JP3018545U - 写真用雲台 - Google Patents

写真用雲台

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JP3018545U
JP3018545U JP1995001282U JP128295U JP3018545U JP 3018545 U JP3018545 U JP 3018545U JP 1995001282 U JP1995001282 U JP 1995001282U JP 128295 U JP128295 U JP 128295U JP 3018545 U JP3018545 U JP 3018545U
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JP
Japan
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screw member
tilt
camera
slider
female screw
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JP1995001282U
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English (en)
Inventor
酒井  茂
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株式会社ウイスタ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ティルト用操作ハンドルが撮影者の邪魔にな
らずに微動ティルト操作を行うことができる写真用雲台
を提供する。 【構成】 ティルト用操作ハンドル184を回転させる
と、雌捩子部材183が回転し、雄捩子部材181が軸
方向に移動し、スライダ180が回動アーム13に設け
た長穴13aをスライドすると同時に、回動アーム13
のティルト角度が変わり、カメラ台15が前方又は後方
にティルトする。ティルト用操作ハンドル184の回転
量に応じて雄捩子部材181が往復動作してカメラ台1
5がティルトするので、微動ティルト操作を行うことが
できる。極く短いハンドル184でティルト操作を行う
ことができるので、従来のティルト用パン棒2のように
長尺のものを用いる必要がないため、撮影者の邪魔にな
らなくて済む。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、カメラ台上に取り付けられるカメラのティルト方向,スイング方向 及び傾斜方向の各方向の角度調整が可能な写真用雲台に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の写真用雲台1は、図7に示すように、ティルト用パン棒2を回転させて カメラ台3のティルト方向Xの固定を解除した後、そのパン棒2を上下方向に動 かして向瞰・俯瞰し、構図が決定次第、パン棒2を回転させてパン棒2の先端側 の捩子によりカメラ台3のスリット3aの対向部分3b,3cを互いに寄せてテ ィルト軸4を締めつけ、ティルト軸4に対してカメラ台3を固定している。
【0003】
【考案が解決しよとする課題】
しかしながら、従来の写真用雲台1では、図7に示す俯瞰撮影や図8に示すよ うに複写台5を利用して垂直撮影等を行う際に中型・大型カメラCを用いた場合 に、極く僅かのティルト動作を行うには、カメラCの重心が雲台1に対して前方 に掛かるため、余程パン棒2の長尺なものを使わない限り、希望画面に被写像を 配置できないという苦労があった。
【0004】 また、パン棒2を長くすると、図7に示すように、撮影者Pの身体を突くよう になり、撮影し難い状況にあった。
【0005】 さらに、複写台5を利用して複写する場合は、光軸を正確に垂直にさせる必要 があるため、微動ティルト操作を行うことが多くなる。この場合に、極く微動の 操作は困難となるため、止むを得ずカメラバックのピント面及びレンズを煽って 解決しているのが現状であった。
【0006】 そこで、本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、ティルト用操作ハンド ルが撮影者の邪魔にならずに微動ティルト操作を行うことができる写真用雲台を 提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の写真用雲台は、カメラ台上に取り付けられるカメラのティルト 方向,スイング方向及び傾斜方向の各方向の角度調整が可能な写真用雲台におい て、基台と、この基台に、ティルト方向に回動可能に取り付けられた回動アーム と、この回動アームの中間部に長手方向に設けた長穴に、スライド可能に嵌合さ れたスライダと、前記スライダ及び基台の一方に螺合するとともに、回動操作に 基づいて往復動作して前記回動アームのティルト角度を調整する捩子部材とを有 することを特徴とするものである。
【0008】 請求項2記載の写真用雲台は、カメラ台上に取り付けられるカメラのティルト 方向,スイング方向及び傾斜方向の各方向の角度調整が可能な写真用雲台におい て、基台と、この基台に、ティルト方向に回動可能に取り付けられた回動アーム と、この回動アームの中間部に長手方向に設けた長穴に、スライド可能に嵌合さ れたスライダと、このスライダに先端部が回動可能に取り付けられた雄捩子部材 と、前記基台に設けられた突部と、この突部に設けた貫通孔に回動可能に嵌合す るとともに、前記雄捩子部材に螺合する雌捩子部材と、この雌捩子部材の軸方向 の移動を規制する規制部材と、前記雌捩子部材の後端面に取り付けられたティル ト用操作ハンドルとを有することを特徴とするものである。
