JP4270417B2 - レンズ支持装置 - Google Patents

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  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラボディとは別体のレンズホルダに撮影レンズが装着され、レンズホルダごと撮影レンズを光軸方向に移動させるようにしたカメラに用いられるレンズ支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ブローニーフイルムを使用するラージフォーマットカメラの中には、カメラボディから分離して設けられたレンズホルダに撮影レンズを装着して使用するものがある。レンズホルダは、カメラボディの下部に前方に向けて突設されたガイドロッドやガイドレールなどのガイド手段によって光軸方向に進退自在に支持されており、ピント合わせに際しては撮影レンズごと光軸方向に移動される。
【0003】
レンズホルダには広角レンズ,望遠レンズなどの交換レンズが適宜に装着されるが、ラージフォーマット用の交換レンズはいずれも大型である。特に、望遠レンズは全長も長く重量もあることから、レンズホルダに装着しただけでは保持が不安定になりやすい。一般に、カメラボディに大型の撮影レンズを装着したときに撮影レンズを安定に保持することができるように、カメラボディに専用のレンズ支持装置を固定し、レンズマウント部とは別の箇所で撮影レンズを支えるようにしたり、また、カメラボディの代わりに撮影レンズの方を三脚で支持するなどの工夫がこれまで行われている。
【0004】
ところで、上記のようなレンズホルダを利用したラージフォーマットカメラの中には、例えば本出願人から提供されているGX680III (商品名)で知られるように、レンズホルダにアオリ機構(シフト機構を含む)を組み込んだものがある。このカメラでは、カメラボディの下部に突設した一対のガイドロッドによってホルダ本体が光軸方向に進退自在に支持されている。ホルダ本体には撮影レンズが装着されるホルダフレームが組み込まれ、このホルダフレームがホルダ本体に対してシフト自在かつアオリ自在となっている。
【0005】
さらに、上記GX680III カメラはシステム化されており、用意されている交換レンズ群が、姉妹機種であるGX680III −S(商品名)にも共用できるようにしてある。GX680III −Sカメラは、軽量,コンパクト化によりラージフォーマットカメラの操作性を重視したもので、レンズホルダにアオリ機構が組み込まれていない。このため、GX680III カメラと比較してレンズホルダの背が低くなっており、これに応じてカメラボディに固定されたガイドロッドの位置が光軸寄りに近づけられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、シリーズ化された姉妹機種間で上記のようにレンズホルダの機能や形態が異なり、これに応じてガイドロッドの固定位置が異なっていると、レンズホルダに装着された撮影レンズを安定に保持するためのレンズ支持装置が共用しにくくなる。レンズ支持装置は、カメラボディあるいはカメラボディに強固に固定されたガイドロッドに装着して利用されるため、上記のように姉妹機種間でカメラボディの形状やガイドロッドの位置が異なっていると、それぞれの機種ごとに専用のレンズ支持装置を用意しなければならない。したがって、これらの機種を用途に応じて使い分けるユーザーにとっては非常に煩わしいものであった。
【0007】
本発明は上記事情を考慮してなされたもので、交換レンズの共用を前提とした異機種のカメラについて、共通に使用することができるようにしたレンズ支持装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によるレンズ支持装置は、カメラボディの下部から前方に向かって突出し、撮影レンズが装着されたレンズホルダを支持するとともに、その光軸方向への移動をガイドするガイド部材を備えたカメラに取り付けられて、前記撮影レンズの鏡胴部を下方から支持するレンズ支持装置であって、前記ガイド部材の先端に着脱自在に固定され、先端側が前方に突出したベース部材と、前記ベース部材に回動自在に軸支されるとともに光軸と略垂直な位置で固定される支持アームと、前記支持アームの上端に設けられ前記撮影レンズの鏡胴部に接して撮影レンズを光軸方向に移動自在に支持する鏡胴支持座とを備え、前記ベース部材は、前記ガイド部材に対して天地逆向きに取り付け可能であり、天地逆向きに取り付けることによって前記支持アームの軸着部の高さが異なるようにしたことを特徴とする。
