JPH11108854A - ガラス容器の口部・ネジ部ビリ検査装置 - Google Patents

ガラス容器の口部・ネジ部ビリ検査装置

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JPH11108854A
JPH11108854A JP9289054A JP28905497A JPH11108854A JP H11108854 A JPH11108854 A JP H11108854A JP 9289054 A JP9289054 A JP 9289054A JP 28905497 A JP28905497 A JP 28905497A JP H11108854 A JPH11108854 A JP H11108854A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 瓶種毎の型替え設定を自動化し、ガラス容器
の口部・ネジ部のビリ検査を部位、欠陥種別に無関係に
網羅的に行い、品質管理を向上させることができる検査
装置を提供する。 【解決手段】 略半円球状の取付治具に複数個の投光器
と、複数個の受光器を配置し、投光器の数をN、受光器
の数をMとすると、被検査体に対して1スキャン当たり
NXMのデータを採取するデータ採取手段と、採取され
たデータを並替るデータ並替処理手段及び並替られたデ
ータを微分する微分手段とからなることを特徴とするガ
ラス容器の口部・ネジ部ビリ検査装置において、 初期
に良品登録され、決定されたしきい値に対して、定期的
な時間毎、或いは瓶の通過本数毎に自動的にNXMの全
チャンネル又は部分的チャンネルの良品データを採取
し、しきい値を再設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製瓶又は瓶充填工
場ラインにおいて、ガラス容器、特に瓶、コップ等の口
部・ネジ部のビリ検査において、自動化に適したガラス
容器の口部・ネジ部ビリ検査装置に関する。特に、オー
トスライス機能を設けたガラス容器の口部・ネジ部ビリ
検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、製瓶又は瓶充填工場ラインにおい
ては、瓶の口部・ネジ部のビリ検査は、ライン上にて、
目視検査によるか又は複数の投光器a、複数の受光器b
のa:bで検査部位毎に複数の検査ステーションを占有
して、公知のハンドリングマシン上で瓶種毎、ビリ欠陥
種毎に手動目視により投光器、受光器等を設定し、検査
を行っていた。
【0003】また、もうひとつの方法としては、固定の
複数の照明を、瓶の口部・ネジ部にあて、CCDカメラ
にて検査部位に公知のウインドウをかけて、検査を行っ
ていた。
【0004】さらに、本発明者はビン口部に対してドー
ム状に投受光器を配置し、投光器(N)10個、受光器
(M)64個、従って、NXM=640チャンネルの多
方向性の投受光チャンネルを有する瓶口部・ネジ部ビリ
検査装置を開発し、特許出願済みである(平成8年特許
願第255604号明細書)。
【0005】これまでは、成形型番の数X検査セクショ
ンの数の数量の良品瓶をハンドリングマシン上に流し
て、初期の自動登録を行い、オンライン検査を行うとい
うことを繰り返していた。又、ハンドリングマシンの経
時変化については、良品排除率を目安にして、良品排除
率が増えた場合、良品をさらに数十本程度追加登録して
オンライン検査を実施していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
目視による方法では、高速に流れるライン上では、欠陥
の識別は困難であり、又前記の複数投光器を使用してビ
リ欠陥種別毎に手動目視により設定した検査方法では、
瓶の口部・ネジ部のどこに欠陥が発生するか判らない上
に、瓶の口部・ネジ部のビリに対しては、あらゆる型の
ビリに対応した検査を行うことができないし、公知の瓶
の型替え時には、投光器等の設定に時間を要するという
問題点を有している。
【0007】前記もう一つの方法であるCCDカメラに
よる検査では、縦状のビリ検出には有効であるが、瓶ネ
ジ目に沿った横状のビリに関しては、検出感度が低いと
いう問題点を有している。また、型替え時にはカメラ、
照明、感度等を再設定し直さなければならないという問
題点を有している。
【0008】又、前記の多方向性の投受光による多チャ
ンネルの装置でなければ、瓶の口部・ネジ部のどの部位
にどの方向に欠陥が発生するのか予測のつかない欠陥を
検出することができなかった。そして、多方向性の投受
