JPH11104380A - 縫製装置 - Google Patents

縫製装置

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JPH11104380A
JPH11104380A JP28470097A JP28470097A JPH11104380A JP H11104380 A JPH11104380 A JP H11104380A JP 28470097 A JP28470097 A JP 28470097A JP 28470097 A JP28470097 A JP 28470097A JP H11104380 A JPH11104380 A JP H11104380A
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JP
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JP28470097A
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Inventor
Nami Morita
奈美 森田
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一度記憶させた模様を呼び出して縫製する場
合の操作性を向上させることが可能な縫製装置を提供す
る。 【解決手段】 縫製すべき模様を編集し、当該編集され
た模様に対応する模様データを生成し、生成された模様
データを対応する模様毎に記憶し、記憶されている模様
データに対応するシンボルであるポケット71を表示す
る。このとき、記憶されている模様データ毎に表示態様
の異なるポケット71をLCD2に表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CPUを少なくと
も含んで縫製すべき模様の選択等の情報の処理が電子的
に可能であると共に、自動的に縫製処理が可能なミシン
の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】近年、ミシンを含む縫製装置の分野にお
いても、当該ミシン内にCPUを含んだマイクロコンピ
ュータを内蔵するか、又は外部のコンピュータと当該ミ
シンとを接続して当該コンピュータによりミシンを制御
することにより、例えば、刺繍したい模様をミシン上の
タッチパネル等により選択するか、又はコンピュータ上
で選択するだけで所望の刺繍を自動的に縫い上げるとい
ったような種々の処理が可能な、いわゆる刺繍ミシンを
含む縫製装置が一般的となってきている。
【0003】また、上記従来の縫製装置においては、一
度縫製した模様を再度縫製する場合等のために、一度選
択した模様を当該縫製装置内部の不揮発性のメモリに記
憶し、後程これを呼び出して使用する構成となっている
のが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
縫製装置においては、記憶されている模様が複数種類あ
り、そのうちの一つの模様を呼び出す場合には、全ての
記憶内容を一つづつ表示させて確認しつつ呼び出さなけ
ればならず、操作が煩雑となり操作性が低下するという
問題点があった。
【0005】また、記憶内容に関連するタイトルを表示
し、それを手がかりにして模様を呼び出す構成のものも
あったが、この場合でも、模様を呼び出す使用者におい
て、どのタイトルが呼び出しを所望している模様に対応
しているかの判断が煩雑となる場合があるという問題点
がある。
【0006】そこで、本発明は、上記の各問題点に鑑み
てなされたもので、その課題は、一度記憶させた模様を
呼び出して縫製する場合の操作性を向上させることが可
能な縫製装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は縫製すべき模様を編集
し、当該編集された模様に対応する模様データを生成す
るCPU等の編集手段と、前記生成された模様データを
対応する前記模様毎に記憶するEEPROM等の記憶手
段と、前記記憶されている模様データに対応するシンボ
ルを表示するLCD等の表示手段と、前記記憶されてい
る模様データ毎に表示態様の異なる前記シンボルを前記
表示手段に表示させるCPU等の表示制御手段と、を備
える。
【0008】請求項1に記載の発明の作用によれば、編
集手段は、縫製すべき模様を編集し、当該編集された模
様に対応する模様データを生成する。
【0009】そして、記憶手段は、生成された模様デー
タを対応する模様毎に記憶する。
【0010】次に、表示手段は、記憶されている模様デ
ータに対応するシンボルを表示する。
【0011】このとき、表示制御手段は、記憶されてい
る模様データ毎に表示態様の異なるシンボルを表示手段
に表示させる。
