JPH11111820A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JPH11111820A
JPH11111820A JP27124797A JP27124797A JPH11111820A JP H11111820 A JPH11111820 A JP H11111820A JP 27124797 A JP27124797 A JP 27124797A JP 27124797 A JP27124797 A JP 27124797A JP H11111820 A JPH11111820 A JP H11111820A
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JP
Japan
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substrate
mounting table
present
heater
substrate holding
Prior art date
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Application number
JP27124797A
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English (en)
Inventor
Shinichi Nomura
慎一 野村
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板の中央部と周辺部との間に温度差が発生
することを防止することができるようにするとともに、
ヒータ全体に渡ってヒータ線を均一に引き回すことがで
きるようにする。 【解決手段】 基板昇降機構31(1),31(2)
は、基板Wを保持する基板保持部311(1),311
(2)と、この基板保持部311(1),311(2)
を垂直方向に昇降駆動する基板駆動軸312(1),3
12(2)とを有する。基板保持部311(1),31
1(1)は、基板Wの周端部を保持するように形成され
ている。基板駆動軸312(1),312(2)は、基
板載置台221の外側に配設され、連結部313
(1),313(2)により基板保持部311(1),
311(2)と連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水平に配設された
基板載置台に対し、基板を垂直方向に昇降させる基板昇
降機構を使って処理すべき基板を載置し、この基板載置
台に載置された基板に所定の処理を施す基板処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体装置や液晶表示装置等の
固体装置を製造するためには、半導体装置のウェーハや
液晶表示装置の絶縁基板等の基板に成膜等の処理を施す
基板処理装置が必要になる。
【0003】この基板処理装置としては、例えば、プラ
ズマを使って基板の表面に所定の薄膜を形成するプラズ
マCVD(Chemical Vapor Depos
ition)装置がある。このプラズマCVD装置とし
ては、電極として平行平板電極を使ってプラズマを発生
させる放電電極形プラズマCVD装置がある。
【0004】図9〜図11は、従来の放電電極形プラズ
マCVD装置の構成を示す図である。ここで、図9は、
装置の内部の構成を示す平面図であり、図10は、装置
を図9に示すラインL1−L1に沿って切断した場合の
構成を示す側断面図であり、図11は、装置を図9に示
すラインL2−L2に沿って切断した場合の構成を示す
側断面図を示す。
【0005】図示のプラズマCVD装置は、例えば、図
10に示すように、真空容器11の内部に配設されたア
ノード12の基板載置台121に処理すべき基板Wを載
置し、アノード12とカソード13との間に高周波電源
14から高周波電力を印加することによりプラズマを発
生し、このプラズマによって反応ガスを励起することに
より、基板Wの表面に所定の薄膜を形成するようになっ
ている。
【0006】また、このプラズマCVD装置は、図9及
び図11に示すように、2つの基板W(1),W(2)
に対して、同時に成膜処理を施すことができるようにな
っている。
【0007】基板W(1),W(2)は、成膜時は、図
9に示す基板搬送ロボット15から図11に示す基板昇
降機構16(1),16(2)に渡され、この基板昇降
機構16(1),16(2)により基板載置台121に
される。これに対し、成膜が終了した場合は、基板昇降
機構16(1),16(2)を使って基板載置台121
