bは、カーテンレール走行装置1の案内部材
となっている。
【0063】ランナー部材4a,4bがカーテンレール
走行装置1によって矢示S方向に移動すると、2番目に
配置されたランナー部材4aが先頭に配置されたランナ
ー部材4cを押しながら進む。このようにして先頭に配
置されたランナー部材4cが、矢示S方向に進むことに
よって布部材5が引っ張られ、カーテン開閉装置2の閉
じ動作が行われる。
【0064】なお、カーテン開閉装置2の閉じ動作、す
なわちカーテンレール走行装置1がS方向に走行中に、
布部材5をさらに閉じ方向、すなわち同じ方向に引っ張
ったりする場合がある。
【0065】このような場合には、駆動ローラー14に
対して、DCモータ35によって回転させられている回
転方向と同方向への力が働くこととなる。すると、駆動
ローラー14から遊星歯車40に、遊星歯車40を離す
方向の力が伝達される。首振り部51は、この力を受け
て矢示F方向に移動し、駆動ローラー14との係合が外
れる。そのため、駆動ローラー14を無理矢理正方向に
回転させようとする力は、遊星歯車40には、伝達され
ず、さらにはDCモータ35側にも伝達されない。
【0066】また、カーテン開閉装置2の閉じ動作中に
逆に開き方向の力を加えた場合は、遊星歯車40が駆動
ローラー14に一旦食い込む現象が生ずるが、その食い
込みによってカーテンを開こうとする人に負荷がかかり
カーテンの開き動作を中止することとなる。この動作中
止によって食い込みが外れその後は、手動でカーテンを
開き方向に移動させることができる。
【0067】この構成によって、本発明のカーテン開閉
装置2では、手で布部材5を引っ張る等して無理な力を
カーテンレール走行装置1に加えた場合に、その外力が
中間歯車39やウォーム歯車38及びDCモータ35ま
では伝達されず、メカ機構やモータ機構等を損傷するこ
とのないものとなる。
【0068】また、上述したように、駆動ローラー14
及び補助ローラー15は、カーテンレール3の幅より2
倍程度の広い幅を有するものとなっている。したがっ
て、カーテンレール走行装置1を、図9に示すようなカ
ーブ区間3aを有するカーテンレール3’(曲率半径が
18cm程度のもの)に対して吊り下げたとしても、駆
動ローラー14及び補助ローラー15のカーテンレール
3’に対する当接が、カーブ区間3a等で外れることの
ないものとなっている。しかしながら、カーテンレール
走行装置1を直線的なカーテンレールに吊り下げて使用
する場合は、駆動ローラー14及び補助ローラー15の
幅をそれ程広く設定しなくともよいものとなる。
【0069】次に、カーテン開閉装置2の開き動作に関
して説明する。
【0070】まず、リモートコントローラー7の「開
く」ボタン(図示省略)を押す。すると、カーテン開閉
装置2に開き動作を行わせる命令信号が、リモートコン
トローラー7の発光部7aから発信され、この命令信号
をコントローラー6が入力する。そして、コントローラ
ー6からリード線45を介してカーテンレール走行装置
1のDCモータ35に命令信号が入力される。
【0071】DCモータ35に開き動作を行う命令信号
が入力されると、DCモータ35は逆方向に回転する。
そして、この回転は、モータ出力軸37及びウォーム歯
車38を介し、中間歯車39に伝達される。なお、この
ときの中間歯車39の回転方向は、図6において矢示D
方向となる。
【0072】このように中間歯車39が矢示D方向に回
転すると、遊星歯車40,41が共に時計方向に回転し
ようとする。その力によって、遊星歯車40,41は、
矢示B方向の力を中間歯車39から受ける。これによっ
て、遊星歯車40,41を支承している首振り部51が
矢示F方向に回動する。
【0073】このように首振り部51が矢示F方向に回
動すると、遊星歯車41が駆動ローラー14の係合歯車
14aに係合することとなる。したがって、DCモータ
35の回転駆動力は、中間歯車39より遊星歯車41を
介して駆動ローラー14へ伝達されることとなる。この
ときの駆動ローラー14の回転方向は、矢示G方向とな
る。
【0074】駆動ローラー14が矢示G方向に回転する
と、カーテンレール走行装置1は矢示S’方向へ駆動さ
れることとなる。このようにカーテンレール走行装置1
が矢示S’方向へ駆動されると、カーテンレール走行装
置1を吊り下げているランナー部材4a,4bもカーテ
ンレール走行装置1に引っ張られてカーテンレール3に
沿って矢示S’方向にスライド移動する。
【0075】ランナー部材4a,4bがカーテンレール
走行装置1によって矢示S’方向に移動すると、3番目
に配置されたランナー部材4bが4番目に配置されたラ
ンナー部材4dを押しながら進む。すると、ランナー部
材4dのS’方向への移動によって布部材5がS’方向
に引っ張られ、先頭に配置されたランナー部材4cが後
