JPH11110284A - データ転送装置 - Google Patents

データ転送装置

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Publication number
JPH11110284A
JPH11110284A JP27093197A JP27093197A JPH11110284A JP H11110284 A JPH11110284 A JP H11110284A JP 27093197 A JP27093197 A JP 27093197A JP 27093197 A JP27093197 A JP 27093197A JP H11110284 A JPH11110284 A JP H11110284A
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JP
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data
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Application number
JP27093197A
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English (en)
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Hiroshi Tanase
寛 多那瀬
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転送動作中にアドレスポインタの役割が固定
されているため、メモリ間のデータを相互に交換するこ
とができない。本発明は、メモリ間の複数データの相互
交換を可能にすることを目的としている。 【解決手段】 データ転送装置1は、メモリ空間内のア
ドレス値を格納する2つのアドレスポインタレジスタ
5、6を、データ転送時の転送元メモリのアドレスのポ
インタとして選択するか、転送先メモリのアドレスのポ
インタとして選択するかを切り換えることで、1回のデ
ータ転送起動要求に対して、メモリ間の複数データの相
互交換を可能にすることができる。複数回のデータ転送
起動要求を繰り返してデータ転送装置に行う必要のある
従来のデータ転送装置と比べ、データ転送時間が大幅に
短縮され、かつ大量のデータの交換のための一時退避用
の資源を必要としない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロプロセッ
サ等に使用され、データの転送機能を持つ装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、プロセッサに用いられ、プロセ
ッサ外部のバス・マスタとして機能する(ダイレクト・
メモリ・アクセス[以下DMAと略す])データ転送装
置は、プロセッサのプログラム処理動作から独立したデ
ータ転送を行うことができる。
【0003】DMA機能を持ったデータ転送装置には、
メモリ空間内のアドレスを指し示すポインタ(ロケーシ
ョン)として、データの転送元のアドレスを示すソース
・アドレスポインタと、データの転送先のアドレスを示
すディスティネーション・アドレスポインタが準備され
ている。同じアドレスポインタが、転送元(ソース)と
して使用されるか、転送先(ディスティネーション)と
して使用されるかは、動作モードの選択によって切り替
えられることもあるが、データ転送の動作中において
は、その役割は固定されている。また、1回のDMA動
作において連続した複数アドレス間のデータ転送を行う
場合には、転送動作終了後、ソース・アドレスポインタ
とディスティネーション・アドレスポインタをインクリ
メントした後、転送動作を繰り返す。
【0004】しかし、こうした従来のDMA装置では、
動作中でのアドレスポインタの役割が固定されているた
めに、1回のDMA動作でメモリ間のデータを相互に交
換すること(データの入れ替え)を実現することはでき
ない。これは、仮に2つのデータを相互に交換しようと
しても、転送先に指定されたメモリのデータが転送中に
書き潰されてしまうためである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来技
術のデータ転送装置では、転送動作中にアドレスポイン
タの役割が固定されているため、1回のDMA動作でメ
モリ間のデータを相互に交換すること(データの入れ替
