JPH11111975A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH11111975A
JPH11111975A JP26538097A JP26538097A JPH11111975A JP H11111975 A JPH11111975 A JP H11111975A JP 26538097 A JP26538097 A JP 26538097A JP 26538097 A JP26538097 A JP 26538097A JP H11111975 A JPH11111975 A JP H11111975A
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JP
Japan
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gate
film
drain
source
semiconductor device
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JP26538097A
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Tomoko Yasunaga
友子 安永
Seiichi Shishiguchi
清一 獅子口
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NEC Corp
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 素子の微細化に伴うショートチャンネル効果
を抑制するためにゲート、ソース及びドレインの上面に
シリサイド膜を形成しても、ゲートとソース又はドレイ
ンとの間でショートが発生しないようにする。 【解決手段】 開示される半導体装置は、N型シリコン
基板1の素子形成領域22上に形成され、その上面にT
iシリサイド膜が形成されたゲート電極25と、素子形
成領域22のゲート電極25近傍に形成され、その上面
にTiシリサイド膜が形成されたソース29及びドレイ
ン30と、ゲート酸化膜24及びゲート電極25の側面
に形成され、ゲート電極25、ソース29及びドレイン
30のそれぞれの上面に形成されたTiシリサイド膜と
の間に間隙が形成された積層サイドウォール28とを備
えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置及び
その製造方法に係り、特に、MOS(Metal Oxide Semi
conductor)電界効果トランジスタで構成された半導体
装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置は、近年、高集積化が進めら
れ、これに従って素子の微細化が行われてきているが、
半導体装置をMOS電界効果トランジスタで構成した場
合、素子の微細化に伴ってゲート長が縮小され、いわゆ
るショートチャンネル効果による種々の問題が生じてい
る。即ち、ショートチャンネルによりチャンネル領域で
の電界強度が増加し、ドレイン近傍でホットキャリアの
生成を生じ、これがゲート酸化膜中にトラップされたり
表面準位を生成したりする。この結果、しきい値電圧の
変動、あるいは相互コンダクタンスの低下といった特性
劣化を引き起こした。このようなショートチャンネル効
果を抑制する方法の1つとして、MOS電界効果トラン
ジスタのソース・ドレイン拡散層の深さを浅くすること
が考えられる。しかし、この方法では、シート抵抗の増
大や配線材料とのコンタクト抵抗の増大などの問題があ
る。
【0003】そこで、従来から、シリサイド化プロセス
を用いる方法が提案されている。以下、従来の半導体装
置の製造方法について、図5及び図6を参照して説明す
る。まず、図5(a)に示すように、N型シリコン基板
1上に、LOCOS(Local Oxidation of Silicon)法
などにより素子形成領域2及び素子分離酸化膜3を形成
する。この後、基板全面に所定の膜厚の酸化膜を形成し
た後、その上に化学蒸着(CVD; Chemical Vapor Dep
osition)法によりポリシリコン膜を形成する。次に、
フォトリゾグラフィ技術によるパターンニングを行い、
素子形成領域2にゲート酸化膜4及びゲート電極5を形
成した後、CVD法により基板全面に所定の膜厚の酸化
シリコン膜6を形成する。次に、異方性ドライエッチン
グ法によりエッチングを行い、ゲート酸化膜4及びゲー
ト電極5の側面にサイドウォール7を形成する(図5
(b)参照)。
【0004】次に、イオン注入法により、素子形成領域
2のゲート酸化膜4及びゲート電極5近傍に、例えば、
二フッ化ホウ素(BF2)イオンを注入した後、窒素雰
囲気中でアニール処理を施して注入したBF2イオンを
活性化し、ソース8及びドレイン9を形成する(図5
(c)参照)。次に、図6(a)に示すように、スパッ