光による多チャンネルの装置の場合には、微妙な、同一
型の型番によるバラツキや、経時変化、ハンドリングマ
シンの経時変化により良品の排除が増大するという問題
点を有していた。又、良品排除が増大した場合、追加良
品登録を行わなければならないという問題点も有してい
た。さらに、初期登録においても、200〜300本を
手動で良品登録を行わなければならなかった。これらは
ラインのオペレーターにとっては、大きな負担になって
いた。
【0009】そして、これらの追加良品登録は、検査感
度を低下させて行くために、欠陥検出率が低下するとい
う問題点があった。
【0010】本発明は、従来容易でなかった瓶種毎の型
替え設定を自動化し、ガラス容器の口部・ネジ部のビリ
検査を部位、欠陥種別に無関係に網羅的に行い、且つ、
欠陥種別では、泡、異物、カケ、ネジ出及び変形等の欠
陥検出感度を有し、さらに、欠陥部位の仕分け、欠陥種
別の仕分けを行い、品質管理を向上させることができる
ガラス容器の口部・ネジ部ビリ検査装置を提供すること
を課題とする。又、追加良品登録をほとんど行う必要は
なく、また前記初期登録においても、自動的に良品登録
を行い、欠陥検出率の低下を行うことのないガラス容器
の口部・ネジ部ビリ検査装置を提供することを課題とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、検査位置におかれた被検査体を回転させ
る回転手段と、ガラス容器の口部及びネジ部を中心とし
て周囲に、略半円球状の取付治具に複数個の投光器と、
複数個の受光器を配置し、前記投光器の数をN、受光器
の数をMとすると、前記被検査体に対して1スキャン当
たりNXMのデータを採取するデータ採取手段と、採取
されたデータを並替るデータ並替処理手段及び並替られ
たデータを微分する微分手段とからなるガラス容器の口
部・ネジ部ビリ検査装置において、初期に良品登録さ
れ、決定されたしきい値に対して、定期的な時間毎、或
いは被検査体の通過本数毎に自動的にNXMの全チャン
ネル又は部分的チャンネルの良品データを採取し、しき
い値を再設定することによって前記課題を解決した。以
下、本発明を詳述する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は、前記目的を達成するた
めに、ガラス容器の口部・ネジ部ビリ検査装置におい
て、検査位置におかれた被検査体を回転させる公知の回
転手段と、ガラス容器の口部及びネジ部を中心として周
囲に配置したN個の投光器と、M個の受光器を、被検査
体を中心として好ましくは略半球形状に配置し、被検査
体の各検査ポイントに対して、NXMの回数の受光器に
よる明度処理を行い、ガラス容器の口部・ネジ部全周に
わたって、一定間隔で明度処理を行う。
【0013】ここで、明度処理とは、受光輝度の採取処
理をいう。検査ポイントとは、1スキャンにおいて、投
受光される被検査体上のエリアのことである。その時、
全周分の検査スキャン数をLとすると、LXNXMの数の
明度処理データが採取される。
【0014】次に、公知のデータ並替処理手段により、
各投光器毎、受光器毎のデータをチャンネル単位で並替
を行うと、並替られたデータが得られる。これをデータ
並替処理という。その後、前記Lに対して、NXMの受
光それぞれについて、受光データの微分処理を行う。こ
の微分処理とは、公知の差分処理であり、公知の微分手
段を用いて実行される。この微分処理により、明暗の変
化点と受光データの変化量が検出され、
【0015】1)良品の場合には、検出された前記変化
量のいずれかのデータが、しきい値設定を越えないよ
う、微分レベル判定値をNXMチャンネルに対して、そ
れぞれ自動設定しているため、ビリ欠陥として検出され
ない。
【0016】しかし、2)ビリ欠陥の場合には、NXM
チャンネルでいずれかの微分レベルデータが微分レベル
判定値を越えるため、ビリ欠陥として検出され、排出信
号が出力され、排出される。
【0017】ここで、微分レベル判定値とは、微分処理
され、一定のマージンを持って設定される値のことであ
る。
【0018】この場合、本発明では、各投光器からの投
光が同時点灯でないため、複数の投受光間の干渉現象が
発生せず、ビリ検出を正確に且つ網羅的に行うことがで
きる。
【0019】同様に、本発明にかかる装置では、投光の
反射光の検出ができること、且つ光の反射方向が変わる
のを検出できるので、欠陥種別では、泡、異物、カケ、
ネジ出及び変形等の欠陥を検出することができる。ま
た、口部のうち、特に天面部に関しては、天スジ、天流
