JPH11108557A - 金属溶解保持炉 - Google Patents

金属溶解保持炉

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Publication number
JPH11108557A
JPH11108557A JP27074797A JP27074797A JPH11108557A JP H11108557 A JPH11108557 A JP H11108557A JP 27074797 A JP27074797 A JP 27074797A JP 27074797 A JP27074797 A JP 27074797A JP H11108557 A JPH11108557 A JP H11108557A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
furnace
melting
holding
linings
Prior art date
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Pending
Application number
JP27074797A
Other languages
English (en)
Inventor
Tamio Okada
民雄 岡田
Kunihiko Shiraishi
邦彦 白石
Shingo Kinoshita
晋吾 木下
Hiroshi Murakami
博司 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Crucible Co Ltd
Original Assignee
Nippon Crucible Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Crucible Co Ltd filed Critical Nippon Crucible Co Ltd
Priority to JP27074797A priority Critical patent/JPH11108557A/ja
Publication of JPH11108557A publication Critical patent/JPH11108557A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属溶解保持炉の炉全体のライニングの均質
化、築炉時のライニング及びライニング補修の工期の短
縮を可能にする。 【解決手段】 少なくとも上部保持室3、下部保持室
1、及び溶解室4の3部位を別体とし、これら3部位を
組み合わせて炉を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属溶解保持炉に
関する。金属溶解保持炉では、炉殻に耐火材及び断熱材
が裏張りされている。
【0002】
【従来の技術】従来、金属溶解保持炉は、炉が一体構造
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】炉が一体構造である
と、(イ)ライニングの施工は、狭い炉内部で行う必要が
あって作業性が悪く、工期に長期間を要する、(ロ)炉の
全体的なライニング施工を同時進行的に行うことができ
ず、ライニングが不均質になり易い、(ハ)ライニングを
補修するには、炉内が作業員が入れる温度でなければな
らず、そのような温度に炉内がなるには、炉を停止した
後2〜3日を要し、補修工期の長期化は避けられない、
等の問題があった。
【0004】そこで、本発明は、炉全体のライニングの
均質化が図れると共に、築炉時のライニング及びライニ
ング補修の工期短縮を可能にする金属溶解保持炉を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る金属溶解保持炉は、それにおける少な
くとも上部保持室、下部保持室、及び溶解室の3部位
を、炉殻に耐火材及び断熱材による裏張り付きの別体と
し、これら3部位を組み合わせて炉を構成したことを特
徴とする。
【0006】上記上部保持室、下部保持室、及び溶解室
の最内層には、取り外し可能な耐火物成形体を設けるこ
とが望ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る金属溶解保持
炉の一実施形態につき、図1及び図2を参照しつつ説明
する。
【0008】金属溶解保持炉は、少なくとも、下部保持
室1、上部保持室3、及び溶解室4の3部位を別体とし
ている。X−X′面は、下部保持部1と上部保持室3と
の接合面を示し、Y−Y′面は、該保持室と溶解室4と
の接合面を示している。溶解室4は上方に予熱室5を有
し、本例では、溶解室4と予熱室5とも別体としてい
る。Z−Z′面は、溶解室4と予熱室5との接合面を示
している。
【0009】下部保持室1は、溶解室4よりも低い位置
にあり、汲出し口2を備えている。上下部保持室1,3
と溶解室4との接合部には、溶湯の通路13がある。上
部保持室3はバーナー16を、溶解室4はバーナー18
をそれぞれ備えている。予熱室5は、材料装入口の蓋2
4及び排気口21を有している。
【0010】上記各室1,3,4,5は、鉄皮ケース6
a,6b,6c,6dで炉殻が形成され、その内側に、
耐火材及び断熱材からなるライニング8a,8b,8
c,8dが施され、ライニング8a,8c,8dの内側
には更に耐火性のライニング9a,9c,9dが施され
ている。耐火材及び断熱材としては、主として耐火レン