タ法により、基板全面に所定の膜厚のチタン(Ti)膜
10を形成した後、その上に窒化チタン(TiN)膜1
1を形成する。次に、アルゴン(Ar)雰囲気中でアニ
ール処理を施して、ゲート電極5、ソース8及びドレイ
ン9上のTi膜10及びTiN膜11をシリサイド化し
てTiシリサイド膜12を形成した後、素子分離酸化膜
3及びサイドウォール7上の反応していないTi膜10
及びTiN膜11を除去する(図6(b)参照)。この
後、周知の層間絶縁膜の形成工程と配線工程を経て、M
OS電界効果トランジスタを作製する。以上説明した製
造方法によれば、ゲート電極5、ソース8及びドレイン
9の低抵抗化を達成できるので、ショートチャンネル効
果を抑制できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の半導体装置の製造方法では、Tiシリサイド膜12
を形成する工程において、ゲートとソース又はドレイン
との間がショートしてしまう、という欠点があった。こ
れは、シリサイド化反応進行中に、ソース又はドレイン
からゲートへ、サイドウォール7に沿ってシリコン(S
i)やTiシリサイドがはい上がる(オーバーグロース
現象)ことによって生じていると考えられている。特
に、近年の半導体装置の高集積化・素子の微細化に伴っ
て、ゲート電極5及びサイドウォール7の膜厚が薄くな
っているので、ゲートとソース又はドレインとの間のシ
ョートの発生が増加する危険性が一層高くなることが考
えられる。このゲートとソース又はドレインとの間のシ
ョートの発生により、ゲートとソース又はドレインと間
でリーク電流が増大し、半導体装置の生産性及び信頼性
が低下してしまう、という問題があった。
【0006】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、素子の微細化に伴うショートチャンネル効果を
抑制するためにゲート、ソース及びドレインの上面にシ
リサイド膜を形成しても、ゲートとソース又はドレイン
との間でのショートの発生を防止できる半導体装置及び
その製造方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明に係る半導体装置は、シリコン
基板の素子形成領域上に形成され、その上面にシリサイ
ド膜が形成されたゲートと、上記素子形成領域の上記ゲ
ート近傍に形成され、その上面にシリサイド膜が形成さ
れたソース及びドレインと、上記ゲートの側面に形成さ
れ、上記ゲート、上記ソース及び上記ドレインのそれぞ
れの上面に形成されたシリサイド膜との間に間隙が形成
されたサイドウォールとを備えなることを特徴としてい
る。
【0008】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の半導体装置に係り、上記サイドウォールは、酸化シ
リコン膜が下層で窒化シリコン膜が上層の2層構造であ
り、上記間隙は、上記酸化シリコン膜の一部が除去され
て形成されていることを特徴としている。
【0009】また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2記載の半導体装置に係り、上記間隙の幅は、20n
m〜50nmであることを特徴としている。
【0010】また、請求項4記載の発明は、請求項1乃
至3のいずれか1に記載の半導体装置に係り、上記シリ
サイド膜は、チタン、コバルト、タングステン、あるい
はモリブデンのうち、少なくともいずれか1つからなる
シリサイド膜であることを特徴としている。
【0011】また、請求項5記載の発明に係る半導体装
置の製造方法は、シリコン基板の素子形成領域上に形成
されたゲートの側面にサイドウォールを形成する第1の
工程と、上記素子形成領域の上記ゲート近傍にソース及
びドレインを形成する第2の工程と、上記サイドウォー
ルと、上記ゲート、上記ソース及び上記ドレインのそれ
ぞれの上面との間に間隙を形成する第3の工程と、上記
ゲート、上記ソース及び上記ドレインのそれぞれの上面
にシリサイド膜を形成する第4の工程とからなることを
特徴としている。
【0012】請求項6記載の発明は、請求項5記載の半
導体装置の製造方法に係り、上記第1の工程では、酸化
シリコン膜が下層で窒化シリコン膜が上層の2層構造の
サイドウォールを形成することを特徴としている。
【0013】請求項7記載の発明は、請求項6記載の半
導体装置の製造方法に係り、上記第3の工程では、上記
サイドウォールを構成する酸化シリコン膜の一部を希フ
ッ化水素酸によりエッチングして上記間隙を形成するこ
とを特徴としている。
【0014】また、請求項8記載の発明は、請求項5乃
至7のいずれか1に記載の半導体装置の製造方法に係
り、上記第3の工程では、幅が20nm〜50nmの間
隙を形成することを特徴としている。
【0015】さらにまた、請求項9記載の発明は、請求
項5乃至8のいずれか1に記載の半導体装置の製造方法
に係り、上記第4の工程では、チタン、コバルト、タン