から取り上げられ、基板搬送ロボット15に渡される。
【0008】上記基板昇降機構16(1),16(2)
は、基板W(1),W(2)を保持する基板保持部16
1(1),161(2)と、この基板保持部161
(1),161(2)を垂直方向に昇降駆動する基板駆
動軸162(1),162(2)とを有する。
【0009】基板保持部161(1),161(2)
は、図9に示すように円盤状に形成され、基板W
(1),W(2)の下面の中央部を保持するようになっ
ている。基板駆動軸162(1)、162(2)は、図
11に示すように、基板保持部161(1),161
(2)の下面の中央部に取り付けられ、アノード12と
真空容器11の底部とに形成された孔17(1),17
(2),18(1),18(2)を介して外部に導かれ
ている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の場合、次のような2つの問題があった。
【0011】(1)第1の問題は、基板W(n)(n=
1,2)の中央部と周辺部との間に温度差が発生するた
め、スループットが低下するという問題である。
【0012】すなわち、従来の放電電極形のプラズマC
VD装置では、基板W(n)を基板保持部161(n)
により保持する場合、基板W(n)の下面の中央部を保
持するようになっている。これにより、基板W(n)を
基板載置台121に載置した場合、基板W(n)の中央
部は、アノード12のヒータ122から基板載置台12
1と基板保持部161(n)を介して加熱され、周辺部
は、基板載置台121を介して加熱される。その結果、
基板W(n)の中央部と周辺部との間に温度差が生じ
る。この温度差をなくすためには、基板W(n)を長時
間加熱する必要がある。これにより、従来のプラズマC
VD装置には、スループットが低下するという問題があ
ったわけである。
【0013】この問題を解決するために、温度差が存在
するまま成膜を実行すると、基板W(n)の中央部とそ
の周辺部とで、薄膜の厚さに差が生じるという問題が生
じる。
【0014】(2)第2の問題は、ヒータ122のヒー
タ線を均一に引き回すことができないため、ヒータ12
2の均熱をとることが難しいという問題である。
【0015】すなわち、従来の放電電極形のプラズマC
VD装置では、基板W(n)を垂直方向に昇降駆動する
ための基板駆動軸162(n)を基板保持部161
(n)の下面の中央部に設けるようになっている。これ
により、この装置では、図12に示すように、ヒータ1
22にこの基板駆動軸162(n)を通すためのに孔1
8(n)を設けなければならない。その結果、ヒータ1
22のヒータ線aを引き回す場合、孔18(n)を避け
て引き回さなければならないため、ヒータ線aを均一に
引き回すことができない。これにより、従来のプラズマ
CVD装置では、ヒータ122の均熱をとることが難し
くなるわけである。
【0016】そこで、本発明は、基板の中央部と周辺部
との間に温度差が発生することを防止することができる
とともに、ヒータ全体に渡ってヒータ線を均一に引き回
すことができる基板処理装置を提供することを目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の基板処理装置は、水平に配設された基板載置
台に対し、基板を垂直方向に昇降させる基板昇降機構を
使って処理すべき基板を載置し、この基板載置台に載置
された基板に所定の処理を施す装置において、基板昇降
機構が、基板の周端部を保持する基板保持部と、基板載
置台の外側に配設され、基板保持部を垂直方向に昇降駆
動するための基板駆動軸とを備えたことを特徴とする。
【0018】本発明の基板処理装置では、基板を基板保
持部で保持する場合、基板はその周端部を保持される。
これにより、基板を基板載置台に載置するとき、基板は
基板保持部を介することなく直接載置される。その結
果、基板をヒータで加熱する場合、基板全体が均等に加
熱される。
【0019】また、本発明の基板処理装置では、基板保
持部を垂直方向に昇降駆動する基板駆動軸が基板載置台
の外側に配設される。これにより、本発明を基板加熱用
のヒータを有する基板処理装置に適用する場合であって
も、ヒータに基板駆動軸を通すための孔を形成する必要
がない。これにより、ヒータ線を引き回す場合、ヒータ
全体に渡って均一に引き回すことができる。その結果、
ヒータの均熱が確保される。
【0020】
【実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0021】図1〜図3は、本発明の一実施の形態の構
成を示す図である。なお、図には、本発明を電極として
