JPH11110955A - 記録制御装置および方法 - Google Patents

記録制御装置および方法

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JPH11110955A
JPH11110955A JP26966697A JP26966697A JPH11110955A JP H11110955 A JPH11110955 A JP H11110955A JP 26966697 A JP26966697 A JP 26966697A JP 26966697 A JP26966697 A JP 26966697A JP H11110955 A JPH11110955 A JP H11110955A
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JP
Japan
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recording
program
information
programs
music
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Application number
JP26966697A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Koyata
智弘 小谷田
Shinji Isozaki
眞治 磯崎
Hiroshi Mizuno
博志 水野
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プログラムを単位としてオーディオ情報等を
記録する記録装置において、複数個のプログラムを消去
する際に操作性を向上させる。 【解決手段】 MDレコーダ7中のMD41に記録され
た曲について、各曲に係る識別情報等の情報が例えばM
D41の装着時等に再生され、メモリ部50に記憶され
る。この識別情報がパソコン1内のGUI66を介して
表示され、表示内容を参照してユーザが消去したい複数
の曲をマウス5等を介して指定する。そして、指定され
た曲を曲番号の大きい順に並べ替えることにより、選択
曲配列が生成される。この選択曲配列に沿って各選択曲
に対する消去処理、すなわちメモリ部50の識別情報等
の書換え処理が順次行われる。個々の選択曲に対する消
去の実行の度に曲番号を変更する必要を無くすことがで
き、曲番号と曲名等の対応を、ユーザが指定を行う時と
常に同一とすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、オーディオ情
報、ビデオ情報等のディジタル情報信号をプログラム単
位で記録および消去することが可能なディジタル情報記
録装置について、複数個のプログラムを消去するための
制御を行う記録制御装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル情報信号記録装置としては、
種々のものが存在している。ディジタルオーディオ信号
の場合では、光磁気ディスクの1種であるMD(ミニデ
ィスク)を情報記録媒体として使用するMDレコーダ、
およびディジタルオーディオテープを情報記録媒体とし
て使用するDAT(ディジタルオーディオテープレコー
ダ)等が知られている。このようなディジタル情報信号
記録装置は、消去処理、すなわち記録されたプログラム
の内、所定のものを再生等の対象として取扱わないよう
に、当該プログラムに係る識別情報およびリンク情報を
書換える処理を行う機能をも有するものであることが多
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、記録されたプ
ログラムには、例えば記録日時等の順番によってプログ
ラム番号が付され、ユーザは、このプログラム番号を指
定することにより、再生等の処理の対象としたいプログ
ラムを選択するようになされている。一つのプログラム
に対して上述した消去処理が完了すると、その後の処理
においてかかる一つのプログラムが無いものとして取扱
われるので、かかる一つのプログラムのプログラム番号
以降のプログラム番号を有する各プログラムについて
は、プログラム番号が1ずつ減少する等、プログラム番
号が変更される。
【0004】このため、複数のプログラムに対して消去
処理を行う際に、一つのプログラムに対する消去処理が
行われた後では、プログラム番号とプログラム名等の識
別情報との対応がユーザが選択処理を行った時と一致し
なくなる場合がある。このため、消去処理の実行前にそ
のプログラムを本当に消去して良いか否かを、入力操作
手段に付随するモニターを介してなされる当該プログラ
ムに係る識別情報の表示を参照してユーザが確認する際
に、ユーザに違和感または不安感を与え、その結果とし
て消去処理における操作性が損なわれるおそれがあっ
た。
【0005】従って、この発明の目的は、消去処理に係
る操作の操作性を向上させることが可能な記録制御装置
および方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ディ
ジタル情報信号をプログラム単位で記録および編集する
ことが可能なディジタル情報信号記録装置を制御する記
録制御装置において、任意に選択された複数個のプログ
ラムを管理領域上で消去する機能を有することを特徴と
する記録制御装置である。
【0007】請求項2の発明は、ディジタル情報記録装
置に記録された複数個のプログラムを消去する処理を行
う記録制御装置において、消去対象とされる複数個のプ
ログラムを指定する、第1の入力を受取るプログラム指
定手段と、第1の入力に係る複数個のプログラムのプロ
グラム番号を、第1の入力における各プログラムの指定
順に配列化する第1の配列を生成し、第1の配列を並べ
替えて、プログラム番号が大きい順に配列される第2の
配列に変換する手段と、第2の配列に従って、複数個の
プログラムの各々について、順次、消去の実行に係る処
理を行って良いか否かに係る第2の入力を受取る判定入
力手段と、第2の入力に従って、消去の実行に係る処理
の可否の決定を含む所定の処理を行うことを特徴とする
記録制御装置である。
【0008】請求項9の発明は、ディジタル情報信号を
プログラム単位で記録および編集することが可能なディ
