JPH11308449A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH11308449A
JPH11308449A JP10128247A JP12824798A JPH11308449A JP H11308449 A JPH11308449 A JP H11308449A JP 10128247 A JP10128247 A JP 10128247A JP 12824798 A JP12824798 A JP 12824798A JP H11308449 A JPH11308449 A JP H11308449A
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image
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unit
processing
line
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JP10128247A
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Inventor
Kazue Taguchi
和重 田口
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光量変動により読み取りの精度が劣化しても
異常画像を防ぐ。 【解決手段】 A/Dコンバータ129〜131へ入力
されたアナログ信号を、シェーディング補正部132へ
入力してシェーディング補正を行い、シェーディング補
正された画像データをライン間補正メモリ133,13
4へ入力して、3ラインCCD121のBとG、BとR
のライン数の画像データをメモリで遅延させてBGRの
読取画像の1ライン以上の位置合わせを行いドット補正
部135へ出力する。ドット補正部135では、ライン
間補正メモリ133,134から出力された画像データ
をRGBデータの1ライン以内ドットのズレを補正す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取装置に関
し、特に、スキャナ、デジタルカラー複写機、カラーフ
ァクシミリに用いられる光電変換手段(3ラインCC
D)のライン間補正の制御を行うことができる画像読取
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】3ラインCCDを使用した読取装置にお
いては、RGBの原稿読取位置が異なっているため、同
一位置を読み取るのが最も遅い色に合わせるように他の
2色に対しては、それぞれフィールドメモリに入力し
て、読み出しのタイミングを変えて、つまり、電気的な
ディレーを与えて3色光の読み取り位置を合わせてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像読取装置によれば、読取装置内の照明系の光量変動
が起こると光電変換素子の出力が変動する。特に、カラ
ースキャナ等においてRGBが異なる位置で読み取られ
ている場合は、RGBデータを電気的にディレーを設け
て同一位置に合わせると、受けた光量変動のレベルが異
なり、読み取りの精度が劣化して、異常画像が発生する
という問題がある。
【0004】従って、本発明の目的は、光量変動により
読み取りの精度が劣化しても異常画像を防ぐことができ
る画像読取装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、原稿画像を照明し光電変換手段へ導く光
学系と、原稿を相対的に副走査方向に走査する走査手段
と、光電変換手段からのアナログ信号をデジタル信号へ
変換するA/D変換手段とを有する画像読取装置におい
て、照明の光量変動を検出する光量変動検出手段と、光
量変動検出手段によって検出された光量変動の検出デー
タを取り込む検出データ取込手段と、検出データ取込手
段によって取り込んだ検出データを画像データと同一に
保存する保存手段と、光量変動検出データを処理する処
理手段と、を有し、処理手段の処理結果により、画像処
理のパラメータを変更することを特徴とする画像読取装
置を提供するものである。この画像読取装置によると、
読取装置内の照明系の光量変動が起こると光電変換手段
の出力が変動する。カラースキャナ等においてRGBが
異なる位置で読み取られている場合はRGBデータを電
気的にディレーを設けて同一位置に合わせると受けた光
量変動のレベルが異なる。このため、光量変動データを
画像データと同一に保存しておくことで、この光量変動
データによって後段での画像処理のパラメータを変更す
ることで各処理を良好に行うことができる。光量変動に
より、読み取りの精度が劣化しても、画像処理部では最
適な画像処理を行うために自動原稿色判定(黒判定、灰
色判定等)や自動画像分離(文字判定、網点判定)の領
域を判定するしきい値を光量変動レベルによって変更す
