JPH11103897A - リアルタイム検出pcr法によるhbv遺伝子の測定方法並びにそれに用いられるプライマー及びプローブ - Google Patents

リアルタイム検出pcr法によるhbv遺伝子の測定方法並びにそれに用いられるプライマー及びプローブ

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JPH11103897A
JPH11103897A JP9282612A JP28261297A JPH11103897A JP H11103897 A JPH11103897 A JP H11103897A JP 9282612 A JP9282612 A JP 9282612A JP 28261297 A JP28261297 A JP 28261297A JP H11103897 A JPH11103897 A JP H11103897A
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fluorescent dye
seq
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probe
hbv
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JP9282612A
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Aki Abe
亜紀 阿部
Naoki Kajiyama
直毅 梶山
Kazuo Takemura
一男 竹村
Ryuji Kawaguchi
竜二 川口
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Srl KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 HBVの高感度、正確、かつ簡便な測定法の
提供。 【解決手段】 特定の塩基配列のうち連続する15ない
し41塩基から成る配列を有するオリゴヌクレオチドで
ある、即時検出PCR法によるHBV遺伝子の測定用フ
ォワード側プライマー;他の特定の塩基配列のうち連続
する15ないし39塩基から成る配列を有するオリゴヌ
クレオチドである、即時検出PCR法によるHBV遺伝
子の測定用リバース側プライマー;更に他の特定の塩基
配列のうち連続する15ないし42塩基から成る配列を
有するオリゴヌクレオチドである、即時検出PCR法に
よるHBV遺伝子の測定用フォワード側プライマー;及
び更に、更に他の特定の塩基配列のうち連続する15な
いし42塩基から成る配列を有するオリゴヌクレオチド
である、即時検出PCR法によるHBV遺伝子の測定用
リバース側プライマー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リアルタイム検出
PCR法によるB型肝炎ウイルス(本願明細書において
「HBV」という)の測定方法並びにそれに用いられる
プライマー及びプローブに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、血清等の試料中のHBVの検
出は分岐DNAプローブ法により行われている。この方
法は、HBVDNAを相補的な配列を持つ合成DNAで
プレートに捕捉し、さらに枝分かれしたDNA鎖を有す
る合成DNA(分岐DNA)をシグナル増幅に用い、化
学発光で検出する定量測定法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】HBVのウイルス量を
定量的に高感度で測定することは、単にウイルス感染の
程度を知る以外にも治療経過のモニタリングを行なう上
で重要である。しかしながら、上記の分岐DNAプロー
ブ法では検出感度が不足している。HBVDNAの測定
は、高感度でかつ短時間で多数の検体を処理できる系が
必要であり、これが可能となれば非常に有利である。
【0004】従って、本発明の目的は、HBVを高感度
で正確に、かつ、簡便に測定する手段を提供することで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願発明者らは、いわゆ
るリアルタイム検出PCR法(Proc. Natl. Acad. Sci.
USA, Vol. 88, pp.7276-7280, August 1991, Biochemi
stry; 特表平6−500021号公報)を用いてHBV
の測定を行なうことにより上記目的を達成できるのでは