ジタル情報信号記録装置を制御する記録制御方法におい
て、任意に選択された複数個のプログラムを管理領域上
で消去するステップを有することを特徴とする記録制御
方法である。
【0009】請求項10の発明は、ディジタル情報記録
装置内の情報記録媒体に記録された複数個のプログラム
を消去する処理を行う記録制御方法において、消去対象
とされる複数個のプログラムを指定する、第1の入力を
受取るステップと、第1の入力に係る複数個のプログラ
ムのプログラム番号を、第1の入力における各プログラ
ムの指定順に配列化して第1の配列を生成するステップ
と、第1の配列を並べ替えて、プログラム番号が大きい
順に配列される第2の配列に変換するステップと、第2
の配列に従って、複数個のプログラムの各々について、
順次、消去の実行に係る処理を行って良いか否かに係る
第2の判定を受取るステップと、第2の入力に従って、
消去の実行に係る処理の可否の決定を含む所定の処理を
行うことを特徴とする記録制御方法である。
【0010】以上のような発明によれば、複数個のプロ
グラムを対象として消去処理を行うのことができる。
【0011】また、複数個のプログラムについて、プロ
グラム番号が大きいものから順に消去の実行に係る処理
の対象とされる。このため、一つのプログラムに対する
消去処理に付随してプログラム番号の変更が行われて
も、その変更の影響がその後消去処理の対象とされるプ
ログラムのプログラム番号にはおよばないようにするこ
とができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態に
ついて、図面を参照して説明する。図1は、この発明に
よる記録再生制御装置としてのパソコン1を含むオーデ
ィオ記録再生システムの一例を示す。パソコン1は、ハ
ードディスクやCD−ROM(CompactDisc-Read Only M
emory) ドライブ等を含む標準的な構成を有する本体2
と、モニター3、さらに、キーボード4およびマウス5
等の入力手段から構成される。そして、例えばCD−R
OMに格納されたアプリケーションソフトウェアが本体
2のハードディスクにインストールされることによっ
て、オーディオ記録再生システムの記録再生制御装置と
して機能するようになされる。
【0013】このパソコン1がディジタルオーディオ信
号記録装置としてのMDレコーダ7を制御するようにな
され、さらに、アンプ8が使用される。パソコン1と、
アンプ8およびMDレコーダ7とは、チェーン状に制御
信号伝送路(実線で示す)により接続されている。制御
信号伝送路を介して伝送される制御信号によって、各機
器の動作が制御される。制御信号は、パソコン1から送
出される。但し、各機器の動作は、各機器の操作部或い
はリモートコントロールシステムによっても制御可能と
されている。
【0014】パソコン1の信号伝送路とオーディオシス
テムの信号伝送路との間で、制御信号の形態の違いを吸
収するための整合用の変換器10が設けられている。パ
ソコン1と変換器10との間は、RS−232C、SC
SIのような信号伝送路で接続され、変換器10からM
Dレコーダ7をはじめとするオーディオ機器の側は、オ
ーディオ機器制御用の信号伝送路が配されている。
【0015】図1において、オーディオ信号(アナログ
またはディジタル)の伝送路は、破線で示されている。
MDレコーダ7の再生オーディオ信号がアンプ8に対し
て入力される。アンプ8で選択されたオーディオ信号が
スピーカ9により再生される。
【0016】図1は、この発明を適用できるシステムの
一例を示すのにすぎない。例えばAVコントローラを使
用し、このAVコントローラに対してスター状に複数の
AV機器(オーディオ機器のみならず、ディジタルVC
R等のビデオ機器を含んでも良い)が接続され、パソコ
ンがAVコントローラと接続されるシステムに対して
も、この発明を適用できる。また、パソコン1とMDレ
コーダ7等のオーディオ機器とのインターフェースとし
てIEEE1394を使用すれば、ディジタル情報信号
と制御信号との伝送路を分離する必要がなくなる。
【0017】制御信号伝送路は、双方向のもので、この
伝送路上には、各機器の動作(記録動作、再生動作等)
を制御する動作制御用のデータおよびクロックと共に、
プログラム(曲)およびMD(媒体)に対応する識別情
報等が伝送される。MD41に対応する識別情報は、例
えばMD41に付けられたディスク名である。また、M
D41に記録されているプログラムに対応する識別情報
の典型的な例は、曲名を表す文字情報である。このよう
な識別情報は、リンク情報と共に、ディジタル情報信号
をプログラムを単位として記録する情報信号記録用領域
とは別個にMD41上に設けられた管理用領域に、U−
TOC(User Table Of Content) として記録される。U
−TOCの記録フォーマット等については後述する。
【0018】曲名のような文字情報は、パソコン1のデ
ィスプレイ3に表示する時に、各曲を識別するのに有用
なものである。しかしながら、ユーザがMDおよび曲を
識別でき、所望のMDおよび曲を再生等の処理の対象と
するように選択するために利用できる情報であれば、文
字情報以外の情報を使用できる。
【0019】この発明の一実施形態では、後述するよう
に、パソコン1のディスプレイ3のユーザが行いたい操
作に関連する所定のウインドウを表示する。例えば再
生、編集等の所定の操作の対象とされる曲を選択する操
作を行う際には、ウインドウ11が表示される。ウイン
ドウ11により、上述したようなディスク名、曲名等の
識別情報が一覧表の形式で表示される。このウインドウ
11を参照してユーザがマウス5を操作することによっ
て、選択操作がおこなわれる。また、画面中のアイコ
ン、ボタン等をクリックすることで、MDレコーダ7お
よびアンプ8の動作(例えば再生に係る動作等)に係る
制御を行うことが可能とされている。このような制御に
は、曲単位の編集(例えば二つの曲の結合等)も含まれ
る。
【0020】これらのウインドウ機能や、マウス5によ
るMDおよび曲の選択機能、アイコンおよびマウスを使
用した動作制御機能などのユーザがディスプレイ3を使
う時のグラフィック的な見方と操作方法とは、後述する
GUI(Graphical User Interface)66のソフトウェア
によって提供される。ここでは、マウス5を使用してい