え)ができない。本発明は、上記課題を解決するもの
で、1回のDMA動作でメモリ間の複数データの相互交
換(データの入れ替え操作)を可能にすることを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
本発明のデータ転送装置は、第1のアドレスポインタレ
ジスタと、第2のアドレスポインタレジスタと、第1の
動作では前記第1のアドレスポインタレジスタの値によ
って特定されたデータを前記第2のアドレスポインタレ
ジスタの値によって特定された領域へ転送し、第2の動
作では前記第2のアドレスポインタレジスタの値によっ
て特定されたデータを前記第1のアドレスポインタレジ
スタの値によって特定された領域へ転送する第1の制御
手段と、前記第1のアドレスポインタレジスタの値を変
更する第1のアドレス変更手段と、前記第2のアドレス
ポインタレジスタの値を変更する第2のアドレス変更手
段と、前記第1の動作状態の直後及び前記第2の動作状
態の直後それぞれにおいて、前記第1のアドレス変更手
段及び前記第2のアドレス変更手段に与える変更量をそ
れぞれ制御する第2の制御手段とを備え、前記第1の動
作と前記第2の動作とを連続して行う。
【0007】また、この課題を解決するため本発明のデ
ータ転送装置は、第1のアドレスポインタレジスタと、
第2のアドレスポインタレジスタと、第1の動作では前
記第1のアドレスポインタレジスタの値によって特定さ
れたデータを前記第2のアドレスポインタレジスタの値
によって特定された領域へ転送し、第2の動作では前記
第2のアドレスポインタレジスタの値によって特定され
たデータを前記第1のアドレスポインタレジスタの値に
よって特定された領域へ転送する第1の制御手段と、前
記第1のアドレスポインタレジスタの値及び前記第2の
アドレスポインタレジスタの値を変更する第3のアドレ
ス変更手段と、前記第1の動作状態のデータ読み出し動
作の直後と前記第2の動作状態のデータ書き込み動作の
直後とでは前記第1のアドレスポインタレジスタを変更
し、前記第1の動作状態のデータ書き込み動作の直後と
前記第2の動作状態のデータ読み出し動作の直後とでは
前記第2のアドレスポインタレジスタを変更し、それぞ
れの変更において、前記第3のアドレス変更手段に与え
る変更量を制御する第4の制御手段とを備え、前記第1
の動作と前記第2の動作とを連続して行う。
【0008】さらに、この課題を解決するため本発明の
データ転送装置は、第1のアドレスポインタレジスタ
と、第2のアドレスポインタレジスタと、前記第1のア
ドレスポインタレジスタの値によって特定されたデータ
の前記第2のアドレスポインタレジスタの値によって特
定された領域への転送を連続して行う第5の制御手段
と、前記第1のアドレスポインタレジスタの値を変更す
る第1のアドレス変更手段と、前記第2のアドレスポイ
ンタレジスタの値を変更する第2のアドレス変更手段
と、前記第1のアドレス変更手段及び前記第2のアドレ
ス変更手段に与える変更量をそれぞれ制御する第6の制
御手段とを備え、前記第1のアドレス変更手段の変更結
果を前記第2のアドレスポインタレジスタに格納し、前
記第2のアドレス変更手段の変更結果を前記第1のアド
レスポインタレジスタに格納する。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施の形
態におけるデータ転送装置1、及びそれを備えたプロセ
ッサ2と、異なるアドレスで指し示される2つのデータ
格納用メモリ3、4から構成されるシステムを表したブ
ロック図である。
【0010】データ転送装置1は、メモリ空間内のアド
レス値を格納する2つのアドレスポインタレジスタ(以
下アドレスポインタと略す)5、アドレスポインタ6
と、アドレスポインタ5及びアドレスポインタ6に格納
されたアドレス値の更新を制御するアドレスポインタ更
新手段21と、アドレスポインタ5に格納されたアドレ
ス値をインクリメントする演算器7と、アドレスポイン
タ6に格納されたアドレス値をインクリメントする演算
器8と、演算器7及び演算器8の演算動作(インクリメ
ント、デクリメント)を制御する演算器制御手段22
と、データ転送時の転送元メモリのアドレス(以下ソー
スアドレスと略す)をアドレスポインタ5及びアドレス
ポインタ6のいずれかから選択して出力するアドレス出
力手段9と、データ転送時の転送先メモリのアドレス
(以下ディスティネーションアドレスと略す)をアドレ
スポインタ5及びアドレスポインタ6のいずれかから選
