JPH11110598A - デジタル運行記録装置のセキュリティ保証方法及びそのシステム - Google Patents

デジタル運行記録装置のセキュリティ保証方法及びそのシステム

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JPH11110598A
JPH11110598A JP27298697A JP27298697A JPH11110598A JP H11110598 A JPH11110598 A JP H11110598A JP 27298697 A JP27298697 A JP 27298697A JP 27298697 A JP27298697 A JP 27298697A JP H11110598 A JPH11110598 A JP H11110598A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリカードに記録されたデータが正規の車
載装置により正しく記録されたデータであるかどうかを
判別する。 【解決手段】 車載装置3内の記録制御部43は、運行
データをカード36内の運行記録データエリアに記録
し、カードが装着されて所定の条件が成立したとき、カ
ード内の照合データエリアに運行データの一部のデータ
を照合データとして記録し、データ読出書込部51は、
照合データエリアに記録された照合データを読み出し、
保存装置53は、読み出された照合データを予め保存
し、データ照合部59は、読み出された照合データを保
存装置に保存された保存データと照合し、データ判定部
60は、照合データが保存データに一致した場合に運行
記録データエリアに記録された運行データを正規のデー
タと判定し照合データが保存データに一致しない場合に
運行データを不正データと判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の走行距離、
車両速度等の運行データを収集して記録するデジタル運
行記録装置のセキュリティ保証方法及びそのシステムに
関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両には図7に示すようなデ
ジタル運行記録装置が搭載され、このデジタル運行記録
装置においては、出庫時に車載装置101にメモリカー
ド103を装着し、センサで検知された車両の速度デー
タ、走行時間データ、走行距離データ等の各運行データ
を車載装置101で自動収集し、収集された運行データ
をメモリカード103に記録する。
【0003】そして、帰庫時に車載装置101からメモ
リカード103を脱して、メモリカード103に記憶さ
れた各運行データをリーダ/ライタ105で読み出す。
そして、パーソナルコンピュータ107で読み出した運
行データを解析して、表示部109に解析結果を表示し
たり、あるいは解析結果をプリンタ111にプリントア
ウトしている。これによって、車両の運行管理や安全管
理を行なうことができる。
【0004】この場合、メモリカードには主として速度
データを記録しているが、速度データそのままでは、メ
モリ容量が膨大な量となるため、日々の速度データを圧
縮させて、速度圧縮データを例えば、1週間分だけ記録
させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、メモリ
カードには速度圧縮データを主としたデータが記録され
ているのみであるため、メモリカードに記録されたデー
タが、正規の車載装置により正しく記録されたデータで
あるかどうかを判別できなかった。
【0006】本発明は、メモリカードに記録されたデー
タが正規の車載装置により正しく記録されたデータであ
るかどうかを判別することのできるデジタル運行記録装
置のセキュリティ保証方法及びそのシステムを提供する
ことを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために以下の手段を採用した。請求項1のデジタル
運行記録装置のセキュリティ保証方法の発明は、車両の
運行データを収集するデジタル運行記録装置本体におい
て、前記運行データを記憶媒体内の運行記録データエリ
アに記録し、記憶媒体が装着されて所定の条件が成立し
たとき、前記記憶媒体内の照合データエリアに前記運行
データの一部のデータを照合データとして記録し、前記
記憶媒体に記録された運行データを解析するデータ解析
装置において、前記記憶媒体内の照合データエリアに記
録された照合データを読み出し、読み出された照合デー
タを予め保存装置に保存し、読み出された照合データを
前記保存装置に保存された保存データと照合し、前記照
合データが前記保存データに一致した場合には前記記憶
媒体内の運行記録データエリアに記録された運行データ
を正規のデータと判定し、前記照合データが前記保存デ
ータに一致しない場合に前記運行データを不正データと
判定することで、記憶媒体に記録された運行データが正
規のデジタル運行記録装置本体により正しく記録された