るが、ユーザが操作するデバイスとしては、マウス以外
にトラックボール、カーソルキー、回転つまみ等を使用
できる。
【0021】次に図2を参照してシステム内の各構成要
素のより詳細な構成について説明する。パソコン1に対
してMDレコーダ7が接続されている。MDレコーダ7
は、ジャケット40内に収納され、スピンドルモータ4
2によって回転されるMD41に対して、磁気ヘッド4
3aおよび光学ブロック43bによって、ディジタルオ
ーディオ信号を記録するものである。勿論、MDレコー
ダ7は、MD41を再生できる再生機能を有している。
但し、図2に示す構成では、MDレコーダ7の再生機能
に関する構成の詳細については省略されている。
【0022】入力端子44は、例えばCDプレーヤの再
生出力端子からのアナログオーディオ信号(通常、ステ
レオ信号)を供給されるための端子である。入力端子4
4を介してオーディオ信号が供給された場合に、かかる
オーディオ信号は、A/D変換器45によってディジタ
ル化され、信号処理回路46に供給される。信号処理回
路46は、ディジタルオーディオ信号を圧縮するための
変形DCT(ATRACと称される)の処理、エラー訂
正符号化の処理、セクタ構造へのフォーマット化の処
理、EFM変調(Eight to Fourteen Modulation) 等の
記録用処理を行う。
【0023】信号処理回路46からの記録信号がアンプ
47を介して磁気ヘッド43aに供給される。磁気ヘッ
ド43aと光学ブロック43bとによって、MD41上
にディジタルオーディオ信号が記録される。MD41に
は、予めウォブリンググルーブがエンボス加工等により
形成されている。ウォブリンググルーブのウォブリング
情報として、クロック情報、スピンドルモータ42のサ
ーボのためのサーボ情報、アドレス情報が挿入されてい
る。グルーブ内にデータが記録される。ウォブリンググ
ルーブの再生信号が光学ブロック43bから制御部48
に供給される。制御部48では、クロック情報、サーボ
情報、アドレス情報が抽出される。なお、光学ブロック
43bによりMD41上のデータが再生される。
【0024】制御部48に対してサーボ回路49が接続
される。サーボ回路49によって、スピンドルモータ4
2に対するサーボが行われる。また、磁気ヘッド43a
および光学ブロック43bからなるピックアップのフォ
ーカス、トラッキングおよびスレッドのサーボがなされ
る。記録時には、ウォブリング情報に含まれるアドレス
を使用して記録すべき位置(アドレス)が指定される。
サーボ回路49は、制御ブロック48から与えられる指
定されたアドレスに記録を行うように、磁気ヘッド43
aおよび光学ブロック43bの位置を制御する。なお、
MD41では、クラスタと称される単位でもってデータ
の記録/再生がなされる。
【0025】また、制御部48に対して例えばDRAM
等によって構成されるメモリ部50が接続される。メモ
リ部50は、例えばMD41の装着時等にMD41の管
理用領域から再生された、MD41に記録されているプ
ログラムに係る識別情報およびリンク情報等、記録/再
生および編集等の動作に必要な情報を記憶する。また、
ユーザが行う操作等により、かかる情報が変更される時
には、その都度、メモリ部50に対して書換え処理が行
われる。以上のような機能を有するメモリ部として、D
RAM、半導体メモリ等所定の記憶手段をパソコン1
内、またはMDレコーダ7およびパソコン1とは別個に
伝送経路内の所定の位置に設けても良い。
【0026】さらに、制御部48に対して、インターフ
ェース52が接続される。インターフェース52は、制
御信号入出力端子54と接続される。この端子54は、
変換器10を介してパソコン1の制御信号入力出力端子
61と接続される。MDレコーダ7の制御部48とパソ
コン1との間の制御信号、識別情報等に係る信号の送受
信は、変換器10およびインターフェース52を介して
行われる。このようにしてMDレコーダ7の制御部48
から供給される識別信号等がパソコン1内の例えばRA
M63等の所定の記憶手段に記憶される。
【0027】パソコン1は、CPU62、RAM63、
ROM64、ハードディスクドライブ65、GUI66
およびインターフェース67により構成される。インタ
ーフェース67から制御信号入出力端子61が導出さ
れ、外部との制御信号、識別信号等の送受信がなされ
る。RAM63は、作業用メモリであり、ROM64
は、プログラム等が格納されたメモリである。
【0028】また、GUI66は、図1中のディスプレ
イ3、キーボード4およびマウス5のハードウエアと、
ディスプレイ3の画面上にウインドウ、アイコン等を表
示するグラフィック機能およびこれらをキーボード4ま
たはマウス5により選択したり、決定したりする操作機
能を提供するソフトウェアとの両者を含む。図1のシス
テムでは、パソコン1によって、MDレコーダ7に記録
されている複数の曲の識別情報を提示するウインドウ1
1を表示し、提示された中から、再生、結合、消去等の
所定の処理の対象とされる曲が選択されるようになされ
る。
【0029】ウインドウ11は、概略的に図3に示すよ
うなものである。ウインドウ11は、MDレコーダ7に
装着されているMD41を識別するディスクアイコン1
1a(図3では、Aの識別情報が示されている)と、M
D41が記憶している複数の曲の識別情報を上から順に
並べた曲名識別表示(斜線を付した部分)11bとを含
む。
【0030】消去したい曲として例えば第1番目の曲、
第2番目の曲および第4番目の曲を選択するためには、
例えばマウス5を操作することにより、カーソルをこれ
らの曲に対応する識別情報に位置させれば良い。図3に
おいては、指定された欄を、2重の斜線を付して示し
た。実際の表示画面上では、指定された曲に対応する欄
は、表示色が変更されたり、点滅されたりしてユーザに
明示される。このようにして、結合したい曲を指定する
ための操作を簡単なものとすることができる。
【0031】この発明は、このようにして消去したい曲
として選択された曲(以下、選択曲と表記する)の曲番
号の管理に係るものである。この発明の一実施形態にお
ける、消去に係る処理の一例について図4のフローチャ
ートを参照して説明する。
【0032】ステップS301において上述した選択操
作が行われる。その後のステップS302においては、
選択曲がステップS301において入力された順に配列
