JP2003344942A - 望遠系撮影におけるカメラブレ防止装置 - Google Patents
望遠系撮影におけるカメラブレ防止装置Info
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- JP2003344942A JP2003344942A JP2002155179A JP2002155179A JP2003344942A JP 2003344942 A JP2003344942 A JP 2003344942A JP 2002155179 A JP2002155179 A JP 2002155179A JP 2002155179 A JP2002155179 A JP 2002155179A JP 2003344942 A JP2003344942 A JP 2003344942A
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- Lens Barrels (AREA)
- Accessories Of Cameras (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 望遠レンズ付カメラを固定した基盤を三脚の
雲台に装着すると共に、該基盤と三脚とを一体的に連結
して三脚を安定状態に保持することにより、撮影時には
雲台の動きに追従してカメラの取付姿勢を自由に選択で
き、三脚の雲台に取り付けた望遠レンズ付カメラで撮影
する際、ブレのない綺麗な画像を得ることできる望遠系
撮影におけるカメラブレ防止装置を提供することを課題
とする。 【解決手段】 三脚2の雲台2aに装着される基盤1に
カメラ4を載置固定する載置台5と、望遠レンズ3の筒
状部3aを固定する固定受座11とを雲台2aの動きに
追従して位置調節自在に設けると共に、基盤1と三脚2
とを雲台2aの動きに追従する連結支持杆14で一体的
に固定した。
雲台に装着すると共に、該基盤と三脚とを一体的に連結
して三脚を安定状態に保持することにより、撮影時には
雲台の動きに追従してカメラの取付姿勢を自由に選択で
き、三脚の雲台に取り付けた望遠レンズ付カメラで撮影
する際、ブレのない綺麗な画像を得ることできる望遠系
撮影におけるカメラブレ防止装置を提供することを課題
とする。 【解決手段】 三脚2の雲台2aに装着される基盤1に
カメラ4を載置固定する載置台5と、望遠レンズ3の筒
状部3aを固定する固定受座11とを雲台2aの動きに
追従して位置調節自在に設けると共に、基盤1と三脚2
とを雲台2aの動きに追従する連結支持杆14で一体的
に固定した。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、望遠系撮影におけ
るカメラブレ防止装置に係り、詳しくは、望遠レンズ付
カメラを固定した基盤を三脚の雲台に装着すると共に、
該基盤と三脚とを一体的に連結して三脚を安定状態に保
持することにより、撮影時には雲台の動きに追従してカ
メラの取付姿勢を自由に選択できるものでありながら、
雲台の可動範囲でブレ止めを図ることができ、ブレのな
い状態で被写体を的確に撮影し得て綺麗な画像を得るこ
とができる望遠系撮影におけるカメラブレ防止装置に関
するものである。 【0002】 【従来の技術】三脚は撮影中のカメラを安定状態に固定
してカメラブレを防止するための撮影補助器具である。
したがって、夜景、夕景、室内など微光量下で、どうし
ても長時間露出をしなければならないときとか、望遠レ
ンズを使った撮影やセルフタイマーによる撮影などで
は、三脚を使用して撮影しているのが実状である。 【0003】しかし、三脚を使用して撮影したとして
も、絶対にカメラブレがしないとは限らない。特にカメ
ラの望遠系撮影の場合には、三脚が安定状態に保持され
ていても、カメラに接合した望遠レンズの接合代が少な
い上、望遠レンズが重量物であるため、レリーズを使用
してシャッターを切っても、そのショックが望遠レンズ
に伝播し、僅かではあるが振れが生じてしまい、その結
果、カメラブレのない綺麗な画像を得ることができない
という不具合があった。 【0004】そこで、従来カメラの望遠系撮影における
ブレ止め技術として種々のものが提案されており、例え
ば特開平11−249229には、カメラを三脚の雲台
に固定し、望遠レンズの筒状部を三脚の一部に設けた伸
縮自在な支持杆の上端部に形成したY型の受座で支承す