【0012】よって、記憶されている模様データに対応
するシンボルが、模様データ毎に表示態様を変えて表示
されるので、当該模様データを選択して呼び出す際にそ
の識別が容易になる。
【0013】上記の課題を解決するために、請求項2に
記載の発明は、請求項1に記載の縫製装置において、前
記表示制御手段は、前記記憶されている模様データ毎に
対応する前記シンボルの形状を変化させて前記表示手段
に表示させるように構成される。
【0014】請求項2に記載の発明の作用によれば、請
求項1に記載の発明の作用に加えて、表示制御手段は、
記憶されている模様データ毎に対応するシンボルの形状
を変化させて表示手段に表示させる。
【0015】よって、視覚的に容易に模様データを識別
することができる。
【0016】上記の課題を解決するために、請求項3に
記載の発明は、請求項1又は2に記載の縫製装置におい
て、前記表示手段はカラー表示可能な表示手段であると
共に、前記表示制御手段は、前記記憶されている模様デ
ータ毎に対応する前記シンボルの表示色を変化させて前
記表示手段に表示させるように構成される。
【0017】請求項3に記載の発明の作用によれば、請
求項1又は2に記載の発明の作用に加えて、表示手段は
カラー表示可能な表示手段であると共に、表示制御手段
は、記憶されている模様データ毎に対応するシンボルの
表示色を変化させて表示手段に表示させる。
【0018】よって、直感的に容易に模様データを識別
することができる。
【0019】上記の課題を解決するために、請求項4に
記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の
縫製装置において、前記表示制御手段は、男性用の前記
模様データに対応する前記シンボルと、女性用の前記模
様データに対応する前記シンボルとで表示態様を変化さ
せるように構成される。
【0020】請求項4に記載の発明の作用によれば、請
求項1から3のいずれか一項に記載の発明の作用に加え
て、表示制御手段は、男性用の模様データに対応するシ
ンボルと、女性用の模様データに対応するシンボルとで
表示態様を変化させる。
【0021】よって、男性用の模様データと女性用の模
様データとを容易に識別することができる。
【0022】上記の課題を解決するために、請求項5に
記載の発明は、請求項4に記載の縫製装置において、前
記模様データは、氏名を現す複数の文字に対応する文字
データを含むように構成される。
【0023】請求項5に記載の発明の作用によれば、請
求項4に記載の発明の作用に加えて、模様データは、氏
名を現す複数の文字に対応する文字データを含むので、
男性の氏名を含む模様データと女性用の氏名を示す模様
データとを容易に識別することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明に好適な実施の形態
について、図面に基づいて説明する。
【0025】始めに、実施形態の刺繍ミシンの概観につ
いて、図1を用いて説明する。
【0026】図1に示すように、実施形態に係る刺繍ミ
シンMは、ボディ1上に、刺繍ミシンMによって種々の
縫製を行う際に当該刺繍ミシンMの動作状況等を表示す
るための表示手段としてのLCD(Liquid Crystal D
isplay;液晶ディスプレイ)パネル2と、予め設定され
ている縫製模様等を記憶している外部ROM(ReadOnly
Memory)カード等が接続されるカードコネクタ3と、
外部のコンピュータと刺繍ミシンMとを接続してデータ
の授受を実行するための通信接続コネクタ4と、電源ケ
ーブル5と、縫製の際に布が固定される布固定台6と、
実際に縫製を行う縫針7と、縫製を開始するとき及び終
了するとき押下されるスタート/ストップボタン8と、
縫製の際の返しを行うときに押下される返しボタン9
と、縫針7を手動で上下させるときに押下される針上下
ボタン10と、縫製後等で糸を切る場合に押下される糸
切りボタン11と、縫針7を上下動させるためのモータ
の回転速度を調節するためのモータ速度ボリューム12
と、後述の記憶モードに移行するときに押下される記憶
モードキー81と、後述の模様選択を実行するときに押
下される模様選択モードキー27と、を備えている。
【0027】なお、LCDパネル2の表面には、各種の
入力操作を実行するための複数の透明スイッチ25aを
一又は複数個含むタッチパネル25が配置されている。
【0028】更に、布固定台6内には、固定されている
布を縫製すべき模様等に対応して縫針7の移動方向に垂
直な面(X−Y面)内で移動させるための回転モータ
や、下糸を格納する釜等が内蔵されている。
【0029】また、実際に縫製模様を縫製する際には、
図1に実線で示すミシンMの構成に加えて、図1に点線
で示すような、縫製模様を刺繍する布を固定するための
刺繍枠28と、縫製すべき縫製模様に応じて刺繍枠28