択して出力するアドレス出力手段10と、アドレス出力
手段9と10が選択するアドレスポインタの切換を制御
するアドレスポインタ切換手段11と、転送データを1
時的に格納するデータレジスタ12と、メモリ間のデー
タ転送動作に必要な制御信号を生成するデータ転送制御
回路13を有している。
【0011】データ転送装置1とプロセッサ2、及び2
つのメモリ3、4は、アドレス情報を伝達するアドレス
バス14と、データを伝達するデータバス15で接続さ
れている。
【0012】メモリ3とメモリ4は、データ読み出し許
可信号(以下READ信号と略す)16がアクティブになっ
たとき、アドレスバス14のアドレス値で示される空間
に格納されているデータをデータバス15に出力し、デ
ータ書き込み許可信号(以下WRITE信号と略す)17が
アクティブになったとき、データバス15に出力されて
いるデータをアドレスバス14のアドレス値で示される
空間に格納する。
【0013】上記のデータ転送装置1を用いて、メモリ
3とメモリ4に格納された各々3つのデータを相互に交
換しデータの入れ替えを実現する動作を、以下に順を追
って説明する。
【0014】図2の(1)は、データ転送前のメモリ3
とメモリ4の状態を表している。アドレスポインタ5は
メモリ3内のアドレスである100番地を指しており、
アドレスポインタ6はメモリ4内のアドレス200番地
を指している。メモリ3の101番地にはデータAが、
102番地にはデータBが、103番地にはデータCが
格納されており、メモリ4の200番地にはデータX
が、201番地にはデータYが、202番地にはデータ
Zが格納されている。
【0015】データ転送装置1は、外部からのデータ転
送要求信号である起動要求信号18がセットされると、
プロセッサ2に対してバス開放要求信号19を送り、プ
ロセッサ2が占有しているアドレスバス14及びデータ
バス15が開放されるのを待つ。プロセッサ2は、バス
開放要求信号19を受け取ると、アドレスバス14とデ
ータバス15を開放した上で、バス開放承認信号20を
データ転送装置1に返す。データ転送装置1は、バス開
放承認信号20を受け取った時点からデータの転送動作
を開始する。
【0016】図3は、データ転送装置1の、最初のデー
タ入れ替え動作を表したタイミングチャートであり、4
つのサイクルからなる一連の動作でメモリ間のデータを
交換する。メモリ3とメモリ4に格納された各々3つの
データを相互に交換しデータを入れ替えるには、図3に
示した4サイクルからなる一連の転送動作を3回繰り返
す。 [1]サイクル1のデータ転送動作 データ転送装置1がプロセッサ2からバス開放承認信号
20を受け取ると、アドレスポインタ切換手段11は、
アドレス出力手段9が選択するポインタをアドレスポイ
ンタ6に、アドレス出力手段10が選択するポインタを
アドレスポインタ5に設定し、アドレスポインタ6に格
納されたメモリ4のアドレス200番地をソースアドレ
スとしてアドレス出力手段9からアドレスバス14に出
力する。ソースアドレス出力後、データ転送制御回路1
3がREAD信号16をアクティブにし、これを受けてメモ
リ4から200番地のデータXがデータバス15に出力
される。データバスに読み出された200番地のデータ
Xは、データ転送装置1のデータレジスタ12に一旦退
避される。 [2]サイクル2のデータ転送動作 サイクル2では、アドレスポインタ5に設定されたメモ
リ3のアドレス100番地がディスティネーションアド
レスとしてアドレス出力手段10からアドレスバス14
に出力される。続いて、データレジスタ12から退避さ
れていたメモリ4のデータXがデータバス15に出力さ
れ、データ転送制御回路13がWRITE信号17をアクテ
ィブにする。これを受けて、メモリ3の100番地にデ
ータバス15に出力されているデータXが書き込まれ
る。最後にデータ転送制御回路13がWRITE信号を落と
し、演算器7を用いてアドレスポインタ5の値をインク
リメントして、格納されたアドレス値を101番地に変
更する。 [3]サイクル3のデータ転送動作 アドレスポインタ切換手段11が、アドレス出力手段9
が選択するポインタをアドレスポインタ6からアドレス
ポインタ5に、アドレス出力手段10が選択するポイン
タをアドレスポインタ5からアドレスポインタ6に切り
換えた上で、アドレスポインタ5に格納されたメモリ3
のアドレス101番地がソースアドレスとしてアドレス
出力手段9からアドレスバス14に出力される。ソース
アドレス出力後、データ転送制御回路13がREAD信号1