退する。このようにして、布部材5は、複数のランナー
部材4と共に矢示S’方向へと後退し、カーテン開閉装
置2の開き動作が行われる。
【0076】なお、カーテン開閉装置2の開き動作、す
なわちカーテンレール走行装置1がS’方向に走行中
に、布部材5をさらに開き方向へ動かしたり閉じ方向、
すなわち逆方向に引っ張ったりして、カーテンレール走
行装置1に無理な力を加えてしまう場合も生じる。その
ような場合の動きは、上述した閉じ動作時に無理な力が
働いた場合と同様に、遊星歯車40が駆動ローラー14
から離れるようになる。
【0077】上述したように、カーテン開閉装置2は、
カーテンレール走行装置1をカーテンレール3に沿って
S方向及びS’方向に、DCモータ35の駆動力によっ
てスライド移動させるようになっており、このカーテン
レール走行装置1の移動に伴って布部材5の開閉動作を
行うようにしたものとなっている。
【0078】なお、上述の実施の形態は、本発明の好適
な実施の形態の例であるが、これに限定されるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形
実施可能である。例えば、本発明のカーテンレール走行
装置1では、回転部材としての駆動ローラー14の回転
による本体のスライド移動の安定を補助する補助ローラ
ー15を設けているが、駆動ローラー14のみで本体の
スライド移動が安定する場合は、補助ローラー15は必
要ない。
【0079】また、本発明のカーテンレール走行装置1
では、本体をカーテンレール3へ押し付けるための付勢
手段を、吊り下げ手段と兼用させたコイルスプリング2
6で構成したが、特に、付勢手段と吊り下げ手段は兼用
でなくともよい。例えば、吊り下げ手段は、単に、ラン
ナー部材4への引掛け部のある部材で構成し、ケース体
25内に駆動ローラー14及び補助ローラー15をカー
テンレール3へ押し付けるための付勢手段を設けるよう
にしても良い。
【0080】さらに、本発明のカーテンレール走行装置
1では、モータ駆動源を双方向回転可能なDCモータ3
5で構成したが、ステッピングモータ等、他の種類のモ
ータでも双方向回転可能なモータを採用したり、一方向
回転モータの駆動力を輪列切り換えにより駆動ローラー
14に伝え、駆動ローラー14を双方向回転にすれば、
双方向にスライド移動可能なものとなる。また、一方向
のみのスライド移動を自動化するので良いのであれば、
モータ駆動源は単純な一方向回転のモータを採用するこ
とも可能である。
【0081】またさらに、リード線45を布部材5に複
数設けた係止部48で、複数箇所で係止させるように構
成したが、例えば、図10に示すように、布部材5を引
っ掛けた留め金21に布部材5と共にリード線45を引
っ掛けるようにしても良い。さらに、カーテンレール走
行装置1への電気的エネルギーをリード線45を介して
コントローラー6から供給するのではなく、カーテンレ
ール走行装置1に充電式の電源、制御装置及びリモート
コントローラー7からの信号の受光部等を直接持たせ、
リード線を廃止する構成としても良い。この場合、カー
テンレール走行装置1が開きまたは閉じた位置に来たと
きに自動的に充電させるようにするのが好ましい。ま
た、内部の電池で動作させるようにしても良い。
【0082】また、本発明のカーテンレール走行装置1
では、リモートコントローラー7で遠隔操作が可能な装
置としているが、特に遠隔操作が必要なければ、リモー
トコントローラー7は不要とし、コントローラー6に
「開く」「閉じる」等のスイッチを設けても良い。ま
た、ケース体25に手動で引く際の引き紐を設けると、
引き紐を引くことにより駆動ローラー14とカーテンレ
ール3の当接面16との当接が解除されるようになるの
で、この構成によりカーテンレール走行装置1は、自動
/手動切り換え可能な装置とすることが可能となる。
【0083】また、本発明では、カーテンレール走行装
置1がカーテンレール3から外れないための構成とし
て、駆動ローラー14及び補助ローラー15を弾性のあ
るゴム部材で形成し、さらに幅がカーテンレール3の幅
より広くなるように設定したが、さらに例えば、図11
に示すように、ケース体25の上面25bにカーテンレ
ール3の開放溝8に進入するための突堤25f,25f
を設けても良い。カーテンレール走行装置1がスライド
移動する際に、このように形成した突堤25f,25f
を開放溝8内に侵入させていると、何等かの力でカーテ
ンレール走行装置1がカーテンレール3から外れそうに
なった場合に突堤25f,25fがカーテンレール3の
内部に引っかかりカーテンレール走行装置1が外れない
ものとなる。
【0084】またさらに、遊星歯車40,41に中間歯
車39の回転力が伝達されると、この力を受けて首振り
部51が矢示E方向もしくはF方向に回動するように構
成したが、この首振り部51を中間(ニュートラル)位