ないかと考えた。しかしながら、用いるプライマー及び
プローブの設定いかんによっては、測定の感度及び/又
は再現性について必ずしも満足できない。そこで、鋭意
研究の結果、特定のプライマー及びプローブを用いるこ
とによりリアルタイム検出PCR法を用いて非常に高感
度に、高い再現性をもってHBVを正確に定量すること
ができることを見出し、本発明を完成した。
【0006】すなわち、本発明は、配列表の配列番号1
で示される塩基配列のうち連続する15塩基ないし41
塩基から成る塩基配列を有するオリゴヌクレオチドであ
る、リアルタイム検出PCR法によるHBV遺伝子の測
定のために用いられるフォワード側プライマーを提供す
る。また、本発明は、配列表の配列番号3で示される塩
基配列のうち連続する15塩基ないし39塩基から成る
塩基配列を有するオリゴヌクレオチドである、リアルタ
イム検出PCR法によるHBV遺伝子の測定のために用
いられるリバース側プライマーを提供する。さらに、本
発明は、配列表の配列番号5で示される塩基配列のうち
連続する15塩基ないし42塩基から成る塩基配列を有
するオリゴヌクレオチドである、リアルタイム検出PC
R法によるHBV遺伝子の測定のために用いられるフォ
ワード側プライマーを提供する。さらに、本発明は、配
列表の配列番号7で示される塩基配列のうち連続する1
5塩基ないし42塩基から成る塩基配列を有するオリゴ
ヌクレオチドである、リアルタイム検出PCR法による
HBV遺伝子の測定のために用いられるリバース側プラ
イマーを提供する。さらに、本発明は、配列表の配列番
号9で示される塩基配列のうち連続する15塩基ないし
46塩基から成る塩基配列を有するオリゴヌクレオチド
に、レポーター蛍光色素と、クエンチャー蛍光色素とが
結合されており、前記レポーター蛍光色素は、該レポー
ター蛍光色素が前記クエンチャー蛍光色素と同一のプロ
ーブに結合されている場合には蛍光共鳴エネルギー転移
によりその蛍光強度が抑制され、前記クエンチャー蛍光
色素と同一のプローブに結合されていない状態では蛍光
強度が抑制されないものである、リアルタイム検出PC
R法によるHBV遺伝子の測定のために用いられるプロ
ーブを提供する。さらに、本発明は、配列表の配列番号
11で示される塩基配列のうち連続する15塩基ないし
45塩基から成る塩基配列を有するオリゴヌクレオチド
に、レポーター蛍光色素と、クエンチャー蛍光色素とが
結合されており、前記レポーター蛍光色素は、該レポー
ター蛍光色素が前記クエンチャー蛍光色素と同一のプロ
ーブに結合されている場合には蛍光共鳴エネルギー転移
によりその蛍光強度が抑制され、前記クエンチャー蛍光
色素と同一のプローブに結合されていない状態では蛍光
強度が抑制されないものである、リアルタイム検出PC
R法によるHBV遺伝子の測定のために用いられるプロ
ーブを提供する。さらに、本発明は、上記本発明のフォ
ワード側プライマーと、上記本発明のリバース側プライ
マーと、上記本発明のプローブとを用い、被検試料中の
測定すべきHBV遺伝子を鋳型としてPCRを行ない、
反応液からの蛍光をリアルタイムに測定することから成
る、被検試料中のHBV遺伝子の測定方法を提供する。
【0007】本発明の第1のフォワード側プライマー
は、HBV遺伝子のS領域中の領域を増幅するためのフ
ォワード側プライマーであり、配列表の配列番号1で示
される塩基配列のうち連続する15塩基ないし41塩
基、好ましくは19塩基ないし23塩基から成る塩基配
列を有するオリゴヌクレオチドである。これらのうち、
特に好ましいものとして、配列番号1に示される第9番
目から第31番目の塩基から成る配列のうち連続する1
9塩基ないし23塩基、特に、配列番号2に示される、
21塩基から成る塩基配列を有するものを挙げることが
できる。なお、配列番号2で示される塩基配列は、HB
VゲノムのS領域の第12番目のヌクレオチド(以下、
「12nt」のように記載)〜32ntに相当するもの
である。なお、HBVゲノムのS領域の全塩基配列は公
知であり、Valeuzuela P. et al., Nature 1979, 280:8
15-819に記載されている。
【0008】本発明の第1のリバース側プライマーは、
HBV遺伝子のS領域中の領域を増幅するためのリバー
ス側プライマーであり、配列表の配列番号3で示される
塩基配列のうち連続する15塩基ないし39塩基、好ま
しくは17塩基ないし21塩基から成る塩基配列を有す
るオリゴヌクレオチドである。これらのうち、特に好ま
しいものとして、配列番号3に示される第9番目から第
29番目の塩基から成る配列のうち連続する17塩基な
