JP3182620U - 三脚を備えたカメラ用支持具 - Google Patents
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Abstract
【課題】ゴルフクラブのシャフトに単純操作で三脚、雲台が脱着できると共にカメラ撮像時には前記シャフトを容易に立設保持して自画撮りすることができ携行時の煩わしさを解消することができる三脚を備えたカメラ用支持具を提供する。
【解決手段】シャフト3のグリップ部4上端に脱着可能に装着される雲台8と、シャフトの下方を支持する三脚18とを備え、雲台8は頂面に凹溝12を形成し下端面にテーパ穴を形成した有底筒状のホルダ9を有し、三脚は、シャフト下方に脱着可能に挿通保持される主三脚18aと、主三脚直下のシャフト3に挿通保持されて主三脚の開閉動作と協働する補助三脚18bとから成り、主三脚は、中央にシャフト3を挿通保持する挿通孔を有し外周に開閉脚上端を搖動可能に軸支する上部保持具19を設け、補助三脚18bは各開閉脚の中間に補助三脚18bの上端を搖動可能に軸支すると共にそれらの下端を軸支する下部保持具22を設けた。
【選択図】図2
【解決手段】シャフト3のグリップ部4上端に脱着可能に装着される雲台8と、シャフトの下方を支持する三脚18とを備え、雲台8は頂面に凹溝12を形成し下端面にテーパ穴を形成した有底筒状のホルダ9を有し、三脚は、シャフト下方に脱着可能に挿通保持される主三脚18aと、主三脚直下のシャフト3に挿通保持されて主三脚の開閉動作と協働する補助三脚18bとから成り、主三脚は、中央にシャフト3を挿通保持する挿通孔を有し外周に開閉脚上端を搖動可能に軸支する上部保持具19を設け、補助三脚18bは各開閉脚の中間に補助三脚18bの上端を搖動可能に軸支すると共にそれらの下端を軸支する下部保持具22を設けた。
【選択図】図2
Description
本考案は、ゴルフクラブのシャフトに組込み可能な三脚を備えたカメラ用支持具に関する。
最近では、カメラ(例えばスマートフォン)の発達により比較的安価にビデオ撮影ができるものが市販されており、ゴルフスイングの状態を自画撮りしたカメラの撮像を確認するために、カメラを自立支持する三脚付きカメラ用支持具が使用されている。
しかしながら、このようなカメラ用支持具は、ゴルフコース等の野外での撮影時に使用する際に大型のものでは携行が困難となる問題を有している。
このような携行時の煩わしさを解消したカメラ用支持具として、洋傘に三脚や雲台を一体に組込んだものが提案されている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、このようなカメラ用支持具は、ゴルフコース等の野外での撮影時に使用する際に大型のものでは携行が困難となる問題を有している。
このような携行時の煩わしさを解消したカメラ用支持具として、洋傘に三脚や雲台を一体に組込んだものが提案されている(例えば特許文献1参照)。
このカメラ用支持具は、洋傘の柄部内に設けた三脚収容体に3本の伸縮脚の端部を可動自在に軸支したものを収容し、三脚使用時には柄部から三脚引出柄を回転させたのち引出してロックし、各三脚を伸ばし開脚して地上に立てられる。
そして、地上に立設した洋傘の石突部に取付けられた雲台のカメラ取付けネジにはカメラが取付けられ、調節リングにより写角を調整し調整リングを締めて固定される。
そして、地上に立設した洋傘の石突部に取付けられた雲台のカメラ取付けネジにはカメラが取付けられ、調節リングにより写角を調整し調整リングを締めて固定される。
使用後は、伸縮脚を折り畳んだ状態で三脚引出柄を逆回転させてロックを解除し、そのまま柄部を内部に押し込んだのち回転ロックさせて三脚を収納し、雲台にはキャップを被せることで通常の洋傘として使用できる。
このように構成することで、本来は別々に携行されていた洋傘とカメラ用三脚を合体させることで雨天時などにカメラ用支持具を携行する煩わしさを解消している。
このように構成することで、本来は別々に携行されていた洋傘とカメラ用三脚を合体させることで雨天時などにカメラ用支持具を携行する煩わしさを解消している。
ところで、特許文献1に記載される三脚を備えたカメラ用支持具は、伸縮可能な三脚を洋傘の柄部に収納した構成となっているため、洋傘としては柄部が重くなる難点を有するだけでなく降雨時または降雨予想時には別の傘を用意しなければならず、カメラ用支持具携行の煩わしさを解消したとは言い難い。
本考案は、上述した事情に鑑みてなされたもので、ゴルフクラブのシャフトに単純操作で三脚、雲台が脱着できると共にカメラ撮像時には前記シャフトを容易に立設保持して自画撮りすることができ携行時の煩わしさを解消することができる三脚を備えたカメラ用支持具を提供することを目的とする。
本考案に係る三脚を備えたカメラ用支持具では、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
本考案に係る三脚を備えたカメラ用支持具は、ゴルフクラブからヘッドを取外したシャフトのグリップ部に脱着可能に装着される雲台と、前記シャフトの下方を略垂直に支持する三脚とを備え、前記雲台は、頂面にスマートフォンを挿嵌保持する凹溝を形成すると共に下端面に前記グリップ部が挿嵌可能なテーパ穴を形成した有底筒状のホルダで構成され、
前記三脚は、シャフトの下方に脱着可能に挿通保持される主三脚と、該主三脚直下のシャフトに挿通保持されて前記主三脚の開閉動作と協働する補助三脚とから成り、前記主三脚は、中央に前記シャフトを挿通保持する挿通孔を有すると共に外周に開閉脚の上端を搖動可能に軸支する上部保持具を設け、前記補助三脚は、中央に前記シャフトを挿通保持する挿通孔を有し前記各開閉脚の中間に補助脚の上端を搖動可能に軸支すると共にそれらの下端を軸支する下部保持具を設けたことを特徴とする。
本考案に係る三脚を備えたカメラ用支持具は、ゴルフクラブからヘッドを取外したシャフトのグリップ部に脱着可能に装着される雲台と、前記シャフトの下方を略垂直に支持する三脚とを備え、前記雲台は、頂面にスマートフォンを挿嵌保持する凹溝を形成すると共に下端面に前記グリップ部が挿嵌可能なテーパ穴を形成した有底筒状のホルダで構成され、