ることで判定不良による異常画像を防ぐことができる。
【0006】なお、光電変換手段は、3ラインCCDで
あることが望ましい。光電変換手段を3ラインCCDと
した場合、3ラインCCDではRGBのライン間隔があ
り、色毎に読取位置が異なるため、同じ原稿位置での各
RGBの画像データに与える光量変動レベルが異なって
くる。これを光量変動データをもとに各RGBの画像デ
ータを補正することで、原稿色判定や画像分離の精度を
高めることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0008】図1は、本発明を実施するための画像形成
装置の概要を示す図である。画像読取ユニット2は、原
稿を光源により照射しながら原稿を走査し、原稿からの
反射光を3ラインCCDセンサによって読み取り画像デ
ータとし、この画像データを画像処理ユニット3に送
る。
【0009】画像処理ユニット3では、スキャナγ補
正,色変換,主走査変倍,画像分離,加工,エリア処
理,階調補正処理などの画像処理を行ない、この画像処
理を行なった画像データを画像書込ユニット4へ送る。
【0010】画像書込ユニット4では、画像データに応
じてLD(レーザダイオード)の駆動を変調する。
【0011】ドラムユニット8では、一様に帯電された
回転する感光体ドラムに上記のLDからのレーザビーム
により潜像を書き込み、現像部10によりトナーを付着
させて顕像化させる。感光体ドラム上に作られた画像
は、中間転写部9の転写ベルト上に再転写される。中間
転写ベルト上には、フルカラーコピーの場合、4色(B
k、C、M、Yの4色)のトナーが順次重ねられる。
【0012】フルカラーコピーの場合には、Bk、C、
M、Yの4色の作像・転写工程が終了した時点で中間転
写ベルトとタイミングを合わせて、給紙部11より転写
紙が給紙され、紙転写部12で中間転写ベルトから4色
同時に転写紙にトナーが転写される。
【0013】トナーが転写された転写紙は搬送部14を
経て定着部13に送られ、定着ローラと加圧ローラによ
って熱定着され排紙される。
【0014】また、コピーモード等のユーザーが設定す
るものは、操作部ユニット5によって入力される。設定
されたコピーモード等の操作モードはシステム制御ユニ
ット1に送られ、システム制御ユニット1では設定され
たコピーモードを実行するための制御処理を行う。この
時、システム制御ユニット1から、画像読取ユニット
2、画像処理ユニット3、画像書込ユニット4、画像表
示ユニット7等のユニットに対して制御指示を行う。
【0015】画像表示ユニット7に画像読取ユニット2
から読み取った画像を表示するには、システム制御ユニ
ット1からの制御指示により、画像読取ユニット2が原
稿画像の読み取りをスタートし、画像読取ユニット2か
らの画像信号に対して、画像処理ユニット3において画
像表示ユニット7で表示するのに適した画像処理を行っ
た後、画像表示ユニット7に原稿の画像データを出力す
る。
【0016】図2は、画像表示ユニット7の機能ブロッ
ク図である。画像処理ユニット3から出力された画像デ
ータは、画像データ信号バッファ30でレベル変換さ
れ、FIFO21を介して、CPU23に内蔵されたD
MAコントローラによって、画像データ格納用のDRA
M22に格納される。画像表示ユニット7には、画像デ
ータと共にシステム制御ユニット1からシリアル通信ド
ライバ29を介して画像データ制御信号も送られている
ので、有効画像領域だけを取り込むことが可能である。
DRAM22に格納された画像データは、CPU23に
よってVRAM24にDMA転送される。この時CPU
23によってDRAM22内の画像データの任意の部分
を転送したり、拡大・縮小・間引き等の処理を行うこと
も可能である。VRAM24に転送された画像データ
は、LCDコントローラ25の制御によりLCDパネル
26に表示される。なお、27はプログラムを格納する
ROMであり、28はデータ等を読み書きするSRAM
であり、31は各種キー設定を行うキーボードである。
【0017】図3は、画像表示ユニット7の説明図であ
る。画像表示ユニット7は、画像をLCDパネル26に
表示させ、その画面内で編集・加工のエリア指定/モー
ド設定を行う。このため、ディスプレイエディタを兼用
しても良い。図3の各設定キーは図2の機能ブロック図
においてはキーボード31の部分にあたり、図におい
て、31Aは原稿の読み取りをスタートさせる読み取り
キー、31Bはディスプレイ31Mのコントラストを調
整するコントラスト調整つまみ、31Cはディスプレイ
31Mの明るさを調整する明るさ調整つまみ、31Dは
画像の全体を表示する全体キー、31Eはカーソル31
Lを中心に画像を拡大して表示する拡大キー、31Fは
画面を移動させるための画面移動キー、31Gはカーソ
ル31Lを移動させるためのカーソルキー、31Hはカ
ーソル31Lが示している点を指定する点指定キー、3
1Iはエリア指定(直角多角形,多角形)時に始点と終
