JPH11112334A - Pll回路 - Google Patents
Pll回路Info
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- JPH11112334A JPH11112334A JP9264469A JP26446997A JPH11112334A JP H11112334 A JPH11112334 A JP H11112334A JP 9264469 A JP9264469 A JP 9264469A JP 26446997 A JP26446997 A JP 26446997A JP H11112334 A JPH11112334 A JP H11112334A
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- JP
- Japan
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- frequency
- signal
- circuit
- division ratio
- output
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- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 PLL回路の出力周波数を目標周波数に急速
に移行できるPLL回路を提供する。 【解決手段】 基準信号とPLL回路における帰還信号
との位相比較を行う位相比較回路5と、前記PLL回路
の出力信号を所定分周比に分周する分周器4と、該分周
器4の分周比が所定分周比に達したことを検出する検出
回路14と、該検出回路14の出力により、前記分周比
が前記所定分周比に達していない場合は、少なくとも固
定のポンプアップ信号又はポンプダウン信号を出力させ
る制御回路6を設ける。
に移行できるPLL回路を提供する。 【解決手段】 基準信号とPLL回路における帰還信号
との位相比較を行う位相比較回路5と、前記PLL回路
の出力信号を所定分周比に分周する分周器4と、該分周
器4の分周比が所定分周比に達したことを検出する検出
回路14と、該検出回路14の出力により、前記分周比
が前記所定分周比に達していない場合は、少なくとも固
定のポンプアップ信号又はポンプダウン信号を出力させ
る制御回路6を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PLL回路(フェ
ーズ・ロックド・ループ回路)に関し、特にデータ通信
に好適なPLL回路に関する。
ーズ・ロックド・ループ回路)に関し、特にデータ通信
に好適なPLL回路に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、普及しつつある携帯電話機におい
ては、PLL回路の出力周波数により送信チャンネルや
受信チャンネルが決まるので、PLL回路の精度が送受
信の精度に影響する。ところで、TDMA/TDD方式
(時分割多元接続/多分割二重方式)で送受信を行う場
合には、時分割で、通話チャンネルでのデータの送受信
と制御チャンネルで基地局側から伝送される制御データ
の受信を行う必要があり比較的短い周期でPLL回路の
出力周波数を変化させる必要がある。ところが、PLL
回路は出力周波数を切換えた場合に、出力周波数が安定
するまでに時間がかかって、周波数の切換えに時間がか
かるという不都合があり、TDMA/TDD方式で規定
された時間内にチャンネル切換えができなくなることと
なった。
ては、PLL回路の出力周波数により送信チャンネルや
受信チャンネルが決まるので、PLL回路の精度が送受
信の精度に影響する。ところで、TDMA/TDD方式
(時分割多元接続/多分割二重方式)で送受信を行う場
合には、時分割で、通話チャンネルでのデータの送受信
と制御チャンネルで基地局側から伝送される制御データ
の受信を行う必要があり比較的短い周期でPLL回路の
出力周波数を変化させる必要がある。ところが、PLL
回路は出力周波数を切換えた場合に、出力周波数が安定
するまでに時間がかかって、周波数の切換えに時間がか
かるという不都合があり、TDMA/TDD方式で規定
された時間内にチャンネル切換えができなくなることと
なった。
【0003】このような背景のもと、例えば特開平6−
69794号公報には、基準発振器の出力をクロックと
した周波数比較器を設け、この周波数比較器で、基準信
号を分周する分周器の分周出力(基準信号)と、電圧制
御発振回路の出力信号を分周するプログラマブル分周器
の分周出力(帰還信号)とを周波数比較し、周波数の一
致を検出したとき、各々の分周器をリセットするように
したPLL回路が発明されている。この構成において
は、電圧制御発振器の出力周波数が規定の周波数になっ
たとき両分周器が同じタイミングでリセットされて位相