前記三脚は、シャフトの下方に脱着可能に挿通保持される主三脚と、該主三脚直下のシャフトに挿通保持されて前記主三脚の開閉動作と協働する補助三脚とから成り、前記主三脚は、中央に前記シャフトを挿通保持する挿通孔を有すると共に外周に開閉脚の上端を搖動可能に軸支する上部保持具を設け、前記補助三脚は、中央に前記シャフトを挿通保持する挿通孔を有し前記各開閉脚の中間に補助脚の上端を搖動可能に軸支すると共にそれらの下端を軸支する下部保持具を設けたことを特徴とする。
本考案によれば、ゴルフクラブのヘッドを取り外したシャフトの下方を三脚により脱着可能に挿通して立設支持することができる。また、雲台を構成するホルダの下端面にはテーパ穴が形成されているので、グリップ部外径の大小に関わらずテーパ穴の軸方向に挿入して行くことでテーパ穴の内周に接触したグリップ部外周の任意の部分が押圧圧縮される。これにより、雲台はグリップ部に安定状態で保持することができる。
これにより自画撮りする際には前記シャフトを容易に立設保持することができ、グリップ部に装着した雲台の凹溝には、スマートフォンを挿嵌するだけで安定保持することができるので、位置合わせ操作などを簡略化することができる。
また、前記三脚は、上下の保持具からシャフトを軸方向に移動させることで容易に脱着することができ、シャフトとは別体にされた三脚は小さく折り畳むことでコンパクト化されるので携行時の煩わしさを解消することができる。
これにより自画撮りする際には前記シャフトを容易に立設保持することができ、グリップ部に装着した雲台の凹溝には、スマートフォンを挿嵌するだけで安定保持することができるので、位置合わせ操作などを簡略化することができる。
また、前記三脚は、上下の保持具からシャフトを軸方向に移動させることで容易に脱着することができ、シャフトとは別体にされた三脚は小さく折り畳むことでコンパクト化されるので携行時の煩わしさを解消することができる。
前記雲台の凹溝にはブロック状の取付け具が脱着可能に挿嵌保持され、前記取付け具の上面にはカメラ下面のネジ孔に螺着可能なネジ軸が突設していることを特徴とする。
これにより、スマートフォンに代えてカメラを雲台のホルダに取付ける際は、ホルダ頂面の凹溝に取付け具を挿嵌するだけで(例えばネジや弾性体など)の押圧力により安定状態で装着することができる。
また、凹溝に装着したブロック状の取付け具にカメラ(デジタルカメラまたはビデオカメラ)を取付ける際は、取付け具のネジ軸を前記カメラ下面のネジ孔に螺着することで容易に装着することができる。
これにより、スマートフォンに代えてカメラを雲台のホルダに取付ける際は、ホルダ頂面の凹溝に取付け具を挿嵌するだけで(例えばネジや弾性体など)の押圧力により安定状態で装着することができる。
また、凹溝に装着したブロック状の取付け具にカメラ(デジタルカメラまたはビデオカメラ)を取付ける際は、取付け具のネジ軸を前記カメラ下面のネジ孔に螺着することで容易に装着することができる。
ヘッドを有するゴルフクラブシャフトのグリップ部に脱着可能に装着された雲台と、前記シャフトの下方を略垂直に立設保持する三脚とを備え、前記雲台は、頂面にスマートフォンを挿嵌保持する凹溝を形成すると共に下端面に前記グリップ部が挿嵌可能なテーパ穴を形成した有底筒状のホルダで構成され、 前記三脚は、シャフトの下方に脱着可能に挿通保持される主三脚と、該主三脚直下のシャフトに挿通保持されて前記主三脚の開閉動作と協働する補助三脚とから成り、 前記主三脚は、外周から中央に臨む横溝の端部で前記シャフトを挿通保持すると共に外周に開閉脚の上端を搖動可能に軸支する上部保持具を設け、前記補助三脚は、外周から中央に臨む横溝の端部で前記シャフトを挿通保持すると共に前記各開閉脚の中間に補助脚の上端を搖動可能に軸支し且つ前記補助脚の下端を搖動可能に軸支する下部保持具を設けたことを特徴とする。
本考案によれば、主三脚の上部保持具ないし補助三脚の下部保持具には、シャフトを横方向から脱着可能とする横溝が外周から中央に臨むように形成されている。これにより、シャフトとなるゴルフクラブのシャフトがヘッドを有している場合でも、シャフトを前記横溝の端部まで移動するだけで、前記シャフトを横溝の端部に上下方向に挿通保持することができる。
このように前記シャフトは、上部保持具ないし下部保持具の横溝に横方向から容易に脱着することができるので組立作業の単純化を図ることができる。
このように前記シャフトは、上部保持具ないし下部保持具の横溝に横方向から容易に脱着することができるので組立作業の単純化を図ることができる。
前記雲台は、前記三脚によって略垂直に支持されるシャフトのグリップ部に延長シャフトを傾倒状態で脱着可能に挿嵌保持する第1雲台と、前記スマートフォンを搖動可能に挿嵌保持すべく前記延長シャフト上端のグリップ部に対し脱着可能に保持する第2雲台とから成り、前記第1雲台は、頂面に凹溝を形成すると共に下端面に前記グリップ部が挿嵌可能なテーパ穴を形成した有底筒状のホルダと、前記凹溝に挿嵌保持され上面に挿通孔を形成した板状の第1ブラケットと、該第1ブラケットの挿通孔に搖動可能に軸支される第2ブラケット上部に前記延長シャフトを挿嵌保持する長溝を形成した延長シャフト装着具とを備え、前記第2雲台は、頂面に凹溝を形成すると共に下端面に前記延長シャフトのグリップ部を挿嵌するテーパ穴を形成した有底筒状のホルダと、該ホルダの凹溝に挿嵌可能な板状の舌片を設け上面に前記舌片と直交する嵌合溝を形成した第3ブラケットと、該第3ブラケットの嵌合溝に搖動可能に挿嵌支持される突出片を備え上面にスマートフォンを挿嵌保持する凹溝を前記突出片と直交するよう形成したチルト支持台とから構成されることを特徴とする。
これにより、専用の三脚を用いて略垂直に支持したヘッドを外したシャフト又はヘッドを備えたシャフトのグリップ部に第1雲台を脱着可能に装着することで、前記第1雲台に延長シャフトを搖動可能に保持することができる。また、前記延長シャフトの上端に第2雲台を搖動可能に保持することで、上方から撮影するスマートフォンを第2雲台に脱着可能に装着することができる。
従って、延長シャフトの上端に装着された第2雲台となるチルト支持台に装着されたスマートフォンは、3次元方向に搖動可能に保持されることから被写体の上方から撮影することができるので、ゴルフスイングの撮影領域を大幅に拡大することができる。
例えば、被写体となるゴルフプレイヤーがスイングしたクラブヘッドがゴルフボールに当たる瞬間をスロー送りやコマ送りで撮影することで、ゴルフスイングの解析を行うことができる。
