JPH11105479A - クリップドライバ - Google Patents

クリップドライバ

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JPH11105479A
JPH11105479A JP30482797A JP30482797A JPH11105479A JP H11105479 A JPH11105479 A JP H11105479A JP 30482797 A JP30482797 A JP 30482797A JP 30482797 A JP30482797 A JP 30482797A JP H11105479 A JPH11105479 A JP H11105479A
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JP30482797A
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Hisao Sato
久夫 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手を握るだけの簡単な操作でクリップどめ可
能なクリップドライバーを提供する。 【解決手段】 一枚の弾性板状体で背部2と、この背部
2から弾性板状体の両端側を互いに同じ方向に折り曲
げ、これらの両端縁を弾性的に当接させ、端縁間でとめ
るべき紙葉7の縁部を挟持する当接部3を有するクリッ
プ1のためのクリップドライバ10において、前端の差
込み口16から後端のクリップ挿入口17に至るクリッ
プ通路が形成され複数のクリップを収納するドライバ本
体11の上部に、回動自在にかつリンク部13により前
後方向に移動可能にハンドル部12を設け、このハンド
ル部12の回動と移動によりクリップ通路上に位置する
スライド部14を前方に移動させて、クリップ通路内の
先頭のクリップ1を紙葉のとじ位置に送り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、書類などの紙葉を
クリップでとめるためのクリップドライバに関し、特に
詳しく言うと、1枚の弾性板状体を折り曲げてその両端
に当接部を構成したクリップを複数収納し、順次当接部
を開く位置に送り出して当接部を開き、その間に紙葉を
挟持するクリップドライバに関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先の実公昭58−4698
号において、一枚の弾性板状部材で作られ、中央に形成
された背部と、この背部から連続的に続き、互いにその
先端が相接するように形成された当接部とを有するクリ
ップを提案するとともに、このクリップの当接部間を開
いてその間に書類などの紙葉を挟持させるためのクリッ
プドライバを提案した。このクリップドライバは、先端
に綴じるべき紙葉の端部を挿入する差込み口が後端にク
リップ挿入口がそして内部にクリップを収納する収納部
が形成されたドライバ本体と、このドライバ本体内の差
込み口近傍に設けられ、クリップの当接部間に差込んで
クリップの弾性に抗して当接部間を押し拡げる拡開ばね
と、収納部の後端から収納部内に収納自在に挿入され、
クリップの背部に係合してクリップを差込み口方向に押
圧するレバーとを有している。紙葉をクリップでとめる
場合は、差込み口に紙葉を差込み、レバーによってクリ
ップを差込み口方向に移動させると、クリップの当接部
間に拡開ばねが差込まれ、当接部間を開きながら差込み
口方向に移動していき、差込み口の紙葉を挟むように位
置する。さらにレバーを移動させると、拡開ばねからク
リップは離脱し、当接部間に紙葉を挟んだ状態のクリッ
プを差込み口から取り出すことができる。
【0003】上記実公昭58−4698号におけるクリ
ップドライバは、レバーの先端によって1つのクリップ
を押し出すようにしているため、収納部には1つのクリ
ップしか装填できない欠点があった。そこで、本発明者
は、アメリカ特許第4,353,157号において、ド
ライバ本体の収納部の上面に前後方向に摺動自在かつ先
端部が下降可能にノブを設け、このノブ押し下げるよう
にしながら前進させることよってクリップを拡開ばねの
位置に押し出すとともに、収納部内に複数個のクリップ
を収納可能にし、先頭のクリップを押し出した後は、ノ
ブを後退させて、次のクリップの背部に当接させて、こ
れを拡開ばねの部分に移動させるようにしたクリップド
ライバを提案した。このアメリカ特許第4,353,1
57号のクリップドライバは、複数のクリップが収納で
きるので、連続的に複数の紙葉のセットをとめることが
できるようになったが、新しいクリップを拡開ばねの所
に位置させるためには、その都度ノブを後退させる必要
があり、操作が煩わしい欠点があった。
【0004】そこで本発明者はさらに、アメリカ特許第
4,996,755号において、ノブの先端上面にノブ
突起を突出させるとともに、ノブをスプリングにより常
時後方にかつ上昇した状態に保持させるようにしたクリ
ップドライバを提案した。このクリップドライバで紙葉
をクリップでとめる場合は、スプリングの弾性力に抗し
てノブを押し下げながらかつ前進させることにより、先
頭のクリップが押し出されて、ノブから手を離すことに
よりノブは上昇しかつ後退していくので、次のクリップ
に邪魔されることなく後退することができ、次のクリッ
プの押し出しを行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記アメリカ特許第
4,996,755号のクリップドライバにより、ノブ