いし21塩基、特に、配列番号4に示される、19塩基
から成る塩基配列を有するものを挙げることができる。
なお、配列番号4で示される塩基配列は、HBVゲノム
のS領域の167nt〜185ntにハイブリダイズす
るものである。
【0009】本発明の第2のフォワード側プライマー
は、HBV遺伝子のX領域中の領域を増幅するためのフ
ォワード側プライマーであり、配列表の配列番号5で示
される塩基配列のうち連続する15塩基ないし42塩
基、好ましくは20塩基ないし24塩基から成る塩基配
列を有するオリゴヌクレオチドである。これらのうち、
特に好ましいものとして、配列番号5に示される第9番
目から第32番目の塩基から成る配列のうち連続する2
0塩基ないし24塩基、特に、配列番号6に示される、
22塩基から成る塩基配列を有するものを挙げることが
できる。なお、配列番号6で示される塩基配列は、HB
VゲノムのX領域の41nt〜62ntに相当するもの
である。なお、HBVゲノムのX領域の全塩基配列は公
知であり、配列表の配列番号17に記載されている。
【0010】本発明の第2のリバース側プライマーは、
配列表の配列番号7で示される塩基配列のうち連続する
15塩基ないし42塩基、好ましくは20塩基ないし2
4塩基から成る塩基配列を有するオリゴヌクレオチドで
ある。これらのうち、特に好ましいものとして、配列番
号3に示される第9番目から第32番目の塩基から成る
配列のうち連続する20塩基ないし24塩基、特に、配
列番号8に示される、22塩基から成る塩基配列を有す
るものを挙げることができる。なお、配列番号8で示さ
れる塩基配列は、HBVゲノムのX領域の350nt〜
371ntにハイブリダイズするものである。
【0011】本発明のプローブは、オリゴヌクレオチド
に後述するレポーター蛍光色素とクエンチャー蛍光色素
が結合したものである。本発明の第1のプローブは、増
幅されたHBVのS領域中の領域を検出するためのもの
であり、そのオリゴヌクレオチド部分は、配列表の配列
番号9で示される塩基配列のうち連続する15塩基ない
し46塩基、好ましくは24塩基ないし28塩基、から
成る塩基配列を有する。該オリゴヌクレオチドの特に好
ましい例として、配列番号9に示される第9番目から第
36番目の塩基から成る配列のうち連続する24塩基な
いし28塩基、特に、配列番号10で示される26塩基
から成るものを挙げることができる。なお、配列番号1
0で示される塩基配列はHBVゲノムのS領域の88n
t〜113ntに相当するものである。
【0012】本発明の第2のプローブは、増幅されたH
BVのX領域中の領域を検出するためのものであり、そ
のオリゴヌクレオチド部分は、配列表の配列番号11で
示される塩基配列のうち連続する15塩基ないし45塩
基、好ましくは23塩基ないし27塩基、から成る塩基
配列を有する。該オリゴヌクレオチドの特に好ましい例
として、配列番号11に示される第9番目から第35番
目の塩基から成る配列のうち連続する23塩基ないし2
7塩基、特に、配列番号12で示される25塩基から成
るものを挙げることができる。なお、配列番号12で示
される塩基配列はHBVゲノムのX領域の308nt〜
332ntに相当するものである。なお、本発明の第2
のプローブのオリゴヌクレオチド部分がハイブリダイズ
するX領域の領域は、上記第2のリバース側プライマー
がハイブリダイズする領域と近接して一部重複している
が、実際に反応を行なう場合には、リバース側プライマ
ーとプローブのハイブリダイズする領域が互いに重複す
ることがない組み合わせを選択する必要がある。
【0013】前記レポーター蛍光色素は、該レポーター
蛍光色素が前記クエンチャー蛍光色素と同一のプローブ
に結合されている場合には蛍光共鳴エネルギー転移によ
りその蛍光強度が抑制され、前記クエンチャー蛍光色素
と同一のプローブに結合されていない状態では蛍光強度
が抑制されないものである。レポーター蛍光色素として
は、FAM(6−カルボキシ−フルオレッセイン)のよ
うなフルオレッセイン系蛍光色素が好ましく、クエンチ
ャー蛍光色素としては、TAMRA(6−カルボキシ−
テトラメチル−ローダミン)のようなローダミン系蛍光
色素が好ましい。これらの蛍光色素は公知であり、市販
のリアルタイム検出PCR用キットに含まれているので
それを用いることができる。レポーター蛍光色素及びク
エンチャー蛍光色素の結合位置は特に限定されないが、
通常、プローブのオリゴヌクレオチド部の一端(好まし
くは5’末端)にレポーター蛍光色素が、他端にクエン