点を指定する閉じるキー、31Jは指定したすべての点
を取り消すオールクリアキー、31Kは最後に指定した
点を取り消すクリアキー、31Lは指定する点の位置を
示すカーソル、31Mは読み取った画像を表示するディ
スプレイである。本発明で特に重要な部分としては、読
み取りキー31Aと明るさ調整キー31Cである。
【0018】図4は、操作部ユニット5の一例を示す図
である。テンキー41はコピー枚数などの数値入力を行
う場合に使用する。モードクリア/予熱キー42は設定
したモードを取り消して初期設定に戻す場合や、一定時
間以上の連続押下で予熱状態とする設定を行う。割り込
みキー43はコピー中に割り込み、別の原稿のコピーを
行う場合に使用する。画質調整キー44は画質の調整を
行うときに使用する。プログラムキー45はよく使用す
るモードの登録や呼出を行う場合に使用する。プリント
スタートキー46はコピー開始のためのキーである。ク
リア/ストップキー47は入力した数値をクリアする場
合や、コピー途中でコピーを中断する場合に使用する。
エリア加工キー48は画像表示ユニット(ディスプレイ
エディタ)上で、エリア加工・編集等のモードを使用す
る場合に使用する。輝度調整つまみ49はLCDパネル
26の画面の明るさを調整する。また、タッチパネル5
0はLCDパネル26上に配置されており、表示された
各種のキーの範囲と同じ範囲にキーエリアを設定して、
設定された範囲内の押下を検出すると、その設定された
キーの処理を行う。初期設定キー51はユーザーが各初
期設定を選択する時に押下する。
【0019】図5は、LCDパネル26の一例を示す。
図5に示すように、LCDパネル26の画面上で、カラ
ーモード,自動濃度,マニュアル濃度,画質モード,自
動用紙選択,用紙トレイ,用紙自動変倍,等倍,ソー
ト,スタック等のモード選択表示があり、更に、クリエ
イト,カラー加工,両面,変倍等のサブ画面選択表示も
ある。各表示の大きさと同様の大きさのキーがタッチパ
ネル50上に設定されている。
【0020】図6は、図5のLCDパネル26に配置さ
れたタッチパネル50上の変倍キーの押下による画面展
開の一例を示す。図5のタッチパネル50上の変倍キー
が押下されると、図6に示すように、画面下方から変倍
設定画面がスクロールアップされる。変倍設定画面には
定型変倍(予め変倍率が設定されている変倍モード)用
のキーが設定されている。例えば、71%の部分のタッ
チパネル50を押下すると、変倍率71%が選択され
る。また、この画面には定型変倍以外の変倍モードを選
択するため、ズームキー,寸法変倍キー,独立変倍/拡
大連写キーが画面左側に設定されている。
【0021】図7は、タッチパネル検出回路の一例を表
したものであり、図8はX1,X2,Y1,Y2の設定
状態を表したものである。コントローラ71は検出端子
をHigh状態にして、X1,X2,Y1,Y2を図8
に示されるように設定する。Y1,Y2の回路は抵抗R
でプルアップされているので、タッチパネル50がOF
FのときY1は+5Vになり、ONの時は0Vになる。
従って、A/Dコンバータ72の出力からON/OFF
の状態を確認する。コントローラ71は、タッチパネル
50がONの状態を検知すると測定モードに切り換え
る。X方向の時はX1は+5V、X2は0Vになり、入
力位置の電位がY1を通してA/Dコンバータ72に接
続されて座標が算出される。Y方向の座標も回路を切り
換えて同様に算出される。このような検出回路によっ
て、タッチパネル50の押下位置が検出される。
【0022】図9は、操作部ユニットのブロック図を示
したものである。CPU91からのアドレス信号はアド
レスラッチ92に取り込まれ、CPU91からの信号に
よりここでコントロールされる。アドレスラッチ92を
出たアドレス信号はその一部がアドレスデコーダ93に
入り、ここで各ICへのチップセレクト信号を作り、メ
モリマップの作成に使用される。また、アドレスはRO
M102やLCDコントローラ94に入りアドレス指定
に使用される。
【0023】一方、CPU91からのデータバスはRO
M102やLCDコントローラ94に接続され、データ
の双方向通信が行われる。LCDコントローラ94はC
PU91からのアドレスバス、データバスの他に、LE
Dドライバ95,キーボード96,アナログのタッチパ
ネル97,LCDモジュール98、そして表示データ用
のROM99、RAM100等が接続されている。
【0024】LCDコントローラ94はキーボード96
からの信号やタッチパネル97からの信号によりROM
99、RAM100のデータから表示データを作成し、
LCDモジュール98によってLCDパネル26上への
表示をコントロールする。また、CPU91には、光フ
ァイバ用コネクタによって光トランシーバ101が接続
されており、外部との通信を行っている。
【0025】図10は、本発明の第1の実施の形態によ
る画像読取装置の全体ブロック図である。スキャナ・I
