JP2000207810A - 表示機能付き電子機器 - Google Patents

表示機能付き電子機器

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JP2000207810A
JP2000207810A JP11003807A JP380799A JP2000207810A JP 2000207810 A JP2000207810 A JP 2000207810A JP 11003807 A JP11003807 A JP 11003807A JP 380799 A JP380799 A JP 380799A JP 2000207810 A JP2000207810 A JP 2000207810A
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JP11003807A
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Hiroshi Fujisawa
寛 藤沢
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子機器における機能に対応したわかりやす
い表示を実現する。 【解決手段】 表示データの一部分に対して、表示態様
が他の部分と異なるようにする表示効果処理を行なった
うえで、その表示データを表示手段に供給し、表示出力
させ、ユーザーにとって、表示効果処理を行った部分の
表示画像と、他の表示画像部分とを見分けやすくする。
表示効果処理とは表示部で表示される画像としての形態
又は色彩を変化させる処理とする。また表示効果処理を
加える表示データの一部分とは、表示部で表示される画
像内で階層別又は種類別に表現される複数の画像部分の
うちの一部の画像部分に相当する表示データであるとす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は機器の動作状態や所
定の操作のための必要な情報などを表示できる表示機能
を備えた電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、表示機能を備えた電子機器として
は多様な機器があり、例えばオーディオ機器、ビデオ機
器、家電機器などにおいて表示が有効利用されている。
例えば機器の動作状態や、操作メニューなどを表示する
ことで、ユーザーにとって理解しやすく、かつ使い勝手
の良いものが各種実現されている。
【0003】例えばオーディオ機器として知られている
ミニディスク記録再生装置でも、表示が有効利用され
る。ミニディスク記録再生装置では、音楽等をデジタル
信号でミニディスク(光磁気ディスク)に記録できると
ともに、記録した音楽等が再生可能とされるが、そのよ
うな記録再生だけでなく各種の編集処理が可能とされ
る。例えば記録されている楽曲などの各トラック(ここ
では「トラック」とは1つの曲などを構成するデータ群
をいう)について曲名(トラックネーム)や、ディスク
タイトルなどを文字情報として記録する編集動作や、例
えば1つのトラックを複数のトラックに分割するディバ
イド編集、複数のトラックを1つのトラックに連結する
コンバイン編集、再生するトラック順序に応じて与えら
れているトラックナンバを変更させるムーブ編集、不要
なトラックを削除するデリート編集などが可能とされ
る。そしてこのような各種の編集処理のための操作をユ
ーザーにわかりやすく伝えるために、表示部にメニュー
画像や操作ガイド、或いは操作のためのアイコン表示な
どを行うものが開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところがミニディスク
記録再生装置などの電子機器において、その編集等の機
能が多様化すると、それに伴ってユーザーの操作内容や
操作方式が複雑化するため、ユーザーにとってわかりに
くいものとなるという問題がある。このような事情か
ら、例えば表示形態を工夫し、操作可能な機能や操作方
法をよりわかりやすくユーザーに伝えられるようにする
ことが求められている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような要望
に応じて、電子機器において表示形態を工夫することに
より、ユーザーにとって理解しやすく、かつ操作に好適
な表示を実現するようにすることを目的とする。
【0006】このために表示機能付き電子機器にとし
て、表示手段と、当該電子機器の動作状態もしくは提示
出力すべき情報を分析して表示データ生成のための分析
情報を生成する表示分析手段と、表示分析手段で生成さ
れた分析情報に基づいて、表示データの一部分の表示態
様が他の部分と異なるようにする表示効果処理が行なわ
れた表示データを生成し、その表示データを表示手段に
供給して表示出力させる表示効果処理手段とを備えるよ
うにする。また表示効果処理とは、表示部で表示される
画像としての形態又は色彩を変化させる処理であるとす
る。また、表示効果処理を加える表示データの一部分と
は、表示部で表示される画像内で階層別又は種類別に表
現される複数の画像部分のうちの一部の画像部分に相当
する表示データであるとする。
【0007】即ち本発明では、表示上の一部分の画像に
特殊な表示効果が与えられるようにすることで、複数の
階層別又は種類別に表示が行われるような場合でも、そ
れらの機能状態の区別(例えばアクティブ/非アクティ
ブの別)が理解できるようにする。またこれによって複
数の階層別又は種類別の表示を行ってもユーザーに混乱
を与えないようにできることから、動作機能等を一画面
内に同時に表示させることも問題ないものとなる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。この実施の形態としての例は表示機能付き
の電子機器として、光磁気ディスク(ミニディスク)を
記録媒体として用いる記録再生装置を例に挙げる。説明
は次の順序で行なう。 1.記録再生装置の構成 2.U−TOC 3.表示処理のための構成及び動作
