JPH11109502A - 写真用雲台 - Google Patents

写真用雲台

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JPH11109502A
JPH11109502A JP26701397A JP26701397A JPH11109502A JP H11109502 A JPH11109502 A JP H11109502A JP 26701397 A JP26701397 A JP 26701397A JP 26701397 A JP26701397 A JP 26701397A JP H11109502 A JPH11109502 A JP H11109502A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 縦横サイズ撮影用にカメラ向きを変更しても
カメラレンズのセンタがずれない写真用雲台を提供す
る。 【解決手段】 縦サイズ撮影用のカメラ向きでカメラレ
ンズが被写体と反対方向に向いた状態のカメラ固定ネジ
8″のセンタBと、横サイズ撮影用のカメラ向きにおけ
るカメラ固定ネジ8のセンタCとを結ぶ線分の中点Dよ
り引いた垂線と、カメラ台回転軸14,14´のセンタ
ラインとの交点を傾斜軸2の軸心とする。また、カメラ
固定軸12aをティルト固定軸10に嵌合し、カメラ固
定動作、及び縦サイズ撮影時のティルト動作を同一軸で
行うように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ台に取り付
けられた、縦横サイズの異なるフィルム使用の小型カメ
ラの向きを縦横に変えて撮影する場合、カメラのレンズ
位置が移動しない写真用雲台に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、2ウェイまたは3ウェイ(小型カ
メラのティルト方向X、スイング方向Y、傾斜方向Zの
角度調整が可能なもの)の雲台に取り付けたカメラの向
きを横から縦に変える場合は図7に示すように行う。す
なわち、図7(a)に示す横サイズ撮影用の向きを、図
7(b)に示す縦サイズ撮影用の向きに変更する時、雲
台のカメラ台1の傾き用パン棒3の固定ネジ4を解除
し、傾斜軸2の回り(傾斜方向Z)にカメラ台1を90
度倒し、小型カメラの向きを縦サイズ撮影用にして傾き
用パン棒3をネジ締めしてカメラ台1の向きを変更して
いた。なお、一般の小型カメラでは、カメラの三脚固定
ネジの真上近くにレンズが装備されている。
【0003】従って、レンズ光軸との交差軸でティルト
煽りが実施できることが望ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、横
サイズの撮影時は三脚台5の真上に小型カメラがあって
安定しているが、縦サイズ撮影のためにカメラの向きを
変更すると、カメラの光軸は三脚台5のセンタ上から横
に外れる。このとき、カメラは安定を失い、望遠レンズ
等重量の大きいレンズを装着している場合には、三脚倒
れの危険がありカメラ振れが生じやすいという問題があ
る。また、ポートレート撮影や複写・接写等の近接撮影
では、カメラレンズ6の光軸の横ずれに対しては三脚全
体を移動して横ずれを直す必要がある。さらに、上下方
向のずれに対しては、三脚の高さも調節する必要があ
る。図7(a)から図7(b)への向き変更により上下
及び左右方向にずれが生じている。
【0005】本発明の目的は、このような問題点を改善
し、縦横サイズ撮影用にカメラの向きを変更してもカメ
ラの光軸がずれない写真用雲台を提供することにある。
より具体的には、縦サイズ撮影用に設定したカメラ台
(ティルト操作手段及びカメラ台L部を含む)をスイン
グ方向Xに180度回転し、さらにカメラ台を傾斜方向
Zに90度倒し、カメラの向きを縦横変更しても、カメ
ラレンズのセンタが左右及び上下に移動しない写真用雲
台を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、カメラ台上に取り付けられるカメラのテ