るようにしたもの、あるいは上記伸縮自在な支持杆の上
端部に接合したループに望遠レンズの筒状部を挿入し、
このループを支持杆を介して下方に引き下げて支持する
ようにしたものが開示されている。 【0005】ところが、前者のものは、伸縮自在な支持
杆の伸長による支持力が色々で緊張度が定まらず、後者
のものでは、望遠レンズの自重に加えて引き下げ外力を
カメラ接合部に作用させることから、接合部の緩み方向
に外力が働き、何れにせよ、望遠レンズの安定したブレ
止めを図ることができない、という欠点がある。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
実状に鑑み、従来の欠点を一掃すべく、創案されたもの
であって、その意図するところは、三脚の雲台に装着さ
れる基盤にカメラとカメラに接合される望遠レンズをそ
れぞれ固定すると共に、基盤と三脚とを一体的に連結し
て三脚を安定状態に保持することにより、雲台の動きに
追従してカメラの取付姿勢が自由に選択できるものであ
りながら、雲台の可動範囲でブレ止めを図ることがで
き、撮影時にレリーズを使用してシャッターを切った
際、カメラブレのない綺麗な画像を得ることができ、も
って芸術的価値を高揚させて撮影者の趣味感を充分に満
足させることができる望遠系撮影におけるカメラブレ防
止装置を提供することを課題とするものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】課題を解決するため本発
明が採用した技術的手段は、三脚の雲台に装着される横
長矩形状基盤の後部側に、長手方向摺動かつ位置調節固
定自在に設けた望遠レンズ付カメラの載置台と、基盤の
中央部位に貫設した雲台への装着孔の稍前方部位の左右
側壁に、下端部を前後方向摺動かつ傾斜角度調節固定自
在に枢着した支持腕の上端部内壁対向間に、回動かつ傾
斜角度調節固定自在に枢着された支持軸の中央部位に設
けた望遠レンズの筒状部固定受座と、基盤の前端部左右
側壁に前後方向摺動かつ傾斜角度調節固定自在に枢着し
た支持脚の上端部を支点として、上下方向回動かつ傾斜
角度調節固定自在に設けた当該基盤と、上記支持脚の下
端部前壁にボールジョイントを介して連結支持杆の一端
部を連結し、他端部をボールジョイントの軸部に固設し
た緊緩調節自在な割り筒体を介して三脚の対向前脚に連
結してなる開脚保持手段と、によって構成されているこ
とを特徴とするものである。 【0008】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
基づいて詳細に説明する。1は三脚2の雲台2aに装着
される基盤であって、該基盤1は平面視横長矩形状に形
成されており、その後部側には長手方向摺動かつ位置調
節固定自在に望遠レンズ3を接合したカメラ4の載置台
5が設けられている。 【0009】すなわち、上記載置台5の中心部には基盤
1の長手方向に穿設した長溝1aを介して基盤1側に貫
通する連結孔1bが穿設されており、該連結孔1bには
上端側と下端側にそれぞれ螺子を刻設した連結杆6が挿
通され、下端側に規制体7を介して螺合した撮具6aの
螺進退操作により載置台5が固定され、該撮具6aの外
側に位置して螺合されたナット6bの螺進操作によりカ
メラ4が固定されるように構成されている。 【0010】基盤1の中央部位に貫設した雲台2aへの
装着孔1cの稍前方部位の左右側壁には、下端部に形成
した前傾状長溝(図示省略)に連結杆9が挿通されてお
り、該連結杆9の一端部に刻設した螺子部にナット9a
が螺合され、他端部に刻設した螺子部には撮具9bが螺
合されて支持腕8が前後方向摺動かつ傾斜角調節固定自
在に枢着され、該支持腕8の上端部内壁対向間には、連
結用螺杆10の一端部にナット10aが螺合され、他端
部に撮具10bが螺合されて、回動かつ傾斜角度調節固
定自在に支持軸10cが枢着されており、該支持軸10
cの中央部位には、望遠レンズ3の筒状部3aを固定す
る固定受座11が筒状部3aの径に対応して調節固定自
在に設けられている。 【0011】上記固定受座11は、「くの字状」に形成
した固定片11a、11aを抱持状に対向させ、一方の
固定片11aの基部を支持軸10cに枢着し、他方の固
定片11aの基部を固定すると共に、先端部に挿通した
撮具付螺杆11bの螺進退操作により筒状部3aの外周
を四点支持で締付固定するように構成されているが、こ
