JPH11112749A - 画像読み取り装置 - Google Patents

画像読み取り装置

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JPH11112749A
JPH11112749A JP9275548A JP27554897A JPH11112749A JP H11112749 A JPH11112749 A JP H11112749A JP 9275548 A JP9275548 A JP 9275548A JP 27554897 A JP27554897 A JP 27554897A JP H11112749 A JPH11112749 A JP H11112749A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走査速度の変動による画像デ−タずれを抑
制。3ラインCCDを用いる画像読取においてライン間
の読取ずれを抑制。1ライン以内の高周波速度変動に対
しても画像デ−タずれを抑制。ずれ抑制のためのデ−タ
ビットおよび処理を簡略にする。メモリ増設を抑制。 【解決手段】 走査手段(E7,E8)の走査速度を検出する
手段(E33)と、速度デ−タを生成する手段(E34〜E36)
と、3ラインCCD(E11)の画像デ−タと速度デ−タを
対応付けて遅延するライン間補正メモリ(E23,E24)と、
該メモリより読出した速度デ−タおよび画像デ−タに基
づいて該画像デ−タに速度変動による読取ずれを補正す
るドット補正(E25)と、を備える。1ライン内画素単位
で、又はライン単位で、速度変動対応のずれ補正をす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿を走査して原
稿上画像を表わす画像デ−タを生成する画像読み取り装
置に関し、特に、走査速度の変動による画像読取ずれの
補正に関する。例えば、スキャナ,デジタル複写機,フ
ァクシミリ等に用いられる。
【0002】
【従来の技術】特開昭61−134168号公報には、
千鳥状に配列した複数のラインセンサを有するCCDを
用いと原稿画像をアナログ画像信号に変換しそして画像
処理回路にて画像デ−タに変換してメモリに書込み、読
み取り倍率に応じて該メモリへの書込と読み出しを制御
することにより、読取位置の異なるラインセンサにて得
た画像デ−タを、各色1ライン(同一位置)の画像デ−
タに補正する技術が提示されている。
【0003】3ラインCCDを使用した読み取り装置に
おいては、RGBの原稿読取位置が異なっているため、
同一位置を読み取るのが最も遅い色の画像デ−タ(の位
置)に合わせるように他の2色の画像デ−タは、それぞ
れフィールドメモリに入力して、読み出しのタイミング
を変えて、つまり、電気的なディレーを与えて3色光の
画像デ−タの出力タイミング(位置)を合わせている。
これが整数ライン(1ライン以上)のずれ補正である。
これに対してズーム変倍等を行った場合、1ライン未満
のずれ補正を行う必要がある。1ライン未満のずれ補正
は、注目ラインの前後のラインの画像デ−タを用いて、
例えば3次元コンボリュ−ション法により行なわれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】走査速度が一定で、速
度変動が無いとした場合には、上述のずれ補正により、
画像読取ずれがなくなる。しかし上述の3ラインCCD
で画像を読み取る場合、1つのラインに対する他の2つ
のラインの画像デ−タに、速度変動に対応した異ったず
れを生ずる。
【0005】本発明は、走査速度の変動による画像デ−
タずれを抑制することを第1の目的とし、3ラインCC
Dなど複数ラインの光電変換素子列を有する撮像素子を
用いる画像読取において走査速度の変動による各ライン
の画像デ−タ間のずれを抑制することを第2の目的とす
る。1ライン以内の高周波の速度変動に対しても画像デ
−タずれを抑制することを第3の目的とする。画像デ−
タずれ抑制のためのデ−タビットおよび処理を簡略にす
ることを第4の目的とする。画像デ−タずれ抑制のため
のメモリ増設を抑制することを第5の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1)原稿画像(3)を照明し光電変換手段(E11)へ導く光
学系(E10,5,6)と、原稿と光学系の一方を相対的に副走
査方向に走査する走査手段(E7,E8)と、光電変換手段(E1
1)からのアナログ信号を画像デ−タへ変換するA/D変
換手段(E19〜E20)を有する画像読み取り装置において、
前記走査手段(E7,E8)の走査速度を検出する速度検出手
段(E33)と、その検出速度を表わす速度デ−タを生成す
る手段(E34〜E36)と、該速度デ−タをそれを得たときの
画像データと対応付ける手段(E23,E24)と、対応付けら
れた速度デ−タと画像デ−タに基づいて該画像デ−タに
速度変動による読取ずれを補正する処理を施す補正手段
(E25)と、を備えることを特徴とする画像読み取り装
置。なお、理解を容易にするためにカッコ内には、図面
に示し後述する実施例の対応要素の記号を、参考までに
付記した。
【0007】これによれば、原稿走査速度に変動が有っ
ても、その変動をフィードバックして読取色ずれを補正
するので、補正手段(E25)の後段において画像デ−タの
ずれが無くなる。補正手段(E25)の後段にて画像デ−タ
に基づいて色判定および像領域判定を行なう場合は、そ
れらの誤判定が低減し、良好な出力画像(コピ−)を得
ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
(2)前記光電変換手段は複数ラインCCD(E11)であ
り、前記補正手段(E25)は、そのライン間の前記走査手
段による走査距離分の読取ずれと前記速度変動による読
取ずれを補正する処理を画像デ−タに施す。例えば3ラ
インCCD(E11)ではRGB各読取ライン間に間隔があ
り、色毎に読取位置が異なる。このため、同じ原稿位置
での各RGBの画像データに与える速度変動がことな
る。本実施態様ではこれを補正することで、色別画像デ
−タ間のずれが無くなる。補正手段(E25)の後段にて画
像デ−タに基づいて色判定および像領域判定を行なう場
合は、それらの誤判定が低減し、良好な出力画像(コピ
−)を得ることができる。
【0009】(3)前記対応付ける手段(E23,E24)は、
画素毎に前記速度デ−タと画像デ−タを対応付けて保持
するメモリ手段(図11のE23,E24)を含む。画素毎に対応
して速度変動対応の画像デ−タずれ補正を行なうので、
1ライン以内の高周波の速度変動に対しても画像デ−タ
ずれ補正が行なわれる。
【0010】(4)前記対応付ける手段(E23,E24)は、
主走査1ラインの画像デ−タに前記速度デ−タを対応付
けて保持するメモリ手段(図16のE23,E24)を含む。速度
データ用のビット数が多くても、1ラインの全画像デ−
タに共通データとして処理するので、ライン内画素当り
には速度デ−タのビット数が少く、1ラインに対して1
ビットシリアルで速度デ−タを保持することもでき、メ
モリ手段(図16のE23,E24)のコストが低減できる。
【0011】(5)前記光電変換手段は複数ラインCC
D(E11)であり、前記対応付ける手段(E23,E24)は、CC
D(E11)のライン間の前記走査手段による走査距離分の
読取ずれを補正するためのライン間補正メモリ(E23,E2
4)であって前記A/D変換手段(E19〜E20)が発生する画
像デ−タとともにそのときの速度デ−タを記憶する。ラ
イン間補正メモリ(E23,E24)の未使用ビットを、速度デ
−タの格納に使うことでコストを低減することができ
る。例えばライン間補正メモリに12bitのフィール
ドメモリを使用した場合、画像データを9bitとする
ならば残りの3bitを速度データに割り当てることが
できる。走査速度をフルレンジで3bitで表わすこと
には無理があるが、速度デ−タを、目標速度(設定速
度)からの実速度の偏差,予定変動範囲の中間値に対す
る実速度変動値の差、あるいは、速度サンプリングの1
周期前の検出速度に対する今回サンプリング速度の偏差
(差分)とすることにより、3bitでも速度あるいは
速度変動を表現しうる。これにより、ライン間補正メモ
リ(E23,E24)の有効利用が実現する。
【0012】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0013】
【実施例】図1に、本発明の一実施例の画像読み取り装
置を装備したデジタルカラ−複写機の主に機構概要を示
す。画像読み取り装置であるカラー画像読み取りユニッ
ト300は、原稿3の画像をハロゲンランプE10,ミ
ラー群5,及びレンズ6を介して光電変換手段である3
ラインCCDE11に結像して、原稿のカラー画像情報
を色分解して読み取り、電気的な画像信号に変換する。
【0014】3ラインCCDE11は、この例ではB,
G,Rのフィルタを介して3色同時読み取りを行なう。
そして、このカラ−読み取りユニット300で得たB,
G,Rの色分解画像信号強度レベルをもとにして、画像
処理ユニット400でスキャナγ補正,色変換,主走査
変倍,画像分離,加工,エリア処理,諧調補正処理など
の画像処理を行ない、Black(以下、BKと記す),C
yan(同、C),Magenta(同、M)及びYellow(同、
Y)のカラー画像データを得る。これを、次に述べる画
像書き込みユニット200によって、BK,C,M及び
Yの各色毎に顕像化を行ない、これを重ね合わせて4色
カラー画像を形成する。
【0015】次に画像書き込みユニット200の概要を
説明する。書き込み光学ユニット8は、画像処理ユニッ
ト400からのカラー画像データを光信号に変換して、
原稿画像に対応した光書き込みを行ない、感光体ドラム
9に静電潜像を形成する。該ユニット8は、レーザー8
−1とその発光駆動制御部(図示せず),ポリゴンミラ
ー8−2とその回転用モータ8−3,f/θレンズ8−
4,反射ミラー8−5等で構成されている。感光体ドラ
ム9は、矢印の如く反時計方向に回転するがそのまわり
には、感光体クリーニングユニット(クリーニング前除
電器を含)10,除電ランプ11,帯電器12,電位セ
ンサー13,BK現像器14,C現像器15,M現像器
16,Y現像器17,現像濃度パターン検知器18,中
間転写ベルト19などが配置されている。
【0016】各現像器は、静電潜像を現像するために、
現像剤の穂を感光体9の表面に接触させて回転する現像
スリーブ(14−1,15−1,16−1,17−1)
と、現像剤を汲み上げ、撹拌するために回転する現像パ
ドル(14−2,15−2,16−2,17−2)およ
び現像剤のトナー濃度検知センサー(14−3,15−
3,16−3,17−3)などで構成されている。
【0017】さて、待機状態では4箇の現像器全てが現
像スリーブ上の剤は穂切り(現像不作動)状態になって
いる。現像動作の順序(カラー画像形成順序)が、B
K,C,M,Yの場合について以下説明する(ただし、
画像形成順序はこれに限定されるものではない)。