平行平板電極を用いた放電電極形のプラズマCVD装置
に適用した場合を代表として示す。
【0022】図1は、本実施の形態のプラズマCVD装
置の内部の構成を示す平面図である。図2、図3は、本
実施の形態のプラズマCVD装置の内部の構成を示す側
断面図である。但し、図2は、装置を図1に示すライン
L1−L1に沿って切断した場合の構成を示す側断面図
であり、図3は、装置を図1に示すラインL2−L2に
沿って切断した場合の構成を示す側断面図である。
【0023】本実施の形態のプラズマCVD装置は、例
えば、図2に示すように、真空容器21と、平行平板電
極の下部電極をなすアノード22と、同じく上部電極を
なすカソード23とを有する。
【0024】上記真空容器21は、例えば、四角形の箱
状に形成され、水平に配設されている。上記アノード2
2と上記カソード23とは、この真空容器21の内部に
互いに対向するように水平に配設されている。
【0025】上記真空容器21は、容器本体211とこ
の容器本体211の上方の開口部を塞ぐ天井蓋212と
を有するように水平に分割されている。上記アノード2
2は、上記容器本体211の内側の側面に支持板24を
介して支持されている。上記カソード23は、上記天井
蓋212の内側の上面に絶縁体25を介して支持されて
いる。
【0026】上記天井蓋212は、予め定めた位置に固
定されている。これに対し、上記容器本体211は、昇
降ロッド26によって垂直方向に昇降駆動されるように
なっている。この昇降ロッド26は、上記アノード22
の下面の中央部に取り付けられている。
【0027】上記真空容器21の内部は、アノード22
と支持板24とにより反応室27と排気室28とを有す
るように分割されている。上記支持板24には、反応室
27の雰囲気を排気室28に排出するための排気孔29
が形成されている。同様に、容器本体211の底部に
は、排気室28の雰囲気を排出するための排気口30が
形成されている。
【0028】上記アノード22は、基板Wが載置される
基板載置台221と、この基板載置台221に載置され
た基板Wを加熱するためのヒータ222とを有する。こ
れらは、基板載置台221が上になるようにして重ねら
れている。
【0029】上記カソード23は、反応ガスを拡散する
ためのガス拡散部231と、このガス拡散部231に反
応ガスを導入するためのガス導入部232とを有する。
ガス拡散部231の下面には、反応室27に反応ガスを
分散させるためのガス分散孔233が設けられている。
【0030】上記基板Wは、本発明の特徴とする基板昇
降機構31を使って基板載置台221に載置されたり、
基板載置台221から取り上げられるようになってい
る。この基板昇降機構31は、図1に示すように、基板
搬送ロボット32から処理すべき基板Wを受け取った
り、基板搬送ロボット32に処理の済んだ基板Wを渡す
ようになっている。
【0031】なお、上述したプラズマCVD装置は、図
1及び図3に示すように、基板昇降機構31として、2
つの基板昇降機構31(1),31(2)を有し、2つ
の基板W(1),W(2)に対して同時に成膜を行うこ
とができるようになっている。
【0032】上記基板昇降機構31(n)(n=1,
2)は、図2に示すように、基板W(n)を保持する基
板保持部311(n)と、この基板保持部311(n)
を垂直方向に昇降駆動する基板駆動軸312(n)とを
有する。基板保持部311(n)は、基板W(n)の周
端部を保持するように形成されている。基板駆動軸31
2(n)は、基板載置台221の外側に配設され、連結
部313(n)により基板保持部311(n)と連結さ
れている。
【0033】図4は、基板保持部311(n)の構成を
示す平面図である。
【0034】図示のごとく、基板保持部311(n)
は、リング状の基板保持枠A(n)と、この基板保持枠
A(n)に設けられ、基板W(n)を支持するための4
つの基板保持片B(n),C(n),D(n),E
(n)とを有する。基板保持枠A(n)の径は、基板W
(n)の径より少し大きくなるように設定されている。
また、この基板保持枠A(n)の一部は、図1に示す基
板搬送ロボット32の基板保持プレート321の昇降を
可能とするために切り欠かれている。4つの基板保持片
B(n),C(n),D(n),E(n)は、基板保持
枠A(n)の中心部を向くように配設されている。ま
た、この4つの基板保持片B(n),C(n),D
(n),E(n)は、基板保持枠A(n)の中心の周り
に等間隔(90度間隔)で配置されている。
【0035】図5は、基板保持部311(n)の構成を
示す側断面図である。なお、図5は、基板保持部311