を図1の紙面に垂直な方向に移動させるための移動体2
9と、縫製すべき縫製模様に対応して移動体29を図1
の紙面に平行な方向に移動させることにより刺繍枠28
を図1の紙面に平行な方向に移動するための刺繍器80
とが装着される。このうち、刺繍器80内には、上記移
動体29を駆動すると共に当該移動体29を図1の紙面
に垂直な方向に移動させることにより、刺繍枠28を縫
針7の移動方向に垂直な面内で移動させるため後述する
X方向回転モータ23やY方向回転モータ24が備えら
れている。
【0030】次に、刺繍ミシンMの内部構成について、
図2に示すブロック図を用いて説明する。
【0031】刺繍ミシンMの動作は、その内部にある信
号処理部15により一元的に制御されている。
【0032】この信号処理部15は、図2に示すよう
に、実際に刺繍ミシンMの制御を行う編集手段、表示制
御手段としてのCPU16と、CPU16が動作するた
めの制御プログラム等を予め読み出し可能に記憶するR
OM17と、刺繍ミシンMの制御に必要なデータ等を一
時的に読み出し可能に格納するRAM(Random Access
Memory)18と、信号処理部15内の各構成部材を接続
するバス20と、バス20及び後述する入出力インター
フェース21による各構成部材の接続を制御するコント
ローラ19と、信号処理部15と外部の構成部材とを接
続する入出力インターフェース21と、により構成され
ている。
【0033】そして、信号処理部15は、当該入出力イ
ンターフェース21を介して、カードコネクタ3に挿入
された上記外部ROMカード22、通信接続コネクタ
4、LCDパネル2、外部周辺スイッチS(上述したス
タート/ストップボタン8、返しボタン9、針上下ボタ
ン10、記憶モードキー81又は模様選択モードキー2
7等の外部から操作されるためのボタンを総称して外部
周辺スイッチSと現す。)、タッチパネル25、X方向
駆動モータ23及びY方向駆動モータ24等と接続され
ている。
【0034】なお、本実施形態の刺繍ミシンMの動作
は、CPU16により制御されつつ実行されるものであ
り、そのために必要な後述の各フローチャートで示され
る処理動作に対応するプログラムは、予めROM17内
に記憶されている。
【0035】また、当該信号処理部15には、刺繍ミシ
ンMに関する後述の模様データや修理履歴情報等を記憶
する記憶手段としてのEEPROM(Electrically Er
asable and Programmable ROM;読み書き可能な
ROM)26を備えている。このEEPROM26は、
電気的に記憶内容を書き変えることが可能であると共
に、刺繍ミシンM自体の電源を断としてもそれまでの記
憶内容を維持し続けるメモリである。
【0036】次に、本発明に係る刺繍ミシンMの動作に
ついて、図3乃至図8を用いて説明する。なお、以下に
説明する実施形態は、刺繍ミシンMにおいて氏名等の文
字列を含む刺繍を行う際の実施形態である。
【0037】始めに、図3乃至図6を用いて全体動作を
説明する。
【0038】実施形態の刺繍ミシンMにおいては、始め
に、刺繍すべき模様を選択するための初期画面がLCD
2上に表示される(ステップS1)。
【0039】この初期画面について、図4(a)を用い
て説明すると、当該初期画面30には、図4(a)に示
すように、文字により構成される模様を選択するための
文字模様選択キー31、32、33、34及び35と、
図形により構成される模様を選択するための図形模様選
択キー36、37、38及び39とが含まれている。な
お、初期画面30においては、各キーに対応するタッチ
パネル25の位置に透明電極により構成される透明スイ
ッチ25aが配置されており、各キーに対応する位置を
押下することで対応する透明スイッチ25aが切り替わ
り、これにより、各キーが押下されことがCPU16に
おいて認識される。このことは、以下に説明する各表示
画面において同じである。
【0040】そして、初期画面30が表示されている状
態で、次に、上記文字模様選択キー31、32、33、
34及び35により構成される文字模様グループが選択
されたか否かが判定され(ステップS2)、文字模様グ
ループが選択されていないときは(ステップS2;N
O)そのままステップS18に移行し、文字模様グルー
プが選択されたときは(ステップS2;YES)、次
に、図4(b)に示す文字選択画面を表示していずれか
の文字キーが押下されたか否かが判定される(ステップ
S3)。
【0041】ここで、上記文字選択画面について、図4
(b)を用いて説明すると、当該文字選択画面40は、
例えば、選択された文字列が表示される文字列表示領域
41と、具体的に文字を選択するための文字キー42
と、操作方法が不明のとき等に押下されるアドバイスキ
ー43と、一度選択した文字を削除するときに押下され
る削除キー44と、後述の記憶キー45と、文字列の選
