JPH11104697A - クリーニング排水処理方法および装置 - Google Patents
クリーニング排水処理方法および装置Info
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- JPH11104697A JPH11104697A JP9270981A JP27098197A JPH11104697A JP H11104697 A JPH11104697 A JP H11104697A JP 9270981 A JP9270981 A JP 9270981A JP 27098197 A JP27098197 A JP 27098197A JP H11104697 A JPH11104697 A JP H11104697A
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- JP
- Japan
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- ozone
- treatment
- drainage
- treated
- biofilm
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- Pending
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Landscapes
- Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 クリーニング排水、洗濯排水あるいは濯ぎ排
水を処理し、再利用できる高度な排水処理方法および装
置を提供する。 【解決手段】 クリーニング排水をオゾン水で処理した
後、繊維条接触材を用いて生物膜処理し、処理液を精密
濾過膜により固液分離する排水処理方法。
水を処理し、再利用できる高度な排水処理方法および装
置を提供する。 【解決手段】 クリーニング排水をオゾン水で処理した
後、繊維条接触材を用いて生物膜処理し、処理液を精密
濾過膜により固液分離する排水処理方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クリーニング排
水、洗濯排水あるいは濯ぎ排水の高度処理方法に関す
る。
水、洗濯排水あるいは濯ぎ排水の高度処理方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、クリーニング排水特に水洗いの洗
濯排水、濯ぎ排水に関しては、排水処理を行って規制水
質を達成したものも外部に放流しており、また、小規模
排水については水質の規制が無くそのまま放流してい
た。近時水質規制の強化、上下水道の価格の上昇からク
リーニング排水を高度処理し処理水を再利用するためク
リーニング排水を生物処理しこれを精密濾過フィルター
で濾過して再利用する試みもなされている。
濯排水、濯ぎ排水に関しては、排水処理を行って規制水
質を達成したものも外部に放流しており、また、小規模
排水については水質の規制が無くそのまま放流してい
た。近時水質規制の強化、上下水道の価格の上昇からク
リーニング排水を高度処理し処理水を再利用するためク
リーニング排水を生物処理しこれを精密濾過フィルター
で濾過して再利用する試みもなされている。
【0003】ここに用いられる生物処理には、古くから
の活性汚泥法、近時は、粒状担体に微生物を付着させ生
物処理と同時に濾過を行う生物濾過法に代表される微生
物浮遊懸濁法、各種立体接触材の表面に生物膜を形成処
理する生物膜法、微生物を包括固定した担体を用いる包
括固定生物膜法等が用いられ得る。これらの生物処理法
においては、汚濁成分が微生物などにより分解されるも
のであるが、クリーニング排水特に洗濯排水は各種生物
処理では十分汚濁成分の分解が行われないという問題が
あった。
の活性汚泥法、近時は、粒状担体に微生物を付着させ生
物処理と同時に濾過を行う生物濾過法に代表される微生
物浮遊懸濁法、各種立体接触材の表面に生物膜を形成処
理する生物膜法、微生物を包括固定した担体を用いる包
括固定生物膜法等が用いられ得る。これらの生物処理法