ィルト方向、スイング方向、傾斜方向の各方向の角度調
整が可能な写真用雲台において、断面略L字状であっ
て、スイング方向の角度調整を行うためのスイング軸が
回動可能に取り付けられ、傾斜方向の角度調整を行うた
めの傾斜軸が前記スイング軸と垂直方向に回動可能に取
り付けられたスイング台と、前記傾斜軸に同軸に設けら
れ、傾斜方向に回動するカメラ台連結部と、前記傾斜軸
と直交するように前記カメラ台連結部に固定されたカメ
ラ台回転軸と、前記カメラが取り付けられ、前記カメラ
台回転軸に軸支されてカメラ台回転軸まわりに回動する
ことで横サイズ撮影用のカメラ向きにおいてティルト方
向の角度調整が可能な断面略L字状のカメラ台とを有す
ることを特徴とする。
【0007】また、前記カメラ台には、第1及び第2の
軸が同軸に取り付けられており、前記カメラを取り付け
るためのカメラ固定板が設けられ、前記第1の軸は、前
記カメラ台を貫通して前記カメラ固定板に固定され、前
記第2の軸は、前記第1の軸及びカメラ固定板を貫通
し、前記第1の軸には、前記カメラ固定板を回動又は前
記カメラ台に固定する手段が設けられ、前記第2の軸に
は、前記カメラを前記カメラ固定板に固定する手段が設
けられ、前記カメラ固定板に前記カメラが固定された状
態で前記カメラ固定板を回動自在としたことを特徴とす
る。
【0008】さらに、前記スイング軸上にカメラレンズ
のセンタが合致している縦サイズ撮影用のカメラ向きか
ら、前記カメラ台回転軸の軸まわりに前記カメラ台を回
動して、カメラレンズを被写体と反対方向に向かせた状
態における前記第2の軸の前記カメラ固定板上の軸心
と、前記状態から前記傾斜軸の軸まわりに前記カメラ台
連結部を回動し、横サイズ撮影用のカメラ向きでカメラ
レンズが被写体方向に向いた状態における前記第2の軸
の前記カメラ固定板上の軸心とを結ぶ線分の中点より引
いた垂線と、前記カメラ台回転軸のセンタラインとの交
点が前記傾斜軸の軸心となるように構成されたことを特
徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0010】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施の形態である写真雲台を示す斜視図である。本実
施形態の写真用雲台は、図示していない三脚に本写真用
雲台を取り付けるための三脚取付ネジを底面に有し、上
面にスイング軸21が突出形成された連結部材23と、
全体が断面L字状をなし、水平板部が前記スイング軸2
1に回動可能に取り付けられ、スイング方向Yの角度を
調整するためのスイング台19と、このスイング台19
の直立部の先端R状折曲部に回動可能に取り付けられた
傾斜軸2と、この傾斜軸2に固定され、傾斜方向Zの角
度を調整するためのアーム(カメラ台連結部15)と、
このカメラ台連結部15の先端側にカメラ台回転軸14
を介して回動可能に取り付けられた直立部1´と、これ
に連結された水平板部とで全体がL字状に形成され、テ
ィルト方向Xの角度を調整するためのカメラ台1とを有
して構成される。
【0011】前記カメラ台1は、直立部1´にて略直角
に曲がって略L字状に形成され、側面に設けたカメラ台
締めノブ20によってカメラ台回転軸14の軸まわりの
角度調整(横サイズ撮影時のティルト方向Xの角度調
整)が行えるように構成されている。前記カメラ台回転
軸14は、先端側にネジ部を有し直立部1´近傍を貫通
してカメラ台連結部15側にネジ止めされている。ま
た、カメラ固定つまみ12の先端側にはカメラ固定ネジ
8が設けられ、前記カメラ固定つまみ12の軸(カメラ
固定軸12a=第2の軸)は、縦サイズ撮影時のティル
ト方向Xの角度調整軸であるティルト固定軸10(=第
1の軸)のセンタを貫通して回動可能に取り付けられて
おり、さらにカメラ固定板9も貫通しその表面から先端
部(カメラ固定ネジ8)が突出している。前記ティルト
固定軸10は、カメラ台軸受11及びカメラ台1を貫通
してカメラ固定板9に固着されている。また、カメラ固
定つまみ12側のティルト固定軸10後端はネジ切りさ
れ、このねじ切りされた部分にティルト固定つまみ13