も一致するようになり、規定の周波数の出力が迅速に安
定するようになる。
69794号公報には、基準発振器の出力をクロックと
した周波数比較器を設け、この周波数比較器で、基準信
号を分周する分周器の分周出力(基準信号)と、電圧制
御発振回路の出力信号を分周するプログラマブル分周器
の分周出力(帰還信号)とを周波数比較し、周波数の一
致を検出したとき、各々の分周器をリセットするように
したPLL回路が発明されている。この構成において
は、電圧制御発振器の出力周波数が規定の周波数になっ
たとき両分周器が同じタイミングでリセットされて位相
も一致するようになり、規定の周波数の出力が迅速に安
定するようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように構成した場合、電圧制御発振回路の出力周波数が
目標周波数に達した後、安定状態になるまでの時間を短
縮することができるが、基準周波数と帰還周波数の位相
比較を行いポンプアップまたはポンプダウン信号を出力
する位相比較器は、PLL回路の出力周波数が目標周波
数に達していない場合でも、帰還周波数と基準周波数と
の位相が相違する期間のみポンプアップまたはポンプダ
ウン信号を出力するので(小沢利行「PLL周波数シン
セサイザ・回路設計法」総合電子出版社 第126頁〜
128頁)、依然として電圧制御発振器の出力周波数が
目標周波数に達するまでに時間がかかった。
ように構成した場合、電圧制御発振回路の出力周波数が
目標周波数に達した後、安定状態になるまでの時間を短
縮することができるが、基準周波数と帰還周波数の位相
比較を行いポンプアップまたはポンプダウン信号を出力
する位相比較器は、PLL回路の出力周波数が目標周波
数に達していない場合でも、帰還周波数と基準周波数と
の位相が相違する期間のみポンプアップまたはポンプダ
ウン信号を出力するので(小沢利行「PLL周波数シン
セサイザ・回路設計法」総合電子出版社 第126頁〜
128頁)、依然として電圧制御発振器の出力周波数が
目標周波数に達するまでに時間がかかった。
【0005】故に本発明はこの様な従来の欠点を考慮し
て、PLL回路の出力周波数を目標周波数に急速に移行
できるPLL回路を提供するものである。
て、PLL回路の出力周波数を目標周波数に急速に移行
できるPLL回路を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、基準信号とPLL回路における帰還信号
との位相比較を行う位相比較回路と、PLL回路の出力
信号を所定分周比に分周する分周器と、分周器の分周比
が所定分周比に達したことを検出する検出回路と、検出
回路の出力により、分周比が所定分周比に達していない
場合は、少なくとも固定のポンプアップ信号又はポンプ
ダウン信号を出力させる制御回路を設けるものである。
決するために、基準信号とPLL回路における帰還信号
との位相比較を行う位相比較回路と、PLL回路の出力
信号を所定分周比に分周する分周器と、分周器の分周比
が所定分周比に達したことを検出する検出回路と、検出
回路の出力により、分周比が所定分周比に達していない
場合は、少なくとも固定のポンプアップ信号又はポンプ
ダウン信号を出力させる制御回路を設けるものである。
【0007】本発明は望しくは、分周比が所定分周比に
達した場合は、制御部は、位相比較回路からのポンプア
ップ信号またはポンプダウン信号を出力させるものであ
る。
達した場合は、制御部は、位相比較回路からのポンプア
ップ信号またはポンプダウン信号を出力させるものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に係るPLL
回路を図1のブロック図に従い説明する。図1に於て、
基準分周回路1は基準発振回路2が出力する一定の周波
数の信号を分周し、例えば10KHZの基準信号frを
出力する。
回路を図1のブロック図に従い説明する。図1に於て、
基準分周回路1は基準発振回路2が出力する一定の周波
数の信号を分周し、例えば10KHZの基準信号frを
出力する。
【0009】電圧制御発振回路3は、入力された制御電
圧に応じて発振周波数を変化させた出力信号f0を出力
させるものである。分周器(プログラマブル分周器)4
は、入力された分周データNに応じて、PLL回路の出
力信号f0を所定分周比N(例えば200)に分周する
ものである。分周器4は位相比較回路5に対し、帰還信
号fv(f0/Nの周波数を持つ)を出力する。
圧に応じて発振周波数を変化させた出力信号f0を出力
させるものである。分周器(プログラマブル分周器)4
は、入力された分周データNに応じて、PLL回路の出
力信号f0を所定分周比N(例えば200)に分周する
ものである。分周器4は位相比較回路5に対し、帰還信
号fv(f0/Nの周波数を持つ)を出力する。
【0010】位相比較回路5は、基準分周回路1が出力
する基準信号frを端子aで入力し分周器4が出力する