6をアクティブにし、これを受けてメモリ3から101
番地のデータAがデータバス15に出力される。データ
バスに読み出された101番地のデータAは、データ転
送装置1のデータレジスタ12に一旦退避される。 [4]サイクル4のデータ転送動作 続いて、アドレスポインタ6に設定されたメモリ4のア
ドレス200番地がディスティネーションアドレスとし
てアドレス出力手段10からアドレスバス14に出力さ
れ、データレジスタ12から退避されていたメモリ3の
データAがデータバス15に出力される。データ転送制
御回路13がWRITE信号17をアクティブにするのを受
けて、メモリ4の200番地にデータバス15に出力さ
れているデータAが書き込まれる。最後にデータ転送制
御回路13がWRITE信号を落とし、演算器8を用いてア
ドレスポインタ6の値をインクリメントして、格納され
たアドレス値を201番地に変更する。
【0017】既述の[1]から[4]の4サイクルから
なる一連の動作で、メモリ3に格納されていたデータA
と、メモリ4に格納されていたデータXが、相互に交換
され、データの入れ替えが実現する。図2の(2)は、
この時点でのメモリ3、メモリ4の状態を表している。
アドレスポインタ5はメモリ3のアドレス101番地を
指しており、アドレスポインタ6はメモリ4のアドレス
201番地を指している。メモリ3の100番地には交
換されたデータXが格納されており、メモリ4の200
番地には同じく交換されたデータAが格納されている。
【0018】この4サイクルからなる一連のデータ転送
動作を、更に2回繰り返して行うことで、メモリ3とメ
モリ4に格納された各々3つのデータを相互に交換しデ
ータを入れ替えることができる。図2の(3)は、デー
タ転送完了後のメモリ3と4の状態であり、メモリ間の
各々3つのデータが交換された様子が表されている。
【0019】本発明の第1の実施の形態である上記のデ
ータ転送機構を用いることにより、1回のデータ転送の
起動で、メモリ間の複数のデータを相互に交換しデータ
の入れ替えを行うことができる。
【0020】なお、上記の実施の形態において、実際に
アドレスポインタの値をインクリメントするのは、図3
のサイクル2のサイクル4の2回だけであり、両サイク
ルが同時に発生することはない。従って、演算器7と演
算器8のいずれか一方だけを使用し、サイクル毎に演算
器の入力と出力を切り換えることで、本実施の形態の動
作を行うことも可能である。
【0021】また、アドレスポインタ5とアドレスポイ
ンタ6のいずれか一方のインクリメント動作を、演算器
制御手段22で禁止して使用することもできる。例え
ば、アドレスポインタ6のインクリメント動作を禁止し
た上で、このアドレスポインタ6が指し示すアドレス値
(図2の200番地)を、シリアル通信の送受信データ
を格納するバッファ(送信データを1つ送出する毎に、
受信データを1つ格納する送受信データ兼用バッファ)
に設定し、アドレスポインタ5をシリアル送信データが
格納されたメモリ空間のアドレス(図3の100番地)
を指すように設定する。このとき、データ転送装置1の
起動要求信号18をシリアル転送の完了信号に割り付け
ておけば、シリアル転送完了後、200番地の受信デー
タXが100番地に格納され、101番地のデータA
が、次に送信するシリアル送信データとして、200番
地の送受信データ兼用バッファに格納される。この動作
を繰り返すことで、プロセッサ2の制御を関与させるこ
となく、シリアル通信の連続的な送受信動作を実現する
ことができる。
【0022】更に、演算器制御手段22により、演算器
7の演算動作をインクリメント、演算器8の演算動作を
デクリメントに設定すれば、メモリ空間上に配置された
データの列び方を逆向きに変えることも可能である。例
えば、図2で、メモリ空間内のアドレスが小さい順に
A、B、Cと並んでいたデータを、同じくアドレスが小
さい順にC、B、Aと並び替えることができる。
【0023】図4は、本発明の第2の実施の形態におけ
るデータ転送装置401を、第1の実施の形態のデータ
転送装置1と置き換えたシステムを表したブロック図で
ある。
【0024】データ転送装置401は、データ転送時の
転送元メモリのアドレス値を格納するアドレスポインタ
レジスタ(以下ソース・アドレスポインタと略す)40
2と、データ転送時の転送先メモリのアドレス値を格納
するアドレスポインタレジスタ(以下ディスティネーシ
ョン・アドレスポインタと略す)403と、ディスティ
ネーション・アドレスポインタ403に格納されたアド