の固定受座11の具体的構成はこれに限定されるもので
はなく、要は外周を的確に、しかも安定した状態で固定
できるものであればよい。 【0012】更に基盤1の前端部左右側壁には、支持脚
12の上端部に連結用螺杆13の一端部にナット13a
が螺合され、他端部に撮具13bが螺合され、基盤1が
連結用螺杆13を支点として上下方向回動かつ傾斜角度
調節固定自在になっていると共に、支持脚12自体も前
後揺動かつ傾斜角度調節固定自在になっている。 【0013】上記支持脚12の下端部前壁には、連結支
持杆14の一端部(上端部)に螺着したボールジョイン
ト15が撮具付螺杆16を介して連結され、上記支持杆
14の他端部(下端部)に螺着したボールジョイント1
7の軸部には、螺杆に螺着した撮具18の緊緩操作によ
り緊緩調節自在となる割り筒体19が固設されており、
該割り筒体19を三脚2の対向する前脚2bに挿通連結
することにより、開脚姿勢が安定状態に調節保持できる
ようになっている。 【0014】本発明は叙上のように構成したので、い
ま、カメラ4に望遠レンズ3を接合して撮影するにあた
っては、先ず三脚2の雲台2aに装着孔1cを介して基
盤1を装着する。次いで、連結孔1bに挿通した連結杆
6に螺合されている撮具6aとナット6bを弛緩状態に
し、載置台5を長溝1aに沿って基盤1の長手方向に揺
動操作してカメラ4と望遠レンズ3のセッティング位置
が最適な状態となるように微調節した後、撮具6aを緊
締して載置台5を基盤1に固定すると共に、ナット6b
を緊締してカメラ4を載置台5に固定する。 【0015】次に支持腕8の下端部に位置する撮具9b
と上端部に位置する撮具10bを弛緩状態にしてから、
支持腕8と固定受座11を前後揺動して望遠レンズ3が
カメラ4とともに所望の最適な状態になるようにセッテ
ィング位置を微調節した後、上記撮具9b、10bを緊
締し、固定受座11に設けた撮具付螺杆11bを緊締し
て左右一対の固定片11a、11aで望遠レンズ3の筒
状部3aの外周を四点支持して固定する。 【0016】更に支持脚12の上端部に位置する撮具1
3bを弛緩して支持脚12を前後揺動自在な状態にして
から、連結支持杆14の他端部(下端部)に固設した割
り筒体19を撮具18を操作して弛緩状態とし、三脚2
の対向前脚2bに挿通し、図2に示すようにカメラ4を
水平に固定した状態、図2に示すようにカメラ4を上向
きに固定した状態、図3に示すようにカメラ4を下向き
に固定した状態、図4に示すようにカメラ4を三脚2の
右側に固定した状態など、雲台2aの動きに追従して変
姿する取付姿勢に対応して割り筒体19を前脚2bに沿
って上下揺動させ、最適な状態に微調節した後、撮具1
3bと18を緊締すれば、開脚した三脚2を安定状態に
保持できると共に、カメラ4と望遠レンズ3を固定した
基盤1と三脚2とは連結支持杆14を介して一体的に固
定される。このため、撮影するにあたってレリーズを使
用してシャッターを切った際、そのショックはカメラ4
や望遠レンズ3に波及せず、ブレのない綺麗な画像を得
ることができる。 【0017】 【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、本
発明によれば、三脚の雲台に装備される基盤にカメラと
カメラに接合される望遠レンズを簡単な微調節で所望す
る最適な状態に固定できると共に、上記基盤と三脚をも
簡単な微調節で一体的に連結固定して、開脚した三脚を
安定状態に保持できるようにしたものであるから、雲台
の動きに追従してカメラの取付姿勢を自由に選択できる
ものでありながら、雲台の可動範囲でブレ止めを図るこ
とができ、撮影時にはカメラブレののない綺麗な画像を
得ることができ、芸術的価値を高揚させて撮影者の趣味
感を充分に満足させることができる、という効果を奏す
る。
るカメラブレ防止装置に係り、詳しくは、望遠レンズ付
カメラを固定した基盤を三脚の雲台に装着すると共に、
該基盤と三脚とを一体的に連結して三脚を安定状態に保
持することにより、撮影時には雲台の動きに追従してカ
メラの取付姿勢を自由に選択できるものでありながら、
雲台の可動範囲でブレ止めを図ることができ、ブレのな
い状態で被写体を的確に撮影し得て綺麗な画像を得るこ
とができる望遠系撮影におけるカメラブレ防止装置に関
するものである。 【0002】 【従来の技術】三脚は撮影中のカメラを安定状態に固定
してカメラブレを防止するための撮影補助器具である。