帰還信号fvを端子bで入力し、これらの信号frとf
vの位相を比較するものである。位相比較回路5は、基
準信号frに対して帰還信号fvの位相が遅れている時
は、Hiレベルのポンプアップ信号を端子cから出力
し、帰還信号fvの位相が進んでいる時は、Hiレベル
のポンプダウン信号を端子dから出力する。但し、この
位相比較回路5は基準信号frと帰還信号fvの各位相
が相違している期間のみ、ポンプアップ信号又はポンプ
ダウン信号を出力する。
する基準信号frを端子aで入力し分周器4が出力する
帰還信号fvを端子bで入力し、これらの信号frとf
vの位相を比較するものである。位相比較回路5は、基
準信号frに対して帰還信号fvの位相が遅れている時
は、Hiレベルのポンプアップ信号を端子cから出力
し、帰還信号fvの位相が進んでいる時は、Hiレベル
のポンプダウン信号を端子dから出力する。但し、この
位相比較回路5は基準信号frと帰還信号fvの各位相
が相違している期間のみ、ポンプアップ信号又はポンプ
ダウン信号を出力する。
【0011】制御回路6は例えばマイクロコンピュータ
等からなり、後述の検出回路の出力又は位相比較回路5
の出力のいずれかを選択的に出力する様に設けられてい
る。
等からなり、後述の検出回路の出力又は位相比較回路5
の出力のいずれかを選択的に出力する様に設けられてい
る。
【0012】チャージポンプ7は制御回路6の端子eか
らのHiレベル信号に基づいて、ローパスフィルタ8に
電荷を供給し、端子fからのHiレベル信号に基づい
て、ローパスフィルタ8の電荷を流出させるものであ
る。周波数変更キー9は使用者が所望のキー操作する事
により、分周器4に所定分周比Nを入力するものであ
る。
らのHiレベル信号に基づいて、ローパスフィルタ8に
電荷を供給し、端子fからのHiレベル信号に基づい
て、ローパスフィルタ8の電荷を流出させるものであ
る。周波数変更キー9は使用者が所望のキー操作する事
により、分周器4に所定分周比Nを入力するものであ
る。
【0013】分周器4は出力信号f0を所定分周比Nで
分周すると共に、カウンタの機能も備えており、ある時
刻に於ける分周比(カウンタ値)を第1ラッチ回路10
に出力する。また分周器4と基準分周回路1間には1/
2分周器(図示せず)が設けられ、基準信号frは分周
器4のリセット端子に入力する。その結果、分周器4の
分周比(カウンタ値)は、基準信号frの立ち上がり毎
にリセットされる。
分周すると共に、カウンタの機能も備えており、ある時
刻に於ける分周比(カウンタ値)を第1ラッチ回路10
に出力する。また分周器4と基準分周回路1間には1/
2分周器(図示せず)が設けられ、基準信号frは分周
器4のリセット端子に入力する。その結果、分周器4の
分周比(カウンタ値)は、基準信号frの立ち上がり毎
にリセットされる。
【0014】この様にして、第1ラッチ回路10は現在
の分周比n2を記憶し、第2ラッチ回路11は基準信号
frの1クロック前の分周比n1を記憶している。この
様にして、時間経過して、分周器4の分周比が変化する
時、第1ラッチ回路10と第2ラッチ回路11はリセッ
トされ更新された分周比n1、n2を記憶する。
の分周比n2を記憶し、第2ラッチ回路11は基準信号
frの1クロック前の分周比n1を記憶している。この
様にして、時間経過して、分周器4の分周比が変化する
時、第1ラッチ回路10と第2ラッチ回路11はリセッ
トされ更新された分周比n1、n2を記憶する。
【0015】判定回路12は第1ラッチ回路10の分周
比n2と第2ラッチ回路11の分周比n1のどちらのデ
ータが最新のものかを判定し選択する。比較回路13は
判定回路12で判定された分周比nが所定分周比Nと同
一か否かを比較する。
比n2と第2ラッチ回路11の分周比n1のどちらのデ
ータが最新のものかを判定し選択する。比較回路13は
判定回路12で判定された分周比nが所定分周比Nと同
一か否かを比較する。
【0016】所定分周比Nを初期値より大きくしようと
する場合、判定回路12の分周比nが所定分周比Nより
小さい時は、比較回路13は制御回路6の端子gにHi
レベル信号を出力する。その結果、制御回路6は端子e
からHiレベル信号(ポンプアップ信号)を出力する。
これらの第1ラッチ回路10と第2ラッチ回路11と判
定回路12と比較回路13等から検出回路(分周数差検
出回路)14が構成されている。
する場合、判定回路12の分周比nが所定分周比Nより
小さい時は、比較回路13は制御回路6の端子gにHi
レベル信号を出力する。その結果、制御回路6は端子e
からHiレベル信号(ポンプアップ信号)を出力する。
これらの第1ラッチ回路10と第2ラッチ回路11と判
定回路12と比較回路13等から検出回路(分周数差検
出回路)14が構成されている。
【0017】次に本PLL回路15の動作を再び図1に
従い行なう。まず、PLL回路15が所定の周波数(例