の前進操作のみで紙葉の端部をクリップでとめることが
でき、連続的に紙葉をとめることができるようになった
が、ノブの操作は親指のみで行わなければならず、ノブ
を下降するように押えながら前進させるという操作は、
多少指先の器用さが要求される欠点がある。
【0006】本発明はこのような従来技術の実情に鑑み
てなされたもので、その目的は、手で握るだけの簡単な
操作でクリップどめすることが可能なクリップドライバ
を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、第1手段は、一枚の弾性板状体で背部と、この背部
から前記弾性板状体の両端側を互いに同じ方向に折り曲
げ、これらの両端縁を弾性的に当接させ、前記端縁間で
とめるべきシート状部材の縁部を挟持する当接部を有す
るクリップのためのクリップドライバにおいて、前端に
とめるべき紙葉が差し込まれる差込み口が、後端にクリ
ップ1つずつ挿入するための挿入口が、そして前記差込
み口から前記挿入口に至るクリップ通路が形成された複
数の前記クリップを収納するドライバ本体と、このドラ
イバ本体の前記差込み口近傍に配設され、前記クリップ
の当接部を相反する方向に押し拡げる拡開ばねと、前記
ドライバ本体内の先端側にかつ前後方向に移動可能に配
設され、その先端で前記クリップ通路内の先頭のクリッ
プを前記拡開ばねから前記差込み口に送り出すためのス
ライド手段と、前記ドライバ本体の後端側にその一端が
回動自在にかつ前後方向に移動可能に軸支され、他端は
前記ドライバ本体の前端側に位置するハンドル手段と、
このハンドル手段の回動と移動により前記スライド部材
を前後方向に移動して前記クリップを前記拡開ばねから
前記差込み口に送り出すように前記ドライバ本体と前記
スライド手段および前記ハンドル手段を接続する接続手
段とを有することを特徴としている。
【0008】前記目的を達成するため、第2の手段は、
第1の手段における前記ドライバ本体の前記クリップ通
路が、その先端側の上部は開口され、前記スライド手段
はこの開口の一部を塞ぐように、前後方向に移動可能に
配設されていることを特徴としている。
【0009】前記目的を達成するため、第3の手段は、
第1の手段における前記スライド手段が、前記ハンドル
手段の一端が回動しながら前方に移動したときは前記ス
ライド手段の前進を可能にし、前記ハンドル手段が復帰
したときは前記スライド手段をその弾性力により後退さ
せる弾性部材を有していることを特徴としている。
【0010】前記目的を達成するため、第4の手段は、
第1の手段における前記ドライバ本体の後端側には前後
方向とは直交する方向に間隔をおいて立設された一対の
側壁部と、これら側壁部間にほぼ直交するように渡され
た支軸を有し、前記ハンドル手段は、その後端部に前記
支軸が回動自在に挿通され、前後方向に延在する長孔が
穿設されたハンドル本体を有していることを特徴として
いる。
【0011】前記目的を達成するため、第5の手段は、
第1の手段における前記接続手段が、一端が前記ドライ
バ本体に他端が前記ハンドル手段に回動可能に接続され
た第1接続部材と、一端が前記ハンドル手段に他端が前
記スライド手段に回動可能に接続された第2接続部材と
を有し、前記ハンドル手段の押圧により、前記第1接続
部材は前記ハンドル手段をそして前記第2接続部材は前
記スライド手段をそれぞれ前後方向に移動させることを
特徴としている。
【0012】前記目的を達成するため、第6の手段は、
第5の手段における前記第1接続部材が、前記ドライバ
本体の両側面を挟むように配設された一対のリンクバー
で構成され、前記第2接続部材が前記ドライバ本体の両
側面間において回動するように配設された1つのリンク
バーで構成されていることを特徴としている。
【0013】前記目的を達成するため、第7の手段は、
第1の手段における前記ドライバ本体の後端側には前後
方向とは直交する方向に間隔をおいて立設された一対の
側壁部と側壁部に渡された支軸を有し、前記ハンドル手
段は、その後端部に前記支軸が回動自在に挿通され、前
後方向に延在する長孔が穿設されたハンドル本体を有
し、前記接続手段は、一端が前記ドライバ本体に他端が
前記ハンドル手段に回動可能に接続された第1接続部材
と、一端が前記ハンドル手段に他端が前記スライド手段
に回動可能に接続された第2接続部材とを有し、前記ス
ライド手段は、その一端が前記支軸に接続されそして他
端が前記スライド手段に接続され、前記ハンドル手段の
一端が回動しながら前方に移動したときは前記スライド
手段の前進を可能にし、前記ハンドル手段が復帰したと
きは前記スライド手段をその弾性力により後退させる弾
性部材を有していることを特徴としている。
【0014】前記目的を達成するため、第8の手段は、
第1の手段における前記ハンドル手段が、ドライバ本体
の後端側にその一端が回動自在にかつ前後方向に移動可
能に軸支されたハンドル本体と、このハンドル本体を覆
うように形成され、少なくとも上面が前記ハンドル本体
の上面を透視するように透明になっているハンドルカバ
ーとを有することを特徴としている。
【0015】前記目的を達成するため、第9の手段は、
第1の手段における前記ハンドル本体の上面上には、会
社名や商品名あるいは公告などが記載された印刷媒体が
載置されていることを特徴としている。
【0016】前記目的を達成するため、第10の手段
は、第1の手段における前記ドライバ本体の後端側の底
部には下部空所を有し、この下部空所内には、立てたと
き前記差込み口側が下に、前記クリップ挿入口側が上に
位置するように斜めに前記ドライバ本体を位置させるた
めのスタンドレバーが収容されていることを特徴として