(n)を図4に示すラインL3−L3に沿って切断した
場合の構成を示す側断面図である。
【0036】図示のごとく、基板保持枠A(n)は、上
面A1(n)、下面A2(n)、外側の側面A3
(n)、内側の側面A4(n)の4つの面を有する。こ
こで、上面A1(n)と下面A2(n)は水平に設定さ
れ、外側の側面A3(n)は垂直に設定されている。こ
れに対し、内側の側面A4(n)は上方に向かうに従っ
て徐々に拡大するテーパ状に形成されている。基板保持
片B(n),C(n),D(n),E(n)は、基板保
持枠A(n)の下端部にこの基板保持枠A(n)と一体
的に形成されている。
【0037】図6は、基板載置台221の構成を示す平
面図である。
【0038】図示のごとく、基板載置台221の上面
(基板載置面)には、基板保持部311(1),311
(2)を挿入するためのリング状の溝33(1),33
(2)と、連結部313(1),313(2)を挿入す
るための直線状の溝34(1),34(2)とが形成さ
れている。この場合、溝33(n),34(n)の幅X
1,X2は、基板載置台221、基板保持部311
(n)、連結部313(n)が熱により膨脹しても、基
板保持部311(n)や連結部313(n)を挿入する
ことができるような幅に設定されている。
【0039】上記構成において、図7を参照しながら、
基板W(n)の表面に所定の薄膜を形成するための動作
を説明する。ここで、図7は、真空容器21の内部に基
板W(n)を搬入したり、真空容器21の内部から基板
W(n)を搬出する場合の装置の状態を示す図である。
【0040】この場合は、まず、図7に示すように、昇
降ロッド26が成膜時の位置より下降させられる。これ
により、アノード22が下降させられる。その結果、容
器本体211も下降させられる。これにより、容器本体
211が天井蓋212から離れる。その結果、真空容器
21の内部が外部に開放される。このとき、基板保持部
311(n)は、成膜時の位置より少し上昇させられて
いる。これは、後述するように、成膜が終了したとき、
基板W(n)をアノード221から取り上げるためであ
る。
【0041】次に、成膜すべき基板W(n)が基板搬送
ロボット32により真空容器21の内部に搬入され、基
板昇降機構31(n)の基板保持部311(n)に保持
される。この場合、基板搬送ロボット32は、基板W
(n)をまず基板保持部311(n)の上方に位置決め
する。次に、基板保持プレート321を下降させる。こ
の下降過程で、基板W(n)が基板保持部311(n)
に保持される。
【0042】この場合、基板保持プレート321は、基
板保持枠A(n)の一部が切り欠かれているため、問題
なく基板保持部311(n)の下に移動することができ
る。また、基板W(n)は、基板保持枠A(n)の内側
の側面A4(n)に案内されて基板保持片B(n),C
(n),D(n),E(n)に保持される。これは、こ
の側面A4(n)が上方に向かって拡大するテーパ状に
形成されているためである。
【0043】次に、基板搬送ロボット32の基板搬送プ
レート321が真空容器21の内部から取り出される。
この取出しが終了すると、図3に示すように、昇降ロッ
ド26が成膜時の位置まで上昇させられる。これによ
り、図3に示すように、アノード22が成膜時の位置ま
で上昇させられる。その結果、容器本体211が成膜時
の位置まで上昇させられる。これにより、真空容器21
の内部が閉じられる。次に、基板駆動軸312(n)が
成膜時の位置まで下降させられる。これにより、基板保
持部311(n)が成膜時の位置まで下降させられる。
その結果、基板W(n)が基板載置台221に載置され
る。このとき、基板保持部311(n)は、基板載置台
221に形成された溝33(n)に挿入される。同様
に、連結部313(n)は溝34(n)に挿入される。
【0044】次に、反応室27の内部が真空引きされ
る。これにより、反応室27の内部に含まれる雰囲気が
排気孔29と、排気室28と、排気口30を介して排出
される。その結果、反応室27の内部が予め定めた真空
度に設定される。反応室27の内部が予め定めた真空度
になると、成膜用の反応ガスがガス導入部232とガス
拡散部231を介して反応室27に導入される。この場
合、反応室27の内部の圧力が予め定めた圧力となるよ
うに、真空排気の流量が制御される。これにより、反応
室27の内部の圧力が予め定めた圧力に保持される。
【0045】この状態で、カソード23とアノード22
との間に、高周波電源35から高周波電力が印加され
る。これにより、反応ガスがプラズマ化される。そし
て、このプラズマにより反応ガスの分子が励起される。