置に保持する位置保持用のバネを設けて、首振り部51
が中間歯車39からの力を受けない際に遊星歯車40,
41を強制的に駆動ローラー14から離脱させるように
してもよい。
【0085】また、本発明のカーテン開閉装置2は、布
部材5を1枚使用しカーテンレール3の一端側から他端
側へカーテンを閉じるようにした片開き構造で説明した
が、布部材5を2枚とし、カーテンレール走行装置1を
それぞれの布部材5の閉じ方向先端側に設け、両端から
中央側へ2枚のカーテンを閉じるようにした両開き構造
のものとしても良い。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1,2及び
3記載の発明によれば、カーテンレール走行装置をラン
ナー部材に着脱自在に吊り下げ、回転部材を回転させる
ことにより、カーテンレール走行装置がカーテンレール
に沿ってスライド移動するようになっている。したがっ
て、ランナー部材やカーテンレール等の部材を取り外さ
ずに、既設のカーテンのランナー部材に取り付けるだけ
で、動力を持たないカーテンを自動開閉可能なカーテン
開閉装置となる。
【0087】また、請求項4記載の発明によれば、回転
部材をカーテンレールに押し付ける付勢手段を設けてい
るので、回転部材が確実にカーテンレールに摺接し、ス
ライド移動が確実に行われることとなり、信頼性の高い
カーテン開閉装置となる。さらに、請求項5記載の発明
によれば、付勢手段を吊り下げ手段と兼用させたコイル
スプリングで構成しているので、部品点数が減少し構成
も単純化され組立も容易となり、低コストのカーテン開
閉装置となる。また、カーテンレール走行装置をカーテ
ンレールに取り付ける際に、コイルスプリングを伸ばし
ながらランナー部材に取り付けることが可能となるの
で、本体をカーテンレールに接触させずに取り付けるこ
とが出来、取付作業が簡単なものとなる。
【0088】また、請求項6記載の発明によれば、モー
タ駆動源が双方向回転可能なモータとなっているので、
カーテンレール走行装置を開方向及び閉じ方向のどちら
でも駆動できるものとなり、利便性の高いカーテン開閉
装置とすることができる。さらに、請求項7記載の発明
によれば、駆動源と回転部材との間に遊星歯車を配置さ
れているので、回転部材とモータ駆動源との連結が遊星
歯車部分で離脱可能となり、カーテンを手動で無理矢理
引っ張った場合に、無理な力でモータを破壊する危険性
がなくなり、安全性の高いカーテン開閉装置となる。
【0089】さらに、請求項8記載の発明によれば、回
転部材を弾性のある材質で形成されたローラーで形成
し、かつ回転部材の幅をカーテンレールの幅より大きく
構成したので、回転部材がカーテンレールから脱落しに
くくなり、信頼性の高いカーテンレール走行装置とな
る。また、このような構成を採用することにより、カー
ブ部分を有するカーテンレールにも使用が可能となり、
用途の広いカーテン開閉装置となる。
【0090】またさらに、請求項9記載の発明によれ
ば、カーテンをランナー部材に把持されることによって
カーテンレールに吊り下げられた布部材で構成し、これ
を開閉させるようにしているので、簡単な構成でかつ利
便性の高いカーテン開閉装置となる。
【0091】また、請求項10記載の発明によれば、リ
ード線を布部材の数ヶ所に着脱自在に係止しているの
で、リード線がランナー部材及び布部材の開閉動作に対
し邪魔にならないカーテン開閉装置となる。さらに、リ
ード線の着脱が可能であるので、布部材を容易にランナ
ー部材から取り外して洗濯等を行ったりすることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるカーテン開閉装置
の全体を示した平面図である。
【図2】図1のII−II断面図で、カーテンレール及
びランナー部材のみを示した図である。
【図3】図2に示したランナー部材を矢示III方向か
ら見た図である。
【図4】図1のカーテン開閉装置に組込んだカーテンレ
ール走行装置を矢示IV方向から見た図である。
【図5】図1のカーテンレール走行装置を矢示V方向か
ら見た図である。
【図6】図1に示したカーテンレール走行装置の内部構
造を示した展開図である。
【図7】図6に示したカーテンレール走行装置とランナ
ー部材との接続部分を矢示VII方向から見た図であ
る。
【図8】図1に示したカーテンレール走行装置の内部構
造の一部を示した展開図である。
【図9】本発明のカーテン開閉装置をカーブ部分を有す
るカーテンレールに採用した際の説明図である。
【図10】カーテンレール走行装置から引き出したリー
ド線の処理方法の一例を示した図である。
【図11】本発明のカーテン開閉装置のカーテンレール
走行装置の変形例を示した斜視図である。
【図12】従来のカーテン開閉装置を示した平面図であ
る。