【0009】1.記録再生装置の構成 本例のミニディスク記録再生装置1の構成を図1で説明
する。音声データが記録される光磁気ディスク(ミニデ
ィスク)90は、スピンドルモータ2により回転駆動さ
れる。そして光磁気ディスク90に対しては記録/再生
時に光学ヘッド3によってレーザ光が照射される。
【0010】光学ヘッド3は、記録時には記録トラック
をキュリー温度まで加熱するための高レベルのレーザ出
力を行ない、また再生時には磁気カー効果により反射光
からデータを検出するための比較的低レベルのレーザ出
力を行なう。このため、光学ヘッド3にはレーザ出力手
段としてのレーザダイオード、偏光ビームスプリッタや
対物レンズ等からなる光学系、及び反射光を検出するた
めのディテクタ等が搭載されている。対物レンズ3aは
2軸機構4によってディスク半径方向及びディスクに接
離する方向に変位可能に保持されている。
【0011】また、ディスク90を挟んで光学ヘッド3
と対向する位置に磁気ヘッド6aが配置されている。磁
気ヘッド6aは供給されたデータによって変調された磁
界を光磁気ディスク90に印加する動作を行なう。光学
ヘッド3全体及び磁気ヘッド6aは、スレッド機構5に
よりディスク半径方向に移動可能とされている。
【0012】再生動作によって、光学ヘッド3によりデ
ィスク90から検出された情報はRFアンプ7に供給さ
れる。RFアンプ7は供給された情報の演算処理によ
り、再生RF信号、トラッキングエラー信号TE、フォ
ーカスエラー信号FE、グルーブ情報(光磁気ディスク
90にプリグルーブ(ウォブリンググルーブ)として記
録されている絶対位置情報)GFM等を抽出する。抽出
された再生RF信号はエンコーダ/デコーダ部8に供給
される。また、トラッキングエラー信号TE、フォーカ
スエラー信号FEはサーボ回路9に供給され、グルーブ
情報GFMはアドレスデコーダ10に供給される。
【0013】サーボ回路9は供給されたトラッキングエ
ラー信号TE、フォーカスエラー信号FEや、マイクロ
コンピュータにより構成されるシステムコントローラ1
1からのトラックジャンプ指令、アクセス指令、スピン
ドルモータ2の回転速度検出情報等により各種サーボ駆
動信号を発生させ、2軸機構4及びスレッド機構5を制
御してフォーカス及びトラッキング制御を行ない、また
スピンドルモータ2を一定線速度(CLV)に制御す
る。
【0014】アドレスデコーダ10は供給されたグルー
ブ情報GFMをデコードしてアドレス情報を抽出する。
このアドレス情報はシステムコントローラ11に供給さ
れ、各種の制御動作に用いられる。また再生RF信号に
ついてはエンコーダ/デコーダ部8においてEFM復
調、CIRC等のデコード処理が行なわれるが、このと
きアドレス、サブコードデータなども抽出され、システ
ムコントローラ11に供給される。
【0015】エンコーダ/デコーダ部8でEFM復調、
CIRC等のデコード処理された音声データ(セクター
データ)は、メモリコントローラ12によって一旦バッ
ファメモリ13に書き込まれる。なお、光学ヘッド3に
よるディスク90からのデータの読み取り及び光学ヘッ
ド3からバッファメモリ13までの系における再生デー
タの転送は1.41Mbit/secで、しかも通常は間欠的に行な
われる。
【0016】バッファメモリ13に書き込まれたデータ
は、再生データの転送が0.3Mbit/sec となるタイミング
で読み出され、エンコーダ/デコーダ部14に供給され
る。そして、音声圧縮処理に対するデコード処理等の再
生信号処理を施され、44.1KHZ サンプリング、1
6ビット量子化のデジタルオーディオ信号とされる。こ
のデジタルオーディオ信号はD/A変換器15によって
アナログ信号とされ、出力処理部16でレベル調整、イ
ンピーダンス調整等が行われてライン出力端子17から
アナログオーディオ信号Aoutとして外部機器に対し
て出力され足り、ヘッドホン出力HPoutとして端子
部27に接続されるヘッドホンに供給される。
【0017】また、エンコーダ/デコーダ部14でデコ
ードされた状態のデジタルオーディオ信号は、デジタル
インターフェース部22に供給されることで、デジタル
出力端子21からデジタルオーディオ信号Doutとし
て外部機器に出力することもできる。例えば光ケーブル
による伝送形態で外部機器に出力される。
【0018】光磁気ディスク90に対して記録動作が実
行される際には、ライン入力端子18に供給された記録
信号(アナログオーディオ信号Ain)は、A/D変換
器19によってデジタルデータとされた後、エンコーダ
/デコーダ部14に供給され、音声圧縮エンコード処理
を施される。または外部機器からデジタル入力端子20
にデジタルオーディオ信号Dinが供給された場合は、
デジタルインターフェース部22で制御コード等の抽出
が行われるとともに、そのオーディオデータがエンコー
ダ/デコーダ部14に供給され、音声圧縮エンコード処
理を施される。なお図示していないがマイクロホン入力
端子を設け、マイクロホン入力を記録信号として用いる
ことも当然可能である。
【0019】エンコーダ/デコーダ部14によって圧縮
された記録データはメモリコントローラ12によって一
旦バッファメモリ13に書き込まれて蓄積されていった
後、所定量のデータ単位毎に読み出されてエンコーダ/
デコーダ部8に送られる。そしてエンコーダ/デコーダ
部8でCIRCエンコード、EFM変調等のエンコード
処理された後、磁気ヘッド駆動回路6に供給される。
【0020】磁気ヘッド駆動回路6はエンコード処理さ
れた記録データに応じて、磁気ヘッド6aに磁気ヘッド
駆動信号を供給する。つまり、光磁気ディスク90に対
して磁気ヘッド6aによるN又はSの磁界印加を実行さ
せる。また、このときシステムコントローラ11は光学
ヘッドに対して、記録レベルのレーザ光を出力するよう
に制御信号を供給する。
【0021】操作部23には、記録/再生/編集動作等
をユーザーが指示するための各種の操作キーが設けられ
ている。具体的には、再生キー、記録キー、停止キー、
記録キー、AMS/サーチキー、一時停止キー、編集モ