【0018】コピー動作が開始されると、画像読み取り
ユニット300で所定のタイミングからBK画像データ
の読み取りがスタートし、この画像データに基づきレー
ザー光による光書き込み・潜像形成が始まる(以下、B
K画像データによる静電潜像をBK潜像と称す。C、
M、Yについても同じ)。このBK潜像の先端部から現
像可能とすべくBK現像器14の現像位置に潜像先端部
が到達する前に、現像スリーブ14−1を回転開始して
剤の穂立てを行い、BK潜像をBKトナーで現像する。
そして以後、BK潜像領域の現像動作を続けることが、
潜像後端部がBK現像位置を通過した時点で、速やかに
BK現像スリーブ14−1上の剤穂切りを行ない、現像
不作動状態にする。これは少なくとも、次のC画像デー
タによるC潜像先端部が到達する前に完了させる。な
お、穂切りは現像スリーブ14−1の回転方向を、現像
動作中とは逆方向に切替えることで行う。
【0019】さて、感光体9に形成したBKトナー像
は、感光体と等速駆動されている中間転写ベルト19の
表面に転写する。(以下、感光体から中間転写ベルトへ
のトナー像転写をベルト転写と称す)ベルト転写は、感
光体9と中間転写ベルト19が接触状態において、転写
バイアスローラ20に所定のバイアス電圧を印加するこ
とで行う。
【0020】なお、中間転写ベルト19には、感光体9
に順次形成するBK,C,M,Yのトナー像を、同一面
に順次位置合せして、4色重ねのベルト転写画像を形成
し、その後、転写紙に一括転写を行う。
【0021】ところで、感光体9ではBK工程の次にC
工程に進むが、所定のタイミングから画像読み取りユニ
ット300によるC画像データ読み取りが始まり、その
画像データによるレーザー光書き込みで、C潜像形成を
行う。
【0022】C現像器15はその現像位置に対して、先
のBK潜像後端部が通過した後で、且つ潜像の先端が到
達する前に現像スリーブ15−1を回転開始して剤の穂
立てを行い、C潜像をCトナーで現像する。以後、C潜
像領域の現像を続けるが、潜像後端部が通過した時点
で、先のBK現像器の場合と同様に、C現像スリーブ1
5−1上の剤穂切りを行う。これもやはり、次のM潜像
先端部が到達する前に完了させるなお、MおよびYの工
程については、それぞれの画像データ読み取り・潜像形
成・現像の動作が上述のBK・Cの工程と同様であるの
で説明は省略する。
【0023】中間転写ベルト19は、駆動ローラ21,
ベルト転写バイアスローラ20,および従動ローラ群に
張架されており、図示してない駆動モータにより駆動制
御される。
【0024】ベルトクリーニングユニット22は、ブラ
シローラ22−1,ゴムブレード22−2,およびベル
トからの接離機構22−3などで構成されており、1色
目のBK画像をベルト転写した後の、2,3,4色目を
ベルト転写している間は、接離機構22−3によってベ
ルト面から離間させておく。
【0025】紙転写ユニット23は、紙転写バイアスロ
ーラ23−1,ローラークリーニングブレード23−
2,およびベルトからの接離機構23−3などで構成さ
れている。該バイアスローラ23−1は、通常はベルト
19面から離間しているが、中間転写ベルト19面に形
成された4色の重ね画像を、転写紙に一括転写する時に
タイミングを取って接離機構23−3で押圧され、該ロ
ーラ23−1に所定のバイアス電圧を印加して紙への転
写を行う。
【0026】なお、転写紙24は、給紙ローラー25・
レジストロラー26によって、中間転写ベルト面の4色
重ね画像の先端部が、紙転写位置に到達するタイミング
に合わせて給紙される。中間転写ベルト面から4色重ね
トナー像を一括転写された転写紙24は、紙搬送ユニッ
ト27で定着器28に搬送され、所定温度にコントロー
ルされた定着ローラと加圧ローラーでトナー像を溶融定
着してコピートレイ29に搬出されフルカラーコピーが
得られる。
【0027】なお、ベルト転写後の感光体9は、感光体
クリーニングユニット10(クリーニング前除電器10
−1,ブラシローラ10−2,ゴムブレード10−3)
で表面をクリーニングされ、また除電ランプ11で均一
に除電される。
【0028】また、転写紙24にトナー像を転写した後
の中間転写ベルト19は、クリーニングユニット22を
再び接離機構22−3で押圧して表面をクリーニングす
る。リピートコピーの時は、カラースキャナ1の動作お
よび感光体9への画像形成は、1枚目のY(4色目)画
像工程に引き続き、所定のタイミングで2枚目のBK
(1色目)画像工程に進む。また、中間転写ベルト19
の方は、1枚目の4色重ね画像の転写紙の一括転写工程
に引き続き、表面をクリーニングユニット22でクリー
ニングされた領域に、2枚目のBKトナー像がベルト転
写されるようにする。その後は、1枚目と同様動作にな
る。
【0029】なお、転写紙カセット30,31,32,
33には、各種サイズの転写紙が収納されており、操作
パネル(図示せず)で指定されたサイズ紙の収納カセッ
トからタイミングを取ってレジストローラ26方向に給
紙及び搬送される。34は、OHP用紙や厚紙などのた
めの手差し給紙トレイである。
【0030】コピーモード等のユーザーが設定するもの
は、操作部ユニット500によって入力される、設定さ
れたコピーモード等の操作モードはシステム制御ユニッ
ト100に送られ、システム制御ユニット100では設
定されたコピーモードを実行するための制御処理を行
う。この時、システム制御ユニット100から、画像読
み取りユニット300,画像書き込みユニット200,