また、カメラにより自画撮りが完了した際、または自画撮り前においてもカメラ用支持具と三脚を別体に切り離すことができる構成となっており、三脚自体は小さく折り畳むことができるので携行時における煩わしさを解消することができる。
これにより、専用の三脚を用いて略垂直に支持したヘッドを外したシャフト又はヘッドを備えたシャフトのグリップ部に第1雲台を脱着可能に装着することで、前記第1雲台に延長シャフトを搖動可能に保持することができる。また、前記延長シャフトの上端に第2雲台を搖動可能に保持することで、上方から撮影するスマートフォンを第2雲台に脱着可能に装着することができる。
従って、延長シャフトの上端に装着された第2雲台となるチルト支持台に装着されたスマートフォンは、3次元方向に搖動可能に保持されることから被写体の上方から撮影することができるので、ゴルフスイングの撮影領域を大幅に拡大することができる。
例えば、被写体となるゴルフプレイヤーがスイングしたクラブヘッドがゴルフボールに当たる瞬間をスロー送りやコマ送りで撮影することで、ゴルフスイングの解析を行うことができる。
また、カメラにより自画撮りが完了した際、または自画撮り前においてもカメラ用支持具と三脚を別体に切り離すことができる構成となっており、三脚自体は小さく折り畳むことができるので携行時における煩わしさを解消することができる。
本考案によれば、三脚を備えたカメラ用支持具がゴルフクラブのヘッドを取外したシャフト、或いはヘッドを有するゴルフクラブのシャフトに専用の三脚、並びに雲台を脱着可能に装着することができる。
これにより、ゴルフスイング状態を自画撮りする際には単純操作により三脚を組み立てて前記シャフトを地上または床面に垂直に立設保持すると共に、前記シャフトのグリップ部に挿嵌した雲台にはカメラ(またはスマートフォン)を容易に取付けることができる。
カメラ用支持具の使用後は、ゴルフクラブのシャフトから三脚、雲台を容易に取外すことができ、別体化することでコンパクトになり携行時の煩わしさを解消することができる。
また、カメラ位置を上方に配置して自画撮りする際は、垂直に立設保持したシャフトのグリップ部に挿嵌保持される第1雲台に加え、傾斜状態で挿嵌保持される延長シャフトのグリップ部にスマートフォンを挿嵌保持する第2雲台をチルト支持台により傾動することができる。
これにより、カメラを3次元方向に搖動することができるのでゴルフプレイヤー上方からの広範囲な撮影が可能となり、例えば、対象となる被写体となるゴルフプレイヤーがスイングするクラブヘッドがゴルフボールに当たる瞬間をスロー送りやコマ送りで撮影することができ、ゴルフスイングの解析を行うことができる。
これにより、ゴルフスイング状態を自画撮りする際には単純操作により三脚を組み立てて前記シャフトを地上または床面に垂直に立設保持すると共に、前記シャフトのグリップ部に挿嵌した雲台にはカメラ(またはスマートフォン)を容易に取付けることができる。
カメラ用支持具の使用後は、ゴルフクラブのシャフトから三脚、雲台を容易に取外すことができ、別体化することでコンパクトになり携行時の煩わしさを解消することができる。
また、カメラ位置を上方に配置して自画撮りする際は、垂直に立設保持したシャフトのグリップ部に挿嵌保持される第1雲台に加え、傾斜状態で挿嵌保持される延長シャフトのグリップ部にスマートフォンを挿嵌保持する第2雲台をチルト支持台により傾動することができる。
これにより、カメラを3次元方向に搖動することができるのでゴルフプレイヤー上方からの広範囲な撮影が可能となり、例えば、対象となる被写体となるゴルフプレイヤーがスイングするクラブヘッドがゴルフボールに当たる瞬間をスロー送りやコマ送りで撮影することができ、ゴルフスイングの解析を行うことができる。
以下、本考案の第一実施形態に係る三脚を備えたカメラ用支持具について図1〜図6を参照して説明する。
図1は三脚を備えたカメラ用支持具にスマートフォンを装着してスイング状態を撮像する状態を示す全体斜視図、図2は三脚を備えたカメラ用支持具を上方から見た斜視図、図3はカメラ用支持具の三脚を示す部分拡大斜視図、図4(A)は、三脚を備えたカメラ用支持具の上部保持具の平面図、(B)は(A)の一部断面を示す部分側面図、図5はスマートフォンが挿嵌保持された状態であってシャフトのグリップ部に装着した雲台の一部断面を示す側面図、図6は雲台の凹溝に装着したブロック状取付け具のネジ軸にカメラを螺着する状態を示す分解組立斜視図である。
図1は三脚を備えたカメラ用支持具にスマートフォンを装着してスイング状態を撮像する状態を示す全体斜視図、図2は三脚を備えたカメラ用支持具を上方から見た斜視図、図3はカメラ用支持具の三脚を示す部分拡大斜視図、図4(A)は、三脚を備えたカメラ用支持具の上部保持具の平面図、(B)は(A)の一部断面を示す部分側面図、図5はスマートフォンが挿嵌保持された状態であってシャフトのグリップ部に装着した雲台の一部断面を示す側面図、図6は雲台の凹溝に装着したブロック状取付け具のネジ軸にカメラを螺着する状態を示す分解組立斜視図である。
(第一実施形態)
本考案に係る三脚を備えたカメラ用支持具1(以下カメラ用支持具と称する)は、図1に示すようにゴルプレイヤーPが自らゴルフボールBをショットする際のスイング状態をカメラ(例えばスマートフォン)SMで自画撮りする際に地面または床面上に設置した三脚に支柱を略垂直に立設して使用される。
本考案に係る三脚を備えたカメラ用支持具1(以下カメラ用支持具と称する)は、図1に示すようにゴルプレイヤーPが自らゴルフボールBをショットする際のスイング状態をカメラ(例えばスマートフォン)SMで自画撮りする際に地面または床面上に設置した三脚に支柱を略垂直に立設して使用される。
この場合、カメラ用支持具1は、カメラを所定高さで支持する必要があるため、例えばヘッドを取外した使用済みのゴルフクラブ2のシャフト3を支柱として使用されている。
このカメラ用支持具1は、図2に示すようにシャフト3と、該シャフト3のグリップ部4上端に脱着可能に装着される雲台8と、シャフト3の下方を保持する三脚18を備えている。
このカメラ用支持具1は、図2に示すようにシャフト3と、該シャフト3のグリップ部4上端に脱着可能に装着される雲台8と、シャフト3の下方を保持する三脚18を備えている。