化される。ここで、選択曲の曲番号を格納する選択曲配
列をerase〔〕と表記する。〔〕には、入力された
順番を示す数が入る。例えば2番目、4番目および1番
目の曲がこの順で選択された時には、erase
〔0〕
=2、erase〔1〕=4およびerase〔2〕=
1とされる。一般には、n個の選択曲が選択された場
合、〔〕には、0,1,・・・n−1なる整数が順に入
ることになる。
【0033】ステップS301およびS302によって
選択曲の入力および配列化が完了すると、消去の実行に
係る処理が行われる。後述するように、このような処理
はステップS305〜S309において行われるが、か
かる処理は、選択曲の数だけ繰返される。従って、繰り
返しを正しく制御する必要があるが、そのような制御の
ための変数としてiが使用される。
【0034】変数iによる条件判定について以下に説明
する。ステップS303でi=0とされ、iの値が初期
化される。その後、選択曲の数だけ繰返される処理(ス
テップS305〜S309)の末尾において行われるス
テップS310においてiの値に1が加算される。これ
により、iの値がステップS305〜S309までの処
理が繰り返された回数に常に等しくなる。すなわち例え
ばステップS301で3個の選択曲が選択された場合
に、1個めの選択曲についてステップS305〜S30
9までの処理が行われた時には、その後のステップS3
10により、iの値が以下のようになる。
【0035】i=0+1=1 さらに、2個めの選択曲についてステップS305〜S
309までの処理が行われた時には、その後のステップ
S301により、iの値が以下のようになる。
【0036】i=1+1=2 このようにして、ステップS301において選択された
選択曲の個数に等しい回数の、ステップS305〜S3
10までの処理の繰り返しが完了した時には、iの値が
選択曲の個数に等しくなっている。それ以前には、iの
値が必ず選択曲の個数より小さいので、i<(選択曲の
個数)であることを、ステップS305〜S310を再
度行うための条件とすることにより、ステップS305
〜S310までの手順の繰り返しの回数と、選択曲の個
数とを必ず等しくすることができる。この条件を判定す
るステップとして、ステップS305〜S310までの
処理に先立って、ステップS304が行われる。従っ
て、ステップS304においてi<(選択曲の個数)と
いう条件が満たされていないと判定される場合には、ス
テップS311に移行し消去に係る処理が終了する。
【0037】一方、ステップS304においてi<(選
択曲の個数)という条件が満たされていると判定される
場合には、ステップS305〜S310までの処理が行
われる。まず、ステップS305は、これから消去を実
行しようとする選択曲(すなわちerase〔i〕に曲
番号が格納されている選択曲)を本当に消去して良いの
か否かをユーザが確認するためのステップである。
【0038】ステップS305では、実際には、GUI
66を介して(すなわちパソコン1のモニター3等を使
用して)これから消去を実行しようとする選択曲の曲番
号および曲名等の識別情報を表示し、また、表示に対し
てなされるユーザの入力(消去の実行の可/不可を示す
入力)をGUI66を介して(すなわちマウス5等を介
して)受取るようになされる。
【0039】ステップS305で’NO’とされた場合
には、消去が実行されず、ステップS310に移行す
る。そして、iに1が加算されてからステップS304
に移行し、次の選択曲についての処理が行われる。一
方、ステップS305で’YES’とされた場合には、
ステップS306に移行して、その時点でのiの値に対
応してerase〔i〕に曲番号が格納されている選択
曲についての消去が実行される。
【0040】ここで、消去を実行することは、消去の実
行対象とされる曲を再生、編集等の処理において無いも
のとして取扱うように、U−TOCの内容の書換え処理
を行うことであり、消去の実行の対象とされた曲のデー
タを実際にMD41上の信号記録用領域において光磁気
的に消去することではない。また、このような書換え処
理により、消去の実行の対象とされた曲のデータが位置
している部分に、新たな記録処理の対象とされる曲のデ
ータを上書きしても良いものとして取扱われる。
【0041】U−TOCは、例えばMD41の装着時等
に管理用領域から読出されてメモリ50に記憶され、そ
の後の再生、編集等の動作において参照される。そし
て、消去の実行等に直接対応する書換え処理は、メモリ
50の記憶内容について行われる。また、例えばMD4
1のイジェクト時等、所定のタイミングで、MD41の
管理用領域上のU−TOCに対して、書換えられたメモ
リ50の記憶内容に従う光磁気的な書換え処理がなされ
る。また、MD41上の管理用エリアに対してこのよう
な書換えを行うか否かをユーザに問い合わせる表示を提
示し、ユーザが選択可能としても良い。
【0042】このように、消去の実行の対象とされた曲
が以後の再生等の処理等において無いものとして取扱わ
れるので、ステップS307において、消去の実行の対
象とされた曲の曲番号以降の曲番号が変更される。具体
的には、該当する曲番号が各々1ずつ減少させられる等
の処理がなされる。このような処理も、U−TOCの書
換えとして行われる。
【0043】曲番号の変更によって、選択曲配列によっ
て示される各選択曲と、U−TOC中識別情報およびリ
ンク情報等との対応が正しくなくなり、ユーザの意図し
ない曲が消去されてしまうおそれがある。そこで、この
ような対応を正しく保つための処理が曲番号の変更に伴
って以下のように行われる。まず、ステップS308と
して、その時点で未だ消去されていない選択曲の内、上
述した曲番号の変更が行われた範囲内の曲番号を有する
選択曲が有るか否かが確認される。該当する選択曲が有
ると判定された場合には、ステップS309に移行し
て、選択曲配列の内容が変更される。一方、ステップS
308において該当する選択曲が無いと判定された場合
には、直接ステップS310に移行する。そして、iに
1が加算されてからステップS304に移行し、次の選
択曲についての処理が行われる。
【0044】ステップS308およびS309につい
て、上述した選択曲の一例(erase
〔0〕=2、e
rase〔1〕=4およびerase〔2〕=1)に則