においては、汚濁成分が微生物などにより分解されるも
のであるが、クリーニング排水特に洗濯排水は各種生物
処理では十分汚濁成分の分解が行われないという問題が
あった。
【0004】また、一般に生物処理は増殖する微生物に
より汚濁成分を分解するものであるから、処理液は増殖
した微生物を懸濁したものであり、これを分離する必要
がある。この固液分離法としては従来広く沈澱法が用い
られて来たが、この方法では沈澱処理のため、固液分離
速度が遅く、大きな設置面積が必要といった問題また汚
泥の沈降性管理が困難といった維持管理上の問題が有
り、前述の通り近時各種膜濾過装置による膜分離法も採
用されている。この膜分離は主としてサブミクロンレベ
ルの濾過性能を有する精密濾過膜が用いられるが、前述
の活性汚泥法に代表される浮遊生物法にあっては懸濁生
物濃度(MLSS)が高く、短時日で膜の目詰まりが起
こるという問題がある。また、従来の、いわば平面的接
触材を用いる生物膜法にあっては汚泥の剥落等の問題が
あり膜分離においては浮遊生物法と同様の問題があり安
定した排水処理が困難という問題があった。結果として
このような方法を用いた場合、クリーニング排水の高度
処理、処理水の再利用は困難な課題であった。
より汚濁成分を分解するものであるから、処理液は増殖
した微生物を懸濁したものであり、これを分離する必要
がある。この固液分離法としては従来広く沈澱法が用い
られて来たが、この方法では沈澱処理のため、固液分離
速度が遅く、大きな設置面積が必要といった問題また汚
泥の沈降性管理が困難といった維持管理上の問題が有
り、前述の通り近時各種膜濾過装置による膜分離法も採
用されている。この膜分離は主としてサブミクロンレベ
ルの濾過性能を有する精密濾過膜が用いられるが、前述
の活性汚泥法に代表される浮遊生物法にあっては懸濁生
物濃度(MLSS)が高く、短時日で膜の目詰まりが起
こるという問題がある。また、従来の、いわば平面的接
触材を用いる生物膜法にあっては汚泥の剥落等の問題が
あり膜分離においては浮遊生物法と同様の問題があり安
定した排水処理が困難という問題があった。結果として
このような方法を用いた場合、クリーニング排水の高度
処理、処理水の再利用は困難な課題であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来技術の問題点を解決し、クリーニング排水の高度処
理を行い、排水の再利用が可能なクリーニング排水処理
方法、装置を提供するものである。
従来技術の問題点を解決し、クリーニング排水の高度処
理を行い、排水の再利用が可能なクリーニング排水処理
方法、装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、クリーニング
排水をオゾン水で処理した後、繊維条接触材を用いて生
物膜処理し、処理液を精密濾過膜により固液分離するこ
とを特徴とするクリーニング排水処理方法、およびオゾ
ン処理装置、繊維条接触材を設置した生物膜処理槽と精
密濾過フィルターモジュールからなり、クリーニング排
水をオゾン水処理、生物膜処理し精密濾過フィルターモ
ジュールから処理水を吸引するごとくなしたことを特徴
とする排水処理装置である。
排水をオゾン水で処理した後、繊維条接触材を用いて生
物膜処理し、処理液を精密濾過膜により固液分離するこ
とを特徴とするクリーニング排水処理方法、およびオゾ
ン処理装置、繊維条接触材を設置した生物膜処理槽と精
密濾過フィルターモジュールからなり、クリーニング排
水をオゾン水処理、生物膜処理し精密濾過フィルターモ
ジュールから処理水を吸引するごとくなしたことを特徴
とする排水処理装置である。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例に基づき発明の作
用、効果を説明する。図は、本発明装置の1実施例の簡
略化した装置フロー図である。
用、効果を説明する。図は、本発明装置の1実施例の簡
略化した装置フロー図である。
【0008】図において、1は排水供給管、2は排水受
槽である流量調整槽、3は第一送液ポンプ、4はプレフ
ィルター、5はオゾン処理槽であり、排水供給管1から
の排水をフィルター4を介し、懸濁物を除去した後オゾ