グステン、あるいはモリブデンのいずれか1つからなる
シリサイド膜を形成することを特徴としている。
【0016】
【作用】この発明の構成によれば、サイドウォールと、
ゲート、ソース及びドレインのそれぞれの上面との間に
間隙が形成されているので、素子の微細化に伴うショー
トチャンネル効果を抑制するために、ゲート、ソース及
びドレインの上面のシリサイド化反応進行中に、ソース
又はドレインからゲートへ、サイドウォールに沿ってシ
リコンや金属のシリサイドがはい上がることがない。し
たがって、ゲートとソース又はドレインとの間でのショ
ートの発生を防止できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行う。 A.第1の実施例 図1及び図2はこの発明の第1の実施例である半導体装
置の製造方法を示す工程図である。以下、順を追ってそ
の製造工程を説明する。まず、図1(a)に示すよう
に、N型シリコン基板21上に、LOCOS法などによ
り素子形成領域22及び素子分離酸化膜23を形成す
る。この後、基板全面に、熱酸化法により膜厚8nmの
酸化膜を形成した後、その上にCVD法により膜厚20
0nmのポリシリコン膜を形成する。次に、フォトリゾ
グラフィ技術によるパターンニングを行い、素子形成領
域22上にゲート酸化膜24及びゲート電極25を形成
した後、CVD法により基板全面に膜厚60nmの酸化
シリコン膜26を形成し、その上に膜厚40nmの窒化
シリコン膜27を形成する。次に、異方性ドライエッチ
ング法により、酸化シリコン膜26及び窒化シリコン膜
27の2層を同時にエッチングして、ゲート酸化膜24
及びゲート電極25の側面に、酸化シリコン膜と窒化シ
リコン膜とからなる積層サイドウォール28を形成する
(図2(b)参照)。次に、イオン注入法により、素子
形成領域22のゲート酸化膜24及びゲート電極25近
傍に、例えば、加速電圧30keV、面積濃度1×10
15atoms/cm2程度でBF2イオンを注入した後、窒素雰
囲気中で1,000゜Cでアニール処理を施して注入し
たBF2イオンを活性化し、ソース29及びドレイン3
0を形成する(図1(c)参照)。
【0018】次に、上記工程を経たものをフッ化水素
(HF)と水(H2O)との割合が1:100である希
フッ化水素酸(DHF;diluted HF)に90secだけ
浸し、積層サイドウォール28を構成する酸化シリコン
膜が、ソース29及びドレイン30と接触する下部28
a(図1(c)参照)、並びにゲート電極25と接触す
る上部28b(図1(c)参照)をそれぞれ30nmだ
けエッチングし、積層サイドウォール28と、ソース2
9及びドレイン30並びにゲート電極25との間に、間
隙31a及び31bを形成する(図2(a)参照)。次
に、図2(b)に示すように、スパッタ法により、基板
全面に膜厚20nmのTi膜32を形成した後、その上
に膜厚20nmのTiN膜33を形成する。次に、Ar
雰囲気中で、Ti膜32及びTiN膜33と、ゲート電
極25を構成するポリシリコン膜、ソース29及びドレ
イン30を構成するN型シリコン基板とを反応させて、
ゲート電極25、ソース29及びドレイン30の上面に
Tiシリサイド膜34を形成した後、素子分離酸化膜2
3及び積層サイドウォール28上の反応していないTi
膜32及びTiN膜33を除去する(図2(c)参
照)。この後、周知の層間絶縁膜の形成工程と配線工程
を経て、MOS電界効果トランジスタを作製する。
【0019】このように、この例の構成によれば、積層
サイドウォール28と、ソース29及びドレイン30並
びにゲート電極25との間に、幅30nmの間隙31a
及び31bを形成しているので、ソース29及びドレイ
ン30並びにゲート電極25の上面にTiシリサイド膜
34を形成する際に、Tiシリサイド膜34が間隙31
a及び31bの部分で不連続になり、この結果、Siや
Tiシリサイドが積層サイドウォール28をはい上がる
オーバーグロース現象を防止できる。これにより、ゲー
ト電極25と、ソース29及びドレイン30との間での
ショートの発生を防止できる。
【0020】B.第2の実施例 次に、第2の実施例について説明する。図3及び図4は
この発明の第2の実施例である半導体装置の製造方法を
示す工程図である。以下、順を追ってその製造工程を説
明する。まず、図3(a)に示すように、N型シリコン
基板41上に、LOCOS法などにより素子形成領域4
2及び素子分離酸化膜43を形成する。この後、基板全
面に、熱酸化法により膜厚8nmの酸化膜を形成した
後、その上にCVD法により膜厚200nmのポリシリ
コン膜を形成する。次に、フォトリゾグラフィ技術によ
るパターンニングを行い、素子形成領域42にゲート酸
化膜44及びゲート電極45を形成した後、CVD法に
より基板全面に膜厚60nmの酸化シリコン膜46を形
成し、その上に膜厚40nmの窒化シリコン膜47を形
成する。次に、異方性ドライエッチング法により、酸化