択が終了したときに押下される確認キー46等により構
成される。そして、夫々の文字キー42を用いて刺繍す
べき文字を選択すると、当該選択された文字列が、選択
された順番に文字列表示領域41に表示される。
【0042】文字選択画面40が表示されている状態
で、次に、いずれかの文字キーが押下されているときは
(ステップS3;YES)、押下されたキーに対応して
文字を選択して文字列表示領域41に表示し(ステップ
S4)、文字選択を継続すべくステップS3に戻る。
【0043】一方、ステップS3の判定において、いず
れの文字キー42も押下されていないときは(ステップ
S3;NO)、次に刺繍する文字の選択が終了している
か否かが確認キー46の押下の有無により判定される
(ステップS5)。
【0044】そして、文字が選択済みであるときは(ス
テップS5;YES)、次に、選択した文字列を刺繍ミ
シンMに記憶させるための上記記憶キー45が押下され
たか否かが判定される(ステップS6)。そして、記憶
キー45が押下されたときは(ステップS6;YE
S)、次に、図5に示す男女モード選択画面を表示する
(ステップS7)。
【0045】ここで、当該男女モード選択画面50は、
選択した文字列を男性用の文字列と女性用の文字列とで
区別して記憶させておくための画面であり、図5に示す
ように、文字選択画面40の前面に、選択した文字列を
男性用の文字列として記憶させておくときに押下される
男性キー51と、選択した文字列を女性用の文字列とし
て記憶させておくときに押下される女性キー52と、当
該男女モード選択画面50を閉じるときに押下される閉
じるキー53とを含んで構成されている。このとき、男
性キー51における男の子の図形以外の部分は青色とさ
れており、一方、女性キー52における女の子の図形以
外の部分は赤色とされている。
【0046】そして、男女モード選択画面50が表示さ
れている状態で、次に、男性キー51が押下されたか否
かが判定され(ステップS8)、男性キー51が押下さ
れているときは(ステップS8;YES)、ステップS
4で選択された文字列を記憶するときに付随して記録さ
れるデータである色データを「青」として(ステップS
9)、当該色データと共に選択されている文字列をEE
PROM26内に記憶し(ステップS11)、次に、刺
繍ミシンMの電源が断とされたか否かが判定され(ステ
ップS12)、断とされているときは(ステップS1
2;YES)そのまま処理を終了し、断とされていない
ときは(ステップS12;NO)ステップS3に戻って
文字選択を継続する。
【0047】一方、ステップS8の判定において、男性
キー51が押下されていないときは(ステップS8;N
O)、上記色データを「赤」として(ステップS1
0)、当該色データと共に選択されている文字列をEE
PROM26内に記憶し(ステップS11)、ステップ
S12に移行する。
【0048】また、ステップS6の判定において、記憶
キーが押下されていないときは(ステップS6;N
O)、次に、上記スタート/ストップボタン8が押下さ
れたか否かが判定され(ステップS13)、押下されて
いるときは(ステップS13;YES)、選択された文
字列を縫製して(ステップS14)ステップS12に移
行する。
【0049】更に、ステップS5の判定において、文字
列が選択済みでないときは(ステップS5;NO)、記
憶されている文字列を呼び出すための記憶モードキー8
1が押下されたか否かが判定され(ステップS18)、
記憶モードキー81が押下されていないときは(ステッ
プS18;NO)ステップS2に戻り、押下されている
ときは(ステップS18;YES)、ステップS16に
移行する。
【0050】一方、ステップS13の判定において、ス
タート/ストップボタン8が押下されていないときは
(ステップS13;NO)、次に上記記憶モードキー8
1が押下されたか否かが判定され(ステップS15)、
押下されていないときは(ステップS15;NO)その
ままステップS12に移行し、押下されたときは(ステ
ップS15;YES)、次に、これまで記憶されている
文字模様を呼び出す記憶モード処理が実行され(ステッ
プS16)、次に、文字模様が呼び出し済みであるか否
かが判定され(ステップS17)呼び出し済みであると
きは(ステップS17;YES)そのままステップS1
2へ移行し、呼び出し済みでないときは(ステップS1
7;NO)ステップS2へ移行して文字列選択処理に移
行する。
【0051】ここで、上記ステップS11が終了した後
のEEPROM26内のデータ構成に関して図6を用い
て説明する。
【0052】図6に示すように、文字列の記憶が終了し
ているEEPROM26においては、その先頭に、記憶
している文字列の数を示す個数データ67が記憶され、
その下位領域に、第1の文字列データの先頭アドレス5
5が記憶され、次に第2の文字列データの先頭アドレス