ン処理槽5に導くようになしている。6は酸素濃縮器で
空気中の酸素を濃縮し、オゾン発生機7に供給する。
8、9はそれぞれ第一、第二の循環ポンプであり、オゾ
ン処理槽5中の排水を循環する。オゾン発生装置7から
のオゾンは、第一、第二循環ポンプ8、9の間に供給さ
れスタティックミキサー10を経て液に混合され、オゾ
ン処理槽5に導かれる。11はオゾン処理槽5から生物
膜処理槽12への第二送液ポンプである。生物膜処理槽
12は、隔壁13aで区切られた曝気部12a、隔壁1
3aと隔壁13bとで区切られた生物膜処理部12b、
隔壁13bで仕切られた固液分離部12cとからなる。
曝気部12aの底部には散気装置14が設置され、ブロ
アー15からの空気を槽に導く。16は、生物膜処理部
12b内に垂下された炭素繊維条の繊維条接触材であ
り、17は、固液分離部12c内に浸漬された精密濾過
膜フィルターモジュールで、両側面に精密濾過膜を有す
る平膜タイプである。18は、モジュール17につなが
る吸引ポンプ、吸引ポンプ18の吐出管は、二つに分岐
し、処理水は、第一分岐管18aを経て再利用に供せら
れ、第二分岐管18bを介して滅菌槽19に導かれそこ
から放流管20を経て放流される。
槽である流量調整槽、3は第一送液ポンプ、4はプレフ
ィルター、5はオゾン処理槽であり、排水供給管1から
の排水をフィルター4を介し、懸濁物を除去した後オゾ
ン処理槽5に導くようになしている。6は酸素濃縮器で
空気中の酸素を濃縮し、オゾン発生機7に供給する。
8、9はそれぞれ第一、第二の循環ポンプであり、オゾ
ン処理槽5中の排水を循環する。オゾン発生装置7から
のオゾンは、第一、第二循環ポンプ8、9の間に供給さ
れスタティックミキサー10を経て液に混合され、オゾ
ン処理槽5に導かれる。11はオゾン処理槽5から生物
膜処理槽12への第二送液ポンプである。生物膜処理槽
12は、隔壁13aで区切られた曝気部12a、隔壁1
3aと隔壁13bとで区切られた生物膜処理部12b、
隔壁13bで仕切られた固液分離部12cとからなる。
曝気部12aの底部には散気装置14が設置され、ブロ
アー15からの空気を槽に導く。16は、生物膜処理部
12b内に垂下された炭素繊維条の繊維条接触材であ
り、17は、固液分離部12c内に浸漬された精密濾過
膜フィルターモジュールで、両側面に精密濾過膜を有す
る平膜タイプである。18は、モジュール17につなが
る吸引ポンプ、吸引ポンプ18の吐出管は、二つに分岐
し、処理水は、第一分岐管18aを経て再利用に供せら
れ、第二分岐管18bを介して滅菌槽19に導かれそこ
から放流管20を経て放流される。
【0009】本発明方法にあっては、排水(原水)は、
排水供給管1から流量調整槽2に貯溜される。貯溜され
た排水は第一送液ポンプ3により所定量オゾン処理槽5
に送られれる。一方、酸素濃縮器6からオゾン発生機7
に造られたオゾンは、第二循環ポンプ9から、スタティ
ックミキサー10により排水に混練され、オゾン溶解度
の高い排水が循環し、これにより排水のオゾン処理がな
され、排水中のABS等の難分解性の物質が分解され、
後段の生物膜処理において活動する微生物に対して無害
化される。この結果、従来生物分解が困難であった洗浄
排水が円滑に処理されるものである。
排水供給管1から流量調整槽2に貯溜される。貯溜され
た排水は第一送液ポンプ3により所定量オゾン処理槽5
に送られれる。一方、酸素濃縮器6からオゾン発生機7
に造られたオゾンは、第二循環ポンプ9から、スタティ
ックミキサー10により排水に混練され、オゾン溶解度
の高い排水が循環し、これにより排水のオゾン処理がな
され、排水中のABS等の難分解性の物質が分解され、
後段の生物膜処理において活動する微生物に対して無害
化される。この結果、従来生物分解が困難であった洗浄
排水が円滑に処理されるものである。
【0010】オゾン処理された排水は第二送液ポンプ1
1により生物膜処理槽12に送られる。生物膜処理槽1
2中の排水は、ブロアー15からの空気が散気装置14
から散気され、これにより曝気されつつ、繊維条接触材
16の表面に形成された生物膜(微生物等が付着した
膜)により汚濁物質が分解され、処理される。ここにお