データであるかどうかを判別することができる。
【0008】請求項2の発明は、前記運行データは、前
記車両の速度データであり、前記速度データに対して圧
縮処理を行い、速度圧縮データを出力することで、カー
ドのメモリ容量を少なくすることができる。
【0009】請求項3の発明は 前記照合データが前記
保存データに一致しない場合にエラーメッセージを表示
することで、データ異常を知ることができる。
【0010】請求項4の発明は、前記照合データ及び保
存データのそれぞれのデータは、日付、個人コード、及
び日付及び個人コードに対応した速度圧縮データの内の
一部の速度圧縮データであり、前記データ解析装置にお
いて、前記照合データエリアの日付、個人コード、及び
一部の速度圧縮データを読み出し、読み出された照合デ
ータエリアの日付、個人コードに対応する一部の速度圧
縮データを前記保存装置から読み出し、前記照合データ
エリアの一部の速度圧縮データが前記保存装置の一部の
速度圧縮データと一致するかを判定することで、速度圧
縮データが正しく記録されたかを判別できる。
【0011】請求項5の発明は、前記デジタル運行記録
装置本体において、前記記憶媒体が装着されかつ最初の
運行である場合または前記記憶媒体が装着されてから所
定時間経過したときにカウントし、計数されたカウント
値が所定の更新値になったとき、前記照合データエリア
に記録された照合データを更新することで、より改竄が
しにくくなり、信頼性が向上する。
【0012】請求項6の発明は、車両の運行データを収
集して記憶媒体に記録させるデジタル運行記録装置本体
と、前記記憶媒体に記録された運行データを解析するデ
ータ解析装置とを備え、前記デジタル運行記録装置本体
は、前記運行データを前記記憶媒体内の運行記録データ
エリアに記録し、前記記憶媒体が装着されて所定の条件
が成立したとき、前記記憶媒体内の照合データエリアに
前記運行データの一部のデータを照合データとして記録
する記録制御部を有し、前記データ解析装置は、前記記
憶媒体内の照合データエリアに記録された照合データを
読み出す読出装置と、この読出装置により読み出された
照合データを予め保存した保存装置と、前記読出装置に
より読み出された照合データを前記保存装置に保存され
た保存データと照合するデータ照合部と、前記照合デー
タが前記保存データに一致した場合には前記記憶媒体内
の運行記録データエリアに記録された運行データを正規
のデータと判定し、前記照合データが前記保存データに
一致しない場合に前記運行データを不正データと判定す
るデータ判定部とを備えることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明のデジタル運行記録
装置のセキュリティ保証方法及びそのシステムの実施の
形態を図面を参照して詳細に説明する。図1にデジタル
運行記録装置のセキュリティ保証システムの実施の形態
の構成ブロック図を示す。図1に示すデジタル運行記録
装置のセキュリティ保証システムは、車載センサ1、車
載センサ1からの運行データを収集して記録するデジタ
ル運行記録装置本体を構成する車載装置3、データ解析
装置5を有して構成される。
【0014】車載センサ1は、車両の走行距離を検知す
る走行センサ、車両の車両速度を検知する速度センサ等
であり、検知された走行距離データ、速度データ等を車
載装置3に出力する。
【0015】車載装置3は、車載センサ1で検知された
速度データ、走行距離データ等の各データを自動収集し
てカード36に記録する。車載装置3は、予め記憶され
たデータを読み出し可能なリードオンリーメモリ(RO
M)32、データ読み出し及び書き込み可能なランダム
アクセスメモリ(RAM)33、表示部34、カード3
6との間でデータの入出力を司る入出力部(I/O)3
7、これらの各部を制御する中央処理装置(CPU)等
からなる制御部38を有する。
【0016】カード36は、ICカード等のメモリカー
ドあり、車載装置3に着脱可能に構成されており、出庫
時に車載装置3に装着される。制御部38は、車載セン
サ1から入力される速度データを圧縮処理して速度圧縮
データを作成する圧縮処理部41、記録制御部43を有
する。記録制御部43は、更新カウンタ45、データ更
新部47を有する。
【0017】速度圧縮データの作成方法としては、例え
ば、以下の方法がある。各サンプリング速度値に対して
許容される誤差範囲を算出し、この誤差範囲を横切る直
線は誤差範囲内の速度を表している。このため、その直
線の長さをサンプリング数で表して記憶し、直線の終点
の値をも記憶することで、その直線でカバーされる期間
の速度が定量的に管理できる。これにより、より少ない
データ量で多くの情報を記憶できるから、データを圧縮
して速度圧縮データを作成できる。
【0018】表示部34は、速度圧縮データ等を表示す
る。記録制御部43は、カード36が車載装置3に挿入
されたことを認識した時から所定時間経過時に、カード
