JP3801596B2 - 望遠系撮影におけるカメラブレ防止装置 - Google Patents

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本発明は、望遠系撮影におけるカメラブレ防止装置に係り、詳しくは、超望遠レンズを接合したカメラを固定する基盤を三脚の雲台に装着し、該基盤と三脚とを連結支持杆を介して一体的に連結して、三脚を安定した開脚姿勢に保持することにより、撮影時には雲台の動きに追従してカメラの取付姿勢を超望遠レンズと一体となって上向き、下向き、横向き等、自由に選択できるものでありながら、雲台の可動範囲でブレ止めを図ることができ、ブレの全くない状態で被写体を的確に撮影できる望遠系撮影におけるカメラブレ防止装置に関するものである。
カメラに望遠レンズを接合して撮影を行う写真愛好家、プロカメラマンは、当然のことながら三脚を使用して望遠撮影しているが、カメラブレのない綺麗な画像を得ることができないのが実状である。そこで、写真愛好家は、三脚を二基使用して一方の三脚でカメラを固定し、他方の三脚に望遠レンズの載置台を設け、カメラと望遠レンズを接合して撮影したり、あるいは三脚とスタンドを使用し、三脚に望遠レンズの載置台を設け、スタンドにカメラを固定し、カメラと望遠レンズを接合して撮影したりしているのが実状である。しかし、この様な撮影方法では、撮影時におけるカメラブレの防止ができても、高さや角度などフレーミングの微調整に手間がかかり、画角調整が容易にできず、望遠撮影の醍醐味を充分に満喫することができない欠点があった。
示唆されるものなし
そこで、本出願人は従来の撮影方法の欠点を解消すべく、先般「望遠系撮影におけるカメラブレ防止装置」を特許出願した(特願2002−155179)。この発明はカメラと望遠レンズとを接合した状態で、三脚の雲台に装備される基盤にカメラを固定し、かつ望遠レンズの筒状部を抱持状に固定する受座を設けると共に、該基盤と三脚とを一体的に連結して三脚の開脚姿勢を安定状態に保持するようにしたものであった。しかしながら、近年のカメラブームの中で焦点距離400mmをカバーする超望遠レンズが出現し、これを使用した超望遠撮影を楽しむ写真愛好家やプロカメラマンの増加、殊に写真愛好家の中で初心者の増加により、この様な超望遠レンズを、初心者でもフレーミングの調整が簡単で、ブレの全くない状態で被写体を的確に撮影することができ、綺麗な画像を得ることができる望遠系撮影におけるカメラブレ防止装置が熱望されていた。
本発明は、上記の如き実状に鑑み、望遠系撮影におけるカメラのブレ防止性能の向上を追求する研究、開発の過程で創案されたものであって、その意図するところは、望遠レンズを備えたカメラを三脚の雲台に載置固定するにあたり、簡便な操作で簡単、確実にカメラと三脚を一体的に連結して、カメラブレの全くない状態で載置固定することができ、撮影時には画角調整を容易にして雲台の動きに追従してカメラの取付姿勢を自由に選択でき、撮影する際、綺麗な画像を得ることができるようにして、超望遠撮影を楽しむ写真愛好家やプロカメラマンの要望を充分に満たすことができるカメラブレ防止装置を提供することを課題とする。
本発明が採用した技術手段は、三脚の雲台に着脱自在に装着される矩形状基盤と、三脚のうち、二脚を側方前後に開脚し一脚を他側方に位置させた撮影姿勢で、上記基盤の前壁と後壁の中央位置から吊架されて三脚の前脚と後脚に取り付けられる一対のショックアブソーバからなる連結支持杆と、上記矩形状基盤の前部側で、その長手方向に摺動自在かつ固定位置調節自在な望遠レンズの載置固定部と、上記基盤に対して水平状に固定されたカメラ固定支持台と、上記基盤の後部側に位置して設けたカメラ本体の載置固定部とからなる望遠系撮影におけるカメラブレ防止装置であって、上記望遠レンズの載置固定部は、基盤の前部側左右側壁にそれぞれ設けたレール部に沿って長手方向移動可能な一対の移動ブロックに、前後方向摺動可能かつ傾斜角度調節固定自在な支持腕をそれぞれ枢着し、当該各支持腕の上端部対向間に、望遠レンズ筒状部を下方から支承する水平受座を水平状支持軸に嵌着して跨設し、かつ該支持軸の一端側に、上記カメラ固定支持台に支持されたカメラを水平姿勢から横向き姿勢に変姿させた際、望遠レンズ筒状部を下方から支承する杆状座枕の基端部を枢着して構成され、上記カメラ本体の載置固定部は、基盤の後部側左右側壁にそれぞれ設けたレール部に沿って長手方向移動可能な一対の移動ブロックに、前後方向摺動可能でかつ傾斜角度調節固定自在な支持腕をそれぞれ枢着し、当該各支持腕の上端部対向間に、カメラ本体を下方から支承する水平支承受座を水平状支持軸に嵌着して跨設されていることを特徴とするものである。