56が記憶され、次に第3の文字列データの先頭アドレ
ス57が記憶され、以下、順次、記憶されている文字列
データの先頭アドレスが記憶されている。
【0053】そして、先頭アドレス55で示されるアド
レスには、第1の文字列データを示すシンボルである後
述のポケットをLCD2上に表示するときの上記色デー
タ58(赤又は青を示す)が記憶され、次に第1の文字
列データそのものをLCD2上に表示するための液晶デ
ータ59が記憶され、最後に、第1の文字列データを縫
製するための縫製データ(縫針7の縫い位置を示す座標
データ)60が記憶されている。
【0054】次に、先頭アドレス56で示されるアドレ
スには、第2の文字列データを示すシンボルであるポケ
ットをLCD2上に表示するときの上記色データ61が
記憶され、次に第2の文字列データに対応する液晶デー
タ62が記憶され、最後に、第2の文字列データに対応
する縫製データ63が記憶されている。
【0055】次に、先頭アドレス57で示されるアドレ
スには、第3の文字列データを示すシンボルであるポケ
ットをLCD2上に表示するときの上記色データ64が
記憶され、次に第3の文字列データに対応する液晶デー
タ65が記憶され、最後に、第3の文字列データに対応
する縫製データ66が記憶されている。
【0056】そして、以下、順次記憶されている文字列
データに対応する色データと液晶データと縫製データが
記憶されている。
【0057】次に、上記記憶モード処理(ステップS1
6)の詳細について、図7及び図8を用いて説明する。
【0058】記憶モードキー81が押下されて記憶モー
ド処理に移行すると(ステップS16)、始めに、後述
の記憶画面70の下絵(後述するポケットの輪郭等)を
表示し(ステップS20)、次に、記憶されている文字
列データの数(個数データ67として記憶されてい
る。)を読み込んで(ステップS21)、当該記憶され
ている文字列データの数が「0」か否かを判定する(ス
テップS22)。
【0059】そして、文字列データが全く記憶されてい
ないときは(ステップS22;YES)模様選択モード
キー27が押下されたか否かが判定され(ステップS2
3)、押下されていないときは(ステップS23;N
O)押下されるまで待機し、押下されたときは(ステッ
プS23;YES)そのままステップS17へ移行す
る。
【0060】一方、ステップS22の判定において、記
憶されている文字列データの数が「0」でないときは
(ステップS22;NO)、次に文字列データの番号を
示すパラメータiを「1」とし(ステップS24)、1
番目の文字列データの色データ58を読み出し(ステッ
プS25)、当該色データ58が青か否かを判定し(ス
テップS26)、青であるときは(ステップS26;Y
ES)第1の文字列データを示すシンボルであるポケッ
トを青色で表示し(ステップS27)ステップS29に
移行する。
【0061】一方、ステップS26の判定において、色
データ58が赤であるときは(ステップS26;N
O)、第1の文字列データを示すシンボルであるポケッ
トを赤色で表示し(ステップS28)ステップS29に
移行する。
【0062】そして、第1の文字列データを示すシンボ
ルが表示されると、次に、パラメータiが文字列データ
の数と等しいか否かを判定し(ステップS29)、等し
いときは(ステップS29;YES)ステップS31へ
移行し、等しくないときは(ステップS29;NO)、
次の文字列データを示すポケットを表示するためにパラ
メータiを「1」だけインクリメントして(ステップS
30)ステップS25に戻る。
【0063】ここで、全ての文字列データに対して上記
ステップS30までの処理が終了したときにLCD2に
表示される上記記憶画面70の例について、図8(a)
を用いて説明する。
【0064】図8(a)に示すように、実施形態の記憶
画面70では、各文字列データを示すシンボルとしての
ポケット71が複数個表示される。このポケットの数
は、記憶可能な文字列データの数に対応している。
【0065】そして、第1の文字列データが男性用の文
字列データであってその色データ58が青色であるとき
は、第1のポケット71aが青色に表示される。
【0066】また、第2の文字列データが女性用の文字
列データであってその色データ61が赤色であるとき
は、第1のポケット71bが赤色に表示される。
【0067】これ以後は、記録されている文字列データ
内の色データに対応して、各ポケット71が着色されて
いく。
【0068】更に、当該記憶画面70には、この他に、
記憶されている文字列データが呼び出されたときこれを
表示する文字列表示領域72と、記憶されている文字列
データを呼び出すときに押下される呼び出しキー73
と、記憶されている文字列データを削除するときに押下
される削除キー74とが含まれている。
【0069】次に、ステップS31以下の動作につい