れ、天カミダシ、天泡を検出することができる。
【0020】又、その場合、欠陥部位の仕分け、欠陥種
別の仕分けを行うことにより、品質管理を向上させ、生
産性を高めることができる。即ち、前記NXMの各チャ
ネルを使用者が任意に欠陥種別を設定することにより、
仕分けを各カウンターにより読みとることができる。
【0021】そして、良品瓶の初期登録をガラス容器の
口部、ネジ部、首部、肩部の基本形状の登録と、スター
ホイルのセクション数分の登録程度の本数である6〜2
4本程度で行い、その後、オンライン検査稼動に移行す
る。
【0022】そして、良品登録されている、NXMのチ
ャンネル毎の各チャンネルの被検査体の検査部位におけ
る公知の反射光を瓶一周分に渡って受光器により採取
し、そのデータの微分値に任意の設定値である余有値を
加算した、しきい値を設定し、余有値の範囲内で検出さ
れた前記微分値の場合には「良」、範囲外の場合には
「不良」と判断し、NXMの全チャンネルに渡って実施
され、ガラス容器の口部、ネジ部、首部、肩部の全部位
又は一部部位に対して瓶全周に対して被検査体の良否判
定がなされ、前記微分値が余有値を越えたチャンネル数
の数が任意に設定される判定値を越えた場合は、不良品
と判断され、排除信号が出力される。
【0023】又、判定値を越えない場合は、良品と判断
され、排除信号は出力されない。これで瓶1本の検査処
理が終了する。この検査処理が連続して行われる。その
時、良品と判断されたNXMのチャンネルの微分値を記
憶しておく。そして、あらかじめ設定されている検査処
理本数又は定期的な時間毎の検査処理本数に対しての良
品のNXMのチャンネルの微分値を記憶しておく。
【0024】その後、その記憶されているNXMのチャ
ンネル毎に、良品データのピーク値、又は平均値、又は
標準偏差値のいずれか一つにより前記しきい値を算出
し、しきい値が再設定される。その後も連続的に前記処
理が実行される。これら一連のしきい値の自動設定プロ
セスをオートスライスと呼ぶ。そして、このオートスラ
イスにより、型のバラツキ、摩耗による微妙な成形の形
状変化、ハンドリングマシンのスターホイルの各セクシ
ョンの瓶を保持、又は回転させる機構のバラツキ、経時
変化を自動的に読みとり、検査感度を自動的に補正、又
は設定することができる。
【0025】さらに、その検査感度はNXMのチャンネ
ル全てに渡って補正されるがチャンネルによって検査感
度が高くなるチャンネルと、低下するチャンネルが発生
するが、成形の状態及び瓶のハンドリングの状態に応じ
て相応に機能し、良品排除が低下し適正な各チャンネル
検査感度が保持されていくことになる。
【0026】
【作用】本発明によれば、ガラス容器の口部・ネジ部の
ビリ欠陥検出を網羅的に行うことができ、かつ、投受光
器の配列が固定化され、感度も自動設定のため、繁忙な
種別毎の型替作業を迅速に行うことができる。また、同
時に泡、異物、カケ、ネジ出及び変形欠陥等も検出で
き、欠陥部位の仕分け、欠陥種別の仕分けを行うことに
より、品質管理を向上させ、品質管理面の向上が計れ
る。
【0027】本発明で使用できる投光器としては、高速
点灯できるとの理由で、LED投光器が好ましいが、こ
れに限定されるものではなく、レーザー光でも可能であ
る。
【0028】本発明で使用できる受光器としては、投光
器からの光量の変化を採取できれば良く、フォト受光器
が好ましいが、これに限定されるものではなく、受光デ
バイスであれば足りる。
【0029】本発明で用いられる投光器及び受光器は、
好ましくは、略半球状の検査治具ベットによって、被検
査体の周囲に固定、または半固定で用いられる。投光
器、受光器の位置は被検査体に対して適宜最適な配列と
することができる。
【0030】本発明において、欠陥部位、欠陥種別の仕
分けはチャンネルの位置の検出によって行われる。
【0031】
【実施例】次に、図面を参照しながら被検査体が瓶であ
る場合の本発明の実施例を以下に詳細に説明する。図1
は、本発明の一実施例の概略で、投受光センサと瓶の配
置と投受光エリアを示す説明図である。図2は、検査治
具上における投受光センサの詳細配置図である。図3
は、ハンドリングマシン上における検査治具の取付側面
図である。図4は、本発明の一実施例の概略を示すシス
テムブロック図である。図5は、投受光タイミングと検
査エリアを示す説明図である。図6は、実機オンライン
時における検査処理タイミング図である。図7は、本発
明の一実施例の処理手段を示すシステムのフローチャー
トである。図8は、実機オンライン時における動作処理