本発明の1つの態様では、上記望遠レンズの載置固定部の各支持腕には、その長手方向に沿って長溝が穿設され、対向する支持腕の各長溝間に連結ボルトを各移動ブロックを貫通して挿通し、この連結ボルトの緊締、解除で、移動ブロックの前後方向の摺動固定位置と当該各支持腕の前後方向摺動位置および傾斜角度位置の固定、変更を行うように構成されていることを特徴とするものである。
本発明の1つの態様では、上記カメラ本体の載置固定部の各支持腕には、その長手方向に沿って長溝が穿設され、対向する支持腕の各長溝間に連結ボルトを各移動ブロックを貫通して挿通し、この連結ボルトの緊締、解除で、移動ブロックの前後方向の摺動固定位置と当該各支持腕の前後方向摺動位置および傾斜角度位置の固定、変更を行うように構成されていることを特徴とするものである。
したがって、本発明によれば、カメラと望遠レンズを固定した基盤と三脚とを連結支持杆を介して一体的に連結したので、三脚を安定した開脚状態に保持することができると共に、撮影時には、雲台の動きに追従してカメラの取付姿勢を所望する上向き、下向き、横向き等に自由に選択して固定することができ、しかも雲台の可動範囲でブレ止めと画角調整も容易にできるので、レリーズを使用してシャッターを切った際、カメラブレの全くない綺麗な画像を得ることができる。
本発明の実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1において、1は三脚2の雲台2aに着脱自在に装着される基盤であって、三脚2は二脚を前脚とし、一脚を後脚として開脚した撮影姿勢とし、該基盤1は平面視矩形状に形成されており、その後部側には、カメラ3を固定する固定支持台4が上下回動自在に設けられ、また上記基盤1の前部側には、その長手方向に摺動自在かつ固定位置調節自在な望遠レンズ5の載置固定部6が設けられていると共に、上記基盤1の前壁左右端側には、取付けブロック7を介して一対の連結支持杆8、8が吊架されており、当該各連結支持杆8、8の下端部に設けた緊締具9、9を、それぞれ三脚2の左右前脚2b、2bに固定位置調節自在に取り付けることによりカメラブレ防止装置10が構成されている。上記連結支持杆8、8は管状または杆状部材で形成されている。
上記固定支持台4は、図2および図3に示すように、その後部両側面に回動アーム4a、4aを固定し、該回動アーム4a、4aの基端側と基盤1の両側面との間に回動軸11、11を挿通して、基盤1に対して当該固定支持台4を水平固定姿勢Aと垂直回動姿勢Bとに変姿可能としている。また、上記固定支持台4の一側面には係止ピン12が突設されており、この係止ピン12に臨む凹部13aを一体形成した回動係止杆13の回動基端13bを基盤1の一側面に枢支して、係止ピン12と凹部13aとの係合で上記固定支持台4を水平固定姿勢Aに固定し、かつその係合解除により同固定支持台4を垂直回動姿勢Bに変姿できるようになっている。14は回動係止杆13の回動を規制する規制ピン、15は回動係止杆13の操作ピン、16は固定支持台4を貫通してカメラ3を同台4上に固定する取付ノブである。
また、上記望遠レンズの載置固定部6は、基盤1の左右側壁にそれぞれ設けた凹状の長溝17、17に沿うレール18、18を対向内面に一体形成して長手方向摺動可能にした一対の移動ブロック19、19に、長手方向に沿って長溝20、20を穿設した一対の支持腕21、21を、それぞれ各移動ブロック19、19の外側面に位置して当該移動ブロック19、19間を貫通するノブ付き連結ボルト22により緊締し、かつ各支持腕21、21の上端部対向間に、望遠レンズ5の筒状部5aを載置するV字状支承受座23を支軸23aを介して前後回動自在に跨設して構成されており、上記ノブ付き連結ボルト22の緊締を解除することにより、図4(a)(b)に示すように、各移動ブロック19、19を前後方向の任意の位置に移動させることができ、またノブ付き連結ボルト22に対し、各長溝20、20を介して支持腕21、21の前後方向の摺動位置と傾斜角度を変更することができるように構成されている
