JPH11105559A - 燃料タンク - Google Patents

燃料タンク

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JPH11105559A
JPH11105559A JP10223754A JP22375498A JPH11105559A JP H11105559 A JPH11105559 A JP H11105559A JP 10223754 A JP10223754 A JP 10223754A JP 22375498 A JP22375498 A JP 22375498A JP H11105559 A JPH11105559 A JP H11105559A
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tank
fuel
tank according
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JP10223754A
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Benno Richter
ベンノ・リクター
Michael Acker
ミヒャエル・アッカー
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Kautex Textron GmbH and Co KG
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K15/00Arrangement in connection with fuel supply of combustion engines or other fuel consuming energy converters, e.g. fuel cells; Mounting or construction of fuel tanks
    • B60K15/03Fuel tanks
    • B60K15/077Fuel tanks with means modifying or controlling distribution or motion of fuel, e.g. to prevent noise, surge, splash or fuel starvation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K15/00Arrangement in connection with fuel supply of combustion engines or other fuel consuming energy converters, e.g. fuel cells; Mounting or construction of fuel tanks
    • B60K15/03Fuel tanks
    • B60K15/03177Fuel tanks made of non-metallic material, e.g. plastics, or of a combination of non-metallic and metallic material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K15/00Arrangement in connection with fuel supply of combustion engines or other fuel consuming energy converters, e.g. fuel cells; Mounting or construction of fuel tanks
    • B60K15/03Fuel tanks
    • B60K2015/03328Arrangements or special measures related to fuel tanks or fuel handling
    • B60K2015/0344Arrangements or special measures related to fuel tanks or fuel handling comprising baffles