これにより、基板W(n)の表面に所定の薄膜が形成さ
れる。この場合、未反応ガス等は、排気孔29と、排気
室28と、排気口30とを介して排出される。
【0046】基板W(n)の上面に所定の薄膜が形成さ
れると、反応ガスの供給が停止される。また、基板駆動
軸312(n)が上昇させられる。これにより、基板保
持部311(n)が図7に示すように上昇させられる。
この上昇過程で、基板載置台221に載置されている基
板W(n)が基板保持部311(n)に保持され、基板
載置台221から取り上げられる。次に、昇降ロッド2
6が図7に示すように下降させられる。これにより、ア
ノード22が下降させられる。その結果、容器本体22
1が下降させられる。これにより、真空容器21の内部
が外部に開放される。
【0047】次に、基板搬送ロボット32の基板保持プ
レート321が真空容器21の内部に挿入される。この
とき、基板搬送プレート321は、基板保持部311
(n)の下方に位置決めされる。次に、基板保持プレー
ト321が上昇させられる。これにより、基板保持部3
11(n)に保持されていた基板W(n)が基板保持プ
レート321に保持される。次に、基板保持プレート3
21に保持された基板W(n)が真空容器21の外部に
取り出される。
【0048】この取出しが終了すると、次の基板W
(n)に対して上述した処理が繰り返される。以下、同
様に、各基板W(n)ごとに上述した処理が実行され
る。
【0049】以上詳述した本実施の形態によれば、次の
ような効果を得ることができる。
【0050】(1)まず、本実施の形態によれば、基板
保持部311(n)で基板W(n)を保持する場合、基
板W(n)の周端部を保持するようにしたので、基板W
(n)を基板載置台221に載置する場合、直接載置す
ることができる。これにより、基板W(n)の全体を均
等に加熱することができる。その結果、基板W(n)の
中央部と周辺部との間に温度差が発生しないようにする
ことができる。これにより、基板W(n)の加熱時間を
短縮することができるので、装置のスループットを向上
させることができる。また、基板W(n)の表面に形成
される薄膜の厚さを基板W(n)全体で均一にすること
ができる。
【0051】なお、本実施の形態の場合、図3に示すよ
うに、基板W(n)の周端部が溝33(n)の真上に位
置し、基板載置台221に載置されない。これにより、
この周端部の温度が他の部分の温度に比べ低くなる。そ
の結果、この周端部の表面に形成される薄膜の厚さが他
の部分の表面に形成される薄膜の厚さより薄くなる。し
かしながら、この周端部はデバイスの制作時省かれる。
したがって、周端部の膜厚が他の部分の膜厚より薄くな
っても問題がない。
【0052】(2)また、本実施の形態によれば、基板
保持部311(n)を垂直方向に昇降駆動する基板駆動
軸312(n)を基板載置台221の外側に配設するよ
うにしたので、ヒータ222に基板駆動軸312(n)
を通すための孔を形成する必要がない。これにより、本
実施の形態によれば、図8に示すように、ヒータ222
の全面に渡ってヒータ線bを均一に配設することができ
るので、簡単にヒータ222の均熱をとることができ
る。
【0053】(3)また、本実施の形態によれば、基板
保持枠A(n)の内側の側面A4(n)を上方に向かっ
て拡大するテーパ状に形成したので、基板W(n)を基
板保持片B(n),C(n),D(n),E(n)に載
せる場合、基板W(n)の位置が本来の位置から少しず
れている場合であってもこのずれを吸収し、基板W
(n)を確実に基板保持片B(n),C(n),D
(n),E(n)に載せることができる。
【0054】以上、本発明の一実施の形態を詳細に説明
したが、本発明は上述した実施の形態に限定されるもの
ではない。
【0055】例えば、先の実施の形態では、本発明を電
極として平行平板電極を有する放電電極形のプラズマC
VD装置に適用する場合を説明した。しかしながら、本
発明は、このようなプラズマCVD装置以外の基板処理
装置にも適用することができる。要は、本発明は、水平
に配設された基板載置台に対し、基板を垂直方向に昇降
させる基板昇降機構を使って処理すべき基板を載置し、
この基板載置台に載置された基板に所定の処理を施す基
板処理装置一般に適用することができる。
【0056】この他にも本発明はその要旨を逸脱しない
範囲で種々様々変形実施可能なことは勿論である。
【0057】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係る基板処
理装置によれば、基板保持部で基板を保持する場合、基
板の周端部を保持するようにしたので、基板を基板載置