いて、排水は、散気装置14のエアーリフト効果で生物
膜処理部12bから曝気部12aの間を循環しつつ処理
される。さらに、処理水はフィルターモジュール17の
精密濾過膜で濾過され、固液分離された清澄水は吸引ポ
ンプ18で吸引、送液され、処理水質の性状、再利用の
要否などによって、場合により滅菌槽19から放流管2
0を経て放流され、また第一分岐管18aから再利用に
供せられる。
1により生物膜処理槽12に送られる。生物膜処理槽1
2中の排水は、ブロアー15からの空気が散気装置14
から散気され、これにより曝気されつつ、繊維条接触材
16の表面に形成された生物膜(微生物等が付着した
膜)により汚濁物質が分解され、処理される。ここにお
いて、排水は、散気装置14のエアーリフト効果で生物
膜処理部12bから曝気部12aの間を循環しつつ処理
される。さらに、処理水はフィルターモジュール17の
精密濾過膜で濾過され、固液分離された清澄水は吸引ポ
ンプ18で吸引、送液され、処理水質の性状、再利用の
要否などによって、場合により滅菌槽19から放流管2
0を経て放流され、また第一分岐管18aから再利用に
供せられる。
【0011】処理開始に当たっては、従来の活性汚泥
法、あるいは生物膜接触酸化法と同じく種汚泥を処理槽
に投入し曝気装置で酸素を供給しつつ必要な期間馴養を
行う。これにより各繊維条接触材に生物膜が形成され、
好気性処理により生物酸化が行われSS、BOD成分が分解
除去される。ここにおいて繊維条接触材16上に形成さ
れる生物膜は微細繊維に強固に付着した状態で汚濁成分
分解に必要な生物相が確保され、いわゆる浮遊汚泥は殆
ど出現しない。従って、生物処理性能を維持しつつ、フ
ィルターモジュール17の濾過抵抗を低くする事ができ
るので濾過面の目詰まりが軽減され長期にわたってフィ
ルター面の洗浄が不要となり安定的に処理を行う事がで
きる。
法、あるいは生物膜接触酸化法と同じく種汚泥を処理槽
に投入し曝気装置で酸素を供給しつつ必要な期間馴養を
行う。これにより各繊維条接触材に生物膜が形成され、
好気性処理により生物酸化が行われSS、BOD成分が分解
除去される。ここにおいて繊維条接触材16上に形成さ
れる生物膜は微細繊維に強固に付着した状態で汚濁成分
分解に必要な生物相が確保され、いわゆる浮遊汚泥は殆
ど出現しない。従って、生物処理性能を維持しつつ、フ
ィルターモジュール17の濾過抵抗を低くする事ができ
るので濾過面の目詰まりが軽減され長期にわたってフィ
ルター面の洗浄が不要となり安定的に処理を行う事がで
きる。
【0012】なお、上記実施例では繊維条接触材として
炭素繊維を挙げた。この場合生物親和性が高く生物膜が
強固に形成され好ましいが、微細繊維であれば他の繊維
であっても生物膜が強固に付着し、フィルターの濾過抵
抗を小さくする事ができ、フィルター寿命を長くする事
ができ、さらに繊維条を直接垂下したものを示したが、
場合によっては繊維を織編した接触材を用いることもで
きる。また、本例では、平膜のフィルターモジュールを
処理槽を隔壁で分画した固液分離部に浸漬したものを例
示したが場合によっては一旦生物膜処理部に直接浸漬し
ても良く、また、別途設けたフィルターモジュールを設
置した濾過槽に処理排水を導き、これを濾過吸引する事
もでき、フィルターモジュールも平膜に代わって中空糸
フィルター他の形式の精密濾過フィルターを用いること
ができる。なお、前処理方法、後処理方法は、排水の性
質、処理水の要求に従って適宜の公知の手段を採用出来
る。さらに、槽の配置、構成については、処理水の量、
性状、設置スペースなどを考慮し、必要な容量、サイ
ズ、配置を選択し、適宜の槽構成、配管、送液手段を取
ることができる。
炭素繊維を挙げた。この場合生物親和性が高く生物膜が
強固に形成され好ましいが、微細繊維であれば他の繊維
であっても生物膜が強固に付着し、フィルターの濾過抵
抗を小さくする事ができ、フィルター寿命を長くする事
ができ、さらに繊維条を直接垂下したものを示したが、
場合によっては繊維を織編した接触材を用いることもで
きる。また、本例では、平膜のフィルターモジュールを
処理槽を隔壁で分画した固液分離部に浸漬したものを例
示したが場合によっては一旦生物膜処理部に直接浸漬し
