JPH0757436A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JPH0757436A
JPH0757436A JP21692193A JP21692193A JPH0757436A JP H0757436 A JPH0757436 A JP H0757436A JP 21692193 A JP21692193 A JP 21692193A JP 21692193 A JP21692193 A JP 21692193A JP H0757436 A JPH0757436 A JP H0757436A
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track
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music
recorded
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JP21692193A
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Takeshi Kondo
健 近藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 デバイド処理、コンバイン処理を手軽に実行
できるようにする。 【構成】 トラックデータと、管理情報が記録されてい
るディスクに対するディスク装置において、トラックマ
ーク操作手段(マークオン/マークオフ)を設け、記
録,再生,再生ポーズ中に操作されたら(F101)、制御手
段は、その時点のトラック内の動作位置においてトラッ
クが分割又は連結されるように、管理情報を書き換える
ようにする(F104)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトラック単位のデータの
記録/再生動作を管理する管理情報を備えたディスク状
記録媒体に対して、管理情報を用いて例えば音声データ
等の記録又は再生を行なうことができるディスク装置に
関し、特にディスク状記録媒体の特性を生かして実現さ
れるトラックの分割(ディバイド)、結合(コンバイ
ン)処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ユーザーが音楽データ等を記録すること
のできるデータ書き換え可能なディスクメディアが知ら
れており、このようなディスクメディアでは、既に楽曲
等のデータが記録されているエリアや未記録エリアを管
理するデータ領域(ユーザーTOC,以下U−TOCと
いう)が設けられ、例えば記録、編集、消去等の動作の
終了毎にこの管理データも書き換えられるようになされ
ている。
【0003】そして、例えば或る楽曲の録音を行なおう
とする際には、録音装置はU−TOCからディスク上の
未記録エリアを探し出し、ここに音声データを記録して
いくようになされている。また、再生装置においては再
生すべき楽曲(トラック)が記録されているエリアをU
−TOCから判別し、そのエリアにアクセスして再生動
作を行なう。
【0004】ところで、光磁気ディスク(MOディス
ク)等の記録可能のディスクメディアにおいては、DA
Tやコンパクトカセットテープ等のテープ状記録媒体に
比べてランダムアクセスがきわめて容易であり、従っ
て、ディスク上の内周側から外周側に向かって第1トラ
ックから第nトラックまで順序正しく記録して行く必要
はない。つまり、各楽曲がディスク上では物理的にバラ
バラの位置に記録されていても、第1トラックから第n
トラックまでの各楽曲の記録されているアドレスが管理
されている限り、正しい曲順で再生していくことができ
る。
【0005】さらに、例えば1つのトラック(楽曲)も
必ずしも連続したセグメント(なお、セグメントとは物
理的に連続したデータが記録されている部分のことをい
うこととする)に記録する必要はなく、ディスク上にお
いて離散的に複数のセグメントに分けて記録してしまっ
ても問題ない。
【0006】特に、光磁気ディスクから読み出されたデ
ータを高速レートで一旦バッファRAMに蓄え、バッフ
ァRAMから低速レートで読出を行なって音声再生信号
として復調処理していくシステムでは、セグメント間の
アクセスにより、一時的に光磁気ディスクからのデータ
読出が中断されてしまっても、再生音声がとぎれること
なく出力することができる。
【0007】従って、セグメント内の記録再生動作と高
速アクセス動作(バッファRAMの書込レートと読出レ
ートの差によって生じるデータ蓄積量による再生可能時
間以内に終了するアクセス動作)とを繰り返していけ
ば、1つの楽曲のトラックが複数のセグメントに別れて
物理的に分割されていても楽曲の記録/再生に支障はな
いようにすることができる。
【0008】例えば図17に示すように第1曲目がセグ
メントM1 、第2曲目がセグメントM2 として連続的に
記録されているが、第4曲目、5曲目としてセグメント
4( 1)〜M4(4)、M5(1)〜M5(2)に示すようにディスク
上に分割して記録されることも可能である。(なお、図
17はあくまでも模式的に示したもので、実際には1つ
のセグメントは数〜数100周回トラック分もしくはそ
れ以上にわたることが多い。)
【0009】光磁気ディスクに対して楽曲の記録や消去
が繰り返されたとき、記録する楽曲の演奏時間や消去し
た楽曲の演奏時間の差によりトラック上の空き領域が不
規則に発生してしまうが、このように離散的な記録を実
行することにより、例えば消去した楽曲よりも長い楽曲
を、その消去部分を活用して記録することが可能にな
り、記録/消去の繰り返しにより、データ記録領域の無
駄が生じることは解消される。なお、記録されるのは必
ずしも『楽曲』に限らず、音声信号であれば如何なるも
のも含まれるが、本明細書では内容的に連続する1単位
のデータ(トラック)としては楽曲が記録されると仮定
して説明を行なう。
【0010】もちろんこのようなディスクに対しては、
記録時には複数の未記録領域となるセグメントをアクセ
スしながら録音を継続していき、また再生時には1つの
楽曲が正しく連続して再生されるようにセグメントがア
クセスされていかなければならない。このために必要
な、1つの楽曲内のセグメント(例えばM4(1)
4(4))を連結するためのデータや、未記録領域を示す
データは、上記したように記録動作や消去動作毎に書き
換えられるU−TOC情報として保持されており、記録
/再生装置はこのU−TOC情報を読み込んでヘッドの
アクセスを行なうことにより、適正に記録/再生動作を
なすように制御される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このようにディスク上
での第1〜第nトラック及び未記録領域についてのアド
レス管理、及び各トラックにおけるセグメント連結や未
記録領域の連結の管理を行なうU−TOCが設けられ、
ディスク装置はこれを参照して記録/再生動作を行なう
システムでは、楽曲(トラック)の分割や連結などの編
集がU−TOCを書き換えるのみで容易に実行すること
ができる。例えば第1曲目の途中の位置で分割(ディバ
イド)操作がなされた場合は、そのアドレス地点を第1
曲目のエンドアドレスとし、またその地点からもともと
第1曲目のエンドアドレスであった地点までを新たに発
生される第2曲目のスターアドレス及びエンドアドレス
として管理されるようにU−TOCを書き換えることの
みで、もともとの第1曲目が、その途中の位置において
第1曲目と第2曲目に分割されることになる。また、第
1曲目と第2曲目の境界の位置において連結(コンバイ
ン)操作がなされた場合は、第1曲目のスタートアドレ
スと第2曲目のエンドアドレスを、新たな第1曲目のス
タートアドレス及びエンドアドレスとして管理されるよ
うにU−TOCを書き直せば、もともとの第1曲目と第
2曲目が連結されて新たな第1曲目とされる。
【0012】このような編集を行なうため、従来のディ
スク装置では、再生モード(再生、再生ポーズ、早送
り、早戻し、頭出しなどの動作モード)、記録モード
(記録、記録ポーズなどの動作モード)のほかに、編集
モードの動作機能が付加されている。編集モードとして
の動作処理は図18のようになる。例えば再生モード時
(F900)において編集キーが操作されることにより (F901
→YES)、編集モードでの動作が選択される。編集機能と
してコンバイン、ディバイド、イレーズ(指定したトラ
ック(楽曲)が消去されるようにU−TOCを書き換え
る機能)、タイトル入力(指定したトラック(楽曲)や
ディスクに対応してに曲名、ディスク名などの文字デー
タをU−TOCに書き込む処理)があるとすると、ステ
ップF902,F903,F904,F905 で、いづれの処理が選択(エ
ンター)されたかを判別し、エンター操作に応じてコン
バイン処理(F906),デイバイド処理(F907),イレーズ処
理(F908),タイトル入力処理(F909)が実行される。
【0013】しかしながら、このように編集モードを用
意して各種編集処理(U−TOC編集処理)を実行でき
るようにしても、実際にはユーザーはその機能を使いに
くいという問題がある。特にコンバイン処理,デイバイ
