JPH11108885A - 直挿型センサを用いたガス分析計 - Google Patents

直挿型センサを用いたガス分析計

Info

Publication number
JPH11108885A
JPH11108885A JP9287727A JP28772797A JPH11108885A JP H11108885 A JPH11108885 A JP H11108885A JP 9287727 A JP9287727 A JP 9287727A JP 28772797 A JP28772797 A JP 28772797A JP H11108885 A JPH11108885 A JP H11108885A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insertion type
direct insertion
type sensor
direct
receiver
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9287727A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Asano
一朗 浅野
Nobutaka Kihara
信隆 木原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Horiba Ltd
Original Assignee
Horiba Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Horiba Ltd filed Critical Horiba Ltd
Priority to JP9287727A priority Critical patent/JPH11108885A/ja
Publication of JPH11108885A publication Critical patent/JPH11108885A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Oxygen Concentration In Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一つの受信機で複数の直挿型センサを簡便に
しかも合理的に使用できるようにした直挿型センサを用
いたガス分析計を提供すること。 【解決手段】 複数の直挿型センサ11の校正係数を、
直挿型センサ11に共通の受信機のメモリ12内に、各
直挿型センサ11の管理番号と対応させて記憶させてお
き、一つの直挿型センサ11を受信機12と組み合わせ
て使用する際、当該直挿型センサ11の管理番号を指定
することにより校正係数を呼出し、この校正係数を用い
て濃度演算を行うようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、自動車
のエンジンからの排ガス中の酸素濃度を測定するための
ジルコニア酸素計など直挿型センサを用いたガス分析計
(以下、単に直挿型ガス分析計という)に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車のエンジンからの排ガス
中の酸素濃度を検出するものとして、ジルコニア酸素計
が知られている。このジルコニア酸素計は、エンジンか
らの排気管に形成される排気マニホールドに取り付けら
れるセンサと、このセンサと信号ケーブルで接続される
受信機と呼ばれる測定装置本体とからなる。図4は、こ
のジルコニア酸素計のようにエンジン排ガスの測定に用
いられる直挿型センサを用いたガス分析計の一般的な構
成を概略的に示すもので、この図において、11は直挿
型センサで、ガス濃度に見合った検出出力を出力する。
12は信号ケーブル13を介して直挿型センサ11と接
続される受信機で、信号変換回路14と、AD変換器1
5と、CPU16a、各種の制御プログラムを収容した
ROM16b、演算結果など各種のデータを記憶するR
AMなどのメモリ16cよりなる演算処理部16、演算
結果などを表示するディスプレイ17、入力用キーボー
ド18などよりなる。
【0003】ところで、前記直挿型センサ11は、それ
ぞれ特性のばらつきや経時変化によって、出力信号とガ
ス濃度との関係が変化するため、既知濃度の校正ガスを
直挿型センサ11に流して、ガス濃度とセンサ出力の関
係を予め求めること、つまり、校正を行っている。この
校正は、通常、測定対象成分(ジルコニア酸素計の場合
は酸素ガス)を含まないところのゼロガスを直挿型セン
サ11に流し、そのときのセンサ出力をゼロ点として受
信機12のメモリ16cに記憶し、測定対象成分の濃度
値が既知であるところのスパンガスを流し、そのときの
センサ出力と既知濃度値とから直挿型センサ11の感度
係数を計算し、その結果をメモリ16cに記憶する。
【0004】そして、未知濃度のガスを測定するには、
前記校正係数を使って直挿型センサ11の出力信号から
ガス濃度を演算し、表示する。このときの演算式を示す
と次の通りである。 CM =(IM −IZ )・KS ……(1) KS =(IS −IZ )/CS ……(2) ここで、CM は測定成分の濃度、IM は直挿型センサ1
の出力、IZ はゼロガスを流したときの直挿型センサ1
1の出力、KS は感度係数、CS はスパンガスの濃度、
S はスパンガスを流したときの直挿型センサ11の出
力である。
【0005】上述のように、直挿型センサ11の校正を
行い、その校正係数KS を予め求めておき、これを測定
によって得られた直挿型センサ11の出力に基づく濃度
演算に用いることにより、所定の測定成分の濃度を正し
く得ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記直挿型
センサ11は、その取り付けや取り外しが面倒なため、
一連の実験が終わるまで1台のエンジンに取り付けたま
まにされることが多い。この場合、受信機12を他の直
挿型センサ1と組み合わせれば、別のエンジンにおける
ガス濃度の測定を行うことができるが、受信機12には
元の直挿型センサ11の校正係数が記憶されており、新
たに組み合わせられる直挿型センサ11の校正係数につ
いては受信機2に記憶されてないため、直挿型センサ1
1を代えるごとに校正を行わなければならないといった
不都合があった。
【0007】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、その目的は、一つの受信機で複数の直挿型セ
