JP2003087117A - Pll回路 - Google Patents
Pll回路Info
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- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
Abstract
COゲインを低くすることを可能とし、また安定した動
作を実現するものである。 【解決手段】 選択信号に応じてリングオシレータの段
数を切り替えることにより、発振周波数範囲が切り替わ
る電圧制御発振回路4を備えるPLL回路において、電
圧制御発振器4の制御電位が定められた上限値または下
限値になったこと検知するコンパレータ9,10と、そ
の出力により動作するカウンタ7と、その出力値をデコ
ードし、電圧制御発信回路4の段数切り替え信号を生成
するデコーダ8と、を備え、コンパレータ9または10
の出力信号によって、前記電圧制御発振器の段数を切り
替えるための選択信号を生成する。
Description
(VCO)のゲインを低くしたPLL(フェーズ・ロッ
クド・ループ)PLL回路に関する。
ロック回路にPLL回路が多く用いられており、PLL
回路に対しての動作周波数範囲の要求が広くなってきて
いる。図1に従来のPLL回路を示す。
ーパスフィルタ31、電圧制御発振器(VCO)32及
び分周回路33を備えている。位相比較器30は、外部
から入力された基準信号Frと分周回路33からの内部
信号との位相を比較し、その位相差に応じたアナログ位
相差信号を出力する。ローパスフィルタ31は、アナロ
グ位相差信号を積分することにより位相制御信号VCO
INを生成する。
従って基本クロックFoを生成する。この際、位相制御
信号VCOINの電圧(制御電圧)に従ってVCO32
の発振周波数が制御される結果、基本クロックF0の周
波数が変更される。分周回路33は、遍倍数Nを指定す
る信号CONにより分周率が変更され、基本クロックF
0を所定の遍倍数Nにより分周する。この分周された内
部信号は、位相比較器30に一方の入力として帰還され
る。
路33の遍倍数のN値を換えることによって、出力周波
数を切り替えることができ、Fo=N×Frの式で表す
ことができる。
(VCO)32の電圧−周波数特性を示している。
路32の特性が重要になる。近年では、広帯域周波数が
出力可能なPLL回路が要求される傾向にあり、その仕
様を満足するためには、図2に示すようなVCO回路3
2の特性が必要となる。
電圧、温度、プロセスのばらつきで変動するのでその分
を考慮した設計となり、VCOゲイン(電圧−周波数特
性)が高くなってしまう。しかし、VCOゲインが高く
なると、外来ノイズによってVCOIN電位が変化した
時に周波数の変動量が大きくなり、ジッタ増大の原因と
なる。
したPLL回路が色々と提案されている(例えば、特開
2000−299636号公報参照)。図3は、VCO
ゲインを低くしたPLL回路の一例を示す回路図であ
る。
は、図3に示すように、位相比較器30、チャージポン
プ34、ローパスフィルタ31、電圧制御発振器(VC
O)32、分周回路33、カウンタ35及びデコーダ3
6で構成されている。電圧制御発振器(VCO)32
は、周波数範囲が切り替え可能であり、電圧制御発振器
(VCO)32のインバータの段数を切り替えることに
より周波数範囲が可変であり、1つの周波数範囲ではカ
バーすることができない広範囲の周波数帯での動作を可
能にしている。なお、インバータはループ状に直列に接
続され、リングオシレータを構成している。また、信号
CONは、分周回路33の逓倍数を指定する信号であ
る。
号(アップ信号)、DN信号(ダウン信号)をカウンタ
35がアップダウンカウントし、カウンタ35の出力値
をデコーダ36でデコードし、そのデコードに応じて切
り替え制御信号により、電圧制御発振器32の段数が選
択される。
0からのUP信号またはDN信号が連続して続いた場合
にカウンタ35が動作し、電圧制御発振器(VCO)3
2におけるリングオシレータの段数を切り替える。よっ
て、目標周波数に従って最適な段数を選択することがで
き、電圧制御発振器(VCO)のゲインを低くすること
が可能となる。
周波数範囲が切り替え可能な電圧制御発振器(VCO)
を示す。図4に示すように、VCO32は、例えば、8
個のインバータをチェーン状に連結して構成されたもの