シリコン膜46及び窒化シリコン膜47の2層を同時に
エッチングして、ゲート酸化膜44及びゲート電極45
の側面に、酸化シリコン膜と窒化シリコン膜とからなる
積層サイドウォール48を形成する(図3(b)参
照)。次に、イオン注入法により、素子形成領域42の
ゲート酸化膜44及びゲート電極45近傍に、例えば、
加速電圧30keV、面積濃度1×1015atoms/cm2
度でBF2イオンを注入した後、窒素雰囲気中で1,0
00゜Cでアニール処理を施して注入したBF2イオン
を活性化し、ソース49及びドレイン50を形成する
(図3(c)参照)。
【0021】次に、上記工程を経たものをHFとH2
との割合が1:100であるDHFに90secだけ浸
し、積層サイドウォール48を構成する酸化シリコン膜
が、ソース49及びドレイン50と接触する下部48
a、並びにゲート電極45と接触する上部48b(図3
(c)参照)をそれぞれ30nmだけエッチングし、積
層サイドウォール48と、ソース49及びドレイン50
並びにゲート電極45との間に、間隙51a及び51b
を形成する(図4(a)参照)。次に、図4(b)に示
すように、スパッタ法により、基板全面に膜厚20nm
のコバルト(Co)膜52を形成した後、Ar雰囲気中
で、Co膜52と、ゲート電極45を構成するポリシリ
コン膜、ソース49及びドレイン50を構成するN型シ
リコン基板とを反応させて、ゲート電極45、ソース4
9及びドレイン50の上面にCoシリサイド膜53を形
成した後、素子分離酸化膜43及び積層サイドウォール
48上の反応していないCo膜52を除去する(図4
(c)参照)。この後、周知の層間絶縁膜の形成工程と
配線工程を経て、MOS電界効果トランジスタを作製す
る。
【0022】このように、この例の構成によれば、積層
サイドウォール48と、ソース49及びドレイン50並
びにゲート電極45との間に、幅30nmの間隙51a
及び51bを形成しているので、ソース49及びドレイ
ン50並びにゲート電極45にCoシリサイド膜53を
形成する際に、Coシリサイド膜53が間隙51a及び
51bの部分で不連続になり、この結果、SiやCoシ
リサイドが積層サイドウォール48をはい上がるオーバ
ーグロース現象を防止できる。これにより、ゲート電極
45と、ソース49及びドレイン50との間でのショー
トの発生を防止できる。
【0023】以上、この発明の実施例を図面を参照して
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られる
ものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
の変更等があってもこの発明に含まれる。例えば、上述
の第1及び第2の実施例においては、P型のMOS電界
効果トランジスタを作製した例を示したが、これに限定
されず、この発明は、N型のMOS電界効果トランジス
タやCMOS電界効果トランジスタを作製する場合に
も、もちろん適用できる。また、上述の第1及び第2の
実施例においては、シリサイド化する金属膜としてTi
膜32及びTiN膜33並びにCo膜52を用いる例を
示したが、これに限定されず、Ti膜、W膜、あるいは
モリブデン(Mo)膜を用いても良い。あるいは、T
i、Co、W、Moのうち、少なくともいずれか2つ以
上の金属元素の混合膜、または積層膜でも良い。さら
に、上述の第1及び第2の実施例においては、間隙31
a、31b、51a及び51bの幅を30nmとした例
を示したが、これに限定されず、この幅は20nm〜5
0nmの範囲であれば良い。また、上述の第1及び第2
の実施例においては、シリサイド化する金属膜を基板全
面に形成する例を示したが、これに限定されない。要す
るに、金属膜は、それをシリサイド化すべきゲート電極
並びにソース及びドレインの上面に形成すれば良い。さ
らに、上述の第1及び第2の実施例においては、サイド
ウォールを酸化シリコン膜が下層で窒化シリコン膜が上
層の2層構造とした例を示したが、これに限定されず、
1層でも、3層以上でも良い。また、間隙の形状は、図
2及び図4に示す形状に限定されず、要するに、サイド
ウォールと、ゲート、ソース及びドレインのそれぞれの
上面に形成されたシリサイド膜とが接触しない形状であ
ればどのようなものでも良い。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、素子の微細化に伴うショートチャンネル効果を抑制
するためにゲート、ソース及びドレインの上面にシリサ
イド膜を形成しても、ゲートとソース又はドレインとの
間でのショートの発生を防止できる。この結果、半導体
装置の生産性及び信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例である半導体装置の製
造方法を示す工程図である。
【図2】この発明の第1の実施例である半導体装置の製
造方法を示す工程図である。
【図3】この発明の第2の実施例である半導体装置の製