ガ、断熱レンガ、断熱ボード、耐火キャスタブル、軽量
キャスタブル等を挙げることができ、それらは使用条件
に応じ選定される。
【0011】下部保持室1と上部保持室3、上下部保持
室1,2と溶解室4、溶解室4と予熱室5の接合は、そ
れらの鉄皮ケース6a…6dに形成されたフランジ10
をボルト・ナット等の締結部材で締結することにより行
う。
【0012】鉄皮ケース6a,6b,6c,6dに対す
るライニング8a,8b,8c,8dの形成は、従来と
同様、レンガをモルタルで構築するかキャスタブル耐火
物で施工すれば良い。或いは、鉄皮ケース6a…6dの
形状に対応する形に予め成形しておいた成形体を鉄皮ケ
ース6a…6d内に嵌め込んで、ライニング8a,8
b,8c,8dを形成しても良い。この成形体は、例え
ば、炭化珪素系不定形耐火物の焼結体を充てることが出
来る。
【0013】ライニング9a,9c,9dは、ライニン
グ8a,8c,8dの形状に対応する形に予め成形した
成形体をライニング8a,8c,8dに嵌め込む仕様で
施すと良い。この成形体とライニング8a,8c,8d
との周囲の間隙には、細かい粒状の耐火物や硅砂等の充
填材を密に充填する。この構成により、ライニング9
a,9c,9dは、ライニング8a,8c,8dから取
り外し可能となる。
【0014】ライニング9a,9c,9dの成形体は、
例えば、炭化珪素系不定形耐火物の焼結体や、該焼結体
を成形型内に置き該型内に珪酸カルシウム不定形耐火物
を流し込んで得られた2重構造のものを充てることがで
きる。
【0015】上記の構成を備える本発明金属溶解保持炉
によれば以下の効果が得られる。
【0016】(1)上下部保持室1,3及び溶解室4
は、別体となっている。従って、これら3者を分離した
状態でライニング8,9を施すことができ、従来と異な
り、作業性が極めて良い。また、このように、3者を分
離した状態でライニングを施せば、それら3者及び他の
部位のライニング施工を同時進行的に施すことができ、
炉全体としてのライニングの均質性が得られる。
【0017】(2)保持室1,3及び溶解室4を分離す
れば、炉内壁は放熱で比較的短時間に補修可能な温度に
低下する。従って補修工期が従来より短くて済む。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、炉の全体的なライニングの均質化を図ること
ができると共に、築炉時のライニング及びライニング補
修の工期短縮が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る金属溶解保持炉の1実施例を示す
縦断面図である。
【図2】図1の金属溶解保持炉のZ−Z′−Y′−X−
X′線に沿う分割面を示す平面図である。
【符号の説明】
1 下部保持室 2 汲出し口 3 上部保持室 4 溶解室 5 予熱室 6a,6b,6c,6d 鉄皮ケース 8a,8b,8c,8d ライニング 9a,9b,9c,8d ライニング
フロントページの続き (72)発明者 村上 博司 大阪府東大阪市稲田新町3丁目11番32号 日本坩堝株式会社技術開発部内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属溶解保持炉における少なくとも上部
    保持室、下部保持室、及び溶解室の3部位を、炉殻に耐
    火材及び断熱材による内張り付き別体とし、これら3部
    位を組み合わせて炉を構成したことを特徴とする金属溶
    解保持炉。
  2. 【請求項2】 取り外し可能な耐火物成形体を、上部保
    持室、下部保持室、及び溶解室の最内層に設けたことを
    特徴とする請求項1に記載の金属溶解保持炉。
JP27074797A 1997-10-03 1997-10-03 金属溶解保持炉 Pending JPH11108557A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27074797A JPH11108557A (ja) 1997-10-03 1997-10-03 金属溶解保持炉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27074797A JPH11108557A (ja) 1997-10-03 1997-10-03 金属溶解保持炉

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11108557A true JPH11108557A (ja) 1999-04-23

Family

ID=17490422

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27074797A Pending JPH11108557A (ja) 1997-10-03 1997-10-03 金属溶解保持炉

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JP (1) JPH11108557A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102897994A (zh) * 2012-07-10 2013-01-30 浙江伟兴水晶有限公司 双层式水晶玻璃熔化炉

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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