チャー蛍光色素が結合される。なお、オリゴヌクレオチ
ドに蛍光色素を結合する方法は公知であり、例えばNobl
e et al., (1984) Nuc. Acids Res. 12:3387-3403及びI
yer et al., (1990) J. Am. Chem. Soc. 112:1253-1254
に記載されている。
【0014】本発明の方法では、上記本発明の第1のフ
ォワード側プライマーと、上記本発明の第1のリバース
側プライマーと、上記本発明の第1のプローブとを用
い、又は上記本発明の第2のフォワード側プライマー
と、上記本発明の第2のリバース側プライマーと、上記
本発明の第2のプローブとを用い、被検試料中の測定す
べきHBV遺伝子を鋳型としてPCRを行ない、反応液
からの蛍光をリアルタイムに測定する。このリアルタイ
ム検出PCR法自体は公知であり、そのための装置及び
キットも市販されているので、このような市販の装置及
びキットを用いて行なうことができる。
【0015】反応は、被検HBVのDNA、上記第1又
は第2のフォワード側プライマー、第1又は第2のリバ
ース側プライマー及び上記第1又は第2のプローブ並び
に耐熱性DNAポリメラーゼ、dATP, dGTP, dCTP, dTTP
を含む溶液を調製して行なう。dTTPに代えて、dUTPを用
い、ウラシル−N−グリコシラーゼ(UNG)を加える
ことにより、前回のPCR産物からの混入DNAを分解
することができるので好ましい。反応の具体的な条件は
下記実施例に詳述されている。なお、被検試料として
は、HBVを含有する疑いのあるいずれのものであって
もよく、例えば血清等の体液である。HBVのDNAの
調製は、従来のPCRの場合と同様に行なうことがで
き、下記実施例にも具体的に記載されている。
【0016】反応では、まず、HBVのDNAを鋳型と
してPCRによりDNAの増幅が起きる。増幅DNA
は、上記プローブと相補的な領域を含んでいるので、プ
ローブは一本鎖状態の増幅DNAにハイブリダイズす
る。プローブが完全にハイブリダイズした状態で、プロ
ーブがハイブリダイズしている一本鎖DNAを鋳型とす
る伸長が起きると、DNAポリメラーゼのエキソヌクレ
アーゼ活性によりプローブが5’末端側から加水分解さ
れる。この分解の結果、プローブのオリゴヌクレオチド
部分に結合されているレポーター蛍光色素とクエンチャ
ー蛍光色素とがバラバラになり、クエンチャー蛍光色素
に起因する蛍光共鳴エネルギー転移により抑制されてい
たレポーター蛍光色素からの蛍光強度が増加する。一
方、被検試料中にHBVのDNAが存在しない場合に
は、DNAの増幅が起きないので、プローブはDNAに
ハイブリダイズせず、従ってDNAポリメラーゼによっ
て加水分解されることもない。このため、レポーター蛍
光色素からの蛍光は、クエンチャー蛍光色素により抑制
されたままであり、蛍光強度は増加しない。従って、蛍
光強度を測定することにより、被検試料中にHBVのD
NAを検出することが可能である。
【0017】本発明の方法では、蛍光強度をリアルタイ
ムに測定する。すなわち、蛍光強度を測定しながらPC
R反応を行なう。測定される蛍光強度は、あるサイクル
数を過ぎると検出限界を超え、急激に増加する。そし
て、被検試料中のHBVDNAの量が多いほど、少ない
サイクル数で蛍光強度が急に増加する。従って、何サイ
クルを過ぎた時に蛍光強度の急激な増加が始まるかを調
べることにより、被検試料中のHBVDNAの定量測定
を行なうことができる。より具体的には、例えば、HB
VDNAを含まないネガティブコントロールにおける各
サイクル(例えば3〜15サイクル)の蛍光強度の標準
偏差の10倍を閾値として設定し、蛍光強度がこの閾値
を超えるサイクル数を調べることにより、正確に被検試
料中のHBVDNAを定量測定することができる。すな
わち、被検試料中のHBVのDNA数の常用対数を横軸
に、上記閾値を超えた時のサイクル数を縦軸にとると、
測定結果はほぼ完全に直線上にのるので、検量線を作成
しておけば、何サイクルで閾値を超えるかを調べること
により被検試料中のHBVDNAの量を定量測定するこ
とができる。従って、本発明の方法によれば、従来のP
CRのように、PCR後に電気泳動を行なって増幅を調
べる操作が不要であり、非常に簡便である。
【0018】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づきより具体的に
説明する。もっとも、本発明は下記実施例に限定される
ものではない。
【0019】実施例1 (1) プライマーの合成 配列番号2に示される21塩基から成る塩基配列を有す