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車の走行時に燃料タンク内の燃料の動き
によって生じる騒音を減少させること。 【解決手段】 燃料タンク10は、走行方向22から見
て前方の端28又は後方の端30から間隔を空けて配置
されたシリンダー状の壁状部材12を有する。壁状部材
12は、少なくとも、タンク10の高さと幅の実質的な
部分にわたって延びている。壁状部材12とタンク10
の側壁との間には鋭角が形成される。壁状部材12に
は、燃料の通過を許すための穴34と縁の凹み32が形
成されている。壁状部材12の境界表面は燃料タンク1
0内を分割し、タンク10の端壁との間の隙間は、そこ
に含まれる燃料の量が、燃料の運動によって騒音を生じ
させるには不十分なように選択されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用燃料タン
クの技術分野に属する。
【0002】
【発明の背景】走行時に発生する自動車の動きは、車両
タンク内の燃料が絶えず動いている状態をもたらし、そ
のような動きは、特に、加速やブレーキをかける場合
に、不快なものとして知覚される騒音の原因となり得
る。一般の認めるところでは、燃料のこの動きを減衰さ
せる無害な取付け部材を燃料タンクに具えることが知ら
れているが、それは、本質的に、前記タンクが満タンよ
り少ない場合であっても、そのようなやり方で、エンジ
ンへの絶え間ない燃料供給を確実にするように、実際の
状況で起こるあらゆる走行条件の下で、前記タンクの放
出開口部分において十分な量の燃料を保つためになされ
ているのである。しかしながら、例えば、波立ち(surge
movement)防止ポット、リングのような部材は、タンク
の主な部分が接触していないために、例えば、ブレーキ
操作時に、車両の走行方向においてタンクの波立ち運動
が実質的に減衰されないような、前記タンクの大きさに
対して、比較的小さい寸法のものである。その結果、移
動燃料が、ブレーキのかかっていない状態で、前記タン
クの壁に対して実質的に直角な関係で、強い衝撃を与え
ると、特に、タンクの壁に当たった瞬間に、燃料がごく
僅かな程度、漏れたり、漏れなかったりする部分におい
ても、移動燃料の持つ運動エネルギーは、音エネルギー
への転換の原因となる。前記タンクのそのような部分
は、例えば、角の部分、或いは、複数の側面に囲まれて
いる部分である。燃料がタンクの壁に衝突するまでにタ
ンク内でカバーしている距離もまた重要であることは、
理解されるであろう。それ故、騒音の発生は、特に、タ
ンクの長手方向が走行方向と平行であるタンクにおい
て、顕著なものとなる。
【0003】その問題を解決するために、プラスチック
材料からなるプレート型バッフル部材が局部的に少なく
とも燃料タンクの上角部分(DE 39 05 611 C2)におい
て具えられるようなやり方で、前記燃料タンクに、その
中に配置された燃料の運動エネルギーを吸収するための
装置を具えることは既に提案されている。しかしなが
ら、このような構成は、比較的複雑で費用がかかる。さ
らに、一体物からなるタンクの場合、例えば、現在では
しばしば見られる事例のように、プラスチック材料から
のブロー成形による製造の場合、困難をもたらす可能性
がある。
【0004】
【発明の目的】従って、本発明の目的は、本明細書の冒
頭部分において述べられた種類の燃料タンクをデザイン
することであり、それは、前記燃料の波立ち運動によっ
て生じる騒音が少なくとも実質的に減少させるものであ
る。本発明は、これを、取り付け易く、且つ、タンクの
容量を顕著に減少させない、余り費用も必要としない、
簡易な手段で達成しようとする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的は、請求項1の
構成、すなわち、走行方向において、それぞれ、前方の
端、又は、後方の端である、タンクの端から間隔を空け
てタンク内に配置された少なくとも1つの壁状部材を有
し、該壁状部材は、前記波立ち運動を減少させるもの
で、前記タンクの高さと幅の実質的な部分にわたって延
びており、その境界表面が少なくとも主として走行方向
に直角に延びる平面とは異なるように延びており、且
つ、前記壁状部材と、該部材と隣り合う壁部分の間の隙
間が、前記壁状部材と壁部分との間の部分にある燃料の
量が騒音を生じるには不十分であるように選択されてい