造方法を示す工程図である。
【図4】この発明の第2の実施例である半導体装置の製
造方法を示す工程図である。
【図5】従来の半導体装置の製造方法を示す工程図であ
る。
【図6】従来の半導体装置の製造方法を示す工程図であ
る。
【符号の説明】
1,21,41 N型シリコン基板(シリコン基板) 2,22,42 素子形成領域 3,23,43 素子分離酸化膜 4,24,44 ゲート酸化膜(ゲート) 5,25,45 ゲート電極(ゲート) 7 サイドウォール 8,29,49 ソース 9,30,50 ドレイン 12,34 Tiシリサイド膜(シリサイド膜) 28,48 積層サイドウォール(サイドウォー
ル) 28a,48a 下部 28b,48b 上部 31a,31b,51a,51b 間隙 53 Coシリサイド膜

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板の素子形成領域上に形成さ
    れ、その上面にシリサイド膜が形成されたゲートと、 前記素子形成領域の前記ゲート近傍に形成され、その上
    面にシリサイド膜が形成されたソース及びドレインと、 前記ゲートの側面に形成され、前記ゲート、前記ソース
    及び前記ドレインのそれぞれの上面に形成されたシリサ
    イド膜との間に間隙が形成されたサイドウォールとを備
    えなることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記サイドウォールは、酸化シリコン膜
    が下層で窒化シリコン膜が上層の2層構造であり、前記
    間隙は、前記酸化シリコン膜の一部が除去されて形成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記間隙の幅は、20nm〜50nmで
    あることを特徴とする請求項1又は2記載の半導体装
    置。
  4. 【請求項4】 前記シリサイド膜は、チタン、コバル
    ト、タングステン、あるいはモリブデンのうち、少なく
    ともいずれか1つからなるシリサイド膜であることを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載の半導体装
    置。
  5. 【請求項5】 シリコン基板の素子形成領域上に形成さ
    れたゲートの側面にサイドウォールを形成する第1の工
    程と、 前記素子形成領域の前記ゲート近傍にソース及びドレイ
    ンを形成する第2の工程と、 前記サイドウォールと、前記ゲート、前記ソース及び前
    記ドレインのそれぞれの上面との間に間隙を形成する第
    3の工程と、 前記ゲート、前記ソース及び前記ドレインのそれぞれの
    上面にシリサイド膜を形成する第4の工程とからなるこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第1の工程では、酸化シリコン膜が
    下層で窒化シリコン膜が上層の2層構造のサイドウォー
    ルを形成することを特徴とする請求項5記載の半導体装
    置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第3の工程では、前記サイドウォー
    ルを構成する酸化シリコン膜の一部を希フッ化水素酸に
    よりエッチングして前記間隙を形成することを特徴とす
    る請求項6記載の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記第3の工程では、幅が20nm〜5
    0nmの間隙を形成することを特徴とする請求項5乃至
    7のいずれか1に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記第4の工程では、チタン、コバル
    ト、タングステン、あるいはモリブデンのいずれか1つ
    のシリサイド膜を形成することを特徴とする請求項5乃
    至8のいずれか1に記載の半導体装置の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004511103A (ja) * 2000-10-05 2004-04-08 アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッド ニッケルシリサイドのブリッジを減じるためのシリコン酸化物ライナ
JP2009283780A (ja) * 2008-05-23 2009-12-03 Nec Electronics Corp 半導体装置およびその製造方法
JP2012234941A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Denso Corp 半導体装置の製造方法及び半導体装置

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