ードキー、編集操作キー、表示モードキー等が設けら
れ、またディスクタイトルやトラックネームの入力や、
その他情報入力のための操作子等が設けられる。編集動
作としては、トラックネーム入力、ディスクネーム入
力、トラック分割、トラック連結、トラック移動(再生
順としてのトラックナンバの変更)、トラック消去など
が可能とされており、これらの編集動作の指示のために
必要な操作子が設けられている。さらにトラックネーム
やディスクネームとしての文字入力を可能とする操作子
も設けられる。なお、操作部としてリモートコマンダー
を用意して、そのリモートコマンダーにより同様の各種
操作を実行可能としてもよい。
【0022】操作部23の操作キーやダイヤルによる操
作情報はシステムコントローラ11に供給され、システ
ムコントローラ11は操作情報に応じた動作制御を実行
することになる。
【0023】また表示部24は例えば機器筺体上に設け
られるもので、この表示動作はシステムコントローラ1
1によって制御される。又、表示部24に供給する表示
データは、システムコントローラ11からの制御に基づ
いて特殊表示処理部25内で生成され、又必要に応じて
表示データの一部が特殊処理されて出力される。即ちシ
ステムコントローラ11は表示動作を実行させる際に表
示すべき内容、即ち現在の動作状態やユーザーに提示す
べき情報の種別等を特殊表示処理部25に供給し、その
表示すべき内容に応じた表示データを生成させる。そし
てその表示データを受け取って、表示部24内の表示ド
ライバに送信する。表示ドライバは供給されたデータに
基づいて液晶パネルなどによる表示ディスプレイを駆動
し、所要の数字、文字、記号などの表示を実行させる。
なお、特殊表示処理部25内の機能構成や動作について
は後述する。表示部24において表示される画像として
は、この記録再生装置1の再生、録音等の動作状態や、
再生等の進行時間などの時間情報、さらには、編集機能
やセットアップ機能などの階層的なメニュー画面などと
なる。
【0024】システムコントローラ11は、CPU、プ
ログラムROM、ワークRAM、インターフェース部等
を備えたマイクロコンピュータとされ、上述してきた各
種動作の制御を行う。
【0025】ところで、ディスク90に対して記録/再
生動作を行なう際には、ディスク90に記録されている
管理情報、即ちP−TOC(プリマスタードTOC)、
U−TOC(ユーザーTOC)を読み出す必要がある。
システムコントローラ11はこれらの管理情報に応じて
ディスク90上の記録すべきエリアのアドレスや、再生
すべきエリアのアドレスを判別することとなる。この管
理情報はバッファメモリ13に保持される。そして、シ
ステムコントローラ11はこれらの管理情報を、ディス
ク90が装填された際に管理情報の記録されたディスク
の最内周側の再生動作を実行させることによって読み出
し、バッファメモリ13に記憶しておき、以後そのディ
スク90に対する記録/再生/編集動作の際に参照でき
るようにしている。
【0026】また、U−TOCはデータの記録や各種編
集処理に応じて書き換えられるものであるが、システム
コントローラ11は記録/編集動作のたびに、U−TO
C更新処理をバッファメモリ13に記憶されたU−TO
C情報に対して行ない、その書換動作に応じて所定のタ
イミングでディスク90のU−TOCエリアについても
書き換えるようにしている。
【0027】2.U−TOC [U−TOCセクター0]上記したように、ディスク9
0に対してトラックの記録/再生動作を行なうために
は、システムコントローラ11は、予めディスク90に
記録されている管理情報としてのP−TOC、U−TO
Cを読み出しておき、必要時にこれを参照することにな
る。ここで、ディスク90においてトラック(楽曲等)
の記録/再生動作などの管理を行なう管理情報として、
U−TOCセクターについて説明する。
【0028】なお、セクターとは2352バイトのデー
タ単位であり、36セクターが1クラスタとなる。1ク
ラスタはミニディスクシステムにおける記録動作の最小
単位となる。そして1クラスタ内の36セクターのう
ち、4セクターはリンキングやサブデータの記録に用い
られ、オーディオデータやTOCデータなどの実データ
が記録されるのは32セクターとなる。そして、U−T
OCセクターは1クラスタに形成されるため、セクター
0〜セクター32まで設けることができる。その中で、
セクター0では各トラックのアドレス等の管理が行わ
れ、セクター1,セクター4は文字情報、セクター2は
録音日時を記録するエリアとされている。
【0029】なおP−TOCはディスク90の最内周側
のピットエリアに形成されるもので、読出専用の情報で
ある。そして、P−TOCによってディスクの記録可能
エリア(レコーダブルユーザーエリア)や、リードアウ
トエリア、U−TOCエリアなどの位置の管理等が行な
われる。そして全てのデータがピット形態で記録されて
いる再生専用の光ディスクでは、P−TOCによってR
OM化されて記録されている楽曲の管理も行なうことが
できるようにされ、U−TOCは形成されない。P−T
OCについては詳細な説明を省略する。
【0030】図2はU−TOCセクター0のフォーマッ
トを示すものである。U−TOCセクター0は、ディス
ク90の記録/再生動作に必ず必要となる情報を記録す
るエリアであり、主にユーザーが録音を行なった楽曲等
のプログラムや新たにプログラムが録音可能なフリーエ
リアについての管理情報が記録されているデータ領域と
される。例えばディスク90に或る楽曲の録音を行なお
うとする際には、システムコントローラ11は、U−T
OCセクター0からディスク上のフリーエリアを探し出
し、ここに音声データを記録していくことになる。ま
た、再生時には再生すべき楽曲が記録されているエリア
をU−TOCセクター0から判別し、そのエリアにアク
セスして再生動作を行なう。
【0031】図2のU−TOCセクター0のデータ領域
(4バイト×588 の2352バイト)は、先頭位置にオ
ール0又はオール1の1バイトデータが並んで形成され