いる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の一
実施の形態におけるクリップドライバを説明する。まず
最初に、このクリップドライバに使用される公知のクリ
ップの一例を斜視図で示す図15により説明する。クリ
ップ1は、金属板や合成樹脂板で構成されたほぼ矩形の
板状体を折り曲げて作られており、その長手方向の中央
部に最大綴じ厚にほぼ相当する長さを有し、且つ内方に
湾曲させた背部2と、この背部2から長手方向両端部を
互いに同じ方向に折り曲げ、これら両端部を弾性的に当
接させた一対の当接部3と、各当接部3の端縁部に長手
方向に直交する方向にそれぞれ突出するように設けた耳
部4とを有している。これら耳部4を含む各当接部3の
自由端は、拡開しやすいように互いに外方に折り曲げら
れたガイド部5が形成されている。
【0018】次に上記のクリップ1を使用して紙葉を閉
じるためのクリップドライバを図1から図11により説
明する。図1は本発明の一実施の形態を示す斜視図、図
2は本実施の形態の一部を切断して示す側面図、図3は
本実施の形態をクリップとともに示す縦断側面図、図4
は本実施の形態におけるドライバ本体部分のみを示す縦
断側面図、図5は図4のV−V線に沿って切断して示す
水平断面図、図6は図4のVI−VI線に沿って切断し
て示す水平断面図、図7は図4のVII−VII線に沿
って切断して示す水平断面図、図8は図4のVIII−
VIII線に沿って切断して示す水平断面図、図9は図
4のIX−IX線に沿って切断して示す水平断面図、図
10は本実施の形態におけるハンドル本体のみを示す斜
視図、図11は本実施の形態における第2レバー部材の
みを示す斜視図である。
【0019】クリップドライバ10は、長手方向に沿っ
て縦断することにより2分割された形の一対のドライバ
本体11と、このドライバ本体11の上部を覆うように
取り付けられたハンドル部12と、ドライバ本体11に
対してハンドル部12の一端側を摺動しながら下降する
ように支持するリンク部13と、このリンク部13によ
ってクリップ1を紙葉の綴じ位置方向に送るためのスラ
イド部材14と、クリップ1の当接部3間を拡開させる
ための一対の拡開ばね15とから主に構成されている。
一対のドライバ本体11の各一端には綴じるべき紙葉の
端縁部が挿入される差込み口16が、そして各他端には
クリップ1を装填するためのクリップ挿入口17がそれ
ぞれ形成されている。なお、以下の説明において、前方
ないし前端は差込み口16側を指し、後方ないし後端は
クリップ挿入口17を指し、前進は差込み口16の方向
に移動することを指し、そして後退はクリップ挿入口1
7の方向に移動することを指すものとする。
【0020】一対のドライバ本体11は合成樹脂で作ら
れ、それぞれ同じ構成になっており、以下一方のドライ
バ部材11を例に取って詳細にその構造を説明する。ド
ライバ本体11は、図1および図4〜9に示すように、
側部21と、底部22と、側部21の先端側の上部を覆
い、その下方に位置する底部22とにより差込み口16
を構成する先端上部カバー部23と、側部21の後部側
に設けられ、下方に位置する底部22の上面と所定の間
隔をおいて位置する天板部24とを有している。そし
て、一方のドライバ本体11の底部22、先端上部カバ
ー部23そして天板部24の各自由端を他方のドライバ
本体11の底部22、先端上部カバー部23そして天板
部24の各自由端に当接させ、一方のドライバ部材11
の側面4ヶ所に穿設された孔から他方のドライバ部材1
1の側面の対応する4ヶ所穿設されたねじ孔にねじ25
を螺合することにより、先端上部カバー部23後端側か
ら天板部24の先端側までの上方が開口し、かつ内部に
複数のクリップ1が収納される中空部が形成されるケー
スとなる。この実施の形態においては、長手方向に縦断
することにより2分割されているが、これに限るもので
はなく、例えば長手方向に沿って水平に複数に切断して
もよい。
【0021】ドライバ本体11の側部21の内面には、
クリップ1の当接部3が移動可能に係合するクリップガ
イド溝20が底部22の上面から僅か上方の位置に、か
つ差込み口16からクリップ挿入口17に連通するよう
に形成されている。クリップガイド溝20内には、クリ
ップ1の耳部4が移動可能に係合する耳ガイド溝26が
さらに形成されている。この耳ガイド溝26の上方で、
かつ先端上部カバー部23の後端と天板部24の先端間
の開放部には、側部21の内面に対してほぼ垂直に突出
するように突条27が形成されている。天板部24の上
面には、天板部24の幅より狭い幅の帯状の挿入口カバ
ー28の一端側が載置されている。挿入口カバー28は
例えばばね性を有する金属板で構成され、その一端側が
止めピン29により天板部24の上面に固定され、他端
側は自由端になっている。挿入口カバー28の自由端は
クリップ挿入口17からクリップ1が脱落しないよう
に、クリップ挿入口17を僅かな開放部を残した形で弾
性的に覆っている。クリップ挿入口17からクリップ1
を挿入するときは、図3に示すように、挿入口カバー2
8の端縁で覆われていないクリップ挿入口17の開放部
にクリップ1をガイド部5を差し込み、当接部3の斜面
で挿入口カバー28の端縁を押し上げるようにしながら
挿入すればよい。
【0022】拡開ばね15は、ドライバ本体11の耳ガ
イド溝26の差込み口16側の端部に装着されており、
クリップ1がこの端部に位置したときクリップ1のガイ
ド部5から耳部4間に差込まれ、耳部4から当接部3間
を押し拡げる。この拡開ばね15は、縦断面がほぼ横V