ることを特徴とする、自動車用の燃料タンクによって達
成される。本発明は、前記の好適な効果を達成するため
には、少なくとも、タンクの各端の壁に達する少し前
に、ごく僅かな運動エネルギーが音エネルギーへの転換
となるように、燃料の動きを止めさえすればよい、とい
う考察に基づいている。それは、一方で、各壁状部材の
有効な境界表面が、少なくとも、或る部分において、或
る角度で、それらの表面に衝突する燃料が方向を変えさ
せられるように、走行方向に対して鋭角に延びていて、
どんな場合でも、燃料の一部が壁状部材とタンクの壁の
各隣り合う部分との間の残された空いている部分を通っ
て流れ、運動エネルギーの一部が、そのような状況にお
いて生じる大きな抵抗によって付加的に消費され、かく
して、その目的が達成されるようになっている。この点
においては、さらに、前記部材が、前記部材に衝突する
燃料の一部が通過できる、穴や縁の凹み、又は、それに
似たものを具えることが可能であり、好適である。好適
には、前記部材の開口は、前記部材に衝突するときに、
燃料がほとんど僅かしかない漏れの可能な通路を見付け
る部分、例えば、アーチ形状で延びる部材の場合、一般
的には前記部材の中心にある前記アーチの頂点に具えら
れることができ、そこでは、波立ち運動の間、両側で燃
料の流れが起きる。
【0006】リング、又は、例えば、チューブ部分のよ
うな短くて閉じられた輪郭、走行方向に実質的に直角
に、そして、前記タンクが通常の設計であるとき、垂直
に延びる長手方向の軸の使用は、特に、望ましい。前記
構成において、チューブ部分の各半分は、前記タンクの
壁部分をシールトする壁部材の代わりになることができ
る。このようなチューブ部分は、一般的に、タンクにゆ
るく固定されることができる。それは、弾力性のあるプ
ラスチック材料から作られた場合、圧縮された状態で、
タンクの壁の比較的小さな開口を通って、タンクの中に
導入されることができる。その点において、タンクの形
状とその構造的な関係次第で、特に、タンクの所定位置
にチューブ部分を保持し、タンクとチューブ部分の間に
確実に動けなくなる関係ができるように、チューブ部分
がその端をタンクに、すなわち、例えば、その底壁、及
び/又は、頂部の壁に固定する手段は、多くの場合、な
しですませることが可能である。さらに、前記チューブ
部分、或いは、別の形状の取付け部材も、プリストレス
をかけられた或る一定の状態で、タンクに導入されるだ
けでなく、チューブ部分が、結果としてリング形状とは
異なる、楕円のような形の、弾力性のある、或る一定の
変形をするように、例えば、負荷のない状態でチューブ
部分の直径が対応する幅、或いは、タンクの他の対応す
る寸法より多少大きいように、その中に配置されること
もできる。前記部材の配列、及び配置に関して、それら
の形状や数に関係なく、重要な要件は、前記部材がタン
クの関連付けられた端との間に僅かの隙間を残して延び
ていることであり、かくして、前記部材と前記タンクの
隣り合う端との間にあり、走行中の車両によって生じる
動きによる波立ち運動に関係する燃料の量は、そこに発
生する運動エネルギーが騒音を生じさせるには少なすぎ
ることになるのである。楕円状のチューブ部分は、タン
クの2つの端の各端にそれぞれ関係付けられている2つ
のアーチの部分が対応するタンクの端との間により短い
隙間で配置されるから、その長軸が走行方向と平行であ
るならば、円形断面のチューブ部分より良く、条件を満
たすことができる。
【0007】しかしながら、中空の一体物の部材に代わ
りに、走行方向に、前方、又は、後方の端に対応して、
各々がタンクの一方の端近くに配置されている、少なく
とも2つの別々の壁状部材を具えることも好適である。
そのような場合、2つの部材の各々は、環状リングを形
成したり、他の曲線形状になったり、また、多角形状で
あってもよい。或る状況下で、複数の壁状部材を使用す
ると、曲線形状及び結果的に生じる三次元の形のため、
各部材を所定の位置に固定するための手段が具えられな
ければならないであろうが、そのために、格別、面倒な
ことにはならないことは注目されるであろう。そのよう
な壁状部材の端の部分を受け入れるためには、突起や凹
みをタンクの壁に一体に形成しておけばよい。
【0008】チューブ部分、或いは、他の形状の部材が
弾性変形するものであれば、部材もそれに衝突する燃料