【0009】
前記鏡胴支持座は、前記鏡胴部の光軸方向への移動に従動して転動する転動部材を備えるようにすると良い。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1及び図2にブローニーフイルムを用いる一眼レフカメラの外観を示す。カメラボディ2の背面側にフイルムバック3が装着される。カメラボディ2の前面下部に一対のガイドロッド4が突設され、レンズホルダ5を進退自在に支持するガイド手段を構成している。レンズホルダ5は、ホルダ本体5a,U字形をしたブラケット5b,ホルダフレーム5cを備え、レンズユニット6はフック5dによりホルダフレーム5cに装着される。
【0011】
ブラケット5bは、ホルダ本体5aに対し水平方向にスライド調節可能で、また垂直な軸の回りに揺動調節可能である。さらに、ブラケット5bに対し、ホルダフレーム5cは垂直方向にスライド調節可能で、また水平な軸の回りに揺動調節自在となっている。これらの調節により、ホルダフレーム5cごとレンズユニット6に対してシフト操作及びアオリ操作を加えることができる。なお、ホルダフレーム5cの背面とカメラボディ2の前面との間はベローズ7によって連結されている。また、符号13は三脚取付ネジ穴を示し、符号14はカメラボディ2とレンズユニット6とを電気的に接続するフレキシブルコードを示す。
【0012】
カメラボディ2の上面に設けられたファインダフード8を開き、ピントグラスに表示されるファインダ画像を観察しながらフレーミング,ピント合わせが行われる。ホルダ本体5aに設けられた操作ノブ5eを回動操作すると、ホルダ本体5aがガイドロッド4上を進退移動し、レンズユニット6全体が光軸方向に移動してピント合わせが行われる。なお、本発明のレンズ支持装置を使用しないときには、一対のボルト9によってガイドロッド4aの先端にストッパ板10が固定され、ピント合わせ操作時にホルダ本体5aがガイドロッド4から抜け出ることはない。
【0013】
レンズユニット6は基部6aと鏡胴部6bとからなり、基部6aの内部にはシャッタ及び絞りが内蔵されている。図示のレンズユニット6は望遠レンズであるため、広角系のレンズと比較して鏡胴部6bが長い。レンズユニット6は、基部6aがホルダフレーム5cで保持されているだけであるため、鏡胴部6bが長くなると重量バランスがくずれて不安定になりやすい。
【0014】
このようなときにレンズ支持装置15が用いられる。レンズ支持装置15は、ストッパ板10の代わりにガイドロッド4の先端にボルト9で固定される。レンズ支持装置15は、ガイドロッド4の先端に固定され、光軸に沿って前方に伸ばされたベース部材16と、その先端に設けられ上方に伸びた支持アーム17と、支持アーム17の上端に設けられた円弧状の鏡胴支持座18とからなる。詳しくは後述するように、この実施形態においては、支持アーム17はベース部材16に対して回動自在に軸着されるためベース部材16とは別体に構成されるが、鏡胴支持座18は支持アーム17と一体に構成されている。
【0015】
鏡胴支持座18は、レンズユニット6の鏡胴部6bの外周に下側から接し、支持アーム17,ベース部材16とともに鏡胴部6bを支持する。したがって、レンズユニット6はホルダフレーム5cにより基部6aが保持され、レンズ支持装置16によって鏡胴部6bが支持される形となり、望遠系のものであっても安定に保持されるようになる。なお、鏡胴部6bの外周面に接するように鏡胴支持座18にはローラが組み込まれており、レンズユニット6の光軸方向への進退移動が円滑に行われるようにしてある。
【0016】