字状をしており、その頂点側がクリップ挿入口17側
に、そして拡がった自由端側が差込み口16側に位置す
るように配置される。拡開ばね15は、その頂点に穿設
された挿入孔31(図5参照)にドライバ本体11の底
部22から挿入された止めピン32を挿通することによ
り、ドライバ本体11の側部内側に固定される。この挿
入孔31と止めピン32は、拡開ばね15の耳部4が通
るのを邪魔しない位置に設定される。
【0023】ドライバ本体11の底部22の先端側の下
面には、人差指、中指そして薬指があてがわれるように
3つの凹所33が形成されている。底部22の後端側に
はその側面および後端部を覆うように下側部カバー34
および下後部カバー35が形成されている。下側部カバ
ー34および下部後部カバー35で囲まれた下部空所5
6内には、スタンドレバー36が収容されている。この
スタンドレバー36を立てることにより、クリップドラ
イバ10を机などに置いた状態で使用する場合に、クリ
ップドライバ10を差込み口16側が下に、そしてクリ
ップ挿入口17側が上に位置するように斜めにクリップ
ドライバ10を置くことができるようにするためのもの
である。スタンドレバー36は、その一端両側面にほぼ
垂直に突出するように形成された軸状突起37を、下側
部カバー34の内面に穿設された軸孔(図示しない)に
嵌合することによりその両側面が下部空所56内に回動
自在に支持されている。スタンドレバー36の軸状突起
37側の端部は、一端が止めピン57で底部22に固定
された板ばね38の自由端と係合し、通常は図3に示す
収納位置に保持されている。図5に示すように、底部2
2の上面には、クリップ1の背部2が移動可能に挿入さ
れる樋溝39が形成されている。樋溝39の先端側に
は、一段深い凹所40が形成され、この凹所40には先
頭に位置するクリップ1の下側の当接部3とそれに続く
背部4の一部が落ち込むようになっている。
【0024】ハンドル部12は、合成樹脂製のハンドル
カバー41と、合成樹脂あるいは金属板製のハンドル本
体42とから主に構成されている。ハンドルカバー41
はハンドル本体42を上から覆うように、上部43と両
側部44と前部45そして後部46とが一体的に形成さ
れ、下方が開放した形をしている。一方、ハンドル本体
42は、図10に詳細に示すように、上面47と両側面
48とを有するほぼ矩形の樋状に形成されている。両側
面48にはそれぞれ、後端側には前後方向に延在する長
孔49が、そして前端側には前後方向に間隔をおいて2
つの軸孔51,52が穿孔されている。長孔49には、
ドライバ本体11の両側部21の後方に挿通された支軸
53が遊嵌され、これによりハンドル部12は長孔49
の長手方向長さだけ前方へ移動可能に、かつ支軸53を
支点にしてその前方側が回動するように支持される。ハ
ンドルカバー41の上部43の先端側には、親指をあて
がうための指あて突起50が一体的に形成されている。
なお、ハンドルカバー41の少なくとも上部43を透明
な合成樹脂で構成し、図3において2点鎖線で示すよう
にハンドル本体42の上面47上に会社名や商品名など
を印刷した帯状の紙6をハンドルカバー41の上部43
とハンドル本体42の上面47との間に介在させるよう
にすれば、透明な上面47を通して紙6の印刷面を見る
ことができ、会社あるいは商品を宣伝するための記念品
としてこのクリップドライバ1を利用することができ
る。
【0025】リンク部13は、ドライバ本体11に対し
てハンドル部12の一端を前方に移動しながら下降する
ように支持するとともに、クリップ1を紙葉の綴じ位置
に押し出すようにスライド部材14を移動させるように
支持するものである。リンク部13は、一端がドライバ
本体11の両側部21にそれぞれ突出する軸状突起61
に回動自在に軸支された一対の第1リンクバー63と、
一端がハンドル本体42の軸孔52間に渡されるように
挿入された支軸64に回動可能に支持された第2リンク
バー65とを有している。第1リンクバー63の各他端
は、ハンドル本体42の軸孔51間に渡されるように挿
入された支軸62の両端部にそれぞれ回動可能に支持さ
れている。第2リンクバー65の他端は後述するスライ
ド部12に接続されている。
【0026】一対の第1リンクバー63は平板状の金属
板でそれぞれ構成され、各他端はドライバ本体11の両
側部21の内側に位置している。これら第1リンクバー
63の各他端には、これら第1リンクバー63の長手方
向に延在するように長孔66′が穿設され、これら長孔
66′に支軸62が挿通される。
【0027】第2リンクバー65は、図11に詳細に示
すように、両側面66と底面67とからなるほぼ樋状を
しており、金属板をプレス加工などを施すことにより形
成されている。両側面66の両端には軸孔68が、そし
て底面67の一端には係止孔69がそれぞれ穿設されて
いる。この第2リンクバー65の一端側の軸孔68に支
軸64が挿通される。このようにして、一対の第1リン
クバー63間に第2リンクバー65が交差するように配
置される。
【0028】スライド部材14は、ドライバ本体11の
先端上部カバー部23の後端と天板部24の先端間の開
放部内に摺動自在に挿入される、合成樹脂などで作られ
たスライド本体71と、このスライド本体71を常時後
方に弾性的に引き寄せるとともに、ハンドル部12の先
端側を常時上昇させるように弾性的に付勢するためのコ
イルスプリングなどで構成されたばね部材72とを有し
ている。
【0029】スライド本体71は、図3に示すように、
クリップ1の背部2に当接してクリップ1を押し出す押
出し部73と、この押出し部73の近傍の両側部からそ