36内の照合データエリアに圧縮処理部41からの速度
圧縮データの一部(例えば256バイト)を照合データ
として記録させる。
【0019】図4にカード内部の記憶マップを示す。カ
ード36には管理データエリア、データ、運行記録デー
タエリア、オプションデータエリア、照合データエリア
が設けられる。管理データエリアには、カード36に記
憶された各データのアドレスを示す管理データが格納さ
れる。運行記録データエリアには、1週間分の日々の速
度圧縮データが順番に格納されている。
【0020】照合データエリアには、運行記録時の日付
データ、運転者の個人コード、数分間の速度圧縮デー
タ、照合データを更新するための更新初期値がセットさ
れた更新タイマ、フラグFが格納されている。フラグF
は、カード36が車載装置3に挿入されたとき、”1”
にセットされ、カード36が車載装置3に挿入されない
とき、”0”にセットされる。
【0021】記録制御部43は、更新タイマのディクリ
メントの条件が成立した場合に、カード36から更新タ
イマ値を読み出す。更新カウンタ45は、その更新タイ
マ値を1だけディクリメントする。
【0022】データ更新部47は、ディクリメントされ
た更新タイマ値が零であるかどうかを判定し、更新タイ
マ値が零であれば、運行記録データエリアに記録された
当日の速度圧縮データの内の一部の速度圧縮データを照
合データエリアに記録させ、零になっている更新タイマ
値を、走行距離データの内の下位5ビットのデータ値に
書き換える。
【0023】データ解析装置5は、データ読出書込部5
1、入力部52、保存装置53、表示部54、プリンタ
56、CPUからなる制御部58、データ照合部59、
データ判定部60を有して構成される。データ読出書込
部51は、カード36から照合データや速度圧縮データ
を読み出したり、カード36へのデータの書込処理を行
う。入力部52は、データを入力したり、操作指示を与
える。
【0024】制御部58は、データ読出書込部51で読
み出した照合データをハードディスク等からなる保存装
置53に記憶させる。また、制御部58は、データ読出
書込部51で読み出した日々の速度圧縮データを解析す
る。保存装置53は、日付データ、個人コードデータ及
び数分間の速度圧縮データからなる照合データを記憶す
る。
【0025】表示部54は、制御部58で解析された速
度圧縮データに基づき日々の車両速度を表示し、プリン
タ56は、日々の車両速度をプリントアウトする。
【0026】データ照合部59は、保存装置53を参照
して、データ読出書込部51により読み出された日付デ
ータ、個人コードデータに対応する速度圧縮データを保
存装置53から読み出し、データ読出書込部51により
読み出された数分間の速度圧縮データが保存装置53の
速度圧縮データと一致するかどうかを判定する。
【0027】データ判定部60は、データ読出書込部5
1により読み出された数分間の速度圧縮データが保存装
置3の速度圧縮データと一致した場合には、日々の速度
圧縮データが正規のデータであるとして、カード36の
運行記録データエリアから速度圧縮データを読み出す。
【0028】データ判定部60は、データ読出書込部5
1により読み出された数分間の速度圧縮データが保存装
置3の速度圧縮データと一致しない場合には、速度圧縮
データが不正データとしてエラーメッセージを表示部5
4に表示させる。
【0029】次に、本発明のデジタル運行記録装置のセ
キュリティ保証システムにより実現されるデジタル運行
記録装置のセキュリティ保証方法を説明する。最初に図
2のフローチャートを参照して車載装置2の動作を説明
する。まず、時刻合わせ等の初期化処理を行ない(ステ
ップS101)、カード36が図示しないカード挿入口
に挿入されたかどうかを判定し(ステップS103)、
カード36が挿入された場合には、カード36からフラ
グFを読み出し、初回のフラグFが”1”かどうかを判
定する(ステップS105)。
【0030】初回のフラグFが”1”でなければ、その
フラグFを”1”に設定した後(ステップS107)、
出庫処理を行い(ステップS109)、ステップS11
1の処理に進む。出庫処理では、開始時刻等の初期デー
タをカード36に書き込んだり、データを書き込むべき
カード36でのアドレスを決定する。なお、ステップS
105において、フラグFが”1”であれば、直ちにス
テップS111の処理に進む。
【0031】ステップS111において、車載センサ1
から速度データを収集して、その速度データを圧縮処理
部41で圧縮処理して速度圧縮データを作成し、作成さ
れた速度圧縮データを記録制御部43により、カード3
6の運行記録データエリアに書き込む(ステップS11
3)。
【0032】次に、照合データエリア書込み処理を行う
(ステップS115)。照合データエリア書込み処理
は、記録制御部43により、図3のフローチャートに従
って行われる。まず、更新タイマのディクリメントの条
件が成立しているかどうかを判定する(ステップS20
1)。