のフローチャートである。図9は、微分処理の説明図で
ある。図10は、オンライン時における表示画面であ
る。図11は、オートスライスの動作処理のフローチャ
ートである。
【0032】図1に示すように、検査位置におかれた被
検査瓶7は、回転方向8のように回転し、投光器配置位
置1には、複数の投光器を配置し、受光器配置位置2に
は、複数の受光器を配置し、投光線3、受光線4のエリ
アで投受光を行う。
【0033】図2に示すように、検査位置の被検査瓶7
は、ハンドリングマシン上のスターホイル13上に位置
し、投受光のセンサは検査治具ヘッド9上に位置し、投
光器11は10個、受光器12は64個配置する。
【0034】図3に示したのは、検査治具の側面図で、
高さ位置可変ノブ14、左右方向位置可変ノブ15、前
後方向位置可変ノブ16により、治具ヘッド9を被検査
瓶7に対して、検査最適位置に設定する。
【0035】図4に、本システムのシステムブロック構
成図を示す。図5、図6を参考して説明する。投光レン
ズ25、投光素子26、投光ケーブル27で構成する投
光器NO.1〜NO.10の投光タイミング(図5に示
す)を28〜37(図4)のようにコントロールロジッ
ク回路21により制御した。受光レンズ17、受光素子
18、受光アンプ19、受光ケーブル20で構成する受
光器NO.1からNO.64は、受光タイミング38の
タイミングで、一投光毎に受光スキャンを行い、投光
器NO.1〜NO.10までそれぞれ受光スキャンを行
う。コントロールロジック回路21により、受光スキャ
ンのマルチプレックスタイミングを制御し、マルチプレ
ックスA/D変換を行い、コントロールロジック21を
通して、CPU23に受光データを読み込み、投受光一
スキャン分のデータ採取が完了する。この投受光一スキ
ャンを瓶一周分にわたって、データ採取処理を行う。1
スキャン目の受光タイミング39、2スキャン目の受光
タイミング40であり、その時の1スキャン目の検査エ
リア42、2スキャン目の検査エリア43、3スキャン
目の検査エリア44、Nスキャン目の検査エリア41で
ある。被検査瓶7が回転方向8のように回転するため、
全周にわたってデータ採取処理が行われる。
【0036】これをハンドリングマシンとのタイミング
で説明すると、マシン回転クロック45の一周期分が瓶
1本のハンドリングとすると、検査中46の期間内に瓶
全周分のデータ採取処理が行われ、次の瓶の検査中ま
での間、検査処理48が行われ、検査中の先頭で検査
結果47を出力する。この場合、不良瓶の時は排出信号
を出力する。
【0037】図7にCPU部23におけるソフトウェア
の処理の概要を示し、その説明を行うと、POWER ON58
で初期設定59の処理により、システム動作の準備を行
う。次に、選択が、オフライン60の場合は、オフライ
ンの初期設定62の処理によりオフライン処理の準備を
行い、処理選択を待つ。オフライン処理には個別投光画
面処理63、欠陥検出モニター処理64、ファイル処理
65があり、選択により実行する。又、選択がオンライ
ンの場合には、ON LINE処理61を実行する。
【0038】図8にON LINE処理61のフローチャート
を示して説明すると、ON LINEスタート70により処理
が開始され、検査中、信号比較手段71により検査中4
6(図6)を認識し、投受光のスキャンが開始される。
その時、CPUは受光データ採取処理手段72により、
一投光器当たり64受光データ、1スキャン10投光器
分のデータを読み込み、瓶一周分以上、瓶回転速度に対
応したスキャン数、およそ約100スキャン分のデータ
を読み込む作業を行う。次に、データ並替処理手段74
により、各投光器毎、受光器毎のデータを約100スキ
ャンのデータとして、チャンネル単位で並替を行うと、
10X64スキャンの並び替えられたデータとして成立
する。その後、それらのスキャンデータを各スキャン毎
に微分処理手段75により公知の微分処理を行うことに
より、受光データの変化量を算出する。そして、良品瓶
の場合には、検出された前記変化量のいずれかのデータ
がしきい値設定を越えないよう、微分レベル判定値をN
XMチャンネルに対して、それぞれ自動設定しているた
め、ビリ欠陥として検出されないが、ビリ欠陥瓶の場合
には、NXMチャンネルでいずれかの微分レベルデータ
が微分レベル判定値を越えるため、ビリ欠陥として検出
され、排出信号が出力され、排出される。そして、しき
い値比較処理手段76により設定されたしきい値を越え
た場合は、口部・ネジ部の欠陥として認識され、欠陥分