ても良く、また、別途設けたフィルターモジュールを設
置した濾過槽に処理排水を導き、これを濾過吸引する事
もでき、フィルターモジュールも平膜に代わって中空糸
フィルター他の形式の精密濾過フィルターを用いること
ができる。なお、前処理方法、後処理方法は、排水の性
質、処理水の要求に従って適宜の公知の手段を採用出来
る。さらに、槽の配置、構成については、処理水の量、
性状、設置スペースなどを考慮し、必要な容量、サイ
ズ、配置を選択し、適宜の槽構成、配管、送液手段を取
ることができる。
【0013】オゾン処理方法、装置について言えば、実
施例では排水に直接オゾンを注入混合するポンプ混合方
式を例示した。この場合装置がコンパクトになり好まし
いが場合によっては別途オゾン水製造装置により予めオ
ゾンを溶解したオゾン水を例えば流量調整槽に注入混合
し生物有害化学物質を分解して後、生物膜処理槽に導く
事ができる。この場合オゾン水は排水の希釈液としても
用いる事ができ、各排水の性状、生物処理条件の設定に
より適宜の方法を採用する事ができる。
施例では排水に直接オゾンを注入混合するポンプ混合方
式を例示した。この場合装置がコンパクトになり好まし
いが場合によっては別途オゾン水製造装置により予めオ
ゾンを溶解したオゾン水を例えば流量調整槽に注入混合
し生物有害化学物質を分解して後、生物膜処理槽に導く
事ができる。この場合オゾン水は排水の希釈液としても
用いる事ができ、各排水の性状、生物処理条件の設定に
より適宜の方法を採用する事ができる。
【0014】上述の実施例においては、処理方法は、連
続的処理を示したが、場合によっては、各槽(オゾン処
理槽、生物膜処理槽)において、回分的に処理すること
もできる。
続的処理を示したが、場合によっては、各槽(オゾン処
理槽、生物膜処理槽)において、回分的に処理すること
もできる。
【0015】
【発明の効果】本発明は、クリーニング排水の処理にお
いて、まず排水をオゾン処理し生物有害物質を分解し、
しかる後に生物処理を行うので生物処理が実施でき、ま
た繊維条接触材を用いて排水を生物膜処理し、処理液を
精密濾過膜により固液分離するので繊維条接触材による
生物膜処理の利点、即ち、処理水質の向上を図リつつ、
浮遊汚泥が少なく余剰汚泥の処理など維持管理も容易で
あり、同時に、膜分離方式の利点、即ち、装置がコンパ
クトになり処理水質が高度になるといった利点を確保し
つつその欠点である目詰まりの問題を軽減し安定して高
度のクリーニング排水処理を行う事ができ、その再利用
も可能としたものであり、産業上の有用性の高いもので
ある。
いて、まず排水をオゾン処理し生物有害物質を分解し、
しかる後に生物処理を行うので生物処理が実施でき、ま
た繊維条接触材を用いて排水を生物膜処理し、処理液を
精密濾過膜により固液分離するので繊維条接触材による
生物膜処理の利点、即ち、処理水質の向上を図リつつ、
浮遊汚泥が少なく余剰汚泥の処理など維持管理も容易で
あり、同時に、膜分離方式の利点、即ち、装置がコンパ
クトになり処理水質が高度になるといった利点を確保し
つつその欠点である目詰まりの問題を軽減し安定して高
度のクリーニング排水処理を行う事ができ、その再利用
も可能としたものであり、産業上の有用性の高いもので
ある。
【図1】本発明の一実施例の簡略化したフロー図
1 排水供給管 2 流量調整槽 5 オゾン処理槽 7 オゾン発生装置 12 生物膜処理槽 16 繊維条接触材 17 フィルターモジュール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C02F 9/00 504 C02F 9/00 504E B01D 61/14 500 B01D 61/14 500 63/08 63/08 C02F 3/08 C02F 3/08 Z 3/10 3/10 Z
Claims (8)
- 【請求項1】 クリーニング排水をオゾン処理した後、
繊維条接触材を用いて生物膜処理し、処理液を精密濾過
膜により固液分離することを特徴とするクリーニング排
水処理方法。 - 【請求項2】 前記繊維条接触材が炭素繊維である請求
項1記載のクリーニング排水処理方法。 - 【請求項3】 前記オゾン処理をオゾンを溶解したオゾ
