JPH111116A - 車両用空気調和装置及び方法 - Google Patents

車両用空気調和装置及び方法

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JPH111116A
JPH111116A JP15521497A JP15521497A JPH111116A JP H111116 A JPH111116 A JP H111116A JP 15521497 A JP15521497 A JP 15521497A JP 15521497 A JP15521497 A JP 15521497A JP H111116 A JPH111116 A JP H111116A
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JP
Japan
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gas sensor
sensor
reducing gas
intake door
oxidizing
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JP15521497A
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Inventor
Kiyoshi Abe
清 阿部
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】還元性ガスと酸化性ガス双方の誤検知を無く
し、インテークドア切換制御を確実に行なう車両用空気
調和装置及び方法を提供すること。 【解決手段】排ガスセンサとして、還元性ガスに高感度
を有する還元性ガスセンサ1と酸化性ガスに高感度を有
する酸化性ガスセンサ2とを備え、前記還元性ガスセン
サ1と前記酸化性ガスセンサ2の検出値を基にインテー
クドアの切換制御を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インテークドア制
御を行なう車両用空気調和装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用空気調和装置には、運転者
等乗員のマニュアル操作によりインテークドアを制御を
行なうのに加えて、マニュアルモード及びオートモード
の切換えが可能で、オートモード選択時にガスセンサを
用いてインテークドアの自動切換制御を行なうものがあ
る。このようなガスセンサによりインテークドア制御を
行なう空気調和装置としては、例えば実開昭60−95
320号公報、実公平6−244号公報に記載されてい
る装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の空気調
和装置は、例えば一酸化炭素などのガス成分の量によっ
て抵抗値が変化する単一の検知素子をガスセンサとして
用い、その検出出力に基づいてインテークドアを制御し
ていた。このとき、外気の汚染度を検出する場合、ガソ
リン車の排ガス等の汚染に対しては、一酸化炭素などの
ガス成分の量で抵抗値が大きく変化する単一の検知素子
(以下、還元性ガス用センサと称す)によるインテーク
ドアの自動切換は問題なく行なえた。しかし、ディーゼ
ル車の排ガス等の汚染に対しては、還元性ガス用センサ
では誤検知があり、インテークドアの自動切換を行なう
には問題がある。
【0004】図4は、酸化性ガス(NO2 等)に対する
センサ感度を示す図であり、横軸は酸化性ガス(NO2
)の濃度、縦軸はセンサ抵抗比変化を示している。図
5は、還元性ガス(CO等)に対するセンサ感度を示す
図であり、横軸は還元性ガス(CO)の濃度、縦軸はセ
ンサ抵抗比変化を示している。なお、WO3 センサーは
酸化性ガスに対して高感度であり、Sn O2 センサーは
還元性ガスに対して高感度である。これらの図により、
還元性ガスに感度の大きいセンサは酸化性ガスの感度が
小さく、逆に、酸化性ガスに感度の大きいセンサは還元
性ガスの感度が小さいことが分かる。
【0005】本発明の目的は、還元性ガスと酸化性ガス
双方の誤検知を無くし、インテークドア切換制御を確実
に行なう車両用空気調和装置及び方法を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、本発明の車両用空気調和装置及び方法
は以下の如く構成されている。 (1)本発明の車両用空気調和装置は、排ガスセンサと
して、還元性ガスに高感度を有する還元性ガスセンサと
酸化性ガスに高感度を有する酸化性ガスセンサとを備
え、前記還元性ガスセンサと前記酸化性ガスセンサの検
出値を基にインテークドアの切換制御を行なう。 (2)本発明の車両用空気調和方法は、排ガスセンサで
あり還元性ガスに高感度を有する還元性ガスセンサと酸
化性ガスに高感度を有する酸化性ガスセンサとの検出値
を基にインテークドアの切換制御を行なう。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態に係
る車両用空気調和装置の構成を示す図である。図1にお
いて送風ダクト11には、その一端に内気取入口12及
び外気取入口13が設けられている。これら内気取入口