る同期パターンが記録される。続いてクラスタアドレス
(Cluster H) (Cluster L) 及びセクターアドレス(Secto
r)となるアドレスが3バイトにわたって記録され、さら
にモード情報(MODE)が1バイト付加され、以上でヘッダ
とされる。ここでの3バイトのアドレスは、そのセクタ
ー自体のアドレスである。同期パターンやアドレスが記
録されるヘッダ部分については、このU−TOCセクタ
ー0に限らず、P−TOCセクター、プログラムエリア
(実際のオーディオデータが記録されるエリア)でのセ
クターでも同様であり、セクター単位にそのセクター自
体のアドレス及び同期パターンが記録されている。
【0032】続いて所定バイト位置に、メーカーコー
ド、モデルコード、最初のトラックのトラックナンバ(F
irst TNO)、最後のトラックのトラックナンバ(Last T
NO)、セクター使用状況(Used sectors)、ディスクシリ
アルナンバ、ディスクID等のデータが記録される。
【0033】さらに、ユーザーが録音を行なって記録さ
れているトラック(楽曲等)の領域やフリーエリア等を
後述するテーブル部に対応させることによって識別する
ため、ポインタ部として各種のポインタ(P-DFA,P-EMPT
Y ,P-FRA ,P-TNO1〜P-TNO255) が記録される領域が用
意されている。
【0034】そしてポインタ(P-DFA〜P-TNO255) に対応
させることになるテーブル部として(01h) 〜(FFh) まで
の255個のパーツテーブルが設けられ、それぞれのパ
ーツテーブルには、或るパーツについて起点となるスタ
ートアドレス、終端となるエンドアドレス、そのパーツ
のモード情報(トラックモード)が記録されている。さ
らに各パーツテーブルで示されるパーツが他のパーツへ
続いて連結される場合があるため、その連結されるパー
ツのスタートアドレス及びエンドアドレスが記録されて
いるパーツテーブルを示すリンク情報が記録できるよう
にされている。なおパーツとは1つのトラック内で時間
的に連続したデータが物理的に連続して記録されている
トラック部分のことをいう。そしてスタートアドレス、
エンドアドレスとして示されるアドレスは、1つの楽曲
(トラック)を構成する1又は複数の各パーツを示すア
ドレスとなる。
【0035】この種の記録再生装置では、1つの楽曲
(=トラック)のデータを物理的に不連続に、即ち複数
のパーツにわたって記録されていてもパーツ間でアクセ
スしながら再生していくことにより再生動作に支障はな
いため、ユーザーが録音する楽曲等については、録音可
能エリアの効率使用等の目的から、複数パーツにわけて
記録する場合もある。
【0036】そのため、リンク情報が設けられ、例えば
各パーツテーブルに与えられたナンバ(01h) 〜(FFh) に
よって、連結すべきパーツテーブルを指定することによ
ってパーツテーブルが連結できるようになされている。
つまりU−TOCセクター0におけるテーブル部におい
ては、1つのパーツテーブルは1つのパーツを表現して
おり、例えば3つのパーツが連結されて構成される楽曲
についてはリンク情報によって連結される3つのパーツ
テーブルによって、そのパーツ位置の管理が行われる。
【0037】なお、実際にはリンク情報は所定の演算処
理によりU−TOCセクター0内のバイトポジションと
される数値で示される。即ち、304+(リンク情報)
×8(バイト目)としてパーツテーブルを指定する。上
記のポインタ(P-DFA〜P-TNO255) があるパーツテーブル
を指定する場合も同様であり、304+(ポインタ)×
8(バイト目)として、パーツテーブルを指定する。
【0038】U−TOCセクター0のテーブル部におけ
る(01h) 〜(FFh) までの各パーツテーブルは、ポインタ
部におけるポインタ(P-DFA,P-EMPTY ,P-FRA ,P-TNO1
〜P-TNO255) によって、以下のようにそのパーツの内容
が示される。
【0039】ポインタP-DFA は光磁気ディスク90上の
欠陥領域について示しており、傷などによる欠陥領域と
なるトラック部分(=パーツ)が示された1つのパーツ
テーブル又は複数のパーツテーブル内の先頭のパーツテ
ーブルを指定している。つまり、欠陥パーツが存在する
場合はポインタP-DFA において(01h) 〜(FFh) のいづれ
かが記録されており、それに相当するパーツテーブルに
は、欠陥パーツがスタート及びエンドアドレスによって
示されている。また、他にも欠陥パーツが存在する場合
は、そのパーツテーブルにおけるリンク情報として他の
パーツテーブルが指定され、そのパーツテーブルにも欠
陥パーツが示されている。そして、さらに他の欠陥パー
ツがない場合はリンク情報は例えば『00h』とされ、
以降リンクなしとされる。
【0040】ポインタP-EMPTY はテーブル部における1
又は複数の未使用のパーツテーブルの先頭のパーツテー
ブルを示すものであり、未使用のパーツテーブルが存在
する場合は、ポインタP-EMPTY として、(01h) 〜(FFh)
のうちのいづれかが記録される。未使用のパーツテーブ
ルが複数存在する場合は、ポインタP-EMPTY によって指
定されたパーツテーブルからリンク情報によって順次パ
ーツテーブルが指定されていき、全ての未使用のパーツ
テーブルがテーブル部上で連結される。
【0041】ポインタP-FRA は光磁気ディスク90上の
データの書込可能なフリーエリア(消去領域を含む)に
ついて示しており、フリーエリアとなるトラック部分
(=パーツ)が示された1又は複数のパーツテーブル内
の先頭のパーツテーブルを指定している。つまり、フリ
ーエリアが存在する場合はポインタP-FRA において(01
h) 〜(FFh) のいづれかが記録されており、それに相当
するパーツテーブルには、フリーエリアであるパーツが
スタート及びエンドアドレスによって示されている。ま
た、このようなパーツが複数個有り、つまりパーツテー
ブルが複数個有る場合はリンク情報により、リンク情報
が『00h』となるパーツテーブルまで順次指定されて