である。各インバータの出力は、マルチプレクサ32c
を介して選択的にインバータ32dを介して1段目のイ
ンバータに帰還される。つまり、リングオシレータを構
成するインバータチェーンの段数が、マルチプレクサ2
1により複数段階に切り替えられる。一段目のインバー
タが選択された場合の発振周波数が最も高く、最終段の
インバータが選択された場合の発振周波数が最も低い。
しかも、各インバータは、各々非反転入力端子及び反転
出力端子に加えて遅延制御入力端子を備えており、全て
のインバータの遅延制御入力端子にローパスフィルタ3
1からの位相制御信号VCOINをバイアス回路32a
で所定の電位にした電位が共通に印加される。これによ
り、位相制御信号VCOINの電圧値変化に応じて各イ
ンバータの遅延時間が変化する結果、VCO32の発振
周波数が変更可能となっている。
ーダ36からの切り替え制御信号により制御される。
Oのゲインを低くする方法として、図3に示す構成もの
がある。それによれば、位相比較器30からのUPまた
はDN信号が連続して続いた場合にカウンタ35が動作
し、その信号によってデコーダ36の出力が変わり、図
4に示すVCO32におけるリングオシレータの段数を
切り替える。よって、大きな位相誤差が検出された場
合、VCOの出力が目標周波数に達するようリングオシ
レータの段数を最適化することができ、VCOのゲイン
を低くすることが可能となる。
遅く、位相比較器30の信号はUP信号またはDN信号
を連続して出力しながら、所望の周波数にロックしてい
く。従って、ロック前に不必要なタイミングでリングオ
シレータの段数が何回も切り替わり、ロックアップタイ
ムが遅れるという懸念事項がある。さらに、ロックした
後でも位相比較器30の出力はUP信号またはDN信号
を連続して出力することもあるので、その時に段数が切
り替われば、大きなジッタが発生する。
のものであり、要求される周波数レンジが広い場合で
も、VCOゲインを低くすることを可能とし、また安定
した動作を実現するものである。
応じてリングオシレータの段数を切り替えることによ
り、発振周波数範囲が切り替わる電圧制御発振回路を備
えるPLL回路において、前記電圧制御発振器の制御電
位が定められた上限電位になったこと検知する検知手段
と、その出力により動作するカウンタと、その出力値を
デコードし、前記電圧制御発信回路の段数切り替え信号
を生成するデコーダと、を備え、前記上限電位を検知す
る検知手段の出力信号によって、前記電圧制御発振器の
制御電位をプルダウンするとともに、前記電圧制御発振
器の段数を切り替えるための選択信号を生成することを
特徴とする。
知手段を備え、その出力信号を前記カウンタへ与えカウ
ンタを動作させ、下限電位を検知する検知手段の出力信
号によって、前記制御電位をプルアップするとともに、
前記電圧制御発振器の段数を切り替えるための選択信号
を生成することを特徴とする。
タのソース電位は前記下限電位に接続し、プルアップト
ランジスタのソース電位は前記上限電位に接続するよう
に構成する。
子における電圧制御発振器の周波数可変範囲は前記所定
の上限電位または下限電位で決定し、それらは互いに重
なり合うことように構成する。
(VCO)の制御電位が所定の上限電位、下限電位に達
した時に、リングオシレータの段数を切り替え、VCO
出力が所望の周波数になるための最適な段数に自動調整
するので、可変周波数が広い場合でもVCOのゲインを
低くすることが可能となる。この結果、外来ノイズに対
し強いPLL回路を提供することができる。また動作点
は所定の下限から上限電位の間にくるので安定した動作
を実現することができる。
ンスクロックをカウントし、プログラマブルカウンタか
らの信号あるいは前記検知手段の出力信号をリセット信
号とするタイマ回路を設け、タイマがある一定時間を検
出した時に前記カウンタの出力値をホールドするように
構成するとよい。
出信号を出力し、それによってリングオシレータの段数
の切り替えを停止するので、ロック後のPLL回路の安
定した動作を実現することができる。
き図面に従い説明する。図5はこの発明の実施形態の構
成をブロック図で示したもの、図6は、この発明の電圧
制御発振器(VCO)における特性を示したものであ
る。
は、図1に示すPLL回路の基本構成に加え、位相制御
制御電位(VCOIN)をあらかじめ設定された上限