雲台8は、図5に示すように頂面にスマートフォンの厚みより僅かに広い凹溝12が形成されると共に、下端面には緩い角度のテーパ穴を形成した有底筒状のホルダ9で構成される。
前記テーパ穴10は、弾性を備えたゴム製のグリップ部4上端に挿嵌可能であって挿入の際は、ゴム製のグリップ部4上端外周面が緩い角度のテーパ穴内面により軸方向から押圧力を加えることで弾力的に保持される。
テーパ穴10は、ゴルフクラブの種類によってグリップ部4の外径に差異があってもテーパ穴の内径をグリップ部の最大径より大きく形成することでテーパ穴10に挿入したグリップ部4外径の何れかがテーパ穴10内径に圧接保持されるようになっている。
前記テーパ穴10は、弾性を備えたゴム製のグリップ部4上端に挿嵌可能であって挿入の際は、ゴム製のグリップ部4上端外周面が緩い角度のテーパ穴内面により軸方向から押圧力を加えることで弾力的に保持される。
テーパ穴10は、ゴルフクラブの種類によってグリップ部4の外径に差異があってもテーパ穴の内径をグリップ部の最大径より大きく形成することでテーパ穴10に挿入したグリップ部4外径の何れかがテーパ穴10内径に圧接保持されるようになっている。
このように、テーパ穴10を形成することによりグリップ部4の外径に差異がある場合でも、グリップ部4をテーパ穴10の軸方向に挿入することでテーパ穴10内周壁の何れかが圧接保持されるのでホルダ9を安定状態で保持することができる。
また、ホルダ9上端の外周側面には、凹溝12に直交方向から連通するネジ孔14が形成されると共に、このネジ孔14にロックハンドルHのネジ軸を螺着することで凹溝12に挿嵌されたスマートフォンSMの下端側面がしっかり押圧保持される。
なお前記ネジ孔14は、これに限らず弾性変形可能な弾性体を装着することもでき、凹溝12に挿嵌した弾性力を有するクリップでスマートフォンSMを装着することもできる。
また、ホルダ9上端の外周側面には、凹溝12に直交方向から連通するネジ孔14が形成されると共に、このネジ孔14にロックハンドルHのネジ軸を螺着することで凹溝12に挿嵌されたスマートフォンSMの下端側面がしっかり押圧保持される。
なお前記ネジ孔14は、これに限らず弾性変形可能な弾性体を装着することもでき、凹溝12に挿嵌した弾性力を有するクリップでスマートフォンSMを装着することもできる。
次に図3、図4を参照して三脚18に付き説明する。シャフト3の下方に脱着可能に装着される三脚18は、主三脚18aと、主三脚18a直下のシャフト3に挿通保持されて主三脚18aの開閉動作と連携して協働する補助三脚18bとから構成されている。
主三脚18aは、三本の開閉脚25a,25b,25cを備え、中央に前記シャフト3を挿通保持する挿通孔23を有すると共に外周には夫々の開閉脚25a,25b,25c上端を支軸27により搖動可能に軸支する上部保持具19を備えている。
主三脚18aは、三本の開閉脚25a,25b,25cを備え、中央に前記シャフト3を挿通保持する挿通孔23を有すると共に外周には夫々の開閉脚25a,25b,25c上端を支軸27により搖動可能に軸支する上部保持具19を備えている。
補助三脚18bは、各開閉脚25a,25b,25cの中間に三本の補助脚26a,26b,26cの上端が搖動可能に軸支されると共にそれらの下端を軸支する下部保持具22を備えている。
この場合、上記開閉脚25a,25b,25c及び補助脚26a,26b,26cには、断面コ字型の軽量型鋼(例えばアルミ合金)が使用されており脚部の軽量化を図っている。
この場合、上記開閉脚25a,25b,25c及び補助脚26a,26b,26cには、断面コ字型の軽量型鋼(例えばアルミ合金)が使用されており脚部の軽量化を図っている。
上部保持具19は、肉厚のアルミニウム製円板で形成されており上部保持具19の外周には開口溝19a,19b,19cが均等に(例えば3等配で)形成されており、これら開口溝19a,19b,19cには三本の開閉脚25a,25b,25c上端が挿嵌され支軸27により搖動可能に支持されている。
前記上部保持具19の外周側面には、挿通孔23に連通するネジ孔Tが形成されており、このネジ孔Tにはシャフト3の側面をロックネジにより押圧保持するロックハンドルH1が螺着されている。
前記上部保持具19の外周側面には、挿通孔23に連通するネジ孔Tが形成されており、このネジ孔Tにはシャフト3の側面をロックネジにより押圧保持するロックハンドルH1が螺着されている。
下部保持具22も同様にアルミニウム製の円板で形成されており、下部保持具22の外周には開口溝22a,22b,22cが3等配で形成されており、各開閉脚25a,25b,25cの中間に三本の補助脚26a,26b,26cの上端が搖動可能に軸支されると共にそれらの下端は開口溝22a,22b,22cに動可能に軸支されている。
下部保持具22の外周側面には、挿通孔24に連通するネジ孔(不図示)が形成されており、このネジ孔にはシャフト3を側面から押圧保持するロックハンドルH2のネジ軸が螺着されている。
尚、前述した三脚ないし第1雲台を構成する材料は軽量合金(例えばアルミニウム)で構成されることが好ましいが、これに限らずある程度強度を有するプラスチックまたは木材などで構成することもできる。
尚、前述した三脚ないし第1雲台を構成する材料は軽量合金(例えばアルミニウム)で構成されることが好ましいが、これに限らずある程度強度を有するプラスチックまたは木材などで構成することもできる。
次に、上記ように構成された第1実施形態に係るカメラ用支持具1の組立操作に付き図1から図6を参照して説明する。
図2に示すカメラ用支持具1は、ヘッドを取外したゴルフクラブ2のシャフト3が三脚18により支持された状態で略垂直に立設保持されており、グリップ部4にはスマートフォンSMを挿嵌保持するホルダ9が装着されている。
図2に示すカメラ用支持具1は、ヘッドを取外したゴルフクラブ2のシャフト3が三脚18により支持された状態で略垂直に立設保持されており、グリップ部4にはスマートフォンSMを挿嵌保持するホルダ9が装着されている。
先ず、組立に際し三脚18は、図3に示すように主三脚18aの三本の開閉脚25a,25b,25cを外方に開放すると、開閉脚25a,25b,25cの開放動作に連携して補助三脚18bの三本の補助脚26a,26b,26cも開放する。