て、説明する。
【0070】各文字列データに対応するポケット71の
表示が完了すると、次に、いずれかのポケット71が押
下されたか否かが判定され(ステップS31)、押下さ
れないときは(ステップS31;NO)されるまで待機
し、押下されたときは(ステップS31;YES)、押
下されたポケット71の表示態様を図8(a)の状態か
ら変化させると共に対応する文字列データを文字列表示
領域72に表示する(図8(b)参照。ステップS3
2)。
【0071】そして、次に、呼び出しキー73が押下さ
れたか否か判定され(ステップS33)、押下されたと
きは(ステップS33;YES)、文字列表示領域72
に表示されている文字列に対応する文字列データを読み
出して(ステップS34)ステップS17に移行する。
【0072】一方、呼び出しキー73が押下されないと
きは(ステップS33;NO)、次に削除キー74が押
下されたか否かが判定され(ステップS35)、押下さ
れているときは(ステップS35;YES)、文字列表
示領域72に表示されている文字列に対応する文字列デ
ータをEEPROM26から削除して(ステップS3
6)ステップS20に移行する。
【0073】更に、削除キー74も押下されていないと
きは(ステップS35;NO)次に模様選択モードキー
27が押下されたか否かが判定され(ステップS3
6)、押下されているときは(ステップS36;YE
S)ステップS17に移行し、押下されないときは(ス
テップS36;NO)ステップS31に戻る。
【0074】以上説明したように、実施形態の刺繍ミシ
ンMの動作によれば、記憶されている文字列データに対
応するポケットが、男性用の文字列データと女性用の文
字列データとで表示態様を変えて表示されるので、当該
文字列データを選択して呼び出す際にその識別が容易に
なる。
【0075】また、記憶されている文字列データ毎に対
応するポケットの表示色を変化させて表示させるので、
直感的に容易に文字列データを識別することができる。
【0076】さらに、文字列データが、氏名を現す複数
の文字に対応するデータを含むので、男性の氏名を含む
文字列データと女性用の氏名を示す文字列データとを容
易に識別して呼び出すことができる。
【0077】なお、上述した実施形態では、カラー表示
可能なLCD2の画面上のシンボル(ポケット)の色を
男女等の使用者の判断に応じて設定可能なように構成し
たが、これ以外に、そのシンボルの形状を男女で別々に
設定できる(例えば、男性用の文字列データに対応する
シンボルを通常のポケットの形状とし、女性用の文字列
データに対応するシンボルをハート型にする等)ように
してもよい。
【0078】さらに、形状に加えて、色も男女別に表示
してもよい。
【0079】この構成によれば、上記の実施形態の効果
に加えて、記憶されている模様データ毎に対応するシン
ボルの形状を変化させてLCDに表示させるので、視覚
的に容易に模様データを識別することができる。
【0080】また、LCDをモノクロ表示とし、シンボ
ルの形状を変化させることにより文字列データを識別可
能とすれば、刺繍ミシン自体を安価に構成することがで
きる。
【0081】更に、上述の実施形態では、刺繍ミシン内
部のEEPROM26に文字列データを記憶させる場合
について説明したが、これ以外に、上記外部ROMカー
ド22に記憶させてもよい。
【0082】更にまた、刺繍ミシンを外部のコンピュー
タ等から制御するときに、当該コンピュータのディスプ
レイ上の表示に対して本発明を適用してもよい。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、記憶されている模様データに対応するシ
ンボルが、模様データ毎に表示態様を変えて表示される
ので、当該模様データを選択して呼び出す際にその識別
が容易になる。
【0084】従って、記憶されている模様を呼び出して
縫製する際の操作性を向上させることができる。
【0085】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、記憶されている模様デー
タ毎に対応するシンボルの形状を変化させて表示手段に
表示させるので、視覚的に容易に模様データを識別する
ことができる。
【0086】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は2に記載の発明の効果に加えて、記憶されている模
様データ毎に対応するシンボルの表示色を変化させて表
示させるので、直感的に容易に模様データを識別するこ
とができる。
【0087】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
から3のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、男