画像表示ユニット700等のユニットにたいして制御指
示を行う。
【0031】画像表示ユニット700に画像読み取りユ
ニット300から読み取った画像を表示するには、シス
テム制御ユニット100からの制御指示により、画像読
み取りユニット300が原稿画像の読み取りをスタート
し、画像読み取りユニット300からの画像信号に対し
て、画像処理ユニット300おいて画像表示装置で表示
するのに適した画像処理を行った後、画像表示ユニット
700に原稿の画像データを出力する。
【0032】図2に示す画像表示ユニット700のFI
FO(A21)を介して、画像処理ユニット300から
出力された画像データは、CPU(A23)内蔵のDM
Aコントローラによって、画像データ格納用のDRAM
(A22)に格納される。画像表示ユニット700に
は、画像データと共に画像データ制御信号も送られこの
制御信号に基づいてユニット700は、有効画像領域だ
けをDRAM(A22)取り込む。
【0033】DRAM(A22)に格納された有効画像
データは、CPU(A23)によってVRAM(A2
4)にDMA転送される。この時CPU(A23)によ
ってDRAM(A22)内に画像データーの任意の部分
を転送したり、拡大・縮小・間引き等の処理を行う事も
可能である。VRAM(A24)に転送された画像デー
タは、LCDコントローラ(A25)の制御によりLC
Dパネル(A26)に表示される。
【0034】図3に、画像表示ユニット700の外観を
示す。画像表示ユニット700は、画像をLCDパネル
(A26)に表示する。その画面内で編集・加工のエリ
ア指定/モード設定を行うためのディスプレイエディタ
ーを兼用しても良い。画像表示ユニット700の各設定
キーが、図2上のキ−ボ−ド(A31)に相当するもの
であり、そこに、読み取りキー,明るさ調整つまみおよ
びコントラスト調整つまみがある。
【0035】図4に、操作部ユニット500の外観を示
す。操作部ユニット500のテンキー(B41)は、コ
ピー枚数などの数値入力を行う場合に使用する。モード
クリア/予熱キー(B42)は設定したモードを取り消
して初期設定に戻す場合や、一定時間以上の連続押下で
予熱状態とする設定を行う。割り込みキー(B43)は
コピー中に割り込み、別の原稿のコピーを行う場合に使
用する。画質調整キー(B44)は画質の調整を行うと
きに使用する。プログラムキー(B45)はよく使用す
るモードの登録や呼出を行う場合に使用する。プリント
スタートキー(B46)はコピー開始の為のキーであ
る。クリア/ストップキー(B47)は入力した数値を
クリアする場合や、コピー途中でコピーを中断する場合
に使用する。エリア加工キー(B48)は画像表示ユニ
ット(ディスプレイエディター)上で、エリア加工・編
集等のモードを使用する場合に使用する。輝度調整つま
み(B49)はLCDパネル(B50)の画面の明るさ
を調整する。また、LCDパネル(B50)には、タッ
チパネル(B54)があり、LCDパネル(B50)上
に表示された各種のキーの範囲と同じ範囲にキーエリア
を設定したものであり、前記設定された範囲内に押下を
検出する。初期設定キー(B51)はユーザーが各初期
設定を選択する時に押下する。
【0036】図5に、LCDパネル(B50)の表示画
面の一例をしめす。図5に示されるように、LCDパネ
ル(B50)上にカラーモード,自動濃度,マニュアル
濃度,画質モード,自動用紙選択,用紙トレイ,用紙自
動変倍,等倍,ソート,スタック等の、モード選択表示
があり、さらにクリエイト,カラー加工,両面,変倍等
のサブ画面選択表示もある。各表示の大きさと同様の大
きさのキーが、LCDパネル(B50)に組込まれたタ
ッチパネル(B54)上に設定されている。
【0037】図6に、図5上の変倍キーを押下したとき
の、LCDパネル(B50)の表示画面を示す。変倍キ
ーが押下されると、画面下方から変倍設定画面(図6)
がスクロールアップされる。変倍設定画面には、定型変
倍(予め変倍率が設定されている変倍モード)用のキー
が設定されている。例えば71%の部分のタッチパネル
キーを押下すると、変倍率71%が選択される。またこ
の画面には定型変倍以外の変倍モードを選択するため、
ズームキー,寸法変倍キー,独立変倍/拡大連写キーが
画面左側に設定されている。
【0038】図7に、操作部ユニット500の、LCD
パネル(B50)に装着されたタッチパネル(B54)
と、タッチ位置検出回路の部分500Aを示す。図8に
は、タッチ位置検出コントロ−ラ(B52)がタッチ位
置検出回路に与える信号(IN)と、タッチパネル(B
54)の出力(OUT)の関係を示す。タッチパネル
(B54)のタッチ電極Y1,Y2の回路は抵抗でプル
アップされているので、タッチパネルOFF(タッチな
し)のときY1は+5vになり、ON(タッチあり)の
時は0vになる。従って、コントロ−ラ(B52)は、
A/Dコンバータ(B53)の出力から、ON/OFF
の状態を確認する。コントローラ(B52)は、タッチ
パネルONの状態を検知すると測定モードに切り換え
る。X方向のタッチ位置計測時は、コントローラ(B5
2)は制御信号X/YをHにして、A/Dコンバータ
(B53)のデ−タを読込む。このとき、X1が+5
v、X2が0vとなり、タッチ位置の電位がY1を通し
てA/Dコンバータ(B53)でデジタルデ−タに変換
され、このデ−タがX1/X2間タッチ位置を表わす。
Y方向のタッチ位置の座標(Y1/Y2間の位置)も、
制御信号X/YをLにして読込む。
【0039】図9に、操作部ユニット500の、電気系