したがって、夜景、夕景、室内など微光量下で、どうし
ても長時間露出をしなければならないときとか、望遠レ
ンズを使った撮影やセルフタイマーによる撮影などで
は、三脚を使用して撮影しているのが実状である。 【0003】しかし、三脚を使用して撮影したとして
も、絶対にカメラブレがしないとは限らない。特にカメ
ラの望遠系撮影の場合には、三脚が安定状態に保持され
ていても、カメラに接合した望遠レンズの接合代が少な
い上、望遠レンズが重量物であるため、レリーズを使用
してシャッターを切っても、そのショックが望遠レンズ
に伝播し、僅かではあるが振れが生じてしまい、その結
果、カメラブレのない綺麗な画像を得ることができない
という不具合があった。 【0004】そこで、従来カメラの望遠系撮影における
ブレ止め技術として種々のものが提案されており、例え
ば特開平11−249229には、カメラを三脚の雲台
に固定し、望遠レンズの筒状部を三脚の一部に設けた伸
縮自在な支持杆の上端部に形成したY型の受座で支承す
るようにしたもの、あるいは上記伸縮自在な支持杆の上
端部に接合したループに望遠レンズの筒状部を挿入し、
このループを支持杆を介して下方に引き下げて支持する
ようにしたものが開示されている。 【0005】ところが、前者のものは、伸縮自在な支持
杆の伸長による支持力が色々で緊張度が定まらず、後者
のものでは、望遠レンズの自重に加えて引き下げ外力を
カメラ接合部に作用させることから、接合部の緩み方向
に外力が働き、何れにせよ、望遠レンズの安定したブレ
止めを図ることができない、という欠点がある。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
実状に鑑み、従来の欠点を一掃すべく、創案されたもの
であって、その意図するところは、三脚の雲台に装着さ
れる基盤にカメラとカメラに接合される望遠レンズをそ
れぞれ固定すると共に、基盤と三脚とを一体的に連結し
て三脚を安定状態に保持することにより、雲台の動きに
追従してカメラの取付姿勢が自由に選択できるものであ
りながら、雲台の可動範囲でブレ止めを図ることがで
き、撮影時にレリーズを使用してシャッターを切った
際、カメラブレのない綺麗な画像を得ることができ、も
って芸術的価値を高揚させて撮影者の趣味感を充分に満
足させることができる望遠系撮影におけるカメラブレ防
止装置を提供することを課題とするものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】課題を解決するため本発
明が採用した技術的手段は、三脚の雲台に装着される横
長矩形状基盤の後部側に、長手方向摺動かつ位置調節固
定自在に設けた望遠レンズ付カメラの載置台と、基盤の
中央部位に貫設した雲台への装着孔の稍前方部位の左右
側壁に、下端部を前後方向摺動かつ傾斜角度調節固定自
在に枢着した支持腕の上端部内壁対向間に、回動かつ傾
斜角度調節固定自在に枢着された支持軸の中央部位に設
けた望遠レンズの筒状部固定受座と、基盤の前端部左右
側壁に前後方向摺動かつ傾斜角度調節固定自在に枢着し
た支持脚の上端部を支点として、上下方向回動かつ傾斜
角度調節固定自在に設けた当該基盤と、上記支持脚の下
端部前壁にボールジョイントを介して連結支持杆の一端
部を連結し、他端部をボールジョイントの軸部に固設し
た緊緩調節自在な割り筒体を介して三脚の対向前脚に連
結してなる開脚保持手段と、によって構成されているこ
とを特徴とするものである。 【0008】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
基づいて詳細に説明する。1は三脚2の雲台2aに装着
される基盤であって、該基盤1は平面視横長矩形状に形
成されており、その後部側には長手方向摺動かつ位置調
節固定自在に望遠レンズ3を接合したカメラ4の載置台
5が設けられている。 【0009】すなわち、上記載置台5の中心部には基盤
1の長手方向に穿設した長溝1aを介して基盤1側に貫
通する連結孔1bが穿設されており、該連結孔1bには
上端側と下端側にそれぞれ螺子を刻設した連結杆6が挿
通され、下端側に規制体7を介して螺合した撮具6aの
螺進退操作により載置台5が固定され、該撮具6aの外
側に位置して螺合されたナット6bの螺進操作によりカ
メラ4が固定されるように構成されている。 【0010】基盤1の中央部位に貫設した雲台2aへの