性用の模様データに対応するシンボルと、女性用の模様
データに対応するシンボルとで表示態様を変化させるの
で、男性用の模様データと女性用の模様データとを容易
に識別することができる。
【0088】請求項5に記載の発明によれば、請求項4
に記載の発明の効果に加えて、模様データは、氏名を現
す複数の文字に対応する文字データを含むので、男性の
氏名を含む模様データと女性用の氏名を示す模様データ
とを容易に識別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】刺繍ミシンの概観を示す側面図である。
【図2】刺繍ミシンの内部概要構成を示すブロック図あ
る。
【図3】刺繍ミシンの全体処理を示すフローチャートで
ある。
【図4】選択画面の表示例を示す図であり、(a)は模
様選択用の画面であり、(b)は文字選択用の画面であ
る。
【図5】男女選択用の画面例である。
【図6】EEPROM内のデータ構成を示す図である。
【図7】記憶モード処理の細部を示すフローチャートで
ある。
【図8】記憶画面の表示例を示す図であり、(a)は記
憶中の画面であり、(b)は文字列が選択された状態を
示す画面である。
【符号の説明】
1…ボディ 2…LCDパネル 3…カードコネクタ 4…通信接続コネクタ 5…電源ケーブル 6…布固定台 7…縫針 8…スタート/ストップキー 9…返しキー 10…針上下キー 11…糸切りキー 12…モータ速度ボリューム 15…信号処理部 16…CPU 17…ROM 18…RAM 19…コントローラ 20…バス 21…入出力インターフェース 22…外部ROMカード 23…X方向駆動モータ 24…Y方向駆動モータ 25…タッチパネル 25a…透明スイッチ 26…EEPROM 27…模様選択モードキー 28…刺繍枠 29…移動体 30…初期画面 31、32、33、34、35…文字模様選択キー 36、37、38、39…図形模様選択キー 40…文字選択画面 41…文字列表示領域 42…文字キー 43…アドバイスキー 44…削除キー 45…記憶キー 46…確認キー 50…男女モード選択画面 51…男性キー 52…女性キー 53…閉じるキー 55、56、57…先頭アドレス 58、61、64…色データ 59、62、65…液晶データ 60、63、66…縫製データ 67…個数データ 70…記憶画面 71、71a、71b…ポケット 72…文字列表示領域 73…呼び出しキー 74…消去キー 80…刺繍器 81…記憶モードキー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年10月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図4】
【図5】
【図3】
【図6】
【図8】
【図7】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縫製すべき模様を編集し、当該編集され
    た模様に対応する模様データを生成する編集手段と、 前記生成された模様データを対応する前記模様毎に記憶
    する記憶手段と、 前記記憶されている模様データに対応するシンボルを表
    示する表示手段と、 前記記憶されている模様データ毎に表示態様の異なる前
    記シンボルを前記表示手段に表示させる表示制御手段
    と、 を備えることを特徴とする縫製装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の縫製装置において、 前記表示制御手段は、前記記憶されている模様データ毎
    に対応する前記シンボルの形状を変化させて前記表示手
    段に表示させることを特徴とする縫製装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の縫製装置におい
    て、 前記表示手段はカラー表示可能な表示手段であると共
    に、 前記表示制御手段は、前記記憶されている模様データ毎
    に対応する前記シンボルの表示色を変化させて前記表示
    手段に表示させることを特徴とする縫製装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか一項に記載の
    縫製装置において、 前記表示制御手段は、男性用の前記模様データに対応す
    る前記シンボルと、女性用の前記模様データに対応する
    前記シンボルとで表示態様を変化させることを特徴とす
    る縫製装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の縫製装置において、 前記模様データは、氏名を現す複数の文字に対応する文
    字データを含むことを特徴とする縫製装置。
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