して具体的に説明する。まず、1回目のステップS30
4以降の処理が行われ、曲番号が2である最初の選択
曲、すなわちerase
〔0〕=2についてステップS
306までの処理が完了した時点では、曲番号は変更さ
れておらず、選択曲配列が曲番号に正しく対応してい
る。その後、ステップS307によって曲番号が変更さ
れる。すなわち、変更前の曲番号2に相当する選択曲が
無いものと取扱われるので、変更前の曲番号3、4、5
・・・がそれぞれ2、3、4・・・と変更される。
【0045】このような変更によって、選択曲配列が曲
番号に正しく対応しなくなり、誤った対象についての消
去処理が行われてしまう可能性がある。例えば、ステッ
プS302によってなされたerase〔1〕=4なる
配列化にそのまま対応して2回目のステップS304以
降の処理が行われてしまうと、曲番号の変更後において
曲番号が4である選択曲(すなわちステップS302が
行われた時点等の曲番号の変更前の時点においては曲番
号が5である選択曲)が消去されてしまうことになる。
【0046】但し、変更前の曲番号2以降のもののみが
曲番号変更の対象とされるので、曲番号1を有する、3
番目の選択曲に対する選択曲配列erase〔2〕=1
は、変更後の曲番号に対しても正しく対応している。こ
のように、変更前の曲番号より前の曲番号を有する選択
曲については、選択曲配列が曲番号に正しく対応しなく
なるという問題は生じない。
【0047】そこで、選択曲配列が曲番号に正しく対応
しなくなる選択曲の有無を確認するためにステップS3
08が行われる。選択曲配列と曲番号との対応に係る上
述の説明から、ステップS308として、選択曲配列の
内容の内、その時点で未だ消去されていない選択曲につ
いてのもの(上述の一例においては、erase〔1〕
=4およびerase〔2〕=1)の中に、直前に消去
の実行の対象とされた選択曲の曲番号(上述の一例にお
いては2)よりも大きい値をとっているものが有るか否
かを調べる等の方法により上述の確認を行うようにすれ
ば良いことがわかる。このようにして、上述の一例につ
いては、erase〔1〕=4は選択曲配列が曲番号に
正しく対応しなくなるものに該当するが、erase
〔2〕=1は該当しない、という確認結果が得られる。
【0048】ステップS308による確認結果を参照し
て、ステップS309において選択曲配列が変更され
る。すなわち、上述の一例においては、erase
〔1〕=4をerase〔1〕=3と変更することによ
り、選択曲配列を変更後の曲番号に正しく対応させるこ
とができる。
【0049】一方、ステップS308において選択曲配
列が曲番号に正しく対応しなくなるものが無いと判定さ
れる場合には、選択曲配列を変更する必要が無いので、
上述したようにステップS309は行われず、直ちにス
テップS310に移行する。
【0050】上述した処理の一例においては、以下のよ
うな問題がある。ステップS305における表示は、2
回目以降の繰り返し処理中においては、変更がなされた
選択曲配列に従ってなされる。このため、ステップS3
05においては、ステップS301においてユーザが入
力したものとは異なる曲番号が表示されてしまい、ユー
ザにとって確認が困難となる。すなわち、上述の選択曲
の一例においては、選択時の曲番号が4であった2番目
の選択曲(ステップS302でerase〔1〕=4と
されたもの)が、1回目の繰り返し処理中のステップS
309による選択曲配列の変更によってerase
〔1〕=3と変更される。
【0051】このため、2回目以降の繰り返し処理中の
ステップS305においては、「曲番号3を消去して良
いか否か」を確認する旨の表示がなされるので、2番目
の選択曲として曲番号4を選択したユーザにとっては、
判断に窮するおそれがある。曲番号と共に曲名等も表示
すれば、ステップS301で選択したもの同じ曲名等が
表示されるので、ユーザが判断に窮することは一応避け
られるが、その場合にも、曲名等と曲番号の対応がずれ
ることになるので、違和感または不安感を生じるおそれ
が残る。
【0052】この問題に対処するために、ステップS3
05においては、選択曲配列の変更の影響を排し、ステ
ップS301において選択された時点での曲番号を表示
するようにすることも考えられる。しかし、そのような
表示を行うためには、選択曲配列の変更の前後での曲番
号の対応を常に記憶し、また、選択曲配列の変更の全体
像を把握する必要があり、複雑な処理を行う必要があ
る。特に選択曲の個数が多い場合には、このような処理
の複雑さが増大し、複雑な回路構成またはソフトウェア
を要することとなる。
【0053】この発明は、1つの曲の消去に伴ってなさ
れる曲番号の変更がそれ以降に消去されるべき他の選択
曲に対する消去処理に影響を与えないようにすることに
より、上述したような問題を解消するものである。この
発明の実施の一形態は、消去に係る処理として、上述し
た一般的な処理に代わって、図5のフローチャートに示
すような処理を行う。ステップS401およびS402
においてなされる選択曲の入力および配列化は、図4中
のステップS301およびS302と同様なものであ
る。
【0054】次に、ステップS412において、選択曲
配列が曲番号の大きい順に並べ替えられる。その後、消
去に係るステップS403以降の繰返し処理が行われ
る。このステップS403〜S407は、図4中のステ
ップS303〜S307と同様なステップである。すな
わち、ステップS403で、繰り返しを管理する変数i
の初期化を行い、ステップS404でiの値を参照して
(すなわちiが選択曲数より小さいか否かによって)ス
テップS405に移行するか、ステップS411に移行
して繰り返し処理を終了するかを判定する。また、ステ
ップS406では、消去の実行(図4中のステップS3
06と同様なU−TOCの書換え)を行い、さらに、ス
テップS407では、直前のステップS406の対象と
された選択曲の曲番号以降の曲番号の変更を行う。
【0055】ここで、ステップS412によって配列が
曲番号の大きい順に並べ替えられているため、直前のス
テップS406において消去の実行の対象とされた選択
曲よりも、その後に消去されるべき選択曲の曲番号が必
ず小さいものとなる。このため、ステップS407にお
ける曲番号の変更は、その後に消去されるべき選択曲の
曲番号には常に影響を与えない。