一方、上記基盤1の前部裏面の左右端には、逆凹型に形成した取付ブロック7が設けられており、これに吊持体24、24を介して一対の連結支持杆8、8をそれぞれ左右および前後方向回動自在に吊架すると共に、上記連結支持杆8、8の下端側は、吊持体24、24を介して緊締具9、9に連結されており、該緊締具9、9をそれぞれ左右前脚2b、2bに固定位置調節自在に取り付けて基盤1の前部側を下方から支持するようになっている。
上記緊締具9、9は、固定分割筒片9aと、コイル弾機を捲装した支持軸(図示省略)に軸支された可動分割筒片9bからなり、該支持軸に突設した撮具25、25を緊緩回動操作することにより、左右前脚2b、2bへの取付固定位置を調節するように構成されている。
なお、1aは基盤1に穿設した装着孔、2cは雲台2aに設けた装着ネジ、2dは同雲台2aの姿勢を前後左右に傾動する調節レバー、5aは望遠レンズ5の筒状部である。
実施例1の本発明は叙上の如く構成されているから、いま、カメラ3に望遠レンズ5を接合して撮影するにあたっては、先ず三脚2の雲台に設けた装着ネジ2cに基盤1の装着孔1aを螺合し、開脚した三脚2の雲台2a上に基盤1を装着する。次いで、基盤1の取付ブロック7に吊架した連結支持杆8、8の緊締具9、9を、開脚した三脚2の前脚2b、2bにそれぞれ取り付けて、カメラ3の最適な撮影位置で緊締具9、9を固定する。
そして、ノブ付き連結ボルト22を緩めた状態で、載置固定部6の移動ブロック19、19を、これからカメラ3に接合する望遠レンズ5の前後長に合わせて、長溝17、17に沿って前後方向に移動し、かつ支持腕21、21を図4(a)(b)に示すように、前後および上下方向の任意の位置に揺動移動させて、望遠レンズ5とV字状支承受座23に支承する筒状部5aのセッティング位置が最適となるように微調整する。
一方、カメラ3の取り付けは、図3に示すように、回動係止杆13を実線位置まで回動して固定支持台4の係止ピン12と回動係止杆13の凹部13aとの係合を解除し、上記固定支持台4を垂直回動姿勢Bに変姿させ、この状態で取付ノブ16を介して固定支持台4にカメラ3を固定すれば良い。その後、再び固定支持台4を水平固定姿勢Aまで復帰させて、固定支持台4の係止ピン12と回動係止杆13の凹部13aを係合させると、当該固定支持台4が基盤1上に固定されることになる。
然る後に望遠レンズ5をカメラ3に接合し、その状態で、望遠レンズ5と筒状部5aのセッティングが最適の位置となるように、再度支持腕21、21の微調整を行えば良い。
上述のような望遠レンズ5のセッティングを行った後に、三脚2の雲台2aを調節レバー2dにより操作してカメラ3および望遠レンズ5の取付姿勢を、図2に示す水平状態から図5に示すように上向きにセットする場合は、先ず三脚2の前脚2b、2bにそれぞれ固定していた緊締具9、9を撮具25、25の回動操作で弛緩し、この弛緩状態のままで調節レバー2dを操作して、雲台2aを上方に傾動させると、これに連動して連結支持杆8、8が三脚2の前脚2b、2bに沿って上昇移動するので、所望の位置で撮具25、25を回動操作して固定分割筒片18aと可動分割筒片18bを緊締すれば、その位置でカメラ3および望遠レンズ5が固定されることになる。
また、図6に示すように、カメラ3および望遠レンズ5を下向きにセットしたい時は、緊締具9、9を弛緩した後に雲台2aを下向きに操作すると、これに連動して連結支持杆8、8が前脚2b、2bに沿って下降移動する緊締具9、9を介して下動するので、所望の位置で緊締具9、9を緊締すればよい。
したがって、雲台2aの動きに追従して変姿するカメラ3および望遠レンズ5の取付姿勢に対応して、該カメラ3および望遠レンズ5を固定する基盤1と、三脚2とは連結支持杆8、8および緊締具9、9を介して三点支持構造により一体的に固定されるので、開脚した三脚2も安定状態に保持でき、望遠撮影するにあたってレリーズを使用してシャッターを切った際、超望遠撮影に経験がない者でも、また経験が浅く不馴れな者でも、全くブレのない綺麗な画像を得ることができ、超望遠撮影の醍醐味を充分に満足することができる。
