JPH1047293A - 金属製小型貫流ファンの羽根車 - Google Patents

金属製小型貫流ファンの羽根車

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Publication number
JPH1047293A
JPH1047293A JP21498396A JP21498396A JPH1047293A JP H1047293 A JPH1047293 A JP H1047293A JP 21498396 A JP21498396 A JP 21498396A JP 21498396 A JP21498396 A JP 21498396A JP H1047293 A JPH1047293 A JP H1047293A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
impeller
partition plate
blade
blade member
locking holes
Prior art date
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Pending
Application number
JP21498396A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Matsumoto
本 茂 生 松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nisshinbo Holdings Inc
Original Assignee
Nisshinbo Industries Inc
Nisshin Spinning Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisshinbo Industries Inc, Nisshin Spinning Co Ltd filed Critical Nisshinbo Industries Inc
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Publication of JPH1047293A publication Critical patent/JPH1047293A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製作が容易で精度を確保でき、性能が良好な
金属製小型貫流ファンの羽根車を提供すること。 【解決手段】 外周部に羽根部材3'の先端部を差し込
み係止する係止孔2を適宜定間隔をおいて多数設けた円
形状の金属製仕切板1に、その個々の係止孔間の中間外
周部から接線方向又は略接線方向に一体に羽根部材3を
形成すると共に、これら羽根部材3を仕切板1に対し直
角に折曲げて形成した羽根車構成部材Aと、この羽根車
構成部材Aと対称に係止孔2'及び羽根部材3'を形成し
た羽根車構成部材Bとを、互いに羽根部材3,3'を対
向させ、それら羽根部材3,3'の先端部を対向する仕
切板1,1'の係止孔2,2'に差し込み,係止して、羽
根車を形成するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、小型ヒ−
タのような局所加熱用熱源の熱交換用や、半導体及び基
板の冷却、パ−ソナルコンピュ−タのCPUの排熱用な
どに用いる外径が小さい金属製小型貫流ファンの羽根車
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、金属製貫流ファンの羽根車は、
従来、次のような方法により製作されていた。 円板状の仕切板の外周に適宜等間隔で多数の溝を形
成し、羽根部材をそれら溝に差し込んで、前記仕切板の
外周部分を三方向からかしめつける方法 平板をスリット加工して折曲げ、これを仕切板に巻
き付けて、かしめつけるか、或いはシ−ムレス溶接する
方法 切削により羽根部材を形成し、これを仕切板に取付
ける方法
【0003】然し乍ら、上記の方法を、例えば、外径が
20mm以下の小型貫流ファンの羽根車の製作に適用して
も、満足すべき羽根車は得られない。即ち、上記の方
法は、かしめ作業時に、該作業に使用するロ−ラの隙間
に羽根部材が入り込み、製作不能になることが多く、作
業能率が悪い上に、コスト高になるという問題があり、
の方法は、かしめの場合はと同様の問題がある外、
溶接の場合は溶接痕が形成されてファンの精度に悪影響
を及ぼすし、また、の方法は、羽根部材の形状を保持
するためには、その肉厚を厚くしなければならないの
で、性能を確保することができないという問題があるか
らである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来技術に鑑み、製作が容易で精度を確保でき、性能
が良好な金属製小型貫流ファンの羽根車を提供すること
を、その課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
を目的としてなされた本発明羽根車の構成は、外周部に
羽根部材の先端部を差し込み係止する係止孔を適宜定間
隔をおいて多数設けた円形状の金属製仕切板に、その個
々の係止孔間の中間外周部から接線方向又は略接線方向
に一体に羽根部材を形成すると共に、これら羽根部材を
仕切板に対し直角に折曲げて形成した羽根車構成部材
と、この羽根車構成部材と対称に係止孔及び羽根部材を
形成した羽根車構成部材とを、互いに羽根部材を対向さ
せ、それら羽根部材の先端部を対向する仕切板の係止孔
に差し込み,係止して成ることを特徴とするものであ
る。
【0006】なお、上記における羽根部材は、その断面
を直線状に形成してもよく、また、円弧状に形成しても
よい。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図に
より説明する。図1は仕切板に一体に羽根部材を形成し
た状態の斜視図、図2は羽根車構成部材の斜視図、図3
は図2のものとこれに対称に構成された羽根車構成部材
を対向させて羽根車に形成する状態の拡大斜視図であ