図3にレンズ支持装置15の構造を示す。ベース部材16は、取付板16aと支持板16bとからなり、これらは一体に連結されている。ボルト9を取付板16aの穴に通してガイドロッド4の先端に螺合させることによって、ベース部材16をガイドロッド4の先端に固定することができる。なお、ストッパ板10にベース部材16の固定手段を設け、ストッパ板10を外さずにベース部材16をガイドロッド4の先端部に固定するようにしてもよい。
【0017】
支持板16bは取付板16aの上下の縁の一方に寄せて設けられており、ガイドロッド4の中心から一定高さだけ隔てられている。したがって、取付板16aを図示の姿勢で固定したときには取付板16aの上縁から前方に突出し、取付板16を天地逆向きの姿勢で固定したときには取付板16の下縁から前方に突出する。これにより、取付板16aの固定姿勢に応じて支持板16bの高さ位置を変えることができる。
【0018】
支持板16bの先端に切欠16cが形成されている。支持アーム17は、その下端が切欠16cの中に嵌め込まれ、軸20によって回動自在に軸着される。切欠16cの奥行き寸法は支持アーム17の厚みよりも大きく、これにより支持アーム17を、図示の取付位置から反時計方向に180°まで回動させることができる。後述するように、取付板16aを図示の固定姿勢に対して天地逆向きで固定するときには、支持アーム17は図示の姿勢から180°回動して利用される。ガイドロッド4の高さ位置を基準にしたとき、取付板16aの固定姿勢に応じて支持アーム17の軸着部の高さが変わることになるため、支持アーム17の長さを一定にしたままで、ガイドロッド4から鏡胴支持座18までの高さを2通りに変えることができる。
【0019】
支持アーム17を図示の位置で固定し、あるいは反時計方向に180°回動させた状態で固定することができるように、支持アーム17には一対の楔板22a,22bが上下に移動自在に組み付けられている。楔板22a,22bの移動は支持アーム17の前面及び背面に一段低く形成されたガイド面によって案内される。両ガイド面に貫通してスロット23が形成され、一方の楔板22bに固着されたボス22cがスロット23に挿通される。他方の楔板22aがボス22cに対してねじ止めされ、楔板22a,22bは一体となって上下に移動する。
【0020】
さらに、楔板22a,22bの間にスリーブ24が挿入され、ロックネジ25a,25bによって楔板22a,22bの各々にねじ止めされている。ロックネジ25a,25bの少なくともいずれかを緊締することによって一対の楔板22a,22bはその位置で固定され、その螺合を緩めることによってスロット23に沿って上下方向に移動させることができるようになる。なお、楔板22a,22bの下端部分に、図示のように先細となるテーパを形成しておくのがよい。
【0021】
図4(A)は、ロックネジ25bを緩めて楔板22a,22bを上方に移動させた状態を示す。楔板22bの下端が支持板16bの切欠16cから抜け出ることによって、支持アーム17を回動させるスペースが形成され、軸20の回りに支持アーム17を反時計方向に回動させることができるようになる。そして、同図(B)に示すように楔板22a,22bを下方に移動させ、楔板22bの下端が切欠16cの中に十分に挿入されると、支持アーム17の回動スペースがなくなってその回動が禁止される。この状態でロックネジ25bを緊締して楔板22a,22bを支持アーム17に固定すれば、支持アーム17は起立位置でロックされることになる。
【0022】
図4に示すように、支持アーム17及び楔板22a,22bは、軸20を通る垂線に関して左右対称形状になっている。したがって、支持アーム17を図4(A)の状態から180°回動させた後でも、全く同様にして楔板22a,22bにより支持アーム17をその位置でロックしておくことができる。
【0023】
図3に示すように、支持アーム17の上端に円弧状の鏡胴支持座18が一体に設けられ、その内周の対称な2個所にローラ26が組み込まれている。ローラ26は、このレンズ支持装置15をガイドロッド4の先端部に固定したとき、光軸に直交する面内に設けられた軸の回りに回転自在であり、その外周がレンズユニット6の鏡胴部6bの外周に接する。そして、レンズユニット6をピント合わせのために進退移動させたときに従動回転し、鏡胴部6bの移動を円滑にする作用を行う。