ド処理において使用性が悪い。例えば、トラックナンバ
をインクリメントすることになるディバイド処理では、
実際には録音中や再生中に所望の時点でユーザーが手軽
に実行できることが好ましい。つまり、会議内容を録音
している場合など、発言者が変わった時点でディバイド
処理(トラックマーキング)を行なうようにしておけ
ば、録音終了後にわざわざディバイド編集を行なわなく
とも、再生時には所望の発言をすぐにアクセスさせて再
生できる。同様にラジオ放送を録音している場合も同様
で、曲の終った時点でなどにおいて、即座に手軽にトラ
ックマーキングが施せれば、再生時に便利である。ま
た、再生中などにおいても、再生楽曲等を聞きながらそ
のまま任意の地点を選んでトラックマーキングを施した
り、逆にトラックマーキングオフ(つまりコンバイン処
理)を行なうことができると便利である。ところが、上
記のようにこれらの処理は編集モード内で行なわれるた
め、録音中、再生中などに手軽に行なえないものであっ
た。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点に鑑みて、デバイド処理、コンバイン処理を手軽に実
行できるようにするものである。
【0015】このために、データと、1つのデータ単位
としてのトラック毎にデータの記録又は再生動作の管理
を行なう管理情報が記録されているディスクに対して、
管理情報を用いてデータの記録又は再生を行なうことの
できるディスク装置において、トラックマーク操作手段
と、ディスクの或るトラックに対する記録モード又は再
生モードでの動作中にトラックマーク操作手段が操作さ
れた際には、その時点のトラック内の動作位置において
トラックが分割されるように、管理情報を書き換えるこ
とができる制御手段とを備えるようにする。
【0016】また、同様にデータと管理情報が記録され
ているディスクに対するディスク装置において、トラッ
クマーク操作手段と、ディスクの或るトラックに対する
再生モードでの動作中において、トラック分割位置にあ
るときにトラックマーク操作手段が操作された際には、
そのトラック分割が解消され、時間的に連続する2つの
トラックが1つのトラックとして結合されるように、管
理情報を書き換えることができる制御手段とを備えるよ
うにする。
【0017】さらにこれらのディスク装置はマイクロホ
ン手段又はヘッドホン手段が接続可能とされるととも
に、マイクロホン手段又はヘッドホン手段にトラックマ
ーク操作手段を設け、制御手段はマイクロホン手段又は
ヘッドホン手段におけるトラックマーク操作手段による
操作情報を入力できるようにする。
【0018】また、ディスク装置を有線又は無線による
リモートコマンダー手段による遠隔操作が可能とされる
場合は、このリモートコマンダー手段にトラックマーク
操作手段を設け、制御手段はリモートコマンダー手段に
おけるトラックマーク操作手段による操作情報を入力で
きるようにする。
【0019】
【作用】トラックマーク操作手段を設けて再生モード又
は記録モード内において、つまり、再生中、記録中、一
時停止中などの動作状態においてトラックマークの入力
又は解除ができるようにすることで、ディバイド編集、
コンバイン編集は非常に簡易な操作で分かり易いものと
なり、また、機能としても有用なものとなる。さらに、
マイクロホン、ヘッドホン、リモートコマンダーなどに
トラックマーク操作手段を設けて、ディバイド編集、コ
ンバイン編集を遠隔操作できるようにすれば、録音時、
再生時の処理としてより操作性及び利便性が向上する。
【0020】
【実施例】以下、図1〜図16を用いて本発明のディス
ク装置の実施例として、光磁気ディスクを記録媒体とし
て用いた記録再生装置をあげ、次の順序で説明する。 1.記録再生装置の構成 2.P−TOCセクター 3.U−TOCセクター 4.ディスクのエリア構造 5.ディバイド及びコンバイン編集処理
【0021】<1.記録再生装置の構成>図1(a)〜
(d)は記録再生装置の外観を示す平面図、正面図、右
側面図、及び左側面図である。30は記録再生装置本
体、31は例えば液晶ディスプレイによる表示部であ
り、トラックナンバ、再生時間、記録/再生進行時間、
タイトル文字、動作モード、記録/再生レベルなどの表
示がなされる。32はディスク挿入部であり、カートリ
ッジに収納された光磁気ディスクが挿入され、内部の記
録/再生光学ドライブ系にローディングされる。
【0022】記録再生装置本体30には操作入力部とし
て各種の操作手段が設けられている。例えば本体前面側
には録音スイッチ33、イジェクトキー34、編集スイ
ッチ35が設けられる。本体上面には、再生キー36、
一時停止(ポーズ)キー37、停止キー38、AMSキ
ー39、サーチキー40、曲名入力モードキー41、デ
ィスク名入力モードキー42、日付入力モードキー4
3、テンキー44、エンターキー45が設けられ、さら
に、トラックマークキーとしてマークオンキー46,マ
ークオフキー47が設けられている。テンキー44の各
数字キーにはそれぞれ3個又は2個アルファベット、或
はスペースが対応され、文字入力の際に用いられる。
【0023】本体右側面にはホールドスイッチ48、リ
ピート/シャッフル/プログラム再生などを選択するプ
レイモードキー49、バスブーストスイッチ50、リジ
ュームスイッチ51が設けられ、また本体左側面には、
AGCスイッチ52,マイクアッテネータスイッチ53
が設けれる。さらに、54はボリュームつまみ、55は
録音レベル調整つまみである。
【0024】また、本体側面には各種入出力端子が設け
られる。56はマイク入力端子であり、図4に示すよう
なマイクロホン70が接続される。マイクロホン70の
接続部71は例えば図4のようにステレオプラグ部72
とコネクタ部73により構成され、マイク入力端子56
はこのような接続部71に適合するように形成されてい
る。マイクロホン70には、その筺体上にトラックマー
クキー74が形成されている。なお、マイクロホン70
の接続部71及びマイク入力端子56の形状は、これ以
外にも各種考えられる。
【0025】57はヘッドホン出力端子であり、図5に
示すようなヘッドホン80が接続される。ヘッドホン8
0の接続部81も図5のようにステレオプラグ部82と
コネクタ部83により構成され、従ってヘッドホン出力
端子57はこのような接続部81に適合するように形成
されている。ヘッドホン80には、そのコードの途中に
操作部が形成され、ヘッドホン出力レベルを調整するボ
リュームつまみ84が設けられるとともに、再生キー8
5,停止キー86、早送り/AMSキー87、早戻し/
AMSキー88、及びトラックマークキー89が形成さ
れている。ヘッドホン80の接続部81及びヘッドホン
出力端子57の形状も、このタイプ以外に各種変更可能
である。
【0026】58は入力端子であり、光ケーブルによる
デジタル音声信号の入力端子及びアナログ音声信号のラ
イン入力端子として兼用されている。兼用のための端子
機構の説明は省略する。また、59は出力端子であり、
光ケーブルによるデジタル音声信号の出力端子及びアナ
ログ音声信号のライン出力端子として兼用されている。
【0027】また、記録再生装置本体30には赤外線受
光部60が設けられ、図3に示すような赤外線によりコ
マンド信号を送信するリモートコマンダー90のコマン
ド信号を受信できるようになされている。リモートコマ
ンダー90には、例えば電源キー91,数字キー92、
各種モードキー93、記録/再生操作キー94のほかに
トラックマークキーとしてマークオンキー95,マーク
オフキー96が設けられている。これらのキーが押され
ると、それに対応したコマンド信号が内部のROM又は
RAMから読み出され、赤外線輝度変調されて出力され
ることになる。
【0028】図1の記録再生装置の内部の要部のブロッ
ク図を図2に示す。図2において、1は例えば音声デー
タが記録されている光磁気ディスクを示し、ディスク挿
入部32からローディングされた状態を模式的に示して
いる。この光磁気ディスク1はスピンドルモータ2によ
り回転駆動される。3は光磁気ディスク1に対して記録
/再生時にレーザ光を照射する光学ヘッドであり、記録
時には記録トラックをキュリー温度まで加熱するための
高レベルのレーザ出力をなし、また再生時には磁気カー
効果により反射光からデータを検出するための比較的低
レベルのレーザ出力をなす。
【0029】このため、光学ヘッド3はレーザ出力手段
としてのレーザダイオード、偏向ビームスプリッタや対
物レンズ等からなる光学系、及び反射光を検出するため
のディテクタが搭載されている。対物レンズ3aは2軸
機構4によってディスク半径方向及びディスクに接離す
る方向に変位可能に保持されている。
【0030】また、6は供給されたデータによって変調
された磁界を光磁気ディスクに印加する磁気ヘッドを示
し、光磁気ディスク1を挟んで光学ヘッド3と対向する
位置に配置されている。光学ヘッド3全体及び磁気ヘッ
ド6は、スレッド機構5によりディスク半径方向に移動
可能とされている。
【0031】再生動作によって、光学ヘッド3により光
磁気ディスク1から検出された情報はRFアンプ7に供
給される。RFアンプ7は供給された情報の演算処理に
より、再生RF信号、トラッキングエラー信号、フォー
カスエラー信号、絶対位置情報(光磁気ディスク1にプ