【0009】
【作用】
請求項1記載の写真用雲台によれば、捩子部材が回動操作に基づいて往復動作 することにより、スライダが回動アームに設けた長穴をスライドすると同時に、 回動アームのティルト角度が変わり、カメラ台が前方又は後方にティルトする。 回動操作の回転量に応じて捩子部材が往復動作してカメラ台がティルトするので 、微動ティルト操作を行うことができる。回動操作のためのハンドルは極く短く ても、ティルト操作を行うことができるので、撮影者の邪魔にならなくて済む。
【0010】 請求項2記載の写真用雲台によれば、ティルト用操作ハンドルを回転させると 、雌捩子部材が回転するが、雌捩子部材は規制部材によって軸方向の移動が規制 されているので、雄捩子部材が軸方向に移動する。これと同時に、スライダが回 動アームに設けた長穴をスライドし、回動アームのティルト角度が変わり、カメ ラ台が前方又は後方にティルトする。ティルト用操作ハンドルの回転量に応じて 雄捩子部材が往復動作してカメラ台がティルトするので、微動ティルト操作を行 うことができる。ティルト用操作ハンドルは極く短くても、ティルト操作を行う ことができるので、撮影者の邪魔にならなくて済む。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
【0012】 図1は本考案の写真用雲台の一実施例を示す側面図、図2はその平面図、図3 はその正面図である。
【0013】 本実施例の写真用雲台10は、後述するカメラ台15上に取り付けられるカメ ラCのティルト方向X,スイング方向Y及び傾斜方向Zの各方向の角度調整が可 能なものであり、基台11と、この基台11の先端側に設けたティルト軸12に 、ティルト方向Xに回動可能に取り付けられた回動アーム13と、この回動アー ム13の先端側に設けた傾斜軸14に、傾斜方向Zに回動可能に取り付けられた L字状のカメラ台15と、本雲台10をスタンドSに取り付けるためのスタンド 連結部材16と、このスタンド連結部材16の上面側に固定され、基台11の下 面に設けた凹部11aに嵌合して基台11をスイング方向Yに回動可能に支持す るスイング軸17と、回動アーム13のティルト角度を調整するティルト調整機 構18とを有して構成されている。
【0014】 基台11は、図2,図3に示すように、側面に設けたスイング用操作つまみ1 9によってスイング方向Yの角度調整が行えるようになっている。なお、スイン グ方向Yの調整機構については、公知技術であるのでその詳細説明を省略する。 また、基台11は、上面後方に突部11bを設け、その突部11bに後述する雌 捩子部材183を回動可能に支持する貫通孔11cを備えている。
【0015】 回動アーム13は、その中間部に長手方向に沿って長穴13aを形成している 。
【0016】 カメラ台15は、図3に示すように、L字状の縦部15aに傾斜軸14に向っ てスリット15bが設けられており、カメラ台15の側面に設けた傾斜用操作ハ ンドル20の操作によって、傾斜方向Zの角度調整が行えるようになっている。 なお、傾斜方向Zの調整機構については、公知技術であるのでその詳細説明を省 略する。
【0017】 次に、ティルト調整機構18を図4をも参照して説明する。図4は図1におけ るA−A線断面図である。このティルト調整機構18は、回動アーム13に設け た長穴13aに、スライド可能に嵌合されたスライダ180と、このスライダ1 80に、図4にも示すように、先端部181aがピン182によって回動可能に 取り付けられた雄捩子部材181と、基台11の突部11bに設けた貫通孔11 cに回動可能に嵌合するとともに、雄捩子部材181に螺合する雌捩子部材18 3と、この雌捩子部材183の後端面に取り付けられたティルト用操作ハンドル 184と、回動アーム13の回動を固定する固定つまみ185とを具備している 。
【0018】 雌捩子部材183は、後方側に鍔部(規制部材)183aを備え、この鍔部1 83aと先端面に固定されたストッパ(規制部材)186とによって軸方向の移 動が規制されている。これにより、雌捩子部材183が回転した場合に、雌捩子 部材183が軸方向に移動せずに雄捩子部材181が軸方向に移動するようにな る。
【0019】 次に、本実施例のティルト方向Xの角度調整について図5,図6をも参照して 説明する。図5は前方へのティルト動作を示す側面図、図6は後方へのティルト 動作を示す側面図である。なお、図5,図6では傾斜用操作ハンドル20の図示 を省略している。
【0020】 まず、ティルト動作を行う前に、固定つまみ185を緩める。
【0021】 次に、カメラ台15を前方へティルトさせる場合は、ティルト用操作ハンドル 184を正面から見て左回転させる。雌捩子部材183も左回転するが、雌捩子 部材183の軸方向の移動は、鍔部183aとストッパ186によって規制され ているので、雄捩子部材181が前方へ移動する。これと同時にスライダ180 が回動アーム13に設けた長穴13aに沿ってスライドし、回動アーム13が前 方へティルトする。
【0022】 また、カメラ台15を後方へティルトさせる場合は、ティルト用操作ハンドル 184を正面から見て右回転させる。雌捩子部材183が右回転し、雄捩子部材 181が後方へ移動すると同時にスライダ180が回動アーム13の長穴13a に沿ってスライドし、回動アーム13が後方へティルトする。