装着孔1cの稍前方部位の左右側壁には、下端部に形成
した前傾状長溝(図示省略)に連結杆9が挿通されてお
り、該連結杆9の一端部に刻設した螺子部にナット9a
が螺合され、他端部に刻設した螺子部には撮具9bが螺
合されて支持腕8が前後方向摺動かつ傾斜角調節固定自
在に枢着され、該支持腕8の上端部内壁対向間には、連
結用螺杆10の一端部にナット10aが螺合され、他端
部に撮具10bが螺合されて、回動かつ傾斜角度調節固
定自在に支持軸10cが枢着されており、該支持軸10
cの中央部位には、望遠レンズ3の筒状部3aを固定す
る固定受座11が筒状部3aの径に対応して調節固定自
在に設けられている。 【0011】上記固定受座11は、「くの字状」に形成
した固定片11a、11aを抱持状に対向させ、一方の
固定片11aの基部を支持軸10cに枢着し、他方の固
定片11aの基部を固定すると共に、先端部に挿通した
撮具付螺杆11bの螺進退操作により筒状部3aの外周
を四点支持で締付固定するように構成されているが、こ
の固定受座11の具体的構成はこれに限定されるもので
はなく、要は外周を的確に、しかも安定した状態で固定
できるものであればよい。 【0012】更に基盤1の前端部左右側壁には、支持脚
12の上端部に連結用螺杆13の一端部にナット13a
が螺合され、他端部に撮具13bが螺合され、基盤1が
連結用螺杆13を支点として上下方向回動かつ傾斜角度
調節固定自在になっていると共に、支持脚12自体も前
後揺動かつ傾斜角度調節固定自在になっている。 【0013】上記支持脚12の下端部前壁には、連結支
持杆14の一端部(上端部)に螺着したボールジョイン
ト15が撮具付螺杆16を介して連結され、上記支持杆
14の他端部(下端部)に螺着したボールジョイント1
7の軸部には、螺杆に螺着した撮具18の緊緩操作によ
り緊緩調節自在となる割り筒体19が固設されており、
該割り筒体19を三脚2の対向する前脚2bに挿通連結
することにより、開脚姿勢が安定状態に調節保持できる
ようになっている。 【0014】本発明は叙上のように構成したので、い
ま、カメラ4に望遠レンズ3を接合して撮影するにあた
っては、先ず三脚2の雲台2aに装着孔1cを介して基
盤1を装着する。次いで、連結孔1bに挿通した連結杆
6に螺合されている撮具6aとナット6bを弛緩状態に
し、載置台5を長溝1aに沿って基盤1の長手方向に揺
動操作してカメラ4と望遠レンズ3のセッティング位置
が最適な状態となるように微調節した後、撮具6aを緊
締して載置台5を基盤1に固定すると共に、ナット6b
を緊締してカメラ4を載置台5に固定する。 【0015】次に支持腕8の下端部に位置する撮具9b
と上端部に位置する撮具10bを弛緩状態にしてから、
支持腕8と固定受座11を前後揺動して望遠レンズ3が
カメラ4とともに所望の最適な状態になるようにセッテ
ィング位置を微調節した後、上記撮具9b、10bを緊
締し、固定受座11に設けた撮具付螺杆11bを緊締し
て左右一対の固定片11a、11aで望遠レンズ3の筒
状部3aの外周を四点支持して固定する。 【0016】更に支持脚12の上端部に位置する撮具1
3bを弛緩して支持脚12を前後揺動自在な状態にして
から、連結支持杆14の他端部(下端部)に固設した割
り筒体19を撮具18を操作して弛緩状態とし、三脚2
の対向前脚2bに挿通し、図2に示すようにカメラ4を
水平に固定した状態、図2に示すようにカメラ4を上向
きに固定した状態、図3に示すようにカメラ4を下向き
に固定した状態、図4に示すようにカメラ4を三脚2の
右側に固定した状態など、雲台2aの動きに追従して変
姿する取付姿勢に対応して割り筒体19を前脚2bに沿
って上下揺動させ、最適な状態に微調節した後、撮具1
3bと18を緊締すれば、開脚した三脚2を安定状態に
保持できると共に、カメラ4と望遠レンズ3を固定した
基盤1と三脚2とは連結支持杆14を介して一体的に固
定される。このため、撮影するにあたってレリーズを使
用してシャッターを切った際、そのショックはカメラ4
や望遠レンズ3に波及せず、ブレのない綺麗な画像を得
ることができる。 【0017】 【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、本
発明によれば、三脚の雲台に装備される基盤にカメラと
カメラに接合される望遠レンズを簡単な微調節で所望す
る最適な状態に固定できると共に、上記基盤と三脚をも