PU制御部上のCPU111は、ROM112に格納さ
れたプログラム実行し、RAM113にデータ等を読み
書きすることでスキャナ・IPU部の全体の制御を行っ
ている。また、CPU111は、システム制御部114
とシリアル通信で接続されおり、コマンドおよびデータ
の送受信により指令された動作を行う。更に、システム
制御部114は操作表示部115とシリアル通信で接続
されており、ユーザーからのキー入力指示により動作モ
ード等の指示を設定することができる。CPU2は、I
/O116で原稿検知センサ,HPセンサ,圧板開閉セ
ンサ,冷却ファン等に接続さており、検知およびON/
OFFの制御をしている。スキャナモータドライバ11
7はCPU111からのPWM出力によりドライブさ
れ、励磁パルスシーケンスを発生し原稿走査駆動用のパ
ルスモータ118を駆動する。
【0026】原稿画像は、ランプレギュレータ119に
駆動されたハロゲンランプ120の光量出力により光信
号を複数ミラーおよびレンズを通り3ラインCCD12
1に結像される。3ラインCCDはスキャナIPU制御
上のタイミング回路122によって、各駆動クロックを
与えられて各RGBのodd、evenのアナログの画
像信号をエミッタホロワ123〜125に出力してい
る。エミッタホロワ123〜125からアナログ処理回
路126〜128へ入力された信号はアナログ処理回路
126〜128内で減算法CDS実行し、CCDのオプ
ティカルブラック部でラインクランプを実施し、odd
とevenの出力差を補正し、それぞれのアンプゲイン
調整を行う。ゲイン調整後はマルチプレクサで合成し
て、最終的にDCレベルのオフセット調整後にA/Dコ
ンバータ129〜131へ入力される。
【0027】A/Dコンバータ129〜131へ入力さ
れたアナログ信号は、デジタル化されてシェーディング
補正部132へ入力される。シェーディング補正部13
2では照明系の光量不均一やCCDの画素出力のバラツ
キを補正する機能を持っている。シェーディング補正部
132でシェーディング補正された画像データはライン
間補正メモリ133,134へ入力されて3ラインCC
D121のBとG、BとRのライン数の画像データをメ
モリで遅延させてBGRの読取画像の1ライン以上の位
置合わせを行いドット補正部135へ出力する。
【0028】ドット補正部135では、ライン間補正メ
モリ133,134から出力された画像データをRGB
データの1ライン以内ドットのズレを補正する。スキャ
ナγ補正部136では、反射率リニアデータをルックア
ップテーブル方式で補正を行う。この補正後の画像デー
タは自動原稿色判定回路138と自動画像分離回路13
9とディレーメモリ137を介してRGBフィルタ,色
変換処理,変倍処理,クリエイト140に入力される。
【0029】自動原稿色判定回路138ではACS(有
彩/無彩判定)処理が自動画像分離回路(文字/網点)
処理に入力される。ACS処理では黒、および灰色の判
定を行う。像域分離処理ではエッジ判定(白画素と黒画
素の連続性により判定)、網点判定(画像中の山/谷ピ
ーク画素の繰り返しパターンにより判定)、写真判定
(文字・網点外で画像データがある場合)を行い、文字
および印刷(網点)部、写真部の領域を判定してCPU
に伝え、後段のRGBフィルタ,色変換プリンタγ補
正,YMCKフィルタ,階調処理でパラメータや係数の
切り換えに使用される。
【0030】画像データは、RGBフィルタに入力され
る。RGBフィルタではRGBのMTF補正,平滑化,
エッジ強調,スルー等のフィルタ係数を先の判定領域に
より切り換え設定する。色変換処理では、RGBデータ
からYMCK変換,UCR,UCA処理を実行する。変
倍処理に入力された主走査の画像データに対して拡大/
縮小処理を実行する。画像表示部142の分岐はこの処
理後に行われる。I/Fを介して画像表示部142に接
続されている。クリエイトでは、クリエイト編集、カラ
ー加工を行う。クリエイト編集では斜体,ミラー,影付
け,中抜き処理等を実行する。カラー加工では、カラー
変換,指定色消去,アンダーカラー等を実行する。
【0031】プリンタγ補正,YMCKフィルタ141
では、先の判定領域に基づいてプリンタγ変換とフィル
タ係数を設定する。階調処理では、ディザ処理を実行
し、ビデオコントロールでは書き込みタイミング設定や
画像領域、白抜き領域の設定やグレースケールやカラー
パッチ等のテストパターン発生を行うことができ、最終
画像データを書き込み処理でLDへ出力できるように処
理されてLDへ出力される。
【0032】各機能処理はCPU111に接続されてお
り、ROM112に格納されているプログラムにより各
処理の設定と動作を操作表示部115からの指示により
システム制御部114で実行する。
【0033】図11は、本発明の第2の実施の形態によ
る画像形成装置を示す図である。図10と同一の内容に
ついては同一の符号を付したので重複する説明は省略す
るが、図11では、光量変動検出センサ143、アンプ
