JPH11107977A - クロスフローファンおよびその製造方法 - Google Patents

クロスフローファンおよびその製造方法

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JPH11107977A
JPH11107977A JP27301797A JP27301797A JPH11107977A JP H11107977 A JPH11107977 A JP H11107977A JP 27301797 A JP27301797 A JP 27301797A JP 27301797 A JP27301797 A JP 27301797A JP H11107977 A JPH11107977 A JP H11107977A
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JP
Japan
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wings
flow fan
circular support
cross flow
spiral angle
Prior art date
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Pending
Application number
JP27301797A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kawasaki
拓 川▼崎▲
Yoshihisa Sueoka
敬久 末岡
Eiichi Kitano
榮一 北野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】成形および組付けが容易で、所望のスパイラル
角を得ることができるクロスフローファンおよびその製
造方法を提供する。 【解決手段】クロスフローファン1は、予めサインカー
ブ形状に射出成形された翼2を、回転軸3の方向に引き
延ばして、複数の円形支持部材4の各外周面に所望のス
パイラル角で、例えば超音波接合によって、接合固定し
て構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、クロスフローフ
ァンおよびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にクロスフローファンは、ファンロ
ータの回転軸方向に所定の間隔で平行に配設された複数
の円形支持部材の外周縁部に、所定の翼角で複数枚の長
尺の翼を上記回転軸と平行に嵌挿支持して構成されてい
る(例えば特開平5−231667号公報参照)。
【0003】ところが、例えば空気調和機用の送風機と
して、このような構成のクロスフローファンを用いた場
合、その舌部側ファンロータの翼と翼周りの空気流との
干渉により舌部との間で所謂NZ音が生じる問題があ
る。
【0004】そこで、最近では上記クロスフローファン
の各翼を上記円形支持部材に対し、ファンロータの回転
軸に対してスパイラルな状態となるように嵌挿支持する
ことにより、ファンロータの回転軸方向各部の干渉音の
周波数を可変分散させて共鳴させないようにし、上記N
Z音を可及的に低減するようにしたものが提案されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来のス
パイラル型のクロスフローファンの場合、所定の翼角の
ストレートな単翼を押し出し成形により成形し、それを
複数枚の円形支持部材の円周方向に位置を変えた翼嵌挿
孔に捩りながら嵌挿支持させることにより、スパイラル
に取り付ける構成および製造方法が採用されていた。
【0006】したがって、該従来の構成および製造方法
の場合、次のような問題があった。
【0007】(1) 長尺の翼を押し出し成形するた
め、成形時間が長く、コスト高であった。
【0008】(2) 長尺のストレートな翼を回転軸に
対して所定のスパイラル角を持たせて円形支持部材の翼
嵌挿孔に嵌挿して行かなければならないので、組付作業
が複雑で、時間がかかり、高コストである。
【0009】(3) ストレートな翼を強制的にスパイ
ラルに捩るので、復元力が作用し、組付後にも安定した
スパイラル状態に維持することができない。
【0010】(4) スパイラル角に限界があり、18
0°以上の大きなスパイラル角を実現することができな
い。
【0011】本願発明は、以上のような問題を解決する
ためになされたもので、サインカーブ形状に射出成形し
た翼を、回転軸方向に引き延ばして円形支持部材の外周
面に所望のスパイラル角で接合固定することにより、成