の運動エネルギーによって、変形をすることができる。
しかしながら、移動燃料の運動エネルギーの一部は部材
の弾性変形によって吸収されるから、このことは不利益
にはならないであろう。部材に弾性があれば、移動燃料
が影響を及ぼした後、その部材がもとの形状に戻ること
を意味するのは当然である。しかしながら、それによっ
て燃料に伝えられる運動は、ごく僅かなので、どんなこ
とがあっても、不快なものとして知覚される騒音の原因
とはならないであろう。
【0009】もし、少なくとも部分的にでも、タンクの
側壁が実質的に走行方向と平行に延び、結果として、チ
ューブ部分を使用するとき、前記壁部分がチューブ部
分、或いは、他の曲線状の壁状部材に接線関係で延びる
と仮定するならば、鋭角でくさび形の空間が、タンクの
壁と壁状部材の間の接触部分に、もし、接触がなけれ
ば、例えば、チューブ部分の2つの側面の頂点に隣り合
うように形成される。そのままであれば、このような空
間は、燃料が、そのような空間で動いているとき、そこ
から漏れる可能性を殆ど許さない。それ故、前記配置で
は、そのような部分が、壁状部材の側面にあることが好
ましい。例えば、アーチ形状で曲がっているチューブ部
分や部材を使うとき、タンクと部材の隣り合う端の間の
空間は、その時、その中心部分において、最短である。
この点について、燃料用通路の断面寸法が、一方では、
燃料がそこを通過するとき運動エネルギーの著しい量が
大きな抵抗によって、取り除かれるが、他方では、通過
できる燃料の量が騒音が生じないような程度であるよう
に、部材とタンクの側壁の間に燃料用通路を空けておく
ことが好ましい。
【0010】さらに、前記部材は、底壁及び/又は頂部
側境界との間に鋭角をつくるように、或る角度で延びる
こともでき、その結果、動きの方向に関して付加的変化
が生じるようにすることができる。その場合には、底壁
や頂部の壁の部分に残った自由な部分の大きさを十分に
し、燃料が騒音を発生するように壁状部材に衝突するこ
とを防ぐのに十分な注意をしなければならない。
【0011】
【発明の実施の形態】図1乃至3に示されている燃料タ
ンクは、平面図では実質的に矩形をしているが、これは
本発明には必須のことではない。このことは、特に、こ
の燃料タンクが、例えば、ブロー成形加工によって、熱
可塑性の材料から一体に成形される場合に当てはまる。
その場合、タンクの形状は、車両においてタンクが利用
可能な空間によって支配される。チューブ部分12は、
タンクの中心に配置されており、その長手方向軸が実質
的に垂直方向に延び、その直径が、ほぼタンク10の幅
に対応し、その結果、タンク10の各側面の壁16に対
して2つの側面の頂点部分14が当接するようになって
いる。頂部側では、特に図1と3に見られるように、タ
ンクの形状への適合のため、チューブ部分12は、形状
が頂部の壁20の配置に適合した切欠、すなわち、凹み
18が具えられている。チューブ部分12は、実質的に
シリンダー状で、タンクの中心部分に配置されており、
走行方向22に対して前方、後方、にあるタンク部分2
4と26に対して上方に延びているが、これらの特徴
は、いずれも本発明の目的のために必須のことではな
い。
【0012】既に述べたとおり、チューブ部分12は、
タンク10の内部形状に適合しており、特に、上部にお
いて切欠18を有するが、タンクの形状にぴったりと適
合しているわけではない。このことは、また、走行方向
22、又は、その反対方向において、タンク内で燃料が
動いている最中、結果として好ましくない騒音の発生を
生じるように、タンクの中心部分にある燃料がタンクの
端部24と26に妨げられることなく流れ、その際、端
の境界壁28と30、それぞれに衝突することを確実に
不可能にすることだけが重要な配慮であるだけで、好適
な目的を達成するために必須要件ではない。他方では、
通常の作動状態で、中心部分と2つの端部24と26の
間を通過する燃料の流れが妨げられるべきでないことは
よく理解されるであろう。そのため、チューブ部分12
は、下方の端で縁の凹み32と、中心部分で開口34が
形成されており、どんな場合においても、燃料を、そこ
を通過する流れのための通路となるが、燃料の強力な波
立ち運動が発生した際には、流れに対する高い抵抗をも
たらすことによって、運動エネルギーの一部を消費する
ことになる。チューブ部分のための特別な固定手段を設