いる。
【0042】図3にパーツテーブルにより、フリーエリ
アとなるパーツの管理状態を模式的に示す。これはパー
ツ(03h)(18h)(1Fh)(2Bh)(E3h) がフリーエリアとされて
いる時に、この状態がポインタP-FRA に引き続きパーツ
テーブル(03h)(18h)(1Fh)(2Bh)(E3h) のリンクによって
表現されている状態を示している。なお上記した欠陥領
域や未使用パーツテーブルの管理形態もこれと同様とな
る。
【0043】ポインタP-TNO1〜P-TNO255は、ディスク9
0にユーザーが記録を行なった楽曲などのトラックにつ
いて示しており、例えばポインタP-TNO1では第1トラッ
クのデータが記録された1又は複数のパーツのうちの時
間的に先頭となるパーツが示されたパーツテーブルを指
定している。例えば第1トラックとされた楽曲がディス
ク上でトラックが分断されずに、つまり1つのパーツで
記録されている場合は、その第1トラックの記録領域は
ポインタP-TNO1で示されるパーツテーブルにおけるスタ
ート及びエンドアドレスとして記録されている。
【0044】また、例えば第2トラックとされた楽曲が
ディスク上で複数のパーツに離散的に記録されている場
合は、その第2トラックの記録位置を示すため各パーツ
が時間的な順序に従って指定される。つまり、ポインタ
P-TNO2に指定されたパーツテーブルから、さらにリンク
情報によって他のパーツテーブルが順次時間的な順序に
従って指定されて、リンク情報が『00h』となるパー
ツテーブルまで連結される(上記、図3と同様の形
態)。このように例えば2曲目を構成するデータが記録
された全パーツが順次指定されて記録されていることに
より、このU−TOCセクター0のデータを用いて、2
曲目の再生時や、その2曲目の領域への上書き記録を行
なう際に、光学ヘッド3及び磁気ヘッド6aをアクセス
させ離散的なパーツから連続的な音楽情報を取り出した
り、記録エリアを効率使用した記録が可能になる。
【0045】以上のように、書換可能な光磁気ディスク
90については、ディスク上のエリア管理はP−TOC
によってなされ、またレコーダブルユーザーエリアにお
いて記録された楽曲やフリーエリア等はU−TOCによ
り行なわれる。またU−TOCセクター0がこのような
構成となっていることから、U−TOCセクター0のデ
ータを書き換えることで、トラックの分割、連結、トラ
ックナンバの変更、消去などの編集が可能となることが
理解される。例えばトラックの分割や連結、或いはトラ
ックナンバの変更のためには、そのトラックを構成する
パーツに対応するパーツテーブルにおけるアドレスデー
タやリンク情報の更新、又はトラックに対応するポイン
タの値の更新、又は新たなパーツテーブルデータの追加
などを行うことで実現でき、実際のオーディオデータの
書換は必要ない。又トラックの消去の場合は、そのトラ
ックを構成するパーツに対応するパーツテーブルを、ポ
インタP-FRAからのリンクに組み込むように更新を行う
ことで実現でき、実際のオーディオデータの消去は不要
である。
【0046】[U−TOCセクター1]次に、図4にU
−TOCセクター1のフォーマットを示す。このセクタ
ー1は録音された各トラックにトラックネームをつけた
り、ディスク自体の名称などの情報となるディスクネー
ムをつける場合に、入力された文字情報を記録するデー
タ領域とされる。
【0047】このU−TOCセクター1には、記録され
た各トラックに相当するポインタ部としてポインタP-TN
A1〜P-TNA255が用意され、またこのポインタP-TNA1〜P-
TNA255によって指定されるスロット部が1単位8バイト
で255単位のスロット(01h) 〜(FFh) 及び同じく8バ
イトの1つのスロット(00h) が用意されており、上述し
たU−TOCセクター0とほぼ同様の形態で文字データ
を管理する。
【0048】スロット(01h) 〜(FFh) にはディスクタイ
トルやトラックネームとしての文字情報がアスキーコー
ドで記録される。そして、例えばポインタP-TNA1によっ
て指定されるスロットには第1トラックに対応してユー
ザーが入力した文字が記録されることになる。また、ス
ロットがリンク情報によりリンクされることで、1つの
トラックに対応する文字入力は7バイト(7文字)より
大きくなっても対応できる。なお、スロット(00h) とし
ての8バイトはディスクネームの記録のための専用エリ
アとされており、ポインタP-TNA(x)によっては指定され
ないスロットとされている。このU−TOCセクター1
でもポインタP-EMPTY は使用していないスロットを管理
する。
【0049】[U−TOCセクター2]図5はU−TO
Cセクター2のフォーマットを示しており、主にユーザ
ーが録音を行なった楽曲の録音日時を記録するデータ領
域とされる。
【0050】このU−TOCセクター2には、記録され
た各楽曲に相当する日時スロット指示データ部としてス
ロットポインタP-TRD1〜P-TRD255が用意され、またこの
スロットポインタP-TRD1〜P-TRD255によって指定される
日時スロット部が用意される。日時スロット部には1単
位8バイトで255単位のスロット(01h) 〜(FFh) が形
成されており、上述したU−TOCセクター0とほぼ同
様の形態で日時データを管理する。
【0051】スロット(01h) 〜(FFh) には楽曲(トラッ
ク)の録音日時が6バイトで記録される。6バイトはそ
れぞれ1バイトづつ、年、月、日、時、分、秒に相当す
る数値が記録される。また、残りの2バイトはメーカー
コード及びモデルコードとされ、その楽曲を録音した記
録装置の製造者を示すコードデータ、及び録音した記録
装置の機種を示すコードデータが記録される。なお、ス
ロット(01h) の前の8バイトのスロットはディスクに対
しての録音日時データのためのエリアとされている。
【0052】例えばディスクに曲が第1曲目としてが録
音されると、スロットポインタP-TRD1によって指定され
るスロットにはその録音日時及び録音装置のメーカーコ