三脚18が開放状態で地面または床面上に立設されると、上部保持具19の挿通孔23ないし下部保持具22の挿通孔24にシャフト3を上方から挿通し、高さ方向の位置決めがされた状態でロックハンドルH1により上部保持具19をシャフト3に装着保持する。
三脚18が開放状態で地面または床面上に立設されると、上部保持具19の挿通孔23ないし下部保持具22の挿通孔24にシャフト3を上方から挿通し、高さ方向の位置決めがされた状態でロックハンドルH1により上部保持具19をシャフト3に装着保持する。
次いで、上部保持具19直下の下部保持具22も挿通孔24を挿通したシャフト3を所定高さ位置でロックハンドルH2によりロックすることで三本の補助脚26a,26b,26cの開放度合いが決定される。
三脚18によって立設保持されたシャフト3は、ゴム製のグリップ部4上端に第1雲台となるホルダ9が上方から挿嵌されると、ホルダ9に形成された緩い角度のテーパ穴によってグリップ部4の頂部周縁が押圧されて弾性変形した状態で立設保持される。
三脚18によって立設保持されたシャフト3は、ゴム製のグリップ部4上端に第1雲台となるホルダ9が上方から挿嵌されると、ホルダ9に形成された緩い角度のテーパ穴によってグリップ部4の頂部周縁が押圧されて弾性変形した状態で立設保持される。
このようにホルダ9が立設保持されると、図5に示すように頂面に形成した凹溝12に挿嵌保持されたスマートフォンSMは、ロックハンドルHを回転操作することでホルダ9外側面から挿通螺着した止めネジにより圧着状態で保持される。
一方、図6に示すようにホルダ9の凹溝12にデジタルカメラCを取付ける場合は、ブロック状の取付け具20を凹溝12内に挿嵌したのち前記止めネジにより押圧保持し、取付け具20上面より突出したネジ軸21をカメラC底面の雌ネジに螺着して固定する。
これにより、図1、図2に示すようにカメラ用支持具1が地面または床面に立設保持されるとゴルフプレイヤーP自身により自画撮りすることができる。
一方、図6に示すようにホルダ9の凹溝12にデジタルカメラCを取付ける場合は、ブロック状の取付け具20を凹溝12内に挿嵌したのち前記止めネジにより押圧保持し、取付け具20上面より突出したネジ軸21をカメラC底面の雌ネジに螺着して固定する。
これにより、図1、図2に示すようにカメラ用支持具1が地面または床面に立設保持されるとゴルフプレイヤーP自身により自画撮りすることができる。
次に撮影が終了した場合は、ロックハンドルHを回して止めネジを緩め、雲台8のホルダ9の凹溝12からスマートフォンSMまたはカメラCを取外し、ホルダ9がグリップ部4から上方に抜き出されると、図3に示すように三脚18のロックハンドルH1、H2を回しシャフト3のロックを解除することで、主三脚18aないし補助三脚18bの上部保持具19および下部保持具22の挿通孔23、24からシャフト3を上方へ抜き出すことで別体化することができる。
このようにカメラ用支持具1では、自画撮りする際は容易に組立てることができると共に、自画撮りが終了した後は雲台8及び三脚18をシャフト3から抜き出すことで容易に別体化することができ、三脚も小さく折り畳むことでコンパクトになり全ての構成部材を一体に束ねて持ち運ぶことができるので、携行時の煩わしさを解消することができる。
また三脚18は、地面または床面の段差や傾斜状況に応じてシャフト3に対する主三脚18a並びに補助三脚18bの高さを適正に調整することができ、且つ撮影終了後はグリップ4側からシャフト3を軸方向に移動することで簡単に取外すことができるので、コンパクトとなり携行時の煩わしさを解消することができる。
更に、スマートフォンSMに代えて例えばデジタルカメラCを雲台8に取付ける際は、凹溝12に装着した取付け具20のネジ軸21をデジタルカメラC下面のネジ孔に螺着することで容易に装着することができる。
更に、スマートフォンSMに代えて例えばデジタルカメラCを雲台8に取付ける際は、凹溝12に装着した取付け具20のネジ軸21をデジタルカメラC下面のネジ孔に螺着することで容易に装着することができる。
(第二実施形態)
次に、本考案の第二実施形態に係る三脚を備えたカメラ用支持具50(以下カメラ用支持具と称する)に付き図7〜図10を参照して説明する。尚、前述した第1実施形態と同一構造は同一符号を付して説明を省略する。
次に、本考案の第二実施形態に係る三脚を備えたカメラ用支持具50(以下カメラ用支持具と称する)に付き図7〜図10を参照して説明する。尚、前述した第1実施形態と同一構造は同一符号を付して説明を省略する。
図7(A)は、三脚を備えたカメラ用支持具における上部保持具の平面図、(B)は(A)の一部断面を示す部分側面図、図8は三脚により略垂直に立設支持したシャフト上端の第1雲台に延長シャフトを傾斜状態で挿嵌保持し、延長シャフト上端の第2雲台に挿嵌保持したスマートフォンによりスイング状態を上方から撮像する状態を示す全体斜視図、図9はシャフトのグリップ部に挿嵌保持されたホルダの凹溝に挿嵌保持される第1雲台の分解組立斜視図、図10は延長シャフトのグリップ部に保持されるホルダの凹溝にスマートフォンを搖動可能に挿嵌保持する第2雲台の分解組立斜視図である。
図8において本実実施形態に係るカメラ用支持具50は、ゴルプレイヤーPがゴルフボールBをショットする際のスイング状態を上方から撮影する際に使用される。
すなわち、カメラ用支持具50は、ヘッド54を有するゴルフクラブ52のシャフト53を三脚56により略垂直に立設した支柱とし、前記シャフト53上端に設けた第1雲台8Aに延長シャフト装着具65を介して延長シャフト79を傾倒状態で保持し、この延長シャフト79の上端に設けた第2雲台8Bにカメラ(スマートフォン、デジタルカメラ又はビデオカメラ等)を保持するように構成したものである。
すなわち、カメラ用支持具50は、ヘッド54を有するゴルフクラブ52のシャフト53を三脚56により略垂直に立設した支柱とし、前記シャフト53上端に設けた第1雲台8Aに延長シャフト装着具65を介して延長シャフト79を傾倒状態で保持し、この延長シャフト79の上端に設けた第2雲台8Bにカメラ(スマートフォン、デジタルカメラ又はビデオカメラ等)を保持するように構成したものである。