【図13】他の従来のカーテン開閉装置を示した平面図
である。
【図14】さらに、他の従来のカーテン開閉装置を示し
た図である。
【図15】図14のカーテン開閉装置の走行装置内を模
式的に示した図である。
【符号の説明】
1 カーテンレール走行装置 2 カーテン開閉装置 3 カーテンレール 4 ランナー部材 5 布部材 6 コントローラー(電源) 14 駆動ローラー(回転部材) 16 当接面(カーテンレールの下方面) 26 コイルスプリング(吊り下げ手段を兼用した付勢
手段) 33 C型金具(把持部の一部) 34 O型金具(把持部の一部) 35 DCモータ(モータ駆動源) 36 歯車輪列 37 モータ出力軸 38 ウォーム歯車 39 中間歯車 40,41 遊星歯車 45 リード線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 萩原 弘之 愛知県名古屋市中区栄5丁目27番14号 日 邦産業株式会社中部営業本部・名古屋営業 所内 (72)発明者 小澤 滋 長野県飯田市毛賀1020番地 株式会社三協 精機製作所飯田工場内 (72)発明者 和田 隆平 長野県飯田市毛賀1020番地 株式会社三協 精機製作所飯田工場内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーテンレールに沿って移動するカーテ
    ンレール走行装置をカーテンの所定位置に取り付けて上
    記カーテンの開閉を行わせるカーテン開閉装置におい
    て、上記カーテンレール走行装置は、上記カーテンレー
    ルの下方面に当接して上記カーテンレール走行装置を駆
    動させる回転部材と、該回転部材を駆動するモータ駆動
    源と、上記カーテンレール内を移動可能に配置された第
    1ランナー及び第2ランナーに着脱自在に吊り下げる吊
    り下げ手段とを有することを特徴とするカーテン開閉装
    置。
  2. 【請求項2】 長尺状のカーテンレールにスライド移動
    可能に配置されたカーテン吊り下げ用の複数のランナー
    部材のうち任意のものに着脱自在に吊り下げるための吊
    り下げ手段と、上記カーテンレールの下方面に当接しな
    がら回転することによって上記ランナー部材と共に上記
    カーテンレールに沿ってスライド移動させるための回転
    部材と、この回転部材を回転駆動するモータ駆動源とを
    備えたカーテンレール走行装置を有することを特徴とす
    るカーテン開閉装置。
  3. 【請求項3】 前記吊り下げ手段は、前記複数のランナ
    ー部材のうちの任意の2つにそれぞれ着脱自在な把持部
    を備えたことを特徴とする請求項2記載のカーテン開閉
    装置。
  4. 【請求項4】 前記回転部材を前記カーテンレールに押
    し付ける方向に付勢する付勢手段を設けたことを特徴と
    する請求項1,2または3記載のカーテン開閉装置。
  5. 【請求項5】 前記付勢手段は、前記吊り下げ手段を兼
    用したコイルスプリングで構成されたことを特徴とする
    請求項4記載のカーテン開閉装置。
  6. 【請求項6】 前記モータ駆動源は、双方向回転可能な
    モータで構成されたことを特徴とする請求項1,2,
    3,4または5記載のカーテン開閉装置。
  7. 【請求項7】 前記モータと前記回転部材との間には、
    前記モータの出力軸と一体的に回転するウォーム歯車
    と、このウォーム歯車と係合する中間歯車と、この中間
    歯車に係合しその中間歯車の回転方向によって前記回転
    部材に択一的に係脱自在となる1対の遊星歯車からなる
    歯車輪列が設けられていることを特徴とする請求項6記
    載のカーテン開閉装置。
  8. 【請求項8】 前記回転部材は、前記カーテンレールと
    の当接面が弾性のある材質で形成されたローラーで構成
    すると共にその当接面の幅を前記カーテンレールの幅の
    1.2倍以上としたことを特徴とする請求項1から7の
    うちいずれか1項記載のカーテン開閉装置。
  9. 【請求項9】 前記カーテンを、前記複数のランナー部
    材のうちの任意の数点に把持されることにより前記カー
    テンレールに吊り下げられた布部材から構成し、該布部
    材の開閉動作を行うようにしたことを特徴とする請求項
    1から8のいずれか1項記載のカーテン開閉装置。
  10. 【請求項10】 前記モータ駆動源を起動させるための
    電源と、該電源に接続されるリード線を設け、前記布部
    材の任意の数ヶ所の位置に上記リード線を係止したこと
    を特徴とする請求項9記載のカーテン開閉装置。
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