えば1000KHZ)の出力信号f0を出力している状態
(このとき基準信号frの周波数は10KHZ、分周器
4の所定分周比Nは100とする)で、例えば使用者が
周波数変更キー9を操作して、現状(N=100)より
高い所定分周比N=200に設定する。
従い行なう。まず、PLL回路15が所定の周波数(例
えば1000KHZ)の出力信号f0を出力している状態
(このとき基準信号frの周波数は10KHZ、分周器
4の所定分周比Nは100とする)で、例えば使用者が
周波数変更キー9を操作して、現状(N=100)より
高い所定分周比N=200に設定する。
【0018】この時、制御回路6は内蔵するプログラム
に於て、「変更キーアップか」をYESと判定し、位相
比較回路5の出力とは無関係に、制御回路6に内蔵する
又は外付けの信号源から端子eを介し固定のポンプアッ
プ信号を出力する。その結果チャージポンプ7は、ロー
パスフィルタ8に電荷を供給し、電圧制御発振回路3の
制御電圧は高くなり、電圧制御発振回路3からの出力信
号f0の周波数は徐々に増加する。
に於て、「変更キーアップか」をYESと判定し、位相
比較回路5の出力とは無関係に、制御回路6に内蔵する
又は外付けの信号源から端子eを介し固定のポンプアッ
プ信号を出力する。その結果チャージポンプ7は、ロー
パスフィルタ8に電荷を供給し、電圧制御発振回路3の
制御電圧は高くなり、電圧制御発振回路3からの出力信
号f0の周波数は徐々に増加する。
【0019】分周器4は自から発生する分周比をカウン
トし、その分周比を第1ラッチ回路10へ出力する。そ
してこの分周比は基準信号frの立ち上がり毎にラッチ
される。従って、周波数変更キーをN=200に変更
し、その時に基準信号frが第1回の立上りを行なう
と、第1ラッチ回路10には分周比n2=100が記憶
される。
トし、その分周比を第1ラッチ回路10へ出力する。そ
してこの分周比は基準信号frの立ち上がり毎にラッチ
される。従って、周波数変更キーをN=200に変更
し、その時に基準信号frが第1回の立上りを行なう
と、第1ラッチ回路10には分周比n2=100が記憶
される。
【0020】更に時間経過し、基準信号frが第2回の
立上りを行なうと、第1ラッチ回路10は現在の分周比
n2=150を記憶し、第2ラッチ回路11は基準信号
frの1クロック前の分周比(即ち第1回の立上り)n
1=100を記憶する。判定回路12には分周比n1と
n2が入力するが、分周器4からの分周比n=n2=1
50と判定し、分周比nを比較回路13へ出力する。
立上りを行なうと、第1ラッチ回路10は現在の分周比
n2=150を記憶し、第2ラッチ回路11は基準信号
frの1クロック前の分周比(即ち第1回の立上り)n
1=100を記憶する。判定回路12には分周比n1と
n2が入力するが、分周器4からの分周比n=n2=1
50と判定し、分周比nを比較回路13へ出力する。
【0021】比較回路13は分周器4がカウントする分
周比nと所定分周比N(=200)を比較し、分周比n
が所定分周比Nに達していない場合は、比較回路13は
制御回路6の端子gにHiレベル信号を出力し続ける。
その結果、位相比較回路5の出力と無関係に、制御回路
6の端子eから固定のポンプアップ信号が出力し続け電
圧制御発振回路3の制御電圧を更に上昇させる。
周比nと所定分周比N(=200)を比較し、分周比n
が所定分周比Nに達していない場合は、比較回路13は
制御回路6の端子gにHiレベル信号を出力し続ける。
その結果、位相比較回路5の出力と無関係に、制御回路
6の端子eから固定のポンプアップ信号が出力し続け電
圧制御発振回路3の制御電圧を更に上昇させる。
【0022】更に時間経過し、基準信号frが第3回の
立上りを行なうと、第1ラッチ回路10は現在の分周比
n2=200を記憶し、第2ラッチ回路11は分周比n
1=150を記憶する。判定回路12に分周数n1とn
2が入力すると、分周器4からの分周比n=n2=20
0と判定し、分周比nを比較回路13へ出力する。
立上りを行なうと、第1ラッチ回路10は現在の分周比
n2=200を記憶し、第2ラッチ回路11は分周比n
1=150を記憶する。判定回路12に分周数n1とn
2が入力すると、分周器4からの分周比n=n2=20
0と判定し、分周比nを比較回路13へ出力する。
【0023】比較回路13内で、分周比nが所定分周比
Nに達した場合は、出力信号f0が目標周波数(10K
HZ×200)=2000KHZに到達した事が確認され
る。この様に、目標周波数が得られた後に、リード線1
6を介して、分周器4と基準分周回路1を共にリセット
し、PLL回路15の位相を同期させる。
Nに達した場合は、出力信号f0が目標周波数(10K
HZ×200)=2000KHZに到達した事が確認され
る。この様に、目標周波数が得られた後に、リード線1
6を介して、分周器4と基準分周回路1を共にリセット
し、PLL回路15の位相を同期させる。