レス値をインクリメントしてソース・アドレスポインタ
402に格納する演算器404と、転送データを1時的
に格納するデータレジスタ405と、メモリ間のデータ
転送動作に必要な制御信号を生成するデータ転送制御回
路406を有している。
【0025】データ転送装置401とプロセッサ2、及
び2つのメモリ3、4は、アドレスバス14とデータバ
ス15で接続されている。メモリ3とメモリ4は、READ
信号16がアクティブになったとき、アドレスバス14
のアドレス値で示される空間に格納されているデータを
データバス15に出力し、WRITE信号17がアクティブ
になったとき、データバス15に出力されているデータ
をアドレスバス14のアドレス値で示される空間に格納
する。
【0026】上記データ転送装置401を用いること
で、第1の実施の形態と同じデータ転送動作を実現する
ことが可能である。以下、第1の実施の形態に準じて、
メモリ3とメモリ4に格納された各々3つのデータを相
互に交換しデータの入れ替えを実現する動作を、順を追
って説明する。
【0027】図2の(1)は、データ転送前のメモリ
3、メモリ4の状態を表している。ソース・アドレスポ
インタ402はメモリ4内のアドレス200番地を指し
ており、ディスティネーション・アドレスポインタ40
3はメモリ3内のアドレスである100番地を指してい
る。メモリ3の101番地にはデータA、102番地に
はデータB、103番地にはデータCが格納されてお
り、メモリ4の200番地にはデータX、201番地に
はデータY、202番地にはデータZが格納されてい
る。
【0028】データ転送装置401は、外部からのデー
タ転送要求信号である起動要求信号18がセットされる
と、プロセッサ2に対してバス開放要求信号19を送
り、プロセッサ2が占有しているアドレスバス14及び
データバス15が開放されるのを待つ。プロセッサ2
は、バス開放要求信号19を受け取ると、アドレスバス
14とデータバス15を開放した上で、バス開放承認信
号20をデータ転送装置401に返す。データ転送装置
401は、バス開放承認信号20を受け取った時点から
データの転送動作を開始する。
【0029】図5は、データ転送装置401の、最初の
データ入れ替え動作を表したタイミングチャートであ
り、4つのサイクルからなる一連の動作でメモリ間のデ
ータを交換する。メモリ3とメモリ4に格納された各々
3つのデータを相互に交換しデータを入れ替えるには、
図5に示した4サイクルからなる一連の転送動作を3回
繰り返す。 [1]サイクル1のデータ転送動作 データ転送装置401は、プロセッサ2からバス開放承
認信号20を受け取ると、ソース・アドレスポインタ4
02に格納されたメモリ4のアドレス200番地をソー
スアドレスとしてアドレスバス14に出力する。ソース
アドレス出力後、データ転送制御回路406がREAD信号
16をアクティブにし、これを受けてメモリ4から20
0番地のデータXがデータバス15に出力される。デー
タバスに読み出された200番地のデータXは、データ
転送装置401のデータレジスタ405に一旦退避され
る。 [2]サイクル2のデータ転送動作 サイクル2では、ディスティネーション・アドレスポイ
ンタ403に設定されたメモリ3のアドレス100番地
がディスティネーションアドレスとしてアドレスバス1
4に出力される。続いてデータレジスタ405から退避
されていたメモリ4のデータXがデータバス15に出力
され、データ転送制御回路406がWRITE信号17をア
クティブにする。これを受けて、メモリ3の100番地
にデータバス15に出力されているデータXが書き込ま
れる。データ転送制御回路406がWRITE信号を落とし
た後、ソース・アドレスポインタ402に格納されてい
たアドレス値200番地がディスティネーション・アド
レスポインタ403に格納される。同時に変更前のディ
スティネーション・アドレスポインタ403のアドレス
値100番地が、演算器404によってインクリメント
されて101番地となり、ソース・アドレスポインタ4
02に格納される。 [3]サイクル3のデータ転送動作 次いで、ソース・アドレスポインタ402に格納された
メモリ3のアドレス101番地が、ソースアドレスとし
てアドレスバス14に出力される。ソースアドレス出力
後、データ転送制御回路406がREAD信号16をアクテ
ィブにし、これを受けてメモリ3から101番地のデー
タAがデータバス15に出力される。データバスに読み
出された101番地のデータAは、データ転送装置40