リグルーブ(ウォブリンググルーブ)として記録されて
いる絶対位置情報)、アドレス情報、フォーカスモニタ
信号等を抽出する。そして、抽出された再生RF信号は
エンコーダ/デコーダ部8に供給される。また、トラッ
キングエラー信号、フォーカスエラー信号はサーボ回路
9に供給され、アドレス情報はアドレスデコーダ10に
供給される。さらに絶対位置情報、フォーカスモニタ信
号は例えばマイクロコンピュータによって構成されるシ
ステムコントローラ11に供給される。
【0032】サーボ回路9は供給されたトラッキングエ
ラー信号、フォーカスエラー信号や、システムコントロ
ーラ11からのトラックジャンプ指令、シーク指令、ス
ピンドルモータ2の回転速度検出情報等により各種サー
ボ駆動信号を発生させ、2軸機構4及びスレッド機構5
を制御してフォーカス及びトラッキング制御をなし、ま
たスピンドルモータ2を一定角速度(CAV)又は一定
線速度(CLV)に制御する。
【0033】再生RF信号はエンコーダ/デコーダ部8
でEFM復調、CIRC等のデコード処理された後、メ
モリコントローラ12によって一旦バッファRAM13
に書き込まれる。なお、光学ヘッド3による光磁気ディ
スク1からのデータの読み取り及び光学ヘッド3からバ
ッファRAM13までの系における再生データの転送は
1.41Mbit/secで、しかも間欠的に行なわれる。
【0034】バッファRAM13に書き込まれたデータ
は、再生データの転送が0.3Mbit/sec となるタイミング
で読み出され、エンコーダ/デコーダ部14に供給され
る。そして、音声圧縮処理に対するデコード処理等の再
生信号処理を施されて出力デジタル信号とされる。
【0035】出力デジタル信号は、D/A変換器15に
よってアナログ信号とされ、スイッチ16を介して出力
端子59又はヘッドホン出力端子57に供給される。ま
たはアナログ化されずに直接出力端子59に供給され
る。つまり、ヘッドホン出力端子57にヘッドホン80
が接続されているときは、アナログ化された音声信号が
ヘッドホン80に供給され、また出力端子59にオーデ
ィオコード(例えばピンプラグコード)が接続されてい
る時は、アナログ化された音声信号がそのオーディオコ
ードにより他の機器に供給される。また、出力端子59
にオーディオ用光ケーブルが接続されている時は、デジ
タルデータとして他の機器に音声信号が供給されること
になる。
【0036】ここで、バッファRAM13へのデータの
書込/読出は、メモリコントローラ12によって書込ポ
インタと読出ポインタの制御によりアドレス指定されて
行なわれるが、書込ポインタ(書込アドレス)は上記し
たように1.41Mbit/secのタイミングでインクリメントさ
れ、一方、読出ポインタ(読出アドレス)は0.3Mbit/se
c のタイミングでインクリメントされていくため、この
書込と読出のビットレートの差異により、バッファRA
M13内には或る程度データが蓄積された状態となる。
バッファRAM13内にフル容量のデータが蓄積された
時点で書込ポインタのインクリメントは停止され、光学
ヘッド3による光磁気ディスク1からのデータ読出動作
も停止される。ただし読出ポインタRのインクリメント
は継続して実行されているため、再生音声出力はとぎれ
ないことになる。
【0037】その後、バッファRAM13から読出動作
のみが継続されていき、或る時点でバッファRAM13
内のデータ蓄積量が所定量以下となったとすると、再び
光学ヘッド3によるデータ読出動作及び書込ポインタの
インクリメントが再開され、再びバッファRAM13の
データ蓄積がなされていく。
【0038】このようにバッファRAM13を介して再
生音響信号を出力することにより、例えば外乱等でトラ
ッキングが外れた場合などでも、再生音声出力が中断し
てしまうことはなく、データ蓄積が残っているうちに例
えば正しいトラッキング位置までにアクセスしてデータ
読出を再開することで、再生出力に影響を与えずに動作
を続行できる。即ち、耐震機能を著しく向上させること
ができる。
【0039】図2において、アドレスデコーダ10から
出力されるアドレス情報や制御動作に供されるサブコー
ドデータはエンコーダ/デコーダ部8を介してシステム
コントローラ11に供給され、各種の制御動作に用いら
れる。さらに、記録/再生動作のビットクロックを発生
させるPLL回路のロック検出信号、及び再生データ
(L,Rチャンネル)のフレーム同期信号の欠落状態の
モニタ信号もシステムコントローラ11に供給される。
【0040】また、システムコントローラ11は光学ヘ
ッド3におけるレーザダイオードの動作を制御するレー
ザ制御信号SLPを出力しており、レーザダイオードの出
力をオン/オフ制御するとともに、オン制御時として
は、レーザパワーが比較的低レベルである再生時の出力
と、比較的高レベルである記録時の出力とを切り換える
ことができるようになされている。
【0041】光磁気ディスク1に対して記録動作が実行
される際には、入力端子58に接続されたオーディオコ
ード又はオーディオ用光ケーブルにより、他の機器から
アナログ又はデジタル音声信号が供給される。又はマイ
ク入力端子56にマイクロフォン70が接続されて音声
信号が供給される。
【0042】オーディオ用光ケーブルによりデジタルデ
ータで入力端子58に送られてきた音声信号は直接エン
コーダ/デコーダ部14に供給される。また、オーディ
オコード又はマイクロフォン70により入力されたアナ
ログ音声信号はスイッチ17を介してA/D変換器18
に供給され、デジタルデータとされた後、エンコーダ/
デコーダ部14に供給される。エンコーダ/デコーダ部
14では入力されたデジタル音声信号に対して、音声圧
縮エンコード処理を施す。エンコーダ/デコーダ部14
によって圧縮された記録データはメモリコントローラ1
2によって一旦バッファRAM13に書き込まれ、また
所定タイミングで読み出されてエンコーダ/デコーダ部
8に送られる。そしてエンコーダ/デコーダ部8でCI
RCエンコード、EFM変調等のエンコード処理された
後、磁気ヘッド駆動回路15に供給される。
【0043】磁気ヘッド駆動回路15はエンコード処理
された記録データに応じて、磁気ヘッド6に磁気ヘッド
駆動信号を供給する。つまり、光磁気ディスク1に対し
て磁気ヘッド6によるN又はSの磁界印加を実行させ
る。また、このときシステムコントローラ11は光学ヘ
ッドに対して、記録レベルのレーザ光を出力するように
制御信号を供給する。
【0044】19はユーザー操作に供されるキーが設け
られた操作入力部であり、上述した33〜53のスイッ
チ又はキーがこれに相当する。また、上記したように接
続されるマイクロホン70にはトラックマークキー74
が設けられており、この操作情報は接続部71のコネク
タ部73から得られ、システムコントローラ11はその
操作をマイク入力端子56から検知することができるよ
うになされている。同様にヘッドホン80にも操作キー
85〜89が設けられているが、これらの操作情報は接
続部81のコネクタ部83から得られ、システムコント
ローラ11はその操作をヘッドホン出力端子57から検
知することができるようになされている。
【0045】マイクロホン70及びヘッドホン80に設
けられた操作キーによる操作情報の検出を、ヘッドホン
80の例で説明する。ヘッドホン80の回路構成例を図
6に示す。
【0046】接続部81はステレオプラグ部82とコネ
クタ部83を有しているが、ステレオプラグ部82にお
いては、端子82aはLチャンネルオーディオ信号、端
子82bはRチャンネルオーディオ信号、端子82cは
グランドにそれぞれ用いられる。そして、記録再生装置
のヘッドホン出力端子57に接続されてステレオプラグ
部82に供給されたL,Rのオーディオ信号は、ボリュ
ーム調節つまみ84によって可変される可変抵抗部84
aを介してイヤースピーカ部に供給されて音声として出
力される。
【0047】一方、コネクタ部83においては、端子8
3aは+B電圧、端子83bはデータ用、端子83cは
入力、端子83dはクロック用に用いられる。そして、
端子83aからの+B電圧が、抵抗R1 を介して、再生
キー85の接点85a、停止キー86の接点86a、早
送り/AMSキー87の接点87a、及び早戻し/AM
Sキー88の接点88a、トラックマークキー89の接
点89aに供給されている。
【0048】そして、接点85aの他方の端子は直接入
力用の端子83cに接続され、また接点86aの他方の
端子は抵抗R3 ,R4 を介して入力用の端子83cに接
続され、接点87aの他方の端子は抵抗R4 ,R5 ,R
6 を介して入力用の端子83cに接続され、接点88a
の他方の端子は抵抗R4 ,R6 ,R7 ,R8 を介して入
力用の端子83cに接続され、さらに、接点89aの他
方の端子は抵抗R4 ,R6 ,R8 ,R9 ,R10を介して
入力用の端子83cに接続されている。
【0049】つまり、接点85a、86a、87a、8
8a、89aのいづれがオンとされるかに応じて、各抵
抗R3 〜R10及び抵抗R2 による分圧状態が異なること
になり、入力用の端子83cには、再生キー85、停止
キー86、早送り/AMSキー87、早戻し/AMSキ
ー88、トラックマークキー89のいづれが操作される
かに応じて、異なる電圧値が供給されることになる。