ード、モデルコードが記録される。録音日時データはシ
ステムコントローラ11が内部時計を参照して自動的に
記録することになる。
【0053】なお、このU−TOCセクター1でもスロ
ットポインタP-EMPTY は使用していないスロットを管理
するものである。使用されていないスロットについて
は、モデルコードに代えてリンク情報が記録されてお
り、スロットポインタP-EMPTY を先頭に各未使用のスロ
ットがリンク情報でリンクされて管理されている。
【0054】[U−TOCセクター4]U−TOCセク
ター4はセクター1と同様に、ユーザーが録音を行なっ
た楽曲に曲名をつけたり、ディスクタイトルをつける場
合に、入力された文字情報を記録するデータ領域とさ
れ、そのフォーマットは図6に示されるが、図からわか
るように上記図4とほぼ同様である。ただし、このセク
ターは漢字や欧州文字に対応するコードデータが記録さ
れるものであり、図4のセクター1のデータに加えて、
所定バイト位置にキャラクタコードとして使用する文字
コードの属性が記録される。このU−TOCセクター4
の文字情報の管理は、セクター1と同様に文字スロット
指示データ部としてスロットポインタP-TNA1〜P-TNA255
及びスロットポインタP-TNA1〜P-TNA255によって指定さ
れる255単位のスロット(01h) 〜(FFh) によって行な
われる。
【0055】このようにU−TOCセクター1、又はセ
クター4が形成されることで、各トラックに対応した文
字情報を登録するという編集が可能となる。
【0056】3.表示処理のための構成及び動作 以下、主に特殊表示処理部25の機能に基づく表示動作
を説明する。図7は、特殊表示処理部25の内部の機能
ブロックを示したものである。図示するように、この特
殊表示処理部25は、動作状態入力処理部25aと、動
作状態分析処理部25bと、表示情報生成部25cと、
表示データ出力部25dとを備えている。
【0057】この特殊表示処理部25に対しては、シス
テムコントローラ11が記録再生装置1の各種動作時に
おいて、記録/再生等の動作状況や、ユーザーのキー操
作などに基づいて、動作状態データを供給する。なおこ
の際の、データ形式は特に限定されないい。また、シス
テムコントローラ11はこの特殊表示処理部25全体の
処理動作を制御信号により制御をする。
【0058】システムコントローラ11からの動作状態
データは、特殊表示処理部25の動作状態入力処理部2
5aに供給される。そしてこの動作状態入力処理部25
aで、この特殊表示処理部25において処理する形式の
動作状態データを形成し、これを動作状態分析処理部2
5bに供給する。
【0059】動作状態分析処理部25bは、動作状態デ
ータを一つ一つ場合分けし、現在の動作状態に対応する
表示に必要な情報が何であるかを分析する。この分析に
よって生成された表示に必要な情報は、表示情報生成部
25cに供給される。
【0060】表示情報生成部25cは、動作状態分析処
理部25bでの分析によって生成された情報に基づき、
表示部24に供給すべき表示データを生成する。ここで
は、その表示データについては、一部に特殊な表示処理
を施した状態で生成することになる。そして生成した表
示データは、表示データ出力部25dに供給する。
【0061】表示データ出力部25dは、表示情報生成
部25cから供給された表示に関する情報をシステムコ
ントローラ11に供給する。システムコントローラ11
は、特殊表示処理部25の表示データ出力部25dから
の表示データを表示部24に供給し、その表示データに
基づいた表示動作を実行させる。
【0062】このような特殊表示処理部25の処理及び
表示例を図8、図9で説明する。なお図8は特殊表示処
理部25で実行される処理のフローチャートであるが、
一点鎖線で囲った部分が、特殊表示処理部25内の上記
各機能ブロック(25a〜25d)によって実行される
処理であるとしている。またここでは表示動作の具体例
として、操作メニューとしてエディット(編集)メニュ
ーとセットアップメニューがあり、さらに各メニュー内
に階層化された詳細メニューが構成され、これらが操作
ガイド及びアイコンとして表示出力される場合を挙げ
る。
【0063】まず、システムコントローラ11からの動
作状態データが、特殊表示処理部25の動作状態入力処
理部25aに供給されると、図8のステップF101と
して、メニュー情報の入力として処理され、その情報が
動作状態分析処理部25bに供給される。
【0064】動作状態分析処理部25bでは、分析処理
としてまずステップF102で、そのメニュー情報が
「表エディット」か「表セットアップ」かを判断する。
なお「表」とは、表示画面上で前方にあらわれ、その階
層下の詳細メニューが表示される側(つまり現在のメニ
ュー)のことをいう。また「表」でない方を「裏」とい
うこととする。
【0065】ステップF102で、現在の(表の)メニ
ューがエディットと判断されたら、ステップF103に
進んで、裏のメニュー即ち現在選択されていないセット
アップメニューが動作可能な状態にあるか否かを判断す
る。そしてステップF103で「可能」と判断された場
合は、表示情報生成部25cに対して「表エディットメ
ニュー/裏セットアップメニュー動作可能」という分析
結果を供給することになる。一方ステップF103で
「不能」と判断された場合は、表示情報生成部25cに
対して「表エディットメニュー/裏セットアップメニュ
ー動作不能」という分析結果を供給する。
【0066】またステップF102で、現在の(表の)
メニューがセットアップと判断されたら、ステップF1
04に進んで、裏のメニュー即ち現在選択されていない
エディットメニューが動作可能な状態にあるか否かを判
断する。そしてステップF104で「可能」と判断され
た場合は、表示情報生成部25cに対して「表セットア
ップメニュー/裏エディットメニュー動作可能」という
分析結果を供給することになる。一方ステップF104
で「不能」と判断された場合は、表示情報生成部25c
に対して「表セットアップメニュー/裏エディットメニ