144、A/Dコンバータ(センサ用)145が追加さ
れている。この光量変動検出センサ143の出力は、ア
ンプ部144で増幅して、A/Dコンバータ145に入
力される。入力前のアンプ144では、A/Dコンバー
タ145のVref の範囲内にレベル調整する。アンプ1
44のゲインはCPU111により設定される。
【0034】A/Dコンバータ145のサンプリングク
ロックは、画像データ変換と同じクロックを使用してデ
ジタルデータに変換される。この変換データは、ライン
間補正メモリ133,144のRとG用に入力される。
このことは、その画像データを取り込んだ時点の光量変
動データを同じアドレスに格納することを意味する。例
えば、9bitのA/Dコンバータと9bitのシェー
ディング補正をした場合で、フィールドメモリが12b
itの時では3bit分が光量変動データの入力分とな
る。このような構成にすることで、画素毎に画像データ
とその時の光量変動データが蓄積される。
【0035】画像データについては通常のドット補正を
行う。通常のドット補正について説明する。1ライン以
内の色ズレはドット補正部135で補正される。図12
(a)は、その概略動作説明を示す。図12(a)は、
副走査方向1ドット、主走査方向±1ドット未満のずれ
に対する補正を行う。その補正方法は、3次関数コンボ
リューション法により補間して算出する。即ち、注目点
n1とその先の点n2、2つ先の点n3及び1つ前の点
n0の4点のデータを用いて、n1とn2の間にある求
める点(再サンプリング点)のデータn1’を計算す
る。なお、図中、k0,k1,k2,k3は補正係数を
示す。再サンプリング点の位置精度は1/8ドットであ
り、演算誤差は最大±1ドットである。図12(b)に
示すように、ズレ量は0、1/8〜7/8までとなり、
ズーム変倍をした場合のズレ量算出式を数1で示す。こ
こで、1ライン未満の補正はBを基準にRとGを求め、
そのライン分だけ遅らせるようにする。なお、図12
(b)に示すように、n−1ラインおよびn4ラインを
持つことにより、n0〜n3の範囲のドット補正も可能
となる。
【0036】
【数1】
【0037】ドット補正されたデータは、スキャナγ補
正136後にディレーメモリ137と自動原稿色判定回
路138および自動画像分離回路139に入力される。
ディレーメモリは138,139にあげた判定処理にか
かる時間、画像データを遅らすためのものであり、これ
より、それぞれの領域指定信号が次段の回路ブロック
(RGBフィルタ,色変換,変倍処理,クリエイト)1
40で領域毎に最適化された処理が行われる。
【0038】ここで、自動原稿色判定回路138に入力
されるデータは各色の画像データ各9bitと対応した
各光量変動データ3bitが入力される。この自動原稿
色判定回路138では黒判定と灰色判定を行うが、その
時のしきい値を選択するのに光量変動データを加味して
決定する。光量変動データが各色で大きい場合は、各判
定基準のしきい値を緩やかな方向へ変更する。逆に光量
変動データが各色で小さい場合は、しきい値を厳しいレ
ベルに変更する。例えば、黒判定の対象とするRGBの
最小値のしきい値(2種類)と有彩/無彩判定のRGB
のデータ差のしきい値(4種類)の選択を3bitの光
量変動データをもとに決定する。同様に灰色判定もデー
タ差のしきい値を光量変動データをもとに決定する。
【0039】同様に、自動画像分離回路139はG光系
データだけで文字/網点判定を行う。この場合も、網点
と判定するデータ差のしきい値(5種類)をGデータと
共に取り込まれた光量変動データをもとに決定する。こ
のように、光量変動データをもとにしてリアルタイムで
しきい値を変更することで突発的な光量変動の影響にお
ける誤判定、誤分離による異常画像を低減することがで
きる。
【0040】図13は、本発明の第3の実施の形態によ
る画像形成装置を示す図である。図10と同一の内容に
は同一の符号を付したので重複する説明は省略するが、
図13では、A/Dコンバータ145とライン間補正メ
モリ133,134の間にシリアル変換回路146を挿
入している。光量変動は、画素毎の高周波の変動よりも
ライン毎の低周波の変動が問題となるので、A/Dコン
バータ145の1ライン分に相当するデータを平均化処
理してライン同期信号に同期して、シリアルデータとし
てライン間補正メモリ133,134に入力する。この
場合、ライン間補正メモリ133,134の光量変動デ
ータの割り当てが1bitとしても、1ラインの画素数
bit分の光量変動データを入力することができる。
【0041】なお、第1〜第3の実施の形態において、
光量変動検出データを画像データの主走査ライン毎に保
存する手段を設けても良い。その理由は、CCDの蓄積
時間は主走査ライン毎であるため、光量変動検出センサ
の蓄積時間も合わせることにより精度の良い検出ができ
るからである。
【0042】また、光量変動検出データを保存する手段
を画像データのライン間補正メモリと共有させるように