【0056】すなわち、例えばステップS401におい
て2番目、4番目および1番目の選択曲がこの順で選択
された時には、ステップS402において、erase
〔0〕=2、erase〔1〕=4およびerase
〔2〕=1と配列化する。次に、ステップS412にお
いて、erase’
〔0〕=4、erase’〔1〕=
2およびerase’〔2〕=1と配列の並べ替えが行
われる。但し、並べ替え後の配列をerase’〔〕と
表記する。
【0057】そして、erase’
〔0〕=4、era
se’〔1〕=2およびerase’〔2〕=1がこの
順にステップS405、S406およびS407の対象
とされる。まず、1回目の処理として、erase’
〔0〕=4についてステップS405、S406が行わ
れる。その後、ステップS407にて曲番号の並べ替え
が行われる。この並べ替え自体は、図4中のステップS
307と同様に行われ、直前にステップS406の対象
とされた選択曲の曲番号4以降の曲番号が順次変更され
る。すなわち、曲番号5、6、7・・・がそれぞれ4、
5、6・・・と変更される。
【0058】その後、2回目以降のステップS405、
S406およびS407の対象とされる選択曲は、er
ase’〔1〕=2およびerase’〔2〕=1であ
るから、曲番号5、6、7・・・がそれぞれ4、5、6
・・・と変更されたことの影響を受けない。このよう
に、ステップS412による並べ替えによって、ステッ
プS407が行われる結果として曲番号が変更される曲
番号(すなわち直前に行われたステップS406の処理
対象とされた曲番号以降の曲番号)の中に、その後消去
されるべき選択曲の曲番号が含まれないようにすること
ができる。
【0059】以上のことは、ステップS401で任意の
入力順および個数で選択曲の選択が行われた場合にも成
り立つので、ステップS412を行うことにより、選択
曲配列erase’〔〕を変更する必要を無くすことが
できる。従って、この発明の実施の一形態において使用
される図5のフローチャート中では、図4中のステップ
S308およびS309に対応するステップが行われな
い。
【0060】このように選択曲配列が変更されないの
で、消去実行の対象とされる選択曲を確認するステップ
S405において、常に、ユーザによる選択曲の選択時
(ステップS401)における曲番号がそのまま表示さ
れる。このため、ステップS405における確認処理を
より明確なものとすることができる。
【0061】このようにして消去およびその後の並べ替
え処理が実行される場合には、パソコン1からMDレコ
ーダ7に対して制御信号および識別情報等に係る信号が
制御信号伝送路を介して伝送され、上述したように、M
Dレコーダ7内のメモリ50に対して消去および並べ替
え処理に対応する書換え処理が行われる。
【0062】MD41の管理用領域について以下に説明
する。管理用領域は、U−TOCエリアとP−TOCエ
リアを有する。MD41上の光磁気ディスク媒体時期的
な記録が可能な領域の内周側がU−TOCを記録するU
−TOCエリアとされる。因みにその外側が情報信号記
録用領域とされる。U−TOCは、後述するように、情
報信号記録領域内に記録されている各プログラムに係る
目録情報である。また、リードインエリア内には、P−
TOCがプリピットとして予め記録されている。P−T
OCには、そのディスクの各曲のスタートアドレスおよ
びエンドアドレス、曲の名前であるトラックネームや、
ディスクの名前であるディスクネーム等が記録されてい
る。
【0063】U−TOCエリアは、例えば32セクタか
ら構成される。以下、セクタ0、セクタ1、セクタ2お
よびセクタ4について説明する。セクタ3およびセクタ
5〜セクタ32は、拡張領域とされており、現段階では
使用されていない。まず、セクタ0においては、各プロ
グラムの起点アドレス、終点アドレス、コピープロテク
ト情報、エンファシス情報等が管理されている。
【0064】図6にセクタ0の一構成例を示す。このセ
クタ0および後述のセクタ1、セクタ2およびセクタ4
は、それぞれ2352バイトのサイズであり、588個
の4バイトのスロット単位を並べた構成とされる。この
4バイトのスロット単位を区別するために番号0〜58
7が付されている。ヘッダ部に続いて所定のアドレス位
置を示すクラスターHおよびクラスターL,ディスクの
製造元および型式を示すメーカーコードおよびモデルコ
ード、最初および最後のプログラム番号を示すFirs
tTNOおよびLastTNO,セクタ使用状況、ディ
スクシリアル番号、並びにディスクID等が順に記録さ
れている。
【0065】また、MD41上に生じた欠陥の位置に係
る情報を格納するスロットの先頭位置を示すP−DFA
(Pointer for Defective Area) 、スロットの使用状況
を示すP−EMPTY(Pointer for Empty slot) ,記
録可能領域を管理するスロットの先頭位置をP−FRA
(Pointer for FReely Area)および各プログラム番号に
対応したスロットの先頭位置を各々示すP−TNO1,
P−TNO2・・・P−TNO255から構成される対
応テーブル指示データ部が記録されている。
【0066】番号78から587には、ディスク上に生
じた欠陥の位置に係る情報を格納する上述したスロット
が255個設けられている。各スロットは4バイトから
構成されており、1スロットにはスタートアドレス、エ
ンドアドレス、トラックモードおよびリンク情報が管理
されている。
【0067】ところで、MDレコーダ7は、MD41の
情報信号記録用領域にデータを必ずしもシーケンシャル
に記録しなくても良く、また、MD41上に離散的に記
録されたデータを正しく再生することも可能なものであ
る。離散的に記録されたデータを正しくつなぎ合わせる
ために、上述したU−TOCのセクタ0内のP−FRA
を参照してなされる処理について説明する。図7は、P
−FRAに03h(hは、16進数であることを意味す
る)が記録されている場合を示す一例である。この場合
には、まず、図7Aに示すようにスロット03hがアク
セスされる。このスロット03hに記録されているスタ
ートアドレスおよびエンドアドレスデータは、ディスク
上に記録された1つのパーツの起点アドレスと終点アド
レスを示す。
【0068】スロット03hに記録されているリンク情