ける必要もない。何故なら、たとえ、チューブ部分12
が、例えば、頂部の壁20と間に短い距離を有していた
としても、チューブ部分は、如何なる場合においても、
タンク内で正しい位置に固定されるからである。いずれ
にせよ、前記の波立ち運動が不快な騒音を発生させない
限りは、2、3mmの小さな動きは如何なる問題も起こ
さない。しかしながら、一般的に、タンクとチューブ部
分の両方が熱可塑性の材料からなる場合、そういうこと
は起きない。
【0013】前記部材の存在にも拘らず、激しい加速や
激しい減速が起きたとき、チューブ部分12によって囲
まれた部分の外部で、タンクの前方と後方部分24と2
6、それぞれにある燃料はすべて、通常、それぞれに関
係付けられた端の表面28と30に衝突するであろう。
しかしながら、燃料の量が実質的にタンクを満たすそれ
ぞれの程度において、タンク内の燃料の総量より少なく
なるため、発生される騒音の量もそれに応じて少ない。
かくして、各状況において、好適な結果がさらに達成さ
れるように、タンクを細分するチューブ部分の外部で、
チューブ部分12の前方や後ろで各々配置された部分2
4と26がどのくらいの大きさがよいかは、適当な試験
によって確認することが大切であろう。その場合、心に
留めるべき配慮は、走行方向22、又は、その反対方向
において、前方部分、及び、後方部分のそれぞれにある
燃料が障害物なくカバーできる距離である。
【0014】例えば、相対的に長く、幅が狭いタンクの
場合、シリンダー状のチューブ部分は、タンクの端部に
自由な容積の部分を多分に残すから、チューブ部分を実
質的に、図2において一点鎖線で示された輪郭36に似
たような、楕円形の形にすることが可能であり、これに
より、図2で特に示されているように、端部の自由な空
間が減少することになる。この場合、タンク内を適切な
形にする、弾力性のあるプラスチック材料のチューブ部
分を使用することも可能であろうし、そうすれば、プラ
スチック材料のチューブ部分にはプリストレスが与えら
れることになる。一般的には、一体物のタンクを扱うと
き、この種のチューブ部分、或いは、他の形のチューブ
部分、或いは、その他の壁状部材の導入は、重大な問題
をもたらすものではない。何故なら、例えば、ポンプや
燃料の残量表示装置等の自動車の操作に必要とされる要
素を、タンク内に配置できるように、おそらくは永久的
に閉じられなければならない開口とともに、タンクは、
どのような場合でも、具えなければならないからであ
る。
【0015】しかしながら、一方では、タンクがブロー
成形加工によって作られる場合、壁状部材が続いてタン
クに導入される必要のないように、膨張されることによ
ってタンクを作るプリフォームへのそのような製作工程
において、通常の方法で、側面部分、或いは、壁状部材
が、導入されるという可能性もある。その場合、前記要
素がタンクを形成する材料に溶接可能な材料からなるな
らば、壁状部材はブロー成形用金型においてタンクを作
る際、同時に溶接によってタンクの壁に固定されること
もできる。
【0016】シリンダー状のチューブ部分を使用すると
きも、楕円形チューブ部分を使用するときも、いずれの
場合も、加速、或いは、減速が発生した際、それぞれの
端の壁に向かう方向において、チューブ部分内部を流れ
るすべての燃料は、中心、つまり、結果として、2つの
主な流れが同時に来る場所である、走行方向22におい
て、前方、或いは、後方、それぞれにあるチューブ部分
の頂点38に向かって案内されるので、特に、前記頂点
部分で、チューブ部分の壁に開口を具えることが好まし
い。一部の燃料が漏れるように、その際、前記開口34
の大きさが前方、或いは、後方、それぞれの部分に流れ
る燃料が膨大な量でなく、それぞれの端の壁28と30
に向かって動いている最中、燃料の総量が著しく増大し
ないようにしなければならない。この場合もまた、2、
3の簡単な試験によって、これを確認することができ
る。
【0017】しかしながら、一方では、チューブ部分の
側面の頂点部分近くに、少量の燃料が通り抜けするため
の開口を具えることも好ましい。その点で、その状態
は、燃料の割合が、各端の壁28と30から離れて、タ
ンクの各部分24、或いは、26、それぞれを形づくる
チューブ部分の壁部分に対して衝突する端に向けられた
動きを作り出すならば、チューブ部分内にある燃料を、