【0024】
アオリ機能付きのレンズホルダ5を備えたカメラに上記レンズ支持装置15を使用するときには、図2に示すように、支持板16bが取付板16aの上縁側にくるようにレンズ支持装置15をガイドロッド4の先端に固定する。ガイドロッド4は、アオリ機能付きのレンズホルダ5の高さ寸法に応じ、アオリ操作を全く行っていない標準状態での光軸までの高さがH1となるようにカメラボディ2に突設されている。そして支持アーム17は、レンズ支持装置15が図示の姿勢でガイドロッド4に固定されることを前提として長さ寸法が決められているから、望遠系のレンズユニット6を装着した場合であっても、その先端側を鏡胴支持座18によって安定に保持することができるようになる。
【0025】
他方、アオリ機能をもたないレンズホルダを備えたカメラに上記レンズ支持装置15を使用するときの様子を図5に示す。なお、同図中、すでに説明した部材その他と共通のものについては同符号を付してある。カメラボディ30は、ガイドロッド4の突設位置が光軸までの高さがH2となるように決めてある以外は、図2に示すものと機能的には共通のものである。
【0026】
アオリ機構をもたないレンズホルダ32は、ブラケット5bを省略してホルダ本体5aにホルダフレーム5cを固定したものである。レンズユニット6は、フック5dにより全く同様にしてホルダフレーム5cに装着することができる。ブラケット5b及びアオリ機構が省略されているため、これに応じて前述のようにガイドロッド4の突設位置が決められている。ホルダフレーム5cにレンズユニット6を装着した状態では、操作ノブ5eの回動によりホルダ本体5aをガイドロッド4に沿って移動させることによってレンズユニット6が光軸上を進退し、ピント合わせを行うことができる。
【0027】
アオリ機構のないカメラに本発明のレンズ支持装置15を適用する場合には、ロックネジ25a,25bの少なくともいずれかを緩め、楔板22a,22bを鏡胴支持座18方向に移動して切欠16cから楔板22bを抜いてから支持アーム17を180°反転させる。そして、背後に回ってきた楔板22aをその先端のテーパ部から切欠16cに嵌め込み、ロックネジ25a,25bを緊締する。これにより、図3において、支持アーム17及び鏡胴支持座18が支持板16bの下側に直立した姿勢で固定される。
【0028】
そして図5に示すように、支持板16bが取付板16aの下縁側から前方に突出するように、取付板16aをガイドロッド4の先端に固定する。この結果、支持アーム17の軸着部(軸20)がガイドロッド4の中心よりも下側に位置するようになる。取付板16aの天地を逆向きに取り付けたとき、軸20の高さ位置が「H1−H2」だけ変わるように決めてあるから、鏡胴支持座18はレンズユニット6の鏡胴部6bを支持する高さ位置となる。そして、シリーズ化された交換レンズ群は、鏡胴部6bの外径が同じにしてあるから、アオリ機構のないレンズホルダ32が組み込まれたカメラボディ30に対しても、同じレンズ支持装置15を共用することが可能となる。
【0029】
なお、支持板16bに伸縮機構を内蔵させ、取付板16aをガイドロッド4に固定したままでも、支持アーム17及び鏡胴支持座18の光軸方向の位置を変えられるようにしてもよい。これにより、鏡胴部6aの長さに応じて、光軸方向での支持位置を調節することが可能となる。
【0030】
図6に本発明の別の実施形態を示す。このレンズ支持装置は、ベース部材35をカメラボディ,30の底面に設けられた三脚取付ネジ穴13を利用し、カメラホディ2,30に直接装着して用いられる。このため、ベース部材35には三脚ネジ36が組み込まれ、底面側に露呈したノブを回して緊締することによってベース部材35がカメラボディ2,30の底面に固着される。ベース部材35の底面に三脚取付ネジ穴37が設けられており、このレンズ支持装置を使用してもカメラボディ2,30を三脚に取り付けて支持することができるようにしてある。