報は、後続すべきスロットのアドレスを示している。図
7Aにおいては、かかるアドレスが18hである。そこ
で、図7Bに示すようにスロット18hがアクセスされ
る。スロット18hに記録されているリンク情報が後続
すべきスロットのアドレスが1Fhであることを示して
いる(図7B)ので、さらにスロット1Fhがアクセス
される(図7C)。そして、スロット1Fhのリンク情
報に従って、スロット2Bhがアクセスされ(図7
D),さらにスロット2Bhのリンク情報に従って、ス
ロットE3hがアクセスされる(図7E)。このように
して、リンク情報としてnull(すなわち00h)が
現れるまで次々にリンク情報をたどっていく。
【0069】このようにリンク情報をたどることによ
り、MD41上に離散的に記録されたデータのアドレス
が順に認識される。光学ブロック43bの位置を制御し
てMD41上のこれらのアドレスに順にアクセスしてい
くことにより、離散的に記録されたデータをつなげて、
一つのプログラムとして再生、編集等の処理の対象とし
て取扱うことが可能となる。
【0070】上述の説明は、P−FRAを参照して離散
的に記録されているデータをつなげる処理についてのも
のであるが、P−DFA,P−EMPTY,P−TNO
1,P−TNO2・・・P−TNO255を参照しても
同様に離散的に記録されているデータをつなげることが
できる。また、上述の例は、5つの部分に離散的に記録
されたプログラムを取扱うものであるが、一般に、任意
のプログラムに対して再生、編集等の処理の対象を行う
ために、U−TOCのセクタ0を参照する必要がある。
このため、消去処理において、所定のプログラムを無い
ものとして取扱うようにする処理は、U−TOCのセク
タ0の内容の書換え処理を含むことになる。
【0071】次に、U−TOCエリアのセクタ1におい
ては、各プログラムのタイトル、MD41全体のタイト
ルが管理される。ここで、MD41全体のタイトルと
は、記録されるプログラムがオーディオデータの場合に
はアルバムタイトル、演奏者名等の情報であり、各プロ
グラムのタイトルとは、曲名等に相当する。図8にU−
TOCセクタ1の構成の一例を示す。
【0072】各プログラム毎の文字情報は、対応テーブ
ル指示データP−TNAX (Xは1〜255)によって
指示される文字テーブル部のスロットに記録されてお
り、文字数が多い場合には、リンク情報を用いて複数の
スロットを連結して記録を行なっている。また、このU
−TOCセクタ1においては、主に英字入力されたアル
ファベットのタイトルが管理される。しかしながら、ユ
ーザよりカタカナ入力が指示された場合には、特殊コー
ドの”^”を自動発生し、アルファベット文字を囲んで
セクタ1にて管理する。かかる場合には、特殊コード
の”^”で囲まれたアルファベットを変換表に基づいて
カタカナに変換して表示するようになされる。変換表に
より、例えば^a^という文字がカタカナのアに変換さ
れる。
【0073】さらに、セクタ2の一例を図9に示す。セ
クタ2は、プログラムエリア47に記録されている各プ
ログラム毎の記録日時を管理する。また、セクタ4の一
例を図10に示す。セクタ4では、プログラムエリア4
7に記録されている各プログラムのタイトルが漢字、ひ
らがな、カタカナで管理される。
【0074】上述したこの発明の一形態実施では、情報
記録媒体としてMDを使用しているが、これに限らず、
情報記録媒体として他の種類の光ディスク(例えばDV
D(ディジタル・ビデオ・ディスク)、磁気テープ、光
テープ、半導体メモリ等を使用するディジタル情報の記
録および/または再生装置にもこの発明を適用すること
ができる。また、情報記録媒体にプログラムを単位とし
て記録されているディジタル情報は、オーディオデータ
に限らず、ビデオデータ等であっても良い。
【0075】
【発明の効果】上述したように、この発明は、ディジタ
ル情報記録装置に記録されているプログラムの内の複数
個について消去処理を行い、さらに、消去対象とされた
プログラムをその後の再生等の処理において無いものと
して取扱うようにU−TOCを書換える処理を行うに先
立って、以下のような処理を行うようにしたものであ
る。すなわち、消去対象として選択されたプログラムの
プログラム番号を選択操作時の入力順に沿って配列化し
た配列を、プログラム番号が大きい順に並べ替える処理
を行う。
【0076】このため、複数個のプログラムを消去処理
の対象とすることができる。また、配列を並べ替える処
理を行う場合には、プログラム番号が大きいものから順
に消去処理の対象とすることができる。ところで、消去
処理においては、消去が実行されたプログラムについ
て、そのプログラム番号以降のプログラム番号を有する
プログラムが1ずつ減少させられる等の変更が行われ
る。このような変更が行われても、上述したようにプロ
グラム番号が大きいものから順に消去処理の対象とされ
るので、一つのプログラムに対する消去処理に付随して
行われるプログラム番号の変更によってその後消去処理
の対象とされるプログラムのプログラム番号の変更が生
じない。
【0077】このため、プログラム番号が大きい順に並
べ替える処理によって生成された配列は、選択された全
てのプログラムについての消去処理の全体を通じてその
まま使用することができる。
【0078】従って、消去処理の一部としてなされる、
ユーザによる消去対象プログラムの確認のための表示等
がかかる配列に基づいて行われる。このため、ユーザが
選択操作を行った際のプログラムの名称等の識別情報
と、プログラム番号との対応を常に一定とすることがで
き、ユーザが確認の際に違和感または不安感を感じるこ
とを無くすことができる。このため、消去処理に係る操
作の操作性を向上させることに寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態のシステム全体について
説明するためのブロック図である。
【図2】この発明の一実施形態の各構成要素のより詳細
な構成について説明するためのブロック図である。
【図3】この発明の一実施形態における曲の選択操作に
ついて概略的に説明するための略線図である。
【図4】この発明の一実施形態における曲の消去処理の
一例について説明するためのフローチャートである。
【図5】この発明の一実施形態における曲の消去処理の
他の一例について説明するためのフローチャートであ
る。