がネジ締め可能に取り付けられている。なお、カメラ固
定板9においては、カメラ7との接触側にコルク材が接
着されており、このカメラ固定板9は、ティルト固定つ
まみ13のネジ締めによってカメラ台1に固定されるよ
うに構成されている。すなわち、同一軸(ティルト固定
軸10)で2動作(カメラ固定つまみ12によるカメラ
固定動作、及びティルト固定つまみ13による縦サイズ
撮影時のティルト動作)を行う1軸2動作機構としてい
る。なお、縦サイズ撮影時においては、前記1軸2動作
機構を装備したカメラ台下部の直立部1´は、カメラ台
連結部15に固定されたカメラ台回転軸14の軸まわり
に360度旋回できる。また、縦サイズ撮影時、カメラ
台1が左あるいは右に180度旋回停止した場合、傾斜
軸2の軸心Pよりカメラ固定ネジ8までの距離が同一寸
法となるように設定し、カメラ台連結部15に対しカメ
ラ台回転軸14をネジ止めしている。
【0012】前記スイング台19においては、側端面に
設けたスイング固定つまみ22によりスイング方向Yの
角度調整を行うように構成されている。このスイング固
定つまみ22は、スイング軸21が回動可能に取り付け
られた状態でスイング台19に割り溝19bを切り、そ
の割り溝をネジ締めするように設けられている。また、
スイング台19の他の側端面には、傾斜軸2がスイング
軸21と垂直方向に回動可能に取り付けられている。そ
して、傾斜軸受部17の上部より割り溝17aを切り、
その割り溝17aを傾斜軸受部17側から傾斜軸固定ノ
ブ18でネジ締めすることにより、傾斜軸2と同軸固定
されたカメラ台連結部15の回動で設定される傾斜方向
Zの角度を調整するように構成している。本実施形態に
おいては、横サイズ撮影用のカメラ向きにおいて、カメ
ラ固定ネジ8から下した垂線上に(カメラ固定軸12a
のセンタ及びティルト固定軸10のセンタ上に)、スイ
ング台19のスイング軸21のセンタが合致するように
設定されている。このようにスイング台19にスイング
軸21が回動可能に取り付けられた状態でスイング台1
9に割り溝19bを切り、スイング固定つまみ22を設
けている。なお、スイング台19の一部(凹部19a)
を窪ませることにより、ティルト方向の角度調整時にカ
メラ台締めノブ20がスイング台19に接触しないよう
に構成されている。
【0013】なお、本実施形態では、図2のように、カ
メラレンズのセンタとカメラ7の三脚取付穴とが垂直線
上にある場合、カメラ台連結部15,15″は傾斜軸受
部17上部の傾斜軸2を同軸として回動し、カメラ台回
転軸14,14´のセンタは傾斜軸2のセンタと交差す
るように設定されている。いま、縦サイズ撮影用のカメ
ラ向きにおいて、カメラ7の底面の三脚取付穴(図示せ
ず)に対応するカメラ固定板9´上のカメラ固定ネジ8
´のセンタを『A』、カメラレンズのセンタを『O』と
する。また、横サイズ撮影用のカメラ向きにおいて、カ
メラ7の底面の三脚取付穴(図示せず)に対応するカメ
ラ固定板9上のカメラ固定ネジ8のセンタを『C』、カ
メラレンズのセンタを『O´』とする。さらに、縦サイ
ズ撮影用のカメラ向きにおいて、カメラ台1´をカメラ
台回転軸14´の軸まわりに180度回転したときのカ
メラ固定板9″上のカメラ固定ネジ8″のセンタを
『B』とする。本実施形態では、前記横サイズ撮影用の
カメラ向きにおけるカメラ固定ネジ8のセンタCが、前
記縦サイズ撮影用のカメラ向きにおけるカメラレンズの
センタO上にあり、そのセンタOと横サイズ撮影用のカ
メラ向きにおけるカメラレンズのセンタO´とが合致す
るように設定される。さらに、本実施形態では、線分B
Cの2等分点Dより垂線を引き、カメラ台回転軸14
(あるいは14´)のセンタラインとの交点Pを傾斜軸
2の軸心として設定する。このように設定し、まず、縦
サイズ撮影用のカメラ向きからカメラ台1´をカメラ台
回転軸14´の軸まわりに180度回転して図面右端に
おく。このとき、カメラ台1´はカメラ台1″に、カメ
ラ固定板9´はカメラ固定板9″に、カメラ固定ネジ8
´はカメラ固定ネジ8″に、カメラ台連結部15はカメ