台に載置するとき、直接載置することができる。これに
より、基板全体を均等に加熱することができる。その結
果、基板の中央部と周辺部との間に温度差が発生しない
ようにすることができる。これにより、基板の加熱時間
を短縮することができるので、装置のスループットを向
上させることができる。また、基板の表面に形成される
薄膜の厚さを基板全体で均一にすることができる。
【0058】また、本発明に係る基板処理装置によれ
ば、基板保持部を垂直方向に昇降駆動する基板駆動軸を
基板載置台の外側に配設するようにしたので、本発明を
基板加熱用のヒータを有する基板処理装置に適用する場
合であっても、ヒータに基板駆動軸を通すための孔を形
成する必要がない。これにより、ヒータの全面に渡って
ヒータ線を均一に引き回すことができるので、簡単にヒ
ータの均熱をとることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の内部構成を示す平面図
である。
【図2】本発明の一実施の形態の内部構成を示す側断面
図である。
【図3】本発明の一実施の形態の内部構成を示す側断面
図である。
【図4】本発明の一実施の形態の基板保持部の構成を示
す平面図である。
【図5】本発明の一実施の形態の基板保持部の構成を示
す側断面図である。
【図6】本発明の一実施の形態の基板載置台の構成を示
す側断面図である。
【図7】本発明の一実施の形態の動作を説明するための
図で、特に、基板の搬入、搬出を行う場合の状態を示す
側断面図である。
【図8】本発明の一実施の形態の効果を説明するための
図で、特に、ヒータ線の引回しを説明するための図であ
る。
【図9】従来の放電電極形プラズマCVD装置の内部構
成を示す平面図である。
【図10】従来の放電電極形プラズマCVD装置の内部
構成を示す側断面図である。
【図11】従来の放電電極形プラズマCVD装置の内部
構成を示す側断面図である。
【図12】従来の放電電極形プラズマCVD装置の効果
を説明するための図で、特に、ヒータ線の引回しを説明
するための図である。
【符号の説明】
21…真空容器、22…アノード、23…カソード、2
4…支持板、25…絶縁体、26…昇降ロッド、27…
反応室、28…排気室、29…排気孔、30…排気口、
31(1),31(2)…基板昇降機構、32…基板搬
送ロボット、33(1),33(2),34(1),3
4(2)…溝、35…高周波電源、211…容器本体、
212…天井蓋、221…基板載置台、222…ヒー
タ、231…ガス拡散部、232…ガス導入部、233
…ガス分散孔、311(1),311(2)…基板保持
部、312(1),312(2)…基板駆動軸、313
(1),313(2)…連結部、A(n)…基板保持
枠、B(n),C(n),D(n),E(n)…基板保
持片、A1(n)…上面、A2(n)…下面、A3
(n)…外側の側面、A4(n)…内側の側面、b…ヒ
ータ線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平に配設された基板載置台に対し、基
    板を垂直方向に昇降させる基板昇降機構を使って処理す
    べき基板を載置し、この基板載置台に載置された基板に
    所定の処理を施す基板処理装置において、 前記基板昇降機構が、 前記基板の周端部を保持する基板保持部と、 前記基板載置台の外側に配設され、前記基板保持部を垂
    直方向に昇降駆動する基板駆動軸とを備えたことを特徴
    とする基板処理装置。
JP27124797A 1997-10-03 1997-10-03 基板処理装置 Pending JPH11111820A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7923380B2 (en) 2008-09-17 2011-04-12 Hitachi Kokusai Electric Inc. Substrate processing apparatus and substrate processing method
US9378991B2 (en) 2008-09-12 2016-06-28 Hitachi Kokusai Electric Inc. Substrate processing apparatus and substrate processing method
JP2017123372A (ja) * 2016-01-05 2017-07-13 住重試験検査株式会社 水素プラズマ処理装置および水素プラズマ処理方法

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