ュー動作不能」という分析結果を供給する。
【0067】なお、ステップF103,F104で、動
作が可能か否かというのは、選択されていないエディッ
トまたはセットアップの詳細メニューが操作部23など
の操作により実行できたり、もしくは、選択されていな
いエディットまたはセットアップが操作部23などの操
作により現在のメニュー(表)として選択できるか否か
という意味である。例えば操作部23のキー群の中にメ
ニュー選択キーがあり、現在のメニューを選択できるも
のがあったとする。このとき、メニュー選択キーが押さ
れた時、現在のメニューであるエディットメニューがセ
ットアップメニュー(もしくはその逆)に変更できるか
否かという意味合いでもある。
【0068】表示情報生成部25cでは、動作状態分析
処理部25bから「表エディットメニュー/裏セットア
ップメニュー動作可能」という分析結果が供給された場
合は、ステップF105の処理として、表示データD1
を生成する。そしてステップF109でその表示データ
D1を表示データ出力部25dから出力させ、表示部2
4に供給して表示を実行させる。この表示データD1に
よる表示画面は例えば図9(a)のようになり、つまり
エディットメニューが選択中として前面に表示され、そ
の詳細メニュー「EDIT MENU1」「EDIT
MENU2」・・・が表示されるとともに、メニュー種
別を示す「EDIT」「SETUP」の両方が太字で示
される。即ち表示情報生成部25cでは、供給された分
析情報が、裏のセットアップメニューも選択可能な状態
を示していることから、裏の「SETUP」も太字で表
示することで、ユーザーに対して選択可能であることを
表現する。
【0069】一方、動作状態分析処理部25bから「表
エディットメニュー/裏セットアップメニュー動作不
能」という分析結果が供給された場合は、表示情報生成
部25cでは、ステップF106の処理として、表示デ
ータD2を生成し、ステップF109でその表示データ
D2を表示データ出力部25dから出力させ、表示部2
4に供給して表示を実行させる。この表示データD2に
よる表示画面は例えば図9(b)のように、エディット
メニューが選択中として前面に表示されるとともに、メ
ニュー種別を示す「EDIT」が太字で、かつ「SET
UP」は細字で示される。即ち表示情報生成部25cで
は、供給された分析情報が、裏のセットアップメニュー
は選択不能な状態を示していることから、裏の「SET
UP」は細字で表示するように特殊処理を行って表示デ
ータD2を生成し、図9(b)のように表示させること
で、ユーザーに対して選択不能であることを表現する。
又、現在選択不能ではあるが、表示を行うことで、セッ
トアップメニューの機能が存在することをユーザーに提
示するものともなる。
【0070】また、動作状態分析処理部25bから「表
セットアップメニュー/裏エディットメニュー動作可
能」という分析結果が供給された場合は、表示情報生成
部25cではステップF107の処理として、表示デー
タD3を生成する。そしてステップF109でその表示
データD3を表示データ出力部25dから出力させ、表
示部24に供給して表示を実行させる。この表示データ
D3による表示画面は例えば図9(c)のようになり、
つまりセットアップメニューが選択中として前面に表示
され、その詳細メニュー「SETUP MENU1」
「SETUP MENU2」・・・が表示されるととも
に、メニュー種別を示す「EDIT」「SETUP」の
両方が太字で示される。即ち表示情報生成部25cで
は、供給された分析情報が、裏のエディットメニューも
選択可能な状態を示していることから、裏の「EDI
T」も太字で表示することで、ユーザーに対して選択可
能であることを表現する。
【0071】一方、動作状態分析処理部25bから「表
セットアップメニュー/裏エディットメニュー動作不
能」という分析結果が供給された場合は、表示情報生成
部25cでは、ステップF108の処理として、表示デ
ータD4を生成し、ステップF109でその表示データ
D4を表示データ出力部25dから出力させ、表示部2
4に供給して表示を実行させる。この表示データD4に
よる表示画面は例えば図9(d)のように、セットアッ
プニューが選択中として前面に表示されるとともに、メ
ニュー種別を示す「SETUP」が太字で、かつ「ED
IT」は細字で示される。即ち表示情報生成部25cで
は、供給された分析情報が、裏のエディットメニューは
選択不能な状態を示していることから、裏の「EDI
T」は細字で表示するように特殊処理を行って表示デー
タD4を生成し、図9(d)のように表示させること
で、ユーザーに対して選択不能であることを表現する。
又、現在選択不能ではあるが、表示を行うことで、セッ
トアップメニューの機能が存在することをユーザーに提
示するものともなる。
【0072】例えば図9(b)(d)のように動作状態
に応じて表示の一部に、他の部分とは異なるような特殊
処理が行われ、それによってユーザーに情報が提示され
る。即ちこの場合は、図9(b)(d)の表示状態の時
は、メニュー選択キーを押してもメニューは変化しない
ことがユーザーに理解され、逆に図9(a)(c)の表
示状態の時はメニュー選択キーを押すと、現在の表メニ
ューと裏メニューが切り替わることが理解される。そし
て、図8の処理はメニュー表示期間中に常に繰り返し実
行されることになるため、各時点の状況に応じて、表示
上の処理(ステップF105〜F108)が切りかえら
れ、表示状態が変更される。従って、ユーザーは各時点
の動作状態を表示から常に的確に判断できることにな
る。
【0073】以上の例のように本例では、記録再生装置
1の動作状態もしくは提示出力すべき情報の分析情報に
基づいて、表示データの一部分に対して、表示態様が他
の部分と異なるようにする表示効果処理を行なったうえ
で、その表示データを表示手段に供給し、表示出力させ
るようにしているため、ユーザーにとって、表示効果処
理を行った部分の表示画像と、他の表示画像部分とを見
分けやすく、操作機能(存在するメニュー種別)を一目