【0024】上記位相が同期すると、制御回路6の端子
gをリセットし、検出回路14の出力に無関係に、位相
比較回路5の比較結果に基づく信号が制御回路6へ出力
される事になり、PLLループが閉じた制御となる。
gをリセットし、検出回路14の出力に無関係に、位相
比較回路5の比較結果に基づく信号が制御回路6へ出力
される事になり、PLLループが閉じた制御となる。
【0025】この様に、分周器4の分周比nが所定分周
比Nに達した時は、(即ち出力周波数が目標周波数に達
した後は)位相比較回路5からポンプアップ信号又はポ
ンプダウン信号を出力させ、PLLループを閉じた制御
が出来るので、PLL回路を高速にロックさせる事が出
来る。
比Nに達した時は、(即ち出力周波数が目標周波数に達
した後は)位相比較回路5からポンプアップ信号又はポ
ンプダウン信号を出力させ、PLLループを閉じた制御
が出来るので、PLL回路を高速にロックさせる事が出
来る。
【0026】次に使用者が周波数変更キー9を操作し
て、現状(N=400)より低い所定分周比(N=30
0)に設定する。制御回路6は内蔵するプログラムに於
て「変更キーアップか」がNOと判定し、端子fを介
し、位相比較回路5の出力と無関係に、固定のポンプダ
ウン信号を出力する。その結果、チャージポンプ7はロ
ーパスフィルタ8から電荷を流出させ、電荷制御発振回
路3の制御電圧は低くなり出力信号f0の周波数は減少
する。
て、現状(N=400)より低い所定分周比(N=30
0)に設定する。制御回路6は内蔵するプログラムに於
て「変更キーアップか」がNOと判定し、端子fを介
し、位相比較回路5の出力と無関係に、固定のポンプダ
ウン信号を出力する。その結果、チャージポンプ7はロ
ーパスフィルタ8から電荷を流出させ、電荷制御発振回
路3の制御電圧は低くなり出力信号f0の周波数は減少
する。
【0027】分周器4がカウントする分周比は第1ラッ
チ回路10へ出力し、基準信号frの立上がり毎に分周
比n2としてラッチされる。第2ラッチ回路10は基準
信号frの1クロック前の分周比n1が記憶される。判
定回路12が分周比n1又はn2を判定し、その出力n
を比較回路13に出力し、その出力(分周比)nが所定
分周比N(=300)より大きい場合は、比較回路13
は制御回路6の端子gにHiレベル信号を出力し続け
る。
チ回路10へ出力し、基準信号frの立上がり毎に分周
比n2としてラッチされる。第2ラッチ回路10は基準
信号frの1クロック前の分周比n1が記憶される。判
定回路12が分周比n1又はn2を判定し、その出力n
を比較回路13に出力し、その出力(分周比)nが所定
分周比N(=300)より大きい場合は、比較回路13
は制御回路6の端子gにHiレベル信号を出力し続け
る。
【0028】制御回路6は、位相比較回路5の出力とは
無関係に、制御回路6に内蔵する又は外付の信号源から
端子eを介し、固定のボンプダウン信号を出力する。そ
の結果、チャージポンプ7はローパスフィルタ8を介し
て、電圧制御発振回路3の出力信号f0の周波数を減少
させる。
無関係に、制御回路6に内蔵する又は外付の信号源から
端子eを介し、固定のボンプダウン信号を出力する。そ
の結果、チャージポンプ7はローパスフィルタ8を介し
て、電圧制御発振回路3の出力信号f0の周波数を減少
させる。
【0029】更に時間経過し、判定回路12の出力(分
周比)nが300になると、比較回路13でN=n=3
00と判定され、分周器4と基準分周回路1を共にリセ
ットし、PLL回路15の位相を同期させる。
周比)nが300になると、比較回路13でN=n=3
00と判定され、分周器4と基準分周回路1を共にリセ
ットし、PLL回路15の位相を同期させる。
【0030】そして、制御回路6の端子gをリセット
し、検出回路14の出力に無関係に、位相比較回路5の
比較結果に基づく信号が制御回路6へ出力される事にな
り、PLLループが閉じた制御となる。
し、検出回路14の出力に無関係に、位相比較回路5の
比較結果に基づく信号が制御回路6へ出力される事にな
り、PLLループが閉じた制御となる。
【0031】
【発明の効果】本発明は上述の様に、分周器の分周比が
所定分周比に達していない場合は(即ち出力周波数が目
標周波数に達するまでは)、PLLループを開き、少な
くとも固定のポンプアップ信号又はポンプダウン信号を
出力させる事により、出力周波数を目標周波数に急速に
移行する事が出来る。
所定分周比に達していない場合は(即ち出力周波数が目
標周波数に達するまでは)、PLLループを開き、少な
くとも固定のポンプアップ信号又はポンプダウン信号を
出力させる事により、出力周波数を目標周波数に急速に
移行する事が出来る。
【0032】本発明は望しくは、分周器の分周比が所定
分周比に達した場合は、位相比較回路からのポンプアッ
プ信号又はポンプダウン信号を出力させ、PLLループ
を閉じた制御とする事が出来るので、PLL回路を高速