(VREF2)あるいは下限(VREF1)電位と比較
する2つのコンパレータ9、10と、その結果を受け動
作するカウンタ7とデコーダ8、リファレンスクロック
(Fr)をトリガとして一定時間を検出するタイマ回路
6から構成される。すなわち、図1及び位相比較器1、
チャージポンプ回路2、ローパスフィルタ3、電圧制御
発振器(VCO)4及び分周回路5を備えている。この
基本構成のPLL回路に、2つのコンパレータ9、10
と、カウンタ7とデコーダ8及びタイマ回路6とを備え
ている。
信号Frと分周回路33からの内部信号との位相を比較
し、その位相差に応じたアナログ位相差信号を出力す
る。その出力をチャージポンプ回路2を介してローパス
フィルタ3に与える。ローパスフィルタ3は、アナログ
位相差信号を積分することにより位相制御信号(VCO
IN)を生成する。この位相制御信号(VCOIN)
は、電圧制御発振器(VCO)4とコンパレータ9,1
0にそれぞれ与えられる。2つのコンパレータ9、10
は、あらかじめ設定された上限(VREF2)あるいは
下限(VREF1)電位と比較する。コンパレータ9に
は下限(VREF1)電位が与えられ、その出力はカウ
ンタ7へのUP信号として与えられるとともに、トラン
ジスタ11のゲートに与えられる。このトランジスタ1
1のソースには上限(VREF2)電位が与えられてい
る。また、コンパレータ10には上限(VREF2)電
位が与えられ、その出力はカウンタ7へのDN信号とし
て与えられるとともに、トランジスタ12のゲートに与
えられる。このトランジスタ11のソースには下限(V
REF1)電位が与えられている。
す構成と同じ構成のもであり、デコーダ8の値を受け
て、リングオシレータの段数を変更することを可能とし
ている。電圧制御発振器(VCO)4は、位相制御信号
(VCOIN)に従って基本クロックFoを生成する。
この際、位相制御信号VCOINの電圧(制御電圧)に
従ってVCO4の発振周波数が制御される結果、基本ク
ロックFoの周波数が変更される。分周回路5は、遍倍
数Nを指定する信号CONにより分周率が変更され、基
本クロックFoを所定の遍倍数Nにより分周する。この
分周された内部信号は、位相比較器1に一方の入力とし
て帰還される。
について図5及び図6を参照してさらに説明する。
ァレンスクロック(Fr)と、電圧制御発振器(VC
O)4の出力を分周した信号(Fv)を入力し、周波数
と位相を比較し、その差に応じてUP信号またはDN信
号を出力する。位相比較器1からの信号は、チャージポ
ンプ(CP)回路2に供給され、UP/DN信号の幅に
応じて、チャージポンプの出力に接続されたローパスフ
ィルタ(LPF)3を充電あるいは放電する。ローパス
フィルタ(LPF)の出力電位は電圧制御発器(VC
O)4の制御電位(VCOIN)となり、その電位によ
って周波数が変動する。
をGNDにショートさせ、電圧制御発振器(VCO)4
の出力周波数は0にする。その時、カウンタ7のカウン
タ値は設定可能な最大値になるようにしておく。カウン
タ7の値とリングオシレータの段数は同じになるよう図
4に示すマルチプレクサ32cが動作する。
圧制御発振器(VCO)4の出力が所望の周波数になる
ように調整する。図6のように、VCOIN電位が上昇
し、前記上限電位(VREF2)に達した時(図6の
参照)、コンパレータ10が動作し、カウンタ7のカウ
ンタ値を1つ下げる。カウンタ7の値をデコーダ8が受
け、選択信号を切り替えることによって、リングオシレ
ータの段数が1ヶ減少する。さらに、コンパレータ10
が動作した時、プルダウントランジスタ12が動作し、
VCOIN電位を下げる(図6のから)。その時、
プルダウントランジスタ12のソース電位は下限電位
(VREF1)に接続しているので、VCOIN電位が
VREF1以下にはならず、コンパレータ9が動作する
ことはない。
いくが、VCOIN電位がVREF2まで上昇し(図6
のから)、再びコンパレータ10が動作し、特性が
からに移る。その後、VCOIN電位を調整(図6
のから)し、所望の周波数に達する。ロックよっ
て、リングオシレータの段数によって、動作周波数の範
囲を切り替えることができるので、VCOゲイン低くす
ることができ、外来ノイズに強いPLL回路を提供する
ことができる。
る周波数可変範囲は互いに重なり合うものでなければな
らない。図7にその様子を示す。重なる部分がなけれ