る21merのオリゴDNAを化学合成し、フォワード
側プライマーとした。また、配列番号4に示される19
塩基から成る塩基配列を有する19merのオリゴDN
Aを化学合成し、リバース側プライマーとした。
【0020】(2) プローブの調製 配列番号10に示される26塩基から成る塩基配列を有
する26merのオリゴDNAを化学合成した。このオ
リゴDNAの5’末端にFAMを、3’末端にTAMR
Aを上記文献記載の方法により結合し、プローブとし
た。
【0021】(3) 標準濃度DNAの調製 HBV遺伝子配列を含むプラスミドを作製してDNAを
抽出し、分子量よりコピー数を算出し、2 x 107 から2
x 100 コピー/μlまで10倍希釈系列を作製した。
【0022】(4) 反応液の調製 上記プライマー、プローブ及びTaqMan PCR Core Reagen
t Kit (商品名、Perkin Elmer社製)を用いて、反応チ
ューブ1本あたり、下記表1に示す反応液を調製した。
【0023】
【表1】
【0024】(5) リアルタイム検出PCR チューブ1本あたり、上記反応液を45μl分注し、標
準濃度DNAを5μl加え、ABI PRISM 7700 Sequence
Detection System(商品名、Perkin Elmer社製)にセッ
トし、以下の条件で反応を行なった。PCRの各サイク
ル毎に蛍光強度を測定した。
【0025】 キャリーオーバーDNAのUNGによる分解反応 50℃、2分間 UNGの失活、DNAポリメラーゼの活性化 95℃、10分間 PCR 95℃、20秒間 60℃、1分間 このPCRサイクルは53回繰り返した。
【0026】(6) 結果 サイクル数を横軸に、蛍光強度の変化(ΔRn)を縦軸
にとってプロットした結果を図1に示す。図1中、各線
の近傍には、試料中のHBVのDNAのコピー数(試料
は上記のように5μl用いたので、上記濃度(コピー/
μl)の5倍)の指数部分を示す。図1より、それぞれ
の被検試料について、ある一定のサイクル数を過ぎるま
では蛍光強度に変化は見られないが、あるサイクル数を
過ぎると蛍光強度が急に増加することがわかる。そし
て、この蛍光強度の急激な増加が始まるサイクル数は被
検試料中のHBVのDNAコピー数が大きいほど小さい
ことがわかる。また、上記リアルタイムPCRにおい
て、HBVのDNAを含まない試料について行なったネ
ガティブコントロールの3〜15サイクルにおける蛍光
強度の標準偏差の10倍を閾値とし、この閾値を超えた
サイクル数(すなわち、蛍光強度が急激に増加し始めた
時のサイクル数)を求めた。DNAコピー数の常用対数
を横軸に、上記閾値を超えたサイクル数を縦軸にとって
プロットした図を図2に示す。図2に示すように、DN
Aコピー数の常用対数と上記閾値を超えたサイクル数と
の間には直線関係があり(相関係数0.999)、上記サイク
ル数を測定することにより被検試料中のHBVのDNA
を定量測定できることが明らかになった。
【0027】比較例1 配列番号13に示す塩基配列を有するオリゴヌクレオチ
ド(HBVのS領域の27nt〜46ntに相当)をフ
ォワード側プライマーとして用い、配列番号14に示す
塩基配列を有するオリゴヌクレオチド(HBVのS領域
の206nt〜225ntにハイブリダイズ)をリバー
ス側プライマーとして用いることを除き、実施例1と同
じ操作を行った。PCR終了後の蛍光強度の変化の大き
さを、実施例1の場合を1として示すと下記表2の通り
である。
【0028】
【表2】
【0029】表2から明らかなように、本発明のプライ
マーを用いた方が比較例のプライマーを用いた場合より
も蛍光強度の変化が大きく、従って、より高精度に測定
を行うことができる。
【0030】実施例2 配列番号6に示す塩基配列を有するオリゴヌクレオチド
をフォワード側プライマーとして用い、配列番号8に示
す塩基配列を有するオリゴヌクレオチドをリバース側プ
ライマーとして用い、配列番号12に示す塩基配列を有
するオリゴヌクレオチドをプローブのオリゴヌクレオチ
ド部分として用いることを除き、実施例1と同じ操作を
行った。
【0031】サイクル数を横軸に、蛍光強度の変化(Δ
Rn)を縦軸にとってプロットした結果を図3に示す。
また、試料中のHBVのDNAのコピー数の常用対数を
横軸に、実施例1と同様に設定した閾値を超えたサイク
ル数を縦軸にプロットした図を図4に示す。図3及び図
4に示されるように、実施例1と同様な結果が得られて
おり、HBVのX領域中の領域を増幅し、検出する本発
明の第2のプライマー及びプローブを用いた場合でもH