【0050】従って、記録再生装置のシステムコントロ
ーラ11側では、入力用の端子83cにおける電圧値を
検出すれば、ヘッドホン80での各キー85〜89によ
る操作内容を判別することができ、これに応じて再生、
停止等の動作を行なうことができる。マイクロホン70
についても、基本的には同様に、トラックマークキー7
4の操作に応じて抵抗分割による電圧状態が変化するよ
うにすれば、システムコントローラ11によってその操
作を検出できる。
【0051】また、図2に示すように赤外線受光部60
では、リモートコマンダー90からの赤外線コマンド信
号が受信されたら、これを電気信号に変換してコマンド
パルスとしてシステムコントローラ11に供給するよう
にしており、システムコントローラ11がこれに基づい
て各種処理を行なうようにすることにより、リモートコ
マンダー90による遠隔操作を可能としている。
【0052】ところで、ディスク1に対して記録/再生
動作を行なう際には、ディスク1に記録されている管理
情報、即ちP−TOC(プリマスタードTOC)、U−
TOC(ユーザーTOC)を読み出して、システムコン
トローラ11はこれらの管理情報に応じてディスク1上
の記録すべきセグメントのアドレスや、再生すべきセグ
メントのアドレスを判別することとなるが、この管理情
報はバッファRAM13に保持される。このためバッフ
ァRAM13は、上記した記録データ/再生データのバ
ッファエリアと、これら管理情報を保持するエリアが分
割設定されている。
【0053】そして、システムコントローラ11はこれ
らの管理情報を、ディスク1が装填された際に管理情報
の記録されたディスクの最内周側の再生動作を実行させ
ることによって読み出し、バッファRAM13に記憶し
ておき、以後そのディスク1に対する記録/再生動作の
際に参照できるようにしている。
【0054】また、U−TOCはデータの記録や消去に
応じて編集されて書き換えられるものであるが、システ
ムコントローラ11は記録/消去動作のたびにこの編集
処理をバッファRAM13に記憶されたU−TOC情報
に対して行ない、その書換動作に応じて所定のタイミン
グでディスク1のU−TOCエリアについても書き換え
るようにしている。
【0055】<2.P−TOCセクター>ここで、ディ
スク1においてセクターデータ形態で記録される音声デ
ータセクター、及び音声データの記録/再生動作の管理
を行なう管理情報として、まずP−TOCセクターにつ
いて説明する。P−TOC情報としては、ディスクの記
録可能エリア(レコーダブルユーザーエリア)などのエ
リア指定やU−TOCエリアの管理等が行なわれる。な
お、ディスク1が再生専用の光ディスクであるプリマス
タードディスクの場合は、P−TOCによってROM化
されて記録されている楽曲の管理も行なうことができる
ようになされている。
【0056】P−TOCのフォーマットを図7に示す。
図7はP−TOC用とされる領域(例えばディスク最内
周側のROMエリア)において繰り返し記録されるP−
TOC情報の1つのセクター(セクター0)を示してい
る。なお、P−TOCフォーマットはセクター1以降は
オプションとされている。
【0057】P−TOCのセクターのデータ領域(4バ
イト×588 の2352バイト)は、先頭位置にオール0
又はオール1の1バイトデータによって成る同期パター
ンを及びクラスタアドレス及びセクターアドレスを示す
アドレス等が4バイト付加され、以上でヘッダとされて
P−TOCの領域であることが示される。
【0058】また、ヘッダに続いて所定アドレス位置に
『MINI』という文字に対応したアスキーコードによ
る識別IDが付加されている。さらに、続いてディスク
タイプや録音レベル、記録されている最初の楽曲の曲番
(First TNO)、最後の楽曲の曲番(Last TNO) 、リード
アウトスタートアドレスROA 、パワーキャルエリアス
タートアドレスPCA 、U−TOC(後述する図8のU
−TOCセクター0のデータ領域)のスタートアドレス
USTA 、録音可能なエリア(レコーダブルユーザーエ
リア)のスタートアドレスRSTA 等が記録される。
【0059】続いて、記録されている各楽曲等を後述す
る管理テーブル部におけるパーツテーブルに対応させる
テーブルポインタ(P-TNO1 〜P-TNO255) を有する対応テ
ーブル指示データ部が用意されている。
【0060】そして対応テーブル指示データ部に続く領
域には、対応テーブル指示データ部におけるテーブルポ
インタ(P-TNO1 〜P-TNO255) に対応して、(01h) 〜(FF
h) までの255個のパーツテーブルが設けられた管理
テーブル部が用意される(なお本明細書において『h』
を付した数値はいわゆる16進表記のものである)。そ
れぞれのパーツテーブルには、或るセグメントについて
起点となるスタートアドレス、終端となるエンドアドレ
ス、及びそのセグメント(トラック)のモード情報(ト
ラックモード)が記録できるようになされている。
【0061】各パーツテーブルにおけるトラックのモー
ド情報とは、そのセグメントが例えばオーバーライト禁
止やデータ複写禁止に設定されているか否かの情報や、
オーディオ情報か否か、モノラル/ステレオの種別など
が記録されている。
【0062】管理テーブル部における(01h) 〜(FFh) ま
での各パーツテーブルは、対応テーブル指示データ部の
テーブルポインタ (P-TNO1〜P-TNO255) によって、その
セグメントの内容が示される。つまり、第1曲目の楽曲
についてはテーブルポインタP-TNO1として或るパーツテ
ーブル(例えば(01h) 。ただし実際にはテーブルポイン
タには所定の演算処理によりP−TOCセクター0内の
バイトポジションで或るパーツテーブルを示すことがで
きる数値が記されている)が記録されており、この場合
パーツテーブル(01h) のスタートアドレスは第1曲目の
楽曲の記録位置のスタートアドレスとなり、同様にエン
ドアドレスは第1曲目の楽曲が記録された位置のエンド
アドレスとなる。さらに、トラックモード情報はその第
1曲目についての情報となる。
【0063】同様に第2曲目についてはテーブルポイン
タP-TNO2に示されるパーツテーブル(例えば(02h) )
に、その第2曲目の記録位置のスタートアドレス、エン
ドアドレス、及びトラックモード情報が記録されてい
る。以下同様にテーブルポインタはP-TNO255まで用意さ
れているため、P−TOC上では第255曲目まで管理
可能とされている。そして、このようにP−TOCセク
ター0が形成されることにより、例えば再生時におい
て、所定の楽曲をアクセスして再生させることができ
る。
【0064】なお、記録/再生可能な光磁気ディスクの
場合いわゆるプリマスタードの楽曲エリアが存在しない
ため、上記した対応テーブル指示データ部及び管理テー
ブル部は用いられず(これらは続いて説明するU−TO
Cで管理される)、従って各バイトは全て『00h』と
されている。ただし、全ての楽曲がROM形態(ピット
形態)で記録されているプリマスタードタイプのディス
ク、及び楽曲等が記録されるエリアとしてROMエリア
と光磁気エリアの両方を備えたハイブリッドタイプのデ
ィスクについては、そのROMエリア内の楽曲の管理に
上記対応テーブル指示データ部及び管理テーブル部が用
いられる。
【0065】<3.U−TOCセクター>続いてU−T
OCの説明を行なう。図8はU−TOCの1セクター
(セクター0)のフォーマットを示しており、主にユー
ザーが録音を行なった楽曲や新たに楽曲が録音可能な未
記録エリア(フリーエリア)についての管理情報が記録
されているデータ領域とされる。なお、U−TOCもセ
クター1以降はオプションとされる。例えばディスク1
に或る楽曲の録音を行なおうとする際には、システムコ
ントローラ11は、U−TOCからディスク上のフリー
エリアを探し出し、ここに音声データを記録していくこ
とができるようになされている。また、再生時には再生
すべき楽曲が記録されているエリアをU−TOCから判
別し、そのエリアにアクセスして再生動作を行なう。
【0066】図8に示すU−TOCのセクター(セクタ
ー0)には、P−TOCと同様にまずヘッダが設けら
れ、続いて所定アドレス位置に、メーカーコード、モデ
ルコード、最初の楽曲の曲番(First TNO)、最後の楽曲
の曲番(Last TNO)、セクター使用状況、ディスクシリ
アルナンバ、ディスクID等のデータが記録され、さら
に、ユーザーが録音を行なって記録されている楽曲の領
域や未記録領域等を後述する管理テーブル部に対応させ
ることによって識別するため、対応テーブル指示データ
部として各種のテーブルポインタ(P-DFA,P-EMPTY ,P-
FRA ,P-TNO1〜P-TNO255) が記録される領域が用意され
ている。
【0067】そして対応テーブル指示データ部のテーブ
ルポインタ(P-DFA〜P-TNO255) に対応させることになる
管理テーブル部として(01h) 〜(FFh) までの255個の
パーツテーブルが設けられ、それぞれのパーツテーブル
には、上記図7のP−TOCセクター0と同様に或るセ
グメントについて起点となるスタートアドレス、終端と
なるエンドアドレス、そのセグメントのモード情報(ト