類処理手段77により、投光器と受光器の関係によっ
て、あらかじめ決められた欠陥分類によって分類され
る。そして、検査結果処理手段78により、不良品の場
合はNG信号が出力され、良品の場合は、NG信号は出
力されない。そして、あらかじめ設定されているオート
スライスON/OFF92がONの場合にはオートスラ
イス処理93が実行され、オートスライスON/OFF
92がOFFの場合には、次の画面表示処理79で検査
結果を表示する。
【0039】図9に微分処理と、しきい値比較処理の説
明の為の図を示し、説明すると、スキャンデータ83
は、前記10個の投光器、64個の受光器のうちの一投
光器、一受光器における約100スキャン分のデータの
並替後のデータである。欠陥時レベルデータ68、受光
センサベースデータ66のような場合、微分比較幅であ
るCPパラメータ67は、設定値1〜10程度の数値で
設定し、何スキャン前のデータと差分をとるかを設定す
るパラメータである。スライスパラメータ69は設定値
5〜100程度の数値で設定し、しきい値として使用さ
れ、このしきい値を越えると欠陥と判定される。
【0040】図10に、ON LINE時の画面を示
し、説明すると、良品本数84、欠陥本数85、トータ
ル処理本数86をモニターし、欠陥本数85の内分とし
て、横ビリ本数87、縦ビリ本数88を表示し、さら
に、欠陥検出の内分を投受光器毎に表示される。投光器
番号89、受光器番号90、欠陥検出比較91は、製瓶
における欠陥部位のデータを集計すると共に、ライン上
にフィードバックすることにより、欠陥原因を究明する
ために重要なデータとなる。
【0041】図11にオートスライス処理93をフロー
チャートを示して説明する。本数カウント94でオート
スライス本数のカウントがなされ、良品98で良品瓶の
場合には、良品瓶ピークデータ処理95によって、瓶口
部全周の全チャネルの微分レベル値を記憶しておき、設
定本数96では、あらかじめ設定されている瓶の本数に
なるまで良品瓶ピークデータ処理95を行う。そのと
き、前記記憶されている全チャネルの微分レベル値は、
瓶毎の口部全周の各チャネル毎のピーク値のデータが採
用される。そして、設定本数96が、前記あらかじめ設
定されている本数になると、本数カウントクリア99
で、本数カウント94のカウンタがゼロクリアされて、
次にスライス再設定処理97により設定本数96で設定
されている瓶の本数の良品瓶の口部全周の全チャネルに
おける各チャネル毎の微分レベル値のピーク値にあらか
じめ設定されてある余有値が加算された数値がスライス
値として全チャネル再設定され、更新される。
【0042】このことにより、オートスライスの更新
は、スライス感度を下げる方向、つまりスライス値の増
大は前記余有値の範囲内で処理され、スライス感度を上
げる方向は、ゼロ+余有値迄自動的に感度が上昇する。
つまり瓶の口の成形型のバラツキ、摩耗等の経時変化に
よる、前記良品微分レベル値の増減、又はハンドリング
マシンにおける瓶を保持、回転させる部分のスターホイ
ルの各セクション毎のバラツキ、変動、摩耗等によるハ
ンドリングの経時変化における前記微分レベル値の増減
に対して、自動的に良否判定のしきい値のひとつである
スライス値を追従させることができる。
【0043】本実施例によれば、瓶口部、肩部検査に関
して良品排除率0.2%、欠陥検出率80%以上を達成
させることができ、重大欠陥に関してはほぼ100%検
出することができた。
【発明の効果】本発明によれば、製瓶工場において、ガ
ラス容器の口部・ネジ部ビリ検査精度を向上させること
ができ、又、ビン種毎の型替作業時間の大幅な短縮を謀
れる。又、欠陥種別の情報を適格に表現することによ
り、欠陥原因の分析と対策を迅速に講ずることができ
る。これらによって、生産性の向上、省力化を推進する
ことができる。 そして、公知の型替時間を短縮させる
ことができ、オンライン時のラインオペレータの手がほ
とんどかからないという効果を有する。又、検査感度が
保持されるので、検査部位の欠陥種類を安定的に検出す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 投受光センサと瓶の配置と投受光エリアを示
す説明図。
【図2】 投受光センサの詳細配置図。
【図3】 検査治具の取付側面図。
【図4】 本発明の一実施例のシステムブロック図。
【図5】 投受光タイミングと検査エリアを示す説明
図。
【図6】 実機オンライン時における検査処理タイミン
グ図。
【図7】 本発明の一実施例のソフトウェアの概略を示
すシステムのフローチャート。