前方、或いは、後方部分、24、或いは、26、それぞ
れにある燃料の割合と同じくらい多くの割合は含まな
い。たとえ、相対的に小量の燃料が含まれたとしても、
そこから漏れるということはほとんどない収束している
くさび形の部分40へ、タンクの部分24、或いは、2
6にある燃料がほぼ半分ずつ流れるので、そこに、顕著
な量の騒音が発生する危険は存在しうるであろう。こ
れ、及び、本発明の他の実施形態の実質的な利点は、各
チューブ部分によって囲まれている、複数の側面によっ
て形づくられ、燃料漏れの如何なる可能性も許さない部
分が、正確には、タンクの主な部分において存在しない
ことである。この場合も、例えば、図2の寸法や配置を
基にして、適当な寸法が採用されるのであれば、チュー
ブ部分がくさび形部分40に流れる燃料の量が、それら
の位置でタンクの壁部分に対して衝突するときに不快な
騒音を発生するには少なすぎるので、チューブ部分が2
つの端部分24と26において、それぞれに量を減少さ
せるため、楕円形のチューブ部分は、より好適である。
【0018】さらに、チューブ部分が、図1の42で一
点鎖線で示されたように、長手方向軸の方向において、
ほぼ円錐形に大きくなったような形であることも、可能
である。ここで、チューブ部分内の燃料は、付加的に上
部境界壁20に向かって案内されるであろう。これらの
形がどれがそれぞれの最適のものであるかは、側面の
壁、及び、頂部と底部の壁が、図面で示されている実施
形態と異なった、かなり不規則な、一様でないやり方で
延びる燃料タンク10の形を基にされるであろう。
【0019】個々のチューブ部分内に通常の波立ち(サ
ージ)ポットや燃料の動きを抑制するための他の装置、
つまり、例えば、車両が過度な勾配の位置にあったり、
長いカーブや曲がり角をうまく通り抜けしていたりする
ときでも、燃料の供給が中断しないように、車両の如何
なる走行条件においても、放出開口(図示せず。)の部
分に最小限の量の燃料を常に維持する装置を具えること
は、可能であり、一般的にも必要であることは、よく理
解されるであろう。
【0020】それは、図4が、環状のアーチの各部分を
それぞれ形づくる2つの壁状部材46と48を具える実
施形態を示している、図4から6で示された実施形態に
ついても当てはまる。この場合、固定された部材によっ
てタンク内において、含まれる配置、及び、作られた個
々の部分の分割に関して、この配置は一体物からなる取
付け部材を使用するときより設計の自由に余裕がある。
特に、個々の部分46と48が取付けられる位置に応じ
て、端の部分24と26における量は自由に選択される
ことができる。ここでも、燃料を漏らすことができる付
加的な通路を提供し、特に、そこで、加速、或いは、減
速、或いは、複数の側面によって形づくられた部分の流
れによって、燃料の流れが集中するために、開口34と
縁の凹みが取付けられた部材に施される場合もある。
【0021】図5で示されたタンクの場合、部材50も
また一体物ではあるが、角のある側面部を有する形をし
ていて、実質的に走行方向22と平行に延びる壁部分5
2は、各端部分24と26の容積が壁部分52の長さに
応じて選択されることも可能にしている。
【0022】図6で示された実施形態において、タンク
10は少々狭く、側面の壁16で内側に延びる縮小部分
54が具えられ、ここでも、タンクは、実質的に平行四
辺形の形をしている閉じた側面部を有する形で取り付け
られた部材56を具える。
【0023】図7の(a)から(e)は、一体物からな
る部材を縦断面図で示す、これらの図の各部材のさらに
可能な実施形態を示している。例えば、図7(c)に示
されたような部材が一方の端部分と結合され、図7
(e)に示されたような部材がもう一方の端部分と結合
されたりするような場合でも、おそらく、タンクの設計
のに応じて、図示された形、及び、配置が図4に示され
たように分離した取り付け部材と関連して使用できるこ
とも、よく理解されるであろう。極端に不規則な形をし
たタンクの場合、いずれにしても、それは、より多くの
設計が自由になるため、図4に示されたような2つの部
分からなる構成の利点となり得るであろう。異なる部材
の特定の設計配置に関しては、図7の(a)から(e)
に注目されたい。
【0024】より複雑の形の部材は、おそらく、ブロー
成形によって一体物として製作され、それからの簡単な
後処理によって、実質的にそれぞれに求められる形にさ