ラックモード)が記録されており、さらにこのU−TO
Cセクター0の場合、各パーツテーブルで示されるセグ
メントが他のセグメントへ続いて連結される場合がある
ため、その連結されるセグメントのスタートアドレス及
びエンドアドレスが記録されているパーツテーブルを示
すリンク情報が記録できるようになされている。
【0068】この種の記録再生装置では、上述したよう
に1つの楽曲のデータ物理的に不連続に、即ち複数のセ
グメントにわたって記録されていてもセグメント間でア
クセスしながら再生していくことにより再生動作に支障
はないため、ユーザーが録音する楽曲等については、録
音可能エリアの効率使用等の目的から、複数セグメント
にわけて記録する場合もある。そのため、リンク情報が
設けられ、例えば各パーツテーブルに与えられたナンバ
(01h) 〜(FFh) (実際には所定の演算処理によりU−T
OCセクター0内のバイトポジションとされる数値で示
される)によって、連結すべきパーツテーブルを指定す
ることによってパーツテーブルが連結できるようになさ
れている。(なお、あらかじめピット形態で記録される
楽曲等については通常セグメント分割されることがない
ため、前記図7のようにP−TOCセクター0において
リンク情報はすべて『(00h) 』とされている。)
【0069】つまりU−TOCセクター0における管理
テーブル部においては、1つのパーツテーブルは1つの
セグメントを表現しており、例えば3つのセグメントが
連結されて構成される楽曲についてはリンク情報によっ
て連結される3つのパーツテーブルによって、そのセグ
メント位置の管理はなされる。
【0070】U−TOCセクター0の管理テーブル部に
おける(01h) 〜(FFh) までの各パーツテーブルは、対応
テーブル指示データ部におけるテーブルポインタ(P-DF
A,P-EMPTY ,P-FRA ,P-TNO1〜P-TNO255) によって、
以下のようにそのセグメントの内容が示される。
【0071】テーブルポインタP-DFA は光磁気ディスク
1上の欠陥領域に付いて示しており、傷などによる欠陥
領域となるトラック部分(=セグメント)が示された1
つのパーツテーブル又は複数のパーツテーブル内の先頭
のパーツテーブルを指定している。つまり、欠陥セグメ
ントが存在する場合はテーブルポインタP-DFA において
(01h) 〜(FFh) のいづれかが記録されており、それに相
当するパーツテーブルには、欠陥セグメントがスタート
及びエンドアドレスによって示されている。また、他に
も欠陥セグメントが存在する場合は、そのパーツテーブ
ルにおけるリンク情報として他のパーツテーブルが指定
され、そのパーツテーブルにも欠陥セグメントが示され
ている。そして、さらに他の欠陥セグメントがない場合
はリンク情報は例えば『(00h) 』とされ、以降リンクな
しとされる。
【0072】テーブルポインタP-EMPTY は管理テーブル
部における1又は複数の未使用のパーツテーブルの先頭
のパーツテーブルを示すものであり、未使用のパーツテ
ーブルが存在する場合は、テーブルポインタP-EMPTY と
して、(01h) 〜(FFh) のうちのいづれかが記録される。
未使用のパーツテーブルが複数存在する場合は、テーブ
ルポインタP-EMPTY によって指定されたパーツテーブル
からリンク情報によって順次パーツテーブルが指定され
ていき、全ての未使用のパーツテーブルが管理テーブル
部上で連結される。
【0073】テーブルポインタP-FRA は光磁気ディスク
1上のデータの書込可能なフリーエリア(消去領域を含
む)について示しており、フリーエリアとなるトラック
部分(=セグメント)が示された1又は複数のパーツテ
ーブル内の先頭のパーツテーブルを指定している。つま
り、フリーエリアが存在する場合はテーブルポインタP-
FRA において(01h) 〜(FFh) のいづれかが記録されてお
り、それに相当するパーツテーブルには、フリーエリア
であるセグメントがスタート及びエンドアドレスによっ
て示されている。また、このようなセグメントが複数個
有り、つまりパーツテーブルが複数個有る場合はリンク
情報により、リンク情報が『(00h) 』となるパーツテー
ブルまで順次指定されている。
【0074】図9にパーツテーブルにより、フリーエリ
アとなるセグメントの管理状態を模式的に示す。これは
セグメント(03h)(18h)(1Fh)(2Bh)(E3h) がフリーエリア
とされている時に、この状態が対応テーブル指示データ
P-FRA に引き続きパーツテーブル(03h)(18h)(1Fh)(2Bh)
(E3h) のリンクによって表現されている状態を示してい
る。なお、上記した欠陥領域や、未使用パーツテーブル
の管理形態もこれと同様となる。
【0075】ところで、全く楽曲等の音声データの記録
がなされておらず欠陥もない光磁気ディスクであれば、
テーブルポインタP-FRA によってパーツテーブル(01h)
が指定され、これによってディスクのレコーダブルユー
ザーエリアの全体が未記録領域(フリーエリア)である
ことが示される。そして、この場合残る(02h) 〜(FFh)
のパーツテーブルは使用されていないことになるため、
上記したテーブルポインタP-EMPTY によってパーツテー
ブル(02h) が指定され、また、パーツテーブル(02h) の
リンク情報としてパーツテーブル(03h) が指定され、パ
ーツテーブル(03h) のリンク情報としてパーツテーブル
(04h) が指定され、というようにパーツテーブル(FFh)
まで連結される。この場合パーツテーブル(FFh) のリン
ク情報は以降連結なしを示す『(00h) 』とされる。な
お、このときパーツテーブル(01h) については、スター
トアドレスとしてはレコーダブルユーザーエリアのスタ
ートアドレスが記録され、またエンドアドレスとしては
リードアウトスタートアドレスの直前のアドレスが記録
されることになる。
【0076】テーブルポインタP-TNO1〜P-TNO255は、光
磁気ディスク1にユーザーが記録を行なった楽曲につい
て示しており、例えばテーブルポインタP-TNO1では1曲
目のデータが記録された1又は複数のセグメントのうち
の時間的に先頭となるセグメントが示されたパーツテー
ブルを指定している。
【0077】例えば1曲目とされた楽曲がディスク上で
トラックが分断されずに(つまり1つのセグメントで)
記録されている場合は、その1曲目の記録領域はテーブ
ルポインタP-TNO1で示されるパーツテーブルにおけるス
タート及びエンドアドレスとして記録されている。
【0078】また、例えば2曲目とされた楽曲がディス
ク上で複数のセグメントに離散的に記録されている場合
は、その楽曲の記録位置を示すため各セグメントが時間
的な順序に従って指定される。つまり、テーブルポイン
タP-TNO2に指定されたパーツテーブルから、さらにリン
ク情報によって他のパーツテーブルが順次時間的な順序
に従って指定されて、リンク情報が『(00h) 』となるパ
ーツテーブルまで連結される(上記、図9と同様の形
態)。このように例えば2曲目を構成するデータが記録
された全セグメントが順次指定されて記録されているこ
とにより、このU−TOCセクター0のデータを用い
て、2曲目の再生時や、その2曲目の領域へのオーバラ
イトを行なう際に、光学ヘッド3及び磁気ヘッド6をア
クセスさせ離散的なセグメントから連続的な音楽情報を
取り出したり、記録エリアを効率使用した記録が可能に
なる。
【0079】以上のようにディスク上のエリア管理はP
−TOCによってなされ、またレコーダブルユーザーエ
リアにおいて記録された楽曲やフリーエリア等はU−T
OCにより行なわれる。これらのTOC情報はバッファ
RAM13に読み込まれてシステムコントローラ11が
これを参照できるようになされる
【0080】<4.ディスクのエリア構造>ここで、デ
ィスクのエリア構造を説明する。図10(a)はディス
クのエリア構造をその半径方向に模式的に示したもので
ある。光磁気ディスクの場合、大きくわけて図10
(a)にピットエリアとして示すようにエンボスピット
によりデータが記録されているエリア(プリマスタード
エリア)と、いわゆる光磁気エリアとされてグルーブが
設けられているグルーブエリアに分けられる。
【0081】ここでピットエリアとしては上記したP−
TOCが繰り返し記録されており、上述したようにこの
P−TOCにおいて、U−TOCの位置がU−TOCス
タートアドレスUSTA として示され、また、リードア
ウトスタートアドレスROA、レコーダブルユーザーエ
リアスタートアドレスRSTA 、パワーキャルエリアス
タートアドレスPCA 等、図10(a)に示す各アドレ
ス位置が示されている。
【0082】このディスクの最内周側のピットエリアに
続いてグルーブエリアが形成されるが、このグルーブエ
リア内のうちP−TOC内のリードアウトスタートアド
レスROA として示されるアドレスまでのエリアが、記
録可能なレコーダブルエリアとされ、以降はリードアウ
トエリアとされている。
【0083】さらにこのレコーダブルエリアのうち、実
際にデータが記録されるレコーダブルユーザーエリア
は、レコーダブルユーザーエリアスタートアドレスRS
A から、リードアウトスタートアドレスROA 直前の
位置までとなる。
【0084】そして、グルーブエリア内においてレコー