【0033】更新タイマのディクリメントの条件が成立
する場合としては、カード36が車載装置3に挿入され
かつ最初の運行である場合、カード36が車載装置3に
挿入されかつ24時間経過した場合等である。
【0034】更新タイマのディクリメントの条件が成立
した場合には、カード36から更新タイマ値を読み出
し、更新カウンタ45がその更新タイマ値を1だけディ
クリメントする(ステップS203)。
【0035】次に、データ更新部47は、更新タイマ値
が零であるかどうかを判定し(ステップS205)、更
新タイマ値が零であれば、運行記録データエリアに記録
された当日の速度圧縮データ(当日データ)の内の最初
の例えば、256バイト程度のデータを照合データエリ
アに記録させる(ステップS207)。例えば、照合デ
ータエリアに、図4に示すように、日付データ、個人コ
ード、数分間の速度圧縮データを記録させる。
【0036】さらに、零になっている更新タイマ値を、
走行距離データの内の下位5ビットのデータ値に書き換
える(ステップS209)。この場合、更新タイマ値を
32日間以内でランダムに更新して照合データの更新を
行ってもよい。
【0037】このため、更新タイマ値が零になる毎に、
照合データが書き換えられる。言い換えれば、更新タイ
マ値が零になるまで、書き換えられず、保存されてい
る。このように、照合データを更新することで、より改
竄がしにくくなり、信頼性が向上する。
【0038】以上の照合データエリア書込み処理を終了
すると、ステップS117において表示処理を行い、そ
の後、ステップS119において時計処理を行う。な
お、ステップS103において、カード36が車載装置
3に挿入されていない場合には、初回のフラグFを”
0”に設定する(ステップS121)。
【0039】以上の車載装置3における処理により、カ
ード36に速度圧縮データ、照合データが記録される。
【0040】次に、データ解析装置5によるデータの解
析処理を図5及び図6を参照して説明する。まず、デー
タ解析装置5の表示部54に、カードリード、フロッピ
ーディスク(FD)リード、及び帳票表示の3つのメニ
ューを表示する(ステップS301)。画面上での各メ
ニューは、例えば、タッチパネル等のメニューボタンを
用いるとよい。
【0041】これら3つのメニューから1つのメニュー
を選択する(ステップS303)。例えば、カードリー
ドのメニューを選択すると、カード36のデータのリー
ドが行われる(ステップS305)。FDリードのメニ
ューを選択すると、FDのデータのリードが行われる
(ステップS307)。帳票表示のメニューを選択する
と、帳票表示処理が行われる(ステップS309)。
【0042】次に、図6のフローチャートを参照してカ
ード36のリード処理を説明する。まず、データ読出書
込部51によりカード36の照合データエリアから日付
データ、個人コードデータ、及び数分間の速度圧縮デー
タを読み出す(ステップS401)。
【0043】制御部58は、保存装置53を参照して、
データ読出書込部51により読み出された日付データ、
個人コードデータに対応する速度圧縮データを保存装置
53から読み出す(ステップS403)。
【0044】そして、データ照合部59は、データ読出
書込部51により読み出された数分間の速度圧縮データ
が保存装置53の速度圧縮データと一致するかどうかを
判定し(ステップS405)、データ判定部60は、デ
ータ読出書込部51により読み出された数分間の速度圧
縮データが保存装置3の速度圧縮データと一致した場合
には、日々の速度圧縮データが正規のデータであるとし
て、カード36の運行記録データエリアから速度圧縮デ
ータを読み出す(ステップS407)。
【0045】一方、データ読出書込部51により読み出
された数分間の速度圧縮データが保存装置3の速度圧縮
データと一致しない場合には、速度圧縮データが不正デ
ータとしてエラーメッセージを表示部54に表示する
(ステップS409)。
【0046】このように実施の形態によれば、速度圧縮
データの一部を照合データとしてカード36に記録し、
該カード36から照合データを読み出してこの照合デー
タを保存されたデータと照合するので、カード36に記
録された速度圧縮データが正規の車載装置3により正し
く記録されたか、速度圧縮データが不正な車載装置3に
より不正に記録されたかを検証することができる。
【0047】また、カード36の照合データと、保存装
置53に保存されている速度圧縮データとが一致してい
る場合には、速度圧縮データがデータ読出書込部51に
より正規に読み出されている、保存装置53に正規に保
存されていることを検証することもできる。
【0048】なお、本発明は、前述した実施の形態に限
定されるものではない。実施の形態では、更新タイマ値
として走行距離の内の下位5ビットを設定したが、例え
ば、更新タイマ値として運行時間等を設定してもよい。
【0049】また、実施の形態では、更新タイマ値を零
以外の値とし、更新タイマ値を1ずつディクリメントし