ンサを簡便にしかも合理的に使用できるようにした直挿
型センサを用いたガス分析計を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の直挿型センサを用いたガス分析計は、複
数の直挿型センサの校正係数を、直挿型センサに共通の
受信機のメモリ内に、各直挿型センサの管理番号と対応
させて記憶させておき、一つの直挿型センサを受信機と
組み合わせて使用する際、当該直挿型センサの管理番号
を指定することにより校正係数を呼出し、この校正係数
を用いて濃度演算を行うようにしている。
【0009】上記校正の直挿型センサを用いたガス分析
計においては、前もって校正しておいた校正係数を用い
ることができるので、直挿型センサを代えるごとに校正
を行う必要がない。したがって、一つの受信機で複数の
直挿型センサを簡便にしかも合理的に使用することがで
きる。
【0010】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を図面を参照し
ながら説明する。図1〜図3は、この発明の一つの実施
の形態を示している。まず、図1および図2において、
19はエンジン、20はその排気管、21は排気マニホ
ールドで、この排気マニホールド21に直挿型センサ1
1がそれぞれ取り付けられている。22は受信機12側
のインタフェースである。また、13aは直挿型センサ
11に付設されたコネクタ付き信号線、13bはインタ
フェース22に接続されたコネクタ付き信号線で、これ
らを接続することにより、直挿型センサ11と受信機1
2とが適宜電気的に接続される。なお、図1において、
23は触媒ケース、24はマフラーである。
【0011】この発明では、複数の直挿型センサ11に
それぞれ管理番号を付し、それらの校正を行うとき、各
直挿型センサ11の管理番号を受信機12のメモリ16
cに入力し、校正によって得られた校正係数を、各直挿
型センサ11の管理番号と組み合わせて、図3に示すよ
うに、メモリ16c内に記憶するようにしている。
【0012】すなわち、図3は、メモリ16cに設けら
れる直挿型センサ11とその校正係数を対照させて記憶
させた状態を示すもので、この図において、数字1,
2,3,……, nは、直挿型センサ11に付された管理
番号であり、KS1, S2, S3, ……, Snは、前記演
算式(2)を用いて求められる各直挿型センサ11の校
正係数である。
【0013】上述のように構成された直挿型センサを用
いたガス分析計においては、エンジン排ガスの測定を行
うとき、測定者(オペレータ)が使用する直挿型センサ
11の管理番号を受信機12の入力キーボード18を用
いて入力することにより、受信機12は、入力された管
理番号に対応する校正係数をメモリ16cから呼び出
し、これを用いて濃度演算を行うのである。
【0014】上述の説明から理解されるように、この発
明の直挿型センサを用いたガス分析計においては、以前
に校正した校正係数を使えるので、従来と異なり、直挿
型センサ11を交換するごとに校正を行う必要がない。
また、直挿型センサ11を校正するために、これをエン
ジン19から取り外す必要がないため、ガス濃度の測定
以外の実験が終わるまで直挿型センサ11をエンジン1
9に取り付けたままにしておくことができる。
【0015】上述の実施の形態においては、直挿型セン
サ11の出力と測定濃度とが直線関係にある場合であっ
たが、複数のスパンガスで直挿型センサ11の非直線性
を補正するための補正係数を求めているガス分析計にお
いては、この補正係数についても直挿型センサ11の管
理番号と対応させて記憶させるようにするのが好まし
い。
【0016】なお、上述の実施の形態においては、直挿
型センサ11の管理番号を受信機12の入力キーボード
18を用いて入力するようにしているが、図1におい
て、符号Aで示すように、直挿型センサ11に管理番号
を表すバーコードを付し、これをCPU16aに接続さ
れたバーコードリーダ26によって読み取ることによ
り、管理番号を受信機12に入力するようにしてもよ
い。
【0017】そして、この発明の直挿型センサを用いた
ガス分析計には、エンジン排ガス中に含まれるガスの濃
度を検出するガス分析計のみならず、空燃費センサを用
いる直挿型空燃費測定装置も含まれることはいうまでも
ない。
【0018】
【発明の効果】この発明によれば、前もって校正してお
いた校正係数を用いることができるので、直挿型センサ
を代えるごとに校正を行う必要がない。したがって、一
つの受信機で複数の直挿型センサを簡便にしかも合理的
に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の直挿型センサを用いたガス分析計の
一構成例を示す図である。
【図2】前記ガス分析計における信号処理のための構成
の要部を示すブロック図である。
【図3】受信機におけるメモリ内容の一例を概略的に示
す図である。
【図4】一般的な直挿型センサを用いたガス分析計にお
ける信号処理のための構成の要部を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
11…直挿型センサ、12…受信機、16c…メモリ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の直挿型センサの校正係数を、直挿
    型センサに共通の受信機のメモリ内に、各直挿型センサ
    の管理番号と対応させて記憶させておき、一つの直挿型
    センサを受信機と組み合わせて使用する際、当該直挿型
    センサの管理番号を指定することにより校正係数を呼出
    し、この校正係数を用いて濃度演算を行うようにしたこ
    とを特徴とする直挿型センサを用いたガス分析計。
JP9287727A 1997-10-04 1997-10-04 直挿型センサを用いたガス分析計 Pending JPH11108885A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9287727A JPH11108885A (ja) 1997-10-04 1997-10-04 直挿型センサを用いたガス分析計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9287727A JPH11108885A (ja) 1997-10-04 1997-10-04 直挿型センサを用いたガス分析計