BVのDNAが定量できることが明らかになった。
【0032】実施例3、比較例2 B型肝炎患者の血清各100μlにスマイテストEX-R&D
( 商品名、住友金属工業社製DNA抽出試薬)の酵素養
液15μl、強沈剤溶液5μl、検体希釈液480μl
を加え撹拌し、55℃で30分間反応した。次に蛋白溶
解液400μlを加え撹拌後55℃で15分間反応し
た。同チューブにイソプロパノール800μlを加えて
撹拌し、4℃で30分間静置後、12000 x g で10分間
遠心した。次いで、500μlの70%エタノールで2
回洗浄後乾燥し、10μlの滅菌蒸留水で溶解し、測定
まで−80℃で保存した。
【0033】得られたHBV陽性患者血清由来DNA溶
液を上記標準濃度DNAに代えて用いたことを除き、実
施例2と同じ操作を行った(実施例3)。一方、比較の
ため、配列番号15に示すオリゴヌクレオチド(HBV
のX領域の178nt〜197ntに相当)をフォワー
ド側プライマーとして用い、配列番号16に示すオリゴ
ヌクレオチド(HBVのX領域の423nt〜442n
tとハイブリダイズ)をリバース側プライマーとして用
いることを除き同じ操作を行った(比較例2)。各プラ
イマーの組合せを用いて別途作成しておいた検量線に基
づき、各検体中のHBVDNAのコピー数を求めた。結
果を表3に示す。
【0034】
【表3】
【0035】表3に示されるように、本発明のプライマ
ーを用いた場合の方が、比較例のプライマーを用いた場
合よりも測定値が大きくなっており、より高精度に測定
が行えることがわかる。
【0036】比較例3 従来の分岐DNAプローブ法(クォンティプレックスH
BV−DNA(商品名)カイロン社製)により、実施例
1と同様な標準濃度DNA(ただし濃度域はより広い)
を用いてHBVDNAの測定を行った。一方、実施例1
及び2の方法によりHBVDNAの測定を行った。
【0037】各方法により得られた測定値の相関関係を
図5に示す。図5では、横軸に従来の分岐DNA法によ
り測定した測定値、縦軸に本発明の実施例1及び2の方
法により測定した測定値をプロットしてある。なお、図
中、例えば「1.0E+06 」は106 を示す。図5に示され
るように、従来法では測定限界が106 コピーであるの
に対し、本発明の方法では1コピーまで測定可能であ
る。また、106 コピー以上の場合には、本発明の方法
による測定結果は、従来法による測定結果と良く相関し
ており、本発明の方法により精度良く測定できることが
わかる。
【0038】
【発明の効果】本発明により、HBVを高感度で正確
に、かつ、簡便に測定することが可能になった。
【0039】
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:41 配列の型:核酸 配列 TGGAGAACAT CACATCAGGA TTCCTAGGAC CCCTGCTCGT G 41
【0040】配列番号:2 配列の長さ:21 配列の型:核酸 配列 CACATCAGGA TTCCTAGGAC C 21
【0041】配列番号:3 配列の長さ:39 配列の型:核酸 配列 ACAGGAGGTT GGTGAGTGAT TGGAGGTTGG GGACTGCGA 39
【0042】配列番号:4 配列の長さ:19 配列の型:核酸 配列 GGTGAGTGAT TGGAGGTTG 19
【0043】配列番号:5 配列の長さ:42 配列の型:核酸 配列 CCTGCGCGGG ACGTCCTTTG TTTACGTCCC GTCGGCGCTG AA 42
【0044】配列番号:6 配列の長さ:22 配列の型:核酸 配列 ACGTCCTTTG TTTACGTCCC GT 22
【0045】配列番号:7 配列の長さ:42 配列の型:核酸 配列 AATCTCCTCC CCCAACTCCT CCCAGTCCTT AAACAAACAG TC 42
【0046】配列番号:8 配列の長さ:22 配列の型:核酸 配列 CCCAACTCCT CCCAGTCCTT AA 22
【0047】配列番号:9 配列の長さ:46 配列の型:核酸 配列 CACAATACCG CAGAGTCTAG ACTCGTGGTG GACTTCTCTC AATTTT 46
【0048】配列番号:10 配列の長さ:26 配列の型:核酸 配列 CAGAGTCTAG ACTCGTGGTG GACTTC 26
【0049】配列番号:11 配列の長さ:45 配列の型:核酸 配列 CTCTCAGCAA TGTCAACGAC CGACCTTGAG GCATACTTCA AAGAC 45