れぞれ略水平に突出して押出し部73の上昇を規制する
前突起74と、押出し部73の近傍にかつドライバ本体
11の開放部から上方に突出するように形成され、かつ
互いに前後方向に直交する方向に間隔をおいて位置する
一対の軸支持用突起75と、押出し部73と相対する端
部の両側面からそれぞれ略水平に突出してスライド本体
71の後端部が上昇するのを規制する後突起76とが一
体的に形成されている。前突起74と後突起76の各上
面は、上昇したときドライバ本体11の側部21の内面
の突条27の下面と係合して、それ以上スライド本体7
1が上昇するのを規制する。また、クリップ1を押し出
すときに、クリップ1のガイド部5間に拡開ばね15の
頂点が確実に挿入されるようにするため、押出し部73
の上端にはクリップ1の背部2と当接部3との上方の角
部を押えるためのひさし部77が一体的に形成されてい
る。スライド本体71の後端面78は先端方向に傾斜す
る傾斜面になっている。
【0030】一対の軸支持用突起75間には、略水平に
支軸79が挿通支持されており、この支軸79には第2
リンクバー65の他端側の軸孔68が遊嵌されている。
さらに、押出し部73側の下面は、後端方向に向かって
斜め上方に傾斜する傾斜面80が形成されている。な
お、スライド本体71の下前突起74と後突起76間の
側面でかつこれら突起74,76より上方の位置には、
ほぼ水平に突出するように規制突起81が形成されてい
る。この規制突起81は、スライド本体71が下降した
とき、その下面がドライバ本体11の突条27の上面に
係合することにより、その下降が阻止される。また、押
出し部73と軸支持用突起75との境界部には、前進し
たとき先端上部カバー23の後端縁に当接するストッパ
段部84が形成されている。
【0031】ばね部材72はその一端が第2リンクバー
65の係止孔69に係止され、他端はハンドル部12の
後部を支持する支軸53に係止されている。このばね部
材72により第2リンクバー65は支軸64を支点にし
てその下端側が、図3において、反時計方向に回動する
ような付勢力は与えられ、これによってハンドル部12
の先端側は常時上昇することになる。一方、スライド部
材14の後端面77はばね部材72により天板部24の
先端面に当接して、押出し部73を上昇させるように傾
斜させる。この押出し部73側の上昇は、前突起74が
ドライバ本体11の突条27の下面と係合した所で規制
される。
【0032】なお、図3に示すように、ハンドル部12
が上昇し、スライド本体71の後端面78が天板部24
の先端に当接したとき、スライド本体71の押出し部7
3が先頭のクリップ1の後方で、2番目のクリップ1の
当接部3の上に位置するように、スライド本体71の前
後方向長さあるいは天板部24の長さを設定する。ま
た、ドライバ本体11の側部21の外面は、第1リンク
バー63の下端部近傍の位置にかつ前後方向に水平に延
在する段部82が形成され、第1リンクバー63が側部
21の外面から突出しないようになっている。また、第
1リンクバー63近傍の側部21の部分83は他の部分
より上方に長く延在させており、これにより支軸61部
分の補強と、ハンドル部12や第1および第2リンクバ
ー63,65のねじれや横揺れを防止するようにしてい
る。
【0033】次に、上述したように構成されたクリップ
ドライバ10の使用方法および動作を上述の図3および
図12と13により説明する。図12は先端のクリップ
を押し出す状態を説明するための縦断側面図、図13は
クリップ内に紙葉を挟み取り出し可能な状態を説明する
ための縦断側面図である。
【0034】最初に複数のクリップ1をクリップドライ
バ10を順に装填する。装填するときは、差込み口16
側を下に向けながら、クリップ挿入口17にクリップ1
のガイド部5側から挿入する。クリップ挿入口17の一
部は、挿入口カバー28で覆われているが、図3に示す
ように、挿入口カバー28の端縁で覆われていないクリ
ップ挿入口17の開放部にクリップ1をガイド部5を差
し込みながら押し込むと、当接部3の斜面が挿入口カバ
ー28の端縁を押し上げるので容易に装填することがで
きる。クリップドライバ10内に装填されたクリップ1
は、クリップドライバ10をクリップ挿入口17側を下
に向けても挿入口カバー28により脱落することはな
い。
【0035】このようにしてクリップ挿入口17から装
填されたクリップ1は、両側の耳部4がドライバ本体1
1の耳ガイド溝26に入り、当接部3がクリップガイド
溝20に入り、前方へと送られていく。差込み口16側
を下に向けたとき、図3に示すように、先頭のクリップ
1はドライバ本体11の底部22の樋溝39の先端に形
成された凹所40に落ち込み、一段と低く位置する。こ
のとき、先頭のクリップ1の耳部4のガイド部5間に拡
開ばね15の頂点が位置する。先頭のクリップ1が凹所
40に落ち込んだ後は、クリップドライバ10をそのク
リップ挿入口17側を多少下に向けても、クリップ1が
凹所40からクリップ挿入口17側に滑り落ちることは
ない。
【0036】この状態において、図3には示していない
が、差込み口16にクリップどめすべき紙葉の端縁部を
差し込む。次に、一方の手の人差し指、中指そして薬指
を底部22に形成された3つの凹所33にそれぞれあて
がい、親指の先端をハンドルカバー41の上部43の指
あて突起50にあてがい、母指球を上部43にあてなが
ら手を握るようにする。これにより、まず最初にハンド
ル部12に下降する力が加わり、第1リンクバー63の
長孔66′の遊び分だけ支軸62が下降することにな
り、これによりハンドル部12そして第2リンクバー6