1のデータレジスタ405に一旦退避される。 [4]サイクル4のデータ転送動作 ディスティネーション・アドレスポインタ403に設定
されたメモリ4のアドレス200番地がディスティネー
ションアドレスとしてアドレスバス14に出力され、デ
ータレジスタ405に退避されていたメモリ3のデータ
Aがデータバス15に出力される。データ転送制御回路
406がWRITE信号17をアクティブにするのを受け
て、メモリ4の200番地に、データバス15に出力さ
れているデータAが書き込まれる。データ転送制御回路
406がWRITE信号を落とした後、ソース・アドレスポ
インタ402に格納されていたアドレス値101番地が
ディスティネーション・アドレスポインタ403に格納
される。同時に変更前のディスティネーション・アドレ
スポインタ403のアドレス値200番地が、演算器4
04によってインクリメントされて201番地となり、
ソース・アドレスポインタ402に格納される。
【0030】既述の[1]から[4]の4サイクルから
なる一連の動作で、メモリ3に格納されていたデータA
と、メモリ4に格納されていたデータXが、相互に交換
され、データの入れ替えが実現する。図2の(2)は、
この時点でのメモリ3、メモリ4の状態を表している。
ソース・アドレスポインタ402はメモリ3のアドレス
101番地を指しており、ディスティネーション・アド
レスポインタ403はメモリ4のアドレス201番地を
指している。メモリ3の100番地には交換されたデー
タXが格納されており、メモリ4の200番地には同じ
く交換されたデータAが格納されている。
【0031】この4サイクルからなる一連のデータ転送
動作を、更に2回繰り返して行うことで、メモリ3とメ
モリ4に格納された各々3つのデータを相互に交換しデ
ータを入れ替えることができる。図2の(3)は、デー
タ転送完了後のメモリ3、4の状態であり、メモリ間の
各々3つのデータが交換された様子が表されている。
【0032】本発明の第2の実施の形態である上記のデ
ータ転送機構を用いることでも、第1の実施の形態と同
様に、1回のデータ転送の起動でメモリ間の複数のデー
タを相互に交換しデータの入れ替えを行うことができ
る。
【0033】
【発明の効果】以上の実施の形態から明らかなように、
本発明によれば、データの転送元のアドレスを示すソー
ス・アドレスポインタとしての役割と、データの転送先
のアドレスを示すディスティネーション・アドレスポイ
ンタとしての役割を交換することで、1回のデータ転送
起動要求に対して、メモリ間の複数データの相互交換
(データの入れ替え操作)を可能にすることができる。
【0034】これにより、プロセッサのプログラム動作
を利用したデータの交換や、複数回のデータ転送起動要
求を繰り返しデータ転送装置に行う必要のある従来のデ
ータ転送装置と比べ、データ転送時間の短縮に大きな効
果がある。また、大量のデータの交換であったとして
も、1つのデータ退避用レジスタを用いることで転送動
作を実現することができることから、回路規模の点から
も効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるデータ転送
装置を用いたシステムの構成を表すブロック図
【図2】本発明におけるデータ転送装置の、データ転送
前後でのメモリの状態を表す図
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるデータ転送
装置のデータ入れ替え動作を表したタイミングチャート
【図4】本発明の第2の実施の形態におけるデータ転送
装置を用いたシステムの構成を表すブロック図
【図5】本発明の第2の実施の形態におけるデータ転送
装置のデータ入れ替え動作を表したタイミングチャート
【符号の説明】
1 データ転送装置 2 プロセッサ 3、4 メモリ 5、6 アドレスポインタレジスタ 7、8 演算器 9、10 アドレス出力手段 11 アドレスポインタ切換手段 12 データレジスタ 13 データ転送制御回路 14 アドレスバス 15 データバス 16 データ読み出し許可信号 17 データ書き込み許可信号 18 起動要求信号 19 バス開放要求信号 20 バス開放承認信号 21 アドレスポインタ更新手段 22 演算器制御手段 401 データ転送装置 402 アドレスポインタレジスタ(ソース・アドレス
ポインタ) 403 アドレスポインタレジスタ(ディスティネーシ
ョン・アドレスポインタ) 404 演算器 405 データレジスタ 406 データ転送制御回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のアドレスポインタレジスタと、第