れることが可能であろう。いずれにしても、本発明は、
騒音の発生に関する考慮に関係なく、騒音レベルを下げ
るために必要な措置のために求められる費用において大
幅な増大もなく、実際のタンクの形を設計することを可
能にしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動車に固定された燃料タンクの側面図。
【図2】 図1に示された燃料タンクの平面図。
【図3】 図2のIII−III線に沿って取られた縦
断面図。
【図4】 燃料タンクの横断面における模式図。
【図5】 さらなる実施形態の図4に対応する図。
【図6】 第4実施形態の図4に対応する図。
【図7】 (a)乃至(e)は、壁状部材の異なる実施
形態の縦断面図。
【符号の説明】
10:燃料タンク 12,36,42,46,48,50,56:壁状部材 22:走行方向 28:前方の端 30:後方の端 32:縁の凹み 34:穴 40:鋭角

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料の波立ち運動を減少させるための部
    材がその内部に具えられた自動車用の燃料タンクであっ
    て、 走行方向において、それぞれ、前方の端、又は、後方の
    端である、タンクの端から間隔を空けてタンク内に配置
    された少なくとも1つの壁状部材を有し、 該壁状部材は、前記波立ち運動を減少させるもので、前
    記タンクの高さと幅の実質的な部分にわたって延びてお
    り、その境界表面が少なくとも主として走行方向に直角
    に延びる平面とは異なるように延びており、且つ、前記
    壁状部材と、該部材と隣り合う壁部分の間の隙間が、前
    記壁状部材と壁部分との間の部分にある燃料の量が騒音
    を生じるには不十分であるように選択されていることを
    特徴とする、 自動車用の燃料タンク。
  2. 【請求項2】 前記壁状部材が走行方向と平行な平面に
    おいて曲面形状をなし、好適には水平に延びている、請
    求項1の燃料タンク。
  3. 【請求項3】 前記壁状部材と燃料タンクの壁の間に形
    成された鋭角が前記壁状部材の側面にある、請求項2の
    燃料タンク。
  4. 【請求項4】 前記壁状部材が底部に穴及び/又は縁の
    凹みを有する、請求項1の燃料タンク。
  5. 【請求項5】 前記壁状部材が、例えば、長手方向軸が
    走行方向に実質的に垂直に延びるチューブ部分のような
    閉じた輪郭をしている、請求項1の燃料タンク。
  6. 【請求項6】 特に前記壁状部材が前記壁部分と関係付
    けられている、請求項1の燃料タンク。
  7. 【請求項7】 前記壁状部材が前記燃料タンク内でゆる
    く配置されている、請求項1の燃料タンク。
  8. 【請求項8】 壁状部材が弾力性のある材料、好適に
    は、プラスチック材料からなる、請求項1の燃料タン
    ク。
  9. 【請求項9】 前記壁状部材が前記タンクの形状に適合
    している、請求項1の燃料タンク。
  10. 【請求項10】 前記壁状部材が前記タンク内において
    プリストレスをかけられた状態で配置されている、請求
    項1の燃料タンク。
  11. 【請求項11】 前記部材がブロー成形によって熱可塑
    性の材料から一体物として作られたものである、請求項
    1の燃料タンク。
  12. 【請求項12】 前記壁状部材がその製造時に前記燃料
    タンクの中に導入されるようになっている、請求項1の
    燃料タンク。
  13. 【請求項13】 前記部材が、例えば、少なくとも部分
    的に前記タンクを構成する材料に溶接可能な熱可塑性の
    材料から少なくとも部分的になり、前記タンクの製造中
    に溶接によって前記タンクの前記壁に固定されるように
    なっている、請求項12の燃料タンク。
  14. 【請求項14】 前記部材が前記燃料タンクの底に固定
    されている、請求項13の燃料タンク。
  15. 【請求項15】 前記部材が、少なくとも、前記タンク
    の1つの側面の壁に固定されている、請求項13の燃料
    タンク。
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