5を介してスライド部14の先端側が、まず最初に長孔
66′の遊び分に相当する長さ分だけほぼ垂直に下降す
ることになる。
【0037】さらに手の握る力を強めていくと、ハンド
ル部12の回動支点である支軸53はハンドル本体42
の長孔49内に軸支されているので、ハンドル部12は
回動とともにばね部材72の偏倚力に抗して長孔49に
沿って前進する。ハンドル部12の下方への回動と前進
とにより、図12に示すように、第2リンクバー65は
スライド部14の押出し部73をドライバ本体11内に
降下させる。押出し部73の降下は、スライド部14の
規制突起81がドライバ本体11の突条27と係合する
ことにより阻止される。このときの押出し部73の位置
は、図13に示すように、先頭のクリップ1の後方で次
のクリップ1の当接部3上に位置する。上述したよう
に、スライド本体71の押出し部73側の下面は、後端
方向に向かって斜め上方に傾斜する傾斜面80となって
いるので、押出し部73の降下が次のクリップ1によっ
て阻止されることはない。
【0038】さらに、ドライバ本体11とハンドル部1
2とを握り締めていくと、第1リンクバー63は、軸状
突起61を支点にして、図12において反時計方向にそ
れぞれ回動する。これによりハンドル部12は長孔49
に沿ってさらに前進する。一方、第2リンクバー65は
支軸64を支点にして、図12において時計方向に回動
してその下端に接続されたスライド本体71を突条27
に沿ってさらに前進させる。このとき、上述したように
ハンドル部12の前進も加わるため、第2リンクバー6
5の回動のみよる前進量よりも大きなストロークをもっ
てスライド本体71を前進させることができる。これに
よりスライド部14の押出し部73は先頭のクリップ1
の背部2に当接し、先頭のクリップ1は前進していく。
このとき、押出し部73の上端のひさし部77がクリッ
プ1の背部2と当接部3との上方の角部を押えるので、
確実に先頭のクリップ1を前進させることができる。前
進した先頭のクリップ1は、その両耳部4のガイド部5
間に拡開ばね15の頂点を挟み込まれ、さらなる前進に
より両耳部4のガイド部5間は拡開ばね15の拡がった
自由端に送られる。拡開ばね15の拡がった自由端によ
り、先頭のクリップ1の両耳部4間すなわち当接部3間
を押し拡げた状態で差込み口16に送られる。差込み口
16には紙葉7(図13)が差し込まれているので、押
し拡げられた当接部3間に紙葉7が挟まれる。
【0039】ドライバ本体11とハンドル部12とをさ
らに握り締めていくと、第1リンクバー63は反時計方
向に回動しながらハンドル部12をさらに前進し、第2
リンクバー65は時計方向に回動して、スライド本体7
1を突条27に沿ってさらに前進させる。これにより紙
葉7を挟持したクリップ1は、クリップ1の耳部4と拡
開ばね15との係合が解かれ、拡開ばね15の自由端側
から離脱する。拡開ばね15による当接部3間を押し拡
げる力から開放されたクリップ1は、当接部3間の弾性
によってその間にしっかりと紙葉を挟持しながら、図1
3に示すように、差込み口16から排出される。ハンド
ル部12の回動は、スライド本体71の押出し部73と
軸支持用突起75との境界部に形成されたストッパ段部
84が先端上部カバー23の後端縁に当接することで規
制される。一方、ハンドル部12の前進は、ハンドル本
体42の長孔49の後端側に支軸53が位置することで
規制される。
【0040】クリップ1の耳部4と拡開ばね15の係合
が解かれた時点で、ハンドル部12に加えていた親指と
母指球による押圧力を緩めると、ばね部材72により第
2リンクバー65の下端は後端方向に引き戻され、第2
リンクバー65は支軸64を支点に反時計方向に回動し
て立ち上がっていく。これに伴って、スライド本体71
も後退し、第1リンクバー63も軸状突起61を支点に
時計方向に回動して立ち上がり、ハンドル部12は初期
位置に戻る。ハンドル部12の初期位置への復帰は、ス
ライド本体71の前突起74が突条27の下面に係合す
ること、そしてハンドル本体42の長孔49の前端に支
軸53が位置することで終了する。このとき、スライド
本体71も後退するが、ハンドル部12に加えていた押
圧力を緩めることにより、スライド本体71の先端の押
出し部73側はばね部材72により上方に位置し、クリ
ップガイド溝20内に傾斜面80の先端部が突出しない
ので、スライド本体71より次のクリップ1をクリップ
挿入口17の方向に戻したり、次のクリップ1によりス
ライド本体71が初期位置に戻らないというようなこと
はない。
【0041】卓上でこのクリップドライバ10を使用す
る場合には、図14に示すように、ドライバ本体11の
底部22の後端側の下部空所56内に収容されているス
タンドレバー36の自由端側を回動して立てるとよい。
これにより、クリップドライバ10を差込み口16側が
下に、そしてクリップ挿入口17側が上に位置するの
で、クリップ1が自重よりクリップガイド溝20を滑り
落ちて、順々に凹所40に送りだすことができる。この
スタンドレバー36の軸状突起37側の端部は、このス
タンドレバー36を立てたとき、板ばね38に弾性的に
押圧されてその状態を保持するように板ばね38と平行
な面が形成されているので、立てた状態を確実に保持す
ることができる。
【0042】
【発明の効果】これまでの説明から明らかなように、請
求項1記載の発明によれば、ドライバ本体の後端側にそ
の一端が回動自在にかつ前後方向に移動可能に軸支さ
れ、他端はドライバ本体の前端側に位置するハンドル手
段と、このハンドル手段の回動と移動によりスライド部
材を前後方向に移動してクリップを拡開ばねから差込み