ラ台連結部15″に、それぞれ位置を移動する。さら
に、カメラ台連結部15″を傾斜軸2の軸まわりに90
度図面左側に倒して、横サイズ撮影用のカメラ向きとし
たとき、カメラ固定ネジ8のセンタは前記Cに位置す
る。また、線分OC(=O´C)を下方に延長すると、
スイング台19に嵌合されたスイング軸21のセンタと
合致するように設定されている。なお、カメラレンズの
センタとカメラの三脚取付穴とが数mm程度ずれている
場合については、カメラ台回転軸は移動せず、カメラレ
ンズのセンタと三脚取付穴との移動量だけ傾斜軸を移動
すれば良い。
【0014】次に、本実施形態における縦サイズ撮影用
のカメラ向きから横サイズ撮影用のカメラ向きへの変更
方法及び角度調整について述べる。縦サイズ撮影時に
は、図3のように、カメラ7の三脚取付穴(図示せず)
をカメラ固定板9に突出したカメラ固定ネジ8に当て、
カメラ固定つまみ12を回してカメラ固定板9にカメラ
底面を密着させて完全に固定させる。このとき、前述の
ように、カメラレンズのセンタはスイング軸21のセン
タに合致する。また、ティルト煽り操作は、ティルト固
定つまみ13のネジを緩め、被写体に対し仰瞰・俯瞰し
てカメラアングルを決めた後、ティルト固定つまみ13
をネジ締め固定する。
【0015】次に、横サイズ撮影時には、まず、前記縦
サイズ撮影用のカメラ向きから、カメラ台締めノブ20
を緩め、カメラ台回転軸14の軸まわりに直立部1´を
180度回転し、カメラ台締めノブ20を締めて固定す
る。このとき、カメラレンズは被写体と反対方向(図面
手前側)に向き、カメラレンズのセンタはスイング軸2
1のセンタから外れる。この状態から、ティルト固定つ
まみ13を緩め、カメラ7を180度ティルト回転し
て、カメラレンズを被写体側に向け、ティルト固定つま
み13をネジ締めしカメラ固定板9に密着固定する。さ
らに、傾斜軸固定ノブ18を緩め、スイング軸方向にカ
メラ台連結部15を90度倒し、カメラ台1を水平に保
ち、傾斜軸固定ノブ18をネジ締め固定する。こうし
て、図4のように、カメラ7は水平に横サイズ向き撮影
態勢となる。
【0016】なお、カメラの縦横向き何れの場合におい
ても、スイング台19のスイング固定つまみ22のネジ
を緩めると、スイング軸まわりにスイング台19は回動
し、カメラ7はスイング軸上でレンズが左右に回りスイ
ング動作する。スイング操作で被写体に対する方向が決
まり次第、スイング固定つまみ22をネジ締めして固定
する。本実施形態では、小型カメラの三脚取付ネジはカ
メラレンズのセンタの略真下にあるので、縦サイズ撮影
用のカメラ向きを横サイズ撮影用のカメラ向きに変更し
た場合、縦横何れでも、カメラレンズの位置はスイング
軸上にあってレンズの被写体距離の移動は生じない。
【0017】(第2の実施形態)図5は、本発明の第2
の実施の形態の写真用雲台を示す斜視図、図6は本実施
形態の写真用雲台における自由雲台機構を示す断面図で
ある。本実施形態の写真用雲台は自由雲台機構30を有
し、第1の実施形態における傾斜軸2、カメラ台連結部
15、カメラ台回転軸14等の機能をよりシンプルな構
成で実現するものである。前記自由雲台機構30は、直
立部1´に上部の直立部固定ネジ25bでネジ止めさ
れ、下部にカメラ台受自由球25aを有するカメラ台回
転傾斜軸25cと、カメラ台自由球25aを覆い、カメ
ラ台1の傾斜方向Zに沿って穿たれたカメラ台傾斜溝2
6aを有するドーム状のケース26と、カメラ台自由球
25aを支持する支持材27と、その支持材27を圧接
してカメラ台自由球25aの回転を停止するためのカメ
ラ台固定レバー24とを有し、このカメラ台固定レバー
24はその軸に対して左右非対称の凸部24aを有す
る。そして、カメラ台固定レバー24を回すことによ
り、凸部24aにて支持材27を圧接するか、非接触状
態としてカメラ台自由球25aを回転可能とする。
【0018】本実施形態では、縦サイズ撮影用のカメラ
向きを設定する操作はカメラ台回転傾斜軸25cがスイ
ング台19に対して垂直となるように、カメラ台傾斜溝
26aに沿って回動し、カメラ台固定レバー24を回し