ダブルユーザーエリアスタートアドレスRSTA より前
となるエリアは、記録再生動作のための管理エリアとさ
れ、上記したU−TOC等が記録され、またパワーキャ
ルエリアスタートアドレスPCA として示される位置か
ら1クラスタ分がレーザーパワーのキャリブレーション
エリアとして設けられる。
【0085】U−TOCはこの記録再生動作のための管
理エリア内においてU−TOCスタートアドレスUST
A に示される位置から3クラスタ(1クラスタ=36セ
クター)連続して記録される。
【0086】そして、実際の音声データは例えば図10
(a)のように、レコーダブルユーザーエリアに記録さ
れる。例えばこの場合、4曲の楽曲M1 〜M4 につい
て、アドレスA20〜A21のセグメントに第1曲目の楽曲
1 が記録され、また第2曲目の楽曲M2 はアドレスA
22〜A23のセグメントに記録された部分M2(1)とアドレ
スA26〜A27のセグメントに記録された部分M2(2)にわ
かれて記録されている。また、第3曲目の楽曲M3 はア
ドレスA24〜A25のセグメントに記録され、第4曲目の
楽曲M4 はアドレスA28〜A29のセグメントに記録され
ている。この状態で、まだ楽曲の記録されていないフリ
ーエリアはアドレスA30〜A31のセグメントとなる。例
えばこのような記録状態はU−TOC内において上述し
たように、テーブルポインタP-TNO1〜P-TNO4、P-FRA 、
及びこれに連結されるパーツテーブルによって管理され
る。この場合の管理状態を図11に示す。なお、図10
(a)におけるレコーダブルユーザーエリアに欠陥は無
いものとすると、テーブルポインタP-DFA は『00h』
とされる。
【0087】テーブルポインタP-FRA は未記録領域(フ
リーエリア)を管理するため、例えばこの場合、テーブ
ルポインタP-FRA に(06h)というパーツテーブルが
示されているとすると、これに対応してパーツテーブル
(06h)には、図10(a)のフリーエリアとなるセ
グメントについての情報が示されている。つまりアドレ
スA30がスタートアドレス、アドレスA31がエンドアド
レスとして示される。なお、この場合他のセグメントと
してのフリーエリアは存在しないため、パーツテーブル
(06h)のリンク情報は『00h』とされる。
【0088】また第1曲目M1 についてはテーブルポイ
ンタP-TNO1に示される(01h)のパーツテーブルにお
いてそのスタートアドレスA20及びエンドアドレスA21
が示される。楽曲M1 は1つのセグメントに記録されて
いるため、パーツテーブル(01h)のリンク情報は
『00h』とされている。
【0089】第2曲目M2 については、テーブルポイン
タP-TNO2に示される(02h)のパーツテーブルにおい
てそのスタートアドレスA22及びエンドアドレスA23
示されている。ただし楽曲M2 は2つのセグメント(M
2(1)とM2(2))に別れて記録されており、アドレスA22
及びアドレスA23は楽曲M2 の前半部分(M2(1))のセ
グメントを示すのみである。そこでパーツテーブル(0
2h)のリンク情報として例えばパーツテーブル(03
h)が示され、パーツテーブル(03h)には後半部分
(M2(2))のセグメントを示すべく、スタートアドレス
26及びエンドアドレスA27が記録されている。以降リ
ンクは不要であるためパーツテーブル(03h)のリン
ク情報は『00h』とされている。
【0090】第3曲目M3 ,第4曲目M4 についてもそ
れぞれテーブルポインタP-TNO3,P-TNO4を起点として得
られるパーツテーブルによってそのセグメント位置が管
理されている。なお、4曲しか録音されていないため、
テーブルポインタP-TNO5〜P-TNO255までは使用されてお
らず『00h』とされている。また、使用していないパ
ーツテーブルを示すテーブルポインタP-EMPTY は、この
場合パーツテーブル(07h)を示しており、パーツテ
ーブル(07h)からパーツテーブル(FFh)までの
全ての未使用のパーツテーブルがリンク情報によってリ
ンクされている。
【0091】<5.ディバイド及びコンバイン編集処理
>このようにU−TOCで各楽曲(トラック)が管理さ
れ、これに基づいて記録/再生動作が行なわれることに
より、U−TOCを書き換えるのみで楽曲の分割(ディ
バイド)、楽曲の連結(コンバイン)が可能となる。
【0092】以下、図10〜図16により本実施例にお
けるディバイト/コンバイン編集のための操作及びその
処理を説明する。上記したように記録再生装置本体30
にはトラックマークキーとしてマークオンキー46,マ
ークオフキー47が設けられ、またリモートコマンダー
90にもマークオンキー95,マークオフキー96が設
けられている。さらに、マイクロホン70にはトラック
マークキー74が設けられており、またヘッドホン80
にもトラックマークキー89が設けられている。トラッ
クマークキー74,89はマークオンキーとマークオフ
キーを兼用した操作キーである。
【0093】これらの操作キーによる操作情報は上述し
たようにシステムコントローラ11に供給されるが、シ
ステムコントローラ11は記録再生装置本体30又はリ
モートコマンダー90におけるマークオンキー46,9
5の操作入力については、図14の処理を行なってディ
バイド処理を行なうことになる。
【0094】図14においてステップF100は、システム
コントローラ11が再生モードにおいて再生動作を制御
している場合、再生ポーズ動作を制御している場合、も
しくは録音モードにおいて録音動作を制御している場合
を示している。なお、録音モード中において録音ポーズ
操作がなされた場合は、自動的にその地点でトラックナ
ンバがインクリメントされる(つまりディバイド処理が
される)ものとし、この場合、もしユーザーがディバイ
ド操作を行なっても、それは不要であるためシステムコ
ントローラ11はその操作情報を無視するようにしてい
る。
【0095】システムコントローラ11が再生、再生ポ
ーズ、もしくは録音処理を行なって記録再生装置が再生
動作、再生ポーズ動作もしくは録音動作を行なっている
際に、ユーザーがマークオンキー46又は95の操作を
行なったとすると、処理はステップF101からF103に進
む。そして、その時の再生又は録音進行地点のアドレス
もしくは再生ポーズを実行している地点のアドレスが曲
の切れ目であるか、つまり既にディバイド地点とされて
いるか否かを判別する。この判別はそのときのアドレス
が各楽曲のスタートアドレス又はエンドアドレスと一致
又はきわめて近いアドレスであるか否かで判別できる。
【0096】そして、ステップF103で否定結果が得られ
たら、即ち或る楽曲の途中の位置であるため、ディバイ
ド処理に入る(F104)。なお、録音中の場合は、通常、デ
ィバイド操作の際の位置が既にディバイドされていたト
ラック変更地点になるということはないため、特にステ
ップF103の処理は必要ない。
【0097】ステップF104のディバイド処理では、バッ
ファRAM13に読み込まれているU−TOCデータを
書き換える処理、及びディバイド動作の表示を行なう。
この際の表示としては、ディバイド実行を示すメッセー
ジの表示や、表示されているトラックナンバの変更、楽
曲進行時間の表示のゼロリセットなどが行なわれる。
【0098】実際のディバイド処理、つまりU−TOC
の書き換えは次のように行なわれる。今、例えば再生動
作により、図10(a)においてTMONとして示す楽曲
3の途中部分の再生がなされている時点で、ユーザー
がマークオンキー46を押したとする。すると、ステッ
プF104のディバイド処理によって、楽曲M3 は図10
(b)に示すように、そのアドレス地点を境界として楽
曲M3 と楽曲M4 に分割されることになる。このとき、
もともと4曲目として記録されていた図10(a)にお
ける楽曲M4 は図10(b)のように第5曲目の楽曲M
5 とされることになる。
【0099】この場合、U−TOCは図11の状態から
図12のように書き換えられる(書き換えられる部分を
斜線で示す)。つまりテーブルポインタP-TNO3が示して
いたパーツテーブル(04h)は、スタートアドレスと
してA24、エンドアドレスとしてA25が記録されていた
が、ディバイド操作時のアドレスがA32であったとする
と、これが新たな楽曲M3 についてのエンドアドレスと
なるため、パーツテーブル(04h)のエンドアドレス
がA25からA32に書き換えられる。また、もともと第4
曲目であった楽曲M4 はディバイド処理によりトラック
ナンバが繰り上り第5曲目となるため、それまでテーブ
ルポインタP-TNO4にかかれていた数値が、テーブルポイ
ンタP-TNO5に書き込まれ、テーブルポインタP-TNO5には
パーツテーブル(05h)が示される。つまり、パーツ
テーブル(05h)にスタートアドレス及びエンドアド
レスとして示されていたA28〜A29のセグメントは新た
に第5曲目M5 として管理される。
【0100】そして、ディバイド処理により発生する新
たな第4曲目については、それまで使用していなかった
パーツテーブル(07h)により表現される。つまり、
パーツテーブル(07h)に、スタートアドレスとして
ディバイド地点のアドレスA32の次のアドレスであるA