【0050】配列番号:12 配列の長さ:25 配列の型:核酸 配列 TGTCAACGAC CGACCTTGAG GCATA 25
【0051】配列番号:13 配列の長さ:20 配列の型:核酸 配列 AGGACCCCTG CTCGTGTTAC 20
【0052】配列番号:14 配列の長さ:20 配列の型:核酸 配列 CATCCAGCGA TAACCAGGAC 20
【0053】配列番号:15 配列の長さ:20 配列の型:核酸 配列 GTCTGTGCCT TCTCATCTGC 20
【0054】配列番号:16 配列の長さ:20 配列の型:核酸 配列 ATGGTGCTGG TGAACAGACC 20
【0055】配列番号:17 配列の長さ:466 配列の型:核酸 配列 ATGGCTGCTA GGCTGTGCTG CCAACTGGAT CCTGCGCGGG ACGTCCTTTG TTTACGTCCC 60 GTCGGCGCTG AATCCCGCGG ACGACCCGTC TCGGGGCCGC TTGGGACTCT CTCGTCCCCT 120 TCTCCGTCTG CCGTTCCRGC CGACCACGGG GCGCACCTCT CTTTACGCGG TCTCCCCGTC 180 TGTGCCTTCT CATCTGCCGG WCCGTGTGCA CTTCGCTTCA CCTCTGCACG TCGCATGGAG 240 ACCACCGTGA ACGCCCACCA GATCTTGCCC AAGGTCTTAC ATAAGAGGAC TCTTGGACTC 300 TCAGCAATGT CAACGACCGA CCTTGAGGCA TACTTCAAAG ACTGTTTGTT TAAGGACTGG 360 GAGGAGTTGG GGGAGGAGAT TAGGTTAAAG GTCTGTGTAY TAGGAGGCTG TAGGCATAAA 420 TTGGTCTGCG CACCAGCACC ATGCAAC-TT TTTCACCTCT GCCTAA 466
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の方法により、各種被検試料
中のHBVのDNAを測定した場合の、PCRのサイク
ル数と蛍光強度の変化の関係を示す図である。
【図2】図1に示す結果について、HBVのDNAのコ
ピー数の常用対数と、蛍光強度の変化が閾値を超えたサ
イクル数との関係を示す図である。
【図3】本発明の別の一実施例の方法により、各種被検
試料中のHBVのDNAを測定した場合の、PCRのサ
イクル数と蛍光強度の変化の関係を示す図である。
【図4】図3に示す結果について、HBVのDNAのコ
ピー数の常用対数と、蛍光強度の変化が閾値を超えたサ
イクル数との関係を示す図である。
【図5】本発明の方法及び従来の分岐DNAプローブ法
により測定したHBVのDNAのコピー数の相関関係を
示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G01N 33/58 C12N 15/00 ZNAA (72)発明者 川口 竜二 東京都八王子市小宮町51 株式会社エスア ールエル八王子ラボラトリー内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配列表の配列番号1で示される塩基配列
    のうち連続する15塩基ないし41塩基から成る塩基配
    列を有するオリゴヌクレオチドである、リアルタイム検
    出PCR法によるHBV遺伝子の測定のために用いられ
    るフォワード側プライマー。
  2. 【請求項2】 前記オリゴヌクレオチドは、配列表の配
    列番号2で示される塩基配列を有する21塩基から成る
    請求項1記載のプライマー。
  3. 【請求項3】 配列表の配列番号3で示される塩基配列
    のうち連続する15塩基ないし39塩基から成る塩基配
    列を有するオリゴヌクレオチドである、リアルタイム検
    出PCR法によるHBV遺伝子の測定のために用いられ
    るリバース側プライマー。
  4. 【請求項4】 前記オリゴヌクレオチドは、配列表の配
    列番号4で示される塩基配列を有する19塩基から成る
    請求項3記載のプライマー。
  5. 【請求項5】 配列表の配列番号5で示される塩基配列
    のうち連続する15塩基ないし42塩基から成る塩基配
    列を有するオリゴヌクレオチドである、リアルタイム検
    出PCR法によるHBV遺伝子の測定のために用いられ
    るフォワード側プライマー。