【図8】 実機オンライン時における動作処理のフロー
チャート。
【図9】 微分処理の説明図。
【図10】 オンライン時における表示画面。
【図11】 オートスライス処理のフローチャート。
【符号の説明】
1 投光器配置位置 2 受光器配置位置 3 投光線 4 受光線 5 瓶回転受ローラー 6 瓶回転ローラー 7 被検査瓶 8 瓶回転方向 9 治具ヘッド 10 欠 11 投光器 12 受光器 13 スターホイル 14 高さ可変ツマミ 15 左右可変ツマミ 16 前後方向可変ツマミ 17 受光レンズ 18 受光素子 19 受光アンプ 20 受光ケーブル 21 マルチプレックスA/D変換回路 22 コントロールロジック回路 23 CPU部 24 表示部 25 投光レンズ 26 投光素子 27 投光ケーブル 28〜37 投光器NO,1〜NO.10投光タイミン
グ 38 受光タイミング 39 1スキャン目の受光タイミング 40 2スキャン目の受光タイミング 41 Nスキャン目の検査エリア 42 1スキャン目の検査エリア 43 2スキャン目の検査エリア 44 3スキャン目の検査エリア 45 マシン回転クロック 46 検査中 47 検査結果 48 検査処理 49 瓶静止回転タイミング 50 瓶静止回転終了タイミング 51 検査結果出力タイミング 58 POWER ON 59 初期設定 60 OFF LINE 61 ON LINE処理 62 初期設定2 63 個別投光画面処理手段 64 欠陥検出モニタ処理手段 65 ファイル処理手段 66 受光センサベースデータ 67 CPパラメータ 68 欠陥時レベルデータ 69 スライスパラメータ 70 ON LINEスタート 71 検査中信号比較手段1 72 受光データ採取処理手段 73 検査中信号比較手段2 74 データ並替処理手段 75 微分処理手段 76 しきい値比較処理手段 77 欠陥分類処理手段 78 検査結果処理手段 79 画面表示処理手段 80 ループ1 81 ループ2 82 ループ3 83 スキャンデータ 84 良品本数 85 欠陥本数 86 トータル処理本数 87 横ビリ本数 88 縦ビリ本数 89 投光器番号 90 受光器番号 91 欠陥検出比率 93オートスライス処理手段 94 本数カウント手段 95 良品瓶ピークデータ処理手段 97 スライス再設定処理手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査位置におかれた被検査体を回転させ
    る回転手段と、ガラス容器の口部及びネジ部を中心とし
    て周囲に、略半円球状の取付治具に複数個の投光器と、
    複数個の受光器を配置し、前記投光器の数をN、受光器
    の数をMとすると、前記被検査体に対して1スキャン当
    たりNXMのデータを採取するデータ採取手段と、採取
    されたデータを並替るデータ並替処理手段及び並替られ
    たデータを微分する微分手段とからなることを特徴とす
    るガラス容器の口部・ネジ部ビリ検査装置において、
    初期に良品登録され、決定されたしきい値に対して、定
    期的な時間毎、或いは瓶の通過本数毎に自動的にNXM
    の全チャンネル又は部分的チャンネルの良品データを採
    取し、しきい値を再設定することを特徴とするガラス容
    器の口部・ネジ部ビリ検査装置。
  2. 【請求項2】 該しきい値の再設定が、しきい値を越え
    ない良品瓶のピーク値、収集された良品データの平均値
    又は標準偏差値によりしきい値を再設定する請求項1記
    載の装置。
  3. 【請求項3】 ガラス容器の口部、ネジ部、首部、肩部
    におけるにおける公知の欠陥種別である天流れ、天ス
    ジ、天カミダシ、泡、異物、ビリ、カケ、ネジ出、変形
    及びシワの全部又は一部の欠陥を検出することができる
    前記請求項1又は2記載の装置。
  4. 【請求項4】 公知の瓶の成形型番毎のバラツキ又は時
    間毎の成形のバラツキを自動的に読みとり、検査感度を
    自動的に補正、又は設定する前記請求項1乃至3記載の
    装置。
  5. 【請求項5】 公知の瓶のインデックスタイプのハンド
    リングマシンにおけるスターホイルの各セクションの瓶
    を保持、又は回転させる機構のバラツキ、又は経時変化
    を自動的に読みとり、検査感度を自動的に補正、又は設
    定する前記請求項1乃至4記載の装置。
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