33が書き込まれ、エンドアドレスとしてはもともと第3
曲目のエンドアドレストしてパーツテーブル(04h)
にかかれていたA25が書き込まれる。そして、テーブル
ポインタP-TNO4はパーツテーブル(07h)を指定する
ように書き換えられる。
【0101】なお、新たな第4曲目の管理にパーツテー
ブル(07h)が使用されるため、このパーツテーブル
(07h)はテーブルポインタP-EMPTY のリンク構造か
ら外され、テーブルポインタP-EMPTY はパーツテーブル
(08h)を示すように書き換えられる。またパーツテ
ーブル(07h)のリンク情報は『00h』に書き換え
られる。
【0102】以上の書き換えにより、ディバイドが完了
し、その後楽曲M3 はA24〜A32、楽曲M4 はA33〜A
25、楽曲M5 はA28〜A29として管理されることにな
る。つまり本実施例では、再生中、再生ポーズ中、録音
中においてユーザーは所要のタイミングでマークオンキ
ー46又は95を押すのみでディバイド編集を行なうこ
とができる。その後、停止操作がなされたら再生、再生
ポーズ又は録音動作は終了されるが(ステップF102→YE
S )、その際に、その時点でバッファRAM13に保持
されているU−TOCを実際にディスク1のU−TOC
エリアに書き込み(F105)、動作を停止させる(F106)。
【0103】システムコントローラ11に対して記録再
生装置本体30又はリモートコマンダー90におけるマ
ークオフキー47,96の操作入力がなされた場合の処
理については図15のようにコンバイン処理が行なわれ
ることになる。
【0104】図15においてステップF200は、システム
コントローラ11が再生モードにおいて再生動作を制御
している場合、又は再生ポーズ動作を制御している場合
を示している。なお、録音モード中においてはコンバイ
ン動作がなされることはないため、録音モード中はマー
クオフキー47,96の操作入力は無視される。
【0105】システムコントローラ11が再生、又は再
生ポーズ処理を行なって記録再生装置が再生動作又は再
生ポーズ動作を行なっている際に、ユーザーがマークオ
フキー47又は96の操作を行なったとすると、処理は
ステップF201からF203に進む。そして、この場合もその
時の再生進行地点のアドレスもしくは再生ポーズを実行
している地点のアドレスが曲の切れ目であるか、つまり
既にディバイド地点とされているか否かを判別する。
【0106】そして、ステップF203で肯定結果が得られ
たら、即ち或る楽曲(トラック)の切れ目のディバイド
位置であるため、このディバイド状態を解除して楽曲を
連結するコンバイン処理に入る(F204)。
【0107】ステップF204のコンバイン処理では、バッ
ファRAM13に読み込まれているU−TOCデータを
書き換える処理、及びコンバイン動作の表示を行なう。
この際の表示としては、コンバイン実行を示すメッセー
ジの表示や、その後続いて表示されているトラックナン
バの変更、曲が連結されたことによる楽曲進行時間の繰
り上げなどが行なわれる。
【0108】実際のコンバイン処理、つまりU−TOC
の書き換えは次のように行なわれる。例えば上記したよ
うにディバイド処理がなされた図10(b)の状態にお
いて、再生動作により、TMOFF として示す楽曲M2
終了部分(セグメントM2(2)のエンドアドレス近辺)の
再生がなされている時点で、ユーザーがマークオフキー
47を押したとする。すると、ステップF204のコンバイ
ン処理によって、楽曲M2 と楽曲M3 が図10(c)に
示すように連結されることになる。このとき、コンバイ
ン動作前に4曲目、5曲目とされていた図10(b)に
おける楽曲M4,M5 は、第3曲目が第2曲目に連結さ
れて組み込まれることに伴って、図10(c)のように
新たに第3曲目、第4曲目の楽曲M3 ,M4 とされるこ
とになる。
【0109】この場合、U−TOCは図12の状態から
図13のように書き換えられる(書き換えられる部分を
斜線で示す)。つまりテーブルポインタP-TNO3が示して
いたパーツテーブル(04h)は、第3曲目M3 のスタ
ートアドレスとしてA24、エンドアドレスとしてA25
記録されていたが、この第3曲目のセグメントは第2曲
目に組み込まれるため、パーツテーブル(04h)はテ
ーブルポインタP-TNO2を起点とするリンクに組み込まれ
る。つまり楽曲M2 のセグメントM2(2)を表現していた
パーツテーブル(03h)のリンク情報が『04h』と
され、従ってテーブルポインタP-TNO2からパーツテーブ
ル(02h)→(03h)→(04h)というリンク構
造が形成される。これにより、第2曲目と第3曲目は連
結されて新たな1つの楽曲M2 として管理される。
【0110】また、図10(b)で第4曲目であった楽
曲M4 はコンバイン処理によりトラックナンバが繰り下
がり第3曲目となるため、それまでテーブルポインタP-
TNO4にかかれていた数値が、テーブルポインタP-TNO3に
書き込まれ、テーブルポインタP-TNO3にはパーツテーブ
ル(07h)が示される。つまり、パーツテーブル(0
7h)にスタートアドレス及びエンドアドレスとして示
されていたA33〜A25のセグメントは新たに第3曲目M
3 として管理される。
【0111】同様に、図10(b)で第5曲目であった
楽曲M5 はコンバイン処理によりトラックナンバが繰り
下がり第4曲目となるため、それまでテーブルポインタ
P-TNO5にかかれていた数値が、テーブルポインタP-TNO4
に書き込まれ、テーブルポインタP-TNO4にはパーツテー
ブル(05h)が示される。つまり、パーツテーブル
(05h)にスタートアドレス及びエンドアドレスとし
て示されていたA28〜A29のセグメントは新たに第4曲
目M4 として管理される。そして、第5曲目は無くなる
ことになるため、テーブルポインタP-TNO5は『00h』
とされる。
【0112】以上の書き換えにより、コンバインが完了
し、その後楽曲M2 はA22〜A23とA26〜A27とA24
32の3つのセグメント(M2(1),M2(2),M2(3))に
より記録されているとして管理され、また、楽曲M3
33〜A25、楽曲M4 はA28〜A29として管理されるこ
とになる。
【0113】つまり本実施例では、再生中、再生ポーズ
中においてユーザーは所要のタイミングでマークオフキ
ー47又は96を押すのみでコンバイン編集を行なうこ
とができる。その後、停止操作がなされたら再生又は再
生ポーズ動作は終了されるが(ステップF202→YES )、
その際に、その時点でバッファRAM13に保持されて
いるU−TOCを実際にディスク1のU−TOCエリア
に書き込み(F205)、動作を停止させる(F206)。
【0114】ところで、本実施例ではマイクロホン70
及びヘッドホン80にもトラックマークキー74,89
が設けられており、これにより同様にディバイド及びコ
ンバイン編集を行なうことができるが、トラックマーク
キー74,89はマークオンキーとマークオフキーが兼
用されたものになっている。キーを兼用して1つとする
ことにより、マイクロホンやヘッドホン等の一部に設け
る際にさほど配置スペース的な障害は生じず、また使用
時の邪魔にならずに好適となる。
【0115】トラックマークキー74,89による操作
入力については、マークオン/マークオフ操作について
キーが兼用されているため、システムコントローラ11
は図16の処理により、ディバイド/コンバインを実行
することになる。
【0116】図16においてステップF300は、システム
コントローラ11が再生モードにおいて再生動作を制御
している場合、再生ポーズ動作を制御している場合、も
しくは録音モードにおいて録音動作を制御している場合
を示している。
【0117】トラックマークキー74又は89の操作に
ついては、マークオンキーとしてのディバイド操作は再
生又は録音中、もしくは曲頭位置以外での再生ポーズ動
作中に実行され、また曲頭位置において一時停止がなさ
れているときにトラックマークキー74又は89の操作
がなされたら、これはマークオフキーとしてのコンバイ
ン操作と判別する。
【0118】再生ポーズ中に、ユーザーがAMSキー
(本体のAMSキー39、ヘッドホンのAMSキー8
7,88、もしくはリモートコマンダー90のAMSキ
ー)を用いて楽曲の頭出し操作を行なったとすると、処
理はステップF301からF304に進む。そして、頭出し動作
としてのトラックアクセスが実行され、曲頭位置での再
生ポーズ状態となる。この際に再生操作/録音操作がな
されれば、ステップF300に戻り、所要の処理が行なわれ
(F306→F300) 、また停止操作がなされれば停止処理に
入る (F307→F311) 。ところが、このような曲頭位置で
の再生ポーズ状態にあるときに、トラックマークキー7
4又は89の操作がなされたとすると、処理はステップ
F305からF308に進み、コンバイン処理を行なう。つま
り、曲頭位置での再生ポーズ状態にある場合であるの
で、その地点は必ずディバイド地点となっているため、
ユーザーがディバイド処理を必要とすることはない。そ
こで、これはコンバイン操作であると判別し、上述した
ようにコンバイン編集がなされるようにU−TOCを書
き換える。
【0119】また、再生/再生ポーズ/録音状態にある
ときにトラックマークキー74又は89の操作がなされ