簡単な微調節で一体的に連結固定して、開脚した三脚を
安定状態に保持できるようにしたものであるから、雲台
の動きに追従してカメラの取付姿勢を自由に選択できる
ものでありながら、雲台の可動範囲でブレ止めを図るこ
とができ、撮影時にはカメラブレののない綺麗な画像を
得ることができ、芸術的価値を高揚させて撮影者の趣味
感を充分に満足させることができる、という効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】望遠レンズ付カメラを三脚に水平に固定した状
態を示す斜視図である。 【図2】望遠レンズ付カメラを三脚に上向きに固定した
状態を示す側面図である。 【図3】望遠レンズ付カメラを三脚に下向きに固定した
状態を示す側面図である。 【図4】望遠レンズ付カメラを三脚の右側部に固定した
状態を示す側面図である。 【図5】要部を示す全体正面図である。 【図6】要部を示す全体側面図である。 【符号の説明】 1 基盤 1c 装着孔 2 三脚 2a 雲台 2b 前脚 3 望遠レンズ 4 カメラ 5 載置台 8 支持腕 10c 支持軸 11 固定雲台 12 支持脚 14 連結支持杆 15 ボールジョイント 17 ボールジョイント 19 割り筒体
態を示す斜視図である。 【図2】望遠レンズ付カメラを三脚に上向きに固定した
状態を示す側面図である。 【図3】望遠レンズ付カメラを三脚に下向きに固定した
状態を示す側面図である。 【図4】望遠レンズ付カメラを三脚の右側部に固定した
状態を示す側面図である。 【図5】要部を示す全体正面図である。 【図6】要部を示す全体側面図である。 【符号の説明】 1 基盤 1c 装着孔 2 三脚 2a 雲台 2b 前脚 3 望遠レンズ 4 カメラ 5 載置台 8 支持腕 10c 支持軸 11 固定雲台 12 支持脚 14 連結支持杆 15 ボールジョイント 17 ボールジョイント 19 割り筒体
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 三脚の雲台に装着される横長矩形状基盤
の後部側に、長手方向摺動かつ位置調節固定自在に設け
た望遠レンズ付カメラの載置台と、 基盤の中央部位に貫設した雲台への装着孔の稍前方部位
の左右側壁に、下端部を前後方向摺動かつ傾斜角度調節
固定自在に枢着した支持腕の上端部内壁対向間に、回動
かつ傾斜角度調節固定自在に枢着された支持軸の中央部
位に設けた望遠レンズの筒状部固定受座と、 基盤の前端部左右側壁に前後方向摺動かつ傾斜角度調節
固定自在に枢着した支持脚の上端部を支点として、上下
方向回動かつ傾斜角度調節固定自在に設けた当該基盤
と、上記支持脚の下端部前壁にボールジョイントを介し
て連結支持杆の一端部を連結し、他端部をボールジョイ
ントの軸部に固設した緊緩調節自在な割り筒体を介して
三脚の対向前脚に連結してなる開脚保持手段と、 によって構成されていることを特徴とする望遠系撮影に
おけるカメラブレ防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002155179A JP2003344942A (ja) | 2002-05-29 | 2002-05-29 | 望遠系撮影におけるカメラブレ防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002155179A JP2003344942A (ja) | 2002-05-29 | 2002-05-29 | 望遠系撮影におけるカメラブレ防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003344942A true JP2003344942A (ja) | 2003-12-03 |
Family
ID=29771757
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002155179A Pending JP2003344942A (ja) | 2002-05-29 | 2002-05-29 | 望遠系撮影におけるカメラブレ防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003344942A (ja) |
Cited By (4)
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