ていき、零になったときに照合データの更新を行った
が、例えば、カウンタ値を零値とし、カウンタ値を1ず
つインクリメントしていき、カウンタ値が所定の更新値
になったときに照合データの更新を行ってもよい。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、運行データを記憶媒体
内の運行記録データエリアに記録し、記憶媒体が装着さ
れて所定の条件が成立したとき、記憶媒体内の照合デー
タエリアに運行データの一部のデータを照合データとし
て記録し、記憶媒体内の照合データエリアに記録された
照合データを読み出し、読み出された照合データを予め
保存装置に保存し、読み出された照合データを保存装置
に保存された保存データと照合し、照合データが保存デ
ータに一致した場合には記憶媒体内の運行記録データエ
リアに記録された運行データを正規のデータと判定し、
照合データが保存データに一致しない場合に運行データ
を不正データと判定することで、記憶媒体に記録された
運行データが正規のデジタル運行記録装置本体により正
しく記録されたデータであるかどうかを判別することが
できる。
【0051】また、速度データに対して圧縮処理を行
い、速度圧縮データを出力することで、カードのメモリ
容量を少なくすることができる。また、照合データが保
存データに一致しない場合にエラーメッセージを表示す
ることで、データ異常を知ることができる。
【0052】また、照合データエリアの日付、個人コー
ド、及び一部の速度圧縮データを読み出し、読み出され
た照合データエリアの日付、個人コードに対応する一部
の速度圧縮データを保存装置から読み出し、照合データ
エリアの一部の速度圧縮データが保存装置の一部の速度
圧縮データと一致するかを判定することで、速度圧縮デ
ータが正しく記録されたかを判別できる。
【0053】また、記憶媒体が装着されかつ最初の運行
である場合または記憶媒体が装着されてから所定時間経
過したときにカウントし、計数されたカウント値が所定
の更新値になったとき、照合データエリアに記録された
照合データを更新することで、より改竄がしにくくな
り、信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデジタル運行記録装置のセキュリティ
保証システムの実施の形態を示す構成ブロック図であ
る。
【図2】デジタル運行記録装置のセキュリティ保証方法
を示すフローチャートである。
【図3】照合データエリア書込み処理を示すフローチャ
ートである。
【図4】カード内の記憶マップを示す図である。
【図5】データ解析装置の動作を示すフローチャートで
ある。
【図6】データ解析装置におけるカード読出処理を示す
フローチャートである。
【図7】従来のデジタル運行記録装置の一例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 車載センサ 3 車載装置 5 データ解析装置 32 ROM 33 RAM 34,54 表示部 36 カード 37 I/O 38,58 制御部 41 圧縮処理部 43 記録制御部 45 更新カウンタ 47 データ更新部 51 データ読出書込部 52 入力部 53 保存装置 56 プリンタ 59 データ照合部 60 データ判定部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の運行データを収集するデジタル運
    行記録装置本体において、前記運行データを記憶媒体内
    の運行記録データエリアに記録し、記憶媒体が装着され
    て所定の条件が成立したとき、前記記憶媒体内の照合デ
    ータエリアに前記運行データの一部のデータを照合デー
    タとして記録し、 前記記憶媒体に記録された運行データを解析するデータ
    解析装置において、 前記記憶媒体内の照合データエリアに記録された照合デ
    ータを読み出し、 読み出された照合データを予め保存装置に保存し、 読み出された照合データを前記保存装置に保存された保
    存データと照合し、 前記照合データが前記保存データに一致した場合には前
    記記憶媒体内の運行記録データエリアに記録された運行
    データを正規のデータと判定し、前記照合データが前記
    保存データに一致しない場合に前記運行データを不正デ
    ータと判定することを特徴とするデジタル運行記録装置
    のセキュリティ保証方法。
  2. 【請求項2】 前記運行データは、前記車両の速度デー
    タであり、 前記速度データに対して圧縮処理を行い、速度圧縮デー
    タを出力することを特徴とする請求項1記載のデジタル
    運行記録装置のセキュリティ保証方法。
  3. 【請求項3】 前記照合データが前記保存データに一致
    しない場合にエラーメッセージを表示することを特徴と
    する請求項1または請求項2記載のデジタル運行記録装
    置のセキュリティ保証方法。
  4. 【請求項4】 前記照合データ及び保存データのそれぞ