【0023】 このようにしてティルト用操作ハンドル184を左回転又は右回転させ、所望 のティルト角度が得られたら、固定つまみ185を締めてティルト角度を固定す る。なお、固定つまみ185で固定しなくても、雄捩子部材181と雌捩子部材 183とのセルフロック機能によってティルト角度が変化することはないが、中 型・大型カメラCを用いた場合に振動等によって、極く僅かにティルト角度が変 動する場合もあるので、固定つまみ185で固定することにより、その微動変化 を抑えることができる。
【0024】 このような本実施例によれば、以下の効果が得られる。
【0025】 (1) ティルト用操作ハンドル184の回転量に応じて雄捩子部材181が往復 動作してカメラ台15がティルトするので、微動ティルト操作を行うことができ る。
【0026】 (2) 極く短いハンドル184でティルト操作を行うことができるので、従来の ティルト用パン棒2のように長尺のものを用いる必要がないため、撮影者の邪魔 にならない。
【0027】 (3) 重心が前方に片寄っても捩子部材181,183の捩子動力が強力なため 、難無く微動ティルト操作を行うことができる。
【0028】 (4) 捩子部材181,183の捩子ピッチの変更により、動作量を希望通りに 変えることができる。
【0029】 (5) 従来の長尺のティルト用パン棒2が必要ないため、中型・大型・IDカメ ラ等による撮影でフィルムホルダーの引板を下方に引いても雲台10の一部に障 害が全くなく、正確に無理なく引くことができる。
【0030】 なお、本実施例では、雄捩子部材181が基台11側に螺合する場合について 説明したが、スライダ側に螺合してもよい。例えば、スライダに雌捩子を設け、 その雌捩子に雄捩子部材を螺合させ、雄捩子部材を基台の突部の貫通孔に回動可 能に設けるとともに、その雄捩子部材の軸方向の移動を規制するようにすること によっても、本実施例と同様の効果を奏することができる。
【0031】
【考案の効果】
以上詳述した請求項1記載の考案によれば、回動操作の回転量に応じて捩子部 材が往復動作してカメラ台がティルトするので、微動ティルト操作を行うことが できる。また、回動操作のためのハンドルは極く短くても、ティルト操作を行う ことができるので、従来のティルト用パン棒のように長尺のものを用いる必要が ないため、撮影者の邪魔にならなくて済む。さらに、重心が前方に片寄っても捩 子部材の捩子動力が強力なため、難無く微動ティルト操作を行うことができる。 また、捩子部材の捩子ピッチの変更により、動作量を希望通りに変えることがで きる。
【0032】 また、請求項2記載の考案によれば、請求項1記載と同様、ティルト用操作ハ ンドルの回転量に応じて雄捩子部材が往復動作してカメラ台がティルトするので 、微動ティルト操作を行うことができる。また、ティルト用操作ハンドルは極く 短くても、ティルト操作を行うことができるので、従来のティルト用パン棒のよ うに長尺のものを用いる必要がないため、撮影者の邪魔にならなくて済む。さら に、重心が前方に片寄っても捩子部材の捩子動力が強力なため、難無く微動ティ ルト操作を行うことができる。また、両捩子部材の捩子ピッチの変更により、動 作量を希望通りに変えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の側面図
【図2】本実施例の平面図
【図3】本実施例の正面図
【図4】図1におけるA−A線断面図
【図5】本実施例のティルト動作を説明するための側面
【図6】本実施例のティルト動作を説明するための側面
【図7】従来例の側面図
【図8】従来例の側面図
【符号の説明】
10 写真用雲台 11 基台 11b 突部 11c 貫通孔 13 回動アーム 13a 長穴 15 カメラ台 180 スライダ 181 雄捩子部材 181a 雄捩子部材の先端部 182 ピン 183 雌捩子部材 183a 雌捩子部材の鍔部(規制部材) 184 ティルト用操作ハンドル 186 ストッパ(規制部材) C カメラ X ティルト方向 Y スイング方向 Z 傾斜方向

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ台上に取り付けられるカメラのテ
    ィルト方向,スイング方向及び傾斜方向の各方向の角度
    調整が可能な写真用雲台において、基台と、この基台
    に、ティルト方向に回動可能に取り付けられた回動アー
    ムと、この回動アームの中間部に長手方向に設けた長穴
    に、スライド可能に嵌合されたスライダと、前記スライ
    ダ及び基台の一方に螺合するとともに、回動操作に基づ
    いて往復動作して前記回動アームのティルト角度を調整
    する捩子部材とを有することを特徴とする写真用雲台。
  2. 【請求項2】 カメラ台上に取り付けられるカメラのテ
    ィルト方向,スイング方向及び傾斜方向の各方向の角度
    調整が可能な写真用雲台において、基台と、この基台
    に、ティルト方向に回動可能に取り付けられた回動アー
    ムと、この回動アームの中間部に長手方向に設けた長穴
    に、スライド可能に嵌合されたスライダと、このスライ
    ダに先端部が回動可能に取り付けられた雄捩子部材と、
    前記基台に設けられた突部と、この突部に設けた貫通孔
    に回動可能に嵌合するとともに、前記雄捩子部材に螺合
    する雌捩子部材と、この雌捩子部材の軸方向の移動を規
    制する規制部材と、前記雌捩子部材の後端面に取り付け
    られたティルト用操作ハンドルとを有することを特徴と
    する写真用雲台。
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