口に送り出すようにドライバ本体とスライド手段および
ハンドル手段を接続する接続手段とを有しているので、
ハンドル手段をドライバ本体方向に押圧するように握る
だけの簡単な操作で、紙葉にクリップを確実にとめるこ
とができ、何人でもきわめて容易にクリップどめするこ
とができる。
【0043】請求項2記載の発明によれば、ドライバ本
体内のクリップ通路は、その先端側の上部は開口され、
スライド手段はこの開口の一部を塞ぐように、前後方向
に移動可能に配設されており、簡単な構成により確実に
クリップを拡開ばねから差込み口に送りだすことができ
る。
【0044】請求項3記載の発明によれば、スライド手
段は弾性部材により常時後端方向に弾性的に偏倚されて
いるだけであるので、弾性部材の弾性力に抗して前記ス
ライド手段の前進させる力は、ハンドル手段の一端が回
動しながら前方に移動させるだけの簡単な操作でよく、
スライド手段の復帰は弾性部材の弾性力によりハンドル
手段の押圧を解除するだけの操作でよい。
【0045】請求項4記載の発明によれば、ハンドル本
体の長孔内をドライバ本体の支軸が移動可能になってお
り、この極めて簡単な構造でハンドル手段を確実に前後
方向に移動させることができる。
【0046】請求項5記載の発明によれば、接続手段は
ハンドル手段をドライバ本体に対して回動可能に支持す
る第1接続部材と、ハンドル手段の回動によりスライド
手段を前後方向に移動させる第2接続部材という軽量で
簡単な構造で構成することができる。
【0047】請求項6記載の発明によれば、第1接続部
材はドライバ本体の両側面を挟むように配設された一対
のリンクバーであり、第2接続部材はドライバ本体の両
側面間において回動するように配設された1つのリンク
バーという極めて簡単な構成であり、軽量化が可能なク
リップドライバを提供することができる。
【0048】請求項7記載の発明によれば、ハンドル手
段はハンドル本体の長孔の長手方向長さだけ確実に前進
でき、接続手段の一方の接続部材にスライド手段が接続
されているので、スライド手段はハンドル手段の回動と
前進に連動して確実に前進し、ハンドル手段の押圧を解
除するだけで、弾性部材により接続手段と連動して復帰
させることができる。
【0049】請求項8記載の発明によれば、ハンドルカ
バーの少なくとも上面が透明になっているので、別部材
であるハンドル本体をドライバ本体とは異なる彩色を施
したり、ハンドル本体の上面に商品名や会社名あるいは
公告文を印刷することにより、多色のクリップドライバ
として、また商品名や会社名をアピールすることのでき
るクリップドライバを提供することができる。
【0050】請求項9記載の発明によれば、ハンドル本
体の上面に印刷媒体を載置するだけの簡単な操作で商品
名や会社名をアピールすることのできるクリップドライ
バが提供でき、印刷媒体は紙でよいので極めて安価に実
施することができる。
【0051】請求項10記載の発明によれば、卓上でこ
のクリップドライバを使用する場合に、スタンドレバー
を立てることにより、クリップがその自重よりドライバ
本体内を滑り落ちて、順々に差込み口側に送りだすこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す斜視図である。
【図2】上記実施の形態の一部を切断して示す側面図で
ある。
【図3】上記実施の形態をクリップとともに示す縦断側
面図である。
【図4】上記実施の形態における本体部分のみを示す縦
断側面図である。
【図5】図4のV−V線に沿って切断して示す水平断面
図である。
【図6】図4のVI−VI線に沿って切断して示す水平
断面図である。
【図7】図4のVII−VII線に沿って切断して示す
水平断面図である。
【図8】図4のVIII−VIII線に沿って切断して
示す水平断面図である。
【図9】図4のIX−IX線に沿って切断して示す水平
断面図である。
【図10】上記実施の形態におけるハンドル本体のみを
示す斜視図である。
【図11】上記実施の形態における第2レバー部材のみ
を示す斜視図である。
【図12】上記実施の形態を先端のクリップを押し出す
状態を説明するための縦断側面図である。
【図13】上記実施の形態をクリップ内に紙葉を挟み取
り出し可能な状態を説明するための縦断側面図である。
【図14】上記実施の形態を補助脚を立てた状態で示す
斜視図である。
【図15】上記実施の形態に使用されるクリップの一例
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 クリップ 2 背部 3 当接部 4 耳部 10 クリップドライバ 11 ドライバ本体 12 ハンドル部 13 リンク部 14 スライド部材 15 拡開ばね 16 差込み口 17 クリップ挿入口 20 クリップガイド溝 36 スタンドバー 38 板ばね 41 ハンドルカバー 42 ハンドル本体 49 長孔 53 支軸 63 第1リンクバー 65 第1リンクバー 71 スライド本体 72 ばね部材

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一枚の弾性板状体で背部と、この背部か
    ら前記弾性板状体の両端側を互いに同じ方向に折り曲
    げ、これらの両端縁を弾性的に当接させ、前記端縁間で
    とめるべきシート状部材の縁部を挟持する当接部を有す
    るクリップのためのクリップドライバにおいて、 前端にとめるべきシート状部材が差し込まれる差込み口
    が、後端に前記クリップを1つずつ挿入するための挿入
    口が、そして前記差込み口から前記挿入口に至るクリッ