  6. 【請求項6】 前記オリゴヌクレオチドは、配列表の配
    列番号6で示される塩基配列を有する22塩基から成る
    請求項5記載のプライマー。
  7. 【請求項7】 配列表の配列番号7で示される塩基配列
    のうち連続する15塩基ないし42塩基から成る塩基配
    列を有するオリゴヌクレオチドである、リアルタイム検
    出PCR法によるHBV遺伝子の測定のために用いられ
    るリバース側プライマー。
  8. 【請求項8】 前記オリゴヌクレオチドは、配列表の配
    列番号8で示される塩基配列を有する22塩基から成る
    請求項3記載のプライマー。
  9. 【請求項9】 配列表の配列番号9で示される塩基配列
    のうち連続する15塩基ないし46塩基から成る塩基配
    列を有するオリゴヌクレオチドに、レポーター蛍光色素
    と、クエンチャー蛍光色素とが結合されており、前記レ
    ポーター蛍光色素は、該レポーター蛍光色素が前記クエ
    ンチャー蛍光色素と同一のプローブに結合されている場
    合には蛍光共鳴エネルギー転移によりその蛍光強度が抑
    制され、前記クエンチャー蛍光色素と同一のプローブに
    結合されていない状態では蛍光強度が抑制されないもの
    である、リアルタイム検出PCR法によるHBV遺伝子
    の測定のために用いられるプローブ。
  10. 【請求項10】 前記オリゴヌクレオチドは、配列表の
    配列番号10で示される塩基配列を有する26塩基から
    成る請求項9記載のプローブ。
  11. 【請求項11】 配列表の配列番号11で示される塩基
    配列のうち連続する15塩基ないし45塩基から成る塩
    基配列を有するオリゴヌクレオチドに、レポーター蛍光
    色素と、クエンチャー蛍光色素とが結合されており、前
    記レポーター蛍光色素は、該レポーター蛍光色素が前記
    クエンチャー蛍光色素と同一のプローブに結合されてい
    る場合には蛍光共鳴エネルギー転移によりその蛍光強度
    が抑制され、前記クエンチャー蛍光色素と同一のプロー
    ブに結合されていない状態では蛍光強度が抑制されない
    ものである、リアルタイム検出PCR法によるHBV遺
    伝子の測定のために用いられるプローブ。
  12. 【請求項12】 前記オリゴヌクレオチドは、配列表の
    配列番号12で示される塩基配列を有する25塩基から
    成る請求項11記載のプローブ。
  13. 【請求項13】 前記レポーター蛍光色素はフルオレッ
    セイン系蛍光色素であり、前記クエンチャー蛍光色素は
    ローダミン系蛍光色素である請求項9又は10に記載の
    プローブ。
  14. 【請求項14】 前記レポーター蛍光色素はフルオレッ
    セイン系蛍光色素であり、前記クエンチャー蛍光色素は
    ローダミン系蛍光色素である請求項11又は12に記載
    のプローブ。
  15. 【請求項15】 請求項1又は2記載のフォワード側プ
    ライマーと、請求項3又は4記載のリバース側プライマ
    ーと、請求項9、10又は13記載のプローブとを用
    い、被検試料中の測定すべきHBV遺伝子を鋳型として
    PCRを行ない、反応液からの蛍光をリアルタイムに測
    定することから成る、被検試料中のHBV遺伝子の測定
    方法。
  16. 【請求項16】 請求項5又は6記載のフォワード側プ
    ライマーと、請求項7又は8記載のリバース側プライマ
    ーと、請求項11、12又は14記載のプローブとを用
    い、被検試料中の測定すべきHBV遺伝子を鋳型として
    PCRを行ない、反応液からの蛍光をリアルタイムに測
    定することから成る、被検試料中のHBV遺伝子の測定
    方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20030062506A (ko) * 2002-01-17 2003-07-28 주식회사 엘지생명과학 실시간 디엔에이 증폭을 통한 비형 간염 바이러스디엔에이의 고속 정량 방법
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CN108342507A (zh) * 2017-03-05 2018-07-31 北京天健惠康生物科技有限公司 基于微液滴数字pcr技术的hbv核酸定量检测系统

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