【0031】
ベース部材35から前方に突出するように一対の支持ロッド38が設けられている。ロックネジ39を緩めると、支持ロッド38をある程度前方に伸ばすことができ、ロックネジ39を緊締することによって支持ロッド38をその位置で固定することができる。なお、支持ロッド38には指標線38aが刻印され、支持ロッド38の突出長さを調節するときの目安となる。
【0032】
支持ロッド38の先端に支持ブロック40が固定されている。支持ブロック40には一対の支持アーム42が組み込まれ、その上端に鏡胴支持座43が固定されている。支持アーム42は、支持ブロック40に上下に貫通して形成された穴に挿通され、ロックネジ45を緩めることによって支持ブロック40からの突出長さを変えることができ、ロックネジ45の緊締によりその位置に固定することができる。なお、支持アーム42にも指標線42aが刻印され、その突出量を調節するときの目安となる。
【0033】
上記のレンズ支持装置によれば、支持アーム42の突出長さが自在に調節できるから、アオリ機構の有無に応じてカメラボディの底面から光軸までの高さが異なるカメラであっても、レンズユニット6をその鏡胴部6bに鏡胴支持座43の高さを合わせることによって、レンズユニット6を安定に保持することが可能となる。もちろん、鏡胴部6bの長さに応じて支持ロッド38の突出長さを調節すれば、最も適切な位置で鏡胴部6bを支えることができる。
【0034】
以上、図示した実施形態にしたがって説明してきたが、本発明はそのほかにも様々な態様で用いることができる。例えば、レンズ支持装置を構成する各部材の寸法や形状は適宜に変更可能であり、また図6に示すレンズ支持装置については、必ずしもシリーズ化された姉妹機種のものだけでなく、カメラボディ底面に三脚取付ネジ穴が設けられたカメラにはそのまま用いることができる。
【0035】
【発明の効果】
以上のように、本発明のレンズ支持装置によれば、異機種間のカメラに対して共通に使用することができるので、製造メーカー側にとっては開発・製造コストを抑えて販売価格を低く設定することが可能になり、ユーザーにとっては保管や携帯が簡便になるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレンズ支持装置をアオリ機構付きのカメラに用いたときの外観斜視図である。
【図2】図1に示すカメラの側面図である。
【図3】本発明のレンズ支持装置の分解斜視図である。
【図4】本発明のレンズ支持装置の作用説明図である。
【図5】本発明のレンズ支持装置を別のカメラに用いたときの側面図である。
【図6】本発明の他の実施形態を示す外観斜視図である。
【符号の説明】
2,30 カメラボディ
4 ガイドロッド
5 レンズホルダ
6 レンズユニット
16 ベース部材
17 支持アーム
18 鏡胴支持座
22a,22b 楔板
35 ベース部材
38 支持ロッド
40 支持ブロック
42 支持アーム

Claims (2)

  1. カメラボディの下部から前方に向かって突出し、撮影レンズが装着されたレンズホルダを支持するとともに、その光軸方向への移動をガイドするガイド部材を備えたカメラに取り付けられて、前記撮影レンズの鏡胴部を下方から支持するレンズ支持装置であって、
    前記ガイド部材の先端に着脱自在に固定され、先端側が前方に突出したベース部材と、
    前記ベース部材に回動自在に軸支されるとともに光軸と略垂直な位置で固定される支持アームと、
    前記支持アームの上端に設けられ、前記撮影レンズの鏡胴部に接して撮影レンズを光軸方向に移動自在に支持する鏡胴支持座と、
    を備え、
    前記ベース部材は、前記ガイド部材に対して天地逆向きに取り付け可能であり、天地逆向きに取り付けることによって前記支持アームの軸着部の高さが異なるようにしたことを特徴とするレンズ支持装置。
  2. 前記鏡胴支持座は、前記鏡胴部の光軸方向への移動に従動して転動する転動部材を備えたことを特徴とする請求項1記載のレンズ支持装置。
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