しても良い。その理由は、ライン間補正メモリの未使用
ビットを使うことでコストを低減することができるから
である。例えば、ライン間補正メモリに12bitのフ
ィールドメモリを使用した場合、画像データを10bi
t処理するならば残りの2bitで光量変動データに割
り当てることができる。このため、ライン間メモリを有
効利用できる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明の画像形成
装置によれば、照明の光量変動を検出する光量変動検出
手段と、光量変動検出手段によって検出された光量変動
の検出データを取り込む検出データ取込手段と、検出デ
ータ取込手段によって取り込んだ検出データを画像デー
タと同一に保存する保存手段と、光量変動検出データを
処理する処理手段とを有し、処理手段の処理結果によ
り、画像処理のパラメータを変更するようにしたので、
光量変動により読み取りの精度が劣化しても異常画像を
防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する画像形成装置の全体レイアウ
ト図である。
【図2】画像表示ユニットの機能ブロック図である。
【図3】画像表示ユニットの説明図である。
【図4】操作部ユニットの一例を示す図である。
【図5】LCD(液晶表示画面)の一例を示す図であ
る。
【図6】図5上の変倍キー押下による画面展開の一例を
示す図である。
【図7】タッチパネル検出回路の一例を表した図であ
る。
【図8】X1、X2、Y1、Y2の設定状態を表した図
である。
【図9】操作部ユニットのブロック図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態による画像読取装
置の全体ブロック図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態による画像読取装
置の全体ブロック図である。
【図12】ドット補正部の概略動作説明図である。
【図13】本発明の第3の実施の形態による画像読取装
置の全体ブロック図である。
【符号の説明】
111 CPU 112 ROM 113 RAM 114 システム制御部 115 操作表示部 116 I/O 117 スキャナモータドライバ 118 パルスモータ 119 ランプレギュレータ 120 ハロゲンランプ 121 3ラインCCD 122 タイミング回路 123,124,125 エミッタホロワ 126,127,128 アナログ処理回路 129,130,131 A/Dコンバータ 132 シェーディング補正部 133,134 ライン間補正メモリ 135 ドット補正部 136 スキャナγ補正部 137 ディレーメモリ 138 自動原稿色判定回路 139 自動画像分離回路 140 RGBフィルタ,色変換処理,変倍処理,クリ
エイト 141 プリンタγ補正,書込処理 142 画像表示部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を照明し光電変換手段へ導く光
    学系と、原稿を相対的に副走査方向に走査する走査手段
    と、光電変換手段からのアナログ信号をデジタル信号へ
    変換するA/D変換手段とを有する画像読取装置におい
    て、 前記照明の光量変動を検出する光量変動検出手段と、 前記光量変動検出手段によって検出された前記光量変動
    の検出データを取り込む検出データ取込手段と、 前記検出データ取込手段によって取り込んだ前記検出デ
    ータを画像データと同一に保存する保存手段と、 前記光量変動の前記検出データを処理する処理手段とを
    有し、 前記処理手段の処理結果により、画像処理のパラメータ
    を変更することを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記光電変換手段は、3ラインCCDで
    あることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
JP10128247A 1998-04-21 1998-04-21 画像読取装置 Pending JPH11308449A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007142804A (ja) * 2005-11-18 2007-06-07 Fuji Xerox Co Ltd 原稿判定装置、原稿読み取り装置、画像形成装置及び原稿判定方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007142804A (ja) * 2005-11-18 2007-06-07 Fuji Xerox Co Ltd 原稿判定装置、原稿読み取り装置、画像形成装置及び原稿判定方法

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