詳しくは、三脚56により地面または床面上に略垂直に立設したシャフト53のグリップ部4には、第1実施形態で使用した雲台8に代えて延長シャフト79を傾倒状態で保持することができる第1雲台8Aが使用されており、第1雲台8Aには延長シャフト装着具65が搖動可能に装着されている。
延長シャフト装着具65の本体66上面に形成された長溝68に挿嵌保持される延長シャフト79上端のグリップ部4にはホルダ9を介して第2雲台8Bが装着されており、この第2雲台8BにはスマートフォンSMが装着されている。
ここで使用されるシャフト53ないし延長シャフト79には、ヘッド54,80を有するゴルフクラブ52,78が利用されている。尚、シャフト53ないし延長シャフト79はゴルフクラブに限るものではなく棒状のものでも良い。
ここで使用されるシャフト53ないし延長シャフト79には、ヘッド54,80を有するゴルフクラブ52,78が利用されている。尚、シャフト53ないし延長シャフト79はゴルフクラブに限るものではなく棒状のものでも良い。
以下、カメラ用支持具50に付き更に詳細に説明する。
先ず、カメラ用支持具50の三脚56に付き図7(A),(B)及び図8を参照して説明する。
図7、図8において三脚56は、シャフト53の下方に脱着可能に装着される主三脚56aと、主三脚56a直下のシャフト53に挿通保持されて前記主三脚56aの開閉動作と連携して協働する補助三脚56bとから構成されている。
先ず、カメラ用支持具50の三脚56に付き図7(A),(B)及び図8を参照して説明する。
図7、図8において三脚56は、シャフト53の下方に脱着可能に装着される主三脚56aと、主三脚56a直下のシャフト53に挿通保持されて前記主三脚56aの開閉動作と連携して協働する補助三脚56bとから構成されている。
主三脚56aは、外周側面からシャフト53が横方向に挿入可能で中央部でシャフト53を上下方向に挿通保持する横溝44を備え、外周に三本の開閉脚45a,45b,45c上端を搖動可能に軸支する上部保持具40を備えている。
上部保持具40の外周には開口溝42a、42b,42cが均等に(例えば三等配で)形成されており、これら開口溝42a、42b,42cには開閉脚45a、45b,45cの上端が支軸46により搖動可能に軸支されている。
補助三脚56bは、上部保持具40と略同一構造の下部保持具41(図7、図8参照)が使用されるので説明は省略するが、下部保持具41に形成される横溝44の端部には前記シャフト53の下方が略垂直状態で挿通保持される。前記各開閉脚45a、45b,45cの中間には図3に示す補助脚と同一構造の補助脚26a,26b,26cの上端が搖動可能に軸支され且つ前記補助脚の下端は前記下部保持具41の外周に搖動可能に軸支されている。
尚、第2実施形態で説明した三脚56は、ヘッド54を有するシャフト53専用の三脚56について説明したが、これに限らず第1実施形態で説明したようにヘッドを取外したシャフト3を使用することもできる。もちろん、ヘッドを取外したシャフト3を使用する場合には専用の三脚18を用いることもできる。
上部保持具40の外周には開口溝42a、42b,42cが均等に(例えば三等配で)形成されており、これら開口溝42a、42b,42cには開閉脚45a、45b,45cの上端が支軸46により搖動可能に軸支されている。
補助三脚56bは、上部保持具40と略同一構造の下部保持具41(図7、図8参照)が使用されるので説明は省略するが、下部保持具41に形成される横溝44の端部には前記シャフト53の下方が略垂直状態で挿通保持される。前記各開閉脚45a、45b,45cの中間には図3に示す補助脚と同一構造の補助脚26a,26b,26cの上端が搖動可能に軸支され且つ前記補助脚の下端は前記下部保持具41の外周に搖動可能に軸支されている。
尚、第2実施形態で説明した三脚56は、ヘッド54を有するシャフト53専用の三脚56について説明したが、これに限らず第1実施形態で説明したようにヘッドを取外したシャフト3を使用することもできる。もちろん、ヘッドを取外したシャフト3を使用する場合には専用の三脚18を用いることもできる。
次に雲台に付き図9、図10を参照して説明する。
図9に示す第1雲台8Aは、頂面に凹溝を形成すると共に下端面にシャフト53のグリップ部9が挿嵌可能なテーパ穴10を形成した有底筒状のホルダ9と、該ホルダ9頂面に形成された凹溝12に挿嵌保持され上部に前記凹溝12と直交する挿通孔62を設けた板状の第1ブラケット60と、上面に延長シャフト79を挿嵌保持する長溝68を形成すると共に下面に第1ブラケット60の挿通孔62に軸支される第2ブラケット72を設けた延長シャフト装着具65とを備えている。
前記長溝68の片側面に形成される傾斜面74の一部には前記長溝68に挿通するネジ孔76が螺設されており、延長シャフト装着具65は、挿通孔62,70を挿通する支軸(不図示)により搖動可能に支持されている。
図9に示す第1雲台8Aは、頂面に凹溝を形成すると共に下端面にシャフト53のグリップ部9が挿嵌可能なテーパ穴10を形成した有底筒状のホルダ9と、該ホルダ9頂面に形成された凹溝12に挿嵌保持され上部に前記凹溝12と直交する挿通孔62を設けた板状の第1ブラケット60と、上面に延長シャフト79を挿嵌保持する長溝68を形成すると共に下面に第1ブラケット60の挿通孔62に軸支される第2ブラケット72を設けた延長シャフト装着具65とを備えている。
前記長溝68の片側面に形成される傾斜面74の一部には前記長溝68に挿通するネジ孔76が螺設されており、延長シャフト装着具65は、挿通孔62,70を挿通する支軸(不図示)により搖動可能に支持されている。
図10に示す第2雲台8Bは、頂面に凹溝12を形成すると共に下端面にグリップ部が挿嵌可能なテーパ穴10を形成した有底筒状のホルダ9と、このホルダ9頂面の凹溝12に挿嵌可能な板状の舌片86を下面に設けると共に上面に前記舌片86と同方向を向く嵌合溝84を設け、この嵌合溝84に直交する挿通孔85を形成した第3ブラケット82と、前記嵌合溝84に挿嵌可能であって挿通孔85に対応する挿通孔94を形成した突出片92を下面に備え、挿通孔85、94に挿通した支軸(不図示)を介して搖動可能に挿通支持されるチルト支持台88とから構成され、チルト支持台88の上面にはスマートフォンSMを挿嵌保持する凹溝90が挿通孔94方向に向けて形成されている。
前記チルト支持台88の上方側面には、凹溝90に挿通するネジ孔95が形成されており、ネジ孔95に止めネジを螺着することでスマートフォンを側面から押圧保持することができる。