にロックさせる事が出来る。
分周比に達した場合は、位相比較回路からのポンプアッ
プ信号又はポンプダウン信号を出力させ、PLLループ
を閉じた制御とする事が出来るので、PLL回路を高速
にロックさせる事が出来る。
【図1】本発明の実施の形態に係るPLL回路のブロッ
ク図である。
ク図である。
4 分周器 5 位相比較回路 6 制御回路 14 検出回路
Claims (2)
- 【請求項1】 基準信号とPLL回路における帰還信号
との位相比較を行う位相比較回路と、前記PLL回路の
出力信号を所定分周比に分周する分周器と、該分周器の
分周比が所定分周比に達したことを検出する検出回路
と、該検出回路の出力により、前記分周比が前記所定分
周比に達していない場合は、少なくとも固定のポンプア
ップ信号又はポンプダウン信号を出力させる制御回路を
設けた事を特徴とするPLL回路。 - 【請求項2】 前記分周比が前記所定分周比に達した場
合は、前記制御部は前記位相比較回路からのポンプアッ
プ信号またはポンプダウン信号を出力させる事を特徴と
する請求項1のPLL回路。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9264469A JPH11112334A (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | Pll回路 |
US09/162,094 US6100767A (en) | 1997-09-29 | 1998-09-28 | Phase-locked loop with improved trade-off between lock-up time and power dissipation |
EP01122122A EP1160984B1 (en) | 1997-09-29 | 1998-09-29 | Phase-locked loop with improved trade-off between lock-up time and power dissipation |
DE69820000T DE69820000T2 (de) | 1997-09-29 | 1998-09-29 | PLL mit verbessertem Verhältnis zwischen Einrastzeit und Stromverbrauch |
EP98118420A EP0907252B1 (en) | 1997-09-29 | 1998-09-29 | Phase-locked loop with improved trade-off between lock-up time and power dissipation |
DE69827855T DE69827855T2 (de) | 1997-09-29 | 1998-09-29 | PLL mit verbessertem Verhältnis zwischen Einrastzeit und Stromverbrauch |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9264469A JPH11112334A (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | Pll回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11112334A true JPH11112334A (ja) | 1999-04-23 |
Family
ID=17403663
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9264469A Pending JPH11112334A (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | Pll回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11112334A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100408101B1 (ko) * | 2000-07-13 | 2003-12-03 | 닛뽕덴끼 가부시끼가이샤 | Dll 회로 및 dll 제어방법 |
-
1997
- 1997-09-29 JP JP9264469A patent/JPH11112334A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100408101B1 (ko) * | 2000-07-13 | 2003-12-03 | 닛뽕덴끼 가부시끼가이샤 | Dll 회로 및 dll 제어방법 |
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