システム全体としての構成を示す。CPU(B55)か
らのアドレス信号は、アドレスラッチ(B56)に取り
込まれ、CPU(B55)からの信号によりここでコン
トロールされる。アドレスラッチ(B56)をでたアド
レス信号は、その一部がアドレスデコーダ(B57)に
入り、ここで各ICへのチップセレクト信号に復号さ
れ、メモリマップ作成のための制御信号に使用される。
また、アドレスはROM(B58,B59),RAM
(B60)等のメモリや、LCDコントロ−ラ(B6
1)に入りアドレス指定に使用される。
【0040】一方CPU(B55)からのデーターバス
は、メモリ(B58,B59,B60))やLCDコン
トロ−ラ(B61)に接続され、データの双方向通信が
行われる。LCDコントロ−ラ(B61)はCPU(B
55)からのアドレスバス,データバスの他に、LED
ドライバ(B62),キーボード(B41),タッチパ
ネル(500A),LCDモジュール(B50)、そし
て表示データ用のROM(B59),RAM(B60)
等が接続されている。
【0041】LCDコントロ−ラ(B61)は、キーボ
ード(B41)からの信号やタッチパネル(500A)
からの信号により、ROM(B59),RAM(B6
0)のデータから表示データを作成し、LCD(B5
0)の表示をコントロールする。また、CPU(B5
5)には光ファイバー用コネクタが接続されており、光
トランシ−バ(B63)を介して外部との通信を行う。
【0042】図10に、本発明の第1実施例の画像読取
ユニット300のシステム構成を示し、それに接続され
た画像処理ユニット400のシステム構成を図11に示
す。なお、図10と図11は、ユニット300+400
の全体を表わす一枚の図面を、2分した各半分のもので
あり、図10と図11上の、2重のイナズマ形2点鎖線
を重ね合せて、それらの図面をつなぐことにより、ユニ
ット300+400の全体を表わす一枚の図面が現われ
る。この図面に、本発明を実施する構成(E12,E2
3,E24+E33〜E35)が含まれている。
【0043】図10に示される、画像読取ユニット30
0のCPU(E1)は、ROM(E2)に格納されたプ
ログラム実行しRAM(E3)にデータ等を読み書きす
る事で、画像読取ユニット300の全体の制御を行って
いる。また、システム制御ユニット100とシリアル通
信で接続されており、ユニット100との間のコマンド
及びデータの送受信により、ユニット100が指令した
動作を行う。システム制御ユニット100は、操作部ユ
ニット500とシリアル通信で接続されており、ユーザ
からのキー入力指示に応じて、動作モード等の指示を画
像読取ユニット300および画像書込みユニット200
に設定する。CPU(E1)は、I/O(E6)を介し
て、原稿検知センサ,HPセンサ,圧板開閉センサ等の
各種センサの検知信号を読込み、また冷却ファン等にO
N/OFFを指示する。
【0044】スキャナモータドライバ(E7)はCPU
(E1)からのPWM出力によりドライブされ励磁パル
スシーケンスを発生し原稿走査駆動用のパルスモータ
(E8)を駆動する。
【0045】原稿画像は、ランプレギュレータ(E9)
で駆動されるパロゲンランプ(E10)の光により照明
され、原稿の反射光が複数のミラー5及びレンズ6を通
りCCD基板上の3ラインCCD(E11)に結像され
る。3ラインCCD(E11)は、タイミング回路(E
12)によって、各駆動クロックを与えられて各RGB
のodd,evenのアナログの画像信号をエミッタホ
ロワ(E13〜E15)に出力する。エミッタホロワ
(E13〜E15)からアナログ処理回路(E16〜E
18)へ入力された信号は、アナログ処理回内での減算
法CDSの実行により、CCD(E11)のオプティカ
ルブラック部でラインクランプを施し、oddとeve
nの出力差を補正し、それぞれのアンプゲイン調整を行
う。ゲイン調整後は、マルチプレクサで合成してDCレ
ベルのオフセット調整後にA/Dコンバータ(E19〜
E21)へ入力される。
【0046】A/Dコンバータ(E19〜E21)へ入
力されたアナログ信号は、デジタル化されてシェーディ
ング回路(E22)へ入力される。ジェーディング回路
(E22)では照明系の光量不均一やCCDの画素出力
のバラツキを補正する機能を持っている。
【0047】次に図11を参照すると、シェーディング
補正された画像データは、ライン間補正メモリ(E2
3,E24)へ入力される。ライン間補正メモリ(E2
3)は、3ラインCCD(E11)のB検出ラインとR
検出ラインとのキャリッジ走査方向の位置差分R画像デ
−タを遅延してB画像デ−タに位置合せするための遅延
メモリであり、ライン間補正メモリ(E24)は、B検
出ラインとG検出ラインとのキャリッジ走査方向の位置
差分G画像デ−タを遅延してB画像デ−タに位置合せす
るための遅延メモリである。
【0048】この実施例では、後述のドット補正(E2
5)でのずれ補正を簡単にするため、3ラインCCD
(E11)の3ライン間の位置差は整数ライン分に設定
され、倍率が1のときには、3ラインCCD(E11)
の3ライン間の位置差による異色画像デ−タ間の位置ず
れは、ライン間補正メモリ(E23,E24)で補正さ
れ、ドット補正(E25)にて、小数点以下のライン数
(1未満のライン数)のずれ補正は不要である。しか
し、ズ−ム変倍のときには、ライン間補正メモリ(E2
3,E24)の出力画像デ−タに、B画像デ−タに対し
て小数点以下のライン数のずれを生ずることが多く、そ
のようなずれをドット補正(E25)が補正する。ま