ン水で行う請求項1又は2記載のクリーニング排水処理
方法。 - 【請求項4】 オゾン処理装置、繊維条接触材を設置し
た生物膜処理槽と精密濾過フィルターモジュールからな
り、クリーニング排水をオゾン処理、生物膜処理し、精
密濾過フィルターモジュールから処理水を吸引するごと
くなしたことを特徴とするクリーニング排水処理装置。 - 【請求項5】 炭素繊維からなる繊維条接触材を設置し
た請求項4記載のクリーニング排水処理装置。 - 【請求項6】 オゾン処理装置がオゾン水供給装置であ
る請求項4又は5記載のクリーニング排水処理装置。 - 【請求項7】精密濾過フィルターモジュールが平膜フィ
ルターである請求項4〜6記載のいずれかのクリーニン
グ排水処理装置。 - 【請求項8】精密濾過フィルターモジュールを生物膜処
理槽に浸漬した請求項4〜7記載のいずれかのクリーニ
ング排水処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9270981A JPH11104697A (ja) | 1997-10-03 | 1997-10-03 | クリーニング排水処理方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9270981A JPH11104697A (ja) | 1997-10-03 | 1997-10-03 | クリーニング排水処理方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11104697A true JPH11104697A (ja) | 1999-04-20 |
Family
ID=17493737
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9270981A Pending JPH11104697A (ja) | 1997-10-03 | 1997-10-03 | クリーニング排水処理方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11104697A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002004354A1 (de) * | 2000-07-11 | 2002-01-17 | Textil-Service | Verfahren und vorrichtung zur behandlung von wäschereiabwässern |
CN103553279A (zh) * | 2013-11-13 | 2014-02-05 | 中国水产科学研究院渔业机械仪器研究所 | 用于循环水养殖系统的水处理装置和方法 |
CN109368944A (zh) * | 2018-12-12 | 2019-02-22 | 河海大学 | 一种小型可压缩式阳台洗衣废水处理装置 |
-
1997
- 1997-10-03 JP JP9270981A patent/JPH11104697A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002004354A1 (de) * | 2000-07-11 | 2002-01-17 | Textil-Service | Verfahren und vorrichtung zur behandlung von wäschereiabwässern |
CN103553279A (zh) * | 2013-11-13 | 2014-02-05 | 中国水产科学研究院渔业机械仪器研究所 | 用于循环水养殖系统的水处理装置和方法 |
CN103553279B (zh) * | 2013-11-13 | 2015-07-08 | 中国水产科学研究院渔业机械仪器研究所 | 用于循环水养殖系统的水处理装置和方法 |
CN109368944A (zh) * | 2018-12-12 | 2019-02-22 | 河海大学 | 一种小型可压缩式阳台洗衣废水处理装置 |
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