次に、上記のように構成された第二実施形態に係るカメラ用支持具50の組立操作に付き図7〜図10を参照して説明する。
先に、組立操作の概略を説明する。カメラ用支持具50は、図8に示すようにヘッドを有するゴルフクラブ52のシャフト53が三脚56により略垂直に立設保持されると、シャフト53上端の第1雲台8Aに延長シャフト装着具65が搖動可能に支持される。
先に、組立操作の概略を説明する。カメラ用支持具50は、図8に示すようにヘッドを有するゴルフクラブ52のシャフト53が三脚56により略垂直に立設保持されると、シャフト53上端の第1雲台8Aに延長シャフト装着具65が搖動可能に支持される。
延長シャフト装着具65には延長シャフト79が傾斜状態で保持され、該延長シャフト79上端のグリップ部に4に保持されたホルダ9の凹溝12にはスマートフォンSMを搖動可能に保持する第2雲台8Bが装着される。
そこで、延長シャフト装着具65に保持された延長シャフト79の前後方向ないし傾斜角度を調整しつつ第2雲台8Bを上下に移動し、チルト支持台88の搖動角度を調整することでスマートフォンSMの概略位置が設定されると組立操作が完了する。
そこで、延長シャフト装着具65に保持された延長シャフト79の前後方向ないし傾斜角度を調整しつつ第2雲台8Bを上下に移動し、チルト支持台88の搖動角度を調整することでスマートフォンSMの概略位置が設定されると組立操作が完了する。
チルト支持台88は、撮影時にスマートフォンSMが被写体を向くようにチルト支持台88の角度を調整した上で位置決めされると撮影の準備が完了する。
この場合、延長シャフト装着具65に保持される延長シャフト79は、第2雲台8Bを上方に延設する場合にゴルフクラブ78のヘッド80によりカウンターバランス効果が得られるので安定状態で保持することができる。
この場合、延長シャフト装着具65に保持される延長シャフト79は、第2雲台8Bを上方に延設する場合にゴルフクラブ78のヘッド80によりカウンターバランス効果が得られるので安定状態で保持することができる。
次に、図7(A),(B)を参照して三脚56の分解、組立操作に付き説明する。
図7(A),(B)において三脚56の主三脚56aとなる三本の開閉脚45a,45,45cを開放して地面または床面上に立設状態で設置する。同様に補助三脚56bも開放して設置される。
図7(A),(B)において三脚56の主三脚56aとなる三本の開閉脚45a,45,45cを開放して地面または床面上に立設状態で設置する。同様に補助三脚56bも開放して設置される。
この状態で、上部保持具40及び下部保持具41の外周から横溝44の端部、すなわち上下保持具40,41の中央部までシャフト53が挿入されると、前記上下保持具40,41はロックハンドルH1を介して前記シャフト53に上下方向移動不能に押圧保持される。
このように、横溝44の端部まで挿入されたシャフト53は、ロックハンドルH1により押圧されて前記横溝44端部の凹溝44aに位置決め保持され、同時に高さ方向も位置決め保持することができる。
このように、横溝44の端部まで挿入されたシャフト53は、ロックハンドルH1により押圧されて前記横溝44端部の凹溝44aに位置決め保持され、同時に高さ方向も位置決め保持することができる。
次に、シャフト53上端のグリップ部4に保持される第1雲台8Aの組立操作につき図9を参照して説明する。
図9において、ホルダ9の頂面に形成された凹溝12に板状の第1ブラケット60が挿嵌保持されると、この第1ブラケット60の両面を第2ブラケット72の間で挟むように嵌め込み、共通の挿通孔62,70に挿通保持した支軸(不図示)により延長シャフト装着具65を搖動可能に保持し、傾斜角度を所定の被写体方向に向けて位置決めする。
図9において、ホルダ9の頂面に形成された凹溝12に板状の第1ブラケット60が挿嵌保持されると、この第1ブラケット60の両面を第2ブラケット72の間で挟むように嵌め込み、共通の挿通孔62,70に挿通保持した支軸(不図示)により延長シャフト装着具65を搖動可能に保持し、傾斜角度を所定の被写体方向に向けて位置決めする。
次いで、延長シャフト79上端に保持される第2雲台8Bの組立操作につき図10を参照して説明する。
図10において、延長シャフト装着具65の長溝68に延長シャフト79が挿嵌されると、ネジ孔76に螺挿した止めネジ(不図示)により確実に押圧保持される。
次に、延長シャフト79上端のグリップ部4にホルダ9が挿嵌保持されると、ホルダ9頂面の凹溝12に第3ブラケット82の舌片86が挿嵌される。
第3ブラケット82上面の嵌合溝84にチルト支持台88下面の突出片92が挿嵌されると、第3ブラケット82と突出片92の挿通孔85,94に図示しない支軸が挿通され、支軸を中心とする搖動角度が決まったところで角度の位置決めをする。
図10において、延長シャフト装着具65の長溝68に延長シャフト79が挿嵌されると、ネジ孔76に螺挿した止めネジ(不図示)により確実に押圧保持される。
次に、延長シャフト79上端のグリップ部4にホルダ9が挿嵌保持されると、ホルダ9頂面の凹溝12に第3ブラケット82の舌片86が挿嵌される。
第3ブラケット82上面の嵌合溝84にチルト支持台88下面の突出片92が挿嵌されると、第3ブラケット82と突出片92の挿通孔85,94に図示しない支軸が挿通され、支軸を中心とする搖動角度が決まったところで角度の位置決めをする。
搖動角度を決める際は、チルト支持台88上面の凹溝90にスマートフォンSMを挿嵌保持した状態で、被写体が撮像可能な位置にあるか否かを確認しながら調整することで正確な位置決めをすることができる。
このように構成された第二実施形態に係るカメラ用支持具50は、延長シャフト79上端の第2雲台8Bに保持されるチルト支持台88が傾動可能に保持されているので、上方に配置したスマートフォンSMを3次元方向にも位置決めすることができ、例えばゴルフスイングの撮影領域を拡大することができる。
例えば、対象となる被写体となるゴルフプレイヤーPがスイングしたクラブヘッドがゴルフボールBに当たる瞬間をスロー送りやコマ送りで撮影することができ、ゴルフスイングの解析を行うことができる。