加えて、カメラ3の固定支持台4は係止ピン12と回動係止杆13の凹部13aとの係合を解除することにより、雲台2上に固定した基盤1に対して水平固定姿勢Aから垂直回動姿勢Bに変姿できるので、カメラ3の撮影姿勢を水平、上向きおよび下向きに設定したままの状態で、垂直回動姿勢Bに変姿させることにより三脚2に対する全体の重量バランスを崩すことなく、種々異なるカメラや望遠レンズの交換作業を容易に行うことができ、レンズ交換の度に撮影姿勢の再調節を行うような煩わしい作業も不要にして、レンズ交換後は再び同じ撮影姿勢で望遠撮影を続けることが可能になる。
実施例2では、前記実施例1と同様に、三脚のうち二脚を前脚とし、かつ当該構成の一部を改良して、より一層画角調整などフレーミングの操作を容易にすると共に、ブレ止め効果もより一層確実なものにした点に特徴を有するものである。
具体的には、実施例1の管状または杆状部材からなる連結支持杆8について、実施例2では図7および図8に示すように、オイルダンパー、ガススプリングなどのショックアブソーバ(本実施例ではオイルダンパー)8aで構成すると共に、該オイルダンパー8aには、雲台2aの動きに追従して変姿した際、その位置を固定する緊締具8a´が設けられている。
また実施例1の望遠レンズ筒状部5aのV字状支承受座23について、実施例2では水平状支持軸23aに筒体23bを嵌着し、これを左右支持腕21、21間に跨設して水平支承受座26を構成した。
更に実施例2では、上記水平状支持軸23aの一端側に、基端部を枢着して通常は支持腕21の上縁に収納され、カメラ3を水平姿勢から横向き姿勢に変姿させた際、前方に90度回動させて望遠レンズ5の筒状部5aを下方から支承する杆状座枕27が追加構成されている。
実施例3は、図9に示すように、三脚のうち一脚を前脚とし、二脚を後脚として開脚した撮影姿勢で、実施例1の基盤1の前壁中央部位から前脚にオイルダンパーで構成された連結支持杆8aを吊架し、その余の改良構成である水平状支承受座26と追加構成である杆状座枕27は実施例2と全く同一である。
実施例4は、三脚のうち二脚を側方前後に開脚し、かつ前記実施例1の構成の一部を改良すると共に、実施例2に追加した構成と同一の構成を追加した点に特徴を有するものである。
具体的には、図10に示すように、三脚のうち二脚を側方に張り出して前後に開脚し、一脚を他側方に張り出した撮影姿勢で、実施例1の基盤1の前後壁中央部位から上記前後脚にオイルダンパーで構成された連結支持杆8aを吊架した。
次に実施例1の基盤1に対して水平固定姿勢と垂直固定姿勢に変姿可能に構成したカメラ固定支持台4について、実施例4では、これを基盤1に対して水平状に固定すると共に、上記基盤1の後部側に位置して、その長手方向に摺動自在で、傾斜角度固定調節自在なカメラ本体載置固定部28を構成した。すなわち、上記カメラ本体載置固定部28は、基盤1後部側左右側壁に設けた凹状の長溝17a、17aに沿ってレール18a、18aを対向内面に一体形成して長手方向摺動可能にした一対の移動ブロック19a、19aに、長手方向に沿って長溝20a、20aを穿設した一対の支持腕21a、21aを、それぞれ各移動ブロック19a、19aの外側面に位置して当該移動ブロック19a、19a間を貫通するノブ付き連結ボルト22aにより緊締し、かつ各支持腕21a、21aの上端部対向間に水平支持軸23aに筒体23bを嵌着してカメラ本体を載置する水平支承受座26aを跨設して構成されている。
更に実施例4には、前記実施例2〜3と同様に、支持腕21、21の上端部に望遠レンズ5の筒状部5aを下方から支承する水平支承受26(図示省略)と、望遠レンズを横向きに変姿させた際、これを下方から支承する杆状座枕27(図示省略)が追加構成されている。
叙上のように、実施例2〜4は、実施例1に比し、連結支持杆8をオイルダンパー8aで構成すると共に、望遠レンズ筒状部5aを下方から支承する受座を水平支承受座26と杆状座枕27で構成したので、画角調整などフレーミングの操作がより一層容易にできる上、ブレ止めもより一層確実なものとすることができるに至った。
すなわち、実施例1ではカメラ3および望遠レンズ5の取付姿勢を変姿させて、画角調整を行う場合には、基盤1と三脚とを連結した支持杆8が伸縮しない管状または杆状部材で構成されているので、その都度緊締具9を弛緩しなければ、雲台2aの可動操作ができないばかりでなく、雲台2aの可動過程で、三脚2に沿って摺接移動する緊締具9により発生する摩擦などの振動でカメラブレを生ずる惧れがあった。