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11108885A true JPH11108885A (ja) 1999-04-23

Family

ID=17720975

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9287727A Pending JPH11108885A (ja) 1997-10-04 1997-10-04 直挿型センサを用いたガス分析計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11108885A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006017695A (ja) * 2004-05-31 2006-01-19 Yokogawa Electric Corp 校正方法およびこれを利用したジルコニア式酸素濃度計
JP2007225616A (ja) * 2007-03-26 2007-09-06 Ngk Spark Plug Co Ltd ガスセンサの製造方法
JP2016061596A (ja) * 2014-09-16 2016-04-25 日本特殊陶業株式会社 ガスセンサ装置、およびガスセンサを用いた濃度測定方法
US10318441B2 (en) 2014-11-14 2019-06-11 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Modular measurement apparatus
JP2020003286A (ja) * 2018-06-27 2020-01-09 日本特殊陶業株式会社 温度制御装置、温度制御方法、ガスセンサ、ガスセンサの製造方法、ガスセンサの温度制御システム

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006017695A (ja) * 2004-05-31 2006-01-19 Yokogawa Electric Corp 校正方法およびこれを利用したジルコニア式酸素濃度計
JP4591105B2 (ja) * 2004-05-31 2010-12-01 横河電機株式会社 校正方法
JP2007225616A (ja) * 2007-03-26 2007-09-06 Ngk Spark Plug Co Ltd ガスセンサの製造方法
JP2016061596A (ja) * 2014-09-16 2016-04-25 日本特殊陶業株式会社 ガスセンサ装置、およびガスセンサを用いた濃度測定方法
US10318441B2 (en) 2014-11-14 2019-06-11 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Modular measurement apparatus
JP2020003286A (ja) * 2018-06-27 2020-01-09 日本特殊陶業株式会社 温度制御装置、温度制御方法、ガスセンサ、ガスセンサの製造方法、ガスセンサの温度制御システム
US11422108B2 (en) 2018-06-27 2022-08-23 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Temperature control apparatus, temperature control method, gas sensor, method of manufacturing gas sensor, and temperature control system for gas sensor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11108885A (ja) 直挿型センサを用いたガス分析計
US5616850A (en) Emissions measuring system and method
JP4701020B2 (ja) 温湿度データを付与できる水質計
JPH11183422A (ja) ガス検知装置
JP3068444B2 (ja) 携帯式端末器
US6329817B1 (en) Electronic sensor apparatus
US6728643B2 (en) Process and device for measuring the concentrations of a plurality of gas components in a gas sample
EP0672245B1 (en) Humidity measuring instrument
JP5844556B2 (ja) 熱伝導式ガスセンサの出力補正方法およびガス検知器
JP2588391B2 (ja) デジタル指示計におけるゲインの初期較正方法
JP4160683B2 (ja) ひずみ測定システム
JPS6118816A (ja) 温度ドリフト補償測定器
JP2005121439A (ja) 排ガス流量計測方法およびその装置
TWI285801B (en) Gas mixture concentration recognition system and method
JPH11237360A (ja) 空燃比測定装置とその校正方法
JPH06273364A (ja) ガス測定装置の補正演算方法
JP3022203B2 (ja) 熱式空気流量検出装置
JPH10281806A (ja) 信号処理装置及び測定器
JP2000338142A (ja) デジタル測定方法と装置
JP3032910B2 (ja) 分析装置
JPH04134505A (ja) 炭酸ガス濃度検知器校正装置
JP3041953B2 (ja) リークデテクタ
JPH0424440Y2 (ja)
JPS6056252A (ja) 酸素濃度計
JPH1113458A (ja) 内燃機関の触媒状態検出装置