    プ通路が形成された複数の前記クリップを収納するドラ
    イバ本体と、 このドライバ本体の前記差込み口近傍に配設され、前記
    クリップの当接部を相反する方向に押し拡げる拡開ばね
    と、 前記ドライバ本体内の先端側にかつ前後方向に移動可能
    に配設され、その先端で前記クリップ通路内の先頭のク
    リップを前記拡開ばねから前記差込み口に送り出すため
    のスライド手段と、 前記ドライバ本体の後端側にその一端が回動自在にかつ
    前後方向に移動可能に軸支され、他端は前記ドライバ本
    体の前端側に位置するハンドル手段と、 このハンドル手段の回動と移動により前記スライド部材
    を前後方向に移動して前記クリップを前記拡開ばねから
    前記差込み口に送り出すように前記ドライバ本体と前記
    スライド手段および前記ハンドル手段を接続する接続手
    段と、を有することを特徴とするクリップドライバ。
  2. 【請求項2】 前記ドライバ本体の前記クリップ通路
    は、その先端側の上部は開口され、前記スライド手段は
    この開口の一部を塞ぐように、前後方向に移動可能に配
    設されていることを特徴とする請求項1記載のクリップ
    ドライバ。
  3. 【請求項3】 前記スライド手段は、前記ハンドル手段
    の一端が回動しながら前方に移動したときは前記スライ
    ド手段の前進を可能にし、前記ハンドル手段が復帰した
    ときは前記スライド手段をその弾性力により後退させる
    弾性部材を有していることを特徴とする請求項1記載の
    クリップドライバ。
  4. 【請求項4】 前記ドライバ本体の後端側には前後方向
    とは直交する方向に間隔をおいて立設された一対の側壁
    部と、これら側壁部間にほぼ直交するように渡された支
    軸を有し、 前記ハンドル手段は、その後端部に前記支軸が回動自在
    に挿通され、前後方向に延在する長孔が穿設されたハン
    ドル本体を有し、ていることを特徴とする請求項1記載
    のクリップドライバ。
  5. 【請求項5】 前記接続手段は、一端が前記ドライバ本
    体に他端が前記ハンドル手段に回動可能に接続された第
    1接続部材と、一端が前記ハンドル手段に他端が前記ス
    ライド手段に回動可能に接続された第2接続部材とを有
    し、前記ハンドル手段の押圧により、前記第1接続部材
    は前記ハンドル手段をそして前記第2接続部材は前記ス
    ライド手段をそれぞれ前後方向に移動させることを特徴
    とする請求項1記載のクリップドライバ。
  6. 【請求項6】 前記第1接続部材は、前記ドライバ本体
    の両側面を挟むように配設された一対のリンクバーで構
    成され、前記第2接続部材は前記ドライバ本体の両側面
    間において回動するように配設された1つのリンクバー
    で構成されていることを特徴とする請求項5記載のクリ
    ップドライバ。
  7. 【請求項7】 前記ドライバ本体の後端側には前後方向
    とは直交する方向に間隔をおいて立設された一対の側壁
    部と側壁部に渡された支軸を有し、 前記ハンドル手段は、その後端部に前記支軸が回動自在
    に挿通され、前後方向に延在する長孔が穿設されたハン
    ドル本体を有し前記接続手段は、一端が前記ドライバ本
    体に他端が前記ハンドル手段に回動可能に接続された第
    1接続部材と、一端が前記ハンドル手段に他端が前記ス
    ライド手段に回動可能に接続された第2接続部材とを有
    し、 前記スライド手段は、その一端が前記支軸に接続されそ
    して他端が前記スライド手段に接続され、前記ハンドル
    手段の一端が回動しながら前方に移動したときは前記ス
    ライド手段の前進を可能にし、前記ハンドル手段が復帰
    したときは前記スライド手段をその弾性力により後退さ
    せる弾性部材を有し、ていることを特徴とする請求項1
    記載のクリップドライバ。
  8. 【請求項8】 前記ハンドル手段は、ドライバ本体の後
    端側にその一端が回動自在にかつ前後方向に移動可能に
    軸支されたハンドル本体と、このハンドル本体を覆うよ
    うに形成され、少なくとも上面が前記ハンドル本体の上
    面を透視するように透明になっているハンドルカバーと
    を有することを特徴とする請求項1記載のクリップドラ
    イバ。
  9. 【請求項9】 前記ハンドル本体の上面上には、会社名
    や商品名あるいは公告などが記載された印刷媒体が載置
    されていることを特徴とする請求項1記載のクリップド
    ライバ。
  10. 【請求項10】 前記ドライバ本体の後端側の底部には
    下部空所を有し、この下部空所内には、立てたとき前記
    差込み口側が下に、前記クリップ挿入口側が上に位置す
    るように斜めに前記ドライバ本体を位置させるためのス
    タンドレバーが収容されていることを特徴とする請求項
    1記載のクリップドライバ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101409219B1 (ko) * 2012-05-17 2014-06-20 (주)구일엔지니어링 클립 배출 및 체결 장치
CN104908486A (zh) * 2014-03-11 2015-09-16 南京农业大学 电磁式回形针装订机

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