た場合は、処理はステップF302からF309に進む。そし
て、その時の再生又は録音進行地点のアドレスもしくは
再生ポーズを実行している地点のアドレスが曲の切れ目
であるか、つまり既にディバイド地点とされているか否
かを判別する。
【0120】そして、ステップF309で否定結果が得られ
たら、即ち或る楽曲の途中の位置であるため、ユーザー
の操作をディバイド操作であると判断して、上述したよ
うにディバイド編集としてのU−TOCの書き換えを行
なうディバイド処理に入る(F310)。
【0121】停止操作がなされたら再生又は再生ポーズ
又は録音動作は終了されるが(ステップF303→YES 又は
F307→YES )、その際に、その時点でバッファRAM1
3に保持されているU−TOCを実際にディスク1のU
−TOCエリアに書き込み(F311)、動作を停止させる(F
312)。
【0122】以上の処理により、マークオン/マークオ
フが兼用されているトラックマークキー74,89によ
ってもディバイド/コンバイン処理が可能となる。
【0123】以上のように本実施例では、再生中、再生
ポーズ中、録音中においてトラックマークキー74,8
9、又はマーキオンキー46,95、又はマークオフキ
ー47,96を押すのみで、所望のディバイド又はコン
バイン編集が行なわれ、わざわざ編集モードに移行させ
てから操作する必要はないため、非常に編集操作性の良
いものとなる。特に録音や再生を行ないながらトラック
マーキングを行なうことで、編集操作だけでなく、その
後の再生時の使用性も大幅に向上される。また、録音、
再生中に所望の地点でトラックを分割/連結するという
操作を実現することにより、ディバイド/コンバイン編
集に対するユーザーの理解も容易に得ることができる。
【0124】また、リモートコマンダー90、ヘッドホ
ン80、マイクロホン70においてディバイド/コンバ
イン操作を実行できることで、必要に応じてより手軽に
編集を行なうことができる。特にマイクロホン70に備
えることで、会議録音の際などに机上に設置したマイク
ロホンを用いて、発言者が変わる毎にトラックマーキン
グを行なっておくことなどの操作を容易に実現できる。
【0125】ところで、本発明のディバイド/コンバイ
ン編集のための操作及びそれに応じた処理としては実施
例以外にも各種変更可能である。例えば記録再生装置本
体30やリモートコマンダー90においてもマークオン
/マークオフを兼用したトラックマークキーを設けるよ
うにしてもよいし、逆にマイクロホン70やヘッドホン
80に、マークオンキー、マークオフキーを別々に設け
てもよい。また、他の接続機器においてトラックマーク
操作手段、マークオン/マークオフ操作手段を設けるよ
うにしてもよい。また有線による操作情報の入力手段は
図6で説明した方式に限定されず、各種変更できること
はいうまでもない。さらに、リモートコマンダーとして
は、電波送信方式のものや有線接続のものを使用しても
よい。
【0126】また、誤ってトラックマークオン/マーク
オフ操作をしてしまう場合を考慮して、例えばマイクロ
ホンやヘッドホンに設けられるトラックマーク操作手段
の操作については録音時のみ有効として処理するように
してもよい。
【0127】なお、実施例ではディスク装置として記録
再生装置をあげたが、本発明は再生専用装置や記録専用
装置でも実現できる。また、いわゆるミニディスクシス
テムとしてのディスク装置に限らず、他の種のディスク
装置でも実現できる。
【0128】
【発明の効果】以上説明したように本発明のディスク装
置は、ディバイド編集/コンバイン編集の操作のための
トラックマーク操作手段を設けるとともに、再生中、再
生一時停止中、記録中において、トラックマーク操作手
段の操作のみで、その際のアドレス位置でディバイド又
はコンバイン編集が行なわれるように構成したため、デ
ィバイド又はコンバイン編集操作は非常に簡単でわかり
やすく、またこのような操作の容易性及び理解のし易さ
により、これらの編集機能による効用も有効に発揮され
ることになる。
【0129】また、ヘッドホン、マイクロホン、リモー
トコマンダーなどにおいてトラックマーク操作手段を設
け、有線又は無線で操作入力を行なうようにすること
で、操作時の利便性はより向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の記録再生装置の平面図、正面
図、右側面図、及び左側面図である。
【図2】実施例の記録再生装置の要部のブロック図であ
る。
【図3】実施例の記録再生装置に用いられるリモートコ
マンダーの平面図である。
【図4】実施例の記録再生装置に用いられるマイクロホ
ンの説明図である。
【図5】実施例の記録再生装置に用いられるヘッドホン
の説明図である。
【図6】実施例の記録再生装置に用いられるヘッドホン
の内部回路図である。
【図7】ディスクにおけるP−TOCセクターの説明図
である。
【図8】ディスクにおけるU−TOCセクターの説明図
である。
【図9】ディスクにおけるU−TOCセクターのリンク
構造の説明図である。
【図10】ディスクのエリア構造及びディバイド/コン
バイン編集の説明図である。
【図11】U−TOCによる管理状態の説明図である。
【図12】ディバイド編集によるU−TOC書換動作の
説明図である。
【図13】コンバイン編集によるU−TOC書換動作の
説明図である。
【図14】実施例のディバイド処理のフローチャートで
ある。
【図15】実施例のコンバイン処理のフローチャートで
ある。
【図16】実施例のディバイド及びコンバイン処理のフ
ローチャートである。
【図17】ディスクの記録形態の説明図である。
【図18】従来のディバイド及びコンバイン操作処理の
フローチャートである。
【符号の説明】
1 ディスク 3 光学ヘッド 8 エンコーダ/デコーダ部 11 システムコントローラ 12 メモリコントローラ 13 バッファRAM 14 エンコーダ/デコーダ部 15 D/A変換器 18 A/D変換器 19 キー入力部 30 記録再生装置本体 31 表示部 46,95 マークオンキー 47,96 マークオフキー 56 マイク入力端子 57 ヘッドホン入力端子 58 入力端子 59 出力端子 60 赤外線受光部 70 マイクロホン 74,89 トラックマークキー 80 ヘッドホン 90 リモートコマンダー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データと、1つのデータ単位としてのト
    ラック毎にデータの記録又は再生動作の管理を行なう管
    理情報が記録されているディスクに対して、前記管理情
    報を用いてデータの記録又は再生を行なうことのできる
    ディスク装置において、 トラックマーク操作手段と、 ディスクの或るトラックに対する記録モード又は再生モ
    ードでの動作中に前記トラックマーク操作手段が操作さ
    れた際には、その時点のトラック内の動作位置において
    トラックが分割されるように、前記管理情報を書き換え
    ることができる制御手段と、 を備えたことを特徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】 データと、1つのデータ単位としてのト
    ラック毎にデータの記録又は再生動作の管理を行なう管
    理情報が記録されているディスクに対して、前記管理情
    報を用いてデータの記録又は再生を行なうことのできる
    ディスク装置において、 トラックマーク操作手段と、 ディスクの或るトラックに対する再生モードでの動作中
    において、トラック分割位置にあるとき前記トラックマ
    ーク操作手段が操作された際には、そのトラック分割が
    解消され、時間的に連続する2つのトラックが1つのト
    ラックとして結合されるように、前記管理情報を書き換
    えることができる制御手段と、 を備えたことを特徴とするディスク装置。
  3. 【請求項3】 マイクロホン手段又はヘッドホン手段が
    接続可能とされるとともに、該マイクロホン手段又はヘ
    ッドホン手段に前記トラックマーク操作手段が設けら
    れ、前記制御手段は前記マイクロホン手段又はヘッドホ
    ン手段における前記トラックマーク操作手段による操作
    情報を入力できるように構成されていることを特徴とす
    る請求項1又は請求項2に記載のディスク装置。
  4. 【請求項4】 有線又は無線によるリモートコマンダー
    手段による遠隔操作が可能とされるとともに、該リモー
    トコマンダー手段に前記トラックマーク操作手段が設け
    られ、前記制御手段は前記リモートコマンダー手段にお
    ける前記トラックマーク操作手段による操作情報を入力
    できるように構成されていることを特徴とする請求項1
    又は請求項2に記載のディスク装置。
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CN94190680A CN1086048C (zh) 1993-08-10 1994-08-10 记录媒体的记录和/或重放装置
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