た、走査速度変動分のずれも、ドット補正(E25)が
補正する。
【0049】ドット補正(E25)では、ライン間補正
メモリ(E23,E24)から出力された画像データ
の、RGBデータの1ライン以内ドットのズレを補正す
る。この内容は後述する。スキャナγ補正(E26)で
反射率リニアデータをルックアップテーブル方式で補正
を行う。この補正後の画像データは、自動原稿色判定回
路(E28)と自動画像分離回路(E29)とディレー
メモリ(E27)を介して、RGBフィルタ・色変換処
理・変倍処理・クリエイト(E30)に入力される。
【0050】自動原稿色判定回路(E28)は、ACS
(有彩/無彩判定)処理にて、黒、及び灰色の判定を行
う。自動画像分離回(E29)は、像域分離処理にて、
エッジ判定(白画素と黒画素の連続性により判定),網
点判定(画像中の山/谷ピーク画素の繰り返しパターン
により判定),写真判定(文字・網点外で画像データが
ある場合)を行い、文字及び印刷(網点)部、写真部の
領域を判定してCPU(E1)に伝え、後段のRGBフ
ィルタ・色変換(E30),プリンタγ補正・YMCK
フィルタ・階調処理(E31)でパラメータや係数の切
り換えに使用される。
【0051】画像データは、RGBフィルタ(E30)
に入力される。RGBフィルタ(E30)では、RGB
のMTF補正,平滑化,エッジ強調,スルー等のフィル
タ係数が先の判定領域により切り換えら定される。色変
換処理(E30)では、RGBデータに、YMCK変
換,UCR,UCA処理を行なう。
【0052】変倍処理(E30)は、入力された画像デ
ータに対して拡大/縮小処理を実行する。画像表示ユニ
ット700へのデ−タ転送はこの処理後に行われる。変
倍処理(E30)は、I/Fを介して画像表示ユニット
700に接続されている。
【0053】クリエイト(E30)では、クリエイト編
集,カラー加工を行う。クリエイト編集では、斜体,ミ
ラー,影付け,中抜き処理等を実行する。カラー加工で
は、カラー変換,指定色消去,アンダーカラー等を実行
する。
【0054】プリンタγ補正・YMCKフィルタ(E3
1)では、先の判定領域に基づいてプリンタγ変換とフ
ィルタ係数の設定する。階調処理(E31)ではディザ
処理を実行し、ビデオコントロール(E31)では書き
込みタイミング設定や画像領域,白抜き領域の設定やグ
レースケールやカラーパッチ等のテストパターン発生を
行う事ができ、最終画像データを、書き込み処理(E3
1)でLD(レーザーダイオード)へ出力できるように
処理されて、画像書込ユニット200のLDドライバへ
出力する。
【0055】本発明の実施のために、速度検出センサ
(E33),F/V変換回路(E36),アンプ(E3
4)とA/Dコンバータ(E35)が追加されている。
本実施例では、速度検出センサ(E33)は、ハロゲン
ランプE10および第1ミラ−5−1を搭載したキャリ
ッジを駆動するプーリ(E8で駆動される)に取り付け
たロ−タリエンコーダである。ロ−タりエンコーダ(E
33)の出力は、F/V変換回路(E36)で、キャリ
ッジ速度を表わすアナログ電圧レベル(指速電圧)に変
換され、A/Dコンバ−タ(E35)へ入力される。入
力前のアンプ(E34)は、A/Dコンバ−タ(E3
5)の比較電圧Vrefの範囲内に指速電圧のレベルを
調整するとともに、速度変動の量とドット補正の分解能
のレベルに対応関係ができるように設定する。アンプ
(E34)のゲインはCPU(E1)により設定され
る。なお、キャリッジを直接駆動するプーリにロ−タり
エンコーダ(E33)を取り付けるので、キャリッジ速
度の実際の変動に対応して変動する指速電圧が得られ
る。
【0056】A/Dコンバ−タ(E35)のサンプリン
グクロックは、画像データの処理に使用するクロック
(画素単位に同期したクロックパルス)を使用してデジ
タルデータに変換する。これにより、処理画素(画像デ
−タ)の切換りに同期して、A/Dコンバ−タ(E3
5)のデジタルデ−タ(速度デ−タ)が得られる。この
速度データをライン間補正メモリ(E23,E24)の
RとG用に入力する。このことは、その画像データを取
り込んだ時点の速度変動データを同じアドレスに格納す
ることになる。
【0057】この実施例では、シェーディング補正後の
画像デ−タは9bitであり、フィールドメモリが12
bitであるので、3bit分を速度デ−タに割り当て
ることができる。そこで、F/V変換回路(E36)に
より、スキャナ速度の「目標速度(設定速度)分の電圧
レベル−オフセット(4)分電圧」(DC成分)をカッ
トして、「設定速度−オフセット値」に対する速度変動
分を表わす電圧だけ出力しA/Dコンバ−タで3ビット
デ−タ(速度デ−タ)に変換にする。オフセット(4)
は、F/V変換回路(E36)の出力が負にならないよ
うにするマ−ジンであり、オフセットは4対応の電圧に
定めている。即ち、速度変動の平均値を4にして、速度
デ−タ(速度変動データ)をライン間補正メモリ(E2
3,E24)に入力して画像デ−タと共に書込む。この
場合、1/8ドットの位置ズレを起こす速度差と速度デ
ータの1デジット値を等しくすることで、後述するドッ
ト補正(E25)によるずれ補正処理が簡易になる。そ
こでこの実施例では、アンプ(E34)によって、F/
V変換回路(E36)の出力レベルを調整して、A/D
コンバ−タ(E35)が出力する3ビットの速度データ
の1デジット値を、1/8ドットの位置ズレを起こす速
度差に合せている。
【0058】3ラインCCD(E11)の3ライン間の