てカメラ台回転傾斜軸25cを固定し、さらにカメラ台
回転傾斜軸25cの軸まわりに直立部1´を回動して、
被写体に対するカメラレンズのセンタがスイング軸上に
繰るように設定することにより行う。この縦サイズ撮影
用のカメラ向きを基準としたティルト機能は、ティルト
固定つまみ13の操作によって行われる。また、縦サイ
ズ撮影用のカメラ向きから横サイズ撮影用のカメラ向き
に変更する操作は、カメラ固定レバー24を緩めカメラ
台回転傾斜軸25cを180度回動し、また、ティルト
固定つまみ13を緩め、カメラを180度回転し被写体
側に向けて、ティルト固定つまみ13を締め、カメラ台
傾斜溝26aに沿ってカメラ台回転傾斜軸25cを90
度倒し、スイング台19と水平位置でカメラ台固定レバ
ー24を回してカメラ台1を固定することにより行う。
この横サイズ撮影用のカメラ向きでのティルト機能は、
カメラ回転傾斜軸25cの軸まわりに直立部1´を回動
することにより得られる。同時に、第1の実施形態で示
したカメラ台締めノブ20のティルト操作もカメラ台固
定レバー24の操作に代替される。なお、横サイズ撮影
用のカメラ向きにおけるスイング操作は第1の実施形態
と同様にスイング固定つまみ22にて行い、傾斜操作
は、自由雲台機構30にて行う。従って、縦横サイズ何
れの撮影時もスイング、ティルト・傾斜操作を行う機構
(2ウェイ機構)を有することになる。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、前記1
軸2動作機構のティルト固定軸はカメラレンズの光軸を
通過交差するので、カメラ縦サイズ向き撮影時の仰瞰・
俯瞰のティルト操作において、カメラの被写体に対する
前後方向の移動、すなわち被写体距離の移動に伴うピン
ト合わせの再操作の必要がない。特に、被写体距離の近
い撮影(人物撮影を含む近距離撮影、特に接写・拡大撮
影)に最も効果的である。
【0020】また、本発明によれば、縦サイズ撮影用の
カメラ向きからカメラ台回転軸を軸に180度回転させ
てカメラレンズが被写体と反対方向に向いた状態のカメ
ラ固定ネジのセンタと、横サイズ撮影用のカメラ向きに
おけるカメラ固定ネジのセンタとを結ぶ線分の中点より
引いた垂線と、カメラ台回転軸のセンタラインとの交点
を傾斜軸の軸心としているので、カメラの縦サイズ向き
の撮影態勢から横サイズ向き撮影態勢に変更した時、さ
きの縦サイズ向き時のカメラのレンズ位置基点に横サイ
ズ向きに操作後のカメラのレンズ位置が上下及び左右に
対し変化せず、決めた被写体の撮影中に縦横サイズ向き
を変更しても、被写体の移動が不要であると共に、三脚
の移動に伴う設置のやり直し及び三脚の高さ調節も不要
であるという効果がある。さらに、望遠レンズ等、重量
の大きいレンズを装着したカメラでの撮影時には、従来
の雲台では何れかのカメラ向き撮影時に三脚真上にレン
ズが配置できないため、カメラの安定度が良くなく三脚
を倒す危険があり、またカメラ振れの原因となっていた
が、本発明によりそれらの問題は解消する。
【0021】また、本発明によれば、前述の1軸2動作
機構とスイング軸のセンタが合致するように構成してい
るので、縦サイズ及び横サイズ向き時のレンズの位置が
スイング軸上にあり、スイング操作して被写体に対し構
図を変更しても縦横サイズ何れの向きの撮影時も被写体
に対する光軸の角度に変化がないので、三脚の移動が不
要である。
【0022】さらに、本発明によれば、スイング台の傾
斜軸受部やカメラ台連結部とカメラ台回転軸を含めた機
構を、自由雲台と置き換え、自由雲台のカメラ取り付け
ネジを直立部のカメラ台回転軸上にねじ込む機構とする
ことにより、前述と同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の写真用雲台を示す
斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の写真用雲台におけ
る縦横サイズ撮影時のカメラ向き変更方法を示す図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施の形態の写真用雲台におけ