ば、段数が変更された時に出力できない周波数範囲が存
在することになる。図8に上記したこの実施形態の動作
を横軸を時間軸にとって示す。
するタイマ回路6が、コンパレータ9(または10)が
動作してからの一定時間を検出した時、ロックしたと判
断して、カウンタ7の動作を停止する。
(VREF1)または 上限電位(VREF2)付近の
電圧でロックした後に、温度や電圧の変動で動作点が変
化した時でも、リングオシレータの段数の切り替えは起
こらず安定した動作を実現することができる。
ずタイマ回路6を初期化して、カウンタ7のホールド信
号を解除し、上記に示したロックまでの動作を実現す
る。
が、VCO制御電位(VCOIN)が設定下限電位(V
REF1)より下がった時には、コンパレータ9が動作
し、カウンタ7の値がUPしてリングオシレータの段数
を増やすことで対応する。
ば、ロック前に、電圧制御発振回路(VCO)の制御電
位が所定の上限電位、下限電位に達した時に、リングオ
シレータの段数を切り替え、VCO出力が所望の周波数
になるための最適な段数に自動調整するので、可変周波
数が広い場合でもVCOのゲインを低くすることが可能
となり、外来ノイズに対し強いPLLを提供することが
できる。また動作点は所定の下限から上限電位の間にく
るので安定した動作を実現することができる。
ック検出信号を出力し、それによってリングオシレータ
の段数の切り替えを停止するので、ロック後のPLL回
路の安定した動作を実現することができる。
圧−周波数特性図である。
す回路図である。
が切り替え可能な電圧制御発振器(VCO)を示すブロ
ック図である。
ある。
特性を示す図である。
特性図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 選択信号に応じてリングオシレータの段
数を切り替えることにより、発振周波数範囲が切り替わ
る電圧制御発振回路を備えるPLL回路において、前記
電圧制御発振器の制御電位が定められた上限電位になっ
たこと検知する検知手段と、その出力により動作するカ
ウンタと、その出力値をデコードし、前記電圧制御発信
回路の段数切り替え信号を生成するデコーダと、を備
え、前記上限電位を検知する検知手段の出力信号によっ
て、前記電圧制御発振器の制御電位をプルダウンすると
ともに、前記電圧制御発振器の段数を切り替えるための
選択信号を生成することを特徴とするPLL回路。 - 【請求項2】 下限電位を検出する検知手段を備え、そ
の出力信号を前記カウンタへ与えカウンタを動作させ、
下限電位を検知する検知手段の出力信号によって、前記
制御電位をプルアップするとともに、前記電圧制御発振
器の段数を切り替えるための選択信号を生成することを
特徴とする請求項1に記載のPLL回路。 - 【請求項3】 プルダウントランジスタのソース電位は
前記下限電位に接続したことを特徴とする請求項1に記
載のPLL回路。 - 【請求項4】 プルアップトランジスタのソース電位は
前記上限電位に接続したこと特徴とするを特徴とする請
求項2に記載のPLL回路。 - 【請求項5】 異なる段数の遅延素子における電圧制御
発振器の周波数可変範囲は前記所定の上限電位または下
限電位で決定し、それらは互いに重なり合うことを特徴
とする請求項1または2に記載のPLL回路。 - 【請求項6】 PLL回路のリファレンスクロックをカ
ウントし、プログラマブルカウンタからの信号あるいは
前記検知手段の出力信号をリセット信号とするタイマ回
路を設け、タイマがある一定時間を検出した時に前記カ
ウンタの出力値をホールドすることを特徴とする請求項
1ないし5のいずれかに記載のPLL回路。
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JP2017530606A (ja) * | 2014-09-18 | 2017-10-12 | インテル コーポレイション | デジタル位相ロックループ供給電圧制御 |
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- 2001-09-07 JP JP2001272382A patent/JP4342754B2/ja not_active Expired - Fee Related
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