位置差は整数ライン分に設定され、倍率が1で走査速度
に変動がないときには、3ラインCCD(E11)の3
ライン間の位置差による異色画像デ−タ間の位置ずれ
は、ライン間補正メモリ(E23,E24)による画像
デ−タの出力遅延で補正され、ドット補正(E25)に
おいて画像デ−タに位置ずれ補正を行なう必要はない。
しかし、ズ−ム変倍によって小数点以下のライン数のず
れを生ずるときと、倍率1でも走査速度が変動してずれ
を生ずるときには、そのようなずれをドット補正(E2
5)で補正する必要がある。
【0059】次に、ドット補正(E25)を説明する。
ドット補正(E25)には、画像読取開始時に倍率A%
に対応するずれ量が与えられる。倍率A%対応のずれ量
は、Bの画像デ−タを基準にRの画像デ−タに対しては
次のRda、Gの画像デ−タに対しては次のGdaであり、
単位はラインの1/8(ラインの長さ方向が主走査方向で
あり、それと直交する副走査方向の画素ピッチ(ライン
ピッチ)の1/8)である: Rda={floor〔(16×A/100+1/16)-floor(16×A/100+1/16)〕×8}/8 ・・・(1) Gda={floor〔( 8×A/100+1/16)-floor( 8×A/100+1/16)〕×8}/8 ・・・(2) floor:小数点以下切捨て, A:倍率(%)。
【0060】画像読取が開始されると、B画像デ−タは
直接にドット補正(E23)に与えられるが、R画像デ
−タおよびG画像デ−タは、上述のライン間補正メモリ
(E23,E24)を通して、B画像デ−タに対して副
走査方向の画素ピッチ(ラインピッチ)の整数倍分の遅
れの後に、上述の速度デ−タ(速度変動分を表わす3ビ
ット)と共に与えられる。
【0061】該速度デ−タが表わす数の単位は、前述の
ように、アンプ(E34)によって、F/V変換回路
(E36)の出力レベルを調整して、A/Dコンバ−タ
(E35)が出力する3ビットの速度データの1デジッ
ト値を、1/8ドットの位置ズレを起こす速度差に合せ
ているので、また、F/V変換回路(E36)の出力が
負にならないようにオフセット4を設定しているので、
速度デ−タ対応の、R画像デ−タのずれ量Rdv,G画像
デ−タのずれ量Gdvは、 Rdv=4+Rdd ・・・(3) Gdv=4+Gdd ・・・(4) 単位は副走査方向の画素ピッチ(ラインピッチ)の1/8、
となる。
【0062】ドット補正(E23)は、倍率Aによるず
れ量Rda,Gdaと速度変動対応のずれ量Rdv,Gdvの合
計すなわち総合ずれ量Rd,Gd、 Rd=Rda−(4+Rdd) ・・・(5) Gd=Gda−(4+Gdd) ・・・(6) を算出する。
【0063】そしてドット補正(E25)は、図12に
示すように、注目のR画像デ−タ,G画像デ−タ(図1
2上のn1の位置)を、それからRd,Gdのずれがあ
る位置n1’の画像デ−タに置換する。位置n1’の画
像デ−タは、3次関数コンボリューション法を用いて、 n1’=k0・n0+k1・n1+k2・n2+k3・n3 ・・・(7) と算出する。この式中の、注目の画像デ−タより1ライ
ン前の画像デ−タ、n2およびn3はそれぞれ1ライン
および2ライン後の画像デ−タである。k0〜k3は係
数であり、注目点n1とずれ点n1’の位置差Rd,G
dに対応して、図13に示すように定められている。な
お、図13上の「ずれ量」の単位1は、副走査方向の画
素ピッチ(ラインピッチ)を意味する。
【0064】このドット補正(E25)により、その後
段にある自動画像分離回路(E29)での像域分離処理
が良好に行える。アンプ(E34)の調整によって1/
8ドットの位置ズレを起こす速度差と速度変動データの
1デジット値を等しくしているので、上述のずれ量の演
算を簡単な構成で実現できる。
【0065】また、ズレ量が0や7/8の端の部分は速
度変動を加味することで範囲外になってしまうが、この
場合はn0の前にn−1をn3の後にn4のデータを持
つことにより、注目ラインの前後1ラインの範囲でドッ
ト補正が可能となる。これを図14に示す。
【0066】図15および図16に、画像読み取りユニ
ット300+画像処理ユニット400の、第2実施例を
示す。この第2実施例では、A/Dコンバ−タ(E3
5)とライン間補正メモリ(E23,E24)の間にシ
リアル変換(E37)を挿入している。速度変動は画素
毎の高周波の変動よりもライン毎の変動が問題となるの
で、A/Dコンバ−タ(E35)の、1ライン分に相当
する出力データを平均化処理してライン同期信号に同期
してシリアルデータとしてライン間補正メモリ(E2
3,E24)に入力する。この場合ライン間補正メモリ
(E23,E24)の、画像デ−タ(9ビット)に対す
る速度データの割り当てが1bitとしても、メモリ全
体として1ラインの画素数分のビットに、該ライン宛て
の速度変動デ−タ又は速度値デ−タを割り当てることが
できるので、速度デ−タをメモリ(E23,E24)に
保持するための、所要メモリ容量の増大は少い。この第
2実施例のドット補正(E25)は、上述のずれ量R
d,Gdの算出をライン単位で行ない、同一ライン上の
画像デ−タに同一のずれ量算出値を適用する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を装備したデジタルカラ
−複写機の機構概要を示す縦断面図である。
【図2】 図1に示すデジタルカラ−複写機が装備した
画像表示ユニット700の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】 画像表示ユニット700の外観を示す平面図