12及び外気取入口13は、切換アクチュエータ14に
より操作されるインテークドア15によって択一的に開
閉される。このインテークドア15の直下流側に位置す
るよう、送風ダクト11内にモータ駆動ブロア16が設
けられ、このブロア16の直下流側に位置するようフィ
ルタ17及び脱臭部18が設けられている。
【0008】脱臭部18の直下流側に位置するようエバ
ポレータ19が設けられている。このエバポレータ19
の流出口、流入口は図示しない圧縮機系に接続されてい
る。エバポレータ19の直下流側に位置するよう、送風
ダクト11内に開度調整アクチュエータ(不図示)によ
り開閉されるミックスドア20が設けられている。
【0009】ミックスドア20の直下流側に位置するよ
う、送風ダクト11内にヒータコア21が設けられてい
る。このミックスドア20は、エバポレータ19を通過
する冷風とヒータコア21を通過する暖風との混合割合
を調整するものである。ヒータコア21の下流側に位置
するよう、送風ダクト11にはデフ吹出口22、ペント
吹出口23及びヒート吹出口24がそれぞれ設けられ、
これら吹出口22,23及び24は車室内に開口してい
る。
【0010】このうちデフ吹出口22とペント吹出口2
3は、モードドア25により開閉され、ヒート吹出口2
4は専用のモードドア26により開閉される。これらド
ア25と26は、共に切換アクチュエータ(不図示)に
より開閉操作が行なわれる。
【0011】コントロールユニット(以下、C/Uと称
す)27には、インテーク選択スイッチ28と空気汚染
度を検出するガスセンサ29が接続されている。このガ
スセンサ29は、図示しない還元性ガス用センサと例え
ばNOx などのガス成分の量で抵抗値が大きく変化する
検知素子(以下、酸化性ガス用センサと称す)が一体化
されたものである。
【0012】インテーク選択スイッチ28は、オートモ
ードかマニュアルモードかを選択するための切換スイッ
チ28aと、マニュアルモード時にインテークドア15
を図中二点鎖線で示した状態に切換えて外気導入(FR
ESH)モードにするか、図中実線で示した位置に切換
えて内気循環(REC)モードにするかを選択するため
の切換スイッチ28b,28cから成る。これら切換ス
イッチ28a〜28cは、運転者が操作できるよう、車
室内のコントロールパネルに配設されている。
【0013】ガスセンサ29は、室内循環空気(内気)
及び外気導入空気(外気)が通過する送風路11a、例
えば図示の如くブロア16の上流近傍に設けられてい
る。外気、内気に共通の風路に配置したこの一つのガス
センサ29は、FRESHモード及びRECモードの各
モード時に、該風路を通過する空気の汚染度を検出する
汚染度検知素子を構成している。
【0014】C/U27は、入力される信号に基づいて
所定の演算方法にて当該空気調和装置の各機器に対する
制御量を算出し、その結果に基づいて送風機制御、ミッ
クスドア制御、吹出モード切換ドア制御等を行なうとと
もに、インテークドア15については、切換アクチュエ
ータ14へ制御信号を送出し、これを介してインテーク
ドア15の制御を行なう。
【0015】図2は、車両用空気調和装置の機能ブロッ
ク図であり、図3は当該装置の制御系によるインテーク
ドア制御の手順を示す図である。一般的に道路上での外
気汚染は、大きくガソリン車等の排ガスとディーゼル車
等の排ガスに分けることができる。比較演算処理部3
は、ガソリン車等の排ガス濃度に係る還元性ガス用セン
サ(CO,THC等のガスに反応がよい)1の検出値y
a と、ディーゼル車等の排ガス濃度に係る酸化性ガス用
センサ(NOx 等のガスに反応がよい)2の検出値yb
を入力する。
【0016】そして比較演算処理部3で、還元性ガス用
センサ1の検出値ya が基準値Kaを越えるか(ステッ
プS6)、酸化性ガス用センサの検出値yb が基準値K
b を越えるか(ステップS7)、いずれかが判定される
と(ステップS8)、インテークドア切換部4は内気に
確実に切換える(ステップS9)。なお、外気が汚染さ
れていなければ、FRESHモードになる。また、万が
一内気が汚染された場合は、送風ダクト11内にあるフ
ィルタ17及び脱臭部18で空気が清浄化される(ステ
ップS10)。
【0017】なお、基準値Ka と基準値Kb は、比較演
算処理部3内にデータベース化されている。環元性ガス
用センサ1の出力ya は、ya =a+bx1 −cx2 で
表わされ、cが略0であれば、ya は略a+bx1 にな
る。酸化性ガス用センサ2の出力yb は、yb =a+b
x1 −cx2 で表わされ、bが略0であれば、yb は略
a−cx2 になる。ここで、x1 は環元性ガスの濃度で
あり、x2 は酸化性ガスの濃度である。
【0018】次に、本実施の形態の車両用空気調和装置
の作用効果を説明する。従来のガスセンサは、特に還元
性ガス濃度(CO,THC等のガス)によく反応して出
力するが、酸化性ガス濃度(NOx 等のガス)に対して
は、反応が小さく出力も小さいという欠点があった。
【0019】本実施の形態では、還元性ガス濃度によく
反応して出力するセンサである還元性ガス用センサ1と
酸化性ガス濃度によく反応して出力するセンサである酸
化性ガス用センサ2を配設し、両方に基準値を設けて比