【図6】MDのU−TOCのセクタ0のデータ構造につ
いて説明するための略線図である。
【図7】U−TOCのセクタ0のリンク情報に基づく処
理の一例を示す略線図である。
【図8】MDのU−TOCのセクタ1のデータ構造を説
明する略線図である。
【図9】MDのU−TOCのセクタ2のデータ構造を説
明する略線図である。
【図10】MDのU−TOCのセクタ4のデータ構造を
説明する略線図である。
【符号の説明】
1・・・パソコン、3・・・ディスプレイ、5・・・マ
ウス、7・・・MDレコーダ、11・・・選択操作時の
ウインドウ、11b・・・曲名識別表示、41・・・M
D、50・・・メモリ部、66・・・GUI

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル情報信号をプログラム単位で
    記録および編集することが可能なディジタル情報信号記
    録装置を制御する記録制御装置において、 任意に選択された複数個のプログラムを管理領域上で消
    去する機能を有することを特徴とする記録制御装置。
  2. 【請求項2】 ディジタル情報記録装置に記録された複
    数個のプログラムを消去する処理を行う記録制御装置に
    おいて、 消去対象とされる複数個のプログラムを指定する、第1
    の入力を受取るプログラム指定手段と、 上記第1の入力に係る上記複数個のプログラムのプログ
    ラム番号を、上記第1の入力における各プログラムの指
    定順に配列化する第1の配列を生成し、上記第1の配列
    を並べ替えて、プログラム番号が大きい順に配列される
    第2の配列に変換する手段と、 上記第2の配列に従って、上記複数個のプログラムの各
    々について、順次、消去の実行に係る処理を行って良い
    か否かに係る第2の入力を受取る判定入力手段と、 上記第2の入力に従って、消去の実行に係る処理の可否
    の決定を含む所定の処理を行うことを特徴とする記録制
    御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 ディジタル情報記録装置内の情報記録媒体は、 ディジタル情報信号をプログラム毎に記録する情報信号
    記録用領域と、上記情報信号記録用領域に記録された各
    プログラムに係る識別情報およびリンク情報を記録する
    管理用領域とを有するものであることを特徴とする記録
    制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 上記ディジタル情報記録装置に対して、双方向に制御信
    号の伝送が可能な制御信号伝送路を介して接続されてい
    ることを特徴とする記録制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 上記プログラム指定手段は、 上記情報記録媒体から再生された上記識別情報を表示す
    る第1の表示を行い、上記第1の表示を参照してなされ
    る上記第1の入力を受取るGUI手段であり、 上記判定入力手段は、 上記第1の入力によって指定された上記複数個のプログ
    ラムの識別情報を表示する第2の表示を行い、上記第2
    の表示を参照してなされる上記第2の入力を受取るGU
    I手段であることを特徴とする記録制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項4において、 上記情報記録媒体の上記管理用領域から再生された、上
    記識別情報および上記リンク情報を記憶する記憶手段
    を、上記ディジタル情報記録装置内にさらに有し、 上記消去の実行に係る処理に対応して、上記記憶手段の
    内容を書換えることを特徴とする記録制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項4において、 上記消去の実行に係る処理に対応して、所定のタイミン
    グで上記情報記録媒体の上記管理用領域の記録内容を書
    換えることを指令する制御信号を発行する手段をさらに
    有することを特徴とする記録制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項4において、 上記ディジタル情報記録装置内の上記情報記録媒体の管
    理用領域から再生された上記識別情報および上記リンク
    情報を、制御信号伝送路を介して受信し、受信した上記
    識別情報を記憶する記憶手段をさらに有することを特徴
    とする記録制御装置。
  9. 【請求項9】 ディジタル情報信号をプログラム単位で
    記録および編集することが可能なディジタル情報信号記
    録装置を制御する記録制御方法において、 任意に選択された複数個のプログラムを管理領域上で消
    去するステップを有することを特徴とする記録制御方
    法。
  10. 【請求項10】 ディジタル情報記録装置内の情報記録
    媒体に記録された複数個のプログラムを消去する処理を
    行う記録制御方法において、 消去対象とされる複数個のプログラムを指定する、第1
    の入力を受取るステップと、 上記第1の入力に係る上記複数個のプログラムのプログ
    ラム番号を、上記第1の入力における各プログラムの指
    定順に配列化して第1の配列を生成するステップと、 上記第1の配列を並べ替えて、プログラム番号が大きい
    順に配列される第2の配列に変換するステップと、 上記第2の配列に従って、上記複数個のプログラムの各
    々について、順次、消去の実行に係る処理を行って良い
    か否かに係る第2の判定を受取るステップと、 上記第2の入力に従って、消去の実行に係る処理の可否
    の決定を含む所定の処理を行うことを特徴とする記録制
    御方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002075740A1 (fr) * 2001-03-15 2002-09-26 Sony Corporation Dispositif et procede de gestion de donnees audio, et enregistreur

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