である。
【図4】 図1に示すデジタルカラ−複写機が装備した
操作部ユニット500の外観を示す平面図である。
【図5】 図4に示すLCD(B50)の表示画面の一
例を示す平面図である。
【図6】 図4に示すLCD(B50)の表示画面のも
う1つの例を示す平面図である。
【図7】 図4に示す操作部ユニット500に装備した
タッチパネル500Aの構成を示すブロック図である。
【図8】 図7のタッチパネル500Aのタッチ検出回
路の入力(IN)とそれに対応した出力(OUT)を示
す平面図である。
【図9】 図4に示す操作部ユニット500の構成を示
すブロック図である。
【図10】 本発明の第1実施例の一部をなす、図1に
示す画像読み取りユニット300のシステム構成を示す
ブロック図である。
【図11】 本発明の第1実施例の残部をなす、図1に
示すデジタルカラ−複写機が装備した画像処理ユニット
400のシステム構成を示すブロック図である。
【図12】 図11に示すドット補正(E25)が行な
うずれ位置の画像デ−タ演算と、該演算に用いる画像デ
−タの分布位置(n0〜n3)およびずれ位置(n
1’)を示す平面図である。
【図13】 図11に示すドット補正(E25)が行な
うずれ位置の画像デ−タ演算に用いる係数値を示す図表
である。
【図14】 図11に示すドット補正(E25)が行な
うずれ位置の画像デ−タ演算と、該演算に用いる画像デ
−タの分布位置(n−1〜n4)およびずれ位置(n
1’)を示す平面図であり、ずれ量が1ドットピッチを
越える場合を示す。
【図15】 本発明の第2実施例の一部をなす、画像読
み取りユニット300のシステム構成を示すブロック図
である。
【図16】 本発明の第2実施例の残部をなす、画像処
理ユニット400のシステム構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
E10:ハロゲンランプ 5:ミラ−群 6:レンズ E11:3ラインCC
D 8:光学ユニット 8−1:レ−ザ− 8−2:ポリゴンミラ
− 8−3:モ−タ 8−4:f/θレンズ 8−5:反射ミラ− 9:感光体ドラム 10:クリ−ニングユニット 11:除電ランプ 12:帯電器 13:電位センサ 14:BK現像器 15:C現像器 16:M現像器 17:Y現像器 18:パタ−ン検知器 19:中間転写ベルト 20:バイアスロ−ラ 21:駆動ロ−ラ 22:クリ−ニングユニット 23:紙転写ユニット 24:転写紙 25:給紙ロ−ラ 26:レジストロ−ラ 27:紙搬送ユニット 28:定着器 29:トレイ 30〜33:カセット 34:給紙トレイ 100:システム制御ユニット 200:画像書き込み
ユニット 300:画像読み取りユニット 400:画像処理ユニ
ット 500:操作部ユニット 700:画像表示ユニ
ット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/46 A

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿画像を照明し光電変換手段へ導く光学
    系と、原稿と光学系の一方を相対的に副走査方向に走査
    する走査手段と、光電変換手段からのアナログ信号を画
    像デ−タへ変換するA/D変換手段を有する画像読み取
    り装置において、 前記走査手段の走査速度を検出する速度検出手段と、そ
    の検出速度を表わす速度デ−タを生成する手段と、該速
    度デ−タをそれを得たときの画像データと対応付ける手
    段と、対応付けられた速度デ−タと画像デ−タに基づい
    て該画像デ−タに速度変動による読取ずれを補正する処
    理を施す補正手段と、を備えることを特徴とする画像読
    み取り装置。
  2. 【請求項2】前記光電変換手段は複数ラインCCDであ
    り、前記補正手段は、そのライン間の前記走査手段によ
    る走査距離分の読取ずれと前記速度変動による読取ずれ
    を補正する処理を画像デ−タに施す、請求項1記載の画
    像読み取り装置。
  3. 【請求項3】前記対応付ける手段は、画素毎に前記速度
    デ−タと画像デ−タを対応付けて保持するメモリ手段を
    含む、請求項1記載の画像読み取り装置。
  4. 【請求項4】前記対応付ける手段は、主走査1ラインの
    画像デ−タに前記速度デ−タを対応付けて保持するメモ
    リ手段を含む、請求項1記載の画像読み取り装置。
  5. 【請求項5】前記光電変換手段は複数ラインCCDであ
    り、前記対応付ける手段は、CCDのライン間の前記走
    査手段による走査距離分の読取ずれを補正するためのラ
    イン間補正メモリであって前記A/D変換手段が発生す
    る画像デ−タとともにそのときの速度デ−タを記憶す
    る、請求項1記載の画像読み取り装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3247098A1 (en) 2016-05-16 2017-11-22 Canon Kabushiki Kaisha Image reading apparatus, image forming apparatus, image reading method, and computer readable non-transitory storage medium
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