これに対して、実施例2〜4では連結支持杆8を伸縮自在なオイルダンパー8aで構成したので、画角調整時に緊締具9を弛緩する必要が全くなく、そのままの状態で雲台2aの可動ができると共に、雲台2aの可動過程で生ずる惧れのあるカメラブレも、オイルダンパー8aのストロークに吸収されてブレ止めができる。
また、実施例1の望遠レンズ筒状部5aの支承受座はV字状支承受座23に形成されているので、望遠レンズ筒状部5aの軸径がV字状の開角度より大径の場合には、カメラを水平姿勢に載置した場合、支承状態が不安定になる上、水平姿勢から横向き姿勢に変姿させた場合には支承ができないため、ブレ防止が不十分であった。これに対し、実施例2〜4では、望遠レンズ筒状部5aの支承受座を水平支承受座26に形成したので、望遠レンズ筒状部5aの軸径が大小に関わりなく、水平姿勢を安定した状態で支承できると共に、カメラを横向きに変姿させた場合でも、杆状座枕27で支承できるため、画角調整もブレのない状態で行うことができる。
本発明のカメラブレ防止装置は、測量機械に利用できる。
である。
三脚のうち二脚を前脚としてカメラブレ防止装置を三脚に装備した状態を示す全体斜視図である。 接合したカメラと望遠レンズを三脚に水平に固定した状態を示す一部省略要部側面図である。 固定支持台をこれに固定したカメラとともに垂直回動姿勢に変姿させた状態を示す一部省略要部側面図である。 (a)は支持腕の前後方向揺動位置および傾斜角度位置の変更状態を点線で示す作用説明図である。 (b)は移動ブロックの前後方向の移動調節を実線および点線で示す作用説明図である。 カメラを上向きの撮影姿勢に保持した状態を示す一部省略要部側面図である。 カメラを下向きの撮影姿勢に保持した状態を示す一部省略要部側面図である。 三脚のうち二脚を前脚とした実施例2の全体斜視図である。 三脚のうち二脚を前脚とした実施例2の全体側面図である。 三脚のうち一脚を前脚とした実施例3の全体斜視図である。 三脚のうち二脚を側方前後に開脚した実施例4の要部側面図である。
符号の説明
1 基盤
2 三脚
2a 雲台
2b 前脚
4 カメラの固定支持台
5 望遠レンズ
5a 筒状部
6 望遠レンズの載置固定部
8 連結支持杆
8a 連結支持杆
10 カメラブレ防止装置
17 長溝
17a 長溝
18 レール
18a レール
19 移動ブロック
19a 移動ブロック
20 長溝
20a 長溝
21 支持腕
21a 支持腕
22 ノブ付き連結ボルト
22a ノブ付き連結ボルト
23 V字状支承受座
23a 水平状支持軸
26 水平支承受座
26a 水平支承受座
27 杆状座枕
28 カメラ本体載置固定部

Claims (1)

  1. 三脚の雲台に着脱自在に装着される矩形状基盤と、三脚のうち、二脚を側方前後に開脚し一脚を他側方に位置させた撮影姿勢で、上記基盤の前壁と後壁の中央位置から吊架されて三脚の前脚と後脚に取り付けられる一対のショックアブソーバからなる連結支持杆と、上記矩形状基盤の前部側で、その長手方向に摺動自在かつ固定位置調節自在な望遠レンズの載置固定部と、上記基盤に対して水平状に固定されたカメラ固定支持台と、上記基盤の後部側に位置して設けたカメラ本体の載置固定部とからなる
    望遠系撮影におけるカメラブレ防止装置であって、
    上記望遠レンズの載置固定部は、基盤の前部側左右側壁にそれぞれ設けたレール部に沿って長手方向移動可能な一対の移動ブロックに、前後方向摺動可能かつ傾斜角度調節固定自在な支持腕をそれぞれ枢着し、当該各支持腕の上端部対向間に、望遠レンズ筒状部を下方から支承する水平受座を水平状支持軸に嵌着して跨設し、かつ該支持軸の一端側に、上記カメラ固定支持台に支持されたカメラを水平姿勢から横向き姿勢に変姿させた際、望遠レンズ筒状部を下方から支承する杆状座枕の基端部を枢着して構成され、
    上記カメラ本体の載置固定部は、基盤の後部側左右側壁にそれぞれ設けたレール部に沿って長手方向移動可能な一対の移動ブロックに、前後方向摺動可能でかつ傾斜角度調節固定自在な支持腕をそれぞれ枢着し、当該各支持腕の上端部対向間に、カメラ本体を下方から支承する水平支承受座を水平状支持軸に嵌着して跨設されていることを特徴とする望遠系撮影におけるカメラブレ防止装置。
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