較演算処理を行ない、インテークドア自動切換制御を信
頼性のあるものとしている。また、万が一内気が汚れた
場合、送風ダクト内に設けたフィルタ及び脱臭部によ
り、空気汚れの浄化が可能である。また外気(FRES
H)モードにおいても、空気汚れの浄化が可能になる。
インテークドア15の開閉制御は、インテーク選択スイ
ッチ28及びガスセンサ29の出力に応じ、上述した手
順にしたがってインテークドア15が切換えられること
により成される。
【0020】本実施の形態で特徴的なことは、外気、内
気に共通な風路に配置されたガスセンサ29が、還元性
ガス用センサ1と酸化性ガス用センサ2に、一体化され
たことである。なお、還元性ガス用センサ1と酸化性ガ
ス用センサ2は、大きさ、スペースに制約がなければ別
体としてもよい。
【0021】なお、本発明は上記実施の形態のみに限定
されず、要旨を変更しない範囲で適時変形して実施でき
る。 (実施の形態のまとめ)実施の形態に示された構成及び
作用効果をまとめると次の通りである。
【0022】実施の形態に示された車両用空気調和装置
及び方法は、排ガスセンサとして、還元性ガスに高感度
を有する還元性ガスセンサ1と酸化性ガスに高感度を有
する酸化性ガスセンサ2とを備え、前記還元性ガスセン
サ1と前記酸化性ガスセンサ2の検出値を基にインテー
クドアの切換制御を行なう。
【0023】このように上記車両用空気調和装置及び方
法においては、主にガソリン車から排出されるCO等の
還元性ガスに高感度を有する還元性ガスセンサ1と、主
にディーゼル車から排出されるNOx 等の酸化性ガスに
高感度を有する酸化性ガスセンサ2とを組合わせて用い
ることにより、ディーゼル車の排ガス等による汚染に対
しても誤検知がなくなり、インテークドアの切換制御の
信頼性が向上する。すなわち、還元性ガスと酸化性ガス
双方の誤検知が無くなり、インテークドア切換制御を確
実に行なえる。
【0024】
【発明の効果】本発明の車両用空気調和装置及び方法に
よれば、主にガソリン車から排出されるCO等の還元性
ガスに高感度を有する還元性ガスセンサと、主にディー
ゼル車から排出されるNOx 等の酸化性ガスに高感度を
有する酸化性ガスセンサとを組合わせて用いることによ
り、ディーゼル車の排ガス等による汚染に対しても誤検
知がなくなり、インテークドアの切換制御の信頼性が向
上する。すなわち、還元性ガスと酸化性ガス双方の誤検
知が無くなり、インテークドア切換制御を確実に行なえ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る車両用空気調和装置
の構成を示す図。
【図2】本発明の実施の形態に係る車両用空気調和装置
の機能ブロック図。
【図3】本発明の実施の形態に係る車両用空気調和装置
の制御系によるインテークドア制御の手順を示す図。
【図4】従来例に係る酸化性ガスに対するセンサ感度を
示す図。
【図5】従来例に係る還元性ガスに対するセンサ感度を
示す図。
【符号の説明】 1…還元性ガス用センサ 2…酸化性ガス用センサ 3…比較演算処理部 4…インテークドア切換部 11…送風ダクト 12…内気取入口 13…外気取入口 14…切換アクチュエータ 15…インテークドア 16…モータ駆動ブロア 17…フィルタ 18…脱臭部 19…エバポレータ 20…ミックスドア 21…ヒータコア 22…デフ吹出口 23…ペント吹出口 24…ヒート吹出口 25…モードドア 26…モードドア 27…コントロールユニット(C/U) 28…インテーク選択スイッチ 29…ガスセンサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】排ガスセンサとして、還元性ガスに高感度
    を有する還元性ガスセンサと酸化性ガスに高感度を有す
    る酸化性ガスセンサとを備え、 前記還元性ガスセンサと前記酸化性ガスセンサの検出値
    を基にインテークドアの切換制御を行なうことを特徴と
    する車両用空気調和装置。
  2. 【請求項2】排ガスセンサであり還元性ガスに高感度を
    有する還元性ガスセンサと酸化性ガスに高感度を有する
    酸化性ガスセンサとの検出値を基にインテークドアの切
    換制御を行なうことを特徴とする車両用空気調和方法。
JP15521497A 1997-06-12 1997-06-12 車両用空気調和装置及び方法 Withdrawn JPH111116A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100477078B1 (ko) * 2000-05-17 2005-03-18 한국델파이주식회사 가스센서에 의한 차량 외기 오염판단 방법
KR100539591B1 (ko) * 2001-05-29 2005-12-29 한국델파이주식회사 차량 외기 오염판단을 위한 임계치 가변방법
CN105674514A (zh) * 2016-04-06 2016-06-15 珠海格力电器股份有限公司 空调器的控制方法和装置

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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040907