    れのデータは、日付、個人コード、及び日付及び個人コ
    ードに対応した速度圧縮データの内の一部の速度圧縮デ
    ータであり、 前記データ解析装置において、前記照合データエリアの
    日付、個人コード、及び一部の速度圧縮データを読み出
    し、 読み出された照合データエリアの日付、個人コードに対
    応する一部の速度圧縮データを前記保存装置から読み出
    し、前記照合データエリアの一部の速度圧縮データが前
    記保存装置の一部の速度圧縮データと一致するかを判定
    することを特徴とする請求項2または請求項3記載のデ
    ジタル運行記録装置のセキュリティ保証方法。
  5. 【請求項5】 前記デジタル運行記録装置本体におい
    て、前記記憶媒体が装着されかつ最初の運行である場合
    または前記記憶媒体が装着されてから所定時間経過した
    ときにカウントし、 計数されたカウント値が所定の更新値になったとき、前
    記照合データエリアに記録された照合データを更新する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項
    記載のデジタル運行記録装置のセキュリティ保証方法。
  6. 【請求項6】 車両の運行データを収集して記憶媒体に
    記録させるデジタル運行記録装置本体と、 前記記憶媒体に記録された運行データを解析するデータ
    解析装置とを備え、 前記デジタル運行記録装置本体は、前記運行データを前
    記記憶媒体内の運行記録データエリアに記録し、前記記
    憶媒体が装着されて所定の条件が成立したとき、前記記
    憶媒体内の照合データエリアに前記運行データの一部の
    データを照合データとして記録する記録制御部を有し、 前記データ解析装置は、前記記憶媒体内の照合データエ
    リアに記録された照合データを読み出す読出装置と、 この読出装置により読み出された照合データを予め保存
    した保存装置と、 前記読出装置により読み出された照合データを前記保存
    装置に保存された保存データと照合するデータ照合部
    と、 前記照合データが前記保存データに一致した場合には前
    記記憶媒体内の運行記録データエリアに記録された運行
    データを正規のデータと判定し、前記照合データが前記
    保存データに一致しない場合に前記運行データを不正デ
    ータと判定するデータ判定部と、 を備えることを特徴とするデジタル運行記録装置のセキ
    ュリティ保証システム。
  7. 【請求項7】 前記運行データは、前記車両の速度デー
    タであり、 前記速度データに対して圧縮処理を行い、得られた速度
    圧縮データを前記記録制御部に出力する圧縮処理部を備
    えることを特徴とする請求項6記載のデジタル運行記録
    装置のセキュリティ保証システム。
  8. 【請求項8】 前記照合データが前記保存データに一致
    しない場合にエラーメッセージを表示する表示部を備え
    ることを特徴とする請求項6または請求項7記載のデジ
    タル運行記録装置のセキュリティ保証システム。
  9. 【請求項9】 前記照合データ及び保存データのそれぞ
    れのデータは、日付、個人コード、及び日付及び個人コ
    ードに対応した速度圧縮データの内の一部の速度圧縮デ
    ータであり、 前記読出装置は、前記照合データエリアの日付、個人コ
    ード、及び一部の速度圧縮データを読み出し、 前記データ照合部は、前記読出装置により読み出された
    照合データエリアの日付、個人コードに対応する一部の
    速度圧縮データを前記保存装置から読み出し、前記照合
    データエリアの一部の速度圧縮データが前記保存装置の
    一部の速度圧縮データと一致するかを判定することを特
    徴とする請求項7または請求項8記載のデジタル運行記
    録装置のセキュリティ保証システム。
  10. 【請求項10】 前記記録制御部は、前記記憶媒体が装
    着されかつ最初の運行である場合または前記記憶媒体が
    装着されてから所定時間経過したときにカウントする計
    数部と、 この計数部により計数されたカウント値が所定の更新値
    になったとき、前記照合データエリアに記録された照合
    データを更新するデータ更新部と、を備えることを特徴
    とする請求項6乃至請求項9のいずれか1項記載のデジ
    タル運行記録装置のセキュリティ保証システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002056275A1 (fr) * 2001-01-04 2002-07-18 Hitachi, Ltd. Processeur d'informations sur la conduite

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