る縦サイズ撮影時のカメラ向きを示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の写真用雲台におけ
る横サイズ撮影時のカメラ向きを示す図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の写真用雲台を示す
斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態の写真用雲台におけ
る自由雲台機構を示す断面図である。
【図7】従来の写真用雲台における縦横サイズ撮影時の
カメラ向き変更方法を示す図である。
【符号の説明】
1 カメラ台 2 傾斜軸 9 カメラ固定板 10 ティルト固定軸 12 カメラ固定つまみ 12a カメラ固定軸 13 ティルト固定つまみ 14 カメラ台回転軸 15 カメラ台連結部 19 スイング台 21 スイング軸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ台上に取り付けられるカメラのテ
    ィルト方向、スイング方向、傾斜方向の各方向の角度調
    整が可能な写真用雲台において、 断面略L字状であって、スイング方向の角度調整を行う
    ためのスイング軸が回動可能に取り付けられ、傾斜方向
    の角度調整を行うための傾斜軸が前記スイング軸と垂直
    方向に回動可能に取り付けられたスイング台と、 前記傾斜軸に同軸に設けられ、傾斜方向に回動するカメ
    ラ台連結部と、 前記傾斜軸と直交するように前記カメラ台連結部に固定
    されたカメラ台回転軸と、 前記カメラが取り付けられ、前記カメラ台回転軸に軸支
    されてカメラ台回転軸まわりに回動することで横サイズ
    撮影用のカメラ向きにおいてティルト方向の角度調整が
    可能な断面略L字状のカメラ台と、を有することを特徴
    とする写真用雲台。
  2. 【請求項2】 前記カメラ台には、第1及び第2の軸が
    同軸に取り付けられており、前記カメラを取り付けるた
    めのカメラ固定板が設けられ、前記第1の軸は、前記カ
    メラ台を貫通して前記カメラ固定板に固定され、前記第
    2の軸は、前記第1の軸及びカメラ固定板を貫通し、前
    記第1の軸には、前記カメラ固定板を回動又は前記カメ
    ラ台に固定する手段が設けられ、前記第2の軸には、前
    記カメラを前記カメラ固定板に固定する手段が設けら
    れ、 前記カメラ固定板に前記カメラが固定された状態で前記
    カメラ固定板を回動自在としたことを特徴とする請求項
    1記載の写真用雲台。
  3. 【請求項3】 前記スイング軸上にカメラレンズのセン
    タが合致している縦サイズ撮影用のカメラ向きから、前
    記カメラ台回転軸の軸まわりに前記カメラ台を回動し
    て、カメラレンズを被写体と反対方向に向かせた状態に
    おける前記第2の軸の前記カメラ固定板上の軸心と、前
    記状態から前記傾斜軸の軸まわりに前記カメラ台連結部
    を回動し、横サイズ撮影用のカメラ向きでカメラレンズ
    が被写体方向に向いた状態における前記第2の軸の前記
    カメラ固定板上の軸心とを結ぶ線分の中点より引いた垂
    線と、前記カメラ台回転軸のセンタラインとの交点が前
    記傾斜軸の軸心となるように構成されたことを特徴とす
    る請求項2記載の写真用雲台。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012027463A (ja) * 2011-07-06 2012-02-09 Velbon Kk アダプター装置
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KR101939824B1 (ko) * 2017-07-27 2019-04-11 박상인 삼각대용 멀티헤드

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