このように構成された第二実施形態に係るカメラ用支持具50は、延長シャフト79上端の第2雲台8Bに保持されるチルト支持台88が傾動可能に保持されているので、上方に配置したスマートフォンSMを3次元方向にも位置決めすることができ、例えばゴルフスイングの撮影領域を拡大することができる。
例えば、対象となる被写体となるゴルフプレイヤーPがスイングしたクラブヘッドがゴルフボールBに当たる瞬間をスロー送りやコマ送りで撮影することができ、ゴルフスイングの解析を行うことができる。
また、ヘッドを有する2本のゴルフクラブを利用することで、特別の支柱部材を準備する必要もないので、部品点数を削減できると共に三脚56や第1雲台8A,第2雲台8Bの組立作業も極めて容易となる。また、不要時にはゴルフクラブとは別体にされた三脚を小さく折り畳むことでコンパクト化することができ、例えばカメラ用支持具を構成する全ての部材をベルトなどで束ねて一体化すれば持ち運びが容易になり、携行時の煩わしさを解消することができる。
1,50…カメラ用支持具、2,52…ゴルフクラブ、3,53…シャフト、4…グリップ部、8…雲台、8A…第1雲台、8B…第2雲台、9…ホルダ、10…テーパ穴、12…凹溝、14…ネジ孔、18…三脚、18a,56a…主三脚、56b,18b…補助三脚、19,40…上部保持具、19a,19b,19c…開口溝、20…ブロック状の取付け具、23,24…挿通孔、22,41…下部保持具、22a,22b,22c…開口溝、25a,25b,25c…開閉脚、26a,26b,26c…補助脚、44…横溝、45a,45b,45c…開閉脚、54,80…ヘッド、60…第1ブラケット、62,70,85,94…挿通孔、65…延長シャフト装着具、68…長溝、72…第2ブラケット、76,95…ネジ孔、79…延長シャフト、82…第3ブラケット、84…嵌合溝、88…チルト支持台、90…凹溝、92…突出片、C…デジタルカメラ、SM…スマートフォン、T…ネジ孔
Claims (4)
- ゴルフクラブからヘッドを取外したシャフトのグリップ部に脱着可能に装着される雲台と、前記シャフトの下方を略垂直に支持する三脚とを備え、
前記雲台は、頂面にスマートフォンを挿嵌保持する凹溝を形成すると共に下端面に前記グリップ部が挿嵌可能なテーパ穴を形成した有底筒状のホルダで構成され、
前記三脚は、シャフトの下方に脱着可能に挿通保持される主三脚と、該主三脚直下のシャフトに挿通保持されて前記主三脚の開閉動作と協働する補助三脚とから成り、
前記主三脚は、中央に前記シャフトを挿通保持する挿通孔を有すると共に外周に開閉脚の上端を搖動可能に軸支する上部保持具を設け、前記補助三脚は、中央に前記シャフトを挿通保持する挿通孔を有し前記各開閉脚の中間に補助脚の上端を搖動可能に軸支すると共にそれらの下端を軸支する下部保持具を設けたことを特徴とする三脚を備えたカメラ用支持具。 - 前記雲台の凹溝にはブロック状の取付け具が脱着可能に挿嵌保持され、前記取付け具の上面にはカメラ下面のネジ孔に螺着可能なネジ軸が突設していることを特徴とする請求項1に記載の三脚を備えたカメラ用支持具。
- ヘッドを有するゴルフクラブシャフトのグリップ部に脱着可能に装着された雲台と、前記シャフトの下方を略垂直に立設保持する三脚とを備え、
前記雲台は、頂面にスマートフォンを挿嵌保持する凹溝を形成すると共に下端面に前記グリップ部が挿嵌可能なテーパ穴を形成した有底筒状のホルダで構成され、
前記三脚は、シャフトの下方に脱着可能に挿通保持される主三脚と、該主三脚直下のシャフトに挿通保持されて前記主三脚の開閉動作と協働する補助三脚とから成り、
前記主三脚は、外周から中央に臨む横溝の端部で前記シャフトを挿通保持すると共に外周に開閉脚の上端を搖動可能に軸支する上部保持具を設け、
前記補助三脚は、外周から中央に臨む横溝の端部で前記シャフトを挿通保持すると共に前記各開閉脚の中間に補助脚の上端を搖動可能に軸支し且つ前記補助脚の下端を搖動可能に軸支する下部保持具を設けたことを特徴とする三脚を備えたカメラ用支持具。 - 前記雲台は、前記三脚によって略垂直に支持されるシャフトのグリップ部に延長シャフトを傾倒状態で脱着可能に挿嵌保持する第1雲台と、前記スマートフォンを搖動可能に挿嵌保持すべく前記延長シャフト上端のグリップ部に対し脱着可能に保持する第2雲台とから成り、
前記第1雲台は、頂面に凹溝を形成すると共に下端面に前記グリップ部が挿嵌可能なテーパ穴を形成した有底筒状のホルダと、前記凹溝に挿嵌保持され上面に挿通孔を形成した板状の第1ブラケットと、該第1ブラケットの挿通孔に搖動可能に軸支される第2ブラケット上部に前記延長シャフトを挿嵌保持する長溝を形成した延長シャフト装着具とを備え、
前記第2雲台は、頂面に凹溝を形成すると共に下端面に前記延長シャフトのグリップ部を挿嵌するテーパ穴を形成した有底筒状のホルダと、該ホルダの凹溝に挿嵌可能な板状の舌片を設け上面に前記舌片と直交する嵌合溝を形成した第3ブラケットと、該第3ブラケットの嵌合溝に搖動可能に挿嵌支持される突出片を備え上面にスマートフォンを挿嵌保持する凹溝を前記突出片と直交するよう形成したチルト支持台とから構成されることを特徴とする請求項1又は3の何れかに記載の三脚を備えたカメラ用支持具。
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Cited By (5)
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CN107869641A (zh) * | 2017-11-22 | 2018-04-03 | 深圳市越疆科技有限公司 | 支撑底座和手持云台 |
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WO2022176231A1 (ja) * | 2021-02-16 | 2022-08-25 | 株式会社ユニオンジャパン | 救助用支持装置 |
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2013
- 2013-01-22 JP JP2013000265U patent/JP3182620U/ja not_active Expired - Fee Related
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