で把握できる。そしてさらに、アクティブもしくはアク
ティブとさせることが可能なメニューを識別させること
ができる。
【0074】なお、この例では太字と細字というように
画像形態を制御することとしたが、もちろんこれに限ら
ず、一部の画像形態を他の部分と変化させる例は各種考
えられる。例えば「EDIT」「SETUP」のタグ形
状を変化させたり、文字字体や文字に代えるアイコンイ
メージなどを変化させるようにしてもよい。また、表示
部24がカラー表示可能であれば、色を変化させること
も好適である。
【0075】なお上記例では、メニュー画像の階層的・
種別的な表示上において、表示の一部を他の部分とは異
なる特殊処理を行うようにしたが、このような表示に限
らず、各種操作などの表示、或いはより下層のメニュー
での表示の際に、同様の処理を行うことも当然可能であ
る。例えばエディットメニューからさらに各編集操作画
面に進行した際や、或いは再生、録音、停止、早送り、
早戻しなどの動作状況の表示に際しても適用できる。例
えば現在の動作状況から操作可能なキーに対応するイメ
ージ画像と操作不能なキーに対応するイメージ画像を異
なる形態又は色で表示させるものである。具体的には、
再生、録音、停止、早送り、早戻しの各操作のイメージ
画像もしくはアイコンを表示するが、もし再生動作中で
あったら、現在不能である録音操作に対応するイメージ
画像部分のみ、表示態様が異なるようにすることなどで
ある。
【0076】また実施の形態ではミニディスク記録再生
装置を想定して説明したが、本発明はこれに限られるも
のではなく、表示機能を備えた各種の電子機器に採用可
能である。例えばCDプレーヤ、ビデオディスクプレー
ヤ、ビデオデッキ、チューナ、テレビジョン受像機など
のオーディオ・ビジュアル機器はもとより、ゲーム機器
や電子楽器、さらにはエアコン、電子レンジなどの家電
機器などでも適用できる。
【0077】
【発明の効果】以上の説明からわかるように本発明で
は、当該電子機器の動作状態もしくは提示出力すべき情
報の分析情報に基づいて、表示データの一部分に対し
て、表示態様が他の部分と異なるようにする表示効果処
理を行なったうえで、その表示データを表示手段に供給
し、表示出力させるようにしているため、ユーザーにと
って、表示効果処理を行った部分の表示画像と、他の表
示画像部分とを見分けやすくすることができる。これに
よって、1画面内での表示内容の理解を促進することが
できるという効果がある。又、表示効果処理とは、表示
部で表示される画像としての形態又は色彩を変化させる
処理であるとすることや、表示効果処理を加える表示デ
ータの一部分とは、表示部で表示される画像内で階層別
又は種類別に表現される複数の画像部分のうちの一部の
画像部分に相当する表示データであるとすることで、上
記効果を促進し、ユーザーにとってわかりやすい表示を
実現できる。そしてこれらのことによって、1画面内で
複数の階層別又は種類別に表示が行われるような場合で
も、それらの機能状態の区別が理解しやすく、操作ガイ
ドとして好適である。さらにこのことから、1画面内で
複数の階層、種類の画像を同時に表示してもユーザーの
混乱がない。つまり、多数の階層や種類の内容をユーザ
ーにわかりやすい状態で同時表示できるとともに、それ
によって各種階層や種類別の機能等を同時にユーザーに
提示でき、電子機器の機能や操作内容をわかりやすく提
示できるという効果がある。例えば現在アクティブとな
っていない機能の表示や、その機能についての操作可能
か否かなどの情報を提示できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の記録再生装置のブロック
図である。
【図2】ミニディスクシステムのU−TOCセクター0
の説明図である。
【図3】ミニディスクシステムのU−TOCセクター0
のリンク形態の説明図である。
【図4】ミニディスクシステムのU−TOCセクター1
の説明図である。
【図5】ミニディスクシステムのU−TOCセクター2
の説明図である。
【図6】ミニディスクシステムのU−TOCセクター4
の説明図である。
【図7】実施の形態の特殊表示処理部の機能ブロック図
である。
【図8】実施の形態の特殊表示処理のフローチャートで
ある。
【図9】実施の形態の表示例の説明図である。
【符号の説明】
1 記録再生装置、3 光学ヘッド、8 エンコード/
デコード部、11 システムコントローラ、12 メモ
リコントローラ、13 バッファメモリ、14エンコー
ド/デコード部、23 操作部、24 表示部、25
特殊表示処理部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示手段と当該電子機器の動作状態もし
    くは提示出力すべき情報を分析して表示データ生成のた
    めの分析情報を生成する表示分析手段と、 前記表示分析手段で生成された分析情報に基づいて、表
    示データの一部分の表示態様が他の部分と異なるように
    する表示効果処理が行なわれた表示データを生成し、そ
    の表示データを前記表示手段に供給して表示出力させる
    表示効果処理手段と、 を備えたことを特徴とする表示機能付き電子機器。
  2. 【請求項2】 前記表示効果処理は、前記表示部で表示
    される画像としての形態又は色彩を変化させる処理であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の表示機能付き電子
    機器。
  3. 【請求項3】 前記表示データの一部分とは、前記表示
    部で表示される画像内で階層別又は種類別に表現される
    複数の画像部分のうちの一部の画像部分に相当する表示
    データであることを特徴とする請求項1に記載の表示機
    能付き電子機器。
JP11003807A 1999-01-11 1999-01-11 表示機能付き電子機器 Withdrawn JP2000207810A (ja)

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