る。
【0008】図において、1は金属製の仕切板、2はそ
の外周に適宜定間隔をおいて穿設した後述する羽根部材
3'の先端部を差し込む係止孔で、ここでは6個を等間
隔で設けてある。3は仕切板1に一体に設けた羽根部材
で、仕切板1の前記各係止孔2の中間外周部から略接線
方向に一体に設けると共にその先端部を係止部4に形成
してあり、これら羽根部材3を仕切板1に対し直角に折
り曲げて羽根車構成部材Aを構成する。なお、上記にお
いては、角孔2と羽根部材3をそれぞれ6個にしたが、
本発明はそれらの個数を限定するものではなく、それよ
り多くも少なくも自由に設計することができる。Bは、
仕切板1'に係止孔2'及び羽根部材3'を、上記羽根車
構成部材Aと対称に形成した羽根車構成部材で、本発明
においては、これら羽根車構成部材A,Bを組み合わせ
て羽根車を構成する。
【0009】即ち、これら羽根車構成部材A,Bにおけ
る羽根部材3,3'と仕切板1,1'の係止孔2,2'の
関係は、それぞれの羽根部材3,3'を内側にして対向
させ、一方の羽根部材3の係止部4を他方の仕切板1'
の係止孔2'に差し込めば、すべての羽根部材3,3'の
係止部4,4'が対向する仕切板1,1'の係止孔2,
2'に差し込まれ、この状態で、前記係止部4,4'を折
り曲げたりひねったりして前記係止孔2,2'に係止す
ることにより、一つの羽根車の基体が形成されるように
なっている。
【0010】従って、羽根車構成部材A,Bを羽根車に
形成するには、図3に示すように、それらを羽根部材
3,3'を対向させ、前記構成部材Aの羽根部材3の係
止部4を構成部材Bの仕切板1'の対応する係止孔2'
に、また、構成部材Bの羽根部材3'の係止部4'を構成
部材Aの仕切板1の対応する係止孔2に、互い違いに差
し込んで該係止部4を折り曲げたりひねったりした後、
両方の羽根部材3,3'の端部に軸支持部材としてゴム
製等の部品を嵌め込めば、12枚の羽根部材を持つ羽根車
が形成されるのである。
【0011】なお、本発明羽根車は、仕切板1の外径が
20mm以下、羽根部材3の厚みが0.1〜0.3mmの小型薄肉の
羽根車に適用して好適である。従来の方法ではこのよう
な小型の羽根車を製作することは極めて困難であるか、
又は不可能であったが、本発明羽根車は上記構成によ
り、容易に製作することができる。また、本発明羽根車
における羽根部材の数は、上記の12枚に限られることな
く、それ以上又はそれ以下であってもよいこと勿論であ
る。
【0012】
【発明の効果】本発明は上述のとおりであって、対称構
成の2個の羽根車構成部材を組み合わせて1個の羽根車
を形成するようにしたものであり、外周部に羽根部材の
先端部を差し込み係止する係止孔を適宜定間隔をおいて
多数設けた円形状の金属製仕切板に、その個々の係止孔
間の中間外周部から接線方向又は略接線方向に一体に羽
根部材を形成すると共に、これら羽根部材を仕切板に対
し直角に折曲げて形成した羽根車構成部材と、係止孔及
び羽根部材を前記羽根車構成部材と対称に形成した羽根
車構成部材とを、上記のような方法により、極めて簡易
な操作で羽根車に組み立てることができる。
【0013】また、薄肉の材質のものを使用することに
より、流体管路を確保でき、従来の同一寸法の羽根車に
対し、風量を多くすることができるばかりでなく、羽根
部材の枚数など性能に影響を及ぼすパラメ−タの自由度
が高いため、設計の自由度が増し、更に、全体として、
部品点数が少ないので、低コストに作製提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】仕切板に一体に羽根部材を形成した状態の斜視
図。
【図2】羽根車構成部材の斜視図。
【図3】互いに対称な羽根車構成部材を対向させて係止
し、羽根車に形成する状態の拡大斜視図。
【符号の説明】
A 羽根車構成部材 1 仕切板 2 仕切板に設けた係止孔 3 羽根部材 4 羽根部材の係止部 B 羽根車構成部材 1' 仕切板 2' 仕切板に設けた係止孔 3' 羽根部材 4' 羽根部材の係止部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周部に羽根部材の先端部を差し込み係
    止する係止孔を適宜定間隔をおいて多数設けた円形状の
    金属製仕切板に、その個々の係止孔間の中間外周部から
    接線方向又は略接線方向に一体に羽根部材を形成すると
    共に、これら羽根部材を仕切板に対し直角に折曲げて形
    成した羽根車構成部材と、この羽根車構成部材と対称に
    係止孔及び羽根部材を形成した羽根車構成部材とを、互
    いに羽根部材を対向させ、それら羽根部材の先端部を対
    向する仕切板の係止孔に差し込み,係止して成ることを
    特徴とする金属製小型貫流ファンの羽根車。
  2. 【請求項2】 羽根部材は、その断面を直線状に形成し
    た請求項1の羽根車。
  3. 【請求項3】 羽根部材は、その断面を円弧状に形成し
    た請求項1の羽根車。
JP21498396A 1996-07-29 1996-07-29 金属製小型貫流ファンの羽根車 Pending JPH1047293A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002317789A (ja) * 2001-04-20 2002-10-31 Royal Electric Co Ltd 超小型横流ファン
JP2013530343A (ja) * 2010-06-30 2013-07-25 インテル・コーポレーション 一体型クロスフロー送風機モータ装置およびシステム
TWI490416B (zh) * 2012-03-20 2015-07-01 Asia Vital Components Co Ltd 扇葉製造方法
US10914308B2 (en) 2009-01-05 2021-02-09 Intel Corporation Crossflow blower apparatus and system

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