形および組付けが容易で、所望のスパイラル角を得るこ
とができるクロスフローファンおよびその製造方法を提
供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記の目的
を達成するために、次のような課題解決手段を備えて構
成されている。
【0013】すなわち、先ず本願発明のクロスフローフ
ァンは、サインカーブ形状に射出成形された翼を、回転
軸の方向に引き延ばして複数の円形支持部材の各外周面
に所望のスパイラル角で接合固定することによって構成
されている。
【0014】そして、上記円形支持部材の外周面への翼
の接合には、例えば超音波接合手段による接合が採用さ
れている。
【0015】したがって、該クロスフローファンの構成
では、予じめサインカーブ形状に射出成形された翼を、
設定したい所望のスパイラル角に対応して回転軸方向に
引き延ばして各々対応する円形支持部材の外周面の所定
円周角位置に例えば超音波接合等の接合手段により接合
して固定するだけで、容易に所望のスパイラル角の多翼
を備えたクロスフローファンを実現することができる。
【0016】しかも、上記翼のサインカーブ形状の成形
は、射出成形であるから、平面金型で短時間に成形する
ことができ、成形も容易である。
【0017】また、翼の組付けは、円形支持部材の外周
面に対し、超音波接合等の接合手段で接合するのみであ
るから、従来のように翼嵌挿孔に順次嵌挿する場合に比
べて遥かに容易に組付けられる。
【0018】次に、本願発明のクロスフローファンの製
造方法は、予じめ翼を平面金型等によりサインカーブ形
状に射出成形し、このサインカーブ形状に成形された翼
を、設定したい所望のスパイラル角に対応して回転軸方
向に引き延ばしながら、円形支持部材の各外周面の上記
スパイラル角に対応した所定円周角位置に所望のスパイ
ラル角で接合固定して行くように構成されている。
【0019】そして、上記円形支持部材の各外周面への
翼の接合には、例えば超音波接合方法が採用されてい
る。
【0020】したがって、該クロスフローファンの製造
方法の構成では、予じめサインカーブ形状に射出成形さ
れた翼を、設定したい所望のスパイラル角に対応して回
転軸方向に引き延ばしながら、各々対応する円形支持部
材の各外周面の所定円周角位置に例えば超音波接合等の
接合方法により接合して行くだけで、容易に所望のスパ
イラル角の多翼を備えたクロスフローファンを実現する
ことができる。
【0021】しかも、上記翼のサインカーブ形状の成形
は、射出成形であるから、平面金型等で短時間に成形す
ることができ、成形も容易である。
【0022】また、翼の組付けは、円形支持部材の各外
周面に対し、超音波接合等の接合方法で接合するのみで
良いから、従来のように翼嵌挿孔に順次嵌挿する場合に
比べて遥かに容易に組付けられる。
【0023】
【発明の効果】以上の結果、本願発明のクロスフローフ
ァンおよびその製造方法によると、次のような有益な効
果を得ることができる。
【0024】(1) 成形時間が短かく、成形作業が容
易になる。
【0025】(2) 組付作業が容易になる。
【0026】(3) それらの結果、低コストとなる。
【0027】(4) 組付後の復元力が作用しないの
で、安定したスパイラル状態が実現される。
【0028】(5) 180°〜360°程度までの大
きなスパイラル角の設定が可能となり、より有効にNZ
音を低減することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】図1〜図4は、本願発明の実施の
形態に係るクロスフローファンの構成およびその製造方
法を示している。
【0030】先ず図1は、当該クロスフローファンの構
成を示している。
【0031】このクロスフローファン1は、図2のよう
にサインカーブ形状に射出成形された複数枚の翼2,2
・・・を、回転軸3の方向に引き延ばして複数の円形支
持部材4,4・・・の各外周面4a,4a・・・上に所
定ピッチかつ所望のスパイラル角(例えば180°)で
接合固定することによって構成されている。
【0032】そして、上記円形支持部材4,4・・・の
外周面4a,4a・・・への翼2,2・・・の接合に
は、後述するように例えば超音波接合手段による接合が
採用されている。
【0033】したがって、該クロスフローファンの構成
では、予じめサインカーブ形状に射出成形された翼2,
2・・・を、設定したい所望のスパイラル角に対応して
回転軸3方向に引き延ばして一端側から他端側にかけて
各々対応する円形支持部材4,4・・・の外周面4a,
4a・・・の所定円周角位置に例えば超音波接合等の接
合手段により接合して固定して行くだけで、容易に図示
のような所望のスパイラル角の多翼2,2・・・を備え
たクロスフローファン1を実現することができる。
【0034】しかも、上記翼2,2・・・のサインカー
ブ形状の成形は、射出成形であるから、例えば平面金型
で短時間に成形することができ、成形も容易である。
【0035】また、翼2,2・・・の組付けは、円形支
持部材4,4・・・の外周面4a,4a・・・に対し、
超音波接合等の接合手段で接合するのみであるから、従
来のように翼嵌挿孔に順次嵌挿する場合に比べて遥かに
容易に組付けられる。
【0036】次に、以上のクロスフローファン1の製造
方法について図2〜図4を参照して説明する。
【0037】該製造方法では、先ず第1の製造工程とし
て、予じめ翼2,2・・・を図2、図3に示すような上
型5aと下型5bからなる平面金型5により図4のよう
なサインカーブ形状に射出成形する。次に第2の製造工
程として、このサインカーブ形状に成形された翼2,2
・・・を、図4に示すように、設定したい所望のスパイ
ラル角に対応して回転軸3の方向に左右に引き延ばしな
がら、一端側から他端側にかけて円形支持部材4,4・
・・の各外周面4a,4a・・・の上記スパイラル角に
対応した所定円周角位置に所望のスパイラル角で超音波
接合により接合し図4の仮想線で示すように固定して行
く。
【0038】したがって、該クロスフローファンの製造
方法の構成では、予じめ図2、図3のような平面金型5
によりサインカーブ形状に射出成形された翼2,2・・
・を、図4のように設定したい所望のスパイラル角に対
応して回転軸3の方向に引き延ばしながら、各々対応す
る円形支持部材4,4・・・の各外周面4a,4a・・
・の所定円周角位置に例えば超音波接合方法により所定
のピッチで接合して行くだけで、容易に図1のような所
望のスパイラル角の多翼2,2・・・を備えたクロスフ
ローファン1を実現することができる。
【0039】しかも、上記翼2,2・・・のサインカー
ブ形状の成形は、射出成形であるから、平面金型5で短
時間に成形することができ、押し出し成形に比べて成形
も容易である。
【0040】また、翼2,2・・・の組付けは、円形支
持部材4,4・・・の各外周面4a,4a・・・に対
し、超音波接合方法で接合するのみで良いから、従来の
ように翼嵌挿孔に順次嵌挿する場合に比べて遥かに容易
に組付けられる。
【0041】以上の結果、本願発明の実施の形態のクロ
スフローファンおよびその製造方法によると、次のよう
な有益な効果を得ることができる。
【0042】(1) 翼の成形時間が短かく、成形作業
が容易になる。
【0043】(2) 翼の組付作業が容易になる。
【0044】(3) それらの結果、低コストとなる。
【0045】(4) 組付後の復元力が作用しないの
で、安定したスパイラル状態が実現される。
【0046】(5) 180°〜360°程度までの大
きなスパイラル角の設定が可能となり、より有効にNZ
音を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態に係るクロスフローファ
ンの構成を示す斜視図である。
【図2】同クロスフローファンの第1の製造工程を示す
射出成形金型の射出成形時の正面図である。
【図3】同射出成形金型の射出成形時の側面図である。
【図4】上記クロスフローファンの第2の製造工程を示
す翼組付時の説明図である。
【符号の説明】
1はクロスフローファン、2は翼、3は回転軸、4は支
持部材、4aはその外周面である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サインカーブ形状に射出成形された翼を
    回転軸の方向に引き延ばして複数の円形支持部材の各外
    周面に所望のスパイラル角で接合固定したことを特徴と
    するクロスフローファン。
  2. 【請求項2】 予じめ翼をサインカーブ形状に射出成形
    し、該サインカーブ形状に成形された翼を回転軸の方向
    に引き延ばしながら、複数の円形支持部材の各外周面に
    一端から他端にかけて所望のスパイラル角で接合固定し
    て行くようにしたことを特徴とするクロスフローファン
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 円形支持部材の外周面に対する翼の接合
    には、超音波接合法が採用されていることを特徴とする
    請求項2記載のクロスフローファンの製造方法。
JP27301797A 1997-10-06 1997-10-06 クロスフローファンおよびその製造方法 Pending JPH11107977A (ja)

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