    2のアドレスポインタレジスタと、第1の動作では前記
    第1のアドレスポインタレジスタの値によって特定され
    たデータを前記第2のアドレスポインタレジスタの値に
    よって特定された領域へ転送し、第2の動作では前記第
    2のアドレスポインタレジスタの値によって特定された
    データを前記第1のアドレスポインタレジスタの値によ
    って特定された領域へ転送する第1の制御手段と、前記
    第1のアドレスポインタレジスタの値を変更する第1の
    アドレス変更手段と、前記第2のアドレスポインタレジ
    スタの値を変更する第2のアドレス変更手段と、前記第
    1の動作状態の直後及び前記第2の動作状態の直後それ
    ぞれにおいて、前記第1のアドレス変更手段及び前記第
    2のアドレス変更手段に与える変更量をそれぞれ制御す
    る第2の制御手段とを備え、前記第1の動作と前記第2
    の動作とを連続して行うことを特徴とするデータ転送装
    置。
  2. 【請求項2】 前記データ転送装置はさらに、前記第1
    のアドレス変更手段の変更結果を前記第1のアドレスポ
    インタレジスタに格納するか否かと、前記第2のアドレ
    ス変更手段の変更結果を前記第2のアドレスポインタレ
    ジスタに格納するか否かとを制御する第3の制御手段を
    備えた請求項1記載のデータ転送装置。
  3. 【請求項3】 第1のアドレスポインタレジスタと、第
    2のアドレスポインタレジスタと、第1の動作では前記
    第1のアドレスポインタレジスタの値によって特定され
    たデータを前記第2のアドレスポインタレジスタの値に
    よって特定された領域へ転送し、第2の動作では前記第
    2のアドレスポインタレジスタの値によって特定された
    データを前記第1のアドレスポインタレジスタの値によ
    って特定された領域へ転送する第1の制御手段と、前記
    第1のアドレスポインタレジスタの値及び前記第2のア
    ドレスポインタレジスタの値を変更する第3のアドレス
    変更手段と、前記第1の動作状態のデータ読み出し動作
    の直後と前記第2の動作状態のデータ書き込み動作の直
    後とでは前記第1のアドレスポインタレジスタを変更
    し、前記第1の動作状態のデータ書き込み動作の直後と
    前記第2の動作状態のデータ読み出し動作の直後とでは
    前記第2のアドレスポインタレジスタを変更し、それぞ
    れの変更において、前記第3のアドレス変更手段に与え
    る変更量を制御する第4の制御手段とを備え、前記第1
    の動作と前記第2の動作とを連続して行うことを特徴と
    するデータ転送装置。
  4. 【請求項4】 前記データ転送装置はさらに、前記第1
    のアドレス変更手段の変更結果を前記第1のアドレスポ
    インタレジスタに格納するか否かと、前記第2のアドレ
    ス変更手段の変更結果を前記第2のアドレスポインタレ
    ジスタに格納するか否かとを制御する第3の制御手段を
    備えた請求項3記載のデータ転送装置。
  5. 【請求項5】 第1のアドレスポインタレジスタと、第
    2のアドレスポインタレジスタと、前記第1のアドレス
    ポインタレジスタの値によって特定されたデータの前記
    第2のアドレスポインタレジスタの値によって特定され
    た領域への転送を連続して行う第5の制御手段と、前記
    第1のアドレスポインタレジスタの値を変更する第1の
    アドレス変更手段と、前記第2のアドレスポインタレジ
    スタの値を変更する第2のアドレス変更手段と、前記第
    1のアドレス変更手段及び前記第2のアドレス変更手段
    に与える変更量をそれぞれ制御する第6の制御手段とを
    備え、前記第1のアドレス変更手段の変更結果を前記第
    2のアドレスポインタレジスタに格納し、前記第2のア
    ドレス変更手段の変更結果を前記第1のアドレスポイン
    タレジスタに格納することを特徴とするデータ転送装
    置。
JP27093197A 1997-10-03 1997